JP2002232263A - 縦続接続型二重モード圧電フィルタ - Google Patents

縦続接続型二重モード圧電フィルタ

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JP2002232263A
JP2002232263A JP2001030200A JP2001030200A JP2002232263A JP 2002232263 A JP2002232263 A JP 2002232263A JP 2001030200 A JP2001030200 A JP 2001030200A JP 2001030200 A JP2001030200 A JP 2001030200A JP 2002232263 A JP2002232263 A JP 2002232263A
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JP
Japan
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dual mode
filter
piezoelectric
electrodes
electrode
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JP2001030200A
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English (en)
Inventor
Jun Watanabe
潤 渡辺
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦続接続型二重モード圧電フィルタを小型化
すると共に、2組の二重モード圧電フィルタの相互の干
渉を減少させる手段を得る。 【解決手段】 圧電基板上に2組の二重モード圧電フィ
ルタを所定の間隙を隔して配置し、圧電基板上に設けた
リード電極にて縦続接続した縦続接続型二重モード圧電
フィルタであって、一方の二重モード圧電フィルタの出
力リード電極と、他方の二重モード圧電フィルタの入力
リード電極とを2組の二重モードフィルタを最短で結ぶ
線上から離すように配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縦続接続型二重モー
ド圧電フィルタに関し、特に2組の二重モード圧電フィ
ルタ間の相互干渉を抑圧した縦続接続型二重モード圧電
フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】圧電基板にATカット水晶基板を用いた
二重モード圧電フィルタ(以下、二重モードフィルタと
称す)は小型であること、高減衰量が得られること、及
び堅牢性を有すること等の理由から、移動体通信機のI
Fフィルタとして広く用いられている。図3(a)は従
来の一枚の圧電基板上に形成された縦続接続型の二重モ
ード圧電フィルタ(以下、二重モードフィルタと称す)
の構成を示す平面図であり、同図(b)はQ−Qにおけ
る断面図である。ATカット水晶基板21の一方の主表
面上に電極12、13を近接配置すると共に、該電極1
2、13と対向して他方の主表面上に共通電極14を配
設して二重モードフィルタMCF1を形成する。さら
に、同一水晶基板11の一方の主表面上に前記電極1
2、13、14と所定の間隙を隔して電極15、16を
近接配置すると共に、該電極15、16と対向して他方
の主表面上に共通電極17を配設して、二重モードフィ
ルタMCF2を形成する。そして、二重モードフィルタ
MCF1の電極12から入力リード電極12aを基板端
縁まで延在せしめ、電極13から延びる出力リード電極
13aと、二重モードフィルタMCF2の電極15から
延びる入力リード電極15aとを接続し、電極16から
出力リード電極16aを基板端縁まで延在せしめると共
に、共通電極14、17から基板端縁に延びるリード電
極14a、17aをそれぞれ配置して縦続接続型二重モ
ードフィルタを構成する。さらに、水晶基板11の表裏
面に静電容量形成用の電極18、18’を配置し、電極
18とリード電極13a、15aの交叉部とを接続する
リード電極19を配設し、電極18’から基板端縁に延
在するリード電極20は通常接地する。また、電極1
8、18’が形成する容量値はフィルタの帯域幅に応じ
て適宜設定する。
【0003】近年、携帯電話機器の小型化への強い要望
から使用される電子部品の小型化競争も熾烈をきわめて
いる。縦続接続型の二重モードフィルタも例外ではな
く、一層の小型化を図るには圧電基板及び電極寸法を縮
小すること、2組の二重モードフィルタ間の間隙を減少
することが必要となってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したような従来の縦続接続型二重モードフィルタにお
いて、2組のフィルタ間の間隙を縮小すると、二重モー
ドフィルタ間に弱い音響結合が生じてくる。即ち、図4
(a)は二重モードフィルタMCF1上の変位分布を水
晶基板11面に平行に切断した場合の等変位分布の平面
図、同図(b)は変位分布を水晶基板11面に垂直に切
断した場合の変位断面図を示している。有限要素法によ
るシミュレーション等からも明らかなように、MCF1
の電極13から次段のMCF2へ延在する出力リード電
極13aにより、変位分布の減衰曲線は緩やかになり、
2つの二重モードフィルタの中間を越えて変位が存在す
ることになる。この様子を変位の断面図で示したものが
図4(b)であり、MCF1の変位BとMCF2の変位
B’とが2つの二重モードフィルタの中間部Cにて互い
に交差し、互いに弱い結合が生じていることを示してい
る。このように2つの二重モードフィルタ間に結合が生
じると、それぞれの二重モードフィルタの周波数調整に
支障を来すことになる。例えば一方の二重モードフィル
タの周波数を調整する際に、他方の二重モードフィルタ
の影響を受け、正確の周波数調整ができないという問題
があった。本発明は上記問題を解決するためになされた
ものであって、二重モードフィルタ間の間隙を縮小して
も互いに影響を及ぼさない縦続接続型二重モードフィル
タを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る縦続接続型二重モード圧電フィルタの請
求項1記載の発明は、圧電基板上に2つの電極を近接し
て配置すると共に該2つの電極と対向して共通電極を配
設して構成した二重モード圧電フィルタを所定の間隙を
隔して2組配設し、圧電基板上に設けたリード電極にて
縦続接続した縦続接続型二重モード圧電フィルタであっ
て、一方の二重モード圧電フィルタの出力リード電極
と、他方の二重モード圧電フィルタの入力リード電極と
を2組の二重モードフィルタを最短で結ぶ線上から遠ざ
けるように配置したことを特徴とする縦続接続型二重モ
ード圧電フィルタである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発明に
係る縦続接続型の二重モードフィルタの構成を示す平面
図、同図(b)はQ−Qにおける断面図である。ATカ
ット水晶基板1の一方の主表面上に電極2、3を近接配
置すると共に、該電極2、3と対向して他方の主表面上
に共通電極4を配設して二重モードフィルタMCF1を
形成する。さらに、同一水晶基板1の一方の主表面上に
前記電極2、3、4と所定の間隙を隔して電極5、6を
近接配置すると共に、該電極5、6と対向して他方の主
表面上に共通電極7を配設して、二重モードフィルタM
CF2を形成する。そして、二重モードフィルタMCF
1の電極2から入力リード電極2aを基板端縁まで延在
せしめ、電極3から出力リード電極3aを図中上部の基
板の端縁に形成した容量形成用電極8と接続する。そし
て、二重モードフィルタMCF2の電極5から延びる入
力リード電極5aを図中上部に配置した前記容量形成用
の電極8と接続する。さらに、電極6から出力リード電
極6aを基板端縁まで延在せしめると共に、共通電極
4、7から基板端縁に延びるリード電極4a、7aをそ
れぞれ配置して縦続接続型二重モードフィルタを構成す
る。なお、容量形成用電極8、8’は水晶基板1を挟ん
で、それぞれ表裏面に形成されており、裏面の電極8’
から延在するリード電極9は通常接地する。また、電極
8、8’が形成する容量値はフィルタの帯域幅に応じて
適宜設定する。即ち、本発明においては電極3と5とを
結ぶリード線を2つのMCFを最短で結ぶ直線上から外
れた位置に配置したところに第1の特徴がある。更に、
図1に示すように電極3から図中下側端縁まで出力リー
ド電極3bを延在せしめると共に、電極5から図中下側
端縁までリード電極5bを延在せしめたところが第2の
特徴である。
【0007】図2(a)、(b)は本発明の縦続接続型
二重モードフィルタMCF1の変位分布を示しており、
同図(a)は基板1の主面に水平に切断した際の平面変
位分布図α、同図(b)は基板1の主面に垂直に切断し
た際の断面変位分布図βを示す図である。図2(b)に
はMCF1の断面変位分布βを実線で、MCF2の断面
変位分布β’を破線にて示しているように、2つの二重
モードフィルタMCF1、MCF2のそれぞれの変位分
布β、β’の裾は両者の中間部γにおいて互いに交差し
ていないことを示している。これは電極3と5とを接続
するリード電極を2つの二重モードフィルタを最短距離
で結ぶ線上に配置せず、該線上と直交するように基板1
の端縁に向けて配設したことにより、変位分布の減衰曲
線の傾斜が、二重モードフィルタが単独で配置された場
合のように、急速に減衰し、2つの二重モードフィルタ
同志が互いに干渉することが無くなったことによる。
【0008】本発明の特徴は図1(a)に示すように2
つの二重モードフィルタMCF1、MCF2同志の音響
結合を極めて微弱に抑圧するように、2つの二重モード
フィルタを結ぶ線上から遠ざけるようリード電極を基板
端縁に向けて配置したころである。更に、縦続接続型二
重モードフィルタにリード電極3b、5bを設けた構成
とすることにより、二重モードフィルタの周波数を互い
に独立に調整することが可能となり、周波数の調整精度
も向上させることができた。
【0009】以上の説明ではATカット水晶基板を用い
て本発明を説明したが、本発明はこれのみに限定するも
のではなく、他の圧電基板、例えばランガサイト、四硼
酸リチウム等の圧電基板にも適用できることは説明する
までもない。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、請求項1に記載の発明は縦続接続型二重モード圧
電フィルタを小型化しても、2つの二重モード圧電フィ
ルタの周波数を互いに干渉されずに調整でき、しかも精
度よく調整できるという優れた効果を表す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦続接続型二重モード圧電フィル
タの構成を示す図で、(a)は平面図、(b)はその断
面図である。
【図2】本発明に係る縦続接続型二重モード圧電フィル
タの一方のフィルタの変位分布を示す図で、(a)は平
面図、(b)は断面図である。
【図3】従来の縦続接続型二重モード圧電フィルタの構
成を示す図で、(a)は平面図、(b)はその断面図で
ある。
【図4】従来の縦続接続型二重モード圧電フィルタの一
方のフィルタの変位分布を示す図で、(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【符号の説明】
1・・圧電基板 2、3、4、5、6、7・・電極 2a、3a、3b、4a、5a、5b、6a、7a・・
リード電極 8、8’・・容量形成用電極 9・・リード電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板の一方の主面上に2つの電極を
    近接して配置すると共に該2つの電極と対向して他方の
    主面上に共通電極を配設して構成した二重モード圧電フ
    ィルタを所定の間隙を隔して2組配設し、圧電基板上に
    設けたリード電極にて縦続接続した縦続接続型二重モー
    ド圧電フィルタであって、前記一方の二重モード圧電フ
    ィルタの出力リード電極と、前記他方の二重モード圧電
    フィルタの入力リード電極とを2組の二重モードフィル
    タを最短で結ぶ線上から遠ざけるように配置したことを
    特徴とする縦続接続型二重モード圧電フィルタ。
JP2001030200A 2001-02-06 2001-02-06 縦続接続型二重モード圧電フィルタ Pending JP2002232263A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009093291A1 (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Fujihiko Kobayashi 圧電振動板

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WO2009093291A1 (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Fujihiko Kobayashi 圧電振動板

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