JPH0325701B2 - - Google Patents

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JPH0325701B2
JPH0325701B2 JP60207583A JP20758385A JPH0325701B2 JP H0325701 B2 JPH0325701 B2 JP H0325701B2 JP 60207583 A JP60207583 A JP 60207583A JP 20758385 A JP20758385 A JP 20758385A JP H0325701 B2 JPH0325701 B2 JP H0325701B2
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JP
Japan
Prior art keywords
water droplets
water
tower
spray
dust removal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60207583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6269032A (ja
Inventor
Kyokatsu Ueda
Akira Ishikawa
Takeo Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPS6269032A publication Critical patent/JPS6269032A/ja
Publication of JPH0325701B2 publication Critical patent/JPH0325701B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
この発明は食品加工室、食品保管室、病院にお
ける手術室、病室、その他の無菌作業所等を対象
に室内空気の除塵、除菌を行つて清浄化するよう
にした気体の除塵・除菌装置に関する。
【従来技術とその問題点】
まず第2図により頭記した気体の除塵・除菌装
置の従来における一般的なシステムを説明する。
図において、1は空気清浄化の対象となる食品加
工室等の室であり、該室1の空気取出口と給気口
との間に空気循環送風路2を構成し、ここに送風
機3、粗大な塵埃を除去するプレフイルタ4、水
洗塔5、および空調装置6が順に介装設置され、
これらで除塵・除菌装置のシステムを構成してい
る。ここで前記の水洗塔5は塔内に微少水滴を噴
霧するスプレーノズル7、送水ポンプ8、水濾過
器9等の間を結んで成る水噴霧系を装備した噴霧
式洗浄集塵器として構成されている。 かかる構成で送風機3により室1より引き出さ
れた塵埃、菌を含む室内の汚染空気は、まずプレ
フイルタ4で粗大な塵埃を取り除いた後に水洗塔
5の塔内下部へ導入される。ここで汚染空気は塔
内を矢印Aのように上昇する過程でスプレーノズ
ル7から噴霧して塔内空間に充満する微細な水滴
粒子Bと接触し、空気中に含まれている微粒子塵
埃および塵埃に付着ている菌等は洗浄集塵作用に
より水滴へ移行して空気流から分離捕集され、塔
内を沈降して底部に溜る。一方、除塵、除菌して
清浄化された空気流は塔上部から排出され、さら
に空調装置6で温度、湿度を調整した後に再び室
1内に送気還流される。一方、水洗塔5内の底部
に溜つた水は活性炭、イオン交換樹脂等の吸着物
質を内蔵した濾過機9で濾過した後に、送水ポン
プ8を経て再びスプレーノズル7から塔内に噴霧
されるように循環して反復使用される。なお10
は定期的に塔内の洗浄水を交換する際に洗浄廃水
を系外に排水するドレン弁である。 ところで上記した除塵・除菌装置における水洗
塔5での除塵、除菌効率を上げるには、塔内を下
方から上方へ向けて通流する空気流Aとスプレー
ノズル7から塔内に分散噴霧する水滴粒子Bとの
接触割合および衝突の相対速度を高めて塵埃、菌
の補集率を高める必要がある。したがつてこのた
めにはスプレーノズル7の噴霧口を小さく、かつ
噴射速度を高めて微細な水滴粒子を数多く発生
し、これにより同じ水量での水滴表面積を増大さ
せて空気流との接触割合の増加を図る方法が一般
に採られている。 一方、スプレーノズルから噴霧する水滴粒子径
が微細になる程塔内を上昇する空気流の影響を受
け易くなり、水滴粒子は塵埃、菌を取り込んだま
ま塔内を上昇する空気流に運ばれて水洗塔5から
外方へ逸出する割合が多くなり、このままでは除
塵、除菌効率が低下する。したがつてこのような
水滴粒子の塔外逸出を避けるためには塔内を流れ
る空気流の風速を下げる必要があるが、このため
に同じ空気量を処理するのに水洗塔5が径大とな
り設備が大形化する問題が派生する。
【発明の目的】
この発明は上記の点にかんがみなされたもので
あり、前記した従来装置の欠点を除去して小型な
構成でかつ除塵、除菌効率の高い除塵・除菌装
置、特にその水噴霧式水洗塔を提供することを目
的とする。
【発明の要点】
上記目的を達成するために、この発明は水洗塔
内に上下複数段に分けて水滴粒子を塔内に噴霧す
るスプレーノズルを配備し、かつ下段側のスプレ
ーノズルからは微細水滴粒子を、上段側のスプレ
ーノズルからは粗大水滴粒子を噴霧し、塔内に導
入した気体流を下方から上下へ上昇送風して前記
水滴粒子と対流接触させるように構成し、水洗塔
内の下部領域では微細な水滴粒子と塔内に導入さ
れた汚染気体流との接触を充分に行わせて水滴粒
子による汚染気体流中の塵埃粒子、菌の捕集効率
を高め、かつ塔内の上部領域では下方から上昇通
流する気体流と一緒に浮上してくる微細水滴粒子
を粗大な水滴粒子により捕捉して下方へ重力沈降
させ、これにより高い除塵、除菌効率が得られる
ようにしたものである。
【発明の実施例】
第1図はこの発明の実施例を示すものであり、
第2図に対応する同一部材には同じ符号が付して
ある。すなわちこの発明により、水洗塔5の内部
に配備した水噴霧用のスプレーノズルが上下複数
段のスプレーノズル群7aと7bとに分けて配備
されており、ここで下段側のスプレーノズル群7
bは噴霧口を小径にして200μm前後の微細水滴
粒子シヤワーを噴霧するようなノズルであるのに
対し、上段側のスプレーノズル群7aは500μm
前後の粗大水滴粒子シヤワーを発生するように設
定されたノズルとして成る。なお11は各段のス
プレーノズル群への分岐配管に介挿された流量制
御弁、12は塔内へ洗浄水を補給する上水道の配
管、13は同配管に介挿した水位調節弁、14は
水洗塔5内の上部に装備した水滴除去用のエリミ
ネータ、15は水洗塔5の後段に接続された水滴
除去用の除滴サイクロン、19はドレン排水管路
に介挿した濾過器である。 次に上記構成の動作に付いて説明する。運転時
には送水ポンプ8で圧送された水が流量制御弁1
1を通じて上下各段のスプレーノズル群7a,7
bへ供給され、塔内の下部領域には微細水滴粒子
のシヤワーBbが、上部領域には粗大水滴粒子の
シヤワーBaが分散噴霧される。一方、図示され
てない室から抽気された塵埃、菌を含む汚染空気
流は送風機3、プレフイルタ4を通じて水洗塔5
の塔内へ下方から導入され矢印Aのように塔内を
上昇して流れ、この上昇過程で前記した水滴シヤ
ワーと対流接触する。この場合にまず空気流はス
プレーノズル群7bより噴霧して塔内の下部領域
に充満している微細な水滴粒子と効率よく接触
し、空気流に含まれている塵埃、菌等が水滴粒子
に移行して補集される。同時にこの領域の上方に
は上段側のスプレーノズル7aから粗大な水滴粒
子のシヤワーが噴霧されており、空気流とともに
塔内を上昇浮上してくる塵埃、菌を採り込んだ微
細水滴粒子は粗大な水滴粒子に捕捉され、空気流
Aに逆らつて下方へ重力沈降して塔内底部に溜る
ようになる。このように塔内への洗浄水の噴霧を
上下2段に分けて上方では粗大水滴粒子、下方で
は微細水滴粒子のシヤワーを汚染空気流に向けて
噴霧することにより、塵埃、菌の補集効率を高め
つつ同時に微細水滴粒子が空気流に乗つて水洗塔
から外方へ逸出するのを効果的に防止できるよう
になる。さらに加えて水洗塔5内の上部にエリミ
ネータ14を、また水洗塔5の後段に除滴サイク
ロン15を設置することにより、粗大水滴粒子シ
ヤワーBaの間隙を縫つて空気流と一緒に下流側
へ流出しようとする微細水滴粒子も空気流から分
離補集することができ、これによりより一層の除
塵、除菌効率の向上を図ることが可能となる。 次に上記した除塵、除菌性能の評価を確認する
ために本発明者が行つた実験結果を示す。 実験条件:第1図の構成で上段スプレーノズル
(1本)の水滴粒径を500μm、下段スプレーノズ
ル(4本)の水滴粒径を200μm、噴霧水量を400
/h、処理空気流を68m2/h、空気両速度を
0.27m/sとして各種粒径の塵埃を含む空気を水
洗塔で除塵処理を行い、除塵後の空気に付いてこ
れに含まれている塵埃の粒径分布を測定し、各粒
径ごとにその除塵効率を求めた。 実験結果:前記実験条件で除塵を行つた結果に
よれば、粒径別の除塵効率は粒径2.0μm以上では
100%、1.0μm以上では99.8%、0.5μm以上では
98.7%、0.2μm以上では94.2%の良好な集塵効率
が得られた。
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、水洗塔内
に上下複数段に分けて水滴粒子を塔内に噴霧する
スプレーノズルを配備し、かつ下段側のスプレー
ノズルからは微細水滴粒子を、上段側のスプレー
ノズルからは粗大水滴粒子を噴霧し、塔内に導入
した気体流を下方から上方へ上昇送風して前記水
滴粒子と対流接触させるように構成したことによ
り、コンパクトな構成で汚染気体中に含まれてい
る微少な塵埃、菌を効果的に分離補集して除塵、
除菌効率の高い除塵・除菌装置を得ることができ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の構成配置図、第2
図は従来における一般的な除塵・除菌装置のシス
テム図である。図において、 2:気体の循環送風路、3:送風機、5:水洗
塔、7a:粗大水滴粒子噴霧用のスプレーノズ
ル、7b:微細水滴粒子噴霧用のスプレーノズ
ル、14:除滴用のエリミネータ、15:除滴サ
イクロン、A:汚染空気流、Ba,Bb:洗浄水の
噴霧シヤワー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塵埃、菌を含む汚染気体を水洗塔内に導入
    し、該水洗塔内で気体水を噴霧することにより気
    体から塵埃、菌を分離捕集して汚染気体を清浄化
    する気体の除塵・除菌装置において、前記水洗塔
    内に上下複数段に分けて水滴粒子を塔内に噴霧す
    るスプレーノズルを配備し、かつ下段側のスプレ
    ーノズルからは微細水滴粒子を、上段側のスプレ
    ーノズルからは粗大水滴粒子を噴霧し、塔内に導
    入した気体流を下方から上方へ上昇送風して前記
    水滴粒子と対流接触させるように構成したことを
    特徴とする気体の除塵・除菌装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の除塵・除菌装置
    において、下段側スプレーノズルから噴霧する水
    滴粒子径がほぼ200μm、上段側スプレーノズル
    から噴霧する水滴粒子径がほぼ500μm程度に選
    定されていることを特徴とする気体の除塵・除菌
    装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の除塵・除菌装置
    において、水洗塔の後段に気体流から水滴粒子を
    除去する除滴サイクロンが接続されていることを
    特徴とする気体の除塵・除菌装置。
JP60207583A 1985-09-19 1985-09-19 気体の除塵・除菌装置 Granted JPS6269032A (ja)

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JP60207583A JPS6269032A (ja) 1985-09-19 1985-09-19 気体の除塵・除菌装置

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JP60207583A JPS6269032A (ja) 1985-09-19 1985-09-19 気体の除塵・除菌装置

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Publication Number Publication Date
JPS6269032A JPS6269032A (ja) 1987-03-30
JPH0325701B2 true JPH0325701B2 (ja) 1991-04-08

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ID=16542159

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JP60207583A Granted JPS6269032A (ja) 1985-09-19 1985-09-19 気体の除塵・除菌装置

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JP2003028399A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Matsushita Seiko Co Ltd 水回路制御方法
JP6288904B2 (ja) * 2012-07-11 2018-03-07 オリエンタルメタル株式会社 粉塵除去装置
CN109529505A (zh) * 2018-11-27 2019-03-29 湖南省金润碲业有限公司 一种金属冶炼用喷淋装置

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