JPH03259722A - 騒音の能動制御に用いられる伝達関数の測定方法 - Google Patents

騒音の能動制御に用いられる伝達関数の測定方法

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JPH03259722A
JPH03259722A JP2059410A JP5941090A JPH03259722A JP H03259722 A JPH03259722 A JP H03259722A JP 2059410 A JP2059410 A JP 2059410A JP 5941090 A JP5941090 A JP 5941090A JP H03259722 A JPH03259722 A JP H03259722A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、コンプレッサを収納した機械室内からの騒音
を能動的に打消すという騒音の能動制御に用いられる伝
達関数の測定方法に関する。
(従来の技術) コンプレッサを利用した冷却装置、例えば冷蔵庫にあっ
ては、一般家庭の居室空間内に設置されることが多く、
しかも季節を問わず連続的に運転されるものであるため
、その騒音低減が一つの課題となっている。この場合、
冷蔵庫の騒音源として最も問題となるのは、コンプレッ
サ及びこれに接続された配管系が収納された機械室から
の騒音である。即ち、上記機械室内では、コンプレッサ
自体が比較的大きな騒音(コンプレッサモータの運転音
、被圧縮ガスによる流体音、圧縮機構部分の可動機械要
素における機械音など)を発生すると共に、コンプレッ
サに接続された配管系もその振動によって騒音を発生す
るものであり、斯様な機械室騒音が冷蔵庫騒音の大部分
を占める。従って、機械室からの騒音を抑制することが
、冷蔵庫全体の騒音低減に大きく寄与することになる。
そこで、従来においては、機械室からの騒音低減対策と
して、コンプレッサそのものの低騒音化(例えばロータ
リ形コンプレッサの採用)の他に、コンプレッサの防振
支持構造の改良、並びに配管系の形状改善などを行うこ
とによって振動伝搬路での振動減衰を図ったり、或は、
コンプレッサ及び配管系の周囲に吸音部祠及び遮音部祠
を配置することにより、機械室内での吸音量の増加及び
騒音の透過損失の増大を図ることが行われている。
ところが、−船釣に冷蔵庫の機械室には、コンプレッサ
の駆動に伴う発熱を外部に逃がす必要上から放熱用の開
口部か複数箇所に設けられており、これらの開口部から
外部に騒音が漏れ出ることになる。このため、前述した
ような従来の騒音低減対策には自ずと限度があり、騒音
レベルの低減効果は精々2dB(A)程度しか期待でき
ない。
これに対して、近年においては、エレクトロニクス応用
技術、中でも音響データの処理回路及び音響制御技術な
どの発展に伴い、音波の干渉を利用して騒音低減を行う
という騒音の能動制御技術の応用か注目されている。即
ち、この能動制御は、基本的には、騒音源からの音を特
定位置に設けた制御用受音器(例えばマイクロホン)に
て電気信号に変換すると共に、この電気信号を演算器に
より加工した信号に2+(ついて制御用発音器(例えば
スピーカ)を動作させることにより、その発音器から原
音(騒音源からの音)とは逆位相で「1つ同−波長及び
同一振幅の人工音を発生させ、この人工音と原音とを干
渉させることによって原音を減衰させようというもので
あり、以下において斯かる能動制御による消音原理につ
いて第6図を参照しなから概略的に説明する。
即ち、第6図において、騒音源であるコンプレッサSが
発生する音をXs、制御用発音器たるスピーカAか発生
ずる音をXa、制御用受音器たるマイクロホンMで受け
る音をXm、制御対象点Oでの音をXoとし、さらに」
1記のような音の出力及び入力点の各間の第1乃至第4
の音響伝達関数をGAM、  GAO,GSM、  G
SOとしたとき、2人力2出力系として次式か成立する
。尚、」二記各音響伝達関数GAM、 GAO,GSM
、 GSOの意味は、前段の添字か入力側、後段の添字
が出力側(応答側)に対応するもので、例えばGAMは
、スピーカAへの人力信号を入力側とし、且つマイクロ
ホンMからの出力信号を出力側として測定した場合の行
響伝達関数を示すことになる。
従って、スピーカAか発生すべき音Xaは、上式から、 Xa−(−GSO−Xm十GSM−XO)/(GSM−
GAO−G50−  GAM)として得られるが、この
場合には制御対象点Oでの音響レベルを零にすることを
目標としているので、Xo=Oとおくことができる。こ
の結果、X’a = lXm−G50/ (GSO・G
AM −GSM−GAO)となる。この式から理解でき
るように、制御対象点0での片XOを零にするためには
、マイクロホンMで受けた音Xmに、 G = GSO/  (GSO−GAM−G!J−GA
O)・・・・・ (1) で示される伝達関数Gに応じたフィルタをかけて加工し
た音XaをスピーカAから発生させれば、制御対象点O
での音響レベルを理論上において零にするという能動制
御を行うことができるものであり、このような加工を行
うために演算器Hが設けられている。
しかして、上記伝達関数Gを決定するためには、前記第
1乃至第4の音響伝達関数GAM、 GAO,GSM、
 GSOを測定する必要があり、この測定のためには、
高速フーリエ変換(FFT)を利用した伝達関数測定器
が利用される。また、この場合、第1、第2の音響伝達
関数CAM、 GAOの測定は、スピーカAを能動制御
の対象となる周波数帯域幅のホワイトノイズ信号により
駆動した状態で行い、第3.第4の音響伝達関数GSM
、 GSOの測定は、コンプレッサSを実際に駆動した
状態で行う。尚、このような測定のために、前記制御対
象点0には測定用受音器たるマイクロホンM′か設けら
れる。
そして、この場合において、前記(1)式は、G = 
1. / (CAM−(GSM/G50) GAO)=
  1  /   (GAM−GOM  拳 G  A
O)        ・・・ ・・・  (2)と変形
することができるから、第3.第4の音響伝達関数GS
)I、  GSOに関しては、等測的な音響伝達関数G
OM、つまり制御対象点Oに設けられたマイクロホンM
′からの出力信号を入力側とし、口。
つマイクロホンMからの出力信号を出力側とした等価音
響伝達関数GOMを測定すれば、それらの音響伝達関数
GSM、 GSOを測定したと同等になる。
そして、このように6(す定した音響伝達関数GAMG
OM  GAOに基づいて前記演算器Hの伝達関数Gを
決定している。
(発明が解決しようとする課題) 」二記従来の測定方法では、外部からの騒音を全く考慮
に入れていない。このため、外部からマイクロホンM或
はM′に人力される騒音の音圧レベル(つまり、伝達関
数Gの決定に有害な要素)か、スピーカAからマイクロ
ホンM或はM′に人力される音の音圧レベルに比べて大
きい場合には、伝達関数Gが正確に求まらないことにな
り、能動制御時の消音効果が不十分になる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、コンプレッサからの騒音を能動制御により消音す
る場合に必要な伝達関数の測定精度を、外部騒音に関係
な(向上させることができ、これにより良好な消音効果
を得ることができるなどの効果を奏する騒音の能動制御
に用いられる伝達関数の測定方法を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するだめの手段) 本発明は、上記目的を達成するために、機械室内に設け
られたコンプレッサからの音を電気信号に変換する制御
用受音器、上記電気信号を所定の伝達関数を以て加工す
る演算器、及び上記加工信号に基づいて動作される制御
用発音器の組合わせによって騒音の能動制御を行う場合
に必要となる前記演算器の伝達関数を測定する方法にお
いて、前記機械室の外部騒音をモニタする補助受音器を
設けた上で、前記制御用発音器に対して、前記補助受音
器による。’1111定外部騒音レベルより所定レベル
たけ高い音圧レベルのホワイトノイズを入力した状態で
その制御用発音器と制御用受音器との間の音響伝達関数
を測定し、その71P]定結果を前記演算器の伝達関数
の決定要素としたものである。
(作用) 演算器の伝達関数の決定要素の一つである制御用発音器
と制御用受音器との間の音響伝達関数の/ll11定時
が、制御用発音器に対して、補助受音器による測定外部
騒音レベルより所定レベルたけ高い音圧レベルのホワイ
トノイズを人力した状態で行われた場合には、そのホワ
イトノイズに対する外部騒音の音圧レベル比が相対的に
低減されるようになって、」1記音響伝達関数の測定が
正確になる。この結果、斯様に測定された音響伝達関数
に基ついて決定される演算器の伝達関数も正確なものと
なり、この伝達関数を利用した騒音の能動制御時におけ
る消音効果が従来のように不十分になる虞がなくなるも
のである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図乃至第5図を参
照しながら説明するに、ここでは騒音の能動制御対象と
して冷蔵庫を例にした場合について述べる。
まず、冷蔵庫の全体構成を示す第2図において、1は冷
蔵庫本体であり、これの内部には上方より順に冷凍室2
.冷蔵室3及び野菜室4が設けられている。5は冷凍室
2の背部に配設された冷却器、6は冷却器5により生成
される冷気を直接には冷凍室2及び冷蔵室3に1杖給す
るファンである。7は冷蔵庫本体1の背面側下部に形成
された機械室で、これの内部には、ロータリ形のコンプ
レッサ8、コンデンサパイプ9及び所謂セラミックフィ
ンを利用した除霜水蒸発装置10が収納されている。
さて、第3図(ここではコンデンサパイプ9及び除霜水
蒸発装置10の図示を省略している)に示すように、機
械室7は、その背面のみが矩形状に開口された形状とな
っており、この開口部分は 0 機械室カバー11により閉鎖されるようになっている。
このとき、機械室カバー11は、その周縁部が機械室7
の開口縁部に対し気密に装着されるものであり、図中の
左縁部には上下方向に延びる細長矩形状の放熱用開口部
11aが形成されている。つまり、機械室カバー11の
装着状態では、機械室7は放熱用開口部11aを残して
閉じられた状態を呈する。尚、機械室カバー11は、熱
伝導性に優れ目つ音の透過損失が大きい材質(例えば鉄
のような金属)にて形成されている。
また、同第3図において、12は機械室7内に配置され
た制御用受音器たる例えばマイクロホンで、これは、コ
ンプレッサ8に対し前記放熱用開口部11aとは反対側
(図中右方側)から対向するように配置され、以て騒音
源であるコンプレッサ8からの音を電気信号に変換する
ように設けられている。]3は機械室7内に配置された
制御用発音器たるスピーカで、これは、例えば機械室7
の奥壁部(冷蔵庫本体lの底壁部に相当)における放熱
用開口部11 a寄りの部位に埋設状に取付1 支持されている。
しかして、第5図に示すように、スピーカ13は、マイ
クロホン12がらの電気信号を演算器14にて加]ニし
た信号により動作されるようになっており、上記のよう
な電気信号の加工は、(従来例)の項で述べたような能
動制御による消音原理に基づいて行われるようになって
いる。
ここで、上記のように構成された冷蔵庫の場合、コンプ
レッサ8の駆動に応じて機械室7内で発生する騒音のレ
ベルは、700Hz程度以下の帯域並びに1,5〜5K
Hzの帯域で夫々大きくなる性質を有することが実験的
に求められている。これら各帯域に対応した騒音のうち
、高周波数側の騒音は、機械室カバー11などでの透過
損失により減衰させることができ、また機械室7内に適
宜の吸音部材を設置することによって容易に消音できる
ものであるから、前述のようなマイクロホン12、スピ
ーカ]3及び演算器14による騒音の能動制御は、70
0Hz以下をターゲット周波数として行えば良い。
 2 また、上述のような騒音の能動制御を行う場合には、機
械室7内での騒音が一次元の平面進行波となるように構
成することが、その制御を理論」二においても技術上に
おいても容易且つ精度良く行うために重要になってくる
。そこで、本実施例においては、第4図に示す機械室7
内の三次元方向である奥行き9幅及び高さ方向の各寸法
り、W及びHのうち、例えば幅方向の寸法Wを他の寸法
り。
Hより大きく設定(具体的には、W =600 mmm
m5D=H=200に設定)することによって、機械室
7内での音の定在波が一次モードでのみ成立つように構
成している。つまり、例えば機械室7を矩形の空洞と想
定した場合には、次式が成立する。
f −C−Nx  Lx  2 +(Ny/Ly)2 
+(Nz/Lz)2 / 2但し、fは共鳴周波数(H
z ) 、N x 、 N y 。
Nzはx、y、z各方向の番目モード、Lx、Ly、L
zは機械室7内のx、y、z各方向の寸法(つまりり、
W、H) 、Cは音速である。従って、上式から、x、
y、z各方向に対する1番1月の定3 在波の周波数fx、fy、fzを求めることができる。
即ち、前述したように、奥行き寸法D=200mm、幅
寸法W=600mm、高さ寸法H−200mmに設定さ
れていた場合には、X方向に対する1番目の定在波の周
波数fy、は、Ny =Nz =0.音速C=340m
/秒として、 fy:=340  1 0.2   /2=850Hz となり、同様に、Y、Z方向に対する1番目」の定在波
の周波数fy、fzは、 fy =340  (110,6) 2/2=283H
z fz =340  (110,2) 2/2850Hz となる。この結果、前記ターゲット周波数(−700H
z)以下では、機械室7内の騒音の定在波は、Y方向(
幅方向)のモードについてのみ成立つものであり、機械
室7内での騒音を一次元の平面進行波と見なすことがで
きる。このため、前記 4 スピーカ13などを利用した騒音の能動制御による消音
時において、その波面の理論上の取扱いが容易となり、
消音制御を容易且つ精度良く行い得るようになる。
さて、以下においては、上記のような能動制御に必要な
演算器]4の伝達関数GのCI定方法について第1図を
参照しながら説明する。即ち、第1図において、被測定
対象となる冷蔵庫の機械室7には、コンプレッサ8.マ
イクロホン]2及びスピーカ13の他に、能動制御時の
制御対象点である放熱用開口部1.1 aでの音をモニ
タするために測定用受音器たるマイクロホン15が設け
られる。
また、機械室7の外部には、外部騒音をモニタするため
の補助用受音器たるマイクロホン16が設けられる。
17は雑音信号発生回路で、これは測定しようとする周
波数帯域幅の全域で同程度のパワー持つホワイトノイズ
信号を発生ずるように設けられている。特に、この場合
、雑音信号発生回路17は、その出力音圧レベルを外部
人力により調節可能に5 構成されている。18は雑音信号発生回路17の出力音
圧レベルを調節するための調節回路で、具体的には前記
マイクロホン16により測定された外部騒音レベルより
10dBだけ高い音圧レベルのホワイトノイズを出力さ
せるように構成されている。
19は例えばCPUによる高速フーリエ変換(FFT)
を利用した伝達関数測定器で、これは、入力信号用端子
Ta及び出力信号用端子Tbを有し、これらに入力され
る信号に基づいて入力信号及び出力信号間(端子Ta、
Tb間)の伝達関数を測定するようになっている。
ここで、演算器14の伝達関数Gを決定するために必要
となるデータは、(従来例)の項で示した(1)式から
明らかなように、スピーカ13とマイクロホン12との
間の第1の音響伝達関数CAM、スピーカ13とマイク
ロホン15との間の第2の音響伝達関数G AO,コン
プレッサ8とマイクロホン12との間の第3の音響伝達
関数GSM、コンプレッサ8とマイクロホン15との間
の第4の6 T′3響伝達関数GSOである。このとき、(従来例)
の項で示した(2)式から明らかなように、第3及び第
4の音響伝達関数GSM及びGSOに関しては、等測的
な音響伝達関数G OH,即ちマイクロホン]5からの
出力信号を入力端とし、且つマイクロホン12からの出
力信号を出力側(応答側)とした等価音響伝達関数GO
Mを測定すれば、それらの音響伝達関数GSM、 GS
Oを測定したと同等になる。
従って、伝達関数測定器19により第1.第2の音響伝
達関数GAM、 GAO及び等価音響伝達関数GOHを
測定すれば済む。
しかして、第1の音響伝達関数CAMを測定する場合に
は、雑音信号発生回路17からのホワイトノイズ信号が
スピーカ1B及び伝達関数測定器19の入力信号用端子
Taに入力されると共に、マイクロホン12からの出力
信号が伝達関数7111j定器19の出力信号用端子T
bに入力されるように接続し、このような接続状態で雑
音信号発生回路17を駆動したときの伝達関数測定器1
9による測定データを第1の音響伝達関数CAMとして
得る。
 7 また、第2の音響伝達関数GAOを測定する場合には、
雑音信号発生回路17とスピーカ13及び伝達関数測定
器1つの入力信号用端子Taとの間の接続状態はそのま
まにして、伝達関数測定器19の出力信号用端子Tbに
対してマイクロホン15からの出力信号が入力されるよ
うに接続し、このような接続状態で雑音信号発生回路1
7を駆動したときの伝達関数測定器19による測定デー
タを第2の音響伝達関数GAOとして得る。尚、これら
の第1.第2の音響伝達関数CAM、 G AOの測定
時には、コンプレッサ8を停止しておくことは勿論であ
る。
一方、等価音響伝達関数GOMを測定する場合には、マ
イクロホン15からの出力信号が伝達関数測定器19の
入力信号用端子Taに入力されると共に、マイクロホン
12からの出力信号が伝達関数測定器19の出力信号用
端子Tbに入力されるように接続し、この状態でコンプ
レッサ8を駆動したときの伝達関数測定器1、による測
定データを等価音響伝達関数GOMとして得る。
8 以上要するに、第1.第2の音響伝達関数CAM。
GAOは、雑音信号発生回路17からマイクロホン16
により測定された外部騒音レベルより1.0 dBたけ
高い音圧レベルのホワイトノイズを出力させた状態、つ
まりスピーカ]3に対し外部騒音レベルより10dBだ
け高い音圧レベルのホワイトノイズ信号を入力した状態
で測定しているから、そのホワイトノイズに対する外部
騒音の音圧レベル比が相対的に低減されるようになり、
結果的に」二記音響伝達関数GAM、 GAOの測定が
正確になる。
従って、斯様に測定された音響伝達関数GAM、GAO
に基づいて決定される演算器14の伝達関数Gも正確な
ものとなり、この伝達関数Gを利用した騒音の能動制御
時における消音効果が従来のように不十分になる虞がな
くなるものである。
尚、」1記実施例では、制御用受音器としてマイクロホ
ン12を設ける構成としたが、これに代えてコンプレッ
サ8にその振動を拾う加速度ピックアップを設ける構成
としても良く、この場合には音響伝達関数CAMの測定
が不要となる。
 9 その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定
されるものではなく、例えば消音対象は冷蔵庫に限られ
るものではなく、エアコンの室外機或は冷蔵ショーケー
スなどを適用しても良く、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
[発明の効果コ 本発明によれば以」二の説明したように、機械室内に収
納されたコンプレッサの駆動に伴い発生する音を、演算
器により加工した信号により動作される制御用発音器か
らの人工音との干渉により能動的に打消すという能動制
御を行う場合に必要となる」1記演算器の伝達関数の測
定精度を、外部騒音に関係なく向上させることかでき、
これにより、良好な消音効果を得ることかできるなどの
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は図面は本発明の一実施例を示すもの
で、第1図は伝達関数の4ヤ1定方法を概略的に示す配
置図、第2図は冷蔵庫の縦断面図、0 第3図は冷蔵庫の要部を分解状態で示す斜視図、第4図
は冷蔵庫の要部の寸法関係を説明するだめの概略斜視図
、第5図は冷蔵庫において騒音の能動制御を行うための
構成を概略的に示す図である。 また、第6図は能動制御による消音原理を示す概略構成
図である。 図中、1は冷蔵庫本体、7は機械室、8はコンプレッサ
、10は除霜水蒸発装置、11は機械室カバー 1.1
 aは放熱用開口部、12はマイクロホン(制御用受音
器)、13はスピーカ(制御用発音器)、14は演算器
、]5はマイクロホン、]6はマイクロホン(補助受音
器)17は雑音信号発生回路、1つは伝達関数測定器を
示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、機械室内に設けられたコンプレッサの駆動に伴い発
    生する音を制御用受音器にて電気信号に変換すると共に
    、この電気信号を演算器により加工した信号に基づいて
    制御用発音器を動作させることにより、前記機械室から
    外部に放射される音を能動的に打消すという能動制御に
    用いられる前記演算器の伝達関数を測定する方法におい
    て、前記機械室の外部騒音をモニタする補助受音器とを
    設け、前記制御用発音器に対して、前記補助受音器によ
    る測定外部騒音レベルより所定レベルだけ高い音圧レベ
    ルのホワイトノイズを入力した状態でその制御用発音器
    と制御用受音器との間の音響伝達関数を測定し、その測
    定結果を前記演算器の伝達関数の決定要素としたことを
    特徴とする騒音の能動制御に用いられる伝達関数の測定
    方法。
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