JPH0552538B2 - - Google Patents

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JPH0552538B2
JPH0552538B2 JP59042126A JP4212684A JPH0552538B2 JP H0552538 B2 JPH0552538 B2 JP H0552538B2 JP 59042126 A JP59042126 A JP 59042126A JP 4212684 A JP4212684 A JP 4212684A JP H0552538 B2 JPH0552538 B2 JP H0552538B2
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JP59042126A
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JPS60189041A (ja
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Atsuhiko Hirota
Keiji Ooshima
Takashi Oowaki
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0552538B2 publication Critical patent/JPH0552538B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、計算機システムのデータ処理を効率
良く行うために用いられるフアイル管理方式に関
し、特に、バツフア装置を用いて処理を行うフア
イル管理方式に係る。
さらに具体的にいえば、本発明は、中央処理装
置の障害時に発生するデータ不連続性の解消を図
るに好適なフアイル管理方式に関する。
(従来技術) 従来の計算機システムにおけるフアイル・アク
セス処理は、第1図に示した様に、バツフア装置
を用いることなしに、補助記憶装置3上のフアイ
ル4と、ユーザ・プログラムが管理している主記
憶装置2上の領域6との間で、データの転送を行
うことにより実現されていた。
即ち、ユーザ・プログラム中のフアイル・アク
セス命令が実行される度ごとに、フアイル4と、
ユーザ・プログラムが管理している領域6との間
で、情報の転送が行われるという方法であつた。
このような方式を用いると、フアイル・アクセ
ス命令が実行される度ごとに、補助記憶装置と主
記憶装置との間で、情報の転送(即ち、フアイル
I/O)が生じ、またフアイルI/Oに要する時
間が、主記憶装置2内でのデータ転送時間に比べ
てはるかに長いため、フアイル・アクセス処理の
オーバヘツドが大きくなるという問題があつた。
このために、処理速度の向上が要求される計算
機システムにおいては特に、計算機システムとし
ての充分な(高速処理)性能が得られないという
問題が生じていた。
このため、第2図に示したように、主記憶装置
2上にバツフア領域(以下、バツフア装置と表現
する)5を設け、そのバツフア装置5を用いてフ
アイル・アクセス処理を行うことにより、フアイ
ル・アクセス処理のオーバヘツドを小さくした計
算機システムが実現されている。
第3図は、前述のバツフア装置を用いた計算機
システムの一構成例を示したものである。同図に
おいて、第1,2図と同一の符号は、同一または
同等部分をあらわしている。以下、第3図を用い
て、フアイル及びバツフア装置について簡単に説
明する。
補助記憶装置3上のフアイル4は、データを含
んだ複数個のブロツク71〜7oより成る。各ブロ
ツクは、主記憶装置2とフアイル4との間で、フ
アイル制御装置11を介してアクセスされる物理
的な単位である。
バツフア装置5は、フアイル4から転送された
ブロツク中のデータを、ユーザ・プログラムの管
理する領域8へ転送するための、緩衝領域として
のバツフア・ブロツク91〜9nと、前記バツフ
ア・ブロツク91〜9nに格納されているブロツク
を管理するバツフア管理テーブル10から成つて
いる。
バツフア・ブロツク91〜9nは、フアイル4の
物理的アクセス単位であるブロツク71〜7oと同
一の長さであり、フアイル4から読み出したブロ
ツク及び前記フアイルへ書きこまれようとしてい
るブロツクを格納する。
すなわち、バツフア装置5は、主記憶装置2上
に容量的にはいりきらないデータを格納している
補助記憶装置3のフアイル上の、一部の領域8の
コピーを格納し、主記憶装置2上にある領域8に
対しては、フアイルI/Oを発生せずに、フアイ
ル・アクセスを行うことを可能にするための領域
である。
以下、第4図に示す具体例を用いて、第3図に
示した計算機システム上での、フアイル・アクセ
ス処理について簡単に説明する。
第4図において、7は、補助記憶装置3のフア
イル4に含まれるブロツク(この例ではA〜Jの
10ブロツク)であり、また9はバツフア装置5に
含まれるバツフア・ブロツク(この例では3ブロ
ツク)である。
ユーザ・プログラム中のフアイル・データ読み
出し(リード)マクロに対しては、 (1) バツフア装置5内にアクセス対象となるデー
タが存在する場合には、フアイルI/Oなし
に、バツフア装置5上から直接に、 (2) また、該データがバツフア装置5内に存在し
ない場合は、まず、補助記憶装置3のフアイル
4から、該データを含むブロツク7をバツフ
ア・ブロツク9上に転送した後に、 それぞれユーザ・プログラムが管理している指定
された領域8(第3図)へ、該データを転送する
{第4図a参照}。
例えば、つぎの(1)〜(4)のマクロを実行する場
合、 (1) READ A……(1) (2) READ B……(2) (3) READ E……(3) (4) READ B……フアイルI/Oなし 前記(1)〜(3)のマクロに対しては、第4図aに示す
ように、フアイル4のブロツク7に含まれるそれ
ぞれのデータA,B,EがフアイルI/Oによつ
てバツフア装置5のブロツク9に転送される。
しかし、(4)のマクロ実行時には、必要なデータ
Bがすでにバツフイ・ブロツクに蓄えられている
ので、フアイルI/Oは発生しない。
プログラム中のフアイル・データ更新(アツプ
デート)マクロに対しては、ユーザが更新したデ
ータで、バツフア・ブロツク9上のブロツクのみ
を更新する。該アツプデート・マクロが終了した
時点では、更新データに対応するフアイル4上の
ブロツク7は更新されない{第4図b参照}。
(5) UPDATE A→A′ (6) UPDATE B→B′ (7) READ A′ (8) UPDATE A′→A″ のマクロを順次実行すると、フアイル4内のブロ
ツク7は更新されないままに残り、バツフア装置
5のブロツクのみが更新される。
更新されたバツフア・ブロツク9上のブロツク
が実際にフアイル4上に反映されるのは、バツフ
ア・ブロツク9上にないブロツクに対して、リー
ド・マクロが実行された場合や、フアイル処理終
了マクロ(クローズ・マクロ)等が実行された時
だけである。
すなわち、第4図bの状態から、 (9) READ C……(4) (10) READ D……(5),(6) (11) CLOSE ……(7) のマクロを順次に実行すると、その時にはじめ
て、第4図c中に(4)〜(7)で示したフアイルI/O
が発生し、フアイル4のブロツク7が更新され
る。
以上の説明から明らかな様に、バツフア装置5
上に存在しているデータに対してアクセスが行な
われる時には、フアイルI/Oが発生しないた
め、フアイル・アクセス処理のオーバヘツドを小
さくすることができる。
しかしながら、以上に説明した様な、マクロ実
行時におけるバツフア装置等に対する一連の処理
は、オペレーテイング・システム、またはフアイ
ル管理システムによつて行われ、バツフア装置及
び該処理が、ユーザ・プログラムから隔離されて
いるため、以下に述べる様な問題が生じる。
即ち、ユーザ・プログラムは、アツプデート・
マクロが終了した時点で、既にフアイル4中のデ
ータが更新されたものと認識しているにもかかわ
らず、実際には、バツフア装置5内のブロツクが
更新されているだけで、フアイル4上のデータは
更新されていない、という状態(例えば第4図b
の状態)が発生する。
それ故に、この状態において中央処理装置1の
障害が生じると、その時にユーザ・プログラムが
認識しているフアイルの状態と、実際のフアイル
の状態との間にくいちがいが生じる。
このような状態が発生した場合には、ユーザ・
プログラムの処理再開が可能となり、処理を再開
する際に、以前に行なつたフアイル・アクセス処
理で更新したと認識されているデータが、実際の
フアイル上では更新されておらず、―即ち、フア
イル中のデータ連続性が失なわれることになる。
したがつて、ユーザ・プログラムは、以前に行
つたフアイル・アクセス処理の、どこまでが有効
であつたかを認識できなくなる。第5図は、ユー
ザ・プログラムで認識しているフアイルの状態
と、実際のフアイルの状態との差異の一例を示し
た図である。
いま、ユーザ・プログラムが次の(1)〜(6)のマク
ロを実行した後に、 (1) READ A (2) READ B (3) READ C (4) UPDATE A→A′ (5) UPDATE B→B′ (6) UPDATE A→A″ (7) UPDATE 中央処理装置障害発生 (7)で示すように、中央処理装置1に障害が発生
したとする。
この時は、前述の説明から明らかなように、ユ
ーザ・プログラムにおいては、フアイル4のブロ
ツク7の内容は第5図aのように認識されている
のに対し、第5図bのように、実際のフアイル4
のブロツク7は何ら更新されずに残されており、
バツフア・ブロツク9が同図bのように更新され
ているにすぎない。
ところで、バツフア装置5の置かれている主記
憶装置2は、低コストでの装置実現とアクセス速
度の高速化要求により、近年、不揮発性のコア・
メモリから揮発性であるICメモリへと、その主
流が移つている。
このため、ICメモリを用いた主記憶装置2で
は、主記憶装置の電源ダウン時に、バツフア装置
5上のすべてのデータが失われてしまうという問
題点も生じている。
さらに、前記フアイル・アクセス処理性能、及
びフアイル上におけるデータの連続性喪失の問題
に対処するために、バツフア装置を用いて、リー
ド(READ)・マクロ実行時のフアイルI/Oの
低減を実現する一方、アツプデート
(UPDATE)・マクロの実行時には、その時点で
同時に、フアイル4に対して更新データを直接反
映させる―いわゆる、「ライト・スルー」方式に
よるフアイル・アクセス処理も行なわれている。
しかしながら、このライト・スルー方式を用い
ると、バツフア装置を用いたことによるフアイ
ル・アクセス処理のオーバヘツドの減少という効
果が大幅に削減されてしまうという欠点がある。
また、さらに他の手法として、フアイル・アク
セス処理が生じるたびごとに、バツフア装置やフ
アイルのログ(即ち、どのブロツクにどの様な処
理が行なわれたかを示す情報)を取得し、中央処
理装置の回復後に、そのログ情報を用いて、中央
処理装置の障害前の状態にフアイル及びバツフア
装置を戻すようにする―、いわゆる、リカバリ処
理を用いる方式も行なわれている。
しかし、このリカバリ方式においても、ログを
取得するための処理時間の増加、中央処理装置の
回復後において、フアイル及びバツフア装置をも
との状態に戻すための処理時間の増加、およびロ
グを取得するための保持記憶装置の記憶容量の増
大等の問題を生じている。
(発明の目的) 本発明は、上記、従来方式の欠点を除去し、フ
アイル・アクセス処理をバツフア装置を用いて行
う計算機システムにおいて、中央処理装置の障害
に対する回復処理を行う際に、フアイル上のデー
タの連続性を保証することのできるフアイル管理
方式を提供することを目的とする。
(発明の概要) 本発明は、前記の目的を達成するために、補助
記憶装置および主記憶装置内のユーザ・プログラ
ム管理領域の間に配置され、前記両者間でのデー
タ転送時の緩衝領域として機能するバツフア装置
と、前記ユーザ・プログラムによつて使用中のバ
ツフア装置およびこれに対応して使用中の前記フ
アイルの対応関係(ならびに、前記バツフア装置
およびフアイルを使用している中央処理装置間の
対応関係)を記憶する対応関係管理テーブルとを
付設し、前記中央処理装置がダウンした後に再立
ち上げされるとき、(または、前記中央処理装置
がダウンしたことを検知して、待機中の中央処理
装置がこれをバツクアツプするとき)、前記対応
関係管理テーブルの内容に基づいて、前記ダウン
した中央処理装置が使用していたバツフア装置上
のフアイル更新データを、これに対応して使用さ
れていたフアイル上へ書き出すことにより、前記
フアイルのデータを更新するように構成した点に
特徴がある。
(発明の実施例) 以下に、本発明を、単一の中央処理装置を持つ
計算機システム、及び複数の中央処理装置を持つ
計算機システムに、それぞれに適用した場合の実
施例を用いて、詳細に説明する。
第7図には、複数の中央処理装置を持つ計算機
システムに本発明を適用した場合の一実施例を示
す。なお、同図において、第3図と同一の符号
は、同一または同等部分をあらわしている。
本計算機システムでは、共有主記憶装置13上
のバツフア装置5A,5B,5C,および共有補
助記憶装置14上のフアイル4A,4Bと、中央
処理装置(図示せず)との対応関係情報として、 (1) ユーザ・プログラム15A,15B,15C
で使用しているフアイル4A及び4Bのフアイ
ル・デイレクトリ17A,17Bへのアドレス
情報すなわちポインタと、 (2) それぞれ対応するバツフア装置5A,5Cへ
のアドレス情報すなわちポインタ、ならびに、 (3) 対応する中央処理装置の識別情報すなわち論
理番号#1,#2などを、 共有主記憶装置13上のある決められた領域上の
対応関係管理テーブル12中に保持している。
さらに、バツフア装置5A,5B,5C及びフ
アイル・デイレクトリ17A,17Bを共有主記
憶装置13上に保持している。
このような構成により、後述するように、どの
中央処理装置に障害が生じても、バツフア装置5
A〜5C及びフアイル4A〜4Cに対する処理
が、他のどの中央処理装置からも可能となつてい
る。
また、対応関係管理テーブル12は特定のアド
レスに保持されているので、そのテーブル12を
アクセスする必要のあるプログラムに、そのアド
レスを前もつて与えておけば、アクセスが可能に
なる。
また、バツフア装置5A〜5C中のバツフア管
理テーブルも、ある特定の構造を持ち、すべての
中央処理装置からアクセス可能でなくてはならな
い。
このための好適なバツフア管理テーブルの構造
の一例を第8図に示す。
第9図は、第7図に示した実施例において、論
理番号#1の中央処理装置の障害が発生した場合
に、論理番号#3の待機系中央処理装置によつ
て、フアイル4A中のデータ連続性を保証する方
法の処理手順を示したフローチヤートである。
また第10図は、上記処理手順を実行する場合
の、中央処理装置1A(論理#1)、1C(論理
#3)、バツフア装置5A上のバツフア・ブロツ
ク9A及びフアイル4A中のブロツクの遷移を表
わした図である。
以下第7図、第9図、および第10図を用い
て、この実施例によるデータ連続性保証の処理手
順を説明する。
待機系(バツクアツプ用)としての中央処理装
置1Cは、他の中央処理装置1A,1Bの動作状
態を常に監視している(第9図のステツプS1;
第10図の状態1)。第10図の状態2では、論
理CPU#1を有する中央処理装置1Aが、 (1) READ A (2) READ C (3) READ D (4) UPDATE D→D′ の処理を順次に行なつている。
その結果、第4図等に関して前述したところか
ら明らかなように、共有補助記憶装置14のブロ
ツク4AにあるデータA,C,Dが、共有主記憶
装置13のバツフア装置(ブロツク)9Aに書き
込まれ、さらにデータDはD′に書き換えられて
いる。
そして、この状態で、中央処理装置1Aが障害
を発生してダウンしたとする。
待機系である中央処理装置1Cが、中央処理装
置1Aの障害を検知(第9図のステツプS2)す
ると、自己の主記憶装置2Cにバツクアツプ用プ
ログラムをロードし、これを実行する。
このバツクアツプ用プログラムでは、まず対応
関係管理テーブル12から、障害を生じた中央処
理装置1Aの論理番号#1に対応している、バツ
フア装置5Aへのポインタ及びフアイルデイレク
トリ17Aへのポインタを発見する(第9図のス
テツプS4)。
なお、このとき、中央処理装置1Cは、自分の
論理番号#3を、障害の生じた中央処理装置1A
の論理番号#1に変更する(第9図のステツプ
S3)。
つぎに、前のステツプS4で得られたポインタ
(アドレス)に基づいて、前記ポインタで指示さ
れたバツフア装置5A上のデータ(バツフア・ブ
ロツク9A)を、フアイル・デイレクトリ17A
に対応するフアイル4A上へ書き出す(第9図の
ステツプS5)。
その結果、第10図の状態3に示したように、
フアイル4Aの内容は、状態2のときのバツフア
装置5Aのバツフア・ブロツク9Aと同じにな
り、更新されたデータが得られる。
以上のような手順によりフアイル4A中のデー
タの連続性が保証される。
さらに引きつゞいて、中央処理装置1Cは、中
央処理装置1Aの監視中に得たデータと、中央処
理装置1Aが実行していたプログラム15Aのバ
ツクアツプを、自己の主記憶装置2C上に読みこ
む(第9図のステツプS6)。
このようにして、待機状態にあつた中央処理装
置1Cが、オンライン系として、中央処理装置1
Aの処理をひきつぎ、オンライン処理を遂行す
る。一方、ダウンした中央処理装置1Aは、障害
の回復後、待機系として働らく。
以上の説明から明らかなように、この実施例に
よれば、通常処理時に、ログ取得等の処理を行う
必要がないため、フアイル・アクセス処理のオー
バヘツド増大及び記憶容量の大幅な増大をともな
うことなしに、フアイル中のデータ連続性を保証
することができる。
また、ダウンした中央処理装置の、待機系中央
処理装置によるバツクアツプ処理が、従来のリカ
バリ処理に比べて、比較的容易に実現できるた
め、計算機システムのダウン時間の極小化がはか
れる。
さらに、ダウンした中央処理装置の待機系中央
処理装置による高速なバツクアツプが可能となる
ため、データの不連続によつて生じるフアイル修
復処理のためのロスを極小化することができる。
第6図は、単一の中央処理装置を持つ計算機シ
ステムに本発明を適用した場合の他の実施例を示
す機能ブロツク図である。なお、同図において、
第7図と同一の符号は、同一または同等部分をあ
らわしている。
本計算機システムでは、主記憶装置2上のバツ
フア装置5A,5Bと、補助記憶装置3上のフア
イル4A,4B,4Cとの対応関係情報として、
ユーザ・プログラム15で使用しているフアイル
4A及び4Cのフアイル・デイレクトリ17A,
17Bへのポインタと、それぞれ対応するバツフ
ア装置5A,5Bへのポインタとを、対応関係管
理テーブル12に保持している。
フアイル制御ブロツク16A,16Bは、プロ
グラムがフアイルをアクセスする際、フアイルの
使用開始宣言(OPEN)によつてそのプログラム
のデータ領域上に作られ、フアイルの使用終了宣
言(CLOSE)によつて破棄される制御ブロツク
であり、『アクセス対象のフアイルに対応したフ
アイルデイレクトリのアドレス』や『フアイルア
クセスに当たつて確保したバツフア領域を管理す
るためのバツフア管理テーブルのアドレス』など
が記憶される。
このような構成の計算機システムでは、フアイ
ル制御ブロツク16A,16Bがそのプログラム
のみによつて管理され、OS(オペレーテイング・
システム)や他のプログラムからは認識が不可能
である。したがつて、中央処理装置(図示せず)
に障害が生じてプログラムが停止してしまうと、
たとえフアイル制御ブロツク16A,16Bがメ
モリ上に残つていたとしても、フアイル制御ブロ
ツク16A,16Bへのアクセスが不可能になる
等の理由から、バツフア装置5A,5B上に残つ
ているデータを、フアイル4A〜4C上へ書き出
すことが不可能になる。
その対応策として、この実施例では、中央処理
装置の再立ち上げ時に実行されるプログラム中
に、以下に述べる処理を実行するプログラムを予
め加えている。
即ち、中央処理装置の再立ち上げ時には、対応
関係管理テーブル12を参照してバツフア装置5
A及びフアイルデイレクトリ17Aのポインタを
得、そのポインタで示されるバツフア装置5A内
のバツフア・ブロツク上のデータをフアイル・デ
イレクトリ17Aに対応するフアイル4A上に書
き出す。
さらに、対応関係管理テーブル12を順次調べ
て、上記と同様の処理を行う。
なお、この場合の処理手順は、さきに第7図、
第9図および第10図に関して説明したのと同様
であり、これから容易に推測できるところである
ので、その詳細な説明は省略する。
前述の処理により、フアイル・アクセス処理が
行なわれていたすべてのフアイルについて、それ
らフアイルのデータの連続性が保証できる。
以上の説明から明らかなように、この実施例に
よれば、通常処理時に、ログ取得等の処理を行う
必要がないため、フアイル・アクセス処理のオー
バヘツド増大及び記憶容量の大幅な増大をともな
うことなしに、フアイル中のデータ連続性を保証
することができる。
また、中央処理装置再立ち上げ時の処理が、従
来のリカバリ処理に比べて、比較的容易に実現で
きるため、計算機システムのダウン時間の極小化
がはかれる。
また、前述した各実施例の応用として、前記の
2つの実施例における対応関係管理テーブル12
及びバツフア装置5A,5B,5Cが格納されて
いる主記憶装置2、または共有主記憶装置13の
領域を、コア・メモリ等の不揮発性メモリ素子で
実現することにすれば、(共有)主記憶装置の電
源ダウン時においても、実施例に示した方式と同
一方式で、フアイル中のデータの連続性を保証で
きるようになる。
以上では、特定の実施例を用いて、本発明を詳
細に説明したが、実施例に示した様なフアイル管
理システムのみならず、低速出力装置等に対する
出力処理を、低速な出力装置に比べて高速である
記憶装置上に緩衝域を設け、それを用いて処理を
行うシステムに対しても、処理装置障害発生後
の、再立ち上げ時に、出力データの連続性を保証
する必要が生じ場合には、本発明を適用できるこ
とは、容易に類推できるであろう。
(発明の効果) 以上説明した様に、本発明によれば、簡単な装
置と方式を用いることにより、中央処理装置がダ
ウンしたときの、フアイル中のデータの連続性を
保証することが可能となり、フアイル・アクセス
処理を行う計算機システムとしての稼動率向上お
よび信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はバツフアを用いずにフアイル・アクセ
ス処理を行う計算機システムの概略ブロツク図、
第2図はバツフアを用いて、フアイル・アクセス
処理を行う計算機システムの概略ブロツク図、第
3図はバツフアを用いてフアイル・アクセス処理
を行う計算機システムの構成例の概略ブロツク
図、第4図は第3図におけるフアイル・アクセス
例を説明するための図、第5図はユーザ・プログ
ラムの認識と実際のブロツク内容とのフアイルの
状態の差異を説明するための図、第6図は単一の
中央処理装置を持つ計算機システムに適用した本
発明の一実施例の機能ブロツク図、第7図は複数
の中央処理装置を持つ計算機システムに適用した
本発明の他の実施例の機能ブロツク図、第8図は
バツフア管理テーブルの構成例を示すフオーマツ
ト図、第9図は第7図におけるデータ連続性保証
のための処理手順を示すフローチヤート、第10
図は第9図の処理フローを実行した場合の、計算
機システムの状態遷移を示す図である。 1……中央処理装置(1A等も含む、以下同
様)、2……主記憶装置、3……補助記憶装置、
4……フアイル、5……バツフア装置、6……ユ
ーザ・プログラム管理領域、7……ブロツク、8
……ユーザ・プログラム管理領域中のある領域、
9……バツフア・ブロツク、10……バツフア管
理テーブル、11……フアイル制御装置、12…
…対応関係管理テーブル、13……共有主記憶装
置、14……共有補助記憶装置、15……ユー
ザ・プログラム、16……フアイル制御ブロツ
ク、17……フアイル・デイレクトリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央処理装置によつて直接アクセスされる主
    記憶装置と、 複数のフアイルを含み、前記主記憶装置に比べ
    てアクセス速度の遅い補助記憶装置と、 前記主記憶装置上に設けられ、前記補助記憶装
    置のフアイルと主記憶装置内のユーザ・プログラ
    ム領域との間でのデータ転送時の緩衝領域として
    機能するバツフア領域と、 前記主記憶装置上に設けられ、前記ユーザ・プ
    ログラムによつて使用中のバツフア領域を特定す
    るアドレス情報、およびこれに対応した前記フア
    イルを特定するアドレス情報を記憶する対応関係
    管理テーブルとを具備し、 前記中央処理装置がダウンした後に再立ち上げ
    されると、前記対応関係管理テーブルを参照して
    前記フアイルおよびバツフア領域を特定する前記
    各アドレス情報を取得し、バツフア領域上のデー
    タを前記フアイル上に書き出すことにより前記フ
    アイルのデータを更新することを特徴とするフア
    イル管理方式。 2 前記主記憶装置は不揮発性の記憶装置である
    ことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載
    のフアイル管理方式。 3 待機系を含む複数の中央処理装置と、 前記各中央処理装置にそれぞれ対応して設けら
    れ、かつこれによつて直接アクセスされる主記憶
    装置と、 前記中央処理装置のそれぞれによつてアクセス
    される共有主記憶装置と、 複数のフアイルを含み、前記主記憶装置に比べ
    てアクセス速度の遅い共有補助記憶装置と、 前記共有主記憶装置上に設けられ、前記共有補
    助記憶装置のフアイルと主記憶装置内のユーザ・
    プログラム領域との間でのデータ転送時の緩衝領
    域として機能するバツフア領域と、 前記共有主記憶装置上に設けられ、前記ユー
    ザ・プログラムによつて使用中のバツフア領域を
    特定するアドレス情報、およびこれに対応した前
    記フアイルを特定するアドレス情報、ならびに前
    記バツフア領域およびフアイルを使用している中
    央処理装置を特定する識別情報を記憶する対応関
    係管理テーブルとを具備し、 前記中央処理装置のいずれかがダウンしたこと
    を検出して、待機系の中央処理装置がこれをバツ
    クアツプする際、前記対応関係管理テーブルを参
    照して、前記ダウンした中央処理装置を特定する
    識別情報、および当該中央処理装置が使用してい
    た前記フアイルならびにバツフア領域を特定する
    前記各アドレス情報を取得し、バツフア領域上の
    データを前記フアイル上に書き出すことにより前
    記フアイルのデータを更新することを特徴とする
    フアイル管理方式。 4 前記共有主記憶装置は不揮発性の記憶装置で
    あることを特徴とする前記特許請求の範囲第3項
    記載のフアイル管理方式。
JP59042126A 1984-03-07 1984-03-07 フアイル管理方式 Granted JPS60189041A (ja)

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JPS6398764A (ja) * 1986-10-15 1988-04-30 Nec Corp マルチ計算機システムにおけるフアイルリカバリ方式
JPH0476642A (ja) * 1990-07-12 1992-03-11 Fujitsu Ltd ファイル出力処理装置

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