JPH0326315Y2 - - Google Patents

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JPH0326315Y2
JPH0326315Y2 JP6704486U JP6704486U JPH0326315Y2 JP H0326315 Y2 JPH0326315 Y2 JP H0326315Y2 JP 6704486 U JP6704486 U JP 6704486U JP 6704486 U JP6704486 U JP 6704486U JP H0326315 Y2 JPH0326315 Y2 JP H0326315Y2
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valve
cylinder
suction
protrusion
receiving groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば往復動式冷媒圧縮機、特に
弁装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第3,4図は、例えば実開昭57−112085号公報
に示された従来の弁装置を示す、平面図及び断面
図であ。第3図は、シリンダトツプの平面図で、
第4図は第3図の−における断面を矢印の方
向に見た断面図である。図中、1はシリンダ、1
aは前記シリンダ開口部周縁に設けられ、シリン
ダ中心へ向つて傾斜した弁受け溝、1bはシリン
ダ開口部周縁に設けられ、任意の深さの段付部よ
りなる弁受け部、2は外周に弁受け溝1aと弁受
け部1bに係合する突出部を有する環状吸入弁、
3は吸入弁2の移動の規制するピン、4は吸入ガ
ス通路、5はシリンダ1内を摺動するピストン、
6は弁座板、6aは吸入ガス通路4と連通する連
通口、弁座板6に設けられたものである。6bは
シリンダ1内へ開口する環状の吸入口で連通孔6
aを連通している。6cは吐出口で、7は吐出口
6cを開閉する吐出弁、8は吐出弁押え、9は吐
出弁7、吐出弁押え8を弁座6へ締結するリベツ
トである。10は弁座6を挾むように装着された
シリンダカバーで、吸入ガス通路4及び連通口6
aと連通する吸入室10aと弁座6の上方に位置
する吐出室10bを有している。11はシリンダ
1と吸入室10a及び吸入室と外界との間を気密
に保つパツキンである。12は吸入室10aと吐
出室10bの間の気密を保つ皿ばねである。
次に動作について説明する。まずピストン5が
シリンダ1内を降下する吸入行程において、シリ
ンダ1の内圧が吸入室10a、弁座6の連通孔6
a及び吸入室6b内の圧力より低くなり、圧力差
によつて吸入弁2は、前記シリンダ1室側へ曲げ
られ、吸入室10aよりシリンダ1内へ冷媒ガス
が吸い込まれる。この時、吸入弁2の突出部は、
まず開度を大きくするためにシリンダ1の中心に
向つて傾斜した弁受け溝1aと接触し、つづい
て、弁受け部1bと接触することになる。
そしてピストン5がシリンダ1内を上昇する圧
縮行程においては、シリンダ1内が徐々に高くな
り、吸入口6bは吸入弁2によつて閉じられ、や
がてシリンダ1内圧が吐出室10b内在より高く
なると吐出弁7が開き、シリンダ1内の圧縮冷媒
ガスは、吐出室10b側に吐き出される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の往復動式冷媒圧縮機は以上のように構成
されているので、吸入弁は、環状部に吸入ガスの
圧力を受けて動作をし、その突出部及びこの突出
部が環状部外周から突出する付け根部分がシリン
ダ内周部と弁受け溝の底面部と弁受け溝の側面部
とが互に隣接する会合部分において接触するとと
もに第3図、図中矢印方向の曲げにより摩耗しや
すかつた。さらに、上記突出部の付け根部分は、
比較的応力が集中しやすく、しかも上記のような
摩耗の発生により、強度低下を招く場合があつ
た。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、応力集中部に、おける摩耗
を防止し、強度を維持できる弁装置を備えた往復
式冷媒圧縮機を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る往復動式冷媒圧縮機は、シリン
ダー内に開口する環状の吸入孔を有する弁座板
と、前記吸入孔を開閉する環状部、この環状部外
周の互に対向する位置に上記環状部から外方向に
突出する突出部およびこの突出部に設けられた位
置決め孔を備え、前記弁座板とシリンダとの間に
装着される吸入弁と、前記弁座板及びシリンダ或
は、前記弁座板またはシリンダに植設され前記吸
入弁の位置決め孔に嵌合されるピンとを備え、前
記シリンダ開口部周縁におけるシリンダ内周面と
前記吸入弁突出部輪郭線との会合部分に逃し溝を
設けたものである。
また、シリンダ開口部周縁に吸入弁突出部を収
納する弁受け溝を設け、この弁受け溝の底面と側
面、及びシリンダ内周面が互に隣接する会合部部
分に逃し溝を設けるとよい。
〔作用〕
この考案においては、吸入弁が動作をしたと
き、シリンダ開口部周縁におけるシリンダ内周面
と吸入弁突出部輪郭線との会合部分に、吸入弁突
出部の付け根部分が接触しないように逃し溝を設
けることにより、吸入弁の応力集中部(環状部外
周から突出部が突出する付け根部分)における摩
耗を防止し、強度低下を防ぐことが、できる。
さらに逃し溝をシリンダ内周面と弁受け溝底面
と弁受け溝側面とが互に隣接する会合部分に設け
たことにより、弁受け溝幅を大きくすことなく、
吸入弁の突出部と環状部を接続するR(半径)寸
法を大きくすることができるので、クリアランス
ボリユームの増大を少くして、応力集中部の強度
を大きくすることができる。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図について説明す
る。第1,2図において、1はシリンダ、2は環
状吸入弁、3はピン、1aは弁受け溝、1aの底
面、1a02は弁受け溝1aの側面であり、1cは
上記シリンダ内周面1dと上記弁受け溝1aの底
面1a01と上記弁受け溝1aの側面1a02とが互い
隣接する会合部分に設けた逃し溝である。2aは
上記吸入弁2の環状部外周から突出する突出部、
2cは上記突出部2aの付け根部分である。
上記のような構成においては、吸入弁2が動作
をしても、シリンダ内周面1dと弁受け溝1aの
底面1a01と弁受け溝1aの側面1a02とが互に隣
接する会合部分に逃し溝1cが設けてあるため、
上記吸入弁2の突出部2aの付け根部分2cが上
記会合部分に接触することはなく、したがつて、
吸入弁2の動作による上記突出部2a付け根部分
2cの摩耗はない。
一方、上記吸入弁2の突出部2aの付け根部分
2cは、吸入弁の動作により応力集中が生じやす
い個所であるが上記のようにこの個所の摩耗が発
生しない様に構成しているため、従来装置に較べ
吸入弁の強度を向上することができる。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおり、シリンダ開口
部周縁におけるシリンダ内周面と吸入弁突出輪郭
線との会合部分に逃し溝を設けたことにより、吸
入弁突出部の付け根部分が上記会合部に接触する
のを防ぎ、したがつて吸入弁動作時に応力集中が
生じる上記付け根部分における摩耗を防止し、吸
入弁の強度を維持することができる。さらにシリ
ンダ内周面と弁受け溝底面と弁受け溝側面とが互
に隣接する会合部分に逃し溝を設けたことによ
り、弁受け溝幅を大きくすることなく、吸入弁の
突出部と環状部を接続するR(半径)寸法を大き
くすることができるので、クリアランスボリユー
ムの増大を少くして、応力集中部の強度を大きく
することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,第2図はこの考案の一実施例による弁装
置を示す部分平面図及び側面図で、第3,4図は
従来装置による弁装置を示す平面図及び断面図で
ある。 図において1はシリンダ、6は弁座板、2は吸
入弁、2aは突出部、3はピン、1aは弁受け溝
1dはシリンダ内周面、1a01は弁受け溝1aの
底面、1a02は弁受け溝1aの側面、1cは逃し
溝、2cは付け根部分を示す。なお、各図中同一
符号は、同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダー内に開口する環状の吸入孔を備え
    た弁座板と、前記吸入孔を開閉する環状部、こ
    の環状部外周の互に対向する位置に上記環状部
    から外方向に突出する突出部およびこの突出部
    に設けられた位置決め孔を備え、前記弁座板と
    シリンダとの間に装着される吸入弁と、前記弁
    座板及びシリンダ或は、前記弁座板またはシリ
    ンダに植設され前記吸入弁の位置決め孔に嵌合
    されるピンとを備え、前記シリンダー開口部周
    縁におけるシリンダ内周面と前記吸入弁突出部
    輪郭線との会合部分に、逃し溝を設けたことを
    特徴とする往復動式冷媒圧縮機。 (2) シリンダー開口部周縁に吸入弁突出部を収容
    する弁受け溝を設け、この弁受け溝の底面と側
    面、及びシリンダ内周面が互に隣接する会合部
    分に逃し溝を設けたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の往復動式冷媒圧縮
    機。
JP6704486U 1986-04-30 1986-04-30 Expired JPH0326315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6704486U JPH0326315Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP6704486U JPH0326315Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62179372U JPS62179372U (ja) 1987-11-14
JPH0326315Y2 true JPH0326315Y2 (ja) 1991-06-06

Family

ID=30905592

Family Applications (1)

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JP6704486U Expired JPH0326315Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JPS62179372U (ja) 1987-11-14

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