JPH03258562A - ビデオプリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本考案は、ビデオプリンタに係り、挿着された外部メモ
リより記憶されている印刷の濃度階調等のデータを読み
出し、このデータに基づいて画像の印刷を行うものに関
する。

［従来の技術］ テレビ画像等を紙に印刷するビデオプリンタ装置では、
テレビ画像等の映像信号を、カラー画像であれば各色に
分割し、デジタル信号に変換し、この各色ごとのデジタ
ル信号に基づく電流をプリンタの感熱ヘッド等に印加し
、感熱ヘッドの発熱抵抗体で発生するジュール熱により
インクリボンの染料インクを昇華させ、染料を紙等に転
写し印刷（昇華型熱転写印刷）するものがある。このよ
うな装置では、画像の色調若しくは印刷濃度は染料イン
クの各色ごとの昇華量、すなわち各色を印刷するときの
それぞれの感熱ヘッドの温度によって左右される。この
ため、感熱ヘットへの電流の印加時間の長さを、色によ
り、階調に応して制御するようにプログラム等を設定し
、所要の色調や印刷濃度を得ている。このプログラムは
、ごく−船釣な画像の場合に無難な色調・濃度階調の画
像が印刷されるように設定されたものの他、各色ごとに
濃、中、淡等の濃度設定スイッ°チ若しくは連続可変す
る調節装置を設け、用途あるいは好みにより調節できる
ようにしたもの等がある。しかしこの場合、これらのス
イッチ若しくは調節装置等をどのように設定すればどん
な色調・濃度階調の画像に印刷されるかの判断には、あ
る程度の経験や熟練が必要であり、稀にしか使用しない
人あるいは初心者には的確な調節は困難なものであった
。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明はこのような点に鑑み、各色ごとの濃度の階調に
対する印刷濃度の特性を、用途を想定して分類し、これ
らの分類ごとに外部メモリとしてメモリカードを設け、
各メモリカードに、画像データの各色ごとおよび各階調
ごとのプリンタ部への電流の印加時間のデータを予めそ
れぞれ記憶しておく。そして、画像を印刷するとき、用
途に応じたメモリカードを選んでビデオプリンタ装置に
挿着し、このメモリカードより読み出したデータおよび
濃度階調変換部にて変換された画像データに基づいて印
刷を行うようにしたビデオプリンタ装置を提供するもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上述の課題を解決するため、アナログの映像信
号をデジタルデータに変換してメモリに書き込み、この
メモリより読み出したデジタルデータの濃度階調を判断
し、各階調のデータに変換し、このデータに基づく電流
を感熱ヘッド等に印加し、感熱ヘッド等で発生する熱に
より紙等に印刷するビデオプリンタにおいて、前記感熱
ヘッド等への電流の印加時間のデータを記憶する外部メ
モリと、外部メモリのデータを読み取るための外部メモ
リ読み取り部とを設けてなり、前記外部メモリ読み取り
部にて読み取ったデータに基づいて、感熱ヘッド等への
電流の印加時間を制御するように構成したビデオプリン
タ装置を提供するものである。

［作用コ 以上のように構成したので、本発明によるビデオプリン
タ装置においては、ビデオプリンタ装置に挿着したメモ
リカードに記憶されているデータに基づく色調、濃度階
調の画像を印刷する。

［実施例コ 以下、図面に基づいて本発明によるビデオプリンタ装置
の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明によるビデオプリンタ装置の一実施例の
要部ブロック図、第２図は同ビデオプリンタ装置の操作
パネル面の平面図である。第１図において、１は映像信
号処理部で、人力するテレビ画像等の映像信号をカラー
画像であれば赤、緑および青等の３色に分割し、所要の
信号レベルに調整して出力する。２はＡ／Ｄ変換部で、
映像信号処理部ｌよりのアナログの映像信号をデジタル
データに変換する。３はメモリ部で、Ａ／Ｄ変換部２よ
りのデジタルの画像データを、例えば、ＤＲＡＭ　（ダ
イナ旦ツタランダムアクセスメモリ）等を用いた１画面
分を記憶できるフレームメモリ等に記録する。４は濃度
階調変換部で、メモリ部３より読み出した画像データの
階調を各色ごとに判断し、その階調に応じ、例えば、プ
リンタが６４階調であれば最大６４回、各階調のデータ
を出力する。５はプリンタ部で、濃度階調変換部４より
の各階調のデータを、内蔵するラインメモリに１階調分
ずつ書き込み、しかる後、このラインメモリより読み出
したデータを、後述する制御部９よりのストローブ信号
（感熱ヘッドに通電するための指令信号）とでそれぞれ
ＡＮＤ処理し、処理されたデータに基づく電流を１ライ
ンに並んだ感熱ヘッド群に印加し、それぞれの発熱抵抗
体に電流を流してジュール熱を発生させる。そして、こ
の熱を感熱昇華型インクリボンに加え、染料インクを昇
華し発色させ、染料を紙等に転写し印刷する。

６は記憶部で、装置を制御するためのプログラム等を記
憶する。７は外部メモリとしてのメモリカード若しくは
ＩＣカードで、このカードに、各色ごと、各階調ごとの
ストローブ時間のデータ等を記憶する。８は外部データ
読み取り部で、挿着されたメモリカード７のデータを読
み取る。９は制御部で、この装置の各部を制御すると共
に、外部データ読み取り部８よりのデータに基づく時間
のストローブ信号を出力する。

第２図において、１１はメモリカード７の挿入口である
。１２は電源スィッチで、装置の電源のオンオフを行う
。１３は操作スイッチで、「メモリ」、「プリント」等
の操作を行う。１４は調整キー収納部で、扉の内部に各
種調整キー等を収納する。１５はインクリボン収納部で
、カートリッジ型のインクリボン等を挿入し挿着する。

１６は印刷用紙収納部、１７は印刷された紙を排出する
印刷紙取り出し口である。

次に、本発明によるビデオプリンタ装置の動作を説明す
る。テレビ画像等の映像信号は、操作スイッチ１３の「
メモリ」操作に基づく制御部９よりの指令信号により映
像信号処理部ｌに人力する。

映像信号処理部１では、人力する信号がカラー画像のも
のであれば赤、緑および青の３色に分割し、所要の信号
レベルに調整し、Ａ／Ｄ変換部２に印加する。Ａ／Ｄ変
換部２は、人力するアナログの映像信号をデジタルの画
像データに変換する。変換されたデジタルの画像データ
はメモリ部３に入力し、フレームメモリに１画面分を書
き込む。なお、このメモリ部３に書き込まれたデータは
、次のデータ人力若しくはクリアキーの操作により消去
される。さて、メモリ部３に書き込まれた画像データは
、操作スイッチ１３の「プリント」操作に基づく制御部
９よりの指令信号により、前記各色の信号ごとに１ライ
ンずつ順に読み出され、濃度階調変換部４に入力する。

濃度階調変換部４は、人力する画像データの階調を判断
し、プリンタが、例えば、６４階調の印刷を行うもので
あれば最大６４回（ラインの画像の濃度が６４階調ある
場合）、各階調のデータを順次出力し、プリンタ部５に
転送する。プリンタ部５では、濃度階調変換部４よりの
各階調のデータを内蔵するラインメモリに書き込む。こ
のラインメモリに１階調目のデータが書き込まれた後、
これらのデータを読み出し、後述する制御部９よりのス
トローブ信号とでＡＮＤ処理し、処理したデータに基づ
（加熱電流を加熱用の電源より感熱ヘッドの各発熱抵抗
体に通電する。

１階調目のデータの処理終了後、２階調目以降最大６４
階調目までのデータの処理を行い、さらに２ライン目以
降のデータを同様に処理する。そして１画像に要する全
ライン、例えば、６４０ラインについてこの動作を繰り
返す。感熱ヘッドで発生した熱は感熱昇華型のインクリ
ボン等に加わり、染料インクを昇華させ、染料を紙等に
転写して印刷する。印刷する画像がカラーであれば、前
記界、緑および青の各画像データより、実際は３原色の
各補色であるイエロー、マゼンタおよびシアンに変換さ
れたデータに基づいて、イエロー、マゼンタおよびシア
ンの各色の染料インクを塗布したインクリボンにより印
刷する。さて、制御部９は、プリンタ部５のラインメモ
リにデータの書き込みが終了するごとにストローブ信号
を出力するが、このストローブ信号の時間の長さは、濃
度階調変換部４による階調（前記６４階調）の判断に基
づいて、外部データ読み取り部８を介してメモリカード
７より読み出したストローブ時間のデータに基づくもの
である。

このメモリカードに記憶のデータの例を、第３図のデー
タテーブルにより説明する。第３図は３種類のメモリカ
ードの例を示したものである。このデータテーブルにお
けるデータとストローブ時間の関係は、 ストローブ時間−単位時間×データ で表され、例えば、単位時間を２０マイクロ秒（μＳ）
とした場合、「メモリカードＮｏ１」の４階調目のイエ
ローのストローブ時間は、２０Ｘ　１１＝　２２０μｓ
となる。図に掲げたデータの説明をするならば、例えば
、「メモリカードＮＯ１」はごく標準的な色調・濃度階
調の画像を標準的な色・階調に印刷するための「標準用
」カードで、高濃度より低濃度までの各階調で、白色の
映像信号は白色に印刷されるように、イエロー、マゼン
タおよびシアン各色の、１階調から６４階調までのデー
タを記憶させである。これに対して、例えば「メモリカ
ードＮｏ２」では、若い階調番号のデータを大きく、か
つ１階調ごとに変化するように設定し、大きい階調番号
のデータを小さく設定し、これにより、画像の明るい部
分の濃度の変化が表れやすいようにし、さらに、シアン
およびマゼンタのデータを相対的に大きくし、全般に寒
色系に印刷されるように設定したものである。また、「
メモリカードＮｏ３」は大きい階調番号のデータを大き
くかつ階調ごとにデータを順次大きくし、高濃度におけ
る濃度の変化が出やすいようにし、かつ赤色系を強調す
るように設定したデータの例である。このように、例え
ば、映画のように比較的暗い画面用、アニメーション画
のように比較的明るい画面用等の他、青色がかった画面
を赤色系に印刷するためのカード等のように、それぞれ
特徴のあるメモリカードを備えておき、これらの中から
選択したカードを装置に挿着して印刷を行う。

また、メモリカードをＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ
）タイプのものとし、調整キー収納部１４のキー操作に
より好みのデータをカードに書き込み、印刷に使用する
ようにもできる。

［発明の効果］ 以上に説明したように本発明によるビデオプリンタ装置
においては、挿入されるメモリカードのデータに基づい
て印刷を行うものであるから、用途に合ったカードを挿
入することで所要の色調・濃度階調の画像が印刷できる
。従って、色調および濃度階調の調節のためにキー操作
をする等の煩わしさがなく、さらに、例えば、メモリカ
ードに多色印刷を施す等により、−目でそのカードの特
徴が判るようにしておけば、カードの選択が容易なもの
となり、選択を間違えること等も防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるビデオプリンタ装置の一実施例の
要部ブロック図、第２図は同ビデオプリンタ装置の操作
パネル面の平面図、第３図は同ビデオプリンタ装置に用
いるメモリカードの記憶データの例を示す図である。 図中、１は映像信号処理部、２はＡ／Ｄ変換舐３はメモ
リ部、４は濃度階調変換部、５ばプリンタ部、６は記憶
部、７はメモリカード、８は外部データ読み取り部、９
は制御部、１１はメモリカード挿入口、１２は電源スィ
ッチ、１３は操作スイッチ、１ １４は調整キー収納部、１５はインクリボン収納部、１
６は印刷用紙収納部、１７は印刷紙取り出し口である。 ２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アナログの映像信号をデジタルデータに変換してメモリ
   に書き込み、このメモリより読み出したデジタルデータ
   の濃度階調を判断し、各階調のデータに変換し、このデ
   ータに基づく電流を感熱ヘッド等に印加し、感熱ヘッド
   等で発生する熱により紙等に印刷するビデオプリンタに
   おいて、前記感熱ヘッド等への電流の印加時間のデータ
   を記憶する外部メモリと、外部メモリのデータを読み取
   るための外部メモリ読み取り部とを設けてなり、前記外
   部メモリ読み取り部にて読み取ったデータに基づいて、
   感熱ヘッド等への電流の印加時間を制御するように構成
   したことを特徴とするビデオプリンタ装置。