JPH03256959A - 巻取紙の紙端剥がれ止め方法 - Google Patents

巻取紙の紙端剥がれ止め方法

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JPH03256959A
JPH03256959A JP27959890A JP27959890A JPH03256959A JP H03256959 A JPH03256959 A JP H03256959A JP 27959890 A JP27959890 A JP 27959890A JP 27959890 A JP27959890 A JP 27959890A JP H03256959 A JPH03256959 A JP H03256959A
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paper
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tape
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Daiji Suzuki
大二 鈴木
Toshiyuki Ogiwara
俊幸 荻原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、輪転印刷機やウェブ加工機で使用される巻取
紙の紙端部分の剥がれ止約方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、輪転印刷機やウェブ加工機においては、印刷又は
加工している巻取紙が終わる時、印刷機や加工機を停止
させずに次の巻取紙へ自動的に紙を継ぐ自動紙継ぎ装置
が一般に使用されている。
そして、次の巻取紙は、自動紙継ぎ装置に掛けるまでは
、巻取紙の先端が剥がれないようにテープ等でその紙端
を固定しておく必要があるが、紙継ぎの瞬間には、紙継
ぎ動作を行うためにこの剥がれ正6のテープが容易に切
れるようにされていなければならない。このため従来は
、第12図に示すように、狭幅のテープTを使用して巻
取紙Rの紙端を止約ているが、このような狭幅のテープ
Tでは、巻取紙の保管時、移動時又は自動紙継ぎ装置へ
の装着時に切れてしまうことが頻繁に起きていた。そこ
で、強固な幅広の剥がれ止めテープを用いて紙端を固定
しておき、巻取紙を自動紙継ぎ装置の給紙アームに装着
した後、この剥がれ止約テープを剥がして狭幅の切れ易
い剥がれ止めテープに貼り替えることが行われている。
また、紙継ぎ時に紙端が容易に剥がれるように、強固な
剥がれ止めテープにミシン目を入れることも行われてい
る。
[発駅が解決しようとする課題] しかしながら、強固な剥がれ止めテープを切れ易い剥が
れ止めテープにいちいち貼り替えることは作業者にとっ
て非常に手間のかかることであるし、また、強固な剥が
れ止めテープにミシン目を入れるには、そのための装置
が必要となるばかりでなく、巻取紙の紙質などにより、
ミシン目入れ部を調整しなければならないという問題点
があった。
本発明は、このような問題点の解決を図ろうとするもの
で、その目的とするところは、紙継ぎまでは巻取紙の紙
端が剥がれず、紙継ぎ時には紙端が容易にかつ確実に剥
がれるような巻取紙の紙端剥がれ止め方法を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項(1)記載の巻取紙
の紙端剥がれ止め方法は、巻取紙の先端部分をカットし
た後、カットして形成された紙端をとくり上げ、次いで
、接着面と垂直な方向には容易に剥がれるが平行な方向
には強い接着力をもっ接着テープを、それぞれの接着面
が面するように位置合わせをして前記巻取紙の紙端付近
の裏面と該紙端付近より一周分内側の表面の双方に貼り
付け、続いて、前記紙端を戻した後、圧着して紙端を固
定することを特徴とするものである。
また、同様の目的を達成するために、請求項(2)記載
の巻取紙の紙端剥がれ止め方法は、巻取紙の先端部分を
カットした後、カットして形成された紙端をめくり上げ
、次いで、塗布面と垂直な方向の接着力は低下させるが
平行な方向の接着力は低下させない接着制御塗料がその
片面に塗布された合成樹脂層の両面に強粘着剤層が設け
られてなるテープ状接着材を、前記巻取紙の紙端付近の
裏面と該紙端付近より一周分内側の表面のいずれか一方
に貼り付け、続いて、前記紙端を戻した後、圧着して紙
端を固定することを特徴とするものである。
また、同様の目的を達成するために、請求項(3)記載
の巻取紙の紙端剥がれ止め方法は、巻取紙の先端部分を
カットした後、カットして形成された紙端をめくり上げ
、次いで、層間強度が弱い紙層の両面に強粘着剤層が設
けられてなるテープ状接着材を、前記巻取紙の紙端付近
の裏面と該紙端付近より一周分内側の表面のいずれか一
方に貼り付け、続いて、前記紙端を戻した後、圧着して
紙端を固定することを特徴とするものである。
[作用] 上記のように構成された請求項(1)及び(2)記載の
巻取紙の紙端剥がれ止め方法によれば、巻取紙の紙端付
近の裏面と該紙端付近より一周分内側の表面とが、紙面
と直角な方向には容易に剥がれるが平行な方向には強い
接着力をもつように接着されてなる固定部分が形成され
る。
また、上記のように構成された請求項(3)記載の巻取
紙の紙端剥がれ止め方法によれば、巻取紙の紙端付近の
裏面と該紙端付近より一周分内側の表面とが、層間強度
の弱い紙層を介して相互に接着されてなる固定部分が形
成される。
[実施例] まず、請求項(1)記載の発胡の実施例について、図面
を参照して説明する。
予約包装紙が取り除かれ傷などの不良部が除去された巻
取紙1の先端部分を、第1図のように真っ直ぐにカット
する。その後、カットして形成された紙端2をめくり上
げ、第2図に示すによう紙端2付近の裏面3と該紙端2
付近より一周分内側の表面4に、接着テープ5a〜5h
をそれぞれ5aと5e、5bと5f、5cと5g、5(
1と5hが面するように位置を合わせて貼り付ける。こ
の場合、接着テープの形状、大きさ及び枚数は、全体と
しである所定の面積があれば任意でよい。
この接着テープ5a〜5hを形成する接着テープ5とし
ては、第3図に示すように、接着面を合わせて矢印A方
向に圧着した時、接着面と垂直な方向(矢印B方向)に
は容易に剥がれるが、平行な方向く矢印C方向)には強
い接着力をもつものが採用されている。また、接着テー
プ5の接着面は、テープどうし及び粘着剤のみに接着可
能であるが、金属、ゴム、プラスチック、紙等には接着
しないものでもある。
接着テープ5と巻取紙1の紙面との接着は、接着テープ
5の接着面と反対側の面に、紙と接着テープ5の両方に
接着可能な粘着剤6を塗布し、第4図のように接着テー
プ5の粘着剤6の塗布された面とそれぞれ紙7の表面と
を鮎り合わせることで行う。また、粘着剤6の代わりに
両面粘着テープを使用してもよい。
第2図のように接着テープ58〜5hを貼り付けた後、
第5図のように接着テープどうしが重なるようにして紙
端2を戻し、次いで第6図に示すように、矢印り方向に
圧着して紙端2を確実に固定する。以上のようにして、
巻取紙1を自動紙継ぎ装置の給紙部に装着する前又は給
紙部に装着した後に巻取紙1の紙端2の剥がれ止めを行
う。
次に、請求項(2)記載の発明の実施例について説明す
る。
この実施例では、予約包装紙を取り除き傷などの不良部
を除去した巻取紙1の先端部分をカッ)・した後、第7
図のように紙端2をとくり上げ、紙端2付近より一周分
内側の表面4のみにテープ状接着材8a〜8dを貼り付
ける。このテープ状接着材8a〜8dを形成するテープ
状接着材8は、第8図に示す如く、ポリエステル等の合
成樹脂層9の片面に、塗布面と垂直な方向(矢印E方向
)の接着力を低下させ容易に剥がれるようにするととも
に平行な方向(矢印F方向)には強い接着力を低下させ
ない接着制御塗料10が塗布され、その両面に強粘着剤
層11が設けられたものである。したがって、テープ状
接着材8をその強粘着剤層11により対象物に取り付け
た状態で垂直な方向(矢印E方向)に引っ張ると、上側
の強粘着剤層11と接着制御塗料10との間で簡単に剥
がれるようになっている。また、平行な方向(矢印F方
向)に弓っ張った場合には容易に剥がれないので、この
方向に対しては強く接着されている。そして、このテー
プ状接着材8は、所定の面積をもつ大きさにカットされ
、一方の強粘着剤層11により紙の表面4に貼合される
第7図のようにテープ状接着材8を紙の表面4に貼合し
た後、紙端2を戻してテープ状接着材8の他方の強粘着
剤層11により紙端2付近の裏面3を貼り付けた状態と
し、その上から押圧して紙端2を確実に固定する。以上
のようにして、巻取紙lを自動紙継ぎ装置の給紙部に装
着する前又は給紙部に装着した後に巻取紙1の紙端2の
剥がれ止めを行う。
なお、テープ状接着材8を紙端2付近の裏面3の方に接
着(−た後、紙端2を戻し表面4の方に圧着して固定す
るようにしてもよい。また、テープ状接着材8の一方の
強粘着剤層11の外側に剥離紐を設けて、使用する幅の
巻取り状としておけば、紙への貼り付は作業が容易に行
なえる。
次に、請求項(3)記載の発明の実施例について説すす
る。
この実施例の方法は、第7図及び第8図により説明した
先の実施例の場合と同様にしてテープ状接着材により紙
端2の剥がれ止どを行うものであるが、用いるテープ状
接着材の構成が先のものとは異なっている。すなわち、
第9図に示すように、本実施例に用いるテープ状接着材
12は、紙層13の両面に強粘着剤層14が設けられた
ものであり、紙層13としては、木材をグラインダーで
すり潰して造られたグランドバルブを主成分とするいわ
ゆる新聞用紙、雑誌用紙、マニラボール用紙の類が使用
されている。この種の紙はパルプ繊維があまり絡み合っ
ておらず層間強度が弱いので、テープ状接着材12をそ
の強粘着剤層14により対象物に取り付けた状態で紙層
13と垂直な方向(矢印G方向)に引っ張ると、紙層1
3の層間で簡単に裂けて剥がれるようになっている。ま
た、紙層13と平行な方向(矢印H方向)に引っ張った
場合には紙層13が簡単に裂けないので、この方向に対
しては強く接着されている。したがって、−旦剥がれる
と各強粘着剤層14の表面に紙層13の一部が付いた状
態となり、接着機能を持たないことになる。
なお、本実施例においても、テープ状接着材12を紙の
表面4に貼合した後、紙端2を戻してテープ状接着材1
2の他方の強粘着剤層14により紙端2付近の裏面3を
貼り付けてから圧着して紙端2を固定するようにしても
よいし、或いは、紙端2付近の裏面3の方に接着した後
、紙端2を戻し表面4の方に圧着して固定するようにし
てもよいものである。また、テープ状接着材12の一方
の強粘着剤層14の外側に剥離紙を設けて、使用する幅
の巻取り状としておけば、紙への貼り付は作業が容易に
行なえることも先の実施例の場合と同様である。
上述したように、各実施例に示した方法により、巻取紙
1を自動紙継ぎ装置の給紙部に装着する前か、或いは装
着した後で巻取紙1の紙端2に剥がれ止めが行われる。
この場合、給紙部に装着する前に紙端2が剥がれ止給さ
れた巻取紙1は、−時保管された後、或いは直接輪転印
刷機やウェブ加工機の給紙場所まで運ばれて給紙部のア
ームに装着されるわけであるが、紙端2付近に施された
固定部分は、紙面と平行な方向にかかる力に対しては充
分強い接着力を持っているため、巻取紙1が給紙部の給
紙アームに装着されるまで、その紙端2は剥がれること
はない。
次に、第10図及び第11図(a)〜(C)により、上
述したような紙端2の剥がれ止めを施された巻取紙1を
用いた自動紙継ぎについて説明する。ここで、第10図
に示す給紙部21はゼロスピード型給紙機を用いた場合
を示している。
巻取紙1は、給紙部21の給紙アーム22に装着され、
紙継ぎ直前には第10図に示すように位置される。また
、巻取紙1の紙端2の付近の外周面には、紙継ぎのため
に、両面粘着テープ又は糊などの粘着剤23が予め貼付
又は塗布されている。
走行する旧ウェブ24が残り少なくなると、紙継ぎ信号
が出力され、その紙継ぎ信号によりアキュムレータ25
が作動し、走行していた旧ウェブ24が、第11図(a
)のようにペースタアーム26付近で停止状態になる。
その後、第11図ら)に示されるように、ペースタブラ
シ27が作動し、旧ウェブ24が巻取紙1の紙端2付近
の外周面にある粘着剤23に接着され、次いで、ペース
タカッタ28が作動して旧ウェブ24が切断される。
その後、ウェブ加速装置(図示せず)が作動し、第11
図(C)に示すように、旧ウェブ24が走行して巻取紙
1の紙端2付近を引っ張る。この時、巻取紙1の紙端2
付近の固定部分には、紙端2付近を紙面と垂直な方向に
剥がそうとする力が作用するが、紙端2付近は巻取紙1
の紙面に垂直な方向に容易に剥がれるように固定されて
いるので、この力により容易かつ確実に剥がされること
になる。このようにして、その紙端2付近の固定部分が
剥がされた巻取紙1のウェブは、旧ウェブ24に引っ張
られて走行を開始し、紙継ぎが確実に行われる。また、
紙継ぎが終わった後、剥がれた部分は金属などには接着
しないため、ローラに接着して断紙などが起こることは
ない。
以上、紙継ぎに関してゼロスピード型給紙機における場
合を述べたが、巻取紙を旧ウェブの走行スピードと一致
するように回転させながら紙継ぎを行う方式のフライン
グ型給紙機においても同様のことが言える。なお、紙端
の固定部分の面積を適当な大きさに設定しておけば、フ
ライング型給紙機において巻取紙を回転させた時、回転
中に固定部分が剥がれることはない。
[発明の効果] 請求項(1)、 (2)及び(3)記載の巻取紙の紙端
剥がれ止め方法によれば、巻取紙の紙端が紙面方向には
強い接着力をもつように固定されているので、紙継ぎ直
前まで巻取り紙の紙端の剥がれを確実に防止できるとと
もに、紙面と直角の方向には容易に剥がれるように固定
されているので、紙継ぎ時には確実に剥がれて紙継ぎ動
作をスムースに行うことができるという効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は先端部分をカットされた巻取紙を示す斜視図、
第2図は接着テープが貼り付けられた巻取紙を示す斜視
図、第3図は接着テープの接着面を合わせた状態を示す
断面図、第4図は接着テープを紙面に貼り付けた状態を
示す断面図、第5図は接着テープにより紙端を固定した
巻取紙を示す斜視図、第6図は接着テープにより紙端を
固定した巻取紙の固定部分を示す断面図、第7TI:J
はテープ状接着材が貼り付けられた巻取紙を示す斜視図
、第8図はテープ状接着材を示す一部断面図、第9図は
別形態のテープ状接着材を示す一部断面図、第10図は
給紙部を紙継ぎ直前の状態で示す側面図、第11図(a
)〜(C)は紙継ぎ動作を示す説明図、第12図は従来
の剥がれ止約テープを施した巻取紙を示す斜視図である

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)巻取紙の先端部分をカットした後、カットして形
    成された紙端をめくり上げ、次いで、接着面と垂直な方
    向には容易に剥がれるが平行な方向には強い接着力をも
    つ接着テープを、それぞれの接着面が面するように位置
    合わせをして前記巻取紙の紙端付近の裏面と該紙端付近
    より一周分内側の表面の双方に貼り付け、続いて、前記
    紙端を戻した後、圧着して紙端を固定することを特徴と
    する巻取紙の紙端剥がれ止め方法。
  2. (2)巻取紙の先端部分をカットした後、カットして形
    成された紙端をめくり上げ、次いで、塗布面と垂直な方
    向の接着力は低下させるが平行な方向の接着力は低下さ
    せない接着制御塗料がその片面に塗布された合成樹脂層
    の両面に強粘着剤層が設けられてなるテープ状接着材を
    、前記巻取紙の紙端付近の裏面と該紙端付近より一周分
    内側の表面のいずれか一方に貼り付け、続いて、前記紙
    端を戻した後、圧着して紙端を固定することを特徴とす
    る巻取紙の紙端剥がれ止め方法。
  3. (3)巻取紙の先端部分をカットした後、カットして形
    成された紙端をめくり上げ、次いで、層間強度が弱い紙
    層の両面に強粘着剤層が設けられてなるテープ状接着材
    を、前記巻取紙の紙端付近の裏面と該紙端付近より一周
    分内側の表面のいずれか一方に貼り付け、続いて、前記
    紙端を戻した後、圧着して紙端を固定することを特徴と
    する巻取紙の紙端剥がれ止め方法。
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