JPH03262645A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、インク滴を飛翔させて記録媒体上に画像を形
成するインクジェット記録装置の構造に関するちのであ
る。

［従来の技術］ 従来の同一構造のインクジェット記録装置においては、
第４図（ａ）、（ｂ）に示すようにヘッド基板１の流路
に隣接する接合面９の全面を薄板８と接合していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記の方法ではヘッド基板１の成形用金
型の流路パターンをフライス加工した場合等フライスの
カッター交換による段差が生じ、接合面全体が同一高さ
にならず、接合不良が発生し易く隣りの流路とつながっ
てしまうなどの問題点があり、接合前に研磨を必要とす
ることもあった。

本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは超低コストで印字品質の高い
インクジェットプリンターを提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明のインクジェット記録装置は流路を有する高分子
基材のヘッド基板１に高分子の薄板８を接合して前記ヘ
ッド基板の流路を密閉してインクを流動させる構造のイ
ンクジェット記録装置において、前記ヘッド基板１のす
べての流路に隣接したロー高さの平面のみを接合面９と
して接合し、前記接合面９は前記ヘッド基板１のすべて
の流路のまわりを一周して切れ目なくつながっているこ
とを特徴とする。

［実　施　例］ そこで、以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。

第１図（ａ）、（ｂ）は、本発明を実施したインクジェ
ット記録装置のヘッド基板１における流路構造の概観図
を示す、ポリサルフオン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネートなどの高分子樹脂を基材とし、その射出成形より
作られたヘッド基板１の片面はキャビティ２．インク供
給路３、インク準備室４より成る一連の流路溝が複数形
成されている。そして各流路溝の端部から犀み方向に貫
通した連絡流路５、オリフィス部６を通ってインク滴を
噴出するインクノズル７が列状に配されている。そして
ヘッド基板１の流路溝面に高分子の薄板８を溶剤接合や
熱融着により接合することにより流路は密閉されインク
流路が形成される。この際接合にはヘッド基板ｌの流路
に隣接し、かつ流路のまわりを一周して切れ目なくつな
がっている同一高さの平面のみを接合面９として接合す
る。つまりヘッド基板１における高分子の薄板８との接
合面９が一般面１０よりわずか高くなっているのであり
、それは同一高さで切れ目なくつながった平面を形成し
ている。ヘッド基板１は高精度、かつ低コストな製造方
法として射出成形が用いられるが、その金型において前
記接合面がフライス加工された場合、同一高さでかつ切
れ目なくつながった平面のため、適当な切り込み量を設
定することにより１本のカッターでこの面を加工し、カ
ッター交換やカッターのオーバーラツプによる段差を生
ずることなく高さの均一な面を実現することができる。

第１図による実施例の場合接合面９の幅は０．２ｍｍ程
度であり、−殻内１０より５ｍｍ程度高くなっている。

また、第２図（ａ）、（ｂ）は本発明により試作した、
ポリサルフオン又はポリカーボネートを基材としその射
出成形より成るインクジェットヘッドの流路パターンの
構成を示す０水拭作のヘッド基板においては、３種の集
積密度の流路パターンが構成されている。まず第１とし
てキャビティ寸法０．８Ｘ２．８ｍｍ　（幅×高さ）で
、ノズル密度５０ドツト１インチ（ｄｐｉ）の流路構成
パターン、第２として、キャビティ寸法０．６×２．４
ｍｍ　（暢×長さ）で、ノズル密度６０ｄｐｉの流路構
成パターン、第３としてキャビティ寸法０．８ｘ２．８
ｍｍ　（輻×長さ）で、ノズル密度７５ｄｐ　ｉの流路
構成パターンである。そして前記ヘッド基板と同材質よ
り成り、圧電素子が配置される前に共通電極のＩＴＯ膜
（酸化インジウムＭ）がコーティングされた、厚み０．
１もしくは０．２ｍｍの薄板８が振動板としてトリエチ
レングリコールジブチルエーテルを用いた溶剤接着によ
り接合されている。さらに前記薄板８には、各流路のキ
ャビティ２の位置の上に、３種それぞれの流路パターン
に対応した寸法０．６Ｘ２゜４．０．５Ｘ４．３．０４
．Ｘ５．３ｍｍの圧電素子が接着配置されている。この
圧電素子は図示しない信号線から受ける信号により駆動
し、前記キャビティ２内のインクをインクノズルから噴
出させる駆動源となる。各流路から厚み方向に貫通した
連絡流路５は内径０．２ｍｍの円柱管であり、その先端
部のインクノズル７は内径４０〜６０ＬＬｍの円孔であ
る。なお、図示しないインク供給管はインク供給管接続
部１１に接着される。

ここではヘッド基板１と薄板８は輻０．１５ｍｍでつな
がった同一高さの平面で形成する接合面９で互いに接合
されている。ただし、流路が接近している部分の接合面
９は互いの流路の接合面の重ね合わせによりＯ，１５ｍ
ｍより広くなっている。

第３図は本発明における第２の実施例を示すものであり
、ポリサルフォン又はポリカーボネートを射出成形して
作られるヘッド基板の流路パターンの構成図である１本
実施例では、−列約３０ｄｐｉの集積密度で２４ノズル
より成るインクノズル列及び流路を水平に対して、θ＝
９．４６°傾け、これに対して線対象で同様ならう一つ
のインクノズル列及び流路を平行にかつ水平方向に５７
６０インチ、垂直方向に１／３６０インチずらして併設
する構成としている。さらに図示しない高分子の薄板を
振動板として接合し、圧電素子等の材部部品を付加する
ことで縦４８ノズル、３６０ｄｐｉのノズル密度のイン
クジェットヘッドを実現している。この例ではヘッド基
板１と図示していない薄板は流路及びインク準備室４の
直近の輻０．１８ｍｍでつながった同一高さの平面を形
成する接合面Ａ１２に加えて、インク準備室４直近の幅
２ｍｍでつながった同一高さの平面を形成する接合面８
１３により接合されている。

以上述べた実施例はインクジェット記録装置にとどまる
ことな（、液体を吐出する装置全般に応用可能であり、
例えば圧電素子駆動のマイクロホンブへの応用も可能で
ある。

〔発明の効果ｊ 以上説明したように、本発明では流路を有する高分子基
板に高分子の薄板を接合して流路を密閉する構造のイン
クジェット記録装置において、高分子基板の流路に隣接
し、かつ流路のまわりを一周して切れ目なくつながった
同一高さの平面を接合面にすることにより、カッター段
差などのない高さの均一な面を得ることができ、流路を
流動するインクが漏れることのない均一な接合が行なえ
る。これにより、接合面の研磨により精密金型の転写に
より得られた精度の良い基板の流路寸法をくずすことな
く、研磨によるコストアップを生ずることなく、目的と
する超低コストで印字品質の高いインクジェットプリン
ターを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクジェットヘッドの流路構造を示
す平面図（ａ）と断面図（ｂ）、第２図は本発明の一実
施例によるヘッド基板における流路パターン構成を示す
平面図（ａ）と断面図（ｂ）、第３図は本発明の他の実
施例を示すヘッド基板の流路パターン構成図、第４図は
従来技術によるインクジェットヘッドの流路構造を示す
平面図（ａ）と断面図（ｂ）。 １　・ ２　・ ３　・ ５　・ ６　・ ７　・ ９　・ ｌ　Ｏ・ １１　・ １２　・ １３　・ ヘッド基板 キャビティ インク供給路 インク準備室 連絡流路 オリフィス部 インクノズル 薄板 接合面 一般面 インク供給管接続部 接合面Ａ 接合面Ｂ １１、じら　（ａン “イ１１８（す

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 流路を有する高分子基材のヘッド基板に高分子の薄板を
   接合して前記ヘッド基板の流路を密閉してインクを流動
   させる構造のインクジェット記録装置において、 前記ヘッド基板のすべての流路に隣接した同一高さの平
   面のみを接合面として接合し、前記接合面は前記ヘッド
   基板のすべての流路のまわりを一周して切れ目なくつな
   がっていることを特徴とするインクジェット記録装置。