JPH03259395A - カップ式自動販売機のカップ搬出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はカップ式自動販売機のカップ搬出装置に関す
る。

従来の技術 近年、自動販売機は飲料自動販売機を中心に、その普及
は目ざましいものがある。飲料自動販売機には缶入り、
壜入り、カップ入シ等があるが、ここではカップ入り自
動販売機を従来例に取上げる。

従来よりコーヒーやジュース等の飲料をカップに注出し
て提供するカップ式自動販売機では、販売指令に基づき
カップを１個ずつ、所定の販売位置に供給するカップ搬
出装置が必要となる。このカップ搬出装置は多くのカッ
プを収納、供給するため、通常、複数個のカップを積重
ねたカップ列を複数列立設させ、これらのカップ列より
、カップを１個ずつ送出する送出機構を配した送出位置
に順次移動させ、このカップ列より１個１個を分離して
販売位置に落下、供給する方式のものが主流である。

従来この種のカップ搬出装置としては、特公昭６２−４
４３１６号公報に示されているような複数個のカップ収
納部を持つ円筒状のものや、特開昭６２−１９７８９０
号公報に示されている楕円状収納部を有するものが提案
されているが、いずれも回転式であるために、円筒部の
外周や回転中心部付近にはデッドスペースが存在し、限
られたスペースを有効に活かせないために、結果として
外形寸法の割にはカップ収容数が少なくなる課題を有し
ていた。

これらの課題を解決すべく、収納部を角形にして収容効
率を向上させた実公昭６３−３９８１５号公報に示され
ているカップ供給装置は、複数個のカップを積重ねたカ
ップ列２を複数列互−に隣接して直線状にかつスライド
可能に載置させるカップレール１を設け、各カップ列２
をカップトル１上で前方に移動してカップ列２単位で落
下させることにより、そのカップ列２をカップ排出機構
に導き、カップ列２からカップを１個ずつ分離し−ご排
出するカップ供給装置において、カッフレ−ル１の上方
にカップ押し板３をたて方向にかつカップレール１に沿
って移動可能に設け、カップレール１の前端部に外周面
上部がカップ列２の底面に接し回転時にカップ列２を前
方に移動させるローラ６と、カップ押し板３およびロー
ラ５と連動機構としてのチェーン４を介して連結しカッ
プ押し板３およびローラ５をカップ列２の前方への移動
方向に同期駆動するカップ送り用のモータ６とを設けて
いる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、カップレール１上の
カップ列２を前方に押動させるカップ押し板３を駆動さ
せる機構部分、即ち、チェーン４゜スプロケット５等を
収めるためのスペースが必要であり、カップの直径寸法
より幾分奥行寸法が大きくなるため、カップ列２が移動
する左右方向はデッドスペースもなく効率的であるが、
前後方向は前記機構部分のスペースのた均に大きくなり
、全体としては改良される余地が残るものであった。

捷た、この装置では、販売によってカップ列２が移動し
て収納されたカップ列２が少なくなってきた時にカップ
列２を補充する際、モータ６を切換スイッチによって逆
転してカップ押し板３を右方に移動させる必要があシ、
かつ補充後は補充したカップ列２が左右に倒れることを
防ぐために、前記モータ６を正転させてカップ押し板３
を右あに移動させ、補充するカップ列７の右端に前記カ
ップ押し板３が当接する位置で停止させねばならない。

このような操作は実際上、手間のかかる作業であるとと
もに、前述のカップ列補充操作におけるカップ押し板３
をカップ列２の右端に当接する位置で止める操作は多少
熟練が要求されることであり、操作性に関し７ても課題
を有していた。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、さらにデッ
ドスペースが少なく、しかもカップ列充填時の操作性を
も向上させる搬出装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明のカップ式自動販売
機のカップ搬出装置は、カップ搬出装置本体の下方に、
無端ベルトの内側一端に軸支した従車プーリと、他端に
軸支した動プーリと、この動プーリに連結したベルト駆
動モータで構成したコンベア装置と、このコンベアの軸
支端より隔でたカップ排出口と、この排出口の上方に上
下に延在した半円状のカップ分離ドラムと、このカップ
分離ドラムの上下端を前記カップ分離ドラムの半円形状
の中心で回動自在に軸支し、前記カップ分離ドラムの半
円形状部外周下端に周設した中空ギアと、この中空ギア
と連結して前記カップ分離ドラムを回転駆動させるドラ
ム駆動モータと、前記ベルト駆動モータの動作を制御す
るそれぞれの制御スイッチとから戊る。

作　　　用 本発明は上記構成によって、通常、カップ分離ドラムは
半円形状部の開口部を前方に向けて待期させている。そ
して、この開口部より複数個のカップを積重ねたカップ
列を挿入する。その後、無端ベルト上にカップ列を前記
カップ分離ドラムよより順次載置してカップ列充填作業
が完了する。

そして、通常の販売動作として、カップ分離ドラム下部
に配置した送出装置によって前記カップ分離ドラム内の
カップ列の下方より順次分離、落下させることによって
カップが搬出される。その後、前記カップ分離ドラム内
のカップ列が送出装置によってなくなると、前記送出装
置に組込せれたカップ検出スイッチによう前記ドラム駆
動モータに通電し、カップ分離ドラムをｇ　ｏ　０回転
させ、制御スイッチにより停止させる。これによって前
記カップ分離ドラムの半円形状部の開口部を無端ベルト
側に向けて待期させ、前記制御スイッチによって無端ベ
ルトをベルト駆動モータでカップ分離ドラム側へ移送さ
せることにより、無端ベルト上のカップ列がカップ分離
ドラム側に移行し、その最もカップ分離ドラムに近いカ
ップ列が前記無端ベルトより離脱し、前記カップ分離ド
ラム内に落下、収納される。そして、落下したカップ列
によって前記カップ検出スイッチが働き、前記カップ分
離ドラムをさらに２７００回転させ、再び制御スイッチ
により停止させて再び送出装置による販定動作の準備が
完了する。

以下前記無端ベルト上のカップ列は同様な作用でカップ
分離ドラム内に移送されることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
するが、従来と同−構成については同一番号を付与して
詳細な説明を省略する。

第１図から第６図において、８は枠体で構成された本体
で、この本体８の下部にコンベア装置として配置された
従車プーリ９と、この従車プーリ９と隔てて配置された
動車プーリ１０を回転自在にベルト支持板１１へ軸支さ
れている。１２は無端ベルトで、前記従車プーリ９と動
車プーリ１０間に張架されている。１３はベルト駆動モ
ータで、前記動車プーリ１０とはギア１４によって連結
されている。１６は前記動車プーリの側方に配置された
半円形状のカップ分離ドラムで、上下に延在し、上下端
を回転自在に軸支されている。１６は中空ギアで、前記
カップ分離ドラム１６の下端に周設されている。そして
、この中空ギア１６の外周には回転動力を受容するため
のギア部１５ａを＠えている。１７はドラム駆動モータ
で、出力軸１７ａＫは前記中空ギア１６に回転を伝達す
る駆動ギア１８を軸着させ、前記中空ギア１６のギア敲
１６ａと係合している。１９は送出装置で、前記カップ
分離ドラム１５の直下に配置した排出口２０に装着され
カップ送出モータ２１によって出力軸２１ａに軸着させ
たフルサイクルカム２２が１回転することで、カム制御
スイッチ２３が検知し２て回転を止め、カップを順次送
出するもので、実公昭５５−３９４９８号公報に記載さ
れているように従来周知の機構であり、その説明は省略
する。

２４Ａ、Ｂはドラム制御スイッチで、前記カップ分離ド
ラム１５の上端に係着させた支持軸１５ａに軸着させた
サイクルカム２６によって前記ドラム駆動モ〜り１７へ
の通電が制御される。２６は前記カップ分離ドラム１５
の下方に配設したカップ検知スイッチで、前記カップ分
離ドラム１５内のカップ列２の有無をカップと検知レバ
ー２６ａの当接、離脱によって検出され、前記ベルト駆
動モータ１３の制御スイッチとして通電が制御される。

２７は本体８上方に固着されたガイドレールで、このガ
イドレール２了に吊架されたカップ列押板２８に左右ス
ライド自在に移動するローラ２８ａが回動自在に軸着さ
れ、通常は前記カップ分離ドラム１６側へ押圧するため
のウェイト２９をワイヤー３０を介して吊架されており
、さらに本体８の右上部に前記ワイヤー３０を支えるガ
イドローラａ１が回動自在に軸着されている。

以上のように構成されたカップ搬出装置について、以下
第１図から第７図にもとづいてその動作を説明する。先
ず、複数個のカップを積重ねたカップ列２ｄをカップ分
離ドラム１６の半円開口部１５ｂよ多充填し、送出装置
１９に載置する。次にカップ列押板２８を左方向に押圧
し、前記カップ分離ドラム１６との間に別のカップ列２
ｂを無端ベルト１２上に載置する。順次、前記カップ列
押板２８を左方向に押圧しながらカップ列２ｃ〜２ｆを
前述と同様にして無端ベルト１２上に載置することでカ
ップ列２の充填作業が終了する。この時、前記カップ列
押板２８は最後に充填したカップ列２１の左方に当接し
てウェイト２９によって常に左方向に押圧されている。

この状態で販売指令により前記送出装置１９のカップ送
出モータ２１に通電されると、カップ列２ａより１個１
個分離、落下してカップが送出される。そして、このカ
ップ列２ａが前述の送出動作によってなくなると、カッ
プ検知スイッチ２６の検知レバー２６ａとカップ列２ａ
の当接が解かれることで前記カップ検知スイッチ２６が
動作し、ドラム駆動モータ１７に通電され、駆動ギア１
８゜中空ギア１６の回転伝達により、カップ分離ドラム
１６が矢印Ｃ方向に回転する。そして９００回転後、前
記カップ分離ドラム１５の上端に軸着させたサイクルカ
ム２５の山２５ａにドラム制御スイッチ２４Ａの検知レ
バー２４ａが乗シ、前記カップ分離ドラム１６の回転を
停止させる。同時に前記ドラム制御スイッチ２４Ｂの動
作によりベルト駆動モータ１３に通電され、カップ列２
ｂ〜２１は前記無端ベルト１２の移動とともに右方向に
移動し、やがてカップ列２ｂは無端ベルト１２より離脱
して前記カップ分離ドラム１６内に収納され、前記送出
装置１９に落下、載置される。そして、前記カップ列２
ｂが送出装置１９に載置されることで再びカップ列２ｂ
とカップ検知スイッチ２６が当接し、前記ベルト駆動モ
ータ１３の通電を止めるとともに再び前記ドラム駆動モ
ータ１７に通電して前記カップ分離ドラム１５を矢印Ｃ
方向に回転させる。そして２７００回転後、ドラム制御
スイッチ２４Ａ、Ｂが前記サイクルカム２５の谷２ｓｂ
に検知レバー２４ｃが入り、前記カップ分離ドラム１５
の回転を停止させる。

このような一連の動作をカップ列２０〜２ｆｉで行なわ
れることで前記無端ベルト１２上に載置されたカップ列
２は前記カップ分離ドラム１５内に収納され前記送出袋
ｆｆ１１９によって１個１個送出されることになる。

尚、前記カップ分離ドラム１６が２７００回転する際に
カップ分離ドラム１５内に入ったカップ列２ｂのつばＤ
と次のカップ列２ｃのつばＥが互いに係合して前記カッ
プ列２ｂの前記送出装置１９への落下を妨げる場合が予
想されるが、前記カップ分離ドラム１６が両カップ列２
ｂ、２ｃ間に割込みながら回転することでこの問題は解
消される。

また、通常の前記送出装置１９によるカップ列２の送出
動作時にも前記カップ分離ドラム１５内に入ったカップ
列２はカップ１個ずつ下方へ落下のために移動するが、
この場合も前記カップ分離ドラム１６が両カップ列２を
分離しているためつばり、Ｅ同志の係合による動作不具
合は生じない。

発明の効果 以上のように本発明は、本体下方に無端ベルトの内側一
端に軸支した従車プーリと、他端に軸支した動車プーリ
と、との動車プーリに連結したベルト駆動モータで構成
したスライド可能なコンベア装置と、このコンベア装置
の軸支端より隔てたカップ排出口の上下に延在した半円
形状のカップ分離ドラムと、このカップ分離ドラムの上
下端を前記カップ分離ドラムの半円形状の中心で回転自
在に軸支し、前記カップ分離ドラムの半円形状下端外周
に周設した中空ギアと、この中空ギアと連結して前記カ
ップ分離ドラムを回転駆動させるドラム駆動モータと、
前記ベルト駆動モータの動作を制御するそれぞれの制御
スイッチと、本体上方に前記コンベア装置に相対して固
着したガイドレールと、このガイドレールに吊架して左
右スライド可能なカップ列押板と、一端を前記カップ列
押板に、他端をウェイトにそれぞれ係着したワイヤーと
、前記排出口の直下に配設したカップ送出装置とから成
シ、通常はカップ送出装置によって前記カップ分離ドラ
ム内のカップ列を１個１個分離落下させて販売の都度カ
ップを供給し、販売によって、前記カップ分離ドラム内
のカップ列がなくなるとその補給動作をするために前記
カップ分離ドラムを９０Ｊ転させて止め、前記Ｓ端ベル
ト上に充填装置した別のカップ列をコンベア装置によっ
て前記カップ分離ドラム内に収納させて停止させ、再び
前記カップ分離ドラムを２７００回転させて止めること
で待期状態にすることによりその補給動作を完了する。

このように横取されたカップ搬出装置により、その全　
は角形になシ、奥行寸法もカップの直径寸法より数咽大
きくなる程度で、外形寸法に対して効率よくカップを収
納できる。また、カップ充填作業時にはカップ収納時の
配列が左右−直線となるため、充填作業が容易であるこ
と、さらにカップ列の充填時はカップ送出口側より順次
左側に充填するため、新しいカップ列の補充時には常に
残っているカップ列の左側に充填されることになり、古
いカップから先に販売される所謂先入れ先出しが可能な
効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるカップ式自動販売機
のカップ搬出装置の正面図、第２図は同第１図のＥ−Ｅ
線の矢視断面図、第３図は同カップ分離ドラムの通常待
期状態時における第１図Ｆ部の要部拡大平面図、第４図
は同カップ分離ドラムが９０°回転した時の第１図Ｆ部
の要部拡大平面図、第６図は同第３図における制御回路
図、第６図は同第４図における制御回路図、第７図は従
来のカップ式自動販売機のカップ搬出装置を示す正面図
である。 ８・・・・・・本体、９・・・・・・従車プーリ、１ｏ
・・・・−・動車プーリ、１２・・・・・・無端ベルト
、１３・・・・・・ベルト駆動モータ、１５・・・・・
・カップ分離ドラム、１６・・・・・・中空ギア、１７
・・・・・・ドラム駆動モータ、２ｏ・・・山排出口、
２４Ａ、Ｅ・・・・・・ドラム制御スイッチ、２６・・
・・・・カップ検知スイッチ、２７・・・・・・ガイド
レール、２８・・・・・・カップ列押板、２９・・・・
・・ウェイト、３゜・・・・・・ワイヤー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体下方に無端ベルトの内側一端に軸支した従車プーリ
   と、他端に軸支した動車プーリと、この動車プーリに連
   結したベルト駆動モータで構成したコンベア装置と、こ
   のコンベア装置の軸支端より隔てたカップ排出口の上方
   へ上下に延在した半円形状のカップ分離ドラムと、この
   カップ分離ドラムの上下端を前記カップ分離ドラムの半
   円形状の中心で回転自在に軸支し、前記カップ分離ドラ
   ムの半円形状部下端外周に周設した中空ギアと、この中
   空ギアと連結して前記カップ分離ドラムを回転駆動させ
   るドラム駆動モータと、前記ベルト駆動モータの動作を
   制御するそれぞれの制御スイッチと、この制御スイッチ
   を介して前記ベルト駆動モータとドラム駆動モータを回
   転制御する制御装置とから成るカップ式自動販売機のカ
   ップ搬出装置。