JPH03260494A - 管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、管継手に関するものである。

［従来の技術］ 形状記憶合金による管継手として、第４図に示すものが
ある。これは、円筒状の継手１１の内側締付は面に複数
の環状突起１２を設けて構成されている。そして、第５
図に示すように、この継手１１の両端から接続すべき管
１０の管端を挿入し、継手１１を遷移温度以上に上昇さ
せることにより、該継手を縮径させて上記環状突起１２
を被接続管の外面に食い込ませて、管１０相互を液密に
接続するようになっている。

［解決しようとする課題］ 上記の従来の管継手は、管継手１１の内面に精度の高い
環状突起１２を形成するための機械加工が必要になる。

また、突起加工のために形状記憶合金素材の肉厚を厚く
しておくことが必要になる。

なお、従来の管継手は、肉厚の厚い管を接続することを
考慮し、環状突起を被接続管に食い込ませてシールする
ようにしているが、被接続管の肉厚が比較的薄いものに
ついては、被接続管が変形してしまい、締付量が小さい
場合には、十分なシール性が得られないこともありうる
。

本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、肉
厚の比較的薄い管或いは継手材料よりも軟質の管を接続
するのに適した管継手を提供することを課題とするもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明の管継手は、複数の管を接続する形状記憶合金管
継手において、継手形状をコルゲート管状にしたことを
特徴とするものである。

［作用コ 形状記憶合金からなるコルゲート管状管継手を遷移温度
以上に上昇させ、その波形部により被接続管に押圧し被
接続管を変形させることにより、上記波形部を管に食い
込ませてシール性を得ると共に、引き抜きを防止する。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を、ステンレス鋼管を接続する場
合について図面により説明する。

コルゲート管状の管継手２も、ステンレス系（９Ｃｒ−
１４Ｍｎ−５Ｎｉ−６Ｓｉ−残Ｆｅ）の形状記憶合金で
ある。

そして、被接続管１０の肉厚をｔとした場合、コルゲー
ト管２の肉厚は１〜２ｔになっている。

まず、コルゲート管状管継手２の製作手順について第３
図より説明する。

ａ）管継手の素材１は、薄肉素材板を例えば溶接したり
、または溶接後内外引抜伸管して、作られる。

溶接により管になった素材を、例えば１０８０℃て溶体
化処理を行う。

溶体化処理後の管を例えば６００’Ｃて、矯正・整形し
、その形を記憶させる。

ｂ）形状記憶処理された管素材の外側に断面がＵ字形の
型５を連続して配置すると共に、両端を押さえ板６で挟
み、管内液圧ｐと軸圧縮加重Ｆとにより、成形して加工
歪みを与える。

Ｃ）こうして、コルゲート管状の管継手２が製作される
。

管接続に際し、第２図に示すように、コルゲート管状管
継手２の両側から被接続管１ｏを挿入する。そして、管
継手２を加熱縮径させることにより、管継手２は被接続
管１ｏを締付ける。こうして、第１図に示すように、被
接続管〕０の外周面は変形し、コルゲート管継手２の底
液部とメタルタッチすることにより、シールがなされる
と共に、引き抜き抵抗力を生ずる。また、メタルタッチ
時に回復歪みが一部残留するために、波形状の形が残り
、全体として弾性に富む締付状態が得られる。

なお、上記実施例は、管継手に被接続管を挿入し、管継
手を縮径させて管を接続する場合について説明したが、
逆に管継手を被接続管に挿入し、管継手を拡径させて管
を接続するようにしてもよい。

［発明の効果］ 本発明の管継手は上記のようなもので、従来に比べ形状
記憶合金素材の肉厚を薄くして、材料費を低減すること
ができる。また、従来のような環状突起形成のための機
械加工が不要になるので、製作コストを低減することが
できる。また、管体の内圧変動に伴う継手部のシール性
を保持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の管継手の一例を使用状態で示す半面断
面図、第２図は管継手に被接続管が挿入された状態の半
面断面図、第３図は管継手の製作手順を示す説明図、第
４図及び第５図は従来の形状記憶合金継手及びそれを使
用状態で示す断面図である。 ２・・・コルゲート管状管継手。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の管を接続する形状記憶合金管継手において、継手
   形状をコルゲート管状にしたことを特徴とする管継手。