JPH03255957A - 塩素量測定装置 - Google Patents
塩素量測定装置Info
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- JPH03255957A JPH03255957A JP5456290A JP5456290A JPH03255957A JP H03255957 A JPH03255957 A JP H03255957A JP 5456290 A JP5456290 A JP 5456290A JP 5456290 A JP5456290 A JP 5456290A JP H03255957 A JPH03255957 A JP H03255957A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、水中に含有される有機塩素化合物の塩素成
分を高感度で測定できる塩素量測定装置に関するもので
ある。
分を高感度で測定できる塩素量測定装置に関するもので
ある。
F従来の技術」
従来、有機塩素化合物が含有される試料液中の塩素量を
測定する場合に、馬屋気相分解により有機塩素化合物か
ら塩素のみを脱離し、抽出させるようにしている。
測定する場合に、馬屋気相分解により有機塩素化合物か
ら塩素のみを脱離し、抽出させるようにしている。
そして、この場合に、まず、有機塩素化合物が含有され
た試料液を、活性炭が充填された活性炭層に通過させて
、この活性炭層に有機塩素化合物を吸着さるようにし、
その後に、有機塩素化合物が吸着された活性炭を、酸素
雰囲気下でありかつ800℃程度の高温下に置いて、前
記活性炭に吸着された有機塩素化合物を酸化分解させる
ようにしている。
た試料液を、活性炭が充填された活性炭層に通過させて
、この活性炭層に有機塩素化合物を吸着さるようにし、
その後に、有機塩素化合物が吸着された活性炭を、酸素
雰囲気下でありかつ800℃程度の高温下に置いて、前
記活性炭に吸着された有機塩素化合物を酸化分解させる
ようにしている。
これによって、前記有機塩素化合物から塩素が脱離して
酸素気相中に拡散し、この拡散した塩素ガスを捕獲する
ことにより、前記試料液中の塩素量を定量させるように
している。
酸素気相中に拡散し、この拡散した塩素ガスを捕獲する
ことにより、前記試料液中の塩素量を定量させるように
している。
「発明が解決しようとする課題」
ところで、上記のように構成された塩素量の測定法によ
れば、有機塩素化合物が吸着された活性炭を活性炭毎に
個別に加熱処理するようにし、この間の処理を人手によ
り行うようにしているので、装置全体の処理工程を自動
化することが困難であるという問題があった。
れば、有機塩素化合物が吸着された活性炭を活性炭毎に
個別に加熱処理するようにし、この間の処理を人手によ
り行うようにしているので、装置全体の処理工程を自動
化することが困難であるという問題があった。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって
、上述した有機塩素化合物からの塩素の脱離を液体の状
態で行うようにして、試料液の供給から塩素の定量まで
を全て連続的かつ自動的に行うようにした塩素量測定装
置の提供を目的とする。
、上述した有機塩素化合物からの塩素の脱離を液体の状
態で行うようにして、試料液の供給から塩素の定量まで
を全て連続的かつ自動的に行うようにした塩素量測定装
置の提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」
上記目的を達成するために、
第1の発明では、試料液中の有機塩素化合物を液体の状
態下において分解し無機塩素を生成させる反応手段と、
前記試料液中の無機塩素を定量する分析手段とを、試料
液供給路に沿って順次設けるようにしている。
態下において分解し無機塩素を生成させる反応手段と、
前記試料液中の無機塩素を定量する分析手段とを、試料
液供給路に沿って順次設けるようにしている。
第2の発明では、前記反応手段の上流側に、試料液に含
有されていた無機塩素を除去する無機塩素除去手段と、
前記試料液に酸化剤を添加する酸化剤添加手段とを順次
設けるようにしている。
有されていた無機塩素を除去する無機塩素除去手段と、
前記試料液に酸化剤を添加する酸化剤添加手段とを順次
設けるようにしている。
第3の発明では、陰イオン交換樹脂中に試料液を通過さ
せることにより該試料液中の無機塩素を除去する無機塩
素除去手段を設け、また、試料液を高温加圧状態とする
ことにより該試料液を分解して該試料液中の有機塩素化
合物から塩素イオンを生成させる生成手段を設け、また
、イオンクロマトグラフィーなどにより塩素イオンを定
量する定量手段を設けるようにしている。
せることにより該試料液中の無機塩素を除去する無機塩
素除去手段を設け、また、試料液を高温加圧状態とする
ことにより該試料液を分解して該試料液中の有機塩素化
合物から塩素イオンを生成させる生成手段を設け、また
、イオンクロマトグラフィーなどにより塩素イオンを定
量する定量手段を設けるようにしている。
「作用」
第1の発明によれば、試料液中の有機塩素化合物が分解
されて無機塩素イオンの一形態である塩素イオンが生成
され、この塩素イオンが、前記試料液に最初から含有さ
れていた無機塩素である塩素イオンとともに、分析手段
において定量される。
されて無機塩素イオンの一形態である塩素イオンが生成
され、この塩素イオンが、前記試料液に最初から含有さ
れていた無機塩素である塩素イオンとともに、分析手段
において定量される。
つまり、この第1の発明では、分析手段において無機塩
素と有機塩素との両方の塩素が定量される。
素と有機塩素との両方の塩素が定量される。
また、反応手段において有機塩素化合物からの塩素の脱
離を液体の状態で行わせ、かつ分析手段において該塩素
の定量をイオンの状態で行わせることができるので、結
果として有機塩素化合物からの塩素の脱離、該塩素の定
量を全て液体の状態で行うことができて、処理の連続し
た自動化が可能となる。
離を液体の状態で行わせ、かつ分析手段において該塩素
の定量をイオンの状態で行わせることができるので、結
果として有機塩素化合物からの塩素の脱離、該塩素の定
量を全て液体の状態で行うことができて、処理の連続し
た自動化が可能となる。
第2の発明によれば、まず、試料液に含有されていた無
機塩素を除去させるようにしたので、該試料液中の有機
塩素化合物の塩素のみが分析手段において定量される。
機塩素を除去させるようにしたので、該試料液中の有機
塩素化合物の塩素のみが分析手段において定量される。
第3の発明によれば、陰イオン交換樹脂中に試料液を通
過させることにより該試料液中の無機塩素を除去し、試
料液を高温加圧下におくことにより該試料液中の有機塩
素化合物から塩素イオンを生成させ、イオンクロマトグ
ラフィーにより前記塩素イオンを定量させるようにした
ので、第1、第2の発明と同様に、無機塩素としての塩
素イオンを除去させた後の、有機塩素化合物からQ塩素
の脱離、定量までの各処理を全て液体の状態で行うこと
ができる。
過させることにより該試料液中の無機塩素を除去し、試
料液を高温加圧下におくことにより該試料液中の有機塩
素化合物から塩素イオンを生成させ、イオンクロマトグ
ラフィーにより前記塩素イオンを定量させるようにした
ので、第1、第2の発明と同様に、無機塩素としての塩
素イオンを除去させた後の、有機塩素化合物からQ塩素
の脱離、定量までの各処理を全て液体の状態で行うこと
ができる。
「実施例」
本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図において、符号1で示すものは、有機塩素化合物(例
えば、トリクロロエタンなど)が含有された試料液が供
給される試料液供給路であって、この試料液供給路1に
沿って無機塩素除去手段2、送液ポンプ3、酸化剤添加
手段4、反応手段5、加圧手段6、分析手段7が順次設
けられている。
えば、トリクロロエタンなど)が含有された試料液が供
給される試料液供給路であって、この試料液供給路1に
沿って無機塩素除去手段2、送液ポンプ3、酸化剤添加
手段4、反応手段5、加圧手段6、分析手段7が順次設
けられている。
前記無機塩素除去手段2は、陰イオン交換樹脂中に試料
液を通過させることにより該試料液中の無機塩素(CI
−)を除去するものである。なお、前記無機塩素除去手
段2は、これに限定されず硝酸銀溶液を添加して難溶性
物質である塩化銀を生成し、この塩化銀を濾過すること
により無機塩素を除去させるようにしても良い。
液を通過させることにより該試料液中の無機塩素(CI
−)を除去するものである。なお、前記無機塩素除去手
段2は、これに限定されず硝酸銀溶液を添加して難溶性
物質である塩化銀を生成し、この塩化銀を濾過すること
により無機塩素を除去させるようにしても良い。
前記送液ポンプ3の下流側に設けられた酸化剤添加手段
4は、ベルオキソニ硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムな
どの酸化剤が含有された溶液が貯留される貯留14Aと
、この貯留部4Aと前記試料液供給路1とを連結する酸
化剤供給路4Bと、この酸化剤供給路4Bの途中に設け
られて酸化剤を輸送する送液ポンプ4Cとから構成され
たものである。そして、この酸化剤添加手段4により供
給された酸化剤は試料液と混合された後、試料液供給路
1を通じて反応手段5に供給されるようになっている。
4は、ベルオキソニ硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムな
どの酸化剤が含有された溶液が貯留される貯留14Aと
、この貯留部4Aと前記試料液供給路1とを連結する酸
化剤供給路4Bと、この酸化剤供給路4Bの途中に設け
られて酸化剤を輸送する送液ポンプ4Cとから構成され
たものである。そして、この酸化剤添加手段4により供
給された酸化剤は試料液と混合された後、試料液供給路
1を通じて反応手段5に供給されるようになっている。
前記反応手段5は、所定温度(200〔℃〕程度)に加
熱されるドラム5Aを有し、このドラム5Aの周囲に、
試料液と酸化剤との混合液が流通する試料液供給路lと
しての配管5Bが渦巻き状に巻回されてなるものである
。また、前記反応手段5の下流側に設けられた加圧手段
6は、前記試料液供給路1の一部を構成する絞り管であ
って、この絞り管により反応手段5の配管5B内の圧力
を20 (K g /cm’)程度に設定するものであ
る。
熱されるドラム5Aを有し、このドラム5Aの周囲に、
試料液と酸化剤との混合液が流通する試料液供給路lと
しての配管5Bが渦巻き状に巻回されてなるものである
。また、前記反応手段5の下流側に設けられた加圧手段
6は、前記試料液供給路1の一部を構成する絞り管であ
って、この絞り管により反応手段5の配管5B内の圧力
を20 (K g /cm’)程度に設定するものであ
る。
つまり、前記ドラム5Aと加圧手段6とによって、前記
配管5B内の試料液と酸化剤との混合液が高温高圧状態
におかれるようになってい乙。
配管5B内の試料液と酸化剤との混合液が高温高圧状態
におかれるようになってい乙。
そして、この状態下において、有機塩素化合物が酸化剤
により酸化分解されて、有機塩素化合物中の塩素がイオ
ンの状態となって脱離され、この後、該塩素イオンを含
有する試料液が分析手段7に送られて定量されるように
なっている。
により酸化分解されて、有機塩素化合物中の塩素がイオ
ンの状態となって脱離され、この後、該塩素イオンを含
有する試料液が分析手段7に送られて定量されるように
なっている。
前記分析手段7はイオンクロマトグラフィーを構成する
ものであって、具体的には、試料液供給路1に沿って設
けられた送液ポンプ7A、四方切換弁7B、溶離液供給
手段7C,濃縮カラム7D。
ものであって、具体的には、試料液供給路1に沿って設
けられた送液ポンプ7A、四方切換弁7B、溶離液供給
手段7C,濃縮カラム7D。
三方切換弁7E、分離カラム7F、検出器7Gにより構
成される。
成される。
前記送液ポンプ7Aの下流側に設けられた四方切換弁7
Bは、実線の位置において塩素イオンの含有された試料
液を濃縮カラム7D側に、溶離液(後述する)をドレン
側にそれぞれ導くものであり、また、点線の位置におい
て溶離液(後述する)を濃縮カラム7D側に、試料液を
ドレン側にそれぞれ導くものである。
Bは、実線の位置において塩素イオンの含有された試料
液を濃縮カラム7D側に、溶離液(後述する)をドレン
側にそれぞれ導くものであり、また、点線の位置におい
て溶離液(後述する)を濃縮カラム7D側に、試料液を
ドレン側にそれぞれ導くものである。
前記溶離液供給手段7Cは、炭酸水素ナトリウム及び炭
酸ナトリウムの水溶液からなる溶離液が貯留された貯留
部8と、該貯留部8内の溶離液を四方切換弁7Bに導く
溶離液供給路9と、該溶離液供給路9の途中に設けられ
た送液ポンプ10とから構成されるものである。
酸ナトリウムの水溶液からなる溶離液が貯留された貯留
部8と、該貯留部8内の溶離液を四方切換弁7Bに導く
溶離液供給路9と、該溶離液供給路9の途中に設けられ
た送液ポンプ10とから構成されるものである。
前記濃縮カラム7Dは陰イオン交換樹脂が装填されてな
るものであって、前記試料液に含有される塩素イオンを
吸着し、この吸着された塩素イオンを溶離液供給手段7
Cにより供給された溶離液により溶離させるものである
。
るものであって、前記試料液に含有される塩素イオンを
吸着し、この吸着された塩素イオンを溶離液供給手段7
Cにより供給された溶離液により溶離させるものである
。
前記三方切換弁7Eは実線位置において塩素イオンが吸
着された後の試料水をドレンとして排出し、点線位置に
おいて溶離液により溶離された塩素イオンを分離カラム
7Fに導くものである。
着された後の試料水をドレンとして排出し、点線位置に
おいて溶離液により溶離された塩素イオンを分離カラム
7Fに導くものである。
前記分離カラム7Fは、塩素イオンを含有した溶離液を
時系列的に分離溶出させるとともに、検出対象の塩素イ
オンの伝導度を相対的に高めるものであって、この分離
カラム7Fから溶出された塩素イオンは、検出器9Gに
おいて伝導度が測定され定量されるようになっている。
時系列的に分離溶出させるとともに、検出対象の塩素イ
オンの伝導度を相対的に高めるものであって、この分離
カラム7Fから溶出された塩素イオンは、検出器9Gに
おいて伝導度が測定され定量されるようになっている。
ここで、四方切換弁7Bと三方切換弁7Eの切換動作に
ついてまとめておくと、(−)四方切換弁7Bと三方切
換弁7Eとを共に実線位置に設定した状態で塩素イオン
が含有された試料液を濃縮カラム7Dに導く、(ニ)四
方切換弁7Bと三方切換弁7Eとを共に点線位置に設定
した状態で、溶離液を濃縮カラム7Dに導き、該濃縮カ
ラム7Dに吸着された塩素イオンを溶離液により溶離さ
せ、分離カラム7Fに導くものである。なお、四方切換
弁7Bが実線位置に設定されている場合には、溶離液を
輸送する送液ポンプ10は停止させておくと良い。
ついてまとめておくと、(−)四方切換弁7Bと三方切
換弁7Eとを共に実線位置に設定した状態で塩素イオン
が含有された試料液を濃縮カラム7Dに導く、(ニ)四
方切換弁7Bと三方切換弁7Eとを共に点線位置に設定
した状態で、溶離液を濃縮カラム7Dに導き、該濃縮カ
ラム7Dに吸着された塩素イオンを溶離液により溶離さ
せ、分離カラム7Fに導くものである。なお、四方切換
弁7Bが実線位置に設定されている場合には、溶離液を
輸送する送液ポンプ10は停止させておくと良い。
以上詳細に説明したように、本実施例に示す塩素量測定
装置によれば、試料液に含有されている有機塩素化合物
の塩素をイオン化してイオンクロマトグラフィーにより
定量したので、該定量を高い精度(1μgcI/12
)行うことができる効果が得られる。
装置によれば、試料液に含有されている有機塩素化合物
の塩素をイオン化してイオンクロマトグラフィーにより
定量したので、該定量を高い精度(1μgcI/12
)行うことができる効果が得られる。
また、前記有機塩素化合物からの塩素の脱離を、反応手
段5内において液体の状態で行うことができ、かつ、分
析手段7内において該塩素の定量をイオンの状態で行う
ようにしたので、結果として有機塩素化合物からの塩素
の脱離、該塩素の定量を液体の状態で行うことができて
、処理工程の連続した自動化が可能であり、作業効率化
が可能であるという効果が得られる。
段5内において液体の状態で行うことができ、かつ、分
析手段7内において該塩素の定量をイオンの状態で行う
ようにしたので、結果として有機塩素化合物からの塩素
の脱離、該塩素の定量を液体の状態で行うことができて
、処理工程の連続した自動化が可能であり、作業効率化
が可能であるという効果が得られる。
なお、上記実施例では、無機塩素除去手段2により最初
に無機塩素を除去し、有機塩素化合物の塩素のみを定量
させるようにしたが、これに限定されず、無機塩素除去
手段2の構成要素を省略し、無機塩素と有機塩素化合物
の塩素とを共に混合した状態で測定しても良い。つまり
、無機塩素と有機塩素との両方を定量しても良い。
に無機塩素を除去し、有機塩素化合物の塩素のみを定量
させるようにしたが、これに限定されず、無機塩素除去
手段2の構成要素を省略し、無機塩素と有機塩素化合物
の塩素とを共に混合した状態で測定しても良い。つまり
、無機塩素と有機塩素との両方を定量しても良い。
また、前記反応手段5により高温加圧状態にして有機塩
素化合物を酸化分解させるようにしたが、この状態は、
酸化剤の酸化力に応じて適宜調整することか好ましい。
素化合物を酸化分解させるようにしたが、この状態は、
酸化剤の酸化力に応じて適宜調整することか好ましい。
また、前記反応手段5の上流側に酸化剤添加手段4を設
けたが、前記反応手段5の高温高圧状態により、有機塩
素化合物が分解され、かつ該有機塩素化合物から塩素イ
オンが脱離されるのであれば、必ずしも酸化剤添加手段
4を設ける必要はない。
けたが、前記反応手段5の高温高圧状態により、有機塩
素化合物が分解され、かつ該有機塩素化合物から塩素イ
オンが脱離されるのであれば、必ずしも酸化剤添加手段
4を設ける必要はない。
また、前記分析手段7では高精度の分析ができるイオン
クロマトグラフィーを用いたが、これに限定されず、電
位差滴定法等により滴定しても良い。
クロマトグラフィーを用いたが、これに限定されず、電
位差滴定法等により滴定しても良い。
「発明の効果」
以上詳細に説明したように、
第1の発明によれば、反応手段において有機塩素化合物
からの塩素の脱離を液体の状態で行わせ、かつ分析手段
において該塩素の定量をイオンの状態で行わせることが
できるので、結果として有機塩素化合物からの塩素の脱
離、該塩素の定量を全て液体の状態で行うことができ、
処理工程の連続した自動化が可能であり、作業の効率化
が可能であるという効果が得られる。
からの塩素の脱離を液体の状態で行わせ、かつ分析手段
において該塩素の定量をイオンの状態で行わせることが
できるので、結果として有機塩素化合物からの塩素の脱
離、該塩素の定量を全て液体の状態で行うことができ、
処理工程の連続した自動化が可能であり、作業の効率化
が可能であるという効果が得られる。
第2の発明によれば、まず、試料液に含有されていた無
機塩素としての塩素イオンを除去させるようにしたので
、該試料液中の有機塩素化合物の塩素のみが分析手段に
おいて定量され、その汎用性を拡大することができる効
果が得られる。
機塩素としての塩素イオンを除去させるようにしたので
、該試料液中の有機塩素化合物の塩素のみが分析手段に
おいて定量され、その汎用性を拡大することができる効
果が得られる。
第3の発明によれば、陰イオン交換樹脂中に試料液を通
過させることにより該試料液中の無機塩素を除去し、試
料液を高温加圧下におくことにより該試料液中の有機塩
素化合物から塩素イオンを生成させ、イオンクロマトグ
ラフィーにより前記塩素イオンを定量させるようにした
ので、第1の発明と同様、処理工程を自動化し、第2の
発明と同様、有機塩素化合物中の塩素のみを定量するこ
とができる効果が得られる。
過させることにより該試料液中の無機塩素を除去し、試
料液を高温加圧下におくことにより該試料液中の有機塩
素化合物から塩素イオンを生成させ、イオンクロマトグ
ラフィーにより前記塩素イオンを定量させるようにした
ので、第1の発明と同様、処理工程を自動化し、第2の
発明と同様、有機塩素化合物中の塩素のみを定量するこ
とができる効果が得られる。
図はぎ発明の一実施例を示す概略系統図である。
I・・・・・・試料液供給路
2・・・・・・無機塩素除去手段
4・・・・・・酸化剤添加手段
5・・・・・・反応手段
7・・・・・・分析手段
Claims (3)
- (1)試料液中の有機塩素化合物を液体の状態下におい
て分解し無機塩素を生成させる反応手段と、前記試料液
中の無機塩素を定量する分析手段とが、試料液供給路に
沿って順次設けられていることを特徴とする塩素量測定
装置。 - (2)前記反応手段の上流側には、試料液に含有されて
いた無機塩素を除去する無機塩素除去手段と、前記試料
液に酸化剤を添加する酸化剤添加手段とが順次が設けら
れていることを特徴とする請求項1記載の塩素量測定装
置。 - (3)前記無機塩素除去手段は、陰イオン交換樹脂中に
試料液を通過させることにより該試料液中の無機塩素を
除去するものであり、また、前記反応手段は、試料液を
高温加圧状態とすることにより該試料液を分解して該試
料液中の有機塩素化合物から塩素イオンを生成させるも
のであり、また、前記分析手段はイオンクロマトグラフ
ィーなどにより塩素イオンを定量するものであることを
特徴とする請求項2記載の塩素量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5456290A JPH03255957A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 塩素量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5456290A JPH03255957A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 塩素量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03255957A true JPH03255957A (ja) | 1991-11-14 |
Family
ID=12974128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5456290A Pending JPH03255957A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 塩素量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03255957A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0572136A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-03-23 | Agency Of Ind Science & Technol | 有機塩素化合物の測定装置 |
JP2006258420A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-09-28 | Hipep Laboratories | 固相基板表面上の官能基の定量方法 |
JP2006284423A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Electric Power Dev Co Ltd | 無機系ハロゲン化合物除去装置 |
CN101813677A (zh) * | 2010-04-29 | 2010-08-25 | 同济大学 | 水产品中持久性含氯有机物的分析测定方法 |
CN102998307A (zh) * | 2013-01-04 | 2013-03-27 | 重庆紫光化工股份有限公司 | 4,6-二氯嘧啶含量的测定方法 |
CN109142550A (zh) * | 2017-06-15 | 2019-01-04 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种植物指示土壤持久性有机氯化物污染的研究方法 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP5456290A patent/JPH03255957A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0572136A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-03-23 | Agency Of Ind Science & Technol | 有機塩素化合物の測定装置 |
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JP2006284423A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Electric Power Dev Co Ltd | 無機系ハロゲン化合物除去装置 |
CN101813677A (zh) * | 2010-04-29 | 2010-08-25 | 同济大学 | 水产品中持久性含氯有机物的分析测定方法 |
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CN109142550A (zh) * | 2017-06-15 | 2019-01-04 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种植物指示土壤持久性有机氯化物污染的研究方法 |
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