JPH03255499A - 管体シミュレーション装置 - Google Patents

管体シミュレーション装置

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JPH03255499A
JPH03255499A JP2054199A JP5419990A JPH03255499A JP H03255499 A JPH03255499 A JP H03255499A JP 2054199 A JP2054199 A JP 2054199A JP 5419990 A JP5419990 A JP 5419990A JP H03255499 A JPH03255499 A JP H03255499A
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JP
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signal
tube
delay
reflection coefficient
path
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JP2054199A
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Hideyuki Masuda
英之 増田
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、往路と復路とからなる循環路中に励振信号を
循環せしめ、管楽器などの管体中における音波の伝播状
態をシミュレートする管体シミュレーション装置に関す
る。
【従来技術1 従来、この種の装置は、例えば特開昭63−40199
号公報に示されるように、遅延手段を備えて信号の往路
と復路とを構成する複数の信号伝送手段の間に、所定の
反射係数に応じて往路中の信号の所定量を復路に入力せ
しめるとともに復路中の信号の所定量を往路に入力せし
める複数の接続手段を備えて波形信号の伝送路を構成し
、シミュレートする管体の形状に応じて同複数の接続手
段におけるそれぞれの反射係数を各接続手段ごとに計算
していた。 【発明が解決しようとする課j11 しかるに、上記従来の装置にあっては、各接続手段ごと
に独立して反射係数を計算せねばならず、演算が煩雑で
あった。 本発明は、上記問題に対処するため、各接続手段におけ
る反射係数を一定として、より簡易に管体のシミュレー
トを行なうことが可能な管体シミュレーション装置を提
供することを目的とする。 【課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、
信号の往路と復路とを構成し、同往路と復路とからなる
伝送路中に遅延時間を変更可能な遅延手段を備えた複数
の信号伝送手段と、この複数の信号伝送手段におけるそ
れぞれの間に介装され、所定の反射係数に応じて往路中
の信号の所定量を復路に入力せしめるとともに復路中の
信号の所定量を往路に入力せしめる複数の接続手段と、
シミュレートする管体に応じてこの複数の接続手段のそ
れぞれに一定の反射係数を設定するとともに、同一定の
反射係数を生ぜしめる管長に対応した遅延時間を上記信
号伝送手段における遅延手段に設定する制御手段とを備
えたことにある。 【発明の作用J 上記のように構成した本発明においては、遅延手段を備
えた複数の信号伝送手段のそれぞれの間に接続手段を介
装し、信号伝送手段における往路と復路とからなる循環
路中に励振信号を繰り返し循環せしめて管楽器などにお
ける管体をシミュレートするときに、制御手段はシミュ
レートする管体に応じて上記接続手段のそれぞれに一定
の反射係数を設定するとともに、同一定の反射係数を生
ぜしめる管長に対応した遅延時間を上記信号伝送手段に
おける遅延手段に設定する。 【発明の効果】 上記作用説明からも明らかなように、本発明によれば、
複数の信号伝送手段における遅延時間を所定の条件のも
とで定めて複数の接続手段における反射係数を一定とし
ているため、全体の演算量を減少させることができ、よ
り簡易に管体のシミュレートを行なうことが可能な管体
シミュレーション装置を提供することができる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。 II1図に本発明に係る管体シミュレーション装置を備
えた電子楽器の全体概略構成を示しているにの電子楽器
は、管空操作子100による各種操作に対応した操作信
号に基づいて、励振用パラメータ形成回路200と線形
系パラメータ形成回路300とが楽音信号形成のための
パラメータを形威し、同パラメータに基づいて信号形成
回路400が楽音信号を形成する。 同電子楽器は、9J2図に示す管空操作子100によっ
て演奏される。管空操作子100は、マウスピース部1
10と操作部120と操作検出部130とを有し、マウ
スピース部110には図示しないリードの押圧力を検知
するカンチレバー111とマウスピース部110内に吹
き込まれる空気流の圧力を検知する圧力センサ112と
が備えられ、操作部120には主キースイッチと補助キ
ースイッチとからなるキースイッチ121が備えられ、
操作検出部130には上記カンチレバー111と圧力セ
ンサ112とキースイッチ121の各検出結果に基づい
て各操作内容を表すキーオン信号KON、キーオフ信号
KOF、プレス信号BR、ピンチベンド信号PB、キー
コード信号KCを出力するマイクロコンピュータ131
が備えられている(第3図参照)。 励振用パラメータ形成回路200は、134図に示すよ
うに、上記プレス信号BRに基づいて口内圧力(吹奏圧
)を表す口内圧力信号PRESを形成するための口内圧
力情報変換テーブル210と、上記ピッチベンド信号P
Bに基づいて唇の構えや締めなどを表すアンプジュール
信号EMBSを形成するためのアンプジュール情報変換
テーブル220と、上記キーオン信号KONとキーオフ
信号KOFとに基づいて上記口内圧力信号PRESとア
ンプジュール信号EMBSの出力をオン・オフせしめる
制御信号(”O”、#11 $1 )を出力するフリッ
プフロップ230と、同フリッププロップ230の出力
する制御信号に基づいて上記口内圧力信号PRESとア
ンプジュール信号EMBSの出力をオン・オフ(制御信
号がo〃にてオフ。 ”1”にてオン)せしめるスイッチ240,250とを
備えている。 線形系パラメータ形成回路300は、第5図に示すよう
に、マイクロコンピュータ310とメモリ回路320と
を備え、上記キーコード信号KCに基づいて信号形成回
路400に対する遅延段数信号n1〜nNと反射係数信
号にとを出力する。同マイクロコンピュータ310は、
内部にCPU、l10−  RAM、ROMなどを備え
、同CPUはROMに記憶されたプログラムに基づく処
理を行ない、入力されるキーコード信号KCに対応した
遅延段数信号n1〜nNと反射係数信号Kを形成する。 信号形成回路400は、第6図に示すように、励振信号
を形成する励振信号形成部410と波形信号ループ部4
20と管体シミュレート部430とを有しており、励振
信号形成部410にてリードの振動による音波の発生を
シミュレートし、波形信号ループ部420にてリードの
振動による入射波と共鳴管からの反射波の合成としての
圧力の発生をシミュレートし、管体シミュレート部43
0にて共鳴管の形状をシミュレートする。 励振信号形成部41−Oは、口内圧力と共鳴管からの反
射波との圧力差を求める加算器411と、リードの圧力
に対する特性として高域成分をカットするローパスフィ
ルタ412と、同フィルタ412の出力する圧力に唇の
構えなどによる押圧力を加える加算器413と、同加算
器413の出力を非線形変換してリードとマウスピース
との間の流路面積に関する量を求める非線形変換回路4
14と、上記圧力差を符号変換する乗算器415と、同
符号変換後の圧力差と上記流路面積とを乗算して流速を
求める乗算器416と、同流速に抵抗成分を乗算して音
圧を求める乗算器417とを有しており、波形信号ルー
プ部420を介して同音圧を表す励振信号を管体シミュ
レート部430へ入力する。 波形信号ループ部420は、復路となる信号ラインL2
の波形信号を往路となる信号ラインL1へ入力せしめる
加算器421と、往路となる信号ラインL1の波形信号
を復路となる信号ラインL2へ入力せしめる加算器42
2とを有している。 管体シミュレート部430は、波形信号の往路と復路と
なる信号ラインLL、L2に接続されたN段の梯子状回
路431と、同梯子状回路431の終端に接続されて共
鳴管の形態をシミュレートするローパスフィルタ432
と、復路へ入力する反射波を形成する乗算器433とを
有している。 梯子状回路431は、第7図及び第8図に示すように、
各セクション内での遅延状況をシミュレートするために
上記線形系パラメータ形成回路300で形成された遅延
段数信号n1〜nNに応じてセクション長に対応した遅
延時間を与えるシフトレジスタSRI (la、lb)
 〜SRN (Na、Nb)と、各セクション間で生じ
る反射をシミュレートするために往路の信号の一部を復
路へ入力するとともに復路の信号の一部を往路へ入力す
るジャンクションJ1〜J N−1とを交互に接続して
構成され、滑らかな管体を管体の中心軸に垂直なある適
当な平面でサンプルして階段状にし、同階段状にされた
複数の管体(以下、この管体をセクションという。)か
らなる一つの管体(以下、本管体を管体という。 )をシミュレートする。なお、第7図に示すようにシフ
トレジスタを信号の往路と復路とのそれぞれに設置する
場合、それぞれにおけるシフトレジスタの遅延段数は、
第8図に示すように一つのシフトレジスタにまとめた場
合における遅延段数の半分となる。 各ジャンクションJ1〜JN−1は、ケリーーロツフバ
ウム(Kelly−Lochbaum)型乗算格子で構
成され、上記線形系パラメータ形成回路300で形成さ
れた反射係数Kにて各セクションの接続部における反射
状況を再現する。ケリーーロソフバウム型乗算格子は、
その具体的構戒例を記載した第9図〜jJ11図に示す
ように、乗算係数にの変更可能な乗算器と加算器とから
構成され、各面に示す構成からなる格子はいずれも等価
である。 シフトレジスタS R1(la、lb) −S RN 
(Na、・Nb)における遅延段数はN個に分割された
各セクションの長さに比例し、反射係数は相連続する各
セクションの断面積によって決まる。このため、一般に
は各セクションごとに遅延段数と反射係数とを求めなけ
ればならない。 いま、管体における直径の長さに対する変化率(以下、
フレアという。)が一定であると、同管体断面が円形の
場合、初期直径をφ0としてそこから距離di、  d
2.  ・・・、dNごとにサンプルした直径を順番に
φ1.φ2.・・・ φNとする。 フレアをfとすると、 (1=1〜Nの整数) L:管体の全長 となる。従って、各反射係数Kiを一定(K)とすると
、 M=    1−K      1+K       
 ・・・ (5)とおいて、 φi=M・ φi−1・・・ (6) となり、直径φiは等比較数で表されるから。 φN=M  ・φ0            ・・・(
7)となる。従って、パラメータMは。 M=(φN/φO)1′ゞ       ・・・(8)
で求められる。ところで、 (5)式よりとなる。また
、反射係数Kiは、 であるから、 (8)(9)式より と表されるから、 φi=φ1−1 (3)式をφiについて解くと、 i    1+Ki  ・・・(4) 従って、分割数N、初期直径φ0、終端直径φNが定ま
れば反射係数Kが決まる。 一方、 (2)(6)式より、距離diについて解くと
、 =M−di−1              ・・・ 
(12)となり、距離diも等比較数で表され、最初の
距離d1については、 (12)式に(2)式を代入して、 ゆえに、最初の距離d1より(12)式に基づいて順次
距離d2〜dNが求められて、同距離より遅延段数信号
n1〜nNが、 ni= (di/V) fs         −(1
6)■=音速 fs: サンプリング周波数 で求められる。むろん、 ni=M−ni−1・(18) なる関係となるのも明らかである。 本実施例では、以上のようにして反射係数と遅延段数と
を求めるために、112図に示すように、管体の分割数
N、初期直径φ0、終端直径φNを線形系パラメータ形
成回路300におけるメモリ回路320に記憶するとと
もに、さらに同メモリ回路320にキーコード信号KC
に対応した管体の全長を記憶しである。 次に、上記のように構成した本実施例の動作を説明する
。 演奏者が管空操作子100による演奏を開始すると、操
作検出部130におけるマイクロコンピュータ131が
カンチレバー111と圧力センサ112とキースイッチ
121の操作状況に応じた各種操作信号を形成して出力
する。 このうち、プレス信号BRとピンチベンド信号PBは励
振用パラメータ形成回路200内の口内圧力情報変換テ
ーブル210とアンプジュール情報変換テーブル220
とにおいて口内圧力信号PRESとアンプジュール信号
EMBSに変換され、キーオン信号KONとキーオフ信
号KOFに対応したスイッチ240,250の開閉によ
って、キーオンの間、信号形成回路400へ出力される
。 従って、演奏が開始されると、口内圧力信号PRESと
アンプジュール信号EMBSが信号形成回路400に入
力され、同回路内における励振信号形成部410にて入
射波の圧力を示す励振信号が形成されて波形信号ループ
部420より管体シミュレート部430へ入力される。 一方、キーコード信号KCは線形系パラメータ形成回路
300に入力され、マイクロコンピュータ310が第I
3図に示すプログラムを繰り返し実行して同キーコード
信号KCに対応した遅延段数信号n1〜nNと反射係数
信号Kを形成する。 具体的には、同マイクロコンピュータ310のCPUが
、ステップ1100にてメモリ回路320から初期直径
ψOと終端直径φNと管体の分割数Nを読み込んだ後、
ステップ1200にてキーコード信号KCを入力し、ス
テップ]、 300にて同キーコード信号KCに応じた
管体の全長を読み込むことにより、基本的なパラメータ
頽を揃える。 反射係数信号には全てのジャンクションJ1〜JN−1
について共通であり、ステップ1400にて(7)式に
基づいてパラメータMを計算し、ステップ1500にて
同パラメータMより反射係数Kを計算して求めた後、ス
テップ1600にて同反射係数信号Kを各ジャンクショ
ンJ1〜J N−1に出力する。 一方、遅延段数信号n1〜nNは各シフトレジスタSR
I (la、lb) 〜5RN(Na、Nb)ごとに異
なり、ステップ1700以下で順次計算する。 まず、ステップ1700にて(17)式よりシフトレジ
スタSRIの遅延段数を計算し、ステップ1800にて
遅延段数信号n1を同一段目のシフトレジスタSRIに
出力する。以後のシフトレジスタSRiについては、ス
テップ1900にてループ用のカウンタCNTに「2」
をセットし、ステップ2000にて(↓8)式より遅延
段数信号n CNTを求めてステップ2100にて同遅
延段数信号nCNTをシフトレジスタ5RCNTに出力
した後、ステップ2200にてカウンタCNTを+1し
、ステップ2300にて同カウンタCNTが分割数Nを
越えていないか判断して、越えていないと判断した場合
に上記処理を繰り返して順次遅延段数を求める。なお、
シフトレジスタを往路と復路とのそれぞれに設置した場
合、それぞれの遅延段数はこのようにして求めた遅延段
数の半分とする。 以上のようにしてキーコード信号KCに対応した反射係
数信号にと遅延段数信号n1〜nNとが管体シミュレー
ト部430におけるジャンクションJl〜JN−1とシ
フトレジスタS R1(la、lb) 〜SRN (N
a、Nb)に出力され、励振信号形成5410より波形
信号ループ部420を介して入力される入射波が、同菅
体シミュレート部430内の信号路Ll、L2からなる
信号路を繰り返し循環することにより、シミュレートす
る管体の全長に対応する固有周波数の楽音が再現される
。 かかる楽音に対応する楽音信号は図示しないサウンドシ
ステムより楽音として発音される。 ところで、管体シミュレート部430にて必要となる遅
延段数と反射係数を求めるときに、遅延段数を共通とし
て反射係数をそれぞれのジャンクションごとに計算する
ことも可能である。しかし。 この場合は各ジャンクション間のループ長が全て同一と
なり、同管体におけるインパルス応答の周波数特性では
同ループで生じる不要な周波数成分が一箇所に集中して
しまうことになる。これに対して、本実施例のように反
射係数を共通とする場合は、各ジャンクション間のルー
プ長が全て異なり、同不要な周波数成分も散在すること
になって悪影響は生じない。 次に、本発明の他の実施例について説明する。 第14図は当該他の実施例にかかる電子楽器の概略構成
を示している。 本実施例では、信号形成回路600における管体シミュ
レート部630が、反射係数を各ジャンクションに共通
としたーの梯子状回路と、反射係数を各ジャンクション
ごとに計算する他の梯子状回路とを縦列に接続して構成
されている。このため、線形系パラメータ形成回路50
0内には、第15図に示すように、上述した実施例と同
様の構成からなる第1の線形系パラメータ発生回路5工
Oと、各ジャンクションごとに反射係数を計算する第2
の線形系パラメータ発生回路520との、計二つの回路
が備えられている。 第2の線形系パラメータ発生口j!520は、第16図
に示すように、マイクロコンピュータ530とメモリ回
路540とを有しており、メモリ回路540には、1!
17図に示すように、キーコード信号KCに対応した管
体の全長に基づいて定めた各セクションごとの全長に対
応する遅延段数m1〜mMと、その場合の隣接するセク
ション間で生じる反射係数に1〜KMとが、キーコード
信号KCごとに記憶されている。 信号形成回路600における励振信号形成部610と波
形信号ループ部620は上述した実施例と同様であるが
、管体シミュレート部630は、第19図に拡大して示
すように、上述した実施例と同様の!!1の梯子状回路
631の後段に、反射係数に1〜K M−1のそれぞれ
異なるジャンクションJfl〜JfM−1と同ジャンク
ションJfl〜JfN−1で接続したシフトレジスタS
 Rf la、1b= S Rflla、llbとによ
って構成される第2の梯子状回路632が接続されてい
る。 次に、上記のように構成した本実施例の動作を説明する
。 演奏者による管中操作子100の操作に応じて、開管型
操作子100がプレス信号BRとピッチベンド信号PB
とキーオン信号KONとキーオフ信号KOFとを形成し
、これらの操作信号に基づいて励振用パラメータ形成回
路200が口内圧力信号PRESとアンプジュール信号
EMBSを形成すると、信号形成回路600の励振信号
形成部610にて励振信号が形威され、同励振信号は波
形信号ループ部620を介して管体シミュレート部63
0へ入力される。 一方、演奏者の演奏操作に応じて管中操作子100はキ
ーコード信号KCも形威し、同キーコード信号KCは第
1及び!!2の線形系パラメータ発生回路510,52
0に入力される。 第1の線形系パラメータ発生回路510は上述した実施
例と同様にして遅延段数信号n1〜nNと反射係数信号
Kを形成し、管体シミュレート部630における第1の
梯子状回路631に出力する。 ただし、このときにおける管体の全長は第1の梯子状1
1j1631と第2の梯子状回路632とによってシミ
ュレートされる管長の和で計算している。 これに対し、j[2の線形系パラメータ発生回路520
は、キーコード信号KCに基づいてメモリ回路540を
参照し、第17図に示すように記憶された遅延段数m1
〜mMと反射係数に1〜に!’[−1とを読み出し、同
データに対応する信号を12の梯子状回路632におけ
るシフトレジスタ5Rfla、lb −S Rf Ma
、MbとジャンクションJf1〜JfM−1に出力する
。 従って、管体シミュレート部630に入力された励振信
号は、jllの梯子状回路631において遅延段数n1
〜nNと反射係数にとで再現されるフレア一定の管中を
伝播した後、第2の梯子状回路632において遅延段数
m1〜mMと反射係数Kl〜K M−1で再現される微
妙な管形態中を繰り返し循環し、同状態にて得られる楽
音の発生がシミュレートされる。 この場合、管全体を再現するのに全てのシフトレジスタ
とジャンクションにおける遅延段数と反射係数とを記憶
するとすると、メモリ回路の容量が大きくなるし、全て
計算するとすれば演算時間が多くなりすぎるが、一部の
形態のみについて遅延段数と反射係数とを記憶し、他の
部分について本発明のような構成とすれば回路全体の演
算量や記憶容量が減少する。 なお、上記実施例では操作子として管中のものを使用し
、音高情報だけを出方しているが、操作スイッチに音色
選択スイッチを備えて管形態を変更可能としても良い。 この場合、メモリ回路320内に管形態に対応した各種
パラメータを記憶させれば良い。 また、操作子は管型以外のもの、例えば鍵盤や自動演奏
装置などであっても良く、かかる場合は上記アンプジュ
ール信号EMBSと口内圧力信号PRESからなる楽音
制御信号として、演奏情報、音色情報、その他の情報に
基づいて形成される種々の信号が利用される。例えば、
楽音の発生開始指示時(キーオン時)から立ち上がると
ともに時間的に変化し、かつ楽音の発生終了指示時(キ
ーオフ時)から減衰して消滅するような波形信号、いわ
ゆるエンベロープ信号と呼ばれるものや、鍵盤による演
奏のタッチ信号を利用することもできる。また、トレモ
ロ、ビブラート等の変調に利用される低周波数の信号を
楽音制御信号として利用するようにしてもよい。さらに
、時分割処理を行ない、複音発音が可能なようにしても
良い。その他、パラメータを直接操作する操作子を備え
たり、同パラメータをキースケーリングしても良い。 上記実施例では、回路をディジタル回路によって構成し
ているが、アナログ回路によって構成することもでき、
その場合には、フィルタとしてCR受動フィルタや、能
動フィルタを用いることができる。さらに、かかる場合
には、ROMとして構成したテーブルや非線形変換回路
としてトランジスタ、ダイオード等のアナログ回路素子
自体の特性を利用し、加算器1乗算器等の演算回路も演
算増幅器等を利用したアナログ演算回路で構成し、かつ
遅延手段などはBBD、LCR等の遅延回路を利用する
とよい。 ピッチを変更するには、上記実施例のように管体の全長
を変更させる方法に限らず、3ボートジヤンクシヨンを
使用してトーンホールのシミュレートを行なう方法とし
ても良い。また、ピンチの微妙な制御を行なうため、あ
る特定段のシフトレジスタにおける遅延段数を劇作可能
な構成とすることもでき、その場合に直線補間によって
真作しても良い。 上記実施例では管体のシミュレートを行なっているが、
新たな音を作成するものであっても良い。 また、フレア一定の管体を複数組み合わせてそれぞれの
フレアを変化させておくことにより複雑な管形状をシミ
ュレートすることもできる。また。 管楽器に限らず、管状の音響効果装置として利用するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる電子楽器の概略構成
図、第2図は管型操作子の外形図、113図は操作検出
部のブロック図、第4図は励振用パラメータ形成回路の
ブロック図、第5図は線形系パラメータ形成回路のブロ
ック図、第6図は信号形成回路のブロック図、第7図及
び第8図は管体シミュレート部のブロック図、第9図〜
第11図はジャンクションのブロック図、第12図はメ
モリ回路における記憶内容を示す図、第13図はフロー
チャート、I!14図は本発明の他の実施例にかかる電
子楽器の概略構成図、第15図は線形系パラメータ形成
回路のブロック図、第16図は第2の線形系パラメータ
発生回路のブロック図、第17図はメモリ回路における
記憶内容を示す図、1118図は信号形成回路のブロッ
ク図、第19図は管体シミュレート部のブロック図であ
る。 符  号  の  説  明 300・・・線形系パラメータ形成回路、310・・・
マイクロコンピュータ、320・・・メモリ回路、43
0・・管体シミュレート部、431・・・梯子状回路、
SRI (la、lb) −8RN (Na、Nb) 
−シフトレジスタ、 J1〜J N−1・・・ジャンク
ション。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 信号の往路と復路とを構成し、同往路と復路とからなる
    伝送路中に遅延時間を変更可能な遅延手段を備えた複数
    の信号伝送手段と、 この複数の信号伝送手段におけるそれぞれの間に介装さ
    れ、所定の反射係数に応じて往路中の信号の所定量を復
    路に入力せしめるとともに復路中の信号の所定量を往路
    に入力せしめる複数の接続手段と、 シミュレートする管体に応じてこの複数の接続手段のそ
    れぞれに一定の反射係数を設定するとともに、同一定の
    反射係数を生ぜしめる管長に対応した遅延時間を上記信
    号伝送手段における遅延手段に設定する制御手段と を備えたことを特徴とする管体シミュレーション装置。
JP2054199A 1990-03-06 1990-03-06 管体シミュレーション装置 Pending JPH03255499A (ja)

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JP2054199A JPH03255499A (ja) 1990-03-06 1990-03-06 管体シミュレーション装置

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JP2054199A JPH03255499A (ja) 1990-03-06 1990-03-06 管体シミュレーション装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007097215A1 (ja) * 2006-02-03 2007-08-30 National University Corporation Tokyo University Of Agriculture And Technology 波動合成装置
JP2007233379A (ja) * 2006-02-03 2007-09-13 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 波動合成装置

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