JPH03258417A - 金属パイプの曲げ加工方法 - Google Patents

金属パイプの曲げ加工方法

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JPH03258417A
JPH03258417A JP5756090A JP5756090A JPH03258417A JP H03258417 A JPH03258417 A JP H03258417A JP 5756090 A JP5756090 A JP 5756090A JP 5756090 A JP5756090 A JP 5756090A JP H03258417 A JPH03258417 A JP H03258417A
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bending
bend
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Yasuharu Nakajima
康晴 中島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は金属パイプを小さい半径で曲げることができる
曲げ加工方法に関する。
従来の技術 金属パイプの曲げ加工方法には、プレス曲げ。
押付曲げ、ロール曲げ、引張曲げ、押し通し曲げ等があ
り、一長一短があるが、いずれも曲げの内側には圧縮応
力が、曲げの外側には引張応力がそれぞれ作用し、曲げ
の半径が小さくなる程その値は大きくなり、限度を超え
ると曲げの外側は引張応力により破断し、曲げの内側は
座屈によりしわが生じる。このため、実開昭63−61
17号公報には、パイプを高周波誘導加熱コイルの中を
通して加熱した後に曲げローラに押し付けて曲げる方法
が開示されている。この方法においては、伸びが大とな
るため、曲げ外側の破断は回避し得るものの、強度が低
下するため曲げの内側で座屈してしわが生じ易い欠点が
ある。
一方、特開昭63−171220号公報には、曲げの内
側の温度を曲げの外側の温度より高くしつつ曲げ加工を
行う方法が開示されている。この方法は、曲げの外側の
伸びを小さくして減肉を防止しつつ曲げの内側を増肉し
易くして曲げ加工を行うようにしたものであるが、曲げ
の半径が小さいと曲げの外側で破断し、内側でしわが生
じ易い欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、曲げの外側の破断と内側のしわとの発生を両
方とも回避しつつ小さな半径で金属パイプを曲げ得る曲
げ加工方法を得ることを課題として為されたものである
課題を解決するための手段 そして、本発明に係る金属パイプの曲げ加工方法は、曲
げの外側を曲げの内側より高い温度に保ちつつ曲げ加工
を行うことを特徴とするものである。
作用および発明の効果 金属は一般に、温度の上昇に伴って伸び易くなり、強度
は低下する。したがって、曲げの外側を曲げの内側より
高い温度に保ちつつ曲げ加工を行えば、引張力の作用す
る曲げの外側は伸び易いため破断し難く、曲げの内側は
強度が大きいため座屈によるしわの発生が少なくなって
、金属パイプの曲げ半径を小さくすることが可能となり
、パイプ製品の設計の自由度が拡大する効果が得られる
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図および第2図に示す第一実施例は、最も一般に行
われている回転引張曲げ加工方法に本発明を適用した例
であり、オーステナイト系ステンレス鋼である5US3
04  (以下、単に5US304と称する)のパイプ
材10を90度曲げ加工する場合を示す図である。
符号12は円形の曲げ型を示し、この曲げ型12は軸1
4を中心として回転駆動され、外周にパイプ材10の外
径と同一半径の半円形断面の溝16が形成されている。
曲げ型12にはまた、前記溝16に対して接線方向に延
びる真直な半円形断面の溝20を有する受は型18が固
着されている。
この受は型18には、溝20に対応する半円形断面の溝
24を有するクランプ型22が接近・離間可能に対設さ
れ、受は型18に押し付けられて曲げ型12と一体的に
回転するようになっている。
また、曲げ型12に近接して、その溝16に対応する溝
28を有する圧力型26が曲げ型12の接線方向に移動
可能に配置されている。その圧力型26に対向して溝2
8と対応する半円形断面の溝32を有するワイパ30が
固設され、その先端部は曲げ型12の溝16の内部に進
入している。圧力型26と曲げ型12およびワイパ30
の間には、パイプ材10にほぼ緊密に嵌合するマンドレ
ル34が挿入され、その先端部が曲げられるパイプ材1
0の内面に摺接する形状になっている。
以上は従来公知の回転引張曲げ加工装置と同様であり、
第2図に示すように、図の右方へ後退した圧力型26.
水平姿勢にある受は型18とクランプ型22およびワイ
パ30の各溝28.2024および32によって構成さ
れた円形の通路にパイプ材10が挿通されて、図示しな
いチャックにより右方部が把持され、中空にマンドレル
34が挿入される。
次いで、圧力型26を押し上げてパイプ材10を曲げ型
12に押し付けつつ、パイプ材10を受は型18とクラ
ンプ型22で挟持して図において時計方向に90度回転
させると、第1図に示すように、パイプ材10はチャッ
ク部で滑りを生じて左方へ引っ張られ、曲げ型12に巻
き付けられて曲げ加工が施されるとともに、圧力型26
はパイプ材10に引きずられて左方へ移動する。このと
き、パイプ材10の曲げの外側36には引張応力が、パ
イプ材10の曲げの内側38には圧縮応力がそれぞれ作
用するが、曲げの半径Rとパイプ材工0の外径りとの比
R/Dが小さい場合にはこれらの応力が大となって、曲
げの外側36においては破断が、曲げの内側3日におい
ては座屈によるしわがそれぞれ発生する恐れがある。ワ
イパ30はパイプ材10の曲げの内側38の外周を押さ
えてしわの発生を防止するものであるが、R/Dが小さ
い場合には十分な効果は得られない。また、マンドレル
34は、その先端部でパイプ材10の曲げの外側36の
内面を押して曲げの外側36が偏平に変形するのを防止
するためのものであって、これがあるために曲げの外側
36の引張応力は大となる。
そこで、本実施例においては、曲げ型12の曲げの内側
38に近接した部分に数個の穴があけられ、その中にク
ーラ40が埋設されているとともに、曲げの外側36付
近の圧力型26に数個の穴があけられ、その中にヒータ
42が埋設されている。クーラ40は、例えば金属管中
に液体窒素を流すようにしたものでよく、また、ヒータ
42は、例えばニクロム線に通電するようにしたもので
よい。
パイプ材10の素材である5US304の各試験温度と
引張強度および伸びの関係を第3図のグラフに示す。こ
の図において、伸びδは約50°Cにピークがあり、引
張強度σはO″CC以下いて象、激に増大することが明
らかである。そこで、圧力型26をヒータ42で加熱し
てこれに接触するパイプ材10の曲げの外側36となる
部分を20°C〜100°Cに加熱するとともに、曲げ
型12をクーラ40で冷却してこれに接触するパイプ材
10の曲げの内側38を0°C以下に冷却すると、曲げ
の外側36の伸びおよび曲げの内側38の強度が大とな
り、曲げの外側36における破断が防止され、かつ、曲
げの内側38における座屈によるしわの発生が防止され
て、R/Dの小さい曲げ加工が可能となる。実験によれ
ば、5US304の従来の方法での曲げ加工限度はR/
DL:2であったのが、本実施例の方法によればR/D
=1まで可能となるのである。
オーステナイト系ステンレス調は種々の流体の配管に適
したものであるが、曲げ加工が特に難しい材料の一つで
ある。しかるに、上記のように、伸びδは約50°Cに
ピークがあり、引張強度σは0°C以下において急激に
増大するため、曲げの内側と外側とに温度差を生じさせ
ることの効果が顕著に現れ、曲げ加工が従来に比較して
著しく容易となる。またζ本発明を適用する際における
加熱。
冷却の温度が常温近くであり、しかも、内側と外側との
温度差も小さいため、加熱、冷却のためのエネルギが少
なくて済み、コストの上昇を低く抑えつつ本発明を実施
することができる。
次に、炭素鋼(炭素約0.4重量%)の各試験温度と引
張強度σおよび伸びδの関係を第4図のグラフに示す。
このグラフから、伸びδの最小値は約200°Cにあり
、引張強度σの最大値は約270゛Cにあるから、炭素
鋼製のパイプ材10の曲げ加工を行う場合、曲げの内側
38を250〜350°Cとし、曲げの外側36を36
0°C以上とすることによって、曲げの内側38の座屈
によるしわの発生を防止し、かつ、曲げの外側36の伸
びを大きくして破断を防止することができる。
一般に、金属は高い温度で強度が低下し、伸びが増大す
るから、その材質に適合した温度で曲げの外側を曲げの
内側より高温に保つことにより曲げの外側における破断
を防止し、かつ、曲げの内側における座屈によるしわの
発生を防止して、より小さい半径の曲げ加工を行うこと
ができる。なお、金属は熱伝導率が高く、曲げの外側を
加熱すると曲げの内側もそれに近い温度に加熱されるか
ら、曲げの外側を加熱する場合に同時に曲げの内側を冷
却することが好ましく、高温である場合には水を冷媒と
して使用することも可能である。
本発明は上記した回転引張曲げ加工方法以外の曲げ加工
方法にも適用し得、その曲げ限界を向上させることが可
能である。
第5図はプレス曲げ加工方法を示し、クツション50の
ロッド52に固着された支持台54上に一対の支持ダイ
ス56が傾動自由に載置されており、この上に載せられ
たパイプ材58がラム60により押されて曲げ加工が施
される。ここで、支持ダイス56にはパイプ材58の曲
げ加工部に近い部分にヒータ62が埋設されていて曲げ
の外側64を加熱するようになっているとともに、ラム
60にはクーラ66が埋設されていてパイプ材58の曲
げの内側68を冷却するようになっている。
第6図は押付曲げ加工方法を示し、固定された曲げ型7
0にパイプ材72を締付型74により締め付けて固定し
、押し型76を曲げ型70に沿って回転させながらパイ
プ材72を曲げ型70に押し付けることにより、曲げ加
工を施すようになっている。曲げ型70にはクーラ78
が埋設されていてパイプ材72の曲げの内側80を冷却
するとともに、押し型76にはヒータ82が埋設されて
いて曲げの外側84を加熱するようになっている。
第7図はロール曲げ加工方法を示し、2個の外側ロール
90.92と1個の内側ロール94との間にパイプ材9
6を挟んで通過させることにより曲げ加工を施すもので
あって、外側ロール90゜92にはヒータ98が埋設さ
れていてパイプ材96の曲げの外側lOOを加熱すると
ともに、内側ロール94にはクーラ102が埋設されて
いて曲げの内側104を冷却するようになっている。
第8図は押し通し曲げ加工方法を示し、外型110の湾
曲した成形孔112にパイプ材114を挿入してポンチ
116で押し込み、マンドレル118でガイドすること
によりパイプ材114が成形孔112に沿った形状に曲
げ加工される。ここで、外型110の、パイプ材114
の曲げの内側120に対応する部分にはクーラ122が
、曲げの外側124に対応する部分にはヒータ126が
それぞれ埋設されていて、曲げの内側120が冷却され
、曲げの外側124が加熱されるようになっている。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で、本発明
を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例に使用される装置の曲げ加
工後の正面図であり、第2図は同じく曲げ加工前の正面
図である。第3図はステンレス鋼における試験温度と引
張強度および伸びの関係を示すグラフであり、第4図は
炭素鋼における第3図と同様のグラフである。第5図お
よび第6図はそれぞれ本発明の第二および第三の実施例
に使用される装置を示す正面図である。第7図および第
8図はそれぞれ本発明の第四および第五の実施例に使用
される装置を示す正面断面図である。 10:パイプ材     12:曲げ型18:受は型 
     22:クランプ型26:圧力型      
30:ワイバ34:マンドレル    40:クーラ4
2:ヒータ      56:支持ダイス58:パイプ
材     60ニラム ロ2:ヒータ       66:クーラ70:曲げ型
      72:バイブ材74:締付型      
76:押し型78:クーラ       82:ヒータ
90.92コ外側ロール 94:内側ロール96:パイ
プ材      98:ヒータ102:クーラ 114:パイプ材 118:マンドレル 126:ヒータ 110:外型 116:ポンチ 122:クーラ 第1!!i

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 曲げの外側を曲げの内側より高い温度に保ちつつ曲げ加
    工を行うことを特徴とする金属パイプの曲げ加工方法。
JP5756090A 1990-03-08 1990-03-08 金属パイプの曲げ加工方法 Expired - Fee Related JP2679340B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079517U (ja) * 1993-06-30 1995-02-10 株式会社太洋 パイプの曲げ装置
US5727315A (en) * 1995-03-23 1998-03-17 Pubot Giken Co., Ltd. Rodless cylinder and method of manufacturing cylinder tube of the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079517U (ja) * 1993-06-30 1995-02-10 株式会社太洋 パイプの曲げ装置
US5727315A (en) * 1995-03-23 1998-03-17 Pubot Giken Co., Ltd. Rodless cylinder and method of manufacturing cylinder tube of the same

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