JPH03265091A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たばこ等の偏平直方体の商品を多数の品種を
揃えて格納することが出来る自動販売機に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

たばこの銘柄は、顧客の好みの多様化に応じて品種が増
加し、更に、外国たばこの売行きの増加も加わって、販
売されるたばこの種類が著しく多くなった。

従って、たばこの自動販売機にも、顧客の好みの多様化
に応じて多数の銘柄のたばこを格納する必要がますます
増大してきた。

〔発明が解決しようとする課題〕

然し、たばこ等の自動販売機の容積には限度があり、格
納するたばこの品種を増加すると、同一品種のたばこの
収納個数が減少することになり、よく売れるたばこが再
三品切れを起こす問題が生じる。

実際のたばこの販売傾向は、僅かな銘柄については定量
的に売れているものの、その他の多数の銘柄については
販売量が極めて少ない状況にある。

特に、陳腐となった数十の銘柄のうち数銘柄については
滅多に販売されない。

そのような販売量の少ない銘柄のために、自動販売機内
に少なくとも十数個以上収納するコラムを使用すること
は非常な無駄があり、自動販売機の収納スペースの有効
活用が図れない。

本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり
、−船釣な自動販売機の収納コラムはそのままとし、こ
の収納コラムにはよく売れるたばこを従来と同様に多量
収納すると共に、この収納コラムと扉の間の狭躊なスペ
ースを有効に利用して販売量の少ない品種を少量づつ収
納し、多品種のたばこを品切れしないように収納するこ
とが出来る少量収納コラムを備えた自動販売機を提供す
ることを目的とするものである。

（１題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、自動販売機の本
体内部に、偏平な商品を水平姿勢にして縦方向に重積し
て載置する商品送出台と、該商品送出台上を往復動可能
に設けられ、重積された上記商品の最下部の商品を押動
するプッシャとを設け、上記商品送出台と自動販売機の
扉との間に商品を扉下方の商品取り出し口に落下供給す
る通路を形成した自動販売機において、扉の裏面に、上
記商品を起立姿勢にして縦方向に重積して格納する収納
部と、該収納部の下方に配設される商品ストッパと、筒
形状に形成され、上記収納部と上記商品ストッパの間に
配設される搬出ケースと、該搬出ケースの下端部を上記
商品ストッパの上から上記通路に向けて傾動する傾動部
材とによって構成される少量収納コラムを設けた。

〔作　用〕

上記のように構成された自動販売機は、商品送出台上に
偏平な商品を水平姿勢にして縦方向に重積した収納コラ
ムは、商品を多数個収納できるので、よく売れる商品を
多数個収納することが出来ることは従来と同様である。

一方、少量収納コラムでは、収納部の中に、商品を起立
姿勢にして縦方向に重積して格納するので、少量の商品
が収納され、搬出ケースの中には商品ストッパに係止さ
れた一個のたばこが収納される。

少量収納コラムに収容された商品の自動販売は次のよう
になる。

販売信号により傾動部材が作動して、搬出ケースの下端
部が通路方向に傾動すると、搬出ケース内のたばこが商
品取り出し口に供給される。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。

第１図は自動販売機の内部の概要を示す縦断面図、第２
図は自動販売機の正面図、第３図（イ）及び（ロ）は扉
の裏に設けられるコラムの動作説明用の縦断面図を示す
。

第１図において、本体１は前面に開口を有する箱形状を
成し、本体ｌの前面の端部に設けられたヒンジ（図示し
ない）に扉２の端部が枢着され、本体ｌの内部には、従
来の自動販売機と同様に大量収納コラムＡが設けられる
。

すなわち、本体ｌの内部には、上段の商品送出台３と下
段の商品送出台４が設けられ、両商品送出台３及び４の
上には、それぞれ偏平な商品であるたばこＷが水平姿勢
にして縦方向に重積されて二列づつ載置される。

そして、公知のプッシャ（図示しない）が両商品送出台
３及び４の上にそれぞれ往復動可能に設けられ、所定金
額の硬貨が投入され商品が指定されたことを確認した制
御部の販売信号により、顧客の選定した銘柄のたばこを
送出する上記のプッシャが作動して最下位の商品Ｗが商
品送出台３或いは４から押し出される。

最下位の商品Ｗが左側の縦列から押し出される場合には
、商品送出台３及び４の扉２側（左側）に形成される通
路５を通り、右側の縦列から押し出された場合には、商
品送出台３及び４の扉２の反対側（右側）に形成される
通路６を通り、扉２の下部に開口する商品取り出しロア
に落下供給されることは従来と同様である。

然し、本発明では、通路５及び通路６の上方には、僅か
ながら利用されない空間があり、このうち通路５の上方
の空間は、扉２を開いたときに露出されることに着目し
、この扉側の狭隘な空間に収容能力の小さい少量収納コ
ラムＢを設けた。

′すなわち、第３図（イ）に示すように、扉２の裏面に
、偏平な商品Ｗを起立姿勢（商品Ｗの長手方向を上下に
向ける起立姿勢のみならず、商品Ｗの幅方向を上下に向
ける起立姿勢も含む）にして縦方向に重積して格納する
筒形状の収納部８を固着し、収納部８の下端縁より、商
品Ｗの縦方向長さｌより僅かに大きい寸法だけ離れた下
方に、商品ストッパ９を扉２の裏面に突設する。

扉２に設けられた軸１０に傾動部材１１の中間部１１ａ
が枢着され、傾動部材１１の下端部に、商品Ｗの縦方向
長さｌより短い寸法を有し筒形状に形成された搬出ケー
ス１２が設けられる。

搬出ケース１２の上端部１２ａは、収納部８の下端部に
近設し、上端部１２ａには、扉２側の端部より突出し先
端が屈曲した支持板１３が設けられる。

傾動部材１１の上端部には角形の中空部を有する枠部１
４が設けられ、収納部８の側面に取付けられた減速器付
の搬出モータ１５の出力軸１５ａには、枠部１４に嵌入
する偏心カム１６が固着される。

以上のように構成された少量収納コラムＢは、第２図に
示すように、横方向に多数配設され、各収納部８にはそ
れぞれ異なる銘柄のたばこＷが収納される。

大量収納コラムＡの動作は従来の自動販売機と同様であ
るので、少量収納コラムＢの動作について説明する。

（たばこＷの収納） 扉２を開くと、扉２の裏面に設けられた少量収納コラム
Ｂが露出するので、それぞれの収納部８にたばこＷを容
易に詰め込むことが出来る。

たばこＷは、起立姿勢にして縦方向に重積して格納され
るので、各収納部８及び搬出ケース１２に収納されるた
ばこＷの数は少量である。

扉２を閉めると、少量収納コラムＢは、自動販売機の通
路５の上方の狭隘な空間内におさめられる。

（自動販売動作） 所定の硬貨が投入されないときは、第３図（イ）に示す
ように、搬出ケース１２の下端が商品ストッパ９の上に
位置しており、最下端のたばこＷの下端は商品ストッパ
９に係止されているが、所定の硬貨が投入され、指定銘
柄が押しボタンにより指示されると、自動販売機内の制
御部（図示しない）からの販売信号により、指定された
たばこＷを収納する少量収納コラムＢの搬出モータ１５
が低速度で半回転したときに、傾動部材１１が軸１０を
支点として半時針方向に向けて傾動し、搬出ケース１２
の下端部が通路５方向に移動して搬出ケース１２内に収
容されたたばこＷが通路５に落下すると共に、支持板１
３が収容部８内のたばこＷの落下を阻止する（第３図（
ロ）参照）。

通路５を落下したたばこＷは商品取り出しロアに供給さ
れる。

搬出モータ１５が低速度で更に半回転すると、搬出ケー
ス１２が第３図（イ）に示すもとの位置に復帰し、支持
板１３が収容部８下端の左側に移動するので、収容部８
内のたばこＷが一個分だけ落下し、新たに最下端となっ
たたばこＷはストッパ９により落下を阻止される。

かくして、少量収納コラムＢの自動販売の一サイクルが
完了する。

収納部８は、たばこを起立姿勢にして縦方向に重積して
格納するため、収納部８の厚み寸法が小さく、又、傾動
部材１１が僅かに傾動するだけなので、通路５の狭隘な
空間に少量収納コラムＢを設置することが出来る。

この少量収納コラムＢを扉の幅方向に多数配設したので
、多品種のたばこＷを収納することが出来る。

第４図は本発明の第二実施例を示すもので、扉２の裏面
に、偏平な商品Ｗを起立姿勢にして縦方向に重積して格
納する筒形状の収納部８が固着され、収納部８の下端縁
より、商品Ｗの縦方向長さｌより僅かに大きい寸法だけ
離れた下方に、商品ストッパ９を扉２の裏面に突設され
ることは第一実施例と同様であるが、筒形状に形成され
た搬出ケース１７の両側面に扉２に枢着される支軸１８
が突設され、支軸１８に固着されるレバー１９の端部に
、傾動部材２０の下端部が枢着される。

搬出ケース１７の上端部１７ａは、収納部８の下端部に
近設し、上端部１７ａには、扉２の反対側の端部より突
出し先端が屈曲した支持板２１が設けられる。

傾動部材２０の上端部には角形の中空部を有する枠部１
４が設けられ、収納部８の側面に取付けられた減速器付
の搬出モータ１５の出力軸１５ａには、枠部１４に嵌入
する偏心カム１６が固着される。

所定の硬貨が投入されないときは、第３図（イ）に示す
ように、搬出ケース１７内のたばこＷが商品ストッパ９
によって落下を阻止されているが、所定の硬貨の投入と
銘柄指定ボタンをか押されると、搬出モータ１５が半回
転し、搬出ケース１７の下端部が商品ストッパ９の上か
ら通路５側に傾動し、搬出ケース１７内のたばこＷが落
下すると同時に、支持板２１が収納部８内のたばこＷの
落下を阻止することは第一実施例と同様である（第４図
（ロ）参照）。

搬出モータ１５の次の半回転により、再び第３・図（イ
）の状態に戻り、収納部８内のたばこＷが一個分落下す
ることも第一実施例と同様である。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に示すような効果を奏する。

（１）　　本発明の自動販売機は、多数の銘柄のたばこ
等の商品を収納することが出来、その中でよく売れるた
ばこ等の商品は従来と同様に大量収納コラムに多量に収
納し、販売量の少ないたばこ等の商品は少量収納コラム
に少量づつ収納することが出来るので、実際の販売傾向
に合った数量の商品を多品種収納することができる。

（２）少量収納コラムは、主として、タバコを起立姿勢
にして縦方向に重積して格納する収納部と、僅かに傾動
する傾動部材などによって構成されるので、従来の自動
販売機の内部に構成される僅かな空間に設置することが
出来る。

又、少量収納コラムは、扉の裏面に設けられるので、扉
を開いたときに大量収納コラム及び少量収納コラムに同
時に商品を詰めることが出来るので便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の実施例を示し、第１図は自動
販売機の内部の概要を示す縦断面図、 第２図は自動販売機の正面図、 第３図（イ）及び（ロ）は扉の裏に設けられるコラムの
動作説明用の縦断面図、 第４図（イ）及び（ロ）は第二実施例のコラムの動作説
明用の縦断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動販売機の本体内部に、偏平な商品を水平姿勢にして
   縦方向に重積して載置する商品送出台と、該商品送出台
   上を往復動可能に設けられ、重積された上記商品の最下
   部の商品を押動するプッシャとを設け、上記商品送出台
   の側方より扉下方の物品取り出し口に商品供給用の通路
   を形成した自動販売機において、扉の裏面に、上記商品
   を起立姿勢にして縦方向に重積して格納する収納部と、
   該収納部の下方に配設される商品ストッパと、筒形状に
   形成され、上記収納部と上記商品ストッパの間に配設さ
   れる搬出ケースと、該搬出ケースの下端部を上記商品ス
   トッパの上から上記通路に向けて傾動する傾動部材とに
   よって構成される少量収納コラムを設けたことを特徴と
   する自動販売機。