JPH03265951A - 故障回復型計算機 - Google Patents

故障回復型計算機

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JPH03265951A
JPH03265951A JP2065405A JP6540590A JPH03265951A JP H03265951 A JPH03265951 A JP H03265951A JP 2065405 A JP2065405 A JP 2065405A JP 6540590 A JP6540590 A JP 6540590A JP H03265951 A JPH03265951 A JP H03265951A
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Toshio Kikuchi
俊雄 菊池
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロールバック方式を採用する故障回復型計算
機に係り、特に仮想記憶型計算機へのロールパック方式
の適用技術に関する。
(従来の技術) 計算機システムの高信頼化対策には、部品の高信頼化に
よって故障の発生自体を積極的に排除する故障発生確率
低減対策と、構成要素が故障するのは不可避であるとの
前提のもとに、回路レベルまたはシステムレベルでの冗
長化等によってその障害を除去するようにする耐故障化
技術とがあり、高信頼性の計算機システムを実現するに
は故障発生確率低減対策の他に、さらに耐故障化技術を
施す必要がある。近年では、計算機システムの応用範囲
が拡大し、その障害が人的な被害を引き起こす分野や経
済的・社会的に大きな損失を招く分野(例えば金融シス
テム)があり、そのような分野では耐故障化技術が不可
欠となっている。
ロールパック方式は、耐故障化技術の1つであって、応
用プログラム中に予めいくつかのチエツクポイント(ロ
ールバックポイントと称する)を設定するとともに、各
ロールバックポイントにそのロールバックポイント以降
の応用プログラムを再実行するための情報(ロールバッ
クデータ)を全て格納し、ハードウェアもしくはソフト
ウェア等の監視システムによって誤りが検出されたら冗
長系に切り換える等の処理の後その検出直前のロールバ
ックポイントから再実行に必要な情報を復元して再実行
し、故障を除去する方式である。
ここに、従来では、OS(オペレーティングシステム)
はそのような機能を持っていないので、応用プログラム
によってロールパック方式を実現するようにしていた。
以下、第7図を参照して具体的に説明する。
ロールバックデータは、破壊されることがないように補
助記憶領域(ファイル)に格納され、世代管理が行われ
る。
第7図(a)に示すように、ロールバックポイントの更
新処理(ステップ71.同73)と応用プログラムの実
行処理(ステップ72.同74)とが時系列的に行われ
、応用プログラムの実行処理過程(ステップ72.同7
4)でエラーが発生すると、その直前のロールバックポ
イント(ステップ71.同73)に戻り、ロールバック
データの実行処理(ステップ72.同74)をし、異常
状態からの復帰を図る。
ここに、ロールバックポイントの更新とは、ロールバッ
クポイントにおいてロールバックデータの世代交代を行
うことであり、例えば第7図<b)に示す如くに行われ
る。
応用プログラムの実行過程でロールバックポイントが検
出されると、図中実線の矢印0で示すように、その時点
の最新データである新世代(75,78>を前世代(7
6,79)のロールバックデータとしてファイルへ転記
し、プログラムは次のロールバックポイントに向かって
進行する。異常が発生しなければ、以上の手順によって
、ロールバックポイントごとに世代を1世代宛古くする
更新処理を行う。
このようにして、2世代(新世代75.前世代76)や
3世代(新世代78.前世代79.前々世代80)の如
く複数世代の更新が行われ、ロールバックデータ(前世
代76、同79.前々世代80等)が形成される。
一方、新世代(75,78)のデータが実行処理される
と、その後のデータは現世代(77,81)となるが、
エラーが発生すると、直前のロールバックポイントに戻
り異常時復元処理を行う、即ち、図中破線矢印0で示す
如く、2世代管理の場合には、ファイルの前世代76を
新世代75として主記憶に転記し、このコピーされた新
世代75のデータを実行する。
また、3世代管理の場合には、ファイル上の前々世代8
0を新の前世代79とし、旧の前世代79を主記憶上に
転記し新の新世代76とする。要するに、ロールバック
データを1世代宛戻す処理をするのである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、応用プログラムによって実現される従来のロー
ルパック方式には次のような問題がある。
まず、異常状態からの復帰に使用するロールバックデー
タ(前記前世代等のデータ)の格納領域に対して応用プ
ログラムはアクセス可能であるから、それらを誤って書
き換えデータを破壊してしまう可能性がある。従って、
それがないことを確認するのに多大な試験を要する。
次に、ロールバックポイントの更新処理中は他の処理を
全て停止して排他的に処理を進めるのが本来であるが、
応用プログラムレベルではosのように割込禁止命令に
代表される排他的作業環境は与えられていないので、異
常時回復処理は不完全なものとならざるを得ない。
また、ロールバックポイントの更新処理を応用プログラ
ム内に埋め込む必要があるので、既開発のプログラムを
そのまま使用することは実際には不可能である。
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、その
目的は、仮想記憶型計算機のMMU (メモリマネジメ
ントユニット)の機能に着目し、ロールバックポイント
の更新処理をO8に行わせ、より安全かつ完全な故障回
復をなし得る故障回復型計算機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明の故障回復型計算機
は次の如き構成を有する。
即ち、第1発明に係る故障回復型計算機は、MMU(メ
モリマネジメントユ、ニット)変換マツプを用いる計算
機において; 応用プログラムからのO8(オペレーテ
ィングシステム)コールまたは定時割込に応答して当該
応用プログラムの実行過程の適宜箇所にロールバックポ
イントを設定する手段と; 前記MMU変換マツプに、
前記設定したロールバックポイントごとに、現世代のデ
ータが格納される論理記憶領域(主記憶領域または補助
記憶領域)のページ番号(物理ページ番号またはファイ
ルページ番号)と、対応するロールバックポイントでの
更新に関する複数世代のロールバックデータが格納され
る補助記憶領域のファイルページ番号とを設定する手段
と; 応用プログラムの実行中にロールバックポイント
を検出したとき前記MMU変換マツプの各世代を1世代
宛古くしロールバックポイント時のデータのページ番号
を現世代として更新する手段と; 前記更新した現世代
のページ番号が主記憶領域の物理ページ番号であるとき
その現世代のデータを前世代のロールバックデータとし
て補助記憶領域に転記する手段と; 応用プログラムの
実行中の異常検出に応答してその検出直前のロールバッ
クポイントに対応した前記MMU変換マツプの各世代を
1世代宛戻す処理を行う手段と; を備えたことを特徴
とするものである。
また、第2発明に係る故障回復型計算機は、MMU(メ
モリマネジメントユニット)変換マツプを用いる計算機
において; 応用プログラムからのO8(オペレーティ
ングシステム)コールまたは定時割込に応答して当該応
用プログラムの実行過程の適宜箇所にロールバックポイ
ントを設定する手段と′; 前記MMU変換マツプに、
前記設定したロールバックポイントごとに、現世代のデ
ータが格納される論理記憶領域(主記憶領域または補助
記憶領域ンのページ番号(物理ページ番号該たはファイ
ルページ番号)と、対応するロールバックポイントでの
更新に関する複数世代のロールバックデータが格納され
る補助記憶領域のファイルページ番号とを設定する手段
と; 応用プログラムの実行中にロールバックポイント
を検出しなとき前記MMU′R換マツプの各世代を1世
代宛古くしロールバックポイント時のデータのページ番
号を現世代として更新する手段と; 応用プログラムの
実行中に主記憶領域に内容変更があったとき該当物理ペ
ージにフラグを設定する手段と;前記更新設定した現世
代のページ番号が主記憶領域の物理ページ番号であると
き前−記フラグの設定有無を判定し、フラグが設定して
あればその現世代のデータを前世代のロールバックデー
タとして補助記憶領域に転記するとともに、該フラグを
リセットする手段と; 応用プログラムの実行中の巽常
検出に応答してその検出直前のロールバックポイントに
対応した前記MMU変換マツプの各世代を1世代宛戻す
処理を行う手段と; を備えたことを特徴とするもので
ある。
(作 用) 次に、前記の如く構成される本発明の故障回復型計算機
の作用を説明する。
周知のように、MMU変換マツプは、仮想記憶型計算機
において仮想アドレス(論理アドレス)を実アドレス(
物理アドレス)に自動変換する際に用いられる変換テー
ブルであり、その作成・変更はO8によって行われる。
即ち、応用プログラムは、全体としては主として補助記
憶に置かれるが、プログラムはページと呼ばれる一定の
長さく例えば4にバイト等)に区切られ、それらのいく
つかが主記憶に格納される。そして、応用プログラムが
格納される記憶領域(論理記憶領域)のページ(論理ア
ドレス)を論理ページ、主記憶領域のページ(物理アド
レス)を物理ページ、補助記憶領域のページをファイル
ページと称し、MMU変換マツプの論理ページに実ペー
ジとして物理ページまたはファイルページを設定しであ
る。応用プログラムは論理アドレスで記述され、ある論
理アドレスがアクセスされると、MMU変換マツプを参
照することによって読み出すべきプログラムが主記憶と
補助記憶のいずれにあるかが解り、補助記憶にあれば主
記憶上に転記しMMU変換マツプを修正するのである。
このような仮想記憶型計算機において、本発明では、ロ
ールパック機能はO8によって実現される。即ち、応用
プログラムからのOSコール丈なは定時割込に応答して
当該応用プログラムの実行過程の適宜箇所にロールバッ
クポイントを設定し、各ロールバックポイントごとに各
世代のロールバックデータを補助記憶領域に格納する。
そして、MMLJ変換マツプの論理ページに、各ロール
バックポイントごとに、現世代のデータのページ番号く
物理ページ番号またはファイルページ番号)とそのロー
ルバックポイントにおける各世代のロールバックデータ
夕のファイルページ番号とを設定し、ロールパックのた
めの変換テーブルを作成する。
ここに、「現世代のデータ」は応用プログラムが実際に
実行処理するデータである。従って「各世代のロールバ
ックデータjは前世代、前々世代、・・・・・等と祢す
ることになる。
応用プログラムが実行されロールバックポイントが検出
されると、MMU変換マツプの各世代を1世代宛古くす
る世代更新を行う、具体的に言えば、旧現世代を新前世
代に、口前世代を新前々世代に、というように1世代宛
古くするのである。
この更新処理は、「番号Jの操作のみであるから、高速
に行え、かつ、排他的環境下で行えるから確実である。
このとき、「新規世代」の更新処理が問題となる。即ち
、旧現世代がファイルページ番号であるときはそれを新
規世代の番号とすれば良い、しかし、主記憶上のデータ
は応用プログラムによって変更される可能性があるので
、旧現世代の「番号」が主記憶上の物理ページ番号であ
るときはそれを単に新規世代とする番号操作のみでは不
都合を生ずる。
そこで、第1発明では、更新設定した現世代のページ番
号が主記憶上の物理ページ番号であるときは、その現世
代のデータを前世代のロールバックデータとして補助記
憶領域に毎回転記する。
一方、第2発明では、上記変更があったことを示すフラ
グを主記憶領域の該当物理ページに設定し、上記更新設
定した現世代のページ番号が物理ページ番号であっても
フラグが設定されているときにのみ上記転記操作を行い
、フラグをリセットする。これによりロールバックデー
タの転記処理を第1発明よりも少なくすることができる
次いで、異常が検出されると、これは現世代のデータの
実行によって生じたものであるから、その現世代をMM
U変換マツプから抹消し、口前世代を新現世代に、回前
々世代を新前世代に、というように1世代宛戻す処理を
する。応用プログラムは新現世代の処理に戻って実行す
ることになる。
この戻す処理も前記更新処理と同様番号操作のみであり
、高速かつ確実に行われる。
以上の説明から明らかなように、ロールバックポイント
の更新処理および異常時復元のための戻す処理は番号の
操作のみであるから高速に行え、かつ、排他的環境下で
行えるので確実である。
従って、第1発明および第2発明によれば、異常時回復
処理を安全かつ完全な形で行える。そして、O8によっ
てロールパック機能を実現できるので、既開発の応用プ
ログラムをそのまま使用でき、高信頼化計算機システム
の構築を一層容易にし、普及させることができる。また
、第2発明では、転記の必要なデータを判読できるよう
にしたので、補助記憶への転送データ量の削減ができ、
更新処理の一層の高速化と補助記憶の容量削減が可能と
なる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を添付図(第1図乃至第6図)を
参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る故障回復型計算機を示
す、即ち、本実施例は、冗長化構成の計算機システムへ
の適用例を示すもので、この故障回復型計算機は、複数
のCPU 1と、各CP−Ulごとに設けられるMMU
2、主記憶部3、I10制御部4およびファイル装置5
とを基本的に備える。
CPUIは、主記憶部3に格納されるシステム制御プロ
グラムたるO8に従って所定の制御動作をし、I10制
御部4を介してファイル装置5をアクセスしてそこに格
納される応用プログラムを主記憶部3に転記しながら解
読実行し、応用プログラムが規定する所定のシステム機
能を実現する。
その際に、MMU2ではそこに設けである変換テーブル
(MMU変換マツプ)に従って論理記憶領域のページを
主記憶領域のページに自動変換することを行う。
ここに、本発明では、O8にロールパック機能を付加し
であるので、それに基づきCPU 1はロールバックポ
イントの設定処理、ロールバックポイント検出時の世代
更新処理および異常時の世代を戻す処理等の各種の動作
を行う。
まず、ロールバックポイントの設定処理は次のようにし
て行われる。即ち、CPUIは、応用プログラムからの
OSコールまたは定時割込があると、当該応用プログラ
ムの実行過程の適宜箇所にロールバックポイントを設定
し、各ロールバックポイントごとに各世代のロールバッ
クデータをファイル装置5に格納する。そして、MMU
2の変換マツプに、各ロールバックポイントごとに、現
世代のデータが格納される記憶装置(主記憶部3または
ファイル装置5)のページ番号(物理ページ番号または
ファイルページ番号)と対応するロールバックポイント
での各世代のロールバックデータが格納されるファイル
装置5のファイルページ番号とを設定し、ロールパック
のための変換テーブルを作成する。
つまり、応用プログラムの実行に際しては常に現世代の
データが使用されるが、異常/故障に備えてMMU変換
マツプでは複数世代(現世代、前世代、前々世代、・・
・・・・)が保持され、世代管理が行われるのである。
具体的には、例えば第2図に示すようになる。
第2図は管理する世代を3世代とした場合の各世代のペ
ージ内容の保持方法の一例を示す。第2図において、M
MU変換マツプでは、各論理ベージ番号の領域を3つの
世代領域に画成しである。
応用プログラムの実行に際しては常に現世代のものが使
用されるので、第2図では、図中左方の世代領域を現世
代、中央を前世代、右方を前々世代として用いる。そし
て、以下に説明する世代交代の理解を容易にするため、
第2図では、現世代をn世代、前世代をn−1世代、前
々世代をn−2世代としである。
今、応用プログラムの論理記憶領域Xページの現世代(
n世代)は主記憶部の物理ページ番号「a」に保存され
、前世代(n−1世代)と前々世代(n−2世代〉はフ
ァイル装置のファイルページ番号「V」、同「W」にそ
れぞれ保存されているとすると、MMU変換マツプの論
理ページ番号r X Jでは、現世代(n世代)として
物理ページ番号「a」が設定され、前世代(n−1世代
)と前々世代(n−2世代〉としてファイルページ番号
「V」、同「w」がそれぞれ設定されるのである。
なお、主記憶部では、各物理ページ番号の領域に書込フ
ラグ領域を設けである。応用プログラムの実行によっで
ある物理ページ番号がアクセスされそこに格納されるデ
ータに変更が生じたとき、CPLIIはその物理ページ
番号の書込フラグ領域にフラグを設定する。CPUIは
、このフラグの設定有無によって格納データの変更有無
を識別する。
次に、ロールバックポイントの更新処理は次のようにし
て行われる。即ち、CPUIは、応用プログラムの実行
中にロールバックポイントを検出すると、MMU変換マ
ツプの全ての論理ページにおいて、(n、n−1,n−
2)の各世代を1世代宛古くして(n+1.n、n−1
)とする世代交代を行う、この更新処理は「番号」の操
作のみであるから高速に行え、かつ、排他的環境下で行
えるので確実である。
ここで、更新後のn+1世代(新の現世代)は、ロール
バックポイント時のデータが格納される論理ページの番
号であるが、そのデータが主記憶上にある場合には単に
旧現世代(n世代)の番号を新前世代(n世代)の番号
とすることができない場合が生ずる。以下、更新処理の
具体例を第3図乃至第5図に従って説明する。なお、第
3図乃至第5図では、説明を容易にするため、1つの論
理ページ番号「x」における更新処理を示しである。
第3図において、更新直前のMMU変換マツプの論理ペ
ージ番号「x」の内容は第2図と同様であるが、主記憶
部の物理ページ番号「a」の書込フラグ領域にフラグが
設定され、格納データに変更のあったことが示されてい
る。そこで、更新時のn世代く旧現世代)の物理ページ
番号「a」をn+1世代(新現世代)とするとともに、
その物理ページ番号「a」の内容をロールバックデータ
としてファイルページ番号「u」の領域に転記し、ファ
イルページ番号r 11 Jをn世代(新前世代)とし
て設定する。なお、フラグは転記後の適宜時点でリセッ
トしておく。
第4図において、更新直前のMMU変換マツプの論理ペ
ージ番号「x」の内容は第2図と同様であるが、第3図
の場合とは異なり主記憶部の物理ページ番号「a」の書
込フラグ領域にはフラグの設定がなく、物理ページ番号
「aJの内容に変更がない、従って、更新時のn世代(
旧現世代)の内容はロールバックデータとしてファイル
装置に既に格納されているものと同一であるので転記不
要である。従って、この場合の更新処理は、更新後のn
+1世代(新現世代)、n世代(新世代)、n−1世代
(新前々世代)は全て同一内容となるので、旧現世代の
値「a」を新現世代の値とし、口前世代の値「v」を新
世代と新前々世代の値とすれば良いことになる。
即ち、主記憶部は、応用プログラムによっても書込みが
行われるので、フラグを設けない場合は主記憶部の内容
変更の有無が不明であるから主記憶上の全ての内容をロ
ールバックデータとしてファイル装置に毎回転記する操
作が不可欠となる。
しかし、上述したように、フラグの設定有無によって主
記憶部のデータの変更有無を判断できるようにしておく
と、転記操作を省略できる場合があり、高速化とファイ
ル容量の削減が図れる。
第5図において、更新直前のMMU変換マツプの論理ペ
ージ番号「X」の内容が全てファイルページ番号(u、
v、w)で、物理ページ番号がない場合は、旧前世代(
n−1世代)の値「■」を新前々世代(n−1世代)の
値とし、旧税世代(n世代)の値「u」を新規世代(n
+1世代)と新前世代(n世代)の値とする。
なお、以上説明したロールバックポイント更新処理にお
いて、安全対策が必要であれば更新処理後のMMU変換
新マツプの内容をファイル装置に転記し、コピーが保存
されるようにすれば良い。
最後に、異常時復元時の処理を説明する。ロールバック
ポイント間で異常が発生した場合は、異常CPUや異常
主記憶部等を修理・交換もしくは冗長系への切換え等を
行い、応用プログラムは異常発生直前のロールバックポ
イントから実行を再開することになる。このとき、CP
UIは、直前のロールバックポイントに戻る異常時復元
処理をMMU変換マツプにおいて行う。
例えば第6図に示すように、異常発生時(復元前)のM
MU変換マツプの論理ページ番号「x」の内容が第2図
と同様とすると、復元処理は復元前の世代(n、n−1
,n−2)を1世代戻して(n−1,n−2,n−3)
とすることであるがら、異常を生じた旧税世代(n世代
)の値「aJを捨て旧前世代(n−1世代)の値「■j
を新規世代(n−1世代)の値とする。すると、新規世
代の値「v」はファイルページ番号であってそのデータ
は主記憶部にはなくファイル装置に格納されているので
、MMLJのページフォールト機能によって自動的にフ
ァイルページ番号「v」の内容が主記憶部の物理ページ
番号「b」にロードされる。
つまり、MMU変換マツプにおいて1世代戻す処理を行
った結果、応用プログラムが再実行すべきデータが主記
憶部にないときは、CPU 1の介在を要さずにハード
ウェアによってファイル装置の対応するページに格納さ
れるロールバックデータが主記憶部に読み込まれるので
、CPU 1は単に1世代戻す番号操作のみを行えば良
く、ファイル装置から読み出す動作はしなくて済み、異
常時の高速化が図れるのである。
なお、以上の説明では、3世代の場合を示したが、他の
世代数でも同様に行え、またマルチシステムでなくとも
良いことは勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の故障回復型計算機によれ
ば、仮想記憶型計算機においてO8が管理するMMU変
換マツプの機能に着目し、そのMMU変換マツプにおい
て世代管理を行うようにしたので、ロールバックポイン
トの更新処理および異常時復元のための戻す処理は「番
号」の操作によって行え高速処理が可能であり、がっ、
排他的環境下で行えるので確実である。
従って、第1発明および第2発明によれば、応用プログ
ラムレベルでロールパック機能を実現する従来方式に比
して異常時回復処理を安全、がっ、完全な形で迅速に行
うことができる。そして、ロールパック機能はO8によ
って実現できるので、既開発の応用プログラムをそのま
ま使用することができ、高信頼化計算機システムの構築
を一層容易にし、普及させることができる。
抜な、第2発明では、フラグを設け、これによりロール
バックデータの補助記憶への転記要否を判断するように
したので、補助記憶への転送データ量の削減ができ、ロ
ールバックポイント更新処理の高速化と補助記憶の容量
削減が可能となる、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る故障回復型計算機の構
成ブロック図、第2図はMMU変換マツプの構成例およ
び各世代のページ内容の保存方法の説明図、第3図乃至
第5図はロールバックポイント更新処理の説明図、第6
図は異常時復元処理の説明図、第7図は応用プログラム
で実現される従来のロールパック方式の説明図である。 1・・・・・・CPU、 2・・・・・・MMU、 3
・・・・・・主記憶部、 4・・・・・・I10制御部
、 5・・・・・・ファイル装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)MMU(メモリマネジメントユニット)変換マッ
    プを用いる計算機において;応用プログラムからのOS
    (オペレーティングシステム)コールまたは定時割込に
    応答して当該応用プログラムの実行過程の適宜箇所にロ
    ールバックポイントを設定する手段と;前記MMU変換
    マップに、前記設定したロールバックポイントごとに、
    現世代のデータが格納される論理記憶領域(主記憶領域
    または補助記憶領域)のページ番号(物理ページ番号ま
    たはファイルページ番号)と、対応するロールバックポ
    イントでの更新に関する複数世代のロールバックデータ
    が格納される補助記憶領域のファイルページ番号とを設
    定する手段と;応用プログラムの実行中にロールバック
    ポイントを検出したとき前記MMU変換マップの各世代
    を1世代宛古くしロールバックポイント時のデータのペ
    ージ番号を現世代として更新する手段と;前記更新した
    現世代のページ番号が主記憶領域の物理ページ番号であ
    るときその現世代のデータを前世代のロールバックデー
    タとして補助記憶領域に転記する手段と;応用プログラ
    ムの実行中の異常検出に応答してその検出直前のロール
    バックポイントに対応した前記MMU変換マップの各世
    代を1世代宛戻す処理を行う手段と;を備えたことを特
    徴とする故障回復型計算機。
  2. (2)MMU(メモリマネジメントユニツト)変換マッ
    プを用いる計算機において;応用プログラムからのOS
    (オペレーティングシステム)コールまたは定時割込に
    応答して当該応用プログラムの実行過程の適宜箇所にロ
    ールバックポイントを設定する手段と;前記MMU変換
    マップに、前記設定したロールバックポイントごとに、
    現世代のデータが格納される論理記憶領域(主記憶領域
    または補助記憶領域)のページ番号(物理ページ番号ま
    たはファイルページ番号)と、対応するロールバックポ
    イントでの更新に関する複数世代のロールバックデータ
    が格納される補助記憶領域のファイルページ番号とを設
    定する手段と;応用プログラムの実行中にロールバック
    ポイントを検出したとき前記MMU変換マップの各世代
    を1世代宛古くしロールバックポイント時のデータのペ
    ージ番号を現世代として更新する手段と;応用プログラ
    ムの実行中に主記憶領域に内容変更があったとき該当物
    理ページにフラグを設定する手段と;前記更新設定した
    現世代のページ番号が主記憶領域の物理ページ番号であ
    るとき前記フラグの設定有無を判定し、フラグが設定し
    てあればその現世代のデータを前世代のロールバックデ
    ータとして補助記憶領域に転記するとともに、該フラグ
    をリセットする手段と;応用プログラムの実行中の異常
    検出に応答してその検出直前のロールバックポイントに
    対応した前記MMU変換マップの各世代を1世代宛戻す
    処理を行う手段と;を備えたことを特徴とする故障回復
    型計算機。
JP2065405A 1990-03-15 1990-03-15 故障回復型計算機 Expired - Lifetime JP2513060B2 (ja)

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