JPH03260242A - 壁の構築工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は建造物の壁の構築工法に係るものである。

（従来の技術） 従来、建造物の壁の構築工法は、ベニア等の型枠を使用
してコンクリートを打設し、同打設コンクリートが所定
の強度を発現したのを確認したのち、型枠を解体して壁
を構築するのが一般的であるが、最近はｐｃ板に組立鉄
筋をその一部がｐｃ板の内側面に突出するように埋設し
た型枠兼用の外壁率ｐｃ板を外側にし、内壁部分に従来
のベニア等の型枠を取付け、両者間に壁体コンクリート
を後打ちするコンクリート外壁構築工法が採用されるよ
うになってきた。

またコンクリートの吹付けを行ない、しかるのち鏝仕上
げを行なうことにより、壁を構築する方法も行なわれて
いる。

（発明が解決しようとする謀Ｍ） しかしながら型枠兼用の外壁半ＰＣ板を使用した工法に
おいては、コンクリートを後打ちした後、内側の型枠を
解体しなくてはならず、また後打ちコンクリート部の厚
さがコンクリート打設上の施工性を考えると大きくなり
、型枠兼用の半ｐｃ板を含めた壁厚が、隣接する壁の厚
みより太き（なる場合が多い。

またコンクリート吹付けによる工法においては、単にコ
ンクリートを吹付けるだけであるから壁厚が一定せず、
後から鏝仕上げを行ない修正をするが、仕上り面が汚く
なり、壁厚も所定の保持しきれない。

本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、壁厚を一定に保持し、
鏝等による仕上げの必要がなく、施工性が向上され、工
期の短縮が図られる壁の構築工法を提供する点にある。

（Ｉｌｌ！を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る壁の構築工法
によれば、外側壁型枠に鉄筋等の補強材を所定位置に組
込んだものを設置し、次いで前記外側壁型枠の内側面の
左右両側に対設された案内柱に内側可動板を、前記外側
壁型枠との間に所要の壁厚を存して昇降自在に配設し、
同内側可動板と前記外側壁型枠との間にコンクリート、
モルタルを吹付けによって前記内側可動板の全幅に亘っ
て打設したのち、直ちに同内側可動板を前記案内柱に沿
って移動させながら壁面を仕上げるものである。

（作用） 本発明によれば前記したように、外側壁型枠に鉄筋等の
補強材を所定位置に組込んだものを設置し、前記外側壁
型枠の内側面の左右両側に対設された案内柱に、同両案
内柱を案内として、内側可動板を前記外側壁型枠と所定
の壁厚を保持しながら昇降しうるように配設し、同内側
可動板と前記外側壁型枠との間にコンクリート、モルタ
ルを吹付けによって前記内側可動板の全幅に亘って打設
したのち、直ちに同内側可動板を前記案内柱に沿って上
昇させながら、前記外側壁型枠と内側可動板との間に所
定壁厚の壁を構築すると同時に、壁面コンクリートに沿
って内側可動板が移動することにより固壁の仕上げを施
すものであり、鏝による壁面の修正、仕上げを不要なら
しめるものである。

（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。

囚は外側壁型枠で、ｐｃ板（１）に埋設された組立鉄筋
（２）の一部が、同ＰＣ板（１）の内側面に突設された
型枠兼用の外壁半ＰＣＦｉ、より構成されている。

而して前記外側壁型枠（２）に鉄筋等の補強材を所定位
置に組込んだものを設置する。

前記外側壁型枠（２）の内面両側に鋼管製の案内柱（３
）（３）が対設されている。（４）は案内柱（３）を床
に仮固定するプレートで、同プレート（４）から突設さ
れた螺筒（４ａ）が、前記案内柱（３）内の雌ねし部に
蝶着されている。更に前記案内柱（３）には長手方向に
沿ってピン孔（３ａ）が列設されている。

前記−双の案内柱（３）（３１間には一定幅を有する内
側可動板（Ｂが、外側壁型枠内と所定の壁厚に等しい間
隔を存して配設され、同内側可動板０に取付金具（５）
を介して軸架された内外−双のパイプ抑えローラー（６
）（６）によって前記案内柱（３）を挟着し、同案内柱
（３）を案内として内側可動板（段が外側壁型枠内との
間に所定の壁厚に等しい間隔を存して昇降するように構
成されている。

なお前記内側可動板（印は案内柱（３）のピン孔（３ａ
）にピンを挿入することによって案内柱に止められるよ
うになっている。

而して前記外側壁型枠内と内側可動板（ａとの間に、コ
ンクリート、モルタル等を吹付けによって同内側可動板
（印の全幅に亘って打設したのち、直ちに同内側可動板
（Ｂｌを案内柱（３）に沿って移動させながら壁面を仕
上げるものである。

前記実施例の方法によれば、コンクリート、モルタルを
外側壁型枠内と内側可動板（印との間に吹付けにより打
設したのち、直ちに同内側可動板（３）を案内柱（３）
に沿って上昇させていくことによって、壁厚が一定に保
持された壁の構築と、仕上げとが同時に行なわれるもの
である。

図中（Ｑは打設完了コンクリート部を示す。

なお前記外側壁型枠内としては、外壁兼用の半ＰＣ壁板
の外に、化粧パネル、または木製型枠等が使用される。

（発明の効果） 本発明によれば前記したように、外側壁型枠に鉄筋等の
補強材を所定位置に組込んだものを配置し、同角側壁型
枠と、同型枠の内側面の左右両側に対設された案内柱に
前記外側壁型枠との間に所要の壁厚を存して昇降自在に
配設された内側可動板との間に、コンクリート、モルタ
ルを吹付けによって前記内側可動板の全幅に亘って打設
したのち、直ちに同内側可動板を前記案内柱に沿って移
動させることによって、所定の壁厚を有する壁を構築し
ながら、固壁の仕上げを施すものであって、このように
前記内側可動板に内側壁型枠と壁仕上具とを兼用せしめ
、壁の厚さを一定に抑えて、隣接する壁の壁厚より大き
くなることのないようにするとともに、壁面を仕上げる
ための鏝による修正、及び仕上げ作業の必要をなからし
め、省力化と工期の短縮を図ることができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る壁の構築工法の一実施例の実施状
況を示す斜視図、第２図は内側可動板の部分横断平面図
である。 囚・・・外側壁型枠、　（８＋・・・内側可動板、（３
）・・・案内柱、　　　（６）・・・パイプ抑えローラ
ーパイプ抑え０−プー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外側壁型枠に鉄筋等の補強材を所定位置に組込んだもの
   を設置し、次いで前記外側壁型枠の内側面の左右両側に
   対設された案内柱に内側可動板を、前記外側壁型枠との
   間に所要の壁厚を存して昇降自在に配設し、同内側可動
   板と前記外側壁型枠との間にコンクリート、モルタルを
   吹付けによって前記内側可動板の全幅に亘って打設した
   のち、直ちに同内側可動板を前記案内柱に沿って移動さ
   せながら壁面を仕上げることを特徴とする壁の構築工法
   。