JPH032567A - 腺癌抗原結合方法及び試薬 - Google Patents

腺癌抗原結合方法及び試薬

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JPH032567A
JPH032567A JP1190691A JP19069189A JPH032567A JP H032567 A JPH032567 A JP H032567A JP 1190691 A JP1190691 A JP 1190691A JP 19069189 A JP19069189 A JP 19069189A JP H032567 A JPH032567 A JP H032567A
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antibody
adca
antigen
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JP1190691A
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Lloyd H Smith
ロイド・エイチ・スミス
Nelson N H Teng
ネルソン・エヌ・エイチ・テン
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ASPEN DIAGNOSTICS CORP
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ASPEN DIAGNOSTICS CORP
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は診断、画像化及び治療方法、及び関連する癌マ
ーカー用試薬に関する。特に、本発明は新たに発見され
た腺癌抗原マーカー(ADCA)、及び該マーカーとの
優先的な抗体結合相互作用を含む診断、画像化及び治療
方法に関する。
[発明の背景] 腫瘍マーカーは腫瘍の存在の生化学的インデイケータ−
である。本発明で「腫瘍マーカー」は腫瘍組織、血漿ま
たは他の体液中に検出し得る腫瘍由来分子をいう。
腫瘍マーカーは癌の診断及び地図化(mapping)
における臨床医薬において、治療に対する反応を求める
ため及びフォロー期間中の再発の表示として、用いられ
る。癌の組織病理学診断は組織バイオプシー(biop
sies)中の腫瘍マーカーを検出するために開発され
た、該マーカーと優先的に結合する抗体を使用する免疫
化学技術を包含する。放射免疫画像化及び放射線療法に
おいては、転移の場所を突き止め、地図化するため、ま
たは腫瘍に対し局所的に致死放射線照射を与えるため放
射標識したもしくはレッテルを付した抗体を用いる。
これらの方法は抗体と腫瘍マーカーとの選択的結合に依
存する。
癌について臨床的に有用であることか証明された腫瘍マ
ーカーはα−フエ]・プロティン、ガン胎芽抗原(ca
rcinoembryonic antigen) 、
ヒト絣毛膜ゴナドトロピン、ノノルシトニン、前立腺酸
ホスファターゼ、CA−125及び免疫グロブリンを包
含する。各マーカーはある特定の癌について有用である
ことが見い出された。新たに発見されたタンパク質腫瘍
マーツノ−は前立腺特異的抗原(前立腺癌)及び腫瘍結
合抗原(TA、−4)(子宮頚)を包含する。加えて発
癌遺伝子によって生産される癌マーカーの研究調査が進
展した。データに見い出されるマーカーの1つの制限は
非腫瘍組織におけるあるレベルでのそれらの存在である
。結果として、血清腫瘍マーカーパネル(panels
)はある種の癌のより信頼し得る診断に対し示唆される
最近の技術の別の制限は腺癌のようなある一船釣タイブ
の癌に対する信頼し得るマーカーのないことである。
改良された癌の診断及び治療のためのモノクロナル抗体
(MAbs)の有用性は、血清学的診断、画像化及び治
療のための試薬としての癌結合抗原に対するマウスMA
bsを用いる増加する数の試行によって実証されている
。M A’ l)可変領域は、常用形式の癌診断及び治
療と比較して高められた選択的容量を与える可能性があ
る多くの情報内容を有している。しかしながら、マウス
MAbSの生体内での臨床的使用は、非経口マウスMA
bsを受けた実質的比率の患者が抗マウスIg’反応を
起こすことから制限を受ける。かかる反応は多重度の投
与後によりしばしば起こり、免疫抑制治療にもかかわら
ず生じ得、また目的とする診断または治療効果の廃棄の
みならず好ましくない臨床的後遺症に帰結する恐れがあ
る。マウスMAbSの免疫原性を減じる試みは抗体断片
の利用または遺伝子操作したキメラヒト−マウスMAb
sの創造を包含する。
MAb免疫原性問題に対してはヒトMAbs(h M 
A b s )が魅力的であると考えられる。
hMAbsはマウスMAbsより生産がより困難で費用
がかかると考えられており、比較的少数例の、癌結合抗
原に対してよく特徴づけられたhMabsが報告されて
きた。ヒ1への血清学的研究から、(1)高度に特異的
であるが、個々の腫瘍にしか見い出されない(「クラス
■」、(例えばB−細胞リンパ腫のイディオタイプ)、
(ij )多くの正常組織にも見い出される高度に非特
異的な(「クラス■」、例えば血液グループ抗原)また
は(■1)同様な組織発生の腫瘍細胞によって発現され
るが正常細胞中の限定されたもしくは痕跡の分布におい
ては発現されない(「クラス■」、例えば分化(dif
ferentiation)抗原)抗原の例を包含する
、スペクトルのタイプのヒトガン結合抗原は免疫原性を
有することが分った。ガン患者のリンパ球から得られた
hMAbsの反応性はこのスペクトルの特異性を概括し
、中間的(クラス■)特異性のhMAbsが癌細胞によ
って所有され、正常細胞によっては殆ど発現されない抗
原を検出するために生産し用いることができることを示
唆しているように思われる。
[先行技術の開示] 癌の診断及び予後における最近の技術の一般的調査はV
irjiら、CA−A Cancer Journal
 forC11nicians、  38.104−1
26  (+988)及びそこに引用された発表によっ
て提供される。
そこには、ある癌(Virji、116−120頁)に
おいて検出された発癌遺伝子の生産物の調査、及び血漿
や他の体液中の発癌遺伝子産物の検出は高度リスク群に
おける発癌遺伝子産物癌の検出のために有用である可能
性があるという示唆を含んでいる。
いくつかの研究所が癌結合抗原に対するhMAbsの成
功的生成を報じた。Cote、 R,ら、Proc。
Na11. Acad、 Sci、、米国、83.29
59−2963(+986)は種々の病気の患者からの
あるスペクI・ルの特異性を有する標的抗原を認識する
hMAbsの生成を報告した。正常組織の間で限られた
分布を有するが多重(multiple)ヒト癌細胞系
による発現(expression)を有する分化型抗
原(クラス■)に対するhMAbsの例、が明確に回収
された。他の人々はメラノーマ(Kan−Milehe
ll、 J、  ら、Cancer Res、  46
.2490−2496(1,986)、白血病(Ol、
5son、 L、ら、JExp、 Med、  l 5
9.537−550 (1984)、または胸(Sch
lom、 J、  ら、Proc、 Natl、 Ac
adSci、、米国、77.6841−6845 (1
980))、結腸(Haspol、 M、ら、Canc
er Res。
±1.3951.−3961.(1,985))及びB
orup−Christencen、 P、 ら、+n
L、 J、 Cancer、  37.683−688
 (1986)) 、前立腺(1−ome。
D、ら、J、 Urol、上32,780−785 (
1,984) ) 、頚(Hagiwara、 Hら、
Mo1. BiolMed、  l、245−252 
(1983)及び外陰(Glassy、 M、 Can
cer Rcs、±7,5181−5188 (198
7))の癌と結合した抗原を選択的に認識するヒトMA
bsの生成を報告した。
Glassyは外陰の類表皮癌を含む多くのヒト癌細胞
系に存在する抗原を認識する、外陰癌患者から回収した
ヒt−IgGMAb (vt、N5G2)を記述してい
る。免疫沈殿において、V L N 3 G 2は48
kDのポリペプチドを認識する。この抗原は本発明のA
DCA抗原の分子量と同様な範囲の分子量を有するが、
ADCAは外陰の3つの異なる鱗状の細胞癌と反応しな
いことが見い出された。
Borup−Christensen、 P、  ら、
 ”IJcLA symposiaon molecu
lar & cellular biology、” 
(分子及び細胞生物学についてのU CL Aシンポジ
ウム)、J、 Ce1lular Biocbemis
L+yoSupp、  l 2 E、  l 988.
136頁(T204) (April 17 30、+
988)及びErb、 K、ら「分子及び細胞生物学に
ついてのU CL Aシンポジウム」、J、 Cell
ularBiochemistry、 5upp−] 
2 E%  I 988.137頁(T204) (A
pril 17 30.1988)は癌結合抗原に結合
する結腸直腸の癌を弱らせる(Jrain) 、リンパ
節からの3つのhMAbs。
ずなわち59kD及び61kDの結腸癌細胞の2つの成
分に結合するG 41.46.43 k Dの1つの成
分に結合するB9165及び30〜300kDの数個の
成分に結合するF]1348を報告している。B916
5LMAbsは腺癌、優先的に内胚葉的に導かれた上皮
組織、例えば結腸直腸癌、乳房癌及び卵巣癌に結合した
抗原と反応するTgM抗体であったカベ正常組織結合は
乳房及び前立腺上皮に限定された。
L、 H−Sm1thSA、 Yin、 M、 Bie
ber及びN、N、 HTeng、 J、 1mmun
、 Methods、  I O5% 263 273
(1987)は患者のリンパ球及びヘテロミエローマ融
合パートナ−(heLero+nyeloma fus
ionpartner) S HM −D 33を用い
ての卵巣癌結合抗原に対するhMAbsの生成を報告し
た(米国特許4574116)。リストされたhMAb
sの中で我々がADCA抗原と結合するのを見い出した
のはMS2B6であった。
報告された癌結合抗原に対する何ダースものマウスMA
bsのうち、多くのものも卵巣癌に結合した抗原を認識
し、これらの抗原のうちいくつかはADCA抗原とある
種の特徴を共有する。癌結合抗原Ca I  25 (
Davis、 If、ら、Cancer Res。
46.6143−6148 (1986))、TAG 
−72(Johnson、 V、  ら、Cancer
 Res、  46.850−857 (1986))
、DF3抗原(Friedman、 E、  ら、Ca
ncer Res、  46.5189−5194 (
1986)) 、I−IMFG−2(Burchell
、 J、  ら、J、 Immol、131.508−
513 (1983))、F 36/22抗原(Cro
g)+an 、 G  ら、Cancer Res、 
 44.1954−1962  (1984))、5G
A(deKrester、Tら、Int、 J、 Ca
ncer、37.705−712(1986)) 、M
Ov2抗原 (MioLti、 S、ら、Cancer
 Res、 45、826−832  (+985))
、ID、抗原(GangopadhyaV、 A、ら、
Cancer Res。
45.1744−1752 (1985))及びDu−
Pan−2抗原(Lan、 M、ら、Cancer R
es、 45.305−310 (1985)は殆ど常
に上皮卵巣癌と共に見い出される。しかしながら、これ
らの抗原はすべて高分子量の糖タンパクまたはムチンで
あり、ADCA構造とは異なる。上記のごとく、ADC
AはCal  25エピドープとは競合しないことが示
された。
ADCA抗原と同様な分子サイズ特性を有さないマウス
モノクローナル抗体によって、いくつかの卵巣癌結合抗
原が検出された。BhatLacharyaM、ら、C
ancer Res、  44.4528−4534(
1,984)は卵巣上皮癌及びその他の腺癌と結合し、
また正常類及び結腸に存在する抗K g p 48(4
8kDの糖タンパク)を記述した。ADCA抗原と異な
り、gp48はホルマリン−サイズの脱パラフイン化組
織切片にも検出できた。同じグループ(BhatLac
harya、 M、  ら、Hybridoma、  
4.153−162 (1985))は卵巣癌と結合し
た、脱パラフイン化切片に検出され、肝臓のみならず正
常肺胞にも存在する6 0 k Dの糖タンパクを記述
している。
Miotti、 S  ら、Int、 J、 Canc
er、  39.297−303 (1987)は48
−50kD及び3840kDの2つの、卵巣癌結合抗原
を特徴付けした。これらの抗原は免疫組織分析について
凍結切片を要するADCAと同様脱パラフイン化組織で
は検出できなかった。48−50kDの種は正常な胸、
膵臓、腎臓及び前立腺で検出されたが、38−40kD
抗原は正常組織では検出されなかった。しかしながら、
ADCA抗原と異なり、これらの抗原は検査されたムチ
ン卵巣癌には存在せず、また免疫沈殿によってのみ分析
でき、さらにSDSサンプルバッファー中での煮沸によ
って抗原活性を失った。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、、米国
81.568572 (1984) 、Hybrido
ma、 2.253264(1,983)及びCanc
er Res、  47.6741−6750 (19
87)においてMattes、 M。
らは卵巣癌細胞系及び腹水腫瘍細胞に対して生したマウ
スMAbsの組織的研究を行った。分析した多くのMA
bs中、MH99及びMW207はADCA抗原と特徴
を共有する標的抗原を認識する。構造的に、MH99抗
原は免疫プロットにおいて38kD及び29kDのバン
ドとして現れる2つの明らかにジスルフィド結合したザ
ブユニットを有する。MW207抗原は37kDのハン
ドしか有さない。MW207抗原は気管支、肺、腎臓、
膵臓、甲状線、子宮内膜、ファロピアス管(fallo
pian tube) 、子宮頚内膜及び胸の正常上皮
中に検出されるが、中皮細胞には存在しなかった。しか
しながら、ADCA抗原と異なり、MW207の抗原活
性は還元条件下で破壊された。
Mo1denhauer  G、 ら、Br1tish
、 J、  Cancer。
56.714−721  (1987)はマウスMAb
HEA125で免疫沈殿する34kDの癌でカーの上皮
特異的表面糖タンパクを報告した。
該抗体が異なる組織タイプの癌との間で十分には識別せ
ず、器官特異性を示さなかったという報告に基いて、該
エピト−プは広く分布し、この発明のADCAVcJJ
F’とは非常に異なる分布を有するものと解される。
Tsuji、 y、  ら、Cancer Res、 
 45.23582362 (1985a)はヒト卵巣
上皮癌の2つの異なる表面エピドープと結合する。ムチ
ン癌細胞系0VA−]から導いたマウスMAbs4C7
及び血清癌細胞系l0C−21から得た3C2を報告し
ている。これらのMAbsによる結合の分布はADCA
エピドープ分布と対応しない。
米国特許4145336は異性体積の癌胎芽抗g(CE
A)を記述している。このものは180200kDの分
子量を有し、38 k Dの主成分分子量を有するAD
CA構造とは明らかに異なっている。
米国特許4584278は卵巣組織から単離したNB/
70Kを精製する方法を記述し、それが5DS−PAG
Eにおいて70kDで単一バンドとして存在することを
示している。米国特許4713351は抗原NB/70
Kについてのアッセイ及びMAbsを記述している。分
子構造からNB/70にはADCAと異なる。
米国特許4666845はいくつかの癌抗原を記述して
いる。卵巣癌細胞系2774のクロロホルムニメタノー
ル抽出物中に存在する脂質抗原MDI44はアクリルア
ミドゲルにおいて染料先端で移動した。ADCAはAD
CAの5DS−PAGEウェスタンプロット分析による
と非常に異なっており、MS2B6  MAbは脂質抽
出物に結合しなかった。MA55は組織切片中で反応せ
ず、明らかにADCAと異なっている。MF61も脂質
抗原であり、ADCAと異なり甲状腺コロイドにも存在
する。MF l 16はl 05 k Dの糖タンパク
であり、100℃での加熱で失活する。ADCAとさら
に異なることに、この抗原は組織標本の免疫パーオキシ
ダーゼ検査で検出されなかった。
MH94は皮膚の脂肪線に存在したが、ADCAは皮膚
中の汗管上皮にしか存在が見い出されなかつlこ。
ヨーロッパ特許出願EP86309515.4及びEP
86309516.2はMAbs2G3.120H7,
200F9.204F4.245E7.369 F +
、 0.788G6及び871E3を開示するが、これ
らはすべて高分子量のムチン抗原を認識し、従ってAD
CAと異なる。同様に、MAbs  9C6(75kD
)、33F8 (66kD)、260F9 (55kD
) 、266B2(55kD)、451c3 (95k
D)、454A12(95kD)及び454C] I 
(200kD)はADCAとは非常に異なる抗原構造を
有していた。MAb  44F4は39kDの抗原をは
じめとするいくつかの抗原に結合したが、表2に示すよ
うに、ADCAと異なり正常顆粒球に結合した。MAb
s317G5及び650E2は共にADCA抗原とサイ
ズで近似した42kDの抗原を認識するが、これらのM
AbsはADCAと異なり正常肝臓に存在する抗原と結
合する(表1)。MAb  650E2も肺アス/= 
(ascini)にも結合したが、MS2B6  MA
bは気管支上皮にのみ結合した。MAbs44B2.2
19F3.280Dll 388D4及び421E8は
抗原分子量割り当て(assignment)をもたな
いが、組織分布に基いてADCAから区別される。
組織分布の違いは次の通りである:44B2C食道、肝
臓)、219F3(リンパ腫、食道、髪小胞、リンパ球
)、280D11(リンパ腫、顆粒球、食道、肝臓、髪
小胞、皮膚上皮、リンパ球)及び388D4 (メラノ
ーマ、食道、皮膚上皮、皮脂腺)。
[発明の概要] 患者中のADCA抗原エピドープを有する腺癌の存在を
決定する本発明方法は、患者からのサンプルをADCA
結合抗体とを接触させ、抗体とサンプル成分との結合を
測定することよりなる。サンプルは血液血清サンプル等
の流体サンプルまたは組織サンプルであることができる
。抗体はMS2B6 1gM抗体等のヒトモノクローナ
ル抗体であることができる。
患者中のADCA抗原エピドープを有する腺癌の存在を
決定する本発明の方法は、患者からの血液血清サンプル
とADC:A抗原またはADCA抗イディオタイプ抗体
とを接触させ、ADCA抗原またはADCA抗イディオ
タイプ抗体とサンプル中の抗体との結合を測定すること
よりなる。
患者中のADCA抗原エピドープを有する腺癌の存在を
決定する本発明の方法は患者からの血液血清サンプルと
ADCA結合抗体とを接触させ、ADCA結合抗体とサ
ンプル中のADCA抗原との結合を測定することよりな
る。
腺癌を画像化する本発明の方法は腺癌であると疑われる
体組織に、それから画像が誘導される明瞭な性質を有す
るラベルに結合したADCA結合抗体を供給し、ついで
該組織を有する身体領域から画像を得ることよりなる。
この方法において、抗体はMS2B6  IgM等のヒ
トモノクローナル抗体であることができる。該組織はA
DCA抗原エピドープを有する卵巣もしくは非卵巣組織
であることができる。ラベルは放射ラベルであることが
でき、画像は腺癌であると疑われる組織を有する身体領
域からの放射能の検出から得ることができる。または、
ラベルは常磁性対比(contrast)ラベルである
ことができ、画像は腺癌であると疑われる組織を有する
身体領域のNMR測定によって得ることができる。
ADCA抗原エピドープを有する腺癌の放射線療法のた
めの本発明の方法は、腺癌組織に単独もしくは第2の処
理と共同で腺癌細胞の生殖(reproduction
)を減じるのに有用な治療成分に結合したADCA結合
抗体を供給することよりなる。この方法の一面において
は治療成分はこれが結合する腺癌細胞に放射線を照射す
る。別の面においては、治療成分は細胞毒性もしくは細
胞活動停止剤であるか、または治療成分は第二の剤また
は放射線による作用を受けたとき細胞毒性もしくは細胞
活動停止剤を生成するよう働く。
本発明にはまたMS2B6ハイブリドーマ、ADCA抗
原と優先的に結合する抗体(MS2B6IgM抗体等の
ヒトモノクローナル抗体を含む)、及びADCA抗原か
含まれる。本発明はまた放射襟識もしくはNMR対比標
識等の画像化成分、細胞毒性もしくは細胞活動停止剤等
の治療成分、また!:I第二の剤もしくは放射線による
作用を受けたときに細胞毒性もしくは細胞活動停止剤を
生成するよう働く剤に複合化させたADCA結合抗体を
包含する。本発明はまた1以上の剤がバイアルまたは他
の包装に入れられた診断、画像化及び治療用キット理学
療法における」二記剤及び試薬を包含する。
E本発明の詳細な説明1 本発明においてr 、A D CΔ抗原」はM S 2
 B 6hMAbと優先的に結合する、腺癌エピドープ
または該エピドープを含有する組織断片を意味する。
この定義中には不均質(heterogenous) 
i織断片、精製均質断片組成物、及びユピト−プのMS
2B5hMAbとの結合性に本質的でない組織成分がな
い、単離されたエピドープが含まれる。
rADCA結合抗体」はADCA抗原と優先的に結合す
る、いずれかの種から得たモノクローナル及びポリクロ
ーナル抗体を包含するよう定義される。
本発明で用いる「抗体」はクラスIgG、TgM、Ig
A、IgD及びIgE、及び断片、半抗体、及びFab
をはじめとする抗体のハイブリッド誘導体、及び抗体の
F(ab’)2断片を包含するものとして定義される。
抗体はポリクロルナルまたはモノクローナルであること
ができる。一般に、モノクローナル抗体が本発明方法で
の使用に好適である。M S 2 B 6  h M 
A l)はIgMクラス抗体である。
本発明で用いるrA D CA抗イディオタイプ抗体」
はA、 D CA抗体と特異的に結合し、ADCA抗体
との結合についてADCA抗原と競合する抗イデイオタ
イプ抗体であるとして定義される。
ハイブリドーマMS2B6  (ATCCHB9765
)の誘導はSm1th、 L、ら、J、 1mmuno
1Methods、  105−1263−273  
(1987)に記述されており、この全内容を参考にこ
こに加入する。MS2B6  IgM抗体はこのハイブ
リドーマから血清フリー培地中で生産され、Go d 
i n g +J、 MONOCLONAL ANTI
BODIES : PRINCIPLES ANDPR
ACTICE、ニューヨーク: Academic P
ress 98118頁(1,983)に記述されたよ
うな常法によって精製される。この本の全内容及びそこ
で引用された文献をその全部において参考にここに加入
する。
抗体断片は常法により製造することができる。
MS2B6  hMAbはGoding、 J−(同上
、123−124頁)に記述されたようなタンパク分解
性断片化操作によって断片化してFab断片を生産する
ことができる。ADCA抗原から生産されるMAbsの
断片化はGoding、 J、 (同上、118−12
3頁)に記述されたタンパク質分解方法によってFab
及びF(ab’)2断片を生産するこどによって行うこ
とができる。
ADCA抗原は初め5DS−PAGE操作を用いるゲル
電気泳動によって単離した。より多くの量の抗原は中性
洗清で抽出した卵巣癌組織抽出物の、常用のアフィニテ
ィーカラム物質に結合したMS 2 B 6を用いるア
フィニティークロマトグラフィーによって得ることがで
きる。組織抽出物のカラム地理及びカラムからのADC
A抗原の溶出は常法により行うことができる。タンパク
質を抽出し精製する適当な方法はDavis、 H,ら
(同上)、Johnson、 V、ら(同−L)及びF
riedman、 E、 (同一に)に記述されており
、それらの全内容を参考にここに加入する。
ボリクI7−ナル抗体はポリクローナル抗体生産に用い
られる哺乳類を用いて常法によって製造することができ
る。一般にウサギ、モルモットまたまヤギが十分である
。抗体の生産において、予め定めた量のADCA抗原を
生理食塩溶液で適当な濃度に希釈する。この希釈溶液を
完全70インドアシユパンl゛(Freund’s a
djuvant)と混合してさらに希釈してエマルジョ
ンとする。ついで懸濁液を哺乳類に投与する。例えば、
懸乳液を腹腔内、筋肉内または皮下ルートからウサギ(
rabbit)に1回につき0.05mgから最大非致
死用量(抗原の5mgはとの高い量であることができる
)の量投与することかでき、投与は2〜10ケ月間隔週
続することができる。抗体力価か十分に高められたとき
、一般に懸濁液の最後のチャレンジ投与後1〜2週間目
に哺乳類から採血する。動物から取り出した血液を遠心
分離に付して抗体を含有する血清を分離する。
ついでポリクローナル抗体血清をMishell及びS
hilgi、5ELECTED METHODS IN
 CELLULARIMMUNOLocy、ザンフラン
シスコ、Freeman (1980)に記述されたよ
うな常用のアフィニティークロマトグラフィー技術を用
いてアフィニティー精製する(この文献の全内容を参考
にここに加入する)。
アフィニティークロマトグラフィーに使用するのに適当
な吸着拐はMS2B61gM抗体が共有結合する架橋ア
ガロース及び架橋ボリアクリルア2;3 ミドを包含する。
これらの方法においては、抗体溶液をリン酸塩で緩衝化
した食塩溶液中でカラムに適用し、抗体を2.5MNa
5CN溶液、pH8、0で溶出することができる。抗体
濃縮は、必要に応じ、減圧透析もしくは超遠心によって
行うことができる。抗体溶液は4°C以下の温度で安定
である。
本発明の非ヒトモノクローナル抗体はADCA抗原から
製造し、上記と同様にして精製することができるが、こ
れらの抗体は常法に従って、−船釣にKohler及び
Milstein、 Nature 256 、 49
5−497 (1975)の方法に従って製造する。
より最近の発展はGolding、 J、 (既出、5
6−97頁)に概説されている。一般に71イブリド−
マはマウスまたはラットをADCAで免疫化して製造す
る。雌性A/Jマウス(H−28/%プロタイプ、Ja
ckson Laboratoriss、Bar Ha
rbor、M E )が好ましいが、他のマウスもしく
はラット株の使用も意図するものである。免疫化スケジ
ュール及び懸濁液中の抗原の濃度は有用量の適度にプラ
イムされた牌細胞(primed sp+enocyt
es)及び/またはリンパ球を生産するようなものでな
ければならない。懸濁した牌細胞を適当な融合促進剤を
用いて適当な細胞系からのマウスもしくはラットミ不ロ
ーマ細胞と融合さセる。かかる促進剤はセンダイウィル
ス、ポリエチレングリコールまたは電場であることがで
きる。多くのミエローマ細胞系が公知であり、一般に学
術団体のメンバーやアメリカンタイプカルチャーコレク
ション、ロックビル、Md等の種々の寄託バンクから入
手し得る。
Ba1b/Cミエローマ細胞系か好ましい。用いられる
ミエローマ細胞系は非融合細胞が選択培地で生残せず、
ハイブリドーマが生残するようにするため中程度の感受
性を有することか好ましい。
もつとも通常のクラスは酵素ヒポキザンチノグアニノホ
スホリボンルトランス7エラ−ゼを欠き、従ってHAT
(ヒポキサンチン、アミノプテリン及びチミジン)によ
って支持されない8−アザグアニン抵抗性細胞系である
。用いるミエローマ細胞系は抗体を産生じないという意
味でいわゆる「非分泌j型であることが一般に好ましい
が、分泌型も用いることができる。好ましい融合促進剤
は平均分子量約1000〜4000のポリエチレングリ
コール(PEG  1000等として市販されている)
であるか、この分野で既知の他の融合促進剤も用いるこ
とができる。
ついでハイブリドーマを含有する各容器(穴)中の上溝
をADCAと選択的に結合する抗体の存在について検査
する。スクリーニングに適した方法はGoding、 
J、 W、 (既出、7:2−84頁)に記述されてい
る。1つの特に適した方法は微量力価]・シー穴等の不
活性支持体に結合した抗マウス免疫グロブリンと、ラベ
ル化ADCAと培養上清の混合物との間の競争、または
不溶化した抗マウス免疫グロブリンと、ラベル化ADC
Aと培養上清の混合物との間の競争を包含し、不溶性支
持体に結合したラベルの量を読んで上清と培養上清中の
抗体との結合を測定する。別の適当な方法は、滴中の培
養上清を選ばれた同位元素が付着した二゛トロセルロー
ス紙の層に適用し、紙屑をすすぎ、紙層を紙屑に結合し
た抗体のFc部分に結合する色素標識した抗体もしくは
蛍光標識した抗体とを接触させ、紙層をすすいで未結合
標識抗体を除去し、紙層を検査して滴を適用した場合の
結合色素また蛍光発生素(f luorogen)がは
っきり表われているかどうかを決定することよりなる。
自動トレリーダー(r6aders)を、不溶性表面に
付着したタンパク質に結合する抗体を生成するハイブリ
ドマを有する穴を迅速に同定するために用いることがで
きる。
目的とするハイブリドーマを選択し、クローン化した後
、それを適当な培地中での生体外培養に付し、ついで上
清から抗体を回収することによって抗体を生産すること
ができる。別法として、ハイブリドーマをマウス、好ま
しくは有性生殖(syngen ic)または生育性生
殖(semisyngenic)マウスに注入する。ハ
イブリドーマは適当なインキュベーション時間後抗体産
生腫瘍を形成する。
これらの腫瘍は宿主マウスの腹腔滲出液(腹水)に高濃
度の目的抗体(約5 20 mB/ +nQ>を生産す
る。宿主マウスは血液及び腹水に正常抗体も有している
が、正常抗体の濃度は目的とするモノクローナル抗体の
濃度の約5%にしかすぎない。
本発明の抗体及び抗原は診断、画像化及び治療方法に有
用な多くの成分(moicties)と結合させる(c
ouple)ことができる。一般にかかる診断用ラベル
成分を抗体に結合させるのに適した手法(以下に述へる
)は該成分を免疫診断の目的でADCA抗原に結合する
ためにも用いることができる。
ADCA抗イディオタイプ抗体はADCA抗原からCh
em、 P、  ら、J、 Exp、 Med、  l
 62.487−500 (1985)及びPTC出願
第8502909号及びEP出願第141783号に記
述した如き方法によって製造することができる。ADC
A抗原に対するモノクローナル抗イデイオタイプ抗体は
米国特許4513088に記述した手法により製造する
ことができる。
ポリクローナル抗イデイオタイプ抗体はADCAで免疫
化して得た動物血清を、当分野で周知の常法によってM
62B6  hMAb抗体を共有結合させたカラムに通
塔することにより製造することができる。残余の血清を
すすぎ流した後、カラムを酢酸すl・リウムバツ7ア−
等の適当なバッファーで溶出して分離した抗イデイオタ
イプ抗体を流し出し、溶出液を透析して常法により小さ
な分子を除去する。
モノクローナル抗イデイオタイプ抗体は精製したADC
A抗原またはM62B6  hMAb抗体で免疫化した
マウスのハイブリッド化した1B胞からクローンをスク
リーニングし、M62B6hMAbと結合する抗体を生
産するクローンに対する穴をスクリーニングすることに
よって製造することができる。微量穴(microwe
ll)に結合したM62B6をハイブリッドーマ上清と
共に抗体抗原結合が起こるに十分な時間インキュベート
し、上溝を穴から除去し、穴をすすぐ。ついて穴を酵素
ラベル化ヤギもしくはウサギ抗1gもしくは抗1gM抗
体と共に抗体抗原結合が起こるに十分な時間インキュベ
−1−L、残りをすすぎによって穴から除去する。つい
で酵素の存在下に発色団もしくは蛍光団(f 1uor
ophore)を生ずる物質を穴に加え、発色団もしく
は蛍光団の存在をクロン選択の目安として用いる。無関
係の(irrelevant)IgMを有するコントロ
ール穴もテストする必要がある。MS2B6  hMA
bに対して活性を有するか無関係のヒトMAbには活性
を有しない抗体のみが抗イデイオタイプ候補者である。
好ましくはこれらはMS2B6  MAbのADCA抗
原どの結合を阻害するか競合するよう選ぶべきである。
本発明の放射ラベル化抗体は生体外診断テストに用いる
ことができる。標的抗体の特異的活性は放射性ラベルの
半減期、同位体純度及びラベルの抗体への移入方法に依
存する。表Aはいくつかの通常用いらt’する同位元素
、それらの比活性及び半減期を示す。免疫アッセイテス
トにおいては一般Qこ比活性が高くなるはと感度がよく
なる。
表A 14C6,25X 10’      5720年3 
H2,91X 10’      12.5年35S 
        ]、、50X 10’       
 87日125 I2.18X 10660日 32、        3.16X 10’     
  14.3日131 、        1.62X
 10’       8.1日表Aにリストした放射
性同位元素による抗体のラベル化方法は当分野で一般に
知られている。トリチウムラベル化方法は例えは米国特
許4302438に記述されている。不ズミのモノクロ
ーナル抗体に特に適するヨード化、トリチウムラベル化
及び353ラベル化操作はGoding、 J、 W、
 (既出、124−126頁)及びその引用文献に記述
されでいる。抗体をヨード化する他の手法はHunLe
r及びGreenwoodXNatur七↓1.945
 (1962)及びDavid ら、Biochemi
stry I 3.10141021 (1974)及
び米国特許3867517及び4376110に記述さ
れている。
放射ラベル抗体は画像化及び放射線療法にも用いること
ができる。画像化で有用な放射ラベル化元素は例えは 
+2J、+311、III (n及び99”Tcを包含
する。抗体をヨード化する手法はGreenwood、
 F、  ら、Biochem、 J、  89、l 
]、 I423 (] I963 ) ; March
alonis、 J、 BiochemJ、追上l、2
99−305 (1969)及びMorrison、 
M、らImmunocbemistry 8.2892
97(1971)に記述されている。99”Tcラベル
化の手法はBurcbiel、 S、ら編、TUMOR
IMAGING : THE RADIOIMMUNO
CHEMICAI、DETECTIONOF CANC
ER(腫瘍画像化:癌の放射免疫化学的検出)、ニュー
ヨーク:Masson  111−123(Rhode
sら)、(19g2)及びその引用文献に記述されてい
る。 1目Inラベル化抗体に適した手法はHnato
wich、 D、 J、ら、J、 Immul、 Me
thods65.147−157(1983)、)ln
aLowich  DJ、ら、5cience 220
. 613 615(1983)、Hnatowich
、 D、  ら、J、 Applied Radiat
ion35.554.−557 (1984)及びBu
ck Iey 。
R,G  ら、F、 E、 B、 S、1旦1.202
−204(1984)に記述されている。
卵巣癌を処理する細胞毒性を有する放射薬剤は高線型エ
ネルギー移送放出同位元素(high lineare
nergy transfer emitting 1
sotopes)  (例えば、Y、 Pr)を抗体に
結合することにより製造することができる。これらの物
質のイオンは抗体に結合させたDTPAまたは他のキレ
ートを用いるキレトとして移入することができる。
酵素でラベル化した抗体は生体外診断テストに有用であ
る。適当な系の例、結合操作及びそれらとの基質反応は
例えば米国特許Re、、31006.3654090.
4214048.42B9747.4302438.4
312943.4376110及びそれらの引用文献に
記述されている。
他の適当な系の例はPe5ceら、clin、 Che
n、 20.353−359 (1974)及びWis
dom、 G。
Cl1n、 chem、 22. 1243 (197
6)に記述されている。
適当な酵素クラス及び各クラスの具体例のリストを表B
に示す。
クラス ヒドロラーゼ ヌクレア−ゼ アミダーセ プリンデアミナーゼ ペプチダーゼ ブロテイナーゼ エステラーゼ 鉄酵素 銅酵素 補酵素含有酵素 ヂトクロームを還元 する酵素 黄色酵素 (yellow enzymes) 表  B 酵素例 アミラーゼ ポリヌクレオチダーゼ アルギナーゼ アデナーゼ アミノポリペプチダーゼ ペブンン リパーゼ カタラーゼ チロシナ−ゼ アルコールデヒドロゲナ ゼ コハク酸デヒドロゲナ ゼ ジアホラーゼ 表 B (続き) クラス 酵素例 ムターゼ グリオキザラーゼ デスモラーゼ アルドラーゼ peroxidase) ホスファターゼ アルカリホスファターゼ 酸性ホスファターゼ デヒ1!ロゲナーゼ    C;6PDH(グルコース
6ポスポデヒドロゲナーゼ) 適当す酵素(71) ’J ストハHawk  ら、P
 RA CT I CA I−円+YSI01.0GI
CAL CHEMISTRY (実用物理化学)、ニー
ヨーク、McGraw−Hill 306−397頁(
1954)に記述されている。
蛍光素(f luogenic)及び色素酵素(その存
在下である選はれた基質が蛍光もしくは色素生成物を生
成する酵素)はラベル化成分として有用である。抗体の
抗原への結合能を損うことなく抗体に;)6 酵素を選択的に複合化する(conjugate)方法
及び酵素をタンパク性試薬に複合化する方法は当分骨で
周知である。
適当な酵素及びそれらを抗体に結合する操作は例えば1
chiro Chibata、IMMOBILIZED
 ENZYMES (既出)  ; A、Cuatre
casas、 J、 Bio、 Cbem、 (既出)
:Wilson、 M、  ら、INTERNATIO
NAL C0NFERENCE INIMMLINOF
LUORESCENCE AND RELATED 5
TAINING TECHNIQUES (免疫蛍光及
び関連染色技術に関する国際会議) 、W、Knapら
編集、アムステルダム、エルセビエル(Elsevie
r) 、215 244頁(1978)  ; 5ul
livan、 M、  ら、Annals of C1
inicC11nicalBiocbe 16.221
−240(1979);Nygren、 H,ら、Me
dical Biology 57.187191  
(1979);Gadkari、 D、  ら、Jou
’rna1of Virological Metho
ds l O% 215−224(1985) ; T
ijssen、 P、  ら、Analytical 
Biochemistry  ]  3 6  、 4
51−457  (1984);TsuruLa、 J
、ら、The Journal of Histoch
emisLryand Cytocl+emisLry
 33.767−777 (1985) ; lshi
kawa、 E、、Journal of Immun
oassay4.209−327 (1983);及び
米国特許4190490に記述されており、これらの文
献の全内容を参考に加入する。
それらに対応する好ましい酵素及び適当な基質はそれに
対する適当な基質が。−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、0−ジアニシジン及び4−クロロ−α
−ナフトールであるホースラディッシュパーオギシダー
ゼを包含する。それらはまたそれに対する適当な基質が
例えば4−メチルウンベリフェニルーβ−D−ガラクト
シド、p−ニトロフェニル−β−D−ガラクトース、p
ニトロフェノール、0−二l−ロフェニル〜β−D−ガ
ラクトース及び。−二トロフェノールであるβ−ガラク
トシダーゼを包含する。それらはその適当な基質が例え
ばp−ニトロフェニルホスフェート、インドリルホスフ
ェ−1・及び5−ブロモ3−クロロインドリルホスフェ
−1・であるアルカリホスファターゼを包含する。
抗体をラベル化する酵素のための適当な手法の例はカル
ボジイミド、ジアルデヒド及びグルタルアルデヒド三官
能性カップリング試薬の使用を包含する。アミン基を通
しての酵素の結合は該タンパク質をジメチルホルムアミ
ド、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロ
フラン等の無水溶媒中塩化チオニノ1N−ヒドロキシス
クシンイミドまたは同様な試薬で処理することにより達
せられる。別のカップリング試薬は例えばl−エチル−
3−(3−(N、+v′−ジメチルアミノ)プロピル)
ノノルボジイミド、1−シクロヘキ/ル3−(2−モル
ホリノエチル)カルポジイミドメヂルーp−トルエンス
ルホ不−1−、スフノンイミジル1−(N−マレイミド
エチル)−シクロヘキサン−1−カルボキシレート及び
スクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロピオ
ネ−1・等のカルボジイミドを包含する。
酵素の炭水化物部分(carbohydrate mo
iety)はアルデヒドに酸化し、免疫グロブリンのり
ジンアミノ基と反応させてシック塩基を形成させること
ができる。ソジウムボロハイドライドによる還元は酵素
と抗体との安定な結合を生ずる。抗体に対するホースラ
デイツシュパーオキシダーゼはWilson (既出)
の方法によって免疫グロブリンに効率よく結合すること
ができる。
蛍光団及び発色団ラベル化抗体は当分野で既知の標準成
分から製造することができる。抗体及び他のタンパク質
は約310nmまでの波長の光を吸収するので、310
nmより上、好ましくは400nmより上の波長に実質
的な吸収を有する蛍光成分を選択ずへきである。種々の
適当なフルオレツサ([1uorescers)及び発
色団が5tryer、 5cience162.526
(1968)及びBrand、 L、ら、Annual
 Review of Biochemistry 4
1.843868 (1972)に記述されている。抗
体は例えば米国特許3940475、/1289747
及び4376] 10に開示された如き常法によって蛍
光発色団群によってラベル化することができる。
上述のいくつかの望ましい性質を有するフルオレセイン
の1つの群はキサンセン染料であり、例工If 3 、
6− ジヒドロキン−9−フェニルキサントヒドロール
から得られるフルオレセイン類、及びレサミン類(re
samines) 、及び3.6−ジアミツー9−フェ
ニルキザントヒドロールから得られるローダミン類、及
びリサニム(Iissanime)ロダニンBを含む。
9−o−カルポキンフェニルキザントヒドロールのロー
ダミン及びフルオレセイン誘導体は9−o−力ルポキシ
フェニル基を有する。アミノ基、イソチオシアイード基
等の反応性カップリング基を有するフルオレセイン化合
物、例えばフルオレセインイソヂオシア不一ト及びフル
オレスカミン(fluorescamine)は容易に
入手し得る。蛍光化合物の別の群はσもしくはβ位にア
ミ7基を有するナフチルアミン類である。
抗体はGoding、 J、 (既出、208−249
頁)に記述された手法に従って蛍光色素(I Iuor
ochr。
mes)または発色団でラベル化できる。
本発明に用いる抗体は、本発明の一態様においてアビジ
ンまたはビオチンに共有結合させることができる。適当
な結合方法は二官能性架橋剤による架橋を含む。適当な
二官能性化合物はPeLers。
K、ら、Ann、 Rev、 Biochim、土1.
523(1977)に記述されている。
他の例において、結合は直接試薬それ自身の間で生じさ
せることができる。例えは、抗体をアビジンにそれぞれ
の物質上の官能基を通して結合することができる。具体
例として、アビジンを過ヨウ素酸塩で処理し、抗体と反
応させて、ビオチンのアビジンへの結合を阻害すること
なくまた抗体の免疫活性を損うことなく、シッフ塩基を
与えることができる。
二官能性架橋剤を用いる既知の技術は(a) 1工程グ
ルタルアルデヒド連結、Avrameas、 Slmm
unochemistry 6.43 (1969)、
(b)2工程グルタルアルデヒド連結、Avramea
s、 i。
ImmunochemisLry 8、] 175 (
+971)及び(C)シマレイミド連結、Kato、 
K、 ら、Euro、 J。
Biochem、 62.285 (1966)を包含
する。
本発明の腫瘍特異的ADCA抗体はまた腺癌細胞に治療
化合物及び元素を配達するために用いることができる。
薬物は細胞毒成分、または細菌、!+2 カビまたは植物起源の酵素的活性毒素、またはかかる毒
素の酵素的に活性なポリペプチド鎖もしくは断片「A鎖
」であることができる。酵素的活性毒素及びそれらの断
片は例えばジフテリア毒素A断片、ジフテリア毒素の非
結合性活性断片、エキソトキ/ンA(ンユードモナス・
エルギノーザから)、リチン(ricin) A鎖、ア
ブリン(abrin)A鎖、モデンン(modecci
n) A鎖、α−ザルチン(σ−5arcin) 、あ
る種のアロイライテス・ホルディー(A]euriLe
s fordii)タンパク質、ある種のジアンチン(
Dianthin)タンパク質、フィトラッカ0アメリ
カナ(phyLolacca americana)タ
ンパク質(PAPXPAPII及びPAI”S)、モモ
ルディカ・チャランティア(Momordia Cha
rantia)阻害剤、クルチン(curcin)、ク
ロチン(crotin)、ザボナリア・オフィシナリス
(Saporaria officinalis)阻害
剤、ゲロニン(gelonin)、ミトゲリン(mit
ogelin)、レストリク1゛/ン(resLric
tocin)、フエノミンン(phenomycin)
及びエノミシン(enomyc in)によって例示さ
れる。免疫毒素の酵素的に活性なポリペプチドを製造す
る方法はPCT WO34103508及びPCT W
O35103508に記述されている。ある種の細胞毒
成分は例えばアトリアマイノン、タロラムブシル、ダウ
ノマイシン、メトトレキセート、ネオカルジノスタチン
及び白金から誘導される。
抗体を細胞毒性剤と複合化する方法はすでに記述されて
いる。タロラムブンルを抗体と複合化する手法はFle
chner、 1.、 European Journ
al ofCa、ncer 9.741−745(19
73);Ghose。
T、ら、Br1tish Medical Journ
al  3.495499(1,972);及び5ze
kerke M、 、  ら、NeopIasma l
 9.21 ]、−2]5 (1972)に記述されて
いる。ダウノマイシン及びアドリアマイシンを抗体に複
合化する手法はHurwitz、 E  ら、Canc
er Re5earch 35.1175−1181 
 (1975)及びArnon、 R,ら、Cance
r 5urveys  ]、429−449(1982
)に記述されている。抗体−ルチン複合体を調製する手
法は米国特許4/114148及びOsawa、 T、
ら、Cancer 5urveys4/1 1.35f−372(1982)に記述されている。抗
体−毒素A(ジフテリア毒素)複合体を調製する手法は
Martinez、 O,ら、Cancer 5urv
eys1.373−388 (1982)及びその引用
文献に記述されている。カップリング手法はEP863
09516.2にも記述されている。
抗体はポルフィリン類(例えはヘマトポルフィリン)等
の光細胞毒性剤等と、Mew、 D、ら、J。
1mmuno1.  l 30.1473−1477 
(1983)及びMew、 D  ら、rCancer
 Res、  45.4380−4385 (] 98
5)に記述された手法によって結合させることもできる
。これらの文献の全内容を参考にここに加入する。
本発明の試薬は生検または手術によって得られた組織の
免疫組織病理学的検査において、例えば腺癌の同定に用
いることができる、手術中に取り出した組織または生検
のサンプルを、Koss、L。
DIAGNO5TICCYTOLOGY AND IT
S HISTOPATHOLOGICBASIS (診
断細胞学及び組織病理学的基礎)、フィラデルフィア、
リピンコット(Lippincott) (1979)
 ; Luna、 L、、 tJANUAl、OF H
ISTOLOGIC5TAININCMETHOD  
OF  THE  ARMED  FORCES  l
N5TITUTE 0FPATHOLOGY (病理学
のアームドホーシズインステイテユートの組織学的染色
方法のマニュアル)、第3版、ニューヨーク、McGr
aw−Hill(1968);及びBorowitz、
 M、ら、The Journal of Histo
chemistry and Cytochemist
ry 30.171174(1982)に記述された方
法等の標準的方法によって調製し、スライドにのせる。
一般に、組織を迅速凍結し、凍結切片を調製し、スライ
ドにのせる。
これらの染色操作においては、ADCA結合抗体をテス
トサンプルに適用する。ADCA結合抗体は水溶液中で
スライド上の組織切片に適用できる。反応物質を保存し
、結合反応を容易にするため溶液は好ましくは適当な塩
及び緩衝剤を含む。
例えば溶液はウシ血清アルブミン(BSA)等のタンパ
ク質、リン酸バッファー溶液(P B S)及び温和な
界面活性剤を含有することができる。下記に示すリンス
溶液も用いることができる。
緩衝化溶液はリン酸塩モル濃度0.005〜0゜1pH
6,0〜80のリン酸バッファー水溶液中に1次(Pr
imary)抗体1 100 pg/+J好ましくはl
O〜25μg/ 1114+を含むことができる。リン
酸塩モル濃度0.01〜0,5及びT]H7、2〜7゜
6が好ましい。1次抗体溶液を抗原との結合が起こるま
で細胞塗抹と接触保持する。インキュベンヨン時間は温
度依存的である。18〜40°Cの温度で、30〜18
0分のインキュベーション時間を用いることができる。
室温ではインキュベノヨン時間は1〜60分、好ましく
は5〜30分であることができる。ついで過剰の1次抗
体溶液を除去し、スライドを適当なリンス溶液ですすぐ
リンス溶液はリン酸塩モル濃度0.1〜0.5、pH6
〜8のリン酸バッファー水溶液であることができる。
本発明の1つの好ましい方法においては、ビオチンでラ
ベルした1次抗体(ADCA結合抗体)を適用し、最初
の工程に続いて1次抗体をサンプル中に存在するそれぞ
れの抗原に結合させる。
本発明の好ましい態様においては、ついで組織切片ヲア
ビジン(ラベル化ビオチン)複合体と接触させる。2次
(5econdary)抗体がビオチンでラベルされて
いる場合には大モル過剰のアビジンとビオチン化酵素を
混合して好ましいアビジンビオチン複合体を調製する。
ビオチンとアビジンは本発明の方法及び試薬において任
意的に交換し相互に置換することができるが、その場合
ビオチンとアビジン誘導体間のモル比における対応する
調節が必要となる。
アビジンまたはビオチンはリン光体もしくは蛍光体等の
発光物質、生物発光物質、化学発光物質、放射性物質、
酵素、発色団、色素、スピン(spin)ラベルまたは
金属含有物質等の常用のラベルでラベル化することがで
きる。これらのラベルはラベル上の化学基に適した常用
の手法でアビジンまたはビオチンに共有結合される。例
えは放射性同位元素、蛍光団及び酵素をアビジンまたは
ビオチンに共有結合する手法はそれぞれのラベルをAD
CA結合抗体に結合する上記手法と同じでよい。
/I7 アビジンビオチン複合体を、細胞塗抹を抗体に適用する
だめの上記したPBS溶液等の適当なバッファー水溶液
中で組織切片に適用する。複合体溶液はアビジン−ビオ
チン複合体と、2次抗体がある場合それに共有結合した
アビジンもしくはビオチンとの結合を可能にするに十分
な時間組織切片に適用する。この工程の後、過剰のアビ
ジンビオチン複合体溶液を除去し、好ましくは組織切片
を例えば上記したリンス溶液等の適当なリンス溶液でリ
ンスする。
ついでスライドを用いた特定のアビジン−ビオチン複合
体ラベルに対し適当な手法で検査する。
これらの手法は常用的である。例えば、放射性ラベルを
用いる場合には、スライド上の残留放射能レベルを測定
するためガイガーカウンターでスライドを検査すること
ができる。または、ラベルがリン光体または蛍光体であ
る場合には、蛍光顕微鏡下に検査することができる。ラ
ベルが発色団または色素である場合には、通常光を用い
て顕微鏡下にスライドを検査することができる。ADC
A結合抗体が顕著に結合する細胞(悪性細胞のみ)がラ
ベルされ、このことはそれらが悪性であることを示す。
本発明の好ましい態様においては、ビオチンアビジン複
合体は酵素ラベルを有する。適当な酵素及び基質系は米
国特許4+90496及び4208479及びHawk
ら、PRACTICAL PHYSIOLOGICAL
 CHEMISTRY (実用物理化学)、ニューヨー
ク、マツフグローヒル306−30フ頁(1954)に
記述されており、これをここに参考に加入する。
目的とする識別特性を提供するようデザインされた系が
選ばれる。好ましい系はホースラディッシュパーオキン
ターゼ等のオキシドリダクターゼ及びジアミノベンジジ
ン等の基質を用いる。ホースラデイシュバーオキシダー
ゼ及びジアミノベンジジンは、得られる逆の染色(av
ailable counterstains)と強く
対比する悪性細胞の著しい色素比もしくは染色を提供す
る。悪性及び正常細胞を明確に区別する基礎を与える他
の酵素−基質組合せも用いることかできる。
氾) 別法においては、1次抗体はADCA結合非ヒ]・抗体
であり、ラベル化しない。最初の工程に続き、1次抗体
をサンプル中に存在するそれぞれの標的抗原に結合する
。次の工程では、結合抗体を、操作の増幅及び増加感度
を得るべく一連に増加させた試薬(Successiv
e multiplying reagenLs)と結
合させる。次の工程で、それから1次抗体を選択するク
ラスの抗体と選択的に結合するヒオチンラベル化2次抗
体をサンプルに適用する。この2次抗体は適当な水溶液
中で2次抗体と細胞抗原に結合した1次抗体との結合を
可能にするに十分な時間組織切片に適用する。一般に、
好ましくは2次抗体は1次抗体か一員となっているクラ
スの免疫グロブリン、例えば1次抗体のFc部分に結合
するモノクローナル抗体である。IgM、IgG、Ig
G2a、IgG2b、IgA及び他のクラスの1次抗体
については例えばそれぞれのFc部分または1次抗体に
結合する2次抗体を選択する。
ビオチンはビオチンの1次抗体への結合について上記し
た手法の如き常用の手法によって、抗体に対して大過剰
のビオチンで、好ましくは少なくども100:lのヒオ
チン:抗体モル比で、2次抗体に共有結合させる。ヒオ
チンラベル化2次抗体は、好ましくはもとの1次抗体に
対する媒体どして上述したリン酸緩衝化溶液である水溶
液中で組織切片に適用する。溶液をスライド上の細胞と
1次抗体と存在する場合の2次抗体との間の結合か起こ
るに十分な時間接触またはインキュベートする。好まし
いインキュベーション時間及び温度は1次工程における
塗抹の1次抗体溶液による処理について」二連したそれ
らに対応する。インキュベー/ヨン後、過剰の2次抗体
溶液を除去し、スライドを適当なリンス溶液でリンスす
る。」二連のリンス溶液が好ましい。
本発明の試薬は血液もしくは他の流体中のADCA抗原
エピト−プを有する物質を検出するためのザンドイツチ
及び競合免疫アッセイにおいて用いることができ、流体
中のかかる物質の存在は腺癌の指示となる。
本発明の競合免疫アッセイの態様は体液、例えば血漿中
のADCA抗原の存在及び量を求める方法である。この
方法では、サンプルを予め定めた量のラベル化ADCA
抗原またはラベル化ADCA抗イディオタイプ抗体と混
合し、混合物をADCA結合抗体が付着している不溶性
支持体ど接触させる。ADCA結合抗体の量はサンプル
分析物及びラベル化ADCA抗原もしくはADCA抗イ
ディオタイプ抗体のずべでに結合するには不十分である
。混合物を不溶性支持体と抗原−抗体結合が起こること
を可能にする十分な時間混合し、サンプルを支持体から
除去する。不溶性支持体上に残留した結合ラベルをつい
で測定する。ラベルは不溶性支持体上で直接測定できる
物理的に検出し得るラベルであることができる。別法と
して、ラベルは引き続いての処理により物理的に検出可
能なラベルを生ずる成分であってもよい。例えば、ラベ
ルが酵素ラベルである場合には、不溶性支持体を測定し
得る蛍光団または発色団を生成する酵素用基質と接触さ
せることができる。測定されるラベルの量は体液中のA
DCA抗原の量の逆関数(an 1nverse fu
nction)である。
本発明のサンドインチ免疫アッセイ態様は体液サンプル
例えば血漿中のADCA結合抗体の存在及び量を決定す
る方法である。この方法においては、体液をADCA抗
原またはADCA抗イディオタイプ抗体が付着した不溶
性支持体と抗原−抗体結合が起こるに十分な時間接触さ
せ、サンプルを支持体から除去する。不溶性支持体をつ
いで不溶性支持体に結合したサンプル抗体と結合する抗
Ig抗体(例えば2次抗体)と接触させる。ついで不溶
性支持体上の2次抗体の存在を決定する。
2次抗体は不溶性支持体上で直接測定できる物理的に検
出可能なラベルを有することができる。別法として、2
次抗体はラベル化しないことができ、不溶性支持体を2
次抗体と選択的に結合するラベル化抗体(すなわち、3
次抗体)と接触させ、支持体から未結合ラベル化3次抗
体を除去し、不溶性支持体上のラベルの存在を決定する
ことによって2次抗体を決定することができる。
抗体及び抗原試薬は常法によって不溶性支持体に結合す
ることができる。抗体の不溶性支持体への結合方法は米
国特許355]555.3553310.404829
8及びRE−29474及び]’1jssen、 P、
 1.ABORATORY TECHNIOUES I
N BIOCHEMISTRY AND MOLECU
LARBIOl、OGY : PRACTICE AN
DTIIEORIES OF ENZYME IMMU
NOASSAYS (生化学及び分子生物学における実
験技術:酵素免疫アッセイの実施と理論)、ニューヨー
ク、Elsevier (1985)等に記述されてい
る。吸着による抗体のポリスチレンへの結合の手法は例
えば米国特許3646346及び4092408に記述
されている。
これらの同し手法がタンパク性抗原の不溶性支持体への
結合に適する。
不溶性支持体としては種々の材料を用いることかできる
が、第1の考慮はその表面への抗体または抗原の結合、
試薬結合反応または結合反応の存在及び程度を求めるた
めに用いることができる他の反応を妨害しないことであ
る。天然及び合成の有機及び無機ポリマーを不溶性支持
体として用いることかできる。適当なポリマーの例はポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリ(4
メチルブチレン)、ブチルゴム、シラスティック(si
 Jast ic)ポリマ〜、ポリエステル、ポリアミ
ド、セルロース及びセルロース誘導体(例えば酢酸セル
ロース、ニトロセルロース等)、アクリレート、メタク
リレ−1・、ヒニルボリマー(酢酸ポリビニル、塩化ボ
リビニノ呟塩化ポリビニリデン、フッ化ポリヒニリデン
等)、ポリスチレン及びスヂレングラフトコボリマー、
レーヨン、ナイロン、ポリビニルブチレート、ポリホル
ムアルデヒド等を包含する。不溶性支持体として用いら
れる他の材料は上記ポリマーのラテックス、シリカケル
、ソリコンウェーハー、ガラス、紙、不溶性タンパク質
、金属、金属合金、金属酸化物、磁性材料、半導体材料
、ザーメット等である。加えて、ゼラチン等のタンパク
質、リポ多糖、シリケート、アカロース、ポリアクリル
アミド等のゲル形成物質;デキストラン、ポリアルキレ
ングリコール(炭素数2〜3のアルキレン)等のいくつ
かの水相を形成するポリマー;またはリン脂質、長鎖(
炭素数12〜24)アルキルアンモニウム塩等の両親和
性(amphophilic)化合物等の界面活性剤、
等も包含される。
好ましい支持体はナイロンもしくはニトロセルロース膜
を包含する。別の診断用支持体はポリスチレン、スヂレ
ンーアクリロニトリルコボリマ等のスチレンコポリマー
、またはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン、及びアクリレ−1−及びメタクリレートポリマー
及びコポリマからつくられる。抗体及び抗原試薬は吸着
、イオン結合、ファンデルワールス吸着、静電結合また
はその他の非共有結合によって不溶性支持体に結合させ
ることかでき、また共有結合によって結合させることが
できる。この手法のために特に有利な支持体は複数の穴
を有する微量力価プレートよりなる。大表面またはその
中へのプラスチックカップ挿入物は抗原もしくは抗体支
持体を構成する。測定に蛍光測定の使用を必要とする場
合には、穴に適用される励起光が回りの穴の内容物に到
達せずまた影響を与えないよう微量力価プレー]・また
は大神入物は光を通さないのが有利である。
非共有結合の操作は米国特許4528267に記述され
ている。抗体及び抗原を不溶性支持体に共有結合するた
めの手法はIchiro Chibata。
IMMOBIl、IZED ENZYMES (固定化
酵素)、ハルステッド(Halsced)出版、ニュー
ヨーク(1978)及びA、 Cuatrecasas
、 J、 Bio、 Cbem、 245.3059 
(1970)に記述されており、それらの全内容を参考
としてここに加入する。表面をタンパク質で被覆し、例
えばカップリング剤としてグルタルアルデヒドを用い、
米国特許4210418に記述した手法に従って抗体ま
たは抗原と結合させることができる。さらなる手法にお
いては、穴ヲポリエーテルイソシア不−1・等の遊離イ
ソシアネート基を有する層で被覆し、これに水溶液中の
抗体または抗原を適用して必要な結合を行わせる。さら
に別の手法においては、米国特許3720760に記述
されている如く、抗体または抗原ヲ臭化シアンによって
、ヒドロキシル化された材料に結合させることができる
不溶性支持体は好ましくは非特異的結合を減するために
「ブロックコされている。適当なブロッキング剤の選択
は不溶性支持体のタイプによって決定する。例えば、ポ
リスチレン支持体については適当なブロッキング剤は水
溶性非免疫動物タンパク質及びポリアミノ酸を包含する
。適当な水溶性非免疫動物タンパク質はウシ(BSA)
、ヒト、ウサギ、ヤギ、ヒツジ及びウマ血清アルブミン
等のアルブミン類:及びウシ胎児血清、オポアルブミン
、フィブリノーゲン、トロンビン、トランスフェリン、
糖タンパク質等の他の動物タンパク質1等を包含する。
適当な水溶性ポリアミノ酸はリジン、グルタミン酸、ア
ラニン、ヒスチジン、メヂオニン、プロリン等の1以上
のアミノ酸のポリマーを包含する。
同しブロッキング剤をナイロン及びニトロセルロース支
持体についても用いることができる。しかしながら、ニ
トロセルロースまたはナイロン膜支持体についての好ま
しいブロッキング剤は脱脂乳またはカゼインである。こ
れらの膜支持体について最適のブロッキング剤は5wt
%脱脂粉乳(non−fat dried m1lk)
及びノニオン界面活性剤(例えばポリオキシエチレンソ
ルビクン誘導体及びポリオキシエチレンエーテル)を含
有する水溶液である。
腺癌に特異的なラベル化抗体を用いる腫瘍の位置測定及
び治療の方法は米国特許4460561に記述されたよ
うにして行うことができ、その全内容をここに参考に加
入する。
投与用診断媒体は当分野の熟練の十分な範囲内に入る方
法により生理的に許容される媒体を用いて調製される。
例えば任意的に医薬上許容される賦形剤を添加した、放
射ラベル化ADCA結合抗体もしくはその結合断片、好
ましくはMS 2 B 6hMAbを水性媒体に懸濁ま
たは溶解し、ついで溶液または懸濁液を殺菌する。適当
な添加剤は非免疫タンパク質、及び他の安定化のための
医薬上許容される非毒性添加剤を包含する。静脈内用溶
液は殺菌し、生理的に許容されない剤を除去し、ざらに
等張すなわち等浸透圧として投与に際しての刺激または
他の副作用を最小にすべきである。
適当な媒体は塩化ナトリウム注射液、リンガ−注射液、
デキストロース注射液、デキストロース及び塩化すトリ
ウム注射液、ラクテート化リンガ注射液、及びREMI
NGTON’S  PHARMACEUTICALSC
IENCES (レミングトンの医薬科学)、15版、
Easton編、Mack出版社、1405’−141
2頁及び1461−1487頁(1,975)、及びT
HE NATIONAL FORMIILARY X 
IV(国家処方束XIV)、14版、ワシントン、Am
erican PharmaceuticalAsso
ciation (アメリカ医薬協会)(1975)に
記述されたような他の溶液等の非経口溶液を投与するた
めに通常用いられる水性媒体であり、これらの文献の内
容をここに参考に加入する。溶液は非経口溶液で常用さ
れる保存剤、抗菌剤、緩衝剤及び抗酸化剤、選別(se
lecLing) 、賦形剤、及び抗体と適合性を有す
るが生産物の製造、貯蔵及び使用に干渉しない他の添加
剤を含有していてもよい。
本発明の放射ラベル化抗体は画像化のため患者に目的と
する画像を与えるに十分な量投与する。
般に、患者体重に、あたり画像化剤0.O1〜Q 、 
l mCiの用量が大抵の器官の画像を得るのに有効で
ある。
画像化用の放射化学剤を適用する方法、及び画像化のた
めの装置及び方法はAlarraki、 N  ら、F
UNDAMENTALS OF NUCLEARMED
ICINE (核医薬の基礎)、ニューヨーク、The
 5ociety of NuclearMedici
ne社(1984) ; THE CHEMISTRY
 OFRADIOPHARMACEUTICALS(放
射医薬の化学)、He1del。
N、ら編、シカゴ、Masson出版(1978);及
びRADIOPHARMACEUTICAS : PR
OGRESS AND CLINICALPER5PE
CTIUES(放射医薬:方法及び臨床透視画法)、F
ritzberg、 A、編、Boca Raton、
 CRC出版(1986)及びそれらの中で引用された
刊行物に記述されており、これらの刊行物及びそれらに
含まれる引用文献の全内容をここに参考に加入する。
放射線療法については用量及び放射性剤濃度は有効な治
療効果をあげるように選択し、腫瘍の位置及びタイプ、
患者及び投与される合計治療養生法に合わせなけれはな
らない。一般に剤の50〜150mC1の投与量が用い
られる。注射は静脈内、動脈内、腹腔内または鞘内であ
り得る。皮膚及び/または特定の体腔領域に近い部分に
限られた腫瘍については皮肉及び体腔内(1ntrac
av已ary)投与か有利である。放射線療法のだめの
組成物は放射画像化について上記したと同しでよい。
免疫前療法については、免疫毒素を治療上有効な量(す
なわち、患者の腫瘍重荷を除去しまたは減じまたはこの
増加を遅らせる量)溶液中において患者に投与する。そ
れらは通常非経口的に、好ましくは腹腔内に投与する。
用量及び投薬養生法は癌の性質(1次または転移)及び
その個体数、免疫毒素の特性(例えばその治療指数)、
患者、及び患者の歴史に対応して選択しなければならな
い。投与される免疫毒素の量(I P’)は代表的には
約0.01−約100mg/kH,好ましくは0.01
〜10mg/kg患者体重である。
ADCA抗原はいくつかの胎児組織で発現され、ファロ
ピウス管(fallopian [ube) 、子宮内
膜子宮頚内膜、結腸、気管支、胸、汗腺(sweat 
duct)及び大腎管(large renal du
cts)の成人上皮に存続する」1皮分化の抗原である
。注目されることにそれは腹腔中皮細胞、造血細胞(b
lood−borne細胞)または組織ストロマ(st
roma)細胞には存在しない。ADCA抗原は上皮卵
巣癌細胞及び大きな比率の非卵巣腺癌で発現されるか、
鱗状細胞癌、ザルコーマ、メラノーマ、リンパ腫または
悪性胚芽(germ)細胞腫瘍とは結合しないことが見
い出された。標的エピドープADCAは38.44及び
60kDのポリペプチド上に存在し、恐らくシアリン酸
残基または糖脂質構造を含まない。
免疫パーオキンダーゼ研究によって明らかにされた。M
S2B6  IgMの生存卵巣癌細胞への結合、かかる
結合のプロテアーゼ感受性の性質、及び抗原の分布はA
DCA抗原のかなりの部分が細胞表面上に位置している
ことを示唆している。起源の患者においては少なくとも
、ヒトMAbM32B61gMの存在はその標的抗原が
ヒトにおいて免疫原性であり得ることを確立している。
本発明をさらに以下の具体的しかも非制限的実施例によ
って説明する。他に注記ない場合、温度はセラ氏の度を
表し、パーセントは重量%として与えられる。以前に行
われた方法は過去時制で表し、本出願で建設的に(co
nsLructively)に実行されている(bei
ng reduced to practice)方法
を現在時制で表す。
実施例1 M52B6  IgM抗体 ヒトハイブリドーマMS2B6 (アメリカンタイプ力
ルヂャーコレクション寄託ATCCHB9765)を無
血清培地(1%ニュトリドーマ(Nutridoma)
 −N S添加アイスコブ(l5coves)、ベーり
ンカーマンハイム)中で増殖させ、32p g/ I 
O’cells/日の割合でIgMを生産した。
約60μg/ mA  I g Mを含有する上清流体
を30o、oooダルトン分子分子量カットノオフ(ア
ミコン)を用いて限外濾過によって100倍に濃縮した
。MS2B6IgMをモデル10848液体クロマトグ
ラフ(HewleLL packard)及び0.75
 X 7 、5 cm T S K −D E A E
  5 P Wカラム(バイオランド社)を用いるHP
 I ECによって精製した。バッファーAは0.02
M)リス、0゜1M塩化ナトリウム、pH8、5よりな
っていた。
バッファーBは0.02M)リス、0.6M塩化すl・
リウム、pH7,0よりなっていた。カラムをバッファ
ーA中10 (v/v)%バッファーBで平衡化し、サ
ンプルを供給した。カラムをバッファA中の25 (v
/v)%バッファーBで溶出した。溶出したIgMを濃
縮し、液体窒素中に凍結保存した。最終生成物の純度は
5DS−PAGEによると約95%IgMであった。
実施例2 ビオチンラベル化MS2B6  IgM抗体ビオチンラ
ベル化は修飾を加えたHaspel、M。
ら、Cancer Res、  45 、 3951−
3961  (]985)の方法によって行った。Im
g/mAの実施例1のHP I E C精製産物を0.
01Mリン酸カリウム及び0.1M塩化ナトリウム、p
H7,8に対して透析した。DMSO中にI Ing 
/ +oρで溶解したビオチン N−ヒドロキンスクシ
ンイミド(シグマ社)を加えてビオヂン対TgMのモル
比を30=1 (分子量180,00 (Jt7)モy
−y−1gMt−使用)とした。室温で15分撹拌後、
Z容量の1M塩化アンモニウムを加え、溶液を0.02
%アジ化ナトリウム含有PBSに対して透析した。
実施例3 +251−ラベル化MS2B6 1gM抗体+257−
ラベル化はBolton−1(unter試薬(Bol
ton。
A、ら、Biochem、 J、上33.529−10
83(1974))を用いて行った。250pCiの試
薬(Amersham)を蒸発し、O,1Mポウ酸すト
リウムバッファーpH8、5に対して透析した実施例1
0HP I F C精製産物を加えた。0℃で20分後
、ホウ酸バッファー中の0.2Mグリシン05「1βを
加えて反応を停止させた。移入されなかった125■を
セファデックスG−25(ファーマシア社)上の排出ク
ロマトグラフィーによって1257−ラベル化MS2B
6 1 gMから分離した。
1〜5 // Ci /μgの範囲の比活性が得られた
実施例4 放射性ヨウ素ラベル化MS2B6  rgrvr抗体2
5I試薬を対応する123■及び131■試薬に代える
以外実施例3の手法を繰り返して対応する231−ラベ
ル化MS2B6 1gM及び+31 ■ラベル化MS2
B61gMを得る。
実施例5 放射性金属ラベル化MS2B6  IgM抗体この方法
においては抗体を金属放射性核種(metallic 
radionuclide)どキレートを形成すること
ができるジエチレントリアミンペンタ酢酸等のキレート
剤と複合化させる。DTPA (ジエチレントリアミン
ペンタ酢酸)の二環無水物0゜I mB’/ mβの懸
濁液をクロロホルム、エーテルまたは乾燥DMSO等の
乾燥溶媒中で調製する。既知少量をDTPA、:免疫グ
ロブリン1:1を与えるに十分な清潔な乾燥管に移しチ
素下に蒸発さセる。
生理的食塩水(saline)中の0.05M重炭酸塩
バッファーpH7,0−7,5中の用いられた抗体溶液
のl 0−20微量力価部分を乾燥DTPAに加え、内
容物を0.5−J、0分撹拌する。カップリングさせた
タンパク質調製物を同しバッファー溶液で0.211I
Pに希釈し、生理的食塩水溶出剤を用いるセファデック
スG−50ゲルの5 cmゲル濾過カラム上で精製する
。0.5M酢酸バッファー溶液、pH6,0中の「キレ
ート等級」の11110の添加による精製前にカップリ
ング効率を測定する。
カップリング効率の計算のため薄層クロマトグラフィー
を用いてDTPAカップル化抗体全抗体する。DTPA
カップル化抗体全抗体lin+3”’B i ”399
″T c及び”Ga”’等の金属放射性核種と結合させ
て対応するキレートを形成させる必要が生ずるまで40
°Cで貯蔵する。
実施例6 免疫パーオキシダーゼ研究 ヒ[・組織の獲得はスタンフォード大学ヒト被検者委員
会(the Human 5ubject Comm1
ttee)の承認を得、外科病理学部(the Dep
arLmenL ofりBrgical Pathol
ogy)による手術または剖検後に得た。各悪性組織に
ついての病理学レボ−1・を吟味した。新鮮組織を小片
に刻み、ホイルに包み、包理媒体に移す直前まで液体窒
素中に貯蔵した。
6ミクロンの低温槽切片(cryostat 5ect
ion)を風乾し、4°Cに貯蔵し、Mchean  
1.ら、J、 Histochem、 Cyt、och
em、 22.1077−1083 (1974a)の
方法に従いPLPを用いて使用直前に迅速に固定化した
(05%パラホルムアルデヒド、0.075Mムーリジ
ン及び0.01M過ヨウ素酸すl・リウム)。切片を4
°Cで10分固定化し、PBSで洗浄した。いくつかの
組織はwoodG、ら、J、 HisLoche、 C
yLochem、  29.11961204 (19
81)の方法を用いる内因性ビオチンのブロッキングを
必要とした。内因性パオキンターゼ活性の抑制は Ke
lley、 J、ら、J。
Immunol、 Meth、  96 、  I 2
7−132 (1987)の方法によって行った。ビオ
チンラベル化MS2B6  TgMまたはコンI・ロー
ルIgMを用いる免疫パーオキシダーゼ染色はHa、n
cock、 W、ら、Mesh、 Enzymol。1
2↓、828−848 (1986)の方法に従って行
った(以下、簡単に説明する)。切片をついて10%ウ
シ胎児血清でインキュベ−1−(PBS洗浄の間で)し
て、0.03%過酸化水素を用いて30μg/mβのビ
オチンラベル化抗体、0.5μg/mβのストレプトア
ビジン(sLreptavidin) −HRP (シ
グマ社)及びl mH/mβのジアミノベンジジン(シ
グマ社)でブロックした。15分後、スライドを水洗し
、ヘマトキザリンで逆染色し、カバーガラスを付した。
ビオヂンラベル化MS2B61gMによる陽性染色をビ
オチンラベル化コントロールIgMによっては染色され
ない細胞上の褐色染色の析出として顕微鏡的に視覚化し
た。
パラホルムアルデヒド−リジン−過ヨウ素酸塩による切
片の固定化は十分な組織の保存及び抗原染色を可能にし
た。グルタルアルデヒド(gluceraldehyd
e)  (0,1%)及び中性ホルマリン(2%)をあ
る抗原染色を保存したが、メタノール固定化は有効でな
く、抗原染色を破壊した。
41の異なる卵巣上皮癌組織をヒオチンラベル化MS2
B6 1gM結合について染色した。結果を表Cに示す
表Cに示されるごとく、30の重症の乳頭腫瘍、4のム
チン腫瘍、6のエントメトリオイド腫瘍及び1のクリア
ー細胞腫瘍よりなる41中41の検体が陽性に染色した
。偽性粘腫ベリトニ−(periton i i )を
有する患者からのボーダーラインムチン腫瘍の唯一の例
は弱いむらのある(pa[chy)染色による標的抗原
の発現の著しい異質性を実証した。抗原の不均質発現は
検査されたその他の組織で存在しないか最小であり、こ
のことは染色における著しい均一性を示した。抗原が明
らかに細胞質中に分布していた高等板ムチン癌の1つの
例を除き、染色パターンは殆ど常に細胞末梢の回りのリ
ング状または格子分布であった。重篤な癌の中では陽性
の染色は腫瘍等級とは無関係であった。
45の異なる非卵巣及び非上皮卵巣悪性組織をADCA
抗原染色について検査した。結果を表D1こ示す。
表  D MS2B6 ■ gM免疫バ 他の癌 オキシダ ゼ研究 腫瘍タイプ 鱗状細胞癌 鱗状細胞癌 鱗状細胞癌 腺癌 腺癌 腺癌 腺癌 腺癌 腺癌 腺癌 起源 頚 子宮 卵巣奇形腫 頚 子宮内膜 胸 肺 結腸 膵臓 卵巣タルケンベルブ (Krukenberg) 鱗状細胞癌の8つの例、5つの肉腫及び3つの卵巣胚芽
(germ)細胞癌はADCA抗原発現について陰性で
あった。1つの卵巣未成熟奇形腫が陽性染色を有してい
たか成熟した良性上皮領域においてのみであった。20
の非卵巣性腺癌の大部分が10の子宮内膜腺癌中の5つ
及び5の結腸腺癌中の5つを含むADCA抗原について
陽性に染色した。加えて、3の未分化癌(1次未知(u
nknownprimary) )の1つ、中皮腫(腹
膜)及び転移性細胞肉腫(腎臓)が陽に染色した。悪性
メラノマ及びリンパ腫の例は陰性であった。
73の異なる正常成人及び胎児組織検体をADCA抗原
染色について検査した。その結果を表Eに示す。
表 MS2B61gM免疫バーオキシダ ゼ研究 卵巣 子宮筋層 子宮内膜 子宮頚内膜 腟 腹膜 膀胱 腎臓 前立腺 唾液腺 食道 胃 小腸 ガル(Gall)膀胱 正常と]・組織 上皮のみ 上皮のみ 上皮のみ 大管状上皮のみ 上皮のみ 上皮のみ 弱い染色、上皮のみ 結腸 肝臓 肺 胸 皮膚 腺腫 胸腺 胸 上皮のみ 1検体、弱い染色 細気管支上皮のみ 管上皮 汗腺上皮のみ 胎児腸 胎児肝臓 胎児皮膚 胎児腎臓 胎児膀胱 ■検体、弱い染色 陽性染色はファロピアス管(rallopian tu
be)、子宮頚内膜、子宮内膜、気管支、結腸、乳房管
(mammary ducts) 、大腎管、唾液腺、
汗腺管及び膀胱を含むある種の正常非鱗状」1皮中に思
い出された。弱いむらのある染色が肝臓、甲状腺及び小
腸上皮の単一例で認められた。もつとも強くもつとも均
一な染色はファロピウス管、子宮内膜及び気管支の上皮
についてであった。
腎臓、肝臓及び結腸をはじめとするいくつかの組織は、
ビオチンラベル化陰性コン1〜ロールT上皮染色を示し
た。肝臓の場合、このバックグランド結合の大部分は内
因性ビオヂン活性のブロッキングによって除去された。
内因性ビオチンのブロッキング後でも、結腸上皮のいく
つかの検体は、ビオチンラベル化MS2B6  1gM
の結合は常により強力ではあったが、陰性コントロール
ビオチンのラベル化TgMのかなりの結合を示した。
この結腸上皮のバックグランドコントロールIgM染色
のすべてではないが大部分は内因性パーオフ キ/ダ−セのブロッキングによって除去できた。
同様の現象が腎上皮のいくつかの検体について観察され
た。MS2B6 1gM染色は弱く、一般に大管(la
rge ducts)の上皮に限られ、糸球体は全体的
に陰性であった。肝臓のコントロールTgM染色は内因
性ビオチンのブロック後も同様のしかし一層弱い強度パ
ターンであった。
腹膜上皮及び卵巣上皮からのADCA抗原の不存在は興
味深かった。加えて、皮膚の汗腺管の場合を除き、類表
皮上皮(epidermoid epiLhelia)
中では抗原は検出されなかった。胎児組織中では胎児腸
、肝臓及び腎臓上皮においてのみならず合胞体層上皮の
例において抗原が強度に発現された。2つの良性卵巣の
う腫、2つの子宮平滑筋腫(Ieiomyomata)
、1つの卵巣線維腫及び1つの水泡形黒あざを含む良性
病巣をADCA抗原についてテストした。これらは染色
を示さなかった。
正常肺臓及び胸腺のMS2B61gM染色の不在に加え
、他のリンパ様収集物(例えば腸粘膜下組織に位置する
もの)も染色について陰性であつた。検査したすべての
組織中、脈管内要素は常にMS2B61gM染色につい
て陰性であった。
血液要素(例えば、RBC,リンパ球、顆粒球、血小板
)へのMS2B6 1gM結合について独立にテストす
るため、さらなるテスI・を行った。
50μg/mβでのMS2B6を標準的な血球凝集技術
を用いスタンフォード輸血ザーヒス(Tra+1sfu
sion  5erviCe)によってテストした。M
S2B6は以下の抗原を発現する一層の赤血球細胞と反
応しなかった・血液グループ抗原A及びB、Rh抗及び
Js  ;Duffy抗原Fay及びV y ; K 
i d d抗原Ja 及びJb;Lewis抗原、Le
”及びLeb ;k        k MN抗原M、N、S及び5及びL u t h e r
 a n抗原Lua及びLub ;及びxa抗原。
MS 2 B 6  I gM (50/’g/mR)
を顆粒球凝集について及びLizak、G、ら、Hum
an Immunol 。
8.265−273 (1983)に記述されたノノル
ボギンフレオレセインジアセテ−1・取込み手法に基い
た顆粒球、リンパ球及び血小板への細胞毒性についてス
タンフォード血液バンクによってテストした。4つの異
なる顆粒球検体がMS2B6IgM誘導凝集または細胞
毒性について陰性であった。4つの異なるリンパ球検体
及び6つの異なる血小板調製物がMS2B6 1gM誘
導細胞毒性を示さなかった。
実施例7 電気泳動及び免疫プロッティング 4%積み重ね(stacking)ゲル及び10%ラン
ニングゲルを用いるLaemmli、 U、 NaLu
re(London)。
227.680−685 (1970)の不連続ノくツ
ファー系に従って5DS−PAGEを行った。
サンプルは精製卵巣癌腹水腫瘍細胞または卵巣癌細胞系
2774よりなっていた。腹水腫瘍の調製を以下に述べ
る。卵巣癌細胞系、2774はウシ胎児血清を加えたD
ulbecco修飾Eagle培地にコンフルエンス(
conf 1uence)に増殖させ、フラスコから削
り取り、PBSで洗浄する。2−メルカプトエタノール
を含有するSDSサンプルノくツフア−を加え(106
細胞あたり100I!1)、サンプルを100°Cで3
分加熱した。免疫プロッティング後の移動を確認するた
めヒh l g M(200ng)をコントロールレー
ンに使用した。
ニトロセルロース紙へのプロッティングはTowbin
ら、Proc、 Natle、 Acad、 Sci、
  (米国)76.4530−4354に記述されたよ
うにして行った。プロットはPBS加4%脱脂ミルク中
室温で1時間培養してブロックした。間接免疫染色は5
idberryら、J、 Immunol、 Mesh
、  75.299−305 (1985)によって修
飾された0′Connorら、J、  Immunol
、 Metb、  54.267−271(1982)
によって行った。未ラベル化MS2B6 1gMまたは
コントロールTgM(ヒト血清(gMXCepel)は
プロットと共に5〜10μ/mβで4時間インキュベー
トし、PBSで洗浄した。ついでプロットをアルカリホ
スファターゼラベル化ヤギ抗ヒトIgM(1:100、
/グマ)と共に2時間インキュベートし、PBS洗浄し
、50mM1〜リス、pH8,3中に入れた。新たに調
製したクロマゲン(Chromagen)溶液(すI フトールA、S−MXホスフェート、1 mg / +
011 ;ファーストレッド(Fast Red)T 
R塩、2+ng/mn;共にシグマ、50mMトリス、
TIH8、3中)を加え、カラー展開が目的とするレベ
ルに達するまでインキュベーションを続けた。ついでプ
ロットを水洗し、風乾した。
放射免疫プロッティングは同様にして行った。
ブロッキング後、6×106′25■ラベル化MS2B
6 1gMを加え、室温で4時間インキュベションを続
けた。PBS洗浄後、プロットを風乾し、コダックAR
フィルムを用いて、オートラジオグラフィーに付した。
精製腹水細胞及び卵巣細胞系2774の全細胞抽出物の
免疫プロット分析は一貫して陰性コン1−ロールIgM
(ヒト血清1gM)を用いて染色したプロットでは見ら
れなかったいくつかのMS2B61gM染色バンドを示
した。主たる成分は38kD、44kD及び60kDの
バンドよりなっていた。いくつかの不均質(heter
ogeneity)は明らかであったが、38kD種か
腹水腫瘍細胞調製物中での顕著なバンドであった。これ
らのバンドのいずれもコントロールI g M 結合に
ついての同じプロットの染色後に現われなかった。コン
トロール1gMプロットに現われる低分子量バンドはM
S2B6プロツトでもか1−かに存在したが、強度にお
ける差異は恐らくコントロールIgMプロットについて
の故意に長くした展開時間によるものと思われる。
実施例IOの生体分布(biodisiributio
n)研究に用いるに先立って抗原認識を確認するためプ
ロッティング実験で放射性ヨウ素化MS2B61gMを
用いた。精製卵巣癌腹水腫瘍細胞の全細胞抽出物の12
51ラベル化MS2B6 1gM放射免疫プロッティン
グの結果、主として33 k Dバンドが同定された(
もつとも他の実験では44kDバンドもあるレベルで蓄
積した)。125■ラベル化コン]・ロールIgMを用
いる同様なプロットのインキュベーンコン後にはハンド
は同定されなかった。
実施例8 免疫濾過 卵巣癌腹水腫瘍細胞をSm1th、 L、ら、J、1m
muno。
Meth、 l 05.263−273 (1987)
に記述したようにして調製した。粗細胞懸濁液のカルボ
ニル鉄での処理及び36%PERCOL (ファーマン
ア社)中でのボウヤンt−(bouyant)遠心分離
による汚染赤血球、リンパ球及びマクロファージの除去
によって90−95%純度の腫瘍細胞懸濁液を得た。4
つの異なる卵巣癌腹水腫瘍細胞調製物のプールを用いた
。細胞をPBSで洗浄し、ベレット化した細胞を以下の
如く酵素溶液もしくは固定液に懸濁した:  (i)P
BS (カルシウム及びマグネンウム添加)、(i)ト
リプシン、PBS中500 /’g/J、  (iii
)プロナーセ(Pronase)、PBS中500μg
/mff、(lv)ノイラミダーゼ(Neuramid
ase) (Gibco社)、PBS中10U/mn、
(v ) Mchean、 1.ら(既出)の方法を用
いるPLP固定液、0.5%パラホルムアルデヒド、0
゜075ML−リジン及び0.OIM過ヨウ素酸すI・
リウム、(vi )グルチルアルデヒド(gluter
aldehyde) 、P B S中0.1%、(vi
i)PBS中4%ホルムアルデヒド、(vii)メタノ
ール100%及び(ix)100%エタノール。酵素懸
濁液は37℃で10分インキュベートした。固定液懸濁
液は室温で10分インキュベートした。
処理した細胞の既知少量(2X I O’ cells
/well)をファイバーガラスフィルターで組み立て
られた免疫濾過装置(Biorad社)の穴に入れた。
穴をPBSで洗浄しMS2B6  IgMで染色した。
O、l +nj2量のMS2B6 1 gM (PBS
中25μg/mA’)を大中に流し、ついで各溶液の間
のPBS洗浄でビオチンラベル化ヤギ抗ヒトIgM(1
:1000、シグマ社)、ストレプトアビジン(str
eptavidin)−パーオキシダーゼ(0,5μg
/mL  シグマ社)0.1ml及びクロロナフトルー
過酸化水素溶液を流した。カラー展開終了後、穴を水洗
し、ファイバーガラスフィルターを乾燥し lこ 。
2つのプロテアーゼによる腹水腫瘍細胞の処理は染色に
おける実質的減少に帰結し、羊RBCからのシアリン酸
残基を除去する既知の条件下でのノイラミニダーゼは結
合に影響を与えなかった。
ここに記述しなかった他の実験では、MS2B61gM
結合は腹水細胞のホスホリパーゼA2、C及びDまたは
キチナーゼ(Ch it 1nase)による処理によ
って影響されなかった。
我々は、Magnan i ら、J、 Biol、 C
bem、 25ユ、14365−14369 (198
2)に記述されたと同様な方法を用いて腹水腫瘍細胞の
脂質抽出物の薄層クロマト分離によってMS2B6 1
gMを結合する糖脂質構造を同定することも試みた。
糖脂質結合は見い出されなかった。
グルチルアルデヒド固定液はホルマリンよりよす活性を
保持していた。メタノール処理は殆ど完全に抗原活性を
失わせ、エタノールは実質的減少を引き起こした。
実施例9 Ga125免疫アツセイ 卵巣癌細胞系[Ca125についての酵素結合免疫アッ
セイをテストキット(ca125テストギツl−、アボ
ット社)への挿入に従って行った。
Ca ]、 25標準(168U/ml 100μmに
既知少量のCa125またはMS2B6  rgMを加
えた。OC]、25ビーズ及び0C125−パーオキシ
ダーゼ複合体との引き続いてのインキュベション後、ビ
ーズを洗浄、展開し、495nmで光学密度測定を得た
表   F Ca125についての免疫アッセイに対するM32B6
IgMの影響 添加( Ca125. 0C125, 0C125, 0CI25、 MS2B6. 0.5ng ng 0ng 00ng 5μg OD495木 0.27 0.25 0.27 わずか50ngの未ラベル化マウスモノクローナル抗体
oc125がCa125標準のテストビズに複合化させ
たOC]25への結合を阻害した。5μgまでのMS2
B6 1gMを加えた場合のCa125アツセイにおい
ては競合は起こらなかったが、このことは0CI25と
MS2B61gMとの間に顕著な交差反応性がないこと
を意味する。
実施例10 ヌードマウスにおける生体分布研究 6−8週令の雌性無胸腺nu/nuマウスをフィルタト
ップケージ(filver−top cages)中で
無病原体環境下に保持した。適合化させた卵巣癌細胞系
2774の腹腔内増殖よりなる腹腔内卵巣癌モデルを用
いた。1OXlO’2774細胞の腹腔内投与は20〜
40日以内での受容体ヌードマウスのおしなべての死を
引き起こす。網、横隔膜及び脇士での腹水のみならず腹
水腫瘍細胞がきまって観察される。これらの実験におい
て、2774細胞をマウスに腹腔内移植し、21日目に
各々に0.5mPPB5中の2 μg+25I−ラベル
化MS2B61gMを腹腔内投与した。72時間後に、
マウスを殺し、各マウスの腫瘍及び正常組織から組織検
体を得た。検体をPBSでリンスし、水を切って(dr
ained) 、秤量し、ガンマカウンターで2Jをカ
ウントした。各マウスからの、腫瘍及び正常組織の対中
でのインプットcpm/gパーセントの差の統計的分析
を対(paired) t−テストを用いて行った。
卵巣癌細胞系2774で腹腔内移植したヌードマウスか
らの腫瘍小結節は明らかにADCA抗原を発現したが、
このことはビオチンラベル化コントロールIgMによっ
てでなく、ビオチンラベル化MS286TgMによる腫
瘍小結節の陽性染色を実証する。生体内生体分布研究は
抗原認識において活性であることが知られている腹腔内
125I−ラベル化MS2B61gMを用い、放射免疫
プロッティングに基づいて行った。各3匹のマウスを用
いる2つの別々の実験からの生体分布結果を合わせ表G
に要約する。
表 G(続き) 表  G 125)−ラベル化MS2B6IgM 卵巣癌における生体分布 ヌードマウスモデル 腫瘍 皮膚 筋肉 胃 小腸 大腸 0.549土帆121 0.137±0.100 0.084±0.081 0.114±0.130 0.176  ± 0214 0176 ± 0.136 4.8 3.1 3.1 0.004 0.003 0 、 O1,2 0,019 0,013 125■ ラベル化MS2B6 1gM 卵巣癌中での生体分布 ヌードマウスモデル %インプラ1− 〇pm/qma 組織 肺臓  0.098 肝臓  0.176 腎臓  0.275 心臓  0[00 肺    0.+40 椎骨  0−097 (Ver+、abra) 脳    0.012 腫瘍/正常5 組織比 ± 0.036    5.6 ± 0.093    3.1 ± 0.224    2.0 ± 0.060    5.5 ± 0.068    3.9 士帆0765.7 P値C O,009 0,011 0,048 0,004 0,009 0,003 ±0.00945.80.005 1〕 平均士標準偏差 (大腸(n = 5)の場合を除きn−6)平均インプ
ット% cpm/gデータから計算しlこ 各動物(大腸(n−5)を除いてn−6)内の腫瘍を正
常組織と比較する対t−テストを用いて計算した尾が2
つの(2−tailed) P値実質的量の125I−
ラベル化MS2B6  IgMが、腹腔内腫瘍増殖物を
有する動物における血液(0,5〜2%インプットcp
m/g、平均0.647±0.445)及び腹水(2〜
6%インプットcpm/g)中で72時間後も存在して
いた。血液または腹水による腫瘍または正常組織検体の
汚染を放射能カウンティングに先立ちPBS中での注意
深いリンスによって最小化した。腫瘍検体は、大綱及び
横隔膜下の転移性増殖物から取り出した腫瘍検体につい
て平均パーセントインプットcpm/g値0.549±
0.121であって、正常組織検体より126■−ラベ
ル化MS2B6  IgMを有意に保持していた。正常
組織の間ではより低い値が賞して観察され、これらの差
異は統計的に有意であった。正常組織に対する腫瘍の比
は2.0(腎臓)から45.8(脳)に亘っていた。各
動物内でのすべての正常組織についての平均取込みを対
し一テストによって腫瘍組織取込み(uptake)と
比較したところ、0.0046の二層P値が得られIこ
実施例11 ヌードマウスの12J−MS2B6  MAb放射免疫
療法 卵巣癌細胞系2774を腹腔内注射したヌードマウスの
死を防止する放射性ヨウ素ラベル化MS2B6の潜在能
力を示すパイロット研究を行った。
細胞系2774のマウス当りl OXI O’細胞の腹
腔内注射を受けた3日後に6匹のヌードマウスの各々に
10μC1の125■−ラベル化MS286を腹腔内注
射した以外実施例IOに記述したと同し条件を用いた。
組織(historical)コントロルは治療効果の
欠如においてすべてのマウスが40日で腹腔内腫瘍増殖
に屈服することを示した。
この実験の6匹のマウス中いずれもが腫瘍を発展させな
かった。1匹のマウスは未知の原因で3週間で死んだが
腫瘍は存在しなかった。他の5匹のマウスは2774注
射後84日以上腹腔内腫瘍の証拠なしに生き続けた。
本発明の特徴及び態様は以下の通りである。
1、患者からのザンプルをADCA結合抗体と接触させ
、抗体とサンプル成分との結合を測定することを特徴と
する患者中のADCA抗原エピドープを有する腺癌の存
在を決定する方法。
2 →ノーンプルが流体サンプルである請求項1の方法
3.1ノ“ンプルか血液血清サンプルである請求項2の
方法。
4、サンプルか組織サンプルである請求項Jの方法。
5、抗体がヒトモノクローナル抗体である請求項1の方
法。
6、抗体がMS2B6  IgM抗体である請求項1の
方法。
7、患者からの血液血清サンプルをADCΔ抗原または
ADCA抗イディオタイプ抗体き接触させ、ADCA抗
原またはADCA抗イディオタイプ抗体どサンプル中の
抗体との結合を測定することを特徴どする患者中のAD
CA抗原エピト−プを有する腺癌の存在を決定する方法
8゜患者からの血液血清サンプルをADCA結合抗体と
接触させ、ADCA結合抗体とサンプル中のADCA抗
原との結合を測定することを特徴とする患者中のADC
A抗原ユピ)・−プを有する腺癌の存在を決定する方法
9、それから画像を誘導できる明瞭な性質を有するラベ
ルに結合したADCA結合抗体を腺癌であると疑われる
身体内の組織に供給し、ついで該組織を有する身体領域
からの画像を得ることを特徴とする腺癌を画像化する方
法。
lO1抗体かヒトセックローナル抗体である請求項9の
方法。
11、抗体がMS2B6  IgMである請求項10の
方法。
12 組織か卵巣である請求項9の方法。
13、組織が非卵巣である請求項9の方法。
14−ラベルか放射ラベルであり、腺癌であると疑われ
る組織を含む身体領域からの放射線の検出から画像を誘
導する請求項9の方法。
+5.ラベルが常磁性対比ラベルであり、腺癌であると
疑われる組織を含む身体領域のNMR測定によって画像
を誘導する請求項9の方法。
16−単独でもしくは二次処理と組み合わせて腺癌細胞
の生殖を減じるのに有用な治療成分に結合したADCA
結合抗体を腺癌組織に供給することを特徴とするADC
A抗5f、エピドープを有する腺癌の放射線治療方法。
17、治療成分がそれが結合する腺癌細胞に放射線を発
する請求項16の方法。
18、治療成分が細胞毒性もしくは細胞活動停止剤であ
る請求項1′6の方法。
19、治療成分が第2の剤もしくは放射線の作用を受け
たときに細胞毒性もしくは細胞活動停止剤を生成する請
求項16の方法。
20、MS2B6ハイブリドーマ。
21、優先的にADCA抗原と結合する抗体。
22、ヒトモノクローナル抗体であるM次項21の抗体
23、M次項22の抗体とLテノMS 2 B 6rg
M抗体。
24、画像化成分に結合した請求項21の抗体。
25、画像化成分か放射ラベルまたはNMRU比ラベル
である請求項24の抗体。
26、治療成分に結合した請求項21の抗体。
27、細胞毒性または細胞活動停止剤に結合した請求項
26の抗体。
28゜第2の剤または放射線の作用を受けたときに細胞
毒性もしくは細胞活動停止剤を生成する剤に結合した請
求項26の抗体。
29、ADCA抗原。
30、ADCA抗イディオタイプ抗体。
特許出願人 アスパラ・ダイアグノステイツクス・コー
ポレーション

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、患者からのサンプルをADCA結合抗体と接触させ
    、抗体とサンプル成分との結合を測定することを特徴と
    する患者中のADCA抗原エピドープを有する腺癌の存
    在を決定する方法。 2、患者からの血液血清サンプルをADCA抗原または
    ADCA抗イデイオタイプ抗体と接触させ、ADCA抗
    原またはADCA抗イデイオタイプ抗体とサンプル中の
    抗体との結合を測定することを特徴とする患者中のAD
    CA抗原エピドープを有する腺癌の存在を決定する方法
    。 3、患者からの血液血清サンプルをADCA結合抗体と
    接触させ、ADCA結合抗体とサンプル中のADCA抗
    原との結合を測定することを特徴とする患者中のADC
    A抗原エピドープを有する腺癌の存在を決定する方法。 4、それから画像を誘導できる明瞭な性質を有するラベ
    ルに結合したADCA結合抗体を腺癌であると疑われる
    身体内の組織に供給し、ついで該組織を有する身体領域
    からの画像を得ることを特徴とする腺癌を画像化する方
    法。 5、単独でもしくは二次処理と組み合わせて腺癌細胞の
    生殖を減じるのに有用な治療成分に結合したADCA結
    合抗体を腺癌組織に供給することを特徴とするADCA
    抗原エピドープを有する腺癌の放射線治療方法。 6、MS2B6ハイブリドーマ。 7、優先的にADCA抗原と結合する抗体。 8、ADCA抗原。 9、ADCA抗イデイオタイプ抗体。
JP1190691A 1988-07-25 1989-07-25 腺癌抗原結合方法及び試薬 Pending JPH032567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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