JPH0326230B2 - - Google Patents

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JPH0326230B2
JPH0326230B2 JP4401382A JP4401382A JPH0326230B2 JP H0326230 B2 JPH0326230 B2 JP H0326230B2 JP 4401382 A JP4401382 A JP 4401382A JP 4401382 A JP4401382 A JP 4401382A JP H0326230 B2 JPH0326230 B2 JP H0326230B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
hair
resin
hair removal
adhesive
Prior art date
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Expired
Application number
JP4401382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58160381A (ja
Inventor
Hideo Sato
Tetsuo Horiuchi
Komakazu Nishii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP4401382A priority Critical patent/JPS58160381A/ja
Publication of JPS58160381A publication Critical patent/JPS58160381A/ja
Publication of JPH0326230B2 publication Critical patent/JPH0326230B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は粘着タイプの脱毛シートに関するもの
である。 従来の脱毛材料としては下記のものが知られて
いる。 1) 常温で固形状のワツクスタイプ。 2) チオグリコール酸の如き脱毛剤を含有する
クリームタイプ。 3) 松脂を主成分とする粘着タイプ。 しかして1)のワツクスタイプのものは毛根から
脱毛するために脱毛後長期間発毛しないという利
点を有する反面、使用時加温するという煩雑な操
作を必要とするうえに、溶融温度を測定し難した
めに皮膚刺激を与えることが多いという欠点があ
り、2)のクリームタイプは脱毛操作が簡単であ
るという利点を有する反面、毛根部分が除去され
ないので短期間で発毛するという欠点がある。ま
た3)の粘着タイプのものは、松脂を主成分とす
るために外気温度によつて脱毛率のバツツキが多
いという欠点がある。 近時、熱可塑性エラストマー、粘着付与性樹
脂、ブチルゴム及び液状ポリマーの4成分からな
る粘着タイプのものが提案されているが、4成分
相互の相溶性が不充分なために、充分な脱毛効果
が期待できないという不都合があつた。 本発明はかかる従来技術の欠点を解決した新規
な粘着脱毛シートを提供するものであつて、その
要旨とするところは、少なくとも10Kg/cm2の引張
強さと200以下のメルトインデツクスを有する熱
可塑性エラストマーと、該エラストマーと相溶性
良好な粘着付与性樹脂とを構成成分とし、且つ該
樹脂は少なくとも軟化点が10℃異なる2種以上か
ら構成されていると共に一方の樹脂は25℃で液状
であることである。 本発明の粘着脱毛シートは、皮膚面に貼着させ
て後に強制的に引き剥すことによつて、毛を毛根
から脱毛することができるという簡便さと、以下
に明されるような種々の特徴を有する。 本発明の実施に当つて用いられる熱可塑性エラ
ストマーは、本発明の粘着脱毛シートの物理的強
度の向上と、特性上のバラツキを解決するために
用いられるものであつて、望ましくは全成分中に
占る割合(重量比)が30%以下であつても充分に
上記の目的を達成することができる特定の物性を
有するエラストマーが使用される。 上記の目的を達成することができるエラストマ
ーとしては、少なくとも10Kg/cm2の引張強さと
200以下のメルトインデツクスを有する熱可塑の
エラストマーが挙げられ、典型的な例はスチレン
含有量が5〜45重量%のスチレン−イソプレン−
スチレン又はスチレン−ブタジエン−スチレンブ
ロツク共重合体である。他の使用可能な熱可塑性
エラストマーは、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体、トランスイ
ソプレンなどである。 熱可塑性エラストマーの引張強さ(ASTMD
412)が10Kg/cm2以下では、皮膚面の形状に追従
密着させるために粘着脱毛シートを薄くし、これ
を皮膚面から引き剥したときに破断し易いために
好ましくなく、またメルトインデツクスが200以
上では、製造時加熱溶融して造膜する際に流動性
が大きすぎて厚みが不均一となつたり、不必要に
皮膚面に接着したり、或いは保存期間中に粘着層
が流れ所謂糊食み出しが起生したりするために好
ましくないものである。 かかる特定の熱可塑性エラストマーに配合され
る粘着付与性樹脂は、該エラストマーと良好な相
溶性を有する以外に、以下に示す2つの条件を満
足することが必要である。 その一つは粘着付与性樹脂が2以上の系から選
択され、その違いは軟化点が少なくとも10℃、好
ましく25℃異なることであり、他の一つは二以上
の系の一方が25℃で液状であることである。 2以上の系から選択された樹脂の軟化点の差が
10℃以下であると、凝集力と接着力のバランスを
保ち難く、例えば皮膚面への糊残りが生じたりす
るので好ましくないものである。 25℃で液状(ペースト状を含む)である粘着付
与性樹脂は、粘着脱毛シートに対して低温時に柔
軟性を付与すると共に皮膚への接着性を向上させ
るもので、例えば25℃で液状であるキシレン系樹
脂、テルペン系樹脂、ロジンメチルエステル、水
添ロジンメチルエステル、ロジントリエチレング
リコールエステル、水添ロジントリエチレングリ
コールエステル、ロジンジエチレングリコールエ
ステルの如きロジン系樹脂が挙げられるが、本発
明者達が繰り返し行つた実験によれば、ロジンエ
スステルに金属ナトリウムとアルコールを作用さ
せ、エステルを還元させてアルコール水酸基を形
成してなる、分子中にOH基を1個有する液状樹
脂(14〜23重量%のデヒドロアルコール、36〜39
重量%のジヒドロアルコール及び38〜50重量%の
テトラヒドロアルコールを含有)が好適に使用で
きることが判明している。かかるOH基を1個有
する液状樹脂の代表例としては、ハーキユレス社
(米国)からアビトールの商品名で市販されてい
るものが好適である。 かかる液状樹脂と共に用いられるもう一方の粘
着付与性樹脂は、25℃で固形のものであつて、毛
に対する接着性を向上させるものであり、例えば
軟化点が50℃以上のガムロジン、ウツドロジン、
ダンマルの如き天然樹脂、重合ロジン、部分水添
ロジン、グリセリンエステルロジン、ペンタエリ
スツトエステルロジンの如き変性ロジン及びそれ
らの誘導体、テルペン系樹脂、キシレン系樹脂、
石油系樹脂などが挙げられる。該樹脂の軟化点は
50℃〜180℃の範囲で用いるので、皮膚面への糊
残り防止と低温時での接着力低下防止の点から望
ましいものである。 これらの熱可塑性エラストマー、25℃で液状の
粘着付与樹脂及び25℃で固形の粘着付与性樹脂の
割合は、エラストマー100重量部に対して、液状
樹脂20〜200重量部、好まましくは、70〜150重量
部及び固形樹脂50〜400重量部、好ましくは100〜
300重量部の範囲で用いられる。 液状樹脂が20重量部以下では、低温時の柔軟性
と皮膚への密着性に欠け、200重量部以上では、
柔軟性が増し皮膚との接着性は良好となるが、凝
集力が低下し、毛に対する接着力とのバランスも
くずれ、糊残りを起生するので好ましくないもの
である。また固形樹脂が50重量部以下では、毛に
対する接着力が低下するので完全に脱毛できず、
400重量部以上では、毛に対する接着力は良くな
るが、皮膚接着力とのバランスがくずれ毛根から
脱毛することが難かしくなり、しかも凝集力の低
下につながり、糊残りの原因ともなるので好まし
くないものである。 これらの3成分からなる構成成分には、必要に
応じて着色剤、充填剤、酸化防止剤、老化防止
剤、安定剤、香料、局所麻酔剤、消炎鎮痛剤の如
き配合剤を適量添加することができる。 このような配合設計された均一分散混合物は、
押出し、圧延、流延などの通常知られる造膜化手
段を用いて、厚さ約50〜800μmのフイルム又はシ
ート状とされ、粘着脱毛シートとされる。 なお該シートはその層間又は一方の表面に、薄
手の不織布、布、紙、プラスチツクフイルムの如
き補強用支持体を介在又は固着させることができ
る。 本発明の粘着脱毛シートは以上のように構成さ
れているものであるから、これを皮膚面に貼着し
て強制的に引き剥すことによつて確実に毛根から
脱毛でき、しかも3つの主成分の相溶性が良好な
ので薄い膜厚で充分な脱毛効果が得られるという
特徴を有する。 以下本発明の実施例を示す。文中部とあるのは
重量部を意味する。 実施例 下記配合例1〜5を用いて試料No.1〜5のサン
プルを作成し、パネラーとして成人男女10名を使
つて脱毛テストを行つた。その結果は第1表に示
す通りである。 なおサンプルは、まず配合例中の熱可塑性エラ
ストマーと液状樹脂、安定剤とを混合して120℃
で30分間溶融撹拌し、次いで固樹脂を添加してさ
らに120℃で20分間溶融撹拌し、得られた溶融混
合物を、補強用支持体としての厚さ25μmのポリ
エステルフイルム上に150μmの厚みで塗布して作
成した。 配合例 1 S−I−S 20部 (スチレン−イソプレン−スチレンテレブロツ
クエラストマー、平均分子量125000、スチレン/
イソプレン比=14/86、引張強さ218Kg/cm2、メ
ルトインデツクス10g/min) 水添ロジングリセリンエステル 30部 (軟化点85℃)水添ロジントリエチレングリコー
ル 30部 (粘度38000センチポイズat25℃) 配合例 2 S−I−S(配合例1と同) 20部 水添ロジン 35部 (水素添加ロジン 軟化点75℃)液状樹脂(米国
ハーキユレス社製、商品名アビトール) 20部 アルキレイテツドビスフエノール 1.5部 配合例 3 S−I−S(配合例1と同) 25部 水添ロジン(配合例1と同) 30部 液状樹脂(配合例2と同) 25部 水添ロジンメチルエステル 10部 (2300〜6600センチポイズ(25℃))アルキレテ
ツドビスフエノール 1.5部 配合例 4 S−B−S 20部 (スチレン−ブタジエン−スチレンラジアルテレ
ブロツクエラストマー、平均分子量150000、スチ
レン/ブタジエン比=30/70、引張強さ265Kg/
cm2、メルトインデツクス1以下)水添ロジン(配
合例1と同) 55部 液状樹脂(配合例2と同) 30部 アルキレイテツドビスフエノール 1.5部 配合例 5 S−I−S(配合例1と同) 20部 水添ロジングリセリンエステル 20部 (配合例1と同)液状樹脂(配合例2と同)30部 アルキレイテツドビスフエノール 1.5部
【表】 テスト方法 サンプルを5cm×15cmの大きさとすると共にそ
の長さ方向の一端に5cm×3cmの紙を貼り付けて
摘み部を形成した試料体とする。 次にこの試料体をテスト部位に毛の流れ方向に
摘み部が位置するように接着させ、次いで摘み部
を持つて毛の流れ方向とは逆方向に急速に引き剥
して脱毛する。 脱毛率はテスト部位から脱毛された毛とテスト
部位跡に残つている毛とを調べて下式にて求め
た。 脱毛率(%)=脱毛された毛数/(部位跡に
残つた毛数)+(脱毛された毛数)×100 本発明の粘着脱毛シートは、上記の実施例から
も明らかなように、顕著な脱毛効果を有すること
が判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも10Kg/cm2の引張強さと200以下の
    メルトインデツクスを有する熱可塑性エラストマ
    ーと、該エラストマーと相溶性良好な粘着付与性
    樹脂とを構成成分とし、且つ該樹脂は少なくとも
    軟化点が10℃異なる2種以上から構成されている
    と共に一方の樹脂は25℃で液状であることを特徴
    とする粘着脱毛シート。 2 25℃で液状である粘着付与性樹脂が分子中に
    1個のOH基を持つものである特許請求の範囲第
    1項記載の粘着脱毛シート。
JP4401382A 1982-03-18 1982-03-18 粘着脱毛シ−ト Granted JPS58160381A (ja)

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JP4401382A JPS58160381A (ja) 1982-03-18 1982-03-18 粘着脱毛シ−ト

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JP4401382A JPS58160381A (ja) 1982-03-18 1982-03-18 粘着脱毛シ−ト

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JPS58160381A JPS58160381A (ja) 1983-09-22
JPH0326230B2 true JPH0326230B2 (ja) 1991-04-10

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0196896A3 (en) * 1985-03-27 1987-02-04 Nitto Denko Corporation Method and composition for removal of hair from skin
FR2746006B1 (fr) * 1996-03-15 1998-06-05 Composition epilatoire comprenant des polymeres de latex et des resines et procede d'epilation
US6423306B2 (en) 1999-02-26 2002-07-23 L'oreal Sa Cosmetic compositions containing di-block, tri-block, multi-block and radial block copolymers
US6964773B1 (en) 2000-11-22 2005-11-15 L'oreal S.A. Transfer resistant anhydrous cosmetic composition
JP4990454B2 (ja) * 2001-09-28 2012-08-01 株式会社共和 シート状またはロール巻き状の紙粘着材

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