JPH0326610A - 区分装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［利用分野及び発明の概要］ 本発明は、菓子片等の包装装置に用いられる区分装置、
特に，連続的に移送される等の移送物品を積層した状態
の一群に区分する装置に関するものであり、表面が軟ら
かいものであっても、表面に傷を付けることなく、重な
った状態の一群に区分できるようにするものである． ［従来技術及びその課題］ 菓子片を一定数量に区分して、この区分された群を重ね
あわせた状態で包装する場合には、一定姿勢に整列した
状態に区分する必要がある．例えば，ビスケットのよう
な菓子片の場合には、これを厚さ方向に同一姿勢で重ね
合せた状態で包装しており、包装工程の前工程において
、一定数量の群毎に区分され迂このように区分された各
菓子片が一定姿勢に整列する必要がある． そこで，かかる区分装置として，すでに、第８図及び第
９図に示すようなものが採用されている． このものは、同図に示すように、上流側の移送装置（ｔ
）の下流端に続けて下流側に向って上方に傾斜した移送
面（２０）を設け、この下方に相互に平行で且前記移送
面（２０）と平行に走行する一対のチェーン（Ｃ）　　
．　（Ｃ）を設け，このチェーン（Ｃ）（Ｃ）に一定の
間隔で取付けたブラケットに固定ピン（４１）　，　（
４１）を配設し、この固定ピン（４１）　．　（４１）
を前記移送面（２０）から上方に突出させている．上記
固定ピン（４１）　．　（４１）相互間には，竿Ｂ図及
び第９図に示すように、複数の昇降ピン（４０）　．　
（４０）が配設してあり、各昇降ビン００）は、チェー
ン（Ｃ）　　，　ＣＧ）に取付けたブラケットに昇降自
在に配設されると共にバネ（４３）によって下方に付勢
してあり、その降下位置では、上端部が上記した移送面
（２０）よりも下位となるように，その取付け位置が設
定されている．上記チェーン（Ｃ）　　．　（Ｃ）は，
移送面（２０）の上流端から下流端にかけてループ状に
走行するもので、その上部走行域が移送面（２０）と平
行となっており，前記昇降ピン（４０）　．　（４Ｇ）
の下端は、同図に示すように、上記チェーン（Ｃ）（Ｃ
）の上部走行域の支点部近傍から一定範囲においてこれ
らチェーン（Ｃ）と平行に設けた案内板（Ｇ）と対向さ
せてある． この案内板（Ｇ）はチェーン（Ｃ）　　．　（Ｃ）に接
近させて配設してあり、その両端ではチェーン（Ｃ）（
Ｃ）の移動軌跡から徐々に離反するように屈曲又は傾斜
している．従って，案内板（Ｇ）に対向した昇降ピン（
４０）　，　（４０）は、チェーン（Ｃ）　　．　（Ｃ
）に近接した区間では、その下端部がこれによって押し
上げられて移送面（２０）から突出することとなる． この区分装置のチェーン（Ｃ）　　．　（Ｃ）の上部走
行域の始点部は、第９図に示すように，移送装置（１）
の下流端の下方前方近傍に位置するように配設される．
従って、前記移送装Ｍ（１）の移送速度とチェーン（Ｃ
）　　．　（Ｃ）の移動速度とを所定のタイミングに設
定すると，移送装置（１）によって一定の間隔で連続的
に移送されてきた菓子片等の単片（ｐ）　　．　（ｐ）
は，移送面（２０）に移行する度に，゛固定ビン（４１
）と昇降ピン（４０）との間、又は，昇降ピン（４０）
　．　（４０）相互間に落し込まれ、移送面（２０）の
上流部分、すなわち、案内板（Ｇ）が配設された部分に
昇降ピン（４０）　．　（４０）が位置すると，各ピン
間に一つの単片（ｐ）が収容されることとなる．この状
態でチェーン（Ｃ）　　．　（Ｃ）が下流側に移動する
と、昇降ビン（４Ｇ）　，　（４Ｇ）の下端は順次案内
板（Ｇ）から外れてバネ０３）の付勢力によって移送面
（２０）の下方に没入し，この昇降ピン００）によって
支持されていた単片（ｐ）が下流側から順次上流側の固
定ピン（０）側に滑動し、これにより、固定ビン（４１
）　．　（４１）相互間の単片（ｐ）　　．　（ｐ）は
移送方向に積層された状態となり，下流側の固定ビン（
４１）と単片群（ｐｐ）の下流端の単片（ｐ）との間に
一定の間隔ができる．即ち，移送面（２０）の上面には
，単片群（ｐｐ）．　（ｐｐ）が一定の間隔で連続する
こととなり、一定間隔で供給される単片（ｐ）　　．　
（ｐ）が単片群（ｐｐ）（ｐｐ）に区分されることとな
る．ところが，上記した区分装置では，単片（ｐ）と局
部的に当接している昇降ピン（４０）　．　（４０）が
移送面（２０）の下方に没入する際、昇降ピン（４０）
と単片（ｐ）相互が擦れ合うと共に傾斜面の下方に衝撃
的に移動することとなり、このため，単片（ｐ）が軟ら
かいものの場合には、単片（ｐ）の表面に傷が付いてし
まうと言う問題がある．又、区分装置が複雑になるとい
う問題がある． 一方、特願平ｔ−ｅｓｓｏ号において提案したように、
スタッカーカムによって厚み方向に区分するものもある
が、この場合は、スタッカーカムによる押圧が直接単片
（ｐ）の表面に作用することとなって、一層損傷しやす
いものとなる．本発明は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、ｒ横倒状態にある菓子片（ｋ）．（ｋ）等の
移送物品を一定の間隔で連続的に移送する移送装置　（
１）の下流側に配設し、前記移送装Ｍ（１）から移送さ
れる移送物品を、厚さ方向に一定数量重ね合わせて構成
される移送物品群に区分する装置』に於いて、移送物品
が柔らかい菓子片のようなものであったとしても、表面
に傷を付けることなく，一定数量の群に区分できるよう
にすることを、その課題とする． 〔技術的手段〕 上記課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は
ｒ移送＃置（＋）の移送路の終端部分に、始端部が垂直
降下経路となった移送路（Ａ）を連設し、前記移送路（
Ａ）と平行に走行する部分を有するループ状走行体（３
）を配設し，該ループ状走行体（３）に一定間隔で移送
爪（３Ｇ）　，　（３Ｇ）を具備させると共にこれら移
送爪（３０）　，　（３０）を上記移送路（Ａ）内に突
出させ、前記移送爪（３０）　．　（３０）の間隔を移
送物品区分群の積層方向の長さよりも大きめに設定して
、これら移送爪（３Ｇ）　，　（３０）相互間を移送物
品のストック部（Ｓ）とし、上記ループ状走行体（３）
の速度分布を、高速度域（Ｈ）とこれよりも低速度の低
速度域（Ｌ）とを具備する構成とし、前記低速度域（Ｌ
）における移送爪（３０）　．　（３０）の移動速度を
、移送物品が移送装置（１）から移送路（Ａ）の始端部
に投入される毎に、移送物品の厚みに相当する分だけ移
動すべき一定速度に゛設定し、上記ストック部（Ｓ）に
連続的に積層された移送物品が設定数量となる毎に前記
ループ状走行体（３）の移送速度が高速度域（Ｈ）とな
るようにすると共に、該高速度城（Ｈ）の終端において
、移送装置（１）から移送されてきた移送物品が上記ス
トック部（Ｓ）の始端部に投入されるようにしたＪこと
である． ［作用］ 本発明の上記技術的手段は次のように作用する． 菓子片（ｋ）．（ｋ）等の移送物品は、移送装置（１）
によって、これの終端部に連設された移送路（Ａ）の移
送域の始端部に一定の間隔で順次移送される．前記移送
路（Ａ）の始端部は垂直降下経路としてあり、ループ状
走行体（３）は前記移送路（Ａ）と平行に走行するよう
に設けてあるから、上記垂直降下経路において、移送＊
　ａｉ　（１）によって移送されてきた移送物品は、そ
のままの姿勢で、前記垂直降下経路の移送面に対して直
立姿勢となっている． 上記移送物品は、ループ状走行体（３）の高速度域（｝
ｆ）の終端において、移送爪（３０）　．　（３０）に
よって構成されるストック部（Ｓ）の始端部に上記直立
姿勢で投入される．即ち，ストック部（Ｓ）を構成する
移動方向前方側の移送爪（３０）上にａＭ状態となる．
そして、ループ状走行体（３）が低速度域（Ｌ）に入る
と，移送爪（３０）が一つの移送物品の移動方向の厚み
に相当する距離だけ降下する毎に、後続する移送物品は
上記姿勢で移送路（Ａ）の始端部に移行され、次々に、
ストック部（Ｓ）にストックされた移送物品と平行な姿
勢で投入される．Ｒち，この低速度域（Ｌ）では、移送
物品がストック部（Ｓ）内に順次重ね合せた状態にスト
ッグされることとなる． そして、このストック部（Ｓ）にストックされた移送物
品の数が所定数になった時点で，ループ状走行体（３）
は高速度城（Ｈ）に入るから、この時点で、移送装置（
１）から移送される後続の移送物品との間に一定の間隔
ができる．つまり、移送物品群に区分．されることとな
るゆ 以降、上記一連の動作が繰り返されると，移送路（Ａ）
には、一定数の移送物品からなる移送物品群が一定の間
隔で配列され，この状態で、移送爪（３０）　．　（３
０）によって下流側に移送せしめられることとなる． ［効果］ 本発明は上記構威であるから次の特有の効果を有する． ストック部Ｃｌ）の始端部に投入された移送物品の上に
，後続の移送物品が次々に重ね合わされる態様で移送物
品群が形成されていくこととなるから、既述従来例のも
ののように、移送物品に局部的に当接する昇降ピンのよ
うなものがなくなり、移送物品に傷が付くようなことは
なくなる．又，移送物品群間には、ループ状走行体（３
）の高速度域に相当する一定の間隙が生じるだけである
から，移送゛物品の個数が多い移送物品群に区分けする
場合でも，移送物品群間の間隔が必要以上に大きくなら
ない．従って，区分装置としての長さを短くすることが
できる． ［実施例］ 以下，本発明の実施例を第１図から第７図に基いて説明
する． ｆｉ４１図及び第２図に示すものは、本発明の区分装置
を、菓子片（ｋ）．（ｋ）を包装する包装機へのライン
に利用したものであり，この包装ラインを，同図に示す
ように、菓子片（ｋ）を横倒状態で連続的に移送する移
送装置ｔ（１）と、この移送装置（１）から移送されて
きた菓子片（ｋ）．（ｋ）を順次重ね合わせて所定数の
菓子片（ｋ）．（ｋ）から構成される菓子片群（ｋｋ）
．（ｋｋ）　ニ区分スル区分装ａｔ（２）　ト．　．：
の区分装置（２）から移行された菓子片群（ｋｋ）をト
レー（７１）に収容した状態で，順次、区分装置（２）
から包装ｌｍ　（８）のコンベアまで移送する為のバー
コンベア（７）と、このバーコンベア（７）に一定間隔
でトレー（７１）　，　（７１）を供給するトレー供給
装置（８）とから構威している． 尚、この実施例の菓子片（ｋ）は、矩形状又は円板状の
ビスケットの片面にクリームを塗布して構成したもので
あり、六枚の菓子片（ｋ）．（ｋ）を菓子片群（ｋｋ）
としている． 上記した移送装置（１）は．Ｊ２図に示すように、水平
な移送路（Ｘ）と、二本のピン（１１），　（１１）か
ら成る移送杆（１９）を移送方向に一定間隔で突出させ
たベルト＜１０）とから構威したもので，前記移送路（
Ｘ）とベルト（１０）とを平行に走行させ、上記移送杆
（ｌ９）の先端部によって，移送路（Ｘ）に移送されて
きた菓子片（ｋ）を区分装置の上流部まで、滑動させる
態様で一定間隔で移送するようにしたものである． 各移送杆（１９）を構威するピン（１１）．　（１１）
は，第３図に示すように、ベル｝　（１０）の幅方向に
おいて一定間隔で位置させてあり，前記ピン（１１）．
　（１１）相互の間隔は，菓子片（ｋ）の幅よりも少し
小さく設定してある．又、ＭＳ２図に示す如く、ピン（
目）．　（１１）の先端部が下方に位置したときにおけ
るこれの先端部の軌跡と移送路（Ｘ）の上面との間隔を
，菓子片（ｋ）のビスケット部の厚さよりも小さく設定
してある． 区分装置　（２）は，第２図に示すように、上記した移
送路（Ｘ）の終端部分に連設された移送路（Ａ）と、往
路がこの移送路（Ａ）と平行に走行する一対のループ状
走行体（３）　．　（３）から構威されている． 移送路（Ａ）は、同図に示す如く、上記移送路（Ｘ）と
直角に降下する垂直降下経路（９０）と，前記移送路（
Ｘ）よりも一段下って位置するこれと平行な水平経路（
８１）と、前記垂直降下経路（９０）と水平経路（９ｌ
）とを接続する屈曲経路（８２）とから構威してある．
これら垂直降下経路００），水平経路（＋１１）　，屈
曲経路（８２）は，第４図に示すように、Ｌ字状の一対
のガイド桟（９３）．　（ｉ９３）から構威され，この
ガイド桟（９３），　（９３）の直立壁の間隔が菓子片
（ｋ）の長さよりも侵に大きく設定されると共にその高
さは菓子片（ｋ）の幅よりも少し大きく設定されている
．即ち，移送路（Ａ）は全体的に凹溝状となっており，
菓子片（ｋ）は後述する移送爪（３０）　，（３０）に
よって凹溝に沿って移動せしめられる．又、上記移送路
（Ａ）の水平経路（８１）の下流端には、第２図に示す
ように、区分された菓子片群（ｋｋ）を排出する為の排
出部（９０を設けてあり．この排出部（８０から排出さ
れた菓子片群（ｋｋ）を、順次、後ｉ衣一コンベア（７
）に支持させたトレー（７ｌ）に投入されるようにして
ある．前記排出部（９４）は、第２図及び第５図に示す
ように、ガイド桟（１３３）　，　（９３）の下流側端
部の水平壁を切欠いて形戊した菓子片群（ｋｋ）の移送
方向長さよりも大きな開放部（３８）に，シリンダ（８
７）の出力軸（Ｒ）の先端部に取付けたスライド板（３
５）を対向させて或るもので、前記出力軸（Ｒ）を後退
させることによって前記スライド板（８５）を移動させ
、排出部（８０を開閉するようにしてある．尚，この実
施例では，特に、上記垂直降下経路（９０）の長さを菓
子片群（ｋｋ）の移送方向長さと略一致させ、水平経路
（９１）の長さを菓子片群（ｋｋ）の移送方向長さの約
二倍程度の長さに、屈曲経路（８２）の長さを菓子群（
ｋｋ）の移送方向長さの約三倍程度の長さに、それぞれ
設定している． 上記した各ループ状走行体（３）は，第２図に示すよう
に、垂直降下経路（９０）の始端部近傍及び水平経路（
９１）の下流側に配設されたスプロケット（３８）　，
　（３８）と、上記屈曲経路（９２）に平行に配設した
チェーンガイド（３７）を介して，チェーン（３８）を
張設して構威してあり、前記チェーン（３８）の往路を
上記移送路（Ａ）と平行に走行させている．前記チェー
ン（３１）　．　（ｓＳ）はともに同期して走行するよ
うに一つの駆動手段によって走行駆動せしめられている
が、この実施例では、サーボモータ等の可変速モータ（
図示せず）を使用している．上記チェーン（３１３）　
，　（３１１）には、第２図及び第４図に示すように、
チェーンリンクを介して移送爪（３０）　．　（３０）
が取付けられており、前記移送爪（３０）　，　（３０
）相互の間隔は菓子片群（ｋｋ）の移送方向長さよりも
一枚の菓子片（ｋ）の厚み分だけ大きく設定してある．
又、前記移送爪（３０）　．　（３０）は上記取付け状
態において、これの先端部と移送路（Ａ）の移送面との
間に僅かな間隙を設けるようにしてある． 前記移送爪（３０）は、第４図に示す如く、矩形状に形
成されており，その幅を上記ガイド桟（３３）（８３）
の直立壁の間隔よりも少し小さく設定すると共にその厚
みを菓子片（ｋ）の厚みと一致させてある．又、この移
送爪（３０）には、同図に示す如く、上記移送装置（１
）のビン（１１）．　（１１）と対応するスリット（３
Ｂ）　．　（３Ｂ）を形威してあり、これにより，垂直
降下経路（９０）の始端部における、ビン（Ｉｆ），（
１１）と移迭爪（３０）　．　（３０）との干渉を回避
している． バーコンベア（７）は，第２図に示すように、チェーン
によって構成される一対のループ状走行体（７０）　，
　（７０）相互間に多数の軸（７２）　．　（７２）を
架設してなる公知のものを採用してあり、トレー供給装
置（８）によって供給されるトレー（７１）　．　（７
１）は前記軸（７２）　．　（７２）間で支持される態
様で一定間隔で配列される． ここで、この包装ラインによる菓子片（ｋ）の移送装置
（１）一区分装置（２）叫バーコンベア（７）の移送、
及び、区分装置（２）における菓子片（ｋ）（ｋ）の区
分を円滑に行なえるようにするため、この実施例のもの
では、上記ループ状走行体（３）の走行速度分布を、第
６図に示すように、静１｝ｌ．域（Ｆ）と低速度域（Ｌ
）と高速度域Ｕ）とがこの順序で繰り返されるように構
成している． 上記高速度域（Ｈ）は、ストック部（Ｓ）を構成する移
動方向後方側の移送爪（３０）の上面が移送路（Ｘ）の
上面より一定距離上方に位置したときから開始され、前
記移送爪（３０）の上面が移送路（Ｘ）の上面と略一致
した時点で終了するように設定されている． 静止城（Ｆ）の時間は、所定に設定されていて、この静
止域（Ｆ）と上記高速度域（Ｈ）に要する時間の和は，
移送装置！　（１）によって菓子片（ｋ）．（ｋ）が投
入される時間の間隔に一致するように設定されており、
前記静止域（Ｆ）と高速度域（Ｈ）の時間比はｌ：１と
してある． そして、低速度域（Ｌ）における移送爪（３０）の移動
速度は、菓子片（ｋ）が投入される度に，この菓子片０
）の厚みに相当する距離だけ下方に移動するように一定
速度に設定されている． 尚、この実施例では、ループ状走行体（３）の上記走行
速度分布を実現する為、ループ状走行体（３）の駆動手
段として，可変速モータ（図示せず）を使用している．
又、移送路（Ｘ）の近傍に菓子片（ｋ）を検出する光セ
ンサー（Ｄ）を設けると共にこれの検出信号をカウンタ
（Ｅ）で計数し、これによって、高速度城（Ｈ），低速
度域（Ｌ）における開始時期を上記のように判断するよ
うにしている．そして、上記高速度域（Ｈ）が終了して
静止域（Ｆ）が開始するときに排出部（８４）を開状態
にすると共に静止域ＣＦ）が終了するときに排出部（９
４）を閉状態とするようにシリンダ（９７）の動作タイ
ミングを設定してある． このものでは，菓子片群（ｋｋ）を構威する最初の菓子
片（ｋ）が垂直降下経路（８０）の始端に投入される時
、ストック部（Ｓ）を構威する移動方向前方側の移送爪
（３０）の上面は移送路（Ｘ）の上面とほぼ一致した状
態で静止している．従って，上記菓子片（ｋ）は移送路
（Ｘ）から移送爪（３０）に滑動する態様で投入される
．この菓子片（ｋ）が投入されると，光センサー（Ｄ）
の検出出力によりカウンタ（Ｅ）がｒｌＪを計数し、こ
のとき，移送爪（３０）の移動速度は低速度域（Ｌ）に
入る． そして、低速度域（Ｌ）における移送爪（３０）の移動
速度を、菓子片（ｋ）の役入される度に、この菓子片（
ｋ）の厚みに相当する距離だけ下方に移動するように設
定してあるから、後続する二枚目以降の菓子片（ｋ）は
，ストック部（Ｓ）にストックされた最上部の菓子片（
ｋ）の上面を滑動する態様で投入される．即ち、菓子片
（ｋ）．（ｋ）相互がほとんど衝突することなく積層さ
れることとなる．このａＲされた菓子片（ｋ）”．（ｋ
）の枚数が六枚に？ると、光センサー（Ｄ）の検出出力
によりカウンタ（Ｅ）が「６』を計数し、このとき，移
送爪（３０）の移動速度は高速度域（ｌ｛）に入る．そ
して、上記したストック部（Ｓ）を構戊する移動方向後
方側の移送爪（３０）の上面が移送路（Ｘ）の上面とほ
ぼ一致し，前記移送爪（３０）は静止状態とな■る．即
ち、静止域（Ｆ）に入る．この静止城（Ｆ）と上記高速
度域（Ｈ）に要する時間の和は，移送装置ｉ！　（１）
によって菓子片（ｋ）．（ｋ）が役入される時間の間隔
に一致させてあるから，静止域（Ｆ）に入ったときには
、菓子片群（ｋｋ）となる最初の菓子片０）は、垂直降
下経路００）の始端部より少し上流側に位置している． 一定時間経過し、前記菓子片（ｋ）が、移送爪（３０）
の上面に投入されると、上記と同様に、移送爪（３０）
は低速度域（Ｌ）に入り、後続する菓子片（ｋ）．（ｋ
）は次々と積層されていく．尚，上記一連の動作におけ
る静と域（Ｆ）の開始時期には、所定のタイミングで出
力軸（Ｒ）が後退すべくシリンダ（９７）が作動し、こ
れにより、スライド板（９５）が後退して開放部（３６
）から菓子片群（ｋｋ）は排出されることとなって、前
記開放部（９８）の下方に位置したトレー（７０に移し
替えられる．そして、前記静止域（Ｆ）が終了した時点
で出力軸（Ｒ）が前進すべくシリンダ（８７）が作動し
，開放部（８ｅ）はスライド板（３５）によって閉状態
に復帰する．即ち、所定のタイミ；ゲで排出部（８４）
は開閉し，菓子片群（ｋｋ）は区分装２１　（２）から
バーコンベア（７）に、順次、移行することとなる．上
記実施例の区分装置（２）では、菓子片群（ｋｋ）を構
成する一枚目の菓子片（ｋ）を移送爪（３０）の−Ｅ面
に滑動する態様で投入し，後続する菓子片（ｋ），（ｋ
）をストックされた菓子片（ｋ）の上面に滑動する態様
で次々と積層することにより，菓子片群（ｋｋ）を構成
しているから、損傷しやすい菓子片（ｋ）の区分に適し
ている．この場合、静止域（Ｆ）において、移送爪（３
０）と移送装置（１）の移送路上面と一致させるように
し，静止域（Ｆ）において、菓子片（ｋ）の投入と菓子
片群（ｋｋ）の排出を同時に行なうようにしたから、菓
子片（ｋ）　．（ｋ）の投入間隔を前記排出動作の所要
時間以上に大きくとらなければならない． 従って，菓子片群（ｋｋ）の排出動作に十分な時間を要
する場合には，移送装置（１）の移送杆（１９）の移動
を高速化できない． ここで、菓子片（ｋ），（ｋ）が損傷しにくいものの場
合には、菓子片群（ｋｋ）の排出動作に十分な時間を要
する場合でも、包装ラインとしての処理能力を高めるに
は，次のような手段が採用され得る． 即ち，静止域（Ｆ）における移送爪（３０）の位置をそ
の上面が移送路（Ｘ）の上面より複数枚の菓子片（ｋ）
　，　（ｋ）の厚みに相当する分だけ低く設定すればよ
い．そして，この静止域（Ｆ）で、所要数の菓子片（ｋ
）　，（ｋ）を移送装置（１）から連続して投入すると
共に、静止域（Ｆ）の終了時に最上暦の菓子片（ｋ）と
移送路（Ｘ）の上面を一致させて，以降、低速度域（Ｌ
）で菓子片（ｋ）　．　（ｋ）を投入するのである．こ
の場合，菓子片（ｋ）．（ｋ）の投入間隔を短くしても
，静止域（Ｆ）が十分に長くでき，全体としての処理能
力が増大する． 次に，本発明の第２実施例を、第７図に基づいて説明す
る． このものは、上記第１実施例のものとほぼ同様の構威で
あるが、第７図に示すように，上記水平経路（９１）に
屈曲経路（８８）及び垂直上昇経路（９９）を連設して
、移送路（Ａ）の全体形状をＵ字状に形或すると共に、
ループ状走行体（３）　，　（３）をこの移送路（Ａ）
に沿った構威とし、菓子片群（ｋｋ）の排出位置を垂直
昇降経路（８９）の終端部としている．そして、垂直昇
降経路（９８）の終端部に移送装置（１）とほぼ同様の
構成の移送装置（５）を配設し、この移送装置ｔ（５）
の移送体（５０）によって菓子片群（ｋｋ）を包装機の
コンベアまで移送するようにしている． この為、静止域（Ｆ）の開始時点において、一つの移送
爪（３０）の上面が上記移送装置（５）の移送路（Ｙ）
の上面と一致するようにしてあり、又、移送装置（５）
の移動速度を、静止域（Ｆ）の始期から終期までの間に
、余裕をもって、菓子片群（ｋｋ）が移送路（Ｙ）に移
行されるべく速度に設定してある． 従って，移送爪（３０）から移送路（Ｙ）への移行は、
上記第１実施例と同様に、スムーズなものとなる． 尚、上記した第ｌ●第２実施例は、区分装置（２）から
移送装置としてのバーコンベア（７）に移行させている
が、区分装置（２）の下流部をそのまま移送装置として
使用した場合には、上記ループ状走行体（３）の静止域
（Ｆ）は不要なものとなる．

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の第１実施例の説明図，第７図
は本発明の第２実施例の説明図，第８図及び第９図は従
来例の説明図であり、図中，（Ａ）　　● （ｋ）　　● （Ｓ）　　● （Ｈ）　　● （Ｌ）　　● （１）　● （３）　● （３０）● ●移送路 ◆菓子片 ●ストック部 ●高速度域 の低速度域 ●移送装置 ●ループ状走行体 ・移送爪

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 横倒状態にある菓子片（ｋ）、（ｋ）等の移送物品を一
   定の間隔で連続的に移送する移送装置（１）の下流側に
   配設し、前記移送装置（１）から移送される移送物品を
   、厚さ方向に一定数量重ね合わせて構成される移送物品
   群に区分する装置に於いて、移送装置（１）の移送路の
   終端部分に、始端部が垂直降下経路となった移送路（Ａ
   ）を連設し、前記移送路（Ａ）と平行に走行する部分を
   有するループ状走行体（３）を配設し、該ループ状走行
   体（３）に一定間隔で移送爪（３０）、（３０）を具備
   させると共にこれら移送爪（３０）、（３０）を上記移
   送路（Ａ）内に突出させ、前記移送爪（３０）、（３０
   ）の間隔を移送物品区分群の積層方向の長さよりも大き
   めに設定して、これら移送爪（３０）、（３０）相互間
   を移送物品のストック部（Ｓ）とし、上記ループ状走行
   体（３）の速度分布を、高速度域（Ｈ）とこれよりも低
   速度の低速度域（Ｌ）とを具備する構成とし、前記低速
   度域（Ｌ）における移送爪（３０）、（３０）の移動速
   度を、移送物品が移送装置（１）から移送路（Ａ）の始
   端部に投入される毎に、移送物品の厚みに相当する分だ
   け移動すべき一定速度に設定し、上記ストック部（Ｓ）
   に連続的に積層された移送物品が設定数量となる毎に前
   記ループ状走行体（３）の移送速度が高速度域（Ｈ）と
   なるようにすると共に、該高速度域（Ｈ）の終端におい
   て、移送装置（１）から移送されてきた移送物品が上記
   ストック部（Ｓ）の始端部に投入されるようにした区分
   装置。