JPH03261723A - 抗腫瘍物質の採取法 - Google Patents

抗腫瘍物質の採取法

Info

Publication number
JPH03261723A
JPH03261723A JP2058126A JP5812690A JPH03261723A JP H03261723 A JPH03261723 A JP H03261723A JP 2058126 A JP2058126 A JP 2058126A JP 5812690 A JP5812690 A JP 5812690A JP H03261723 A JPH03261723 A JP H03261723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
water
lower alcohol
extracting
fraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2058126A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Ikegawa
哲郎 池川
Nobuo Ikegawa
池川 信夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2058126A priority Critical patent/JPH03261723A/ja
Publication of JPH03261723A publication Critical patent/JPH03261723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は漢方生薬狠毒からの抗腫瘍性物質の採取法に関
するものである。
(従来の技術) 漢方生薬は古い歴史をもつ人類の英知が結集されたもの
と云え、中弱大辞典(江蘇新医学院編、上湯人民出版社
、1977年)には6000種以上の生薬の臨床効果が
記載されている。然しなから、漢方では単一の生薬を使
用することは殆んどなく、複数の生薬の合剤、またはそ
の前側が使用されるので、合剤その前側としての効果が
臨床的に判定されていることになる。中弱大辞典に抗腫
瘍効果が臨床的に認められると記載されている生薬は1
00種を越すが、いずれも合剤として使用された結果で
あり、抗腫瘍活性の本体が解明されているものは約半分
にすぎず、残りはその本体が解明されずに放置されてい
る。狠毒は中弱大辞典に癌の漢方薬として各種の生薬と
の合剤、その煎剤、として使用する旨記載されているが
、狠毒単独が抗腫瘍物質を含有するかどうか明らかにさ
れていない。
(本発明が解決しようとする課1り 本発明は、漢方で抗癌剤として臨床的に古くから合剤成
分に使用されている狠毒が、抗腫瘍物質を含有している
かを検討し、その採取法を確立することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段及び作用)上記の目的に沿
って検討した結果、狠毒が抗腫瘍物質を含有すると確認
できたので、効率よく抗腫瘍物質を狠毒より採取する方
法を検討して、その方法を確立することができた。即ち
狠毒を低級アルコール、例えばメタノール、または酸性
低級アルコールによって抽出し、溶媒を留去して抽出エ
キスをえる。この抽出エキスを水または稀アルカリ水溶
液に溶解し、水に混和しない有機溶媒、例えばエーテル
、クロロホルム、n−ブタノール、で震盪した後、有機
溶媒層を採取し、有機溶媒を留去して活性物質をえる。
この活性物質はクロマトグラフなどの常法により精製し
、純品をえることができる。また、低級アルコール、酸
性低級アルコールの抽出エキスをそのま\クロマトグラ
フなどの常法によって精製することもできる。
このように、漢方狠毒を新規方法で処理してえられた物
質の化学構造は決定されていないが、えられた物質は機
器分析の結果、芳香環を有する化合物と推定され、安定
な#yJtで、以下に示すように強い抗腫瘍活性を有し
ている。
以下実施例をあげて、本発明を具体的に説明する。
裏廉班上 漢方生薬1kgをメタノール51で加熱還流しながら3
時間抽出し、冷後溶媒を減圧下留去すると、粗抽出物6
1gを得る。本粗抽出25gを水700−に溶解し、エ
ーテル300dで3回抽出する。
エーテル層は溶媒を留去すると、M−E12gを得る。
水層は凍結乾燥して、M−Hlo、5gを得る。M−E
は分取薄層クロマト(逆相薄層板メルク社製N1115
389 )で、メタノール:水(5:1)で展開して、
原点より、蛍光吸収を指標として、7分画して、各、M
−1,M−2,M−3,M−4、M−5,M−6,M−
7とする。M−2を○DSを用いた高速液体クロマトに
かけて、メタノール:水(5:1)で溶出すると、l1
分、12分、19分に活性物質が溶出する。
実施■1 狠毒、1kgを0.1規定塩酸3%を含むメタノール5
000dで煮沸還流しながら、3時間抽出する。
冷後、減圧下溶媒を留去し、粗抽出エキス約70gを得
る。本物質10gを水500mに溶解し、エーテル20
0dで3回抽出し、エーテル層は溶媒を留去して、活性
物1t7g (CE−2)を得る。
水層は、稀アンモニア水でpFI8に調整した後、n−
ブタノール200dで3回抽出する。n−ブタノール層
は溶媒を減圧下留去し、活性物’f2g(CE−1)を
得る。
前記CB−2,2gを水501dに溶解して、セファデ
ックスLH−20のカラムクロマトグラフ(カラム、4
cmx60cm)にかけて、メタノールで溶出して、フ
ラクションコレクターで、各I5−づつ、UV254n
mで検出して分画する。
そして、A、B、C,D、Eの5画分を得る。
各画分の収量はA:60■、B:300■、C:450
■、D:140■、Eニア00■である。
このうちB画分を更に分取薄層クロマト(逆相薄層板メ
ルク社製に15389 )実施例1と同様に蛍光吸収を
指標として、原点より、B−1,B−2゜B−3,B−
4,B−5に分画して抽出、採取する。B−3画分を高
速液体クロマトで、ShimpackPrep−〇DS
カラムを用いて、メタノール:水(5:1)で溶出する
と、19分に活性物質が溶出する。本物質は、UV25
2niに極大吸収を有し、B−3−19と名づけた。ま
た、28分に溶出する物質をB−3−28,40分に溶
出する物質をB−3−40とした。
裏施尉主 マウス白血病由来の培養株細胞(L−1210)に対す
る試験管内での殺細胞作用 本発明により採取された活性物質を生理食塩水に溶解し
、10%牛脂児血清を含むI?PMI−1640培地中
で継代培養されている白血病細胞L−12101,0X
105個/Idニ添加して37°Cで48時間5%炭酸
ガス培養器中で培養した後、対照群と試料添加群につい
てその生細胞をトリパンブルー染色によって検鏡してそ
れぞれの活性物質について50%阻止濃度(ICs。)
を求めた。その結果を第1表に示す。
試   料 −E −H −I −2 −3 −4 −5 −6− 7 E−2 −I −2 −3 −4 −5 第1表 ICs。
(+scg/d) 1104圭 動物実験腫瘍P−3 8 8を用いる抗腫瘍試験雌のB
DF.マウスの腹腔内に、1週間1回継代されているP
−3 8 8の腹水癌細胞1.OXlo”個/マウスを
腹腔内に移植し、移植後24時間より本発明の活性物質
を腹腔内に投与した。投与回数は1日1回5日間とし、
その生存日数を無処理群のそれと比較して、延命率を算
出した。その結果を表−2に示す。
試料 −E −H −1 −2 −3 −4 −5 −6− 7 E−2 −1 −2 −3 −4 −5 −3−19 −3−28 −3−40 表2 投与量 lO■/kgX5回 IQ   n   X5/1 5   #   X5# 5  s   X5/1 5//XF)N 5   tt   X5/1 5  tt   X5/1 5  〃  ×5〃 5   //   X5/1 5Q  //   X5/1 5Q   //   X4/1 5   tt   X5/1 5   //   X5/1 5   //   X5// 100  //   X5’/ 100  /l   X5// 20  〃  ×5〃 2  s   X5// 2  s   X5// 2  //   X5// 20  〃  ×5〃 2#X5// 2   #   X5# 2  s   X5// 延命率 60% 2 2 3 8 7 0 7 8 9 7 3 4 3 5 0 7 0 7 2 6 (効 果) 本発明により、漢方生薬狠毒中の抗腫瘍物質が抽出でき
たとともに、新規の抗腫瘍剤の製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2に示したセファデックス溶出クロマト
グラム図である。 第2図は実施例2に示した高速液体クロマトグラム図で
ある。 第3図はB−3−19の紫外吸収図である。 高速液体クロマトグラフィ−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)狠毒の低級アルコールまたは酸性低級アルコール
    抽出物を分配法およびまたはクロマトグラフィー法で蛍
    光およびまたはUV254nm吸収を有するフラクショ
    ンを分取することを特徴とする狠毒より抗腫瘍物質の採
    取法。
  2. (2)狠毒のメタノール抽出物を水不溶性有機溶媒で抽
    出し、該抽出物を分取薄層クロマトグラフィーで処理し
    、蛍光吸収を有するフラクションを分取する狠毒より抗
    腫瘍物質の採取法。
  3. (3)狠毒の塩酸メタノール抽出物を水不溶性有機溶媒
    で抽出し、該抽出物をセファデックス処理し、UV25
    4nmの吸収を有するフラクションを分取する狠毒より
    抗腫瘍物質の採取法。
JP2058126A 1990-03-12 1990-03-12 抗腫瘍物質の採取法 Pending JPH03261723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2058126A JPH03261723A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 抗腫瘍物質の採取法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2058126A JPH03261723A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 抗腫瘍物質の採取法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03261723A true JPH03261723A (ja) 1991-11-21

Family

ID=13075289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2058126A Pending JPH03261723A (ja) 1990-03-12 1990-03-12 抗腫瘍物質の採取法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03261723A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105294623B (zh) 一种倍半萜内酯类化合物、其制备方法以及应用
CN101190258A (zh) 富含小白菊内酯的总倍半萜内酯提取物及其制备方法和应用
CN111635380A (zh) 野艾蒿中倍半萜及其药物组合物与其制备方法和应用
CN102319319B (zh) 一种白英提取物以及包括其的抗癌药物
CN110194758B (zh) 一种从关木通中分离纯化马兜铃酸类化合物的方法
KR101080648B1 (ko) 쑥속(Artemisia species)식물의 추출물로부터 원심향류분배 크로마토그래피를 이용한 고농도 유파티린(Eupatilin) 및 자세오시딘(Jaceosidine)을 대량으로 분리 및생산하는 방법
CN1709417A (zh) 一种杏香兔耳风提取物及其制备方法
CN101396373B (zh) 一种华蟾素提取物及其制备方法
CN1190098A (zh) 人参分组皂甙的制备方法,其药物组合物及应用
CN114957190B (zh) 南牡蒿素及其药物组合物和其制备方法与应用
CN111228246A (zh) 一种萜酚的应用和制备方法
CN115894418A (zh) 蒙古蒿内酯a-f及其药物组合物和其制备方法与应用
JPH03261723A (ja) 抗腫瘍物質の採取法
Marston et al. Isolation of biologically active plant constituents by liquid chromatography
CN110559307A (zh) 一种合欢皮新木脂体化合物及其新用途
CN117209462B (zh) 白莲蒿内酯a-u及其药物组合物和其制备方法与应用
CN111848638A (zh) 酰基间苯三酚杂萜类化合物及其在制药中的用途
TWI685345B (zh) 艾草萃取物用於抑制肺癌細胞的用途
CN116098930B (zh) 一种制取高纯度杜仲叶总黄酮的分离富集方法及应用
CN110393712B (zh) 从大麻叶泽兰中提取的抗肿瘤有效部位及其制备方法和应用
CN112876366B (zh) 一种帚状异酯素、其制备方法和应用,以及药物组合物
CN100383155C (zh) 抱茎苦荬菜内酯及其衍生物组合物和它的制备方法及其应用
CN107365316B (zh) 石松生物碱lycoplanineA及其药物组合物与其制备方法和应用
CN115490660B (zh) 南牡蒿内酯a-d及其药物组合物和其应用
CN1712057A (zh) 兰科植物中有效部位-丁二酸苄酯衍生物的制备方法