JPH03260687A - 視覚障害者用点字漢字変換装置 - Google Patents

視覚障害者用点字漢字変換装置

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JPH03260687A
JPH03260687A JP2058102A JP5810290A JPH03260687A JP H03260687 A JPH03260687 A JP H03260687A JP 2058102 A JP2058102 A JP 2058102A JP 5810290 A JP5810290 A JP 5810290A JP H03260687 A JPH03260687 A JP H03260687A
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JP
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kanji
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JP2058102A
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Masahiro Oku
雅博 奥
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、視覚障害者による点字入力をかな漢字混じ
り文に変換する視覚障害者用点字漢字変換装置に関する
ものである。 [従来の技術J 視覚障害者とのコミュニケーション手段としては、文章
を自動的に読み上げる朗読システムや文章を点字に変換
するシステムがある。しかしながら、点字で入力された
文章を健常者の日常使用するかな漢字混じりの文章に変
換するシステムは存在していない。視覚障害者用点字漢
字変換装置に利用可能な技術としては、健常者用の日本
語ワードプロセッサで利用されているかな漢字変換方式
が考えられる。 [発明が解決しようとする課題] しかし、従来のかな漢字変換方式においては、■ キー
ボードは50音(あるいはアルファベット)対応であり
、視覚障害者がこのキーボードをブラインドタッチで利
用できるようになるまでには非常に長い時間がかかる、
■ 同一の読みをもつ、いわゆる同音異義語を決定でき
ない(日本語ワードプロセッサでは同音異義の関係にあ
る後を候補として画面に表示し、利用者が正しいものを
選択するが、利用者が視覚障害者である場合にはこの方
法は全く無意味である)、 ■ 点字には読点を表す記号が存在しないため、かな漢
字変換だけでは変換後のかな漢字混じり文にも読点が現
れない、 ■ 数記号(うしろに続く点字列が数字であることを表
す記号)、線記号(うしるに続く点字列が文字であるこ
とを表す記号)、助詞の「は」を「わ」と記述するなど
の点字特有の表現法に対処できない、 の問題点があった。 この発明の目的は、上記の問題点を解決した視覚障害者
用点字漢字変換装置を提供することにある。 [課題を解決するための手段] この発明にかかる視覚障害者用点字漢字変換装置は、点
字タイプライタ用キーボードや点字板などの点字入力装
置から入力された点字文字列を、読点付きのかな漢字混
じりの文に変換し、ディスプレイやプリンタなどの出力
装置に出力する視覚障害者用点字漢字変換装置において
、点字入力装置から入力された点字を1文字づつ受け取
り、句点、疑問符、感嘆符のいずれかが入力されるまで
を1文として認識する点字入力認識部と、この点字入力
認識部において1文と認定された点字文字列を点字特有
の表記(例えば、副助詞の「は」は「わ」とする)に対
応した点字漢字変換辞書と文法辞書を用いてかな漢字混
じりの文字列に変換する点字漢字変換部と、この点字漢
字変換部において現れた多義を解消する多義解消部と、
この多義解消部で一意に決定されたかな漢字混じりの文
字列を文単位に構文解析する構文解析部と、構文解析の
結果をもとに文中の適当な位置に読点を付与する読点付
与部と、読点付与部によって読点付与された文を出力装
置に出力する出力部と、多義解消部および読点付与部に
おいて利用者に問い合わせるための問い合わせ部とから
構成される。 [作用] この発明においては、点字入力を1文単位に形態素解析
を行うが、この際に点字特有の表記法について点字漢字
変換辞書、文法辞書に記述することによって対処し、点
字による入力文字列をかな漢字混じり文に変換する。ま
た、同音異義語などの形態素解析の多義については、利
用者に問い合わせるための問い合わせ部を用いて解消す
る。さらに、構文解析を行って点字表記には存在しない
読み点を適切な位置に付与することができる。以上のよ
うにして点字により入力された文字列を、点字特有の表
記を含まない標準的なかな漢字混じり文に変換する。 [実施例] 以下、この発明の一実施例について図面により説明する
。 第1図はこの発明の一実施例の基本構成図である。13
は視覚障害者用点字漢字変換装置本体で、ハード的には
cpu、メモリなどで構成されるが、機能的には点字入
力認識部12点字漢字変換部2.多義解消部31問い合
わせ部4.構文解析部5.読点付与部6.出力部7より
なる。 点字入力認識部1は利用者によって点字タイプライク用
のキーボードや点字板などの点字入力装置8を用いて入
力された点字を1文字ごとに受け取り、句点「。」、疑
問符「?」または感嘆符「!」のいずれかが入力される
までを1文として認識する。 点字漢字変換部2は点字入力を点字漢字変換辞書9と文
法辞書1oとを用いてかな漢字混じり文に変換する。こ
のとき、多義が存在する場合にはすべての多義を残して
おく。なお、点字では、助詞の「は」を「わ」と入力さ
れるので、文節末の「わ」については助詞の「は」であ
る可能性もある。これも多義の1つとして残しておく。 多義解消部3では、点字漢字変換部2において多義が存
在する際に、多義を1つに絞るために利用者への問い合
わせを行う。この問い合わせは問い合わせ部4を通して
行われる。 問い合わせ部4では、多義のうちどれが正しいかを利用
者に問い合わせる。この問い合わせ部4としては、多義
1つ1つを、変換の違いが分かるように読み上げる(以
降、校正読みと呼ぶ。例:追求=「ついきゆ− もとむ
」、追及→「ついきゅ−、およぶ」)。この他にも凹凸
を利用して指で触れることによって文字の形を表示する
装置(以降、触感ディスプレイと呼ぶ)に各多義を表示
する方法が考えられるが、ここではこの手段については
特に規定しない。 構文解析部5は、文単位に文節間の係り受け関係や用言
と格要素との関係などの構文情報を解析する。 読点付与部6は構文解析部5の結果と読点付与ルール1
1とから読点を付与すべき位置を決定する。更に読点付
与部6では、問い合わせ部4を通して読点を打つ位置が
適切であるか否かを問い合わせる。利用者によって読点
を打つ位置が不適切であるとされた場合には、別の位置
に読み点を付与し直して再度問い合わせ部4を通して利
用者に問い合わせる。利用者によって読点を打つ位置が
適切であるとされた場合には、この結果を出力部7に送
る。 出力部7は読点付与部6の結果として得られた文から表
記だけ、つまり、他の記号符は取り出さず文字だけを取
り出してかな漢字混じり文として出力装置12に出力す
る。以降読点付与部6の結果から表記だけを取り出して
並べた文をべた書き文と呼ぶ。 点字漢字変換辞書9には点字文字列とこれに対応する日
本語単語の情報(品詞、意味カテゴリ。 校正読みなど)が記述されている。文法辞書10には日
本語単語の持つ品詞間の接続関係や点字に特有の書き方
(助詞「は」を「わ」と書(こと、数字の前には数字で
あることを示す数記号が必ずあるなど)の文法情報が記
述されている。読点付与ルール11には文の構造に応じ
て読み点を付与する位置が記述されている。 第2図に点字漢字変換辞書9の内容例を示す。 14は前記点字漢字変換辞書9を検索するときのキーと
なる点字表記である。第2図では、便宜上、ひらがなで
記載しである。15は前記点字表記14に対応する日本
語表記である。16は品詞情報、17は意味カテゴリで
ある。意味カテゴリ17とは単語の意味によって単語を
分類するためのものである。18は同音異義語を利用者
が選択するときに必要となる校正読みである(触感ディ
スプレイを用いる場合には不要)。 第3図に文法辞書10の内容例を示す。19は各ルール
を適用するときの適用条件の部分であり、点字特有な表
記に関するものと日本語一般に関するものの2種類があ
るが、特に区別しない。 2oは適用条件が満足されたときの処置を示す実行部で
ある。この実行部20を実行することによって不必要な
形態素解析の多義が減少するとともに、点字特有の表記
がなくなる。 第4図に読点付与ルール11の内容例を示す。 21は各ルールを適用するときの条件を記述した条件部
である。22は適用条件が満足されたときの読点付与位
置である。構文解析の結果がいずれかのルールの適用条
件21を満足したとき、ルールの読点付与位置22が選
択される。 視覚障害者用点字漢字変換装置13の概略フローを第5
図に示す。以下、これに従って第1図の動作を説明する
。なお、81〜S15は各ステップを示す。 (ステップSl) 点字入力認識部1は、視覚障害者用点字漢字変換装置1
3の入力である点字を、点字入力装置8から1文字ずつ
受け取る。 (ステップS2) さらに、点字入力認識部1では、入力された文字が句点
「。」、疑問符「?」、感嘆符「!」のいずれかである
かどうかを判定する。条件を満足する場合にはステップ
S3に進み、満足しない場合には、いままで入力された
文字列を保持し、次の入力1文字を受ける。 (ステップS3) ここまで入力された文字列を1文とし、点字漢字変換部
2へ送る。 (ステップS4) 点字漢字変換部2では、点字漢字変換辞書9と文法辞書
10とを用いて点字入力認識部1から送られてきた1文
をかな漢字混じり文に変換する。 このとき、点字特有な記述法については点字漢字変換部
lF9および文法辞書1oの記載に従って一般的な日本
語の表記法に変換する。次に、この点字漢字変換結果を
多義解消部3に送る。点字漢字変換に多義が存在する場
合にはすべての多義を多義解消部3に送る。 (ステップS5) 多義解消部3では、点字漢字変換の結果に多義が存在す
るかどうかによって処理を分ける。多義が存在しない場
合にはステップS7ヘジヤンブし、多義が存在する場合
にはすべての多義を問い合わせ部4に送りステップS6
へ進む。 (ステップS6) 問い合わせ部4では、各多義を利用者に提示し、どの点
字漢字変換が正しいかを判断してもらい、正しい変換結
果を指定してもらう。 (ステップS7) 点字漢字変換の結果を確定し、結果を構文解析部5に送
る。 (ステップS8) 構文解析部5では、文節間の係り受けが成立するための
条件、ヒユーリスティックルールおよび用言に係りうる
文節の持つ主名詞の意味カテゴリに対する制約などをも
とに入力文の構造を解析する。このとき、構文解析結果
に多義がある場合には、構文解析結果を解析の確からし
さの順に並べておく。最後にすべての構文解析結果を読
点付与部6に送る。なお、構文解析の手法についてはこ
こでは特に限定しない。 (ステップS9) 読点付与部6では、まず、入力文の構文解析結果が読点
付与ルール11の適用条件にマツチするか否かによって
処理を分ける。読点付与ルール11の適用条件にマツチ
しなければ、読点付与が不必要であるとしてステップS
14ヘジヤンプし、マツチした場合にはステップSIO
に進む。 (ステップ510) 読点付与部6では、読点付与ルール11と構文解析結果
から読点を付与する位置を決める。このとき、構文解析
結果に多義がある場合には、最も確からしい構文解析結
果に対して読点付与ルール11を適用して読点を付与す
る位置を決める。さらに、読点付与部6は読点付与位置
が妥当かどうかを利用者に問い合わせるために、読点付
与結果を問い合わせ部4に送る。 (ステップ511) 問い合わせ部4では、読点付与位置を利用者に提示し、
読点付与位置が適切であるか否か(文の意味が利用者が
意図したものとなっているかどうか)を判定してもらう
。 (ステップ512) 問い合わせ部4において利用者が読点付与位置は不適切
であると判断した場合には、結果を出力部7に送る(ス
テップ313に進む)。問い合わせ部4において利用者
が読点付与位置は適切であると判断した場合には、ステ
ップS14に進む。 (ステップ513) 読点付与部6では、構文解析結果と読点付与ルール11
とから別の読点付与位置を決める。そして、読点付与位
置が妥当かどうかを利用者に問い合わせるために、読点
付与結果を問い合わせ部4に送る(ステップS10に進
む)。 (ステップ514) 出力部7では、読点を付与した文をべた書き文に変換す
る。 (ステップ515) 出力部7では、べた書き文を出力装置12に出力する。 次に、具体例を用いて説明する。具体例Iは読点記骨が
必要でない場合の例を示し、具体例2は読点記号が必要
で、しかも構文解析が2つ存在する場合の例を示すもの
である。
【具体例1】 例文:彼女は学生時代から理想を追求している。 第6図に「彼女は学生時代から利用を追及している。」
に対する処理過程を示す。 第6図(1)は点字入力認識部1において1文と認識さ
れた点字による入力文字列である。点字の1文字を明確
にするために、便宜上、ドツトを線で結んである。第6
図(2)は、第6図(1)をひらがな書きをしたもので
ある。第6図(3)は点字漢字変換部2において点字漢
字変換が行われた結果、多義を生じたものである。第6
図(4)は多義解消部3において、問い合わせ部4を通
して利用者に問い合わせた結果、−意に決まった点字漢
字変換結果である。第6図(5)は構文解析部5におけ
る構文解析結果である。第6図(6)は読点付与部6の
結果であり、第6図(7)は出力部7によって出力装置
12に出力されるべた書き文である。 まず、点字入力認識部1では点字入力を1文字づつ受け
取り、句点「。」が入力されるまでを1文として認定し
、点字漢字変換部2に送る(第6図(1)、第5図のス
テップSl、S2゜S3)。 点字漢字変換部2では、点字漢字変換辞書9゜文法辞書
10を用いて入力文をかな漢字混じり文に変換する(第
6図(3)、第5図のステップS4)。第6図(3)か
ら明らかなように、この段階で点字特有の表記である副
助詞「は」に対処している。また、「ついきゆ−してい
る」の文節は、自立語の部分が「追求」、「追究」と「
追及」の3つの多義を持つ。これらの点字漢字変換結果
は多義解消部3に送られる。 多義解消部3では、「追求」、「追究」と「追及」の多
義を解消するために、どれが正しいかを利用者に問い合
わせる(第5図のステップS51゜問い合わせは、問い
合わせ部4を通して行われる(第5図のステップS6)
。ここでは校正読みを用いる場合について述べる。 多義解消部3において、3つの多義が問い合わせ部4に
送られる。問い合わせ部4では各々の解釈を第2図に示
す校正読み18によって「ついきゅ−、もとむ」、「つ
いきゅ− およぶ」、「ついきゅ−、きわめる」のよう
に読み上げる。 利用者はこの読み上げを聞いて、どの解釈が正しいかを
入力する。ここでは、「追求」が選択されたものとする
。これによって点字漢字変換の結果が確定する(第6図
(4) 第5図のステップS7)。−意に決まった点字
漢字変換結果は構文解析部5に送られる。 構文解析部5では点字漢字変換結果を構文解析し、文節
間の係り受け関係、係り受け関係の属性などの解析を行
い、構文解析結果を読点付与部6に送る(第6図(5)
 第5図のステップS8)。この例文の場合、構文解析
に多義は生じないので、第6図(5)の構文解析結果が
読点付与部6に送られる。 読点付与部6では、入力文が読点付与ルール11の適用
条件にマツチするか否かを調べる(第5図のステップS
9)。読点付与ルール11は第4図のごと(であるので
、適用条件にマツチしない。よって、読点付与は行われ
ず出力部7に送られる(第6図(6))。 出力部7では、送られてきた結果をべた書きの正規の文
に変換し、出力装置12に出力する(第6図(7) 第
5図のステップS14,515)。 以上のようにして、本装置を用いることによって、 ・点字特有の表記を標準的な日本語表記とし、・正しい
同音異義語を選択することができるので、点字で入力さ
れた文を正しい標準的なかな漢字混じり文に変換して出
力することができる。
【具体例2】 例文:私は、彼が来てから、食事の用意を始めた。 第7図に「私は、彼が来てから、食事の用意を始めた。 」に対する処理過程を示す。 第7図(1)点字入力認識部1において1文と認定され
た点字による入力、第7図(2)は、第7図(1)をひ
らがな書きしたものである。第7図(3)は点字漢字変
換部2において点字漢字変換が行われた結果、多義を生
じたものである。第7図(4)は多義解消部3において
、問い合わせ部4を通して利用者に問い合わせた結果、
−意に決まった点字漢字変換結果である。第7図(5)
−■、第7図(5)−■は構文解析部5における2つの
構文解析結果である。ここで第7図(5)−■は、第7
図(5)−■よりも確からしいとする。第7図(6)は
読点付与部6の結果であり、第7図(7)は出力部7に
よって出力装置12に出力されるべた書き文である。 まず、点字入力認識部1では点字入力1文字づつ受け取
り、句点「。」が入力されたので、ここまでを1文とし
て認定し、点字漢字変換部2に送る(第7図(1) 第
5図のステップSL。 S2.S3)。 点字漢字変換部2では、点字漢字変換辞書9゜文法辞書
10を用いて入力文をかな漢字混じり文に変換する(第
7図(3)、第5図のステップS4)。第7図(3)か
ら明らかなように、この段階で点字特有の表記である副
助詞「は」に対処している。また、「きてから」と「よ
−いを」の2つの文節は、それぞれ多義を持つ。これら
の点字漢字変換結果は多義解消部3に送られる。 多義解消部3ではそれぞれの多義を解消するために、ど
れが正しいかを利用者に問い合わせる(第5図のステッ
プS5)。問い合わせは、問い合わせ部4を通して行わ
れる(第5図のステップS6)。 多義解消部3において、「きて」と「よ−い」の多義が
問い合わせ部4に送られる。問い合わせ部4では、各々
の解釈を第2図の校正読み18によって読み上げる。校
正読みとしては、「きて、いくくる」、「きて、いふく
をきる」、「よ−い、じゅんび」、「よ−い、かんたん
」のように漢字がわかるように読み上げる。利用者はこ
の読み上げを聞いてどの解釈が正しいかを入力する。 ここでは、「来て」、「用意」がそれぞれ選択されたも
のとする。これによって、点字漢字変換の結果が確定す
る(第7図(4)、第5図のステップS7)。以上のよ
うにして、−意に決まった点字漢字変換結果は構文解析
部5に送られる。 構文解析部5では、点字漢字変換結果を構文解析し、文
節間の係り受け関係、係り受け関係の属性などの解析を
行い、構文解析結果を読点付与部6に送る(第7図(5
) 第5図のステップS8)。この例文の場合、第7図
(5)−■と第7図(5)−〇の2つの構文解析多義が
生じている。この2つの構文解析結果が読点付与部6に
送られる。 読点付与部6では、構文解析結果のうち、確からしさの
高い第7図(5)−■が読点付与ルール11の適用条件
にマツチするか否かを調べる(第5図のステップS9)
。読点付与ルール11は第4図のごとくであるので、2
つの適用条件「接続助詞」、[副助詞を持つ文節が、3
つ以上能れた後方の文節を修飾」にマツチする。したが
って、それぞれの適用条件に対応する読点付与位置の指
示によって、「接続助詞のうしろ」、「副助詞のうしろ
」の2か所に読点が付与される(第5図のステップ51
0)。次に、この結果が問い合わせ部4に送られ、読点
付与位置が適切が否かを利用者に問い合わせる(第5図
のステップSll。 512)。 問い合わせ部4では、読点の位置にポーズをいれ、さら
に読点を「ぼっ」などと読み上げることによって読点位
置を明確にする。また、利用者の指示により、係り受け
関係が明確になるように「わたしは はじめる」、「き
てから はじめる」と読み上げる。利用者はこのような
読み上げを聞いて読点付与位置が適切であるか否かを入
力する。適切でないと判断された場合には問い合わせ部
4は多義解消部3にこの情報を伝える。これを受けた読
点付与部6では、次に確がらしい構文解析結果(この具
体例の場合、第7図(5)■)をもとに読点付与位置を
決め(第5図のステツブ513) この結果を問い合わ
せ部4に送る。ここでは、問い合わせ部4において第7
図(5)−■に対する読点付与位置が適切であると判断
されたものとすると、第7図(6)の結果が出力部7に
送られる。 出力部7では、送られてきた結果をべた書きの正規の文
に変換し、出力装置12に出力する(第7図(7) 第
5図のステップS14,515)。 以上のようにして、本装置を用いることによって、 ・点字特有の表記を標準的な日本語表記とし、・正しい
同音異義語を選択することができる、・適切な位置に読
点を付与できる、 ので、点字で入力された文を正しい標準的なかな漢字混
じり文に変換して出力することができる。 [発明の効果1 以上の説明から明らかなように、この発明は、点字入力
装置から入力された点字を1文字づつ受け取り、句点、
疑問符、感嘆符のいずれかが入力されるまでを1文とし
て認識する点字入力認識部と、この点字入力認識部にお
いて1文と認定された点字文字列を点字特有の表記に対
応した点字漢字変換辞書と文法辞書を用いてかな漢字混
じりの文字列に変換する点字漢字変換部と、この点字漢
字変換部において現れた多義を解消する多義解消部と、
この多義解消部で一意に決定されたかな漢字混じりの文
字列を文単位に構文解析する構文解析部と、構文解析の
結果をもとに文中の適当な位置に読点を付与する読点付
与部と、この読点付与部によって読点付与された文を出
力装置に出力する出力部と、多義解消部および読点付与
部において利用者に問い合わせるための問い合わせ部と
を備えたので、以下の効果が得られる。 ■ 視覚障害者が日頃使いなれている点字用タイプライ
タあるいは点字板を入力装置として利用できる。 ■ かな漢字変換において問題となる同音異義語の選択
を、音声あるいは触感ディスプレイを用いる問い合わせ
部を持つことにより、利用者によって正しい同音異義語
の選択が行える。 ■ 文を構文解析することによって文の構造を解析し、
さらに、読点付与ルールを用いて文の構造に適した位置
に読点を付与することができる。また、読点付与位置に
ついては、利用者に適切であるかどうかの確認をするの
で読点を付与することによって、利用者の意図した意味
が変化してしまうという恐れをなくせる。 ■ 点字漢字変換を行う際に、点字漢字変換辞書および
文法辞書において点字特有の表現法に対処しているので
、変換後のかな漢字混じり文の中には点字特有の表現法
が入らない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す基本構成図、第2図
は、第1図の実施例の点字漢字変換部で用いられる点字
漢字変換辞書の内容例を示す図、第3図は同じく点字漢
字変換部で用いられる文法辞書の内容例を示す図、第4
図は同じく読点付与部で用いられる読点付与ルールの内
容例を示す図、第5図は、第1図の動作を説明する他の
処理フロー図、第6図は例文「彼女は学生時代から理想
を追求している。」に対する処理過程を示す図、第7図
は例文「私は、彼が来てから、食事の用意を始めた。」
に対する処理過程を示す図である。 図中、1は点字入力認識部、2は点字漢字変換部、3は
多義解消部、4は問い合わせ部、5は構文解析部、6は
読点付与部、7は出力部、8は点字入力装置、9は点字
漢字変換辞書、10は文法辞書、11は読点付与ルール
、12は圧力装置、13は視覚障害者用点字漢字変換装
置、14は点字漢字変換辞書の点字表記、15は点字漢
字変換辞書の日本語表記、16は点字漢字変換辞書の品
詞情報、17は点字漢字変換辞書の意味カテゴリ、18
は点字漢字変換辞書の校正読み、19は文法辞書の適用
条件、20は文法辞書の実行部、21は読点付与ルール
の適用条件、22は読点付与ルールの読点付与位置であ
る。 図 13 視覚障害者用、壱字漢字変換装置 第3図  0 第 2 し1 第4図 】 1 2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 点字タイプライタ用キーボードや点字板などの点字入力
    装置から入力された点字文字列を、読点付きのかな漢字
    混じりの文に変換し、ディスプレイやプリンタなどの出
    力装置に出力する視覚障害者用点字漢字変換装置におい
    て、前記点字入力装置から入力された点字を1文字づつ
    受け取り、句点、疑問符、感嘆符のいずれかが入力され
    るまでを1文として認識する点字入力認識部と、この点
    字入力認識部において1文と認定された点字文字列を点
    字特有の表記に対応した点字漢字変換辞書と文法辞書を
    用いてかな漢字混じりの文字列に変換する点字漢字変換
    部と、この点字漢字変換部において現れた多義を解消す
    る多義解消部と、この多義解消部で一意に決定されたか
    な漢字混じりの文字列を文単位に構文解析する構文解析
    部と、構文解析の結果をもとに文中の適当な位置に読点
    を付与する読点付与部と、この読点付与部によって読点
    付与された文を出力装置に出力する出力部と、前記多義
    解消部および読点付与部において、利用者に問い合わせ
    るための問い合わせ部と、を備えたことを特徴とする視
    覚障害者用点字漢字変換装置。
JP2058102A 1990-03-12 1990-03-12 視覚障害者用点字漢字変換装置 Pending JPH03260687A (ja)

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