JPH03263442A - 新規な分解性複合素材及びその製造方法 - Google Patents
新規な分解性複合素材及びその製造方法Info
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- JPH03263442A JPH03263442A JP6239890A JP6239890A JPH03263442A JP H03263442 A JPH03263442 A JP H03263442A JP 6239890 A JP6239890 A JP 6239890A JP 6239890 A JP6239890 A JP 6239890A JP H03263442 A JPH03263442 A JP H03263442A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、包装用ンートや発泡成形体など、使用俊速や
かに分解される必要のある種々の用途に利用される。本
発明は透明で柔軟性を持ち、水中も溶解しない成形用素
材及びその製造方法に関するものであるが、更に詳しく
言えば、本発明はキトサン及びデンプンさらにグリセリ
ンを複合させた天然多糖からなる複合素材であり、使用
後は土壌中の微生物によって完全に分解されうる成形用
素材及びその製造方法に関するものである。
かに分解される必要のある種々の用途に利用される。本
発明は透明で柔軟性を持ち、水中も溶解しない成形用素
材及びその製造方法に関するものであるが、更に詳しく
言えば、本発明はキトサン及びデンプンさらにグリセリ
ンを複合させた天然多糖からなる複合素材であり、使用
後は土壌中の微生物によって完全に分解されうる成形用
素材及びその製造方法に関するものである。
従来技術及びその問題点
従来の成形体は合成樹脂が主体であるが、これらは微生
物によって分解されることがなく、水中や土壌中で半永
久的に残存する。また燃焼処理にも問題が残る。これは
耐久性が大きいことを意味し、望ましい性質である反面
、使用後の速やかで無公害な分解が望まれる成形体の需
要も大きい。
物によって分解されることがなく、水中や土壌中で半永
久的に残存する。また燃焼処理にも問題が残る。これは
耐久性が大きいことを意味し、望ましい性質である反面
、使用後の速やかで無公害な分解が望まれる成形体の需
要も大きい。
天然由来の成形体と言うと紙バルブがあるが、これは成
形法が限定され精密な成形が困難なことと、水中での耐
久性に乏しいことに問題があった。
形法が限定され精密な成形が困難なことと、水中での耐
久性に乏しいことに問題があった。
キトサンについては、キトサン塩からの成形や製膜化は
乾燥だけでは行えず、アルカリ固定する煩雑な操作が必
要であることと、高価であることがその利用を妨げてい
た。
乾燥だけでは行えず、アルカリ固定する煩雑な操作が必
要であることと、高価であることがその利用を妨げてい
た。
溶解を防くため1.′ホルノ・アル)−′ヒト等の架橋
剤4(用いる例があるが、〔れは人体1ごと)こ完全に
無害である2二は潟えない1、まj、ゲル化ノ″ンプン
を乾燥誘導1.て得られるンー1はオプラーlとL−(
知られζいるが、こ第1は水中はもぢろん湿度の高い空
気中でも容易に吸湿溶解する。=一方、セルロス系繊維
と1トサン塩に)Iンブンを複帛さ+するごとで水中で
も形状を保ち、−・定期間後微生物分解性を有する吸水
イ4の複合素材となる、−とを本発明者らは既1c特許
出願l、た。この吸水性複合素材は水に溶解4゛るもの
Cはないが、この素材は透明性に劣る欠点かあ、7た。
剤4(用いる例があるが、〔れは人体1ごと)こ完全に
無害である2二は潟えない1、まj、ゲル化ノ″ンプン
を乾燥誘導1.て得られるンー1はオプラーlとL−(
知られζいるが、こ第1は水中はもぢろん湿度の高い空
気中でも容易に吸湿溶解する。=一方、セルロス系繊維
と1トサン塩に)Iンブンを複帛さ+するごとで水中で
も形状を保ち、−・定期間後微生物分解性を有する吸水
イ4の複合素材となる、−とを本発明者らは既1c特許
出願l、た。この吸水性複合素材は水に溶解4゛るもの
Cはないが、この素材は透明性に劣る欠点かあ、7た。
本発明はセルロース系組紐なしでも水中で形状を保ち、
透明で柔軟な成形用素材として用い得るような新規複合
素材と(の製造方法に関ζ゛るものびある。本発明は容
易に調製成形でき、湿潤状態でも溶解せず、使用後は無
公害(、″分解する素材及びその製造方法をキト→Jン
及びデンプン、グリセリンの複合化によっC94供]−
5、これらの問題点を中で形態を保持できない、:1λ
は既に述・・、Δ・が、本発明の場合、キトサンJの↓
1.91.゛よ−)で複合化が起こり、更にグリセリン
の共存(、−8よ)で成形時1.。
透明で柔軟な成形用素材として用い得るような新規複合
素材と(の製造方法に関ζ゛るものびある。本発明は容
易に調製成形でき、湿潤状態でも溶解せず、使用後は無
公害(、″分解する素材及びその製造方法をキト→Jン
及びデンプン、グリセリンの複合化によっC94供]−
5、これらの問題点を中で形態を保持できない、:1λ
は既に述・・、Δ・が、本発明の場合、キトサンJの↓
1.91.゛よ−)で複合化が起こり、更にグリセリン
の共存(、−8よ)で成形時1.。
ずでIJ均一膨潤し2だ成形体になるため、水中ご溶解
I2ない複合素材と12゛(得ることがCきる。
I2ない複合素材と12゛(得ることがCきる。
このような3成分系の複合素材を調製[、た例は未だな
いし、また応用り、た例もない。
いし、また応用り、た例もない。
発明が解決[、ようと孝゛る問題点
人間生活におい”C身近に用いられている成形体のうち
、使用期間は短期間であり、廃棄俊速やかに分解4−る
ことを望まれる材料は多い。本発明は、定期間後に海洋
を含む水中あるいは土壌中の微生物IL′よ−)で安全
に分解され、燃焼もできる新規な成形用素材、及びぞの
製造の方法を提供するものである。。
、使用期間は短期間であり、廃棄俊速やかに分解4−る
ことを望まれる材料は多い。本発明は、定期間後に海洋
を含む水中あるいは土壌中の微生物IL′よ−)で安全
に分解され、燃焼もできる新規な成形用素材、及びぞの
製造の方法を提供するものである。。
問題点を解決4゛るための1段
本発明者らは微生物分解性のある成形用素材に“Jい−
ζ鋭意研究を行った結果、適度の微生物分解性を持゛つ
j゛ンプン1;・→Jノン−リセリン系の新町を完成さ
せるに至ったC〕 本発明の主眼は、グリセリンと41・→ノン塩及びデン
プンから成る複合素材が、水中で形状を保ぢうる成形体
となることにある。またこの複合体は微生物分解性を有
12、一定期間後’/’5染物を残さV分解する。この
ような書4質を持つ複合成形体を製造するものである。
ζ鋭意研究を行った結果、適度の微生物分解性を持゛つ
j゛ンプン1;・→Jノン−リセリン系の新町を完成さ
せるに至ったC〕 本発明の主眼は、グリセリンと41・→ノン塩及びデン
プンから成る複合素材が、水中で形状を保ぢうる成形体
となることにある。またこの複合体は微生物分解性を有
12、一定期間後’/’5染物を残さV分解する。この
ような書4質を持つ複合成形体を製造するものである。
本発明で用いる材料の)も、デンプンは植物が栄養源と
し°r蓄積d゛る安価な高分子であり、種々の植物由来
のデンプンがあるが、いずれも本発明の原料と]5゛C
使用eきる。グリセリンも微生物の代謝経路1ごありて
ほとんどの微生物によって完全に炭酸ガスと水にまで分
解され、人体にも安全な天然有機物で」°)る。またキ
チン質は甲殻類の殻や菌糸体等1こ含まれる合窒素高分
子物質であり、このうち脱アセプル化度の高いものG4
’ )→ツノと称するが、本発明にはキトサンを使用す
る。
し°r蓄積d゛る安価な高分子であり、種々の植物由来
のデンプンがあるが、いずれも本発明の原料と]5゛C
使用eきる。グリセリンも微生物の代謝経路1ごありて
ほとんどの微生物によって完全に炭酸ガスと水にまで分
解され、人体にも安全な天然有機物で」°)る。またキ
チン質は甲殻類の殻や菌糸体等1こ含まれる合窒素高分
子物質であり、このうち脱アセプル化度の高いものG4
’ )→ツノと称するが、本発明にはキトサンを使用す
る。
これらの素材はい−5れも微生物分解性を9fl−、、
、また人体に対しての安全性にも問題はないL l、
分やキI・@ノンには由来によ−〕て種々の種類があ
るが。
、また人体に対しての安全性にも問題はないL l、
分やキI・@ノンには由来によ−〕て種々の種類があ
るが。
特に限定されない。このニー者の複合を基本Ll:する
素材は成形性はもぢろん、膜形成能も持つ固体であ1バ
微生物分解性をイ4する1、成形体は水中でも溶解せ
C1また成形条件に、l:、r微生物分解性を制御でき
る。燃焼によ−)て無公害に廃棄処理することも容易で
ある。
素材は成形性はもぢろん、膜形成能も持つ固体であ1バ
微生物分解性をイ4する1、成形体は水中でも溶解せ
C1また成形条件に、l:、r微生物分解性を制御でき
る。燃焼によ−)て無公害に廃棄処理することも容易で
ある。
具体的(こはキトサンをデンプンに対し1〜150%、
好ましくは5〜80%になるようキトサン地水溶液の形
で混合し2、これにグリセリンを添加混合する。グリセ
リンの添加量はデンプンに対して2〜200%の範囲が
最適である。混合の順序はこれに限定されるものではな
い。またこの混合物原料に填L 可塑剤、補強剤、発
泡剤等を添加することを妨げるものでもない。この混合
物原料を250°C以−トご加熱乾燥することによって
、複合化が完成I1、成形体が製造される。高濃度の原
料混合物の場合、加熱と1((コ加圧を行−)て成形丈
るし:を妨げるものでもない。
好ましくは5〜80%になるようキトサン地水溶液の形
で混合し2、これにグリセリンを添加混合する。グリセ
リンの添加量はデンプンに対して2〜200%の範囲が
最適である。混合の順序はこれに限定されるものではな
い。またこの混合物原料に填L 可塑剤、補強剤、発
泡剤等を添加することを妨げるものでもない。この混合
物原料を250°C以−トご加熱乾燥することによって
、複合化が完成I1、成形体が製造される。高濃度の原
料混合物の場合、加熱と1((コ加圧を行−)て成形丈
るし:を妨げるものでもない。
発明の効果
本発明の方法で調製した成形体は海洋河川中あるいは土
壌中で容易に微生物分解され、且つ分解された後に有害
物質を生じない。またこの成形体は種々の程度の強度を
有する。このため成形体の種々の用途に利用でき、使用
後の廃棄処理が不要になる。このことから本発明の素材
を成形体として用いることにより、現在深刻化している
プラスチック廃棄物公害に対する問題の解決になる。
壌中で容易に微生物分解され、且つ分解された後に有害
物質を生じない。またこの成形体は種々の程度の強度を
有する。このため成形体の種々の用途に利用でき、使用
後の廃棄処理が不要になる。このことから本発明の素材
を成形体として用いることにより、現在深刻化している
プラスチック廃棄物公害に対する問題の解決になる。
実施例
次に実施例により、本発明の複合素材及びその製造方法
を更に詳細に説明するが、これに限定されるものではな
い。
を更に詳細に説明するが、これに限定されるものではな
い。
スシャーレ上に流延し706clJm’Fsh間送風乾
燥して製膜を行った。得られたフィルムの乾燥、湿潤強
度(kg/c++2)及び水中での様子を表1に示す。
燥して製膜を行った。得られたフィルムの乾燥、湿潤強
度(kg/c++2)及び水中での様子を表1に示す。
この結果から、キトサン添加量1%では水中で形態を保
てないが、5%以上では形態を保つことが分かる。また
強度も添加量80%まで増加し続けることが分かる。
てないが、5%以上では形態を保つことが分かる。また
強度も添加量80%まで増加し続けることが分かる。
これらのフィルムは土中でいずれも3力月以内に形跡を
とどめず分解されることが認められた。
とどめず分解されることが認められた。
表1
実施例 1
加熱してゲル化させた馬鈴薯デンプンに対してキトサン
1〜150%になるよう海老殻由来のキトサン(脱アセ
チル化度99%)の酢酸水溶液と混合し、更にこの混合
溶液にグリセリンを添加(デンプンに対して75%)し
た。これをステンレ実施例2 ゲル化コーンデンプンに対してキトサンの酢酸塩水溶液
20%、グリセリンを0〜300%を混合し、実施例1
と同様の方法で製膜化し、得られたフィルムの強度(k
g/cm2)及び柔軟性を調べた。
1〜150%になるよう海老殻由来のキトサン(脱アセ
チル化度99%)の酢酸水溶液と混合し、更にこの混合
溶液にグリセリンを添加(デンプンに対して75%)し
た。これをステンレ実施例2 ゲル化コーンデンプンに対してキトサンの酢酸塩水溶液
20%、グリセリンを0〜300%を混合し、実施例1
と同様の方法で製膜化し、得られたフィルムの強度(k
g/cm2)及び柔軟性を調べた。
その結果を表2に示すが、グリセリン2%以上ではフィ
ルムの柔軟性が良くなり、膜形態も保持できることが分
かる。しかし、300%以上で(よ強度が弱く、成形材
料として不適であった。
ルムの柔軟性が良くなり、膜形態も保持できることが分
かる。しかし、300%以上で(よ強度が弱く、成形材
料として不適であった。
表2
実施例3
デンプンに対し酢酸塩水溶液のキトサン20%、グリセ
リン75%を混合し、加熱乾燥によって厚フィルム片を
複合化成形した。ただし乾燥温度は30〜250°Cと
し、金属製容器で加熱乾燥成形した。成形物の強度を表
3に示す。成形物の強度はいずれも十分であるが、複合
化温度250℃以上で成形されたものでは著しい着色が
みられた。
リン75%を混合し、加熱乾燥によって厚フィルム片を
複合化成形した。ただし乾燥温度は30〜250°Cと
し、金属製容器で加熱乾燥成形した。成形物の強度を表
3に示す。成形物の強度はいずれも十分であるが、複合
化温度250℃以上で成形されたものでは著しい着色が
みられた。
このことから温度は250℃以下が好ましい。
またこれらの成形物を土中に埋没したところ、いずれも
3ケ月以内に完全に分解消失した。
3ケ月以内に完全に分解消失した。
表3
Claims (3)
- (1)キトサン、グリセリン及びデンプンから成る混合
原料を加熱させて得られる成形用複合素材。 - (2)デンプンに対してキトサンを1〜150%とし、
且つグリセリンを1〜300%とすることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の複合素材。 - (3)デンプンをグリセリン及びキトサンと混合し、2
50℃以下で加熱乾燥して成形することを特徴とする特
許請求の範囲第1項及び第2項記載の複合素材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2062398A JPH06102735B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 新規な分解性複合素材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2062398A JPH06102735B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 新規な分解性複合素材及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03263442A true JPH03263442A (ja) | 1991-11-22 |
JPH06102735B2 JPH06102735B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=13198993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2062398A Expired - Lifetime JPH06102735B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 新規な分解性複合素材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06102735B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003022887A1 (de) * | 2001-09-04 | 2003-03-20 | Heppe Gmbh | Werkstoffe aus modifizierten polysacchariden und verfahren zu ihrer herstellung |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5159953A (ja) * | 1974-11-22 | 1976-05-25 | Sumitomo Bakelite Co | Tanpakushitsukeiseikeizairyososeibutsu |
JPS5346350A (en) * | 1976-10-08 | 1978-04-25 | Idemitsu Kosan Co Ltd | Preparation of film composed mainly of microbial polysaccharides |
JPS61159430A (ja) * | 1985-01-07 | 1986-07-19 | Daicel Chem Ind Ltd | 再分散懸濁性の良好なキチン又はキトサン組成物の製法 |
JPS6481837A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-28 | Lion Corp | Highly water-resistant composition |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP2062398A patent/JPH06102735B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003022887A1 (de) * | 2001-09-04 | 2003-03-20 | Heppe Gmbh | Werkstoffe aus modifizierten polysacchariden und verfahren zu ihrer herstellung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06102735B2 (ja) | 1994-12-14 |
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