JPH0326013A - 弾性表面波フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は例えばビデオ、テレビなどでスブリットキャ
リア方式に用いる複合型の表面波フィルター（映像用、
音声用）などの弾性表面波フィルターに関するものであ
る。

〈従来の技術〉 第２図は従来の複合型の弾性表面波フィルターの基本的
構造を示すもので、弾性表面波基板１の表面に一対の櫛
歯状電極などからなる二つのフィルター２、３を形成し
、この各フィルター２、３から基板Ｉの外周に達する引
出し電極にリード端子４を接続し、この両フィルター２
、３の全面に質量付加処理用の膜５を形成したものであ
る。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記のような従来の複合型の弾性表面波フィルターの場
合、両フィルター２、３の全面に質量付加処理用の膜５
を形成したものであるから、この両フィルター２、３の
特性の相互関係がずれている場合、操作不可能であった
。

また５基板１の不均一性や回折などにより、相互のｆｏ
がきちんと合わないことも多く、根本的に修正するには
フォトマスクを作り直すなどの高価な方法しかない、な
どの問題があった。

く課題を解決するための手段〉 この発明の課題は、上記のような問題点を解決するため
になされたもので、部分的に質量付加処理用の膜を形成
して、一・方のフィルター特性を制御することを特徴と
する弾性表面波フィルターを提供するものである。

く実施例〉 以下、この発明の実施例を添付図面の第１図に基づいて
説明する。

弾性表面波基板１１の表面に一対の櫛歯状電極などから
なる二つのフィルター１２、ｌ３を形成し、この各フィ
ルター１２、１３から基板１１の外周に達する引出し電
極にリード端子ｌ４を接続する。

いま、フィルター１２を映像用とすると共に、フィルタ
ー１３を音声用とし、音声用のフィルターｌ３の方が若
干ｆｏが高く、映像用のフィルター１２の方がピッタリ
合った場合には、音声用のフ）ルター１３に質量付加処
理用の膜１５を形成する。

第３図に示す波形がこの例で米国のスブリットキャリア
方式検波に用いるフィルターである。

映像用フィルターはｆｏがピッタリ合っているが、音声
用フィルターは当初破線で示す様に約２００ＫＨｚ高く
なっていた。

そこで、音声用フィルターにのみ質量付加処理用の膜を
適度に形成し実線で示す位置までシフトさせた。その結
果、映像用、音声用フィルターの両方のｆｏがピッタリ
と合った複合型フィルターが実現された。

また、上記の逆の場合は、映像用フィルターｌ２に質量
付加処理用の膜ｌ５を形成する。

更に、入力または出力電極が二つのフィルターで共通の
場合でも、他方の櫛歯状電極のみに質量付加処理用の膜
ｌ５を形成することによりある程度のコントロールがで
きる。

その他に全体に質量付加処理用の膜を形成して全体のｆ
ｏを下げたのち、更に、一方のフィルターのみに質量付
加処理用の膜を形成してｆｏを下げることもできる。

〈効果〉 この発明は上記のように、弾性表面波フィルターの基板
の表面に、部分的に質量付加処理用の膜を形成して映像
用と音声用などの何れかの周波数を抑えるのであるから
、一つの素子中に二つのフィルターがある場合に相互の
周波数関係が厳しく管理できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の弾性表面波フィルター〇実施例を示
す平面図、第２図は従来の弾性表面波フィルターの一例
を示す平面図、第３図は映像用、音声用フィルターのｆ
ｏ曲線である。 ｌ１・・・弾性表面波フィルター １２、ｌ３・・・フィルター ｌ５・・・質量付加処理用の膜 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　弾性表面波基板の表面に二つのフィルターを形成した
   弾性表面波フィルターにおいて、一方のフィルター特性
   を制御するため、部分的に質量付加処理用の膜を形成し
   たことを特徴とする弾性表面波フィルター。