JPH03267854A - 公衆電話網による管理センタとデータ端末との通信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、公衆電話網に電話回線を通じて接続されてい
る複数箇所の検針端末等によるデータ端末と、これらの
データ端末を管理している管理センタとの間にあって、
管理センタが必要に応じて上記データ端末を呼び出すこ
とで、当該データ端末のＬＰガスに係る検針データなど
の情報が受信されるようにした当該管理センタとデータ
端末間の通信方法に関するものである。

（従来の技術） 既知の如く、所定の管理センタにあって、ＬＰガス等の
検針端末といったデータ端末を多数管理し、適時当該管
理センタからＬＰガス等のユーザ宅などに電話をし、こ
の際留守宅であっても自動的にガスの使用量などのデー
タを受信できるようにした通信サービスが実施されてい
る。

ところで、現在上記のような通信サービスには公衆電話
網が利用されているが、これまでのこの種通信サービス
方式としては、ノーリンキング通信サービスと、所定時
間だけ電話機が呼び出されたこと（継続して何秒間呼び
出し信号が発せられたかどうか）を確認し、このことで
呼び出し側が留守宅であると認定し、前記データ端末の
前段にあって、電話機と共に備えられている端末アダプ
タ側へ強制的に電話回線の接続を切り換えてしまい、当
該データ端末との交信ができるようにした通信方法とが
知られている。

ここで、前者であるノーキング通信サービスとは、第２
図に示すように管理センタａが随時呼び出し信号を発す
ると、これが発信側交換機す一着信側市内交換機Ｃ−電
話機ｄを具備した端末アダプタｅを介してガス、水道、
電気メータなどの検針端末であるデータ端末ｆと交信可
能となり、各家庭の検針端末を管理センタ側に読み込む
ことができるようにしたものであるが、この際、当該方
式では上記各家庭における電話機ｄの呼び出し音を鳴ら
すことなしにデータの読み込みを行うようにしている。

このため、当該通信サービスを実施するには第２図の如
く着信側市内交換機Ｃに特別なノーリンギングトランク
ｇを設置する必要があり、この結果可成りの費用を要す
ることになるから、特に検針端末の設置数が少ないとき
は、管理センタ側の費用負担が大となってしまい、この
ことが、管理センタによる管理システムの普及に支障を
来すこととなる。

一方後者の通信方法によるときは、センターローディン
グ時に第３図に示す如く管理センタａから検針端末をも
った家庭へ電話をかけ、家人が在宅であれば受話器を持
ち上げるので、このとき管理センタｄから「センターロ
ーディングを行ないます」とのメツセージを流し、これ
に引き続きデータ伝送を行なうようになる。

上記の如く家人のいるときは問題ないが、留守宅に電話
をかけるようになったときは、現在成る一定時間電話機
ｄのベルが連続して鳴ったことを端末アダプタｅ′が確
認することで、管理センタａからの電話であると判断し
、電話＠ｄから端末アダプタｅ“−データ端末ｆのルー
トに一旦接続が切り換えられ、データ伝送が開始される
ようにしている。

ところが、留守中の上記電話が管理センタａ以外の者か
らである場合は、端末アダプタｅ′は管理センタａから
の電話でないことを確認して電話を切ってしまうことと
なり、この結果電話をした者に不信感を与えるばかりか
、電話料金まで取られてしまうということになる。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、従来の上記通信方法がもつ欠陥につき検討の
結果、上記の後者である従来例のように管理センタから
の呼び出し信号を単なる継続信号として送信するのでは
なしに、呼び出し信号を所定時間だけ継続したならば、
これを所定時間だけ休止し、さらに呼び出し信号を所定
時間だけ持続す・るといった所定のパターンにて送信し
、当該呼び出し信号につき、データ端末をもつ端末アダ
プタが呼び出し信号の上記継続時間、休止時間を計測し
、これらがと記の所定パターンを満足するものでなけれ
ば、電話回線を自動的に端末アダプタ側に接続すること
がないように、これにより留守宅へ電話のあったときで
も一般人と管理センタとの区別を正確に行い得るように
して、−船人に対し不信感を与えたり、不当な電話料金
の徴集といったことが生じないようにするのが、その目
的である。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記の目的を達成するため、管理センタからの
電話番号による呼び出し信号を、公衆電話網の電話回線
を介して、当該呼び出し側の電話機と、データ端末に接
続された端末アダプタとに送信されたが、上記呼び出し
側の電話機による対応がなされなかった際、当該呼び出
し信号の送信状態が設定条件を満足するか否かを、上記
端末アダプタが判別し、当該設定条件の満足されたこと
が確認されることで、上記のデータ端末と前記管理セン
タとの交信が強制的に可能となるようにした通信方法に
おいて、上記端末アダプタによる判別内容が、管理セン
タからの呼び出し信号につき、それが所定回数だけ断続
され、かつ当該呼び出し信号の継続時間と、その間の呼
び出し休止時間とが、夫々予め決定された所定時間だけ
継続されたか否かであることを特徴とする公衆電話網に
よる管理センタとデータ端末との通信方法を提供しよう
とするものである。

（作　　　用） 管理センタからの電話番号による呼び出し信号は、公衆
電話網、電話回線を介して端末アダプタと電話機とに達
するが、この際、当該管理センタからの呼び出し信号に
よる呼び出しは、特定シーケンスによる呼び出しとなっ
ており、所定時間だけ呼び出し信号が継続した後、所定
時間だけそれが休止、さらに所定時間だけ呼び出し信号
が継続されるようになる。

呼び出しを受けたデータ端末側が留守であったとき、端
末アダプタは、上記の第１回呼び出し信号が何秒間継続
されたかを計測、次いで休止時間を計測、さらに第２回
目の呼び出し信号継続時間を測定して行き、その測定結
果、管理センタから送られて来る所定のシーケンスに合
致することが確認されたならば、当該端末アダプタが管
理センタとデータ端末とを接続することとなり、データ
端末から管理センタへのデータ伝送が開始されることと
なる。

（実　施　例） 本発明に係る通信方法を、第１図（工）に示す通信シス
テムにより行う場合につき説示すると、当該システムは
既知の如く管理センタ１が接続されている、公衆電話網
２から電話回線３が導出されて、これが各家庭などの電
話機４と、データ端末５を有する端末アダプタ６とに接
続されており、当該データ端末５とは、非電話系として
のＬＰガスの検針端末などを指称している。

図示の端末アダプタ６には、順次局線切替電子リレー６
８、局線インターフェース回路８ｂ、制御回路８ｃ、前
記データ端末５に接続の非電話系端末インターフェース
回路６ｄが結線されていると共に、前記制御回路８Ｃと
局線切替電子リレー６ａの前段との間には、呼び出し検
知回路６ｅが接続されていここで１局線インターフェー
ス回路６ｂは電話回線３の状態を監視したり、完全に電
話回線３を端末アダブタ６側へ切替えたりするもので、
制御回路６Ｃは図示の如く局線切替電子リレー６ａの制
御呼び出し信号の着信の制御や監視、電話回線３の切替
えを行うものである。

本発明では、管理センタ１からの電話番号による呼び出
し信号が、所定回数だけ断続されるようにし、かつ、こ
の際呼び出し信号の継続時間が、第１図（ｂ）に例示の
如＜　　ｂに設定され、次いで、呼び出し休止時間ｔ２
も予め定められた継時となっており、さらに第２回目の
呼び出し信号の継続時間ｔ３．そして順次第２回目の呼
び出し休止時間ｔ４最終回目の呼び出し信号継続時間ｔ
ｓも、すべて所定値に設定されている。

そこで、例えばｔｌ＝４５秒、　ｔｚ＝１２秒、　ｔ３
＝４５秒、　ｔ＋＝１２秒、　ｂ＝３０秒といった所定
パターンの呼び出し信号が、端末アダプタ６に送信され
て来たとすれば、これが端末アダプタＢの呼び出し検知
回路６ｅを介して制御回路６Ｃへ入力される。

ここで、当該制御回路６ｃには、第１〜第５の図示され
ていないタイマが具備されていて、第１回目の呼び出し
信号が入来すると同時に第１のタイマが起動し、これが
停止すると第２のタイマが起動、そして順次第３、第４
、第５のタイマが起動されて行き、最終である第５タイ
マの起動状態が終った時点にあって、上記各タイマの測
定値が夫々予め特定されている設定値を満足しているか
否かにつき判断が下され、何れもその設定値が充足され
ている場合に、当該電話回線３は電話機４から端末アダ
プタ６側へ切り換えられるのであり上記設定値が満足さ
れなければ、電話機４側への接続が保持されたままとな
る。

尚、ここでデータ端末としては、検針端末に限られるこ
となく、ホームセキュリティシステムにおける端末、フ
ァクシミリ、パーソナルコンピュータ等であってもよい
こと当然である。

（発明の効果） 本発明は、上記のようにして実施し得る通信方法である
から、−船人が、管理センタの予め定めた如き断続する
呼び出し信号と同一パターンの呼び出しを行うことは、
殆どあり得ないこととなり、従って一般人の呼び出しに
際し、これを管理センタの呼び出しと誤認する如きこと
は皆無に等しくなるから、当該−船人が不信感をもった
り、不当な電話料を徴集されるといったことを絶滅する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）は、夫々本発明に係る公衆電話網に
よる管理センタとデータ端末との通信方法を実施するの
に供し得る通信システムを示したブロック結線図と、当
該通信システムの管理センタから発信される呼び出し信
号の所定送信パターンを例示した波形説明図、第２図と
第３図は従来の同上通信方法を実施するのに用いられる
夫々の通信システムを示した各ブロック結線図である。 １・・・・・・管理センタ ２・・・・・・公衆電話網 ・・・・・・電話回線 ・・・・・・電話機 ・・・・・・データ端末 ・・・・・・端末アダプタ 、ｔｚ　、ｔｓ・・・・・・呼び出し信号の継続時間、
１４・・・・・・呼び出し休止時間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管理センタからの電話番号による呼び出し信号を、公衆
   電話網の電話回線を介して、当該呼び出し側の電話機と
   、データ端末に接続された端末アダプタとに送信された
   が、上記呼び出し側の電話機による対応がなされなかっ
   た際、当該呼び出し信号の送信状態が設定条件を満足す
   るか否かを、上記端末アダプタが判別し、当該設定条件
   の満足されたことが確認されることで、上記のデータ端
   末と前記管理センタとの交信が強制的に可能となるよう
   にした通信方法において、上記端末アダプタによる判別
   内容が、管理センタからの呼び出し信号につき、それが
   所定回数だけ断続され、かつ当該呼び出し信号の継続時
   間と、その間の呼び出し休止時間とが、夫々予め決定さ
   れた所定時間だけ継続されたか否かであることを特徴と
   する公衆電話網による管理センタとデータ端末との通信
   方法。