JPH03258439A - 中子製作用四位置造型機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は鋳物の中子造型機において、中子を造型する
に当り中子取り金型を、予熱、吹込み。

焼成及び取出しの４段階作業に分けて自動的且つ迅速に
製作する造型機に関するものである。

（従来の技術） 従来の中子造型機は、コアブローイングマシンコアシュ
ータなど上部に鋳砂しザーパを置設し、これより下部に
設けたテーブル上の中子取り金型へ吹き出し口から鋳砂
をブローして中子を１個づつ製作する竪型中子造型機が
主として行われていた。これらは主として生型の中子で
、いづれも手作業が伴ないその製作行程も遅々としてお
り、一般に省力化と能率の向上が求められていた。

（発明が解決しようとする問題点） そこでこの発明は、従来の方式の改良を図るため製作工
程の短縮と高能率、併せて金型鋳物用の焼成中子を製作
するため予熱、焼成の加熱炉を設け、又モーターにより
中子取り金型を回転させ、１回転行程の短時間で焼成中
子を成型する水平回転式の高能率な中子造型機を提供す
ることを目的としている。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するため、本発明の中子造型機は、基
台の中心に回転軸を垂設して軸受、支持台等により支承
し、上部には金型枠を回転する減速機付き電動機を取付
けて上部梁にて支承し、上記回転軸には回転盤を固定し
、この左右前後の直角四方向の上部に中子取り金型枠を
突設し、これら４個の金型枠位置の一つを吹込み位置と
し、これと１８０度相対する位置を取出し位置、そして
吹込み位置の９０度隣接位置を予熱位置あるいは焼成位
置とし、又吹込み位置の下部には上向きのブローノズル
を、上部には金型押え棒をそれぞれ取付け、取出し位置
の下部には製品受台、上部には製品押出し棒をそれぞれ
取付け、また相対する上記の予熱位置及び焼成位置の外
周には予熱炉及び焼成炉を構設し、炉内の上下には複数
個のバーナーを設け、さらにこれら炉の左右には作動シ
リンダ及びピストンによって開閉するシャ・ツタ−をそ
れぞれ取付け、なお回転軸または回転盤には回し金を取
付けて要所に設けた多数の自動スイッチを作動させて回
転盤並びに金型枠を自動間欠回転、あるいは各エヤーシ
リンダーやエヤーノズルの作動を操作して成る中子造型
機である。

（作用） 上記のように構成された中子製作用四位置造型機は、制
御盤の操作により先ず予熱炉及び加熱炉へ送気並びに着
火して加熱し、予熱位置の中子取り金型を予熱する。

そして上部の電動機を運転して回転蓋及金型枠を吹込み
位置まで９０度回動する。次にこの位置の前面に定置さ
れた鋳砂しザーバからの鋳砂をブローノズルから上記の
予熱された金型の下方からエヤーにより吹込む。同時に
上部の金型押えシリンダ及びピストンが作動して金型の
上昇を防止する。そして金型は予熱されているので鋳砂
は焼結し、余分の砂は容易に下方へ排出される。更に金
型枠は９０度回動されて焼成位置へ入り、ここで中子は
完全に固形化焼成される。なおこれら予熱、焼成炉へ金
型枠が回動して人出する際には、左右のシャッターは作
動シリンダーによりそれぞれ引上げられ、又加熱中は引
下げられるものである次にまた９０度回動されて取出し
位置で止まると、上部の製品押しシリンダーが作動して
ピストン連棒が製品の中子を金型から下方へ押し出し製
品は下の製品受台から排出される。以上のようにして一
箇所の位置に約１５秒間停止して加工され、１回転約６
０秒で予熱、吹込み、焼成及び取出しの四位置でそれぞ
れ４作業を自動的に完了して順次繰り返し、金型の形式
によって１〜４個の中子を一度に造型するものである。

なおこれらの自動操作は要所に設けた多数の自動スイッ
チによりそれぞれ作動するようになっている。

（実施例） 実施例につき図面を参照して説明すると、基台（１）の
中心に回転軸（２）を垂設して軸受（３）、支持台（４
）等により支承し、上部中央には減速機（５′）付量動
機（５）を設置して上部梁（６）にて支承し、上記回転
軸（２）には回転盤（７）を固定し、この左右前後の直
角４方向の上部にそれぞれ中子取り金型枠（８）を突設
し、これら金型枠位置の一つを吹込み位置（Ｂ）とし、
これと１８０度相対する金型枠位置を取出し位置（Ｄ）
とし、この取出し位１ｆ（Ｄ）の左回り９０度隣接位置
を予熱位置（Ａ）とする。そしてこれと１８０度相対す
る金型枠位置を焼成位置（Ｃ）とする。又吹込み位置（
Ｂ）の前面には鋳砂しザーバ（Ｒ）を定置し、この位置
の金型枠の上部には金型押え（９）、下部には鋳砂しザ
ーバ（Ｒ）に連接するブローノズル（１０）を、それぞ
れエヤーシリンダ及びビントンにより昇降自在に装設し
、取出し位置（Ｄ）の上部には製品押出しシリンダ及び
ピストン（１１）を、下部には製品受台（１２）をそれ
ぞれ取付ける。さらに相対する上記の予熱位置（Ａ）及
び焼成位置（Ｃ）の外周には予熱炉（１３）、焼成炉（
１４）をそれぞれ構設し、金型枠（８）の上下には複数
個のガスバーナ（１５）を配設し、さらにこれら炉の左
右には作動シリンダ及びピストン（１６）により開閉す
るシャッター（１７）をそれぞれ取付ける。なお回転軸
（２）又は回転盤（７）には回し金（１８）を取付けて
要所に設けた約３０箇の自動スイッチ（Ｓ）を作動させ
て各エヤーシリンダー及びエヤーノズルの開閉、並びに
回転盤と金型枠を自動間欠回転して成る中子製作用四位
置造型機である。なお図面において（Ｍ）は中子取り金
型、　　（Ｆ）は炉、（１９）は炉の排気筒である。

（発明の効果） 本発明は以上説明したように構成されているので、以下
記述のような効果を奏するものである。

本発明の中子造型機は、四方位に突設した金型枠にそれ
ぞれ中子取り金型を取付けて水平回転し、金型の予熱位
置、吹込み位置、焼成位置及び取出し位置の４位置にお
いて、それぞれ４段階の作業に分けて加工するため迅速
にして適確な中子造型を完遂できるので、１位置約１５
秒１回転約６０秒の短時間で間欠回動じ、金型の形式に
もよるがこの間１箇ないし４箇の焼成中子を造型できる
極めて高能率の新規なる中子造型機である。

又金型への鋳砂吹込み作業においてブローノズルを金型
の下から吹込みするので、砂は予熱された金型へ万遍な
く焼結成型され、余分の砂は下方へ円滑に排出されて次
位の焼成炉で完全に固形化焼成されるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は一部断面を示
す正面図、第２図は一部切截の平面図第３図は一部切欠
の予熱炉又は焼成炉の縦断面図第４図は第３図の右側面
図である。 １・・基台　２・・回転軸 ３・・軸受　４・・支持台 ５・・電動機　５′・・減速機　６・・上部梁７・・回
転盤　８・・金型枠 ９・・金型押え　１０・・ブローノズル１１・・押出し
シリンダ　１２・・製品受台】３・・予熱炉　１４・・
焼成炉 １５・・ガスバーナ　１６・・作動シリンダ及びピスト
ン ・・シャッター ・・回し金　１９ ・予熱位置　Ｂ・ ・焼成位置　Ｄ・ ・鋳砂しザーバ ・中子取り金型 ・・排気筒 ・吹込み位置 取出し位置 Ｓ・　・自動スイッチ Ｆ・・炉

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）基台の中心に回転軸を垂設して軸受、支持台等に
   より支承し、上部には減速機付き電動機を取付けて上部
   梁にて支承し、上記回転軸には回動盤を固定し、この左
   右前後の直角４方向の上部にそれぞれ中子取り金型枠を
   突設し、これら金型枠位置の一つを吹込み位置とし、こ
   れと１８０度相対する金型枠位置を取出し位置、そして
   吹込位置の９０度隣接位置を予熱位置あるいは焼成位置
   とし、又吹込位置の下部にはブローノズルを、上部には
   金型押え棒をそれぞれ取付け、取出し位置の下部には製
   品受台、上部には製品押出し棒をそれぞれ取付け、また
   相対する上記の予熱位置及び焼成位置の外周には予熱炉
   及び焼成炉を構設し、金型枠の上下には複数個のバーナ
   ーを設け、さらにこれら炉の左右には作動シリンダ及び
   ピストンによって開閉するシャッターをそれぞれ取付け
   、なお回転軸または回転盤には回し金を取付けて要所に
   設けた多数の自動スイッチを作動させてエヤーシリンダ
   及びノズルの操作並びに回転盤や金型枠を自動間欠回転
   して成る中子製作用四位置造型機。
2. （２）中子取り金型の下方から上向きのブローノズルに
   より鋳砂を吹込むことを特徴とする請求項（１）記載の
   中子製作用四位置造型機。
3. （３）予熱炉を設けて金型を予熱し、鋳砂を吹込んで固
   形化を促進し、更に焼成炉で仕上げることを特徴とする
   請求項（１）記載の中子製作用四位置造型機