JPH03261394A - 電動機の制御装置および制御方法 - Google Patents

電動機の制御装置および制御方法

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JPH03261394A
JPH03261394A JP2054840A JP5484090A JPH03261394A JP H03261394 A JPH03261394 A JP H03261394A JP 2054840 A JP2054840 A JP 2054840A JP 5484090 A JP5484090 A JP 5484090A JP H03261394 A JPH03261394 A JP H03261394A
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JP
Japan
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power factor
voltage
power
motor
current
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JP2054840A
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English (en)
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Shigeto Kuwabara
桑原 成人
Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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ALEX DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
ALEX DENSHI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は誘導電動機の制御装置に関し、とくに、誘導電
動機の負荷状態に応じて力率を調整するようにした制御
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、交流誘導電動機の省エネルギーを目的として、米
国特許第4,052.648号において、誘導電動機の
入力電圧と電動機の巻線に流れる電流との位相角に応じ
て力率tM御することが提案されている。この装置にお
いて、電圧と電流との位相角に応じてサイリスタ等の半
導体スイッチにより電圧の位相制御が行なわれると、電
圧電流波形が歪波となるため、電動機の力率を精度よく
制御することができず、また、電源電圧の影響により電
動機を高効率で制御することが+g*であった。
つぎに、米国特許第4,379,258号(特公昭60
−42,717号)では、誘導電動機の巻線に印加され
る電圧の瞬時値と前記巻線に流れる電流の瞬時値との積
が正になる電力(供′給電力)と負になる電力(帰還電
力)とを検出し、これら2つの電力の間に比例関係をも
たせることにより誘導電動機の効率を教養することが提
案されている。ところで、誘導電動機の消費電力と力率
との間には密接な関係があり、誘導電動機の消費電力を
最少にするための最適力率は負荷率に応じて著しく具な
る傾向がある。
たとえば、定格200V150)hの2.2KW/4極
の誘導電動機では下記テーブルに示すように負荷率60
%において力率が81%のときに消費電力がl、73K
Wと最も小さく、負荷率74%では力率が80.8%の
ときに消費電力が2.05KWと最も小さい、下記テー
ブルはその傾向を示すために上記モータの負荷特性試験
結果を表わす。
上記テーブルにおいて、負荷率ごとに誘導電動機の巻線
に印加される電圧を160,170,180,190,
200ボルトに変えた場合の負荷電流と消費電力と力率
の測定結果が示されている。負荷率74%以上において
は電動機に定格200Vの電圧が供給された状態での消
費電力が最も小さく、すなわち、力率がそれぞれ80.
8%、84.5%、85.9%87.4%のときに電動
機の消費電力が最も小さく、力率の上昇とともに電動機
の消費電力が増加する。その理由は、電動機の最適力率
以上では力率の上昇とともに負荷電流が増加するために
、電動機の鉄損、銅損が増えるためと考えられる。負荷
率60%の条件下では、電圧が190Vで力率81%の
ときに電動機の消費電力が1,73KWともつとも小さ
く、力率が81%以上になると消費電力が増加する。こ
のように、誘導電動機の消費電力を最少にするための最
適力率は負荷率に応じて異なる。したがって、誘導電動
機の消費電力を小さくするためには負荷率に応じた任意
の最適力率で電動機を制御する必要がある。しかしなが
ら、供給電力と帰還電力との間を一定の比例関係になる
ように制御を行なう従来方式では制膏回路が誘導電動機
の力率というファクターを考慮していないため、誘導電
動機を最適の力率で制御する二とができず、誘導電動機
の安定した高効率制御が困難であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は前記のような従来技術の問題を解決するため
になされたもので、誘導電動機の入力電圧の1周期の値
と電動機巻線に流れる電流の1周期の値とを乗じて1周
期の有効電力を算出し、一方、入力電圧の実効値と電流
の実効値とを乗じて1周期における皮相電力を算出し、
除算器により皮相電力と有効電力から測定力率を求め、
この測定力率が、電動機の省エネのための任意の最適力
率に近づくように誘導電動機の入力電圧を制御すること
により誘導電動機の省エネ効果を常に最大になるように
散着することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記目的は、先ず第一には、電動機の
巻線に供給される電圧の検出手段と、前記巻線に流れる
電流の検出手段と、前記電圧検出手段と前記電流検出手
段に接続され、前記電圧と前記電流の積から少なくとも
1周期における有効電力を演算し、さらに前記電圧の実
効値と前記電流の実効値との積から少なくとも1周期に
おける皮相電力を演算する電力演算手段と、前記電動機
の最適力率指令値を設定する最適力率設定手段と、前と
有効電力と前記皮相電力とから測定力率を演算し、前記
測定力率と前記設定力率とを比較して力率比較信号を発
生する演算比較手段と、前記力率比較信号に応答して前
記電動機の巻線に供給される電圧を調整する電圧調整手
段を具え、前記電圧調整手段が前記測定力率を前記最適
力率に近づけるように前記電圧を調整した、ことにより
達成される。
上記目的は、第二には、 電動機の制御方法が交流電源に接続された電動機の制御
方法において。
(a)前記電動機の巻線に供給される電圧と前記巻線に
流れる電流とを検出するステップと; (b)前記電圧と前記電流との積から1周期における有
効電力を演算するステップと; (e)前記電圧の実効値と前記電流の実効値との積から
1周期における皮相電力を演算するステップと; (d)前記有効電力と前記皮相電力とから測定力率を演
算するステップと。
(e)前記電動機のための最適力率を設定するステップ
と(f)前記測定力率と前記最適力率とを比較して力率
比較信号を発生させるステップと。
(g)前記力率比較信号に応答して前記最適力率に前記
測定力率が近づくように前記電動機の巻線に供給される
電圧を調整するステップと2からなる、 ことによって達成される。
上記目的は、第三には、 電動機の巻線に供給される電圧の検出手段と、前記巻線
に流れる電流の検出手段と、前記電圧検出手段と前記電
流検出手段とに接続されたマイクロコンピュータと、前
記マイクロコンピュータに最適力率を設定する手段と、
前記マイクロコンピュータからの出力信号に応答して前
記巻線に供給される電圧を調整する手段とを具え、前記
マイクロコンピュータが前記電圧と前記電流との積から
1周期の有効電力を演算し、前記電圧の実効値と前記電
流の実効値との積から1周期の皮相電力を演算し、前記
有効電力と前記皮相電力との除算から測定力率を演算す
る演算手段と、前記最適力率と前記測定力率とを比較し
て力率比較信号を出力する比較手段と、前記力率比較信
号に応答して前記最適力率に前と測定力率が近づくよう
に前記電圧調整手段を制御するタイミング信号発生手段
とを具えた、二とによって達成される。
〔作用〕
交流誘導電動機に印加される電圧と電動機巻線に流れる
電流がそれぞれ電圧検出器と電流検出器とにより検出さ
れる。つぎに、電力演算器により電圧の実効値と電流の
実効値とが求められ、これらの実効値から1周期の皮相
電力が演算される。一方、電力演算器により電圧と電流
から1屑期の有効電力が演算される。電力演算器は皮相
電力と有効電力とから電動機の測定力率を演算する。演
算比較器は力率設定器からの最適力率と測定力率とを比
較してその差に応じた力率比較信号を出力する。演算比
較器に接続された電圧調整器は力率比較信号に応答して
最適力率に測定力率が近づくように電動機に印加される
電圧を調整することにより、モータの安定した高効率制
御が可能となる。
C実施例〕 以下、この発明の第1実施例を図に基づき説明する。第
1図において、交流電W10と誘導電動機12との間に
接続された交流誘導電動機用の省電力制御装置14の望
ましい第1実施例が示されている。省電力制御装置14
はsi*電#に機12の巻線に供給される電圧の検出器
16とその巻線に流れる電流の検出器CTとを具え、電
圧検出器16と電流検出器CTの出力側は電力演算@1
8に供給される。
電圧検出116は誘導電動機12の巻線に接続されてい
る端子Vuに接続された分圧抵抗R1,R2と、端子V
vに接続された分圧抵抗R3,R4と、増巾@17から
なる差動増巾器により構成され、誘導電動機12に印加
される電圧U−■に比例した電圧Vuvをとり出す(第
2図参照)。
電力演算918は皮相電力算出量20と有効電力算出器
21とを有する。
皮相電力算出器20は電流検出器CTにより検出された
1肩期における電流値Iuの実効値Iu (rms)を
検出する実効値変換@22と、電圧検出@16により検
出された1周期における電圧Vuvの実効値Vuv (
rの実効値ru(r市s)(犀 −〉と電圧V u v
の実効値Vuv (rσ ms)は乗算器26により乗算されて皮相電力に比例し
た直流電圧P(すなわち、P+wIu (rms)XV
uv (rms))が出力される(第2図参照)、第2
図において、符号びは電圧Vuvと電流Iuとの位相角
を表わす、有効電力算出器21は電流検出@CTにより
検出されたxR期における電流Iuと電圧検出器16に
より検出された1周期における電圧VuVとを乗算して
出力Iu−Vuv(m有効電力W)を発生する乗算器2
8と、抵抗30およびコンデンサ32からなる積分回路
34とを具え、乗算器28の出力は積分回路34により
平均化され、有効電力値に比例した直流電圧 W(すな
わち、WmIu (rms)  ・Vuv (rms)
  ・cos%!/)として出力される(第2図参照)
、電力演算器18の皮相電力Pと有効電力Wとは演算比
@938に供給される。
演算比較器36は除算器38を有し、除算器38は有効
電力Wと皮相電力Pどの除算(ン)により誘導電動機1
2の測定力率を演算して出力信号P f m (tナワ
チ、 P f m−+*!!m ”u(!”l″gl゛
vus(rmg)xcoJ−−、、y  )P    
工u(rmsl ′Vuvけ16)を出力する(第2図
参照)、符号40は予じめ定められた任意の最適力率P
f’sを設定するための可変抵抗器等からなる最適力率
設定器を示す、測定力率信号Pfmと最適力率信号Pf
aは比較器42によって誤差に応じた力率比較信号C(
第2図参照)が電圧調整器44に出力される。基準電圧
VREFを可変抵抗器4oによって分圧して設定したい
最適力率に応じた直流基準電圧Pfsと測定力率Pfm
を比較器42により比較して、直流基準電圧Pfaより
も測定力率Pfmの直流電圧が低い場合(力率が悪い場
合)、力率比較信号Cの電圧を上昇させ、後述の如く、
電圧調整器44が電動機の印加電圧を下げるように動作
する。また、直流基準電圧Pfsよりも測定力率Pfm
の電圧が高い場合(力率が裏すぎる場合)、力率比較信
号Cの電圧を下降させて、電圧調整器44は電動機用印
加電圧を上昇させるべく動作する。
電力調整器44は交流電流1oと誘導電動機12との間
に接続されたトライアック等の半導体スイッチよりなる
電力調整手段46と、電力調整手段46の入力側におい
て交流電源loに接続された波形成形回路48を^える
。波形成形回路48は主回路より検出した端子U、V閏
の電圧をレベル調整し、波形成形を行なう、ランプ発生
口ll50は波形成形回路48の出力に同期してランプ
信号を出力する。力率比較信号Cのレベルとランプ信号
とは比較器52により比較されて方形波を出力する。こ
の方形波は公知のパルストランス等からなるドライブ回
路54に供給され、ドライブ回路54は電力調整手段4
6を駆動するための駆動信号Gを発生する。
電圧調整器44の具体的な回路例を第3図に示し、その
タイミングチャート図を第4図に示す、第3図において
、波形成形回路48は第4図の電圧信号U−■を分圧す
るための分圧抵抗56.58とこれら分圧抵抗56゜5
8に接続された演算増巾器60を有する。符号62は増
巾器60の保護用ツェナーダイオードを示す。抵抗64
は分圧抵抗56.58の合成抵抗との比でヒステリシス
を決定するものであり、増巾fI60の出力端に第4図
の波形成形された波形66が発生する。この波形66は
EXORゲート68に供給される。一方、波形66は抵
抗70.コンデンサ72で積分され、第4図の波形76
を発生する。波形66.76はEXORゲート68で比
較され、第4図の細いパルス78を発生する。符号74
は抵抗を示す。
パルス78は抵抗80を介してランプ発生回路50に供
給される。
ランプ発生回路50はトランジスタ82と、抵抗84と
、コンデンサ86とを有する。トランジスタ82のベー
スは抵抗80を介してEXORゲート68の出力側に接
続され、コレクターは定電流11[83に接続され、エ
ミッターは接地されている。パルス78がトランジスタ
82のベースに供給されると、トランジスタ82が導通
し、ライン88の電圧を0″にする。トランジスタ82
はパルス78の立下りに同期して非導通となり、コンデ
ンサ86は定電流源83により充電する。このとき、ラ
イン88上には時間に比例した電圧波形Ra(第4図参
照)が発生する。なお、抵抗84はトランジスタ82が
導通したときコンデンサ44を放電する電流の制限用に
設けられたものである。第3,4図より明らかなように
、演算比較器36からの力率比較信号Cはランプ信号R
aと比較され、第4図の方形波信号りを発生する。
さて、電動機負荷が小さいときは設定した最適力率値P
fsに対して測定力率Pfmが低くなる。このとき、力
率比較信号Cのレベルが高くなって、方形波信号りのパ
ルス巾が小さくなる。このとき、ゲート駆動信号Gのパ
ルス巾も小さくなるため、トライアック46の導通角が
小さくなる。
その結果、トライアックの導通時間が小さくなるため、
電動機12の巻線に印加される電圧が下がる。トライア
ック46の導通角は力率比較信号Cのレベルに応じた値
に制御されるため、電動機12の巻線に印加される電圧
は測定力率Pfmが設定力率Pfsに一致するまで下げ
られる。
つぎに、電動機負荷が大きいときは設定力率Pfaに対
して測定力率Pfmが高くなる。このとき、力率比較信
号Cのレベルが小さくなるため、方形波信号りのパルス
巾が大きくなる。このとき、ゲート駆動信号Gのパルス
巾も大きくなるため、トライアック46の導通角が大き
くなる。したがって、トライアックの導通時間が大きく
なって、電動機12の巻線に印加される電圧は高くなる
。このように、電動機12の巻線に印加される電圧は力
率比較信号Cのレベルに応じて調整され、電動機12は
設定した力率で常に運転される。
第5図は本発明の菫ましい第2実施例の誘導電動機用省
電力制御装置を示す、第5図において、當電力制御装置
は三相交流電源100と誘導電動機102との間に接続
された電圧調整器104からなる主回路105を備え、
電圧調整器104は各相に接続されたサイリスタとして
図示され、位相制御によって誘導電動機102の巻線に
供給される電圧を後述の如く調整する役目をする。制御
回路106は主回路105を制御するためのマイクロコ
ンピュータ108と、電圧電流レベル変換器110と、
最適力率設定器112と、同期検出器114と、ゲート
ドライバ116とから構成される。電圧電流レベル変換
器110は誘導電動機102の巻線に流れる電流を検出
するCTI、C70からの電流値とその巻線に印加され
る電圧を検出したものをマイクロコンピュータ108に
入力゛し易いレベルに変換し電流・電圧値の符号を検出
する役目を有し、その具体的な回路例が第6A。
6B図に示されている。マイクロコンピュータ108は
入力された電流・電圧値より各種演算を行ない、ゲート
パルスタイミングを決定してゲートパルスを発生する。
同期検出器114は電[R,S、 Tよりゲートパルス
を発生させるタイミングの基準を検出し、ゲートドライ
バ116はマイクロコンピュータ108からのゲートパ
ルスの電流容量を増し、主回路105に設けられた電圧
調整器104のサイリスタを駆動する。
第6A図は電圧レベル変換fil17を示す、電圧レベ
ル変換器117は誘導電動機102の巻線にライン11
8,120;  122を介して接続されてい゛る。ラ
イン118には分圧抵抗124R,126Rが接続され
、分圧抵抗126Rの一端は接地されている。ライン1
20には分圧抵抗124S、126sが接続され、分圧
抵抗1265の一端は接地されている。ライン122に
は分圧抵抗124T、126Tが接続され、分圧抵抗1
26Tの一端が接続されている。ライン118,120
間にはR−5間の電圧が印加され、ライン120,12
2間にはT−5間の電圧が印加される1分圧抵抗126
Rの両端に電圧v118が生じ1分圧抵抗126sの両
端には電圧v118から位相が1209遅れた電圧Vl
 20が生ずる。
電圧V118; V120は差動増巾器132に印加さ
れ、差動増巾器132は電圧■118に対して位相が3
0”進んだ電圧信号V’ R5を出力する。つぎに、電
圧信号V’R5は絶対値回路134で絶対値に変換され
て出力ラインに電圧VR5が出力する(第6B図参照)
、差動増巾器132からの電圧信号v′ R8は比較器
からなる符号検出器138でその正負の符号が検出され
て出力端に信号VR5S (第6B図参照)が出力され
る1分圧抵抗126Tの両端には電圧信号■118に対
して240°位相が遅れて電圧信号v122が生ずる。
同様に、電圧信号V12.O。
■122は差動増巾@142に印加され、差動増巾器1
42は電圧信号■118に対して900位相が進んだ電
圧信号V’ TSを出力する。電圧信号V’ TSは絶
対値回路144で絶対値に変換されて出力ラインに電圧
■TSが出力される。また差動増巾器142からの電圧
信号は比較器148により符号が検出されて出力ライン
に信号VTSSが出力される。
第8C,SD図は電流レベル変換器ユ52の具体例とタ
イムチャートをそれぞれ示す、第6C図において、ライ
ン154,156は主回路105の変流器CTIに接続
され、ライン158,180は変流器CT2に接続され
ている。符号162,164はそれぞれレベル調整用抵
抗を示し、抵抗162.164の両端では変流器CTI
、CT2で検出した電流値に比例した電圧VCTI、V
CT2が検出される。電圧VCTlは絶対値回路166
で絶対値に変換されて、負荷電流に比例した出力波形I
Rが出力ラインに出力される。比較器170は電圧VC
TIの符号を検出する符号検出器であり、出力ラインに
波形IRの符号を示す波形IR5を出力する。
二こで波形rRは誘導電動機102の第1棺(R相)の
電流波形であり、波形IR5は電流の符号(+または−
)を表わす、同様に、電圧VCT 2は絶対値回路17
2で絶対値に変換されて出力ITが発生され、一方符号
検出器174で符号検出されて出力I 、T Sが発生
される。波形ITは誘導電動機102の第3相(T相)
の電流波形を示し、出力ITSは波形ITの符号を示す
、波形IT、ITSは波形IR,lR35と同様な波形
のため第6D図において図示が省略されている。
第7A、7B図は第5図の同期検出@114の回路例と
そのタイムチャートをそれぞれ示す、同期検出器114
は電源のR,S、T相に接続された抵抗180,182
よりなる分圧回路184を具える。たとえば、R相の電
圧VRは比較器186で波形成形されて、波形Vlが出
力される。波形V2.V3も同様な方法で出力されるた
め、波形VS、VT、V2.V3の図示が第7B図にお
いて省略されている。
第8図は第5図のマイクロコンピュータ108の具体的
なブロック図を示し、第9図は第8図のマイクロコンピ
ュータ108およびその周辺機器の作動シーケンスを示
すブロック図である。第10図は第8図のマイクロコン
ピュータ108の機能を説明するためのタイムチャート
を示す、第58.9図において、誘導電動機に印加され
る1周期の電圧と電動機巻線に流れる1周期の電流が先
ず検出され、ついで、検出された電圧と電流はレベル変
換器110によりレベル変換されて電圧宿号VR5,V
TS、電流信号IR,IT、電圧符号信号VR5S、V
TSSおよび電圧符号信号工R5,rTsが出力される
。第8図において、マイクロコンピュータ108は電圧
電流レベル変換器110の出力波形VR5,VTS、I
RおよびITt−A/D変換するA/D変換器200,
202,204.206と、これらA/D変換器からの
出力信号VR5D、VTSD、IRD、  工TDと電
圧電流レベル変換器110からの符号を表わす出力信号
VR5S。
VTSS、IR3,ITSに応答して高速演算を行なう
演算部208を備演算部208は誘導電動機102に印
加される電圧に比例した電圧信号VR5D、VTSDと
モータ102の巻線に流れる電流に比例した電流信号I
RD、ITDから電圧と電流の実効値を演算する。すな
わち、第8〜10図において、演算部208ではA/D
コンバータ200からのデジタル信号VR5Dを2乗し
て、1秒間に少なくとも6万回の速さでサンプリングし
ながら、各サンプリングの値を1周期で加算して平方根
を求めることにより電圧VR8Dの実効値VR5D (
rms)を算出する。同様に、デジタル信号IRDから
(IRD)’の値を求め、電流IRDの実効値IRD 
(rms)を算出する。演算部208は電圧の実効値V
R5D (rmS)と電流の実効値IRD (rms>
とから1周期における皮相電力Pを演算する。一方、演
算5208は1周期における順行電力dと逆行電力eか
ら有効電力W(=2d−2e)を算出し、皮相電力Pと
有効電力Wから測定力率Pfmを算出する。第1O図に
おいて、電圧の符号VR5Sと電流の符号IR5を乗じ
た信号(VR5SxIR5)は電力の符号を表わし、“
十”符号は順行電力、  −”符号は逆行電力を表わす
、演算比較器210は測定力率信号Pfmと力率設定器
112からの最適力率信号PfSとを比較し、力率比較
信号Cを出力する。力率比較信号CはD/Aコンバータ
212によりアナログ値に変換され、電圧調整器214
のランプ発生器216からのランプ信号と比較器218
,220,222で比較され、ゲートドライバ116を
駆動するためのゲート信号G1−03を出力する。
力率比較信号Cが大きい場合、電動機への出力電圧を下
げるべくサイリスタ104を制御し、力率比較信号Cが
小さくなると、該出力電圧を上げるように制御する。そ
の方法は第1図と同様なので詳しい説明は省略する。
〔効果〕
以上より明らかなように、本発明では交流誘導電動機の
入力電圧と電動機の巻線に流れている負荷電流とから有
効電力と皮相電力とを求め、これらの値から力率を算出
したため、極めて精度の高効率の制御が可能となる。
すなわち、本発明では入力電圧と負荷電流の検出が超高
速サンプリングにより可能となるため、位相制褌により
入力電圧の波形が歪んだ場合でも、有効電力と皮相電力
の正確な演算ができ、その結果、最大の省エネ効果をも
たらす最適力率に近づくように極めて高精度の省エネ制
御が可能となり、実用上の効果が極めて大きい。
電圧調整手段は半導体スイッチ素子を用いたものとして
説明されたが、半導体素子の代わりに特開昭84−20
6416号に開示されたような磁気制御形可変インピー
ダンス制御装置を利用しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の誘導電動機用省電力制御装置の望まし
い第1実施例を示すブロック図、第2図は第1図の省電
力制御装置のタイムチャート図、第3図は第1図の電圧
調整器の具体的な回路図、第4図は第3図のタイムチャ
ート図、第5図は本発明の誘導電動機用省電力制御装置
の望ましい第2実施例を示すブロック図、第6A図は第
S図の電圧電流レベル変換器の電圧検出部の具体的回路
図、第6B図は第6A図の電圧検出部のタイムチャート
図、第6C図は第5図の電圧電流レベル変換器の電流検
出部の具体的回路図、第6D図は第5図の電流検出部の
タイムチャート図、第7A図は第5図の同期回路の具体
的な回路図、第7B図は第7A図の同期回路のタイムチ
ャート図、第8図は第5図のマイクロコンピュータの具
体的なブロック図、第9図は第8図のマイクロコンピュ
ータの作動シーケンス図、および第10図は第8図のマ
イクロコンピュータのタイムチャート図をそれぞれ示す
。 10.100・・・・・・交流電源 12.102・・・・・誘導電動機 16.118〜122・・・・・・電圧検出器CT、C
TI、CT2・・・・・・電流検出器18・・・・・電
力演算器 36・・・・演算比軟器 40.112・・・・・・最適力率設定器44・・・・
・・電圧調整器 108・・・マイクロコンピュータ 110・・・・電圧電流レベル変換器 114・・・・・・同期検出器 第 21!?

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電動機の巻線に供給される電圧の検出手段と、前
    記巻線に流れる電流の検出手段と、前記電圧検出手段と
    前記電流検出手段に接続され、前記電圧と前記電流の積
    から少なくとも1周期における有効電力を演算し、さら
    に前記電圧の実効値と前記電流の実効値との積から少な
    くとも1周期における皮相電力を演算する電力演算手段
    と、前記電動機の最適力率指令値を設定する最適力率設
    定手段と、前記有効電力と前記皮相電力とから測定力率
    を演算し、前記測定力率と前記設定力率とを比較して力
    率比較信号を発生する演算比較手段と、前記力率比較信
    号に応答して前記電動機の巻線に供給される電圧を調整
    する電圧調整手段を具え、前記電圧調整手段が前記測定
    力率を前記最適力率に近づけるように前記電圧を調整す
    ることを特徴とする電動機の制御装置。
  2. (2)電力演算手段と演算比較手段とがマイクロコンピ
    ュータに内蔵されていることとする請求項(1)に記載
    の電動機の制御装置。
  3. (3)交流電源に接続された電動機の制御方法において
    :(a)前記電動機の巻線に供給される電圧と前記巻線
    に流れる電流とを検出するステップと; (b)前記電圧と前記電流との積から1周期における有
    効電力を演算するステップと; (c)前記電圧の実効値と前記電流の実効値との積から
    1周期における皮相電力を演算するステップと; (d)前記有効電力と前記皮相電力とから測定力率を演
    算するステップと;(e)前記電動機のための最適力率
    を設定するステップと;(f)前記測定力率と前記最適
    力率とを比較して力率比較信号を発生させるステップと
    ; (g)前記力率比較信号に応答して前記最適力率に前記
    測定力率が近づくように前記電動機の巻線に供給される
    電圧を調整するステップと;からなることを特徴とする
    電動機の制御方法。
  4. (4)(b)〜(f)ステップがマイクロコンピュータ
    により行なわれることとする請求項(3)に記載の電動
    機の制御方法。
  5. (5)電動機の巻線に供給される電圧の検出手段と、前
    記巻線に流れる電流の検出手段と、前記電圧検出手段と
    前記電流検出手段とに接続されたマイクロコンピュータ
    と、前記マイクロコンピュータに最適力率を設定する手
    段と、前記マイクロコンピュータからの出力信号に応答
    して前記巻線に供給される電圧を調整する手段とを具え
    、前記マイクロコンピュータが前記電圧と前記電流との
    積から1周期の有効電力を演算し、前記電圧の実効値と
    前記電流の実効値との積から1周期の皮相電力を演算し
    、前記有効電力と前記皮相電力との除算から測定力率を
    演算する演算手段と、前記最適力率と前記測定力率とを
    比較して力率比較信号を出力する比較手段と、前記力率
    比較信号に応答して前記最適力率に前記測定力率が近づ
    くように前記電圧調整手段を制御するタイミング信号発
    生手段とを具えたことを特徴とする電動機の制御装置。
  6. (6)電圧検出手段および電流検出手段がレベル変換回
    路を具えたこととする請求項(5)に記載の電動機の制
    御装置。
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