JP3304366B2 - 管楽器のリード音波形信号形成装置 - Google Patents
管楽器のリード音波形信号形成装置Info
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Description
置、玩具あるいは擬似音声発生装置等に利用できる楽音
波形信号形成装置に係わり、特に、音源振動としてリー
ドを有する管楽器の発生音を模擬する装置に適したリー
ド音波形信号形成装置に関する。
の一例として、例えば特開平2−294694号公報
に、管楽器の演奏操作機能を持つ楽音制御信号発生部
と、発音源であるマウスピース部の音響特性をシミュレ
ートする楽音制御信号入力部と、波形信号ループ部を含
む管楽器の共鳴管路の信号伝播特性をシミュレートする
信号伝達部とを有して構成される楽音波形信号形成装置
が開示されている。図2にその従来の装置の楽音制御信
号入力部の構成を示す。
入出力特性を持った楽音制御信号入力部10であり、2
0は楽音制御信号発生部であり、30は線型入出力特性
を持った信号伝達部である。
にくわえて吹き、同時にキーを押すと楽音制御信号部2
0は息圧に応じた信号PRESと、マウスピースにおけ
る唇の構えと締め具合を表すアンブシュール(embo
uchure)信号EMBSと、音程を示すPIT信号
を発生する。
信号入力部10に入力され、それら入力信号に応じてマ
ウスピース部の音響特性をシミュレートし、共鳴管への
伝播波として出力信号Sが信号伝達部30に出力され
る。
PIT信号に応じた音程を発生するよう管路の周波数特
性が選択される。また、共鳴管での反射波を表す帰還信
号Rが信号伝達部30から楽音制御信号入力部10に与
えられる。
ース部のシュミレーションの構成をさらに詳しく説明す
る。加算器11は共鳴管での反射波である帰還信号R
に、息圧を表すPRES信号をマイナスで加算して、両
信号の合成信号を出力する。これは、反射波と息圧波と
が逆相であることを示す。
説明すると、共鳴管からの反射波Rがマウスピース21
内に伝播し、口内圧力すなわち息圧PRESとの差圧で
リード22が変位し、該変位に応じてマウスピース21
で共鳴管への入射波が形成される状態を加算器11が代
表している。
響特性をシミュレートするローパスフィルタ12が接続
されている。ローパスフィルタ12は、図4の周波数特
性が示すように、反射波Rと息圧PRESとの差圧によ
る入射波の高域成分を除去して出力する。これは、リー
ド22がその材料や形状等の物理的性質で決まる固有振
動数をもち、高域の振動成分には応答しないためであ
る。
号をもう一つの入力として受ける。これはEMBS信号
に応じてフィルタのQとカットオフ周波数を制御するた
めである。
3が接続されており、加算器13はEMBS信号とロー
パスフィルタ12の出力とを加算して非線型テーブル1
4に出力する。この加算により、差圧に対して唇の構え
や締め具合の影響を反映することができる。
られた力に対する変位すなわち曲げの非線型特性をシミ
ュレートするものである。図5にその非線型特性を示
す。横軸はリードへの入力量であり、縦軸はリードの変
位量を示す。
力は、リード22におけるスリット23すなわち空気通
路面積を表す信号となる。非線型テーブル14の出力は
乗算器15の一方の入力に接続される。
非線型テーブル16からの出力が接続される。非線型テ
ーブル16は加算器11からの差圧信号を入力とし、図
6に示すようなグレアム関数(Graham Func
tion)と呼ばれる飽和特性を持っている。この特性
は、入力である差圧が増加していっても、空気通路面積
(スリット)23で決まる空気流速でスリット出口の圧
力が飽和してしまうことをシミュレートしている。
22の差圧がスリット23の空気流速の影響を与えられ
て乗算器15に入力される。そして、乗算器15はリー
ド22における空気通路面積を表す信号(非線型テーブ
ル14の出力)とスリット23で影響をうけた差圧信号
(非線型テーブル16の出力)とを乗算してリード22
における空気流速を表す信号を出力する。
信号として信号伝達部30に入力され、信号伝達部30
における共鳴特性に応じた管楽器の楽音出力信号が取り
出される。
来の装置においては、リード22の動的特性すなわち機
械音響特性はローパスフィルタ12によりシミュレート
されていた。図4に示すローパスフィルタの特性のQと
カットオフ周波数の値は、実際の楽器のリードの物理形
状を直接反映したものであった。
楽器等の楽音発生装置に使用して擬似管楽器音を発生す
る場合、音作りの範囲が限定されてしまい、多様で微妙
な楽音の表現に限界があった。
楽器の発生音を模擬する装置に適し、リードの動特性に
多様な変化を与えることができ、音作りの範囲を広げる
ことのできる管楽器のリード音波形信号形成装置を提供
することにある。
ば、入力信号を受け、該入力信号に信号処理を施して管
楽器のリード音波形信号を形成する管楽器のリード音波
形信号形成装置は、非線型特性をシミュレートする少な
くとも1つの非線型変換手段と、前記少なくとも1つの
非線型変換手段の前段に並列に配置され、リードの機械
音響特性をシミュレートした信号伝達特性を有する複数
のフィルタ手段とを有する。
伝達特性を有するフィルタ手段が複数設けられること
は、リード部を複数備えた状態に対応する。複数リード
の管楽器のリード音波形信号形成装置において、共鳴管
路をシミュレートする部分からの反射信号は複数のリー
ドのそれぞれの機械音響特性を表現する複数のフィルタ
手段に与えられ、それら複数のフィルタ手段の出力は合
成されて共鳴管路をシミュレートする部分に入力され
る。
の出力が合成されると、シングルリードの場合に比べ、
音色を様々に変えることができ、個々のフィルタ手段の
特性を変えたり、フィルタ手段同士、あるいはフィルタ
手段と他の要素との接続方法を適宜選択することによ
り、音作りの範囲が大幅に拡大する。
信号形成装置の一実施例の原理説明のためのブロック図
を示す。なお、図1において図2〜図6と同じ参照番号
のものは同じものを示す。したがって、図2〜図6を参
照してこれまで説明したものについては以下ではその詳
細な説明は省略する。
ダブルリードの場合をシミュレートしている。100は
管楽器のマウスピース内特性を表すための非線型入出力
特性を持った楽音制御信号入力部であり、20は息圧信
号PRES、アンブシュール信号EMBS、ピッチ信号
PITを発生する楽音制御信号発生部であり、30は管
楽器の管部を表す線型入出力特性を持った信号伝達部で
ある。
信号入力部100に入力され、それら入力信号に応じて
マウスピース部の音響特性がシミュレートされ、共鳴管
への伝播波として出力信号Sが信号伝達部30に出力さ
れる。
音高を表し、信号伝達部30に入力され、PIT信号に
応じた音程を発生するよう管路の周波数特性が選択され
る。また、共鳴管での反射波を表す帰還信号Rが信号伝
達部30から楽音制御信号入力部100に与えられる。
で反射部と逆向きに息圧が印加されることをシミュレー
トし、帰還信号Rと、PRES信号との合成信号すなわ
ち、息圧PRESと反射波Rの差圧をリードの機械音響
特性をシミュレートする二つのフィルタ121と122
に与える。これらのフィルタ121、122はリードの
特性をシミュレートする。
特性は同一であってもよく、また異なる特性としてもよ
い。なお、フィルタの伝播特性は楽音制御信号発生部2
0からのEMBS信号に応じて制御できる。
ーブル130に与えられる。非線型テーブル130は図
2、図5で説明した、リードに与えられた力に対する変
位すなわち曲げの非線型特性をシミュレートする。
飽和特性を表す非線型テーブルについては図2の場合と
同様に結合手段110の出力と混合手段140との間に
接続されるが、以下の実施例では簡単のため図示を省略
した。
ける空気通路面積を表す信号は混合手段140に与えら
れ、図示しない空気圧を表す図6の非線型テーブルの出
力も与えられて、EMBS信号とPRES信号に応じて
合成され、空気流速を表す信号Sを出力する。
信号伝達部30に入力され、信号伝達部30における共
鳴特性に応じた管楽器の楽音出力信号が取り出される。
なお、混合手段140は非線型テーブル130の出力に
接続する代わりにフィルタ121、121と非線型テー
ブル130との間に配置されてもよい。
2は並列配置であったが、これらを直列配置としてもよ
い。これらのフィルターはローパスフィルタ(以下、L
PF)に限らず、バンドパスフィルタ(以下、BP
F)、ハイパスフィルタ(以下、HPF)、オールパス
フィルタあるいはそれらの組み合わせでもよい。そし
て、フィルタの数は任意の複数の数とすることができ
る。
が、二つの非線型テーブルが各フィルタ手段毎に個別に
配置されてもよい。以下に、具体的な実施例を図面を参
照してさらに説明する。
信号入力部の実施例の構成を示す。加算器111は共鳴
管での反射波である帰還信号Rに、息圧を表すPRES
信号を逆符号で加算して、両信号の合成信号すなわち差
圧信号Dを出力する。差圧信号Dは、第1のリードの機
械音響特性を表すフィルタ123に直接入力し、同時に
第2のリードの機械音響特性を表すフィルタ124には
遅延回路150を介して入力される。
S信号をもう一つの入力として受ける。これはEMBS
信号に応じてフィルタの共鳴の鋭さを表すQ値とカット
オフ周波数を制御するためである。
とBPFとHPFの三つのフィルタの機能を有し、三つ
のフィルタ出力が得られる。フィルタの出力は点線で囲
った混合手段140に入力される。フィルタ123と1
24の各々について、そのLPFとBPFとHPFの出
力は増幅器L1、B1、H1、L2、B2、H2で所望
のレベルに増幅され、加算器141、142でそれぞれ
加算される。
意のものが選択されて増幅器に入力されてもよい。な
お、増幅器L1、B1、H1、L2、B2、H2の増幅
度は任意に負値でもよく、その場合にはフィルタ出力が
位相反転して加算されることになる。また、2つのリー
ドの位置が同等を考えられれば遅延回路150は省略し
てもよい。
3で加算合成され、さらに加算器143の出力は、差圧
に対して唇の構えや締め具合の影響を反映するために加
算器144でEMBS信号と加算され非線型テーブル1
31に出力する。非線型テーブル131は、図5で示し
たような非線型特性を示す。
42を含む第1のリードシュミレーション部とフィルタ
124と加算器141とを含む第2のリードシュミレー
ション部とを加算器111と加算器144との間で直列
接続することも可能である。
列構成でシミュレートできるマウスピースのダブルリー
ドの構成を図8と図9に示す。図8はリード221と2
22とがマウスピース210において並列に配置されて
いる。この場合スリット230は一つである。図8は図
7のフィルタの並列配置に対応する。
マウスピース211に直列接続されている。この場合も
スリット231は一つである。この場合には、リード2
23、224で材質や形状が異なる組み合わせを選択す
ることができる。図9は図7のフィルタ並列配置を直列
配置に置き換えた場合に相当する。
両リードのどちらか一方のリードに関して他のリードよ
り、非線型テーブル123あるいは124のカットオフ
周波数を低く(数10Hz程度)し、Q値を高く(例え
ば、Q≒10)し、時定数を長くすることによりPRE
S信号の立ち上がりで「プルプル」という音を付加し
て、リップリードをシミュレートするような音作りをで
きる。
程度)し、Q値を高くして発振ギリギリにすると、カッ
トオフ周波数付近で常に発振しているように聞こえる共
鳴弦的な効果を得ることもできる。また、遅延回路15
0の効果により、2枚のリードが離れているような現実
にはない楽器の音をシミュレートすることも可能であ
る。
はリード配置が近い場合には、リード間の相互干渉が考
えられる。特に、図9の直列接続の場合には両リードは
接続されているため、一方のリードの振動は他方のリー
ドの振動に影響を及ぼし合う。このリード間の相互干渉
も考慮した構成を図10に示す。
の反射波である帰還信号Rに、息圧を表すPRES信号
を逆信号で加算して、両信号の合成信号すなわち差圧信
号Dを出力する。差圧信号Dは、二つの増幅器160と
161にそれぞれ入力される。
幅された差信号は加算器145と146とにそれぞれ入
力される。加算器145の出力は、第1のリードの機械
音響特性を表すフィルタ125に直接入力し、加算器1
46の出力は同時に第2のリードの機械音響特性を表す
フィルタ126には遅延回路151を介して入力され
る。
BS信号に応じてフィルタのQとカットオフ周波数を制
御するためのフィルタ係数発生部170と171からの
信号を受ける。フィルタ126の出力は、増幅器163
を介して加算器145の入力へ、フィルタ125の出力
は増幅器162を介して加算器146の入力へそれぞれ
たすきがけで接続される。
しめしたフィルタ123、124と同じ構成でよい。さ
らにフィルタ125と126の出力は、差圧に対して唇
の構えや締め具合の影響を反映するために加算器147
と148でEMBS信号と加算され、非線型テーブル1
32に出力する。
線型特性を示す。非線型テーブル132のふたつの出力
は増幅器164と165を介して加算器149に入力さ
れて加算合成されて信号伝達部30に入力される。
す。図11の構成は、図12に示すような、異なる形状
の二つのリード225、226と二つのスリット23
2、233を持つダブルリード・ダブルスリット構成
で、現実のアコースティック楽器にはないマウスピース
212の機械音響特性をシミュレートするものである。
ィルタ131を第1と第2のリードをシミュレートする
フィルタ123と124に個別に設けたものと考えるこ
ともできる。
還信号Rに、息圧を表すPRES信号を逆符号で加算し
て、両信号の合成信号すなわち差圧信号Dを出力する。
差圧信号Dは、第1のリード225の機械音響特性を表
すフィルタ123に直接入力し、同時に第2のリード2
26の機械音響特性を表すフィルタ124には遅延回路
150を介して入力される。
S信号をもう一つの入力として受ける。フィルタの構成
は図7の実施例と同じであるので説明は省略する。な
お、両フィルタの特性は異なるものでも同一のものでも
任意である。
FとHPFの出力は増幅器L1、B1、H1、L2、B
2、H2で所望のレベルに増幅され、加算器180と1
81とでそれぞれ加算される。
圧に対して唇の構えや締め具合の影響を反映するために
加算器182と183で増幅器166と167をそれぞ
れ介したEMBS信号と加算され、第1のスリット23
2の非線型テーブル133と第2のスリット234の非
線型テーブル134に出力する。
なわちゲインとして、第1と第2のリード個々に異なる
値を設定して、リードのEMBS信号のきき具合に差を
つけて変化のある音作りをしてもよい。
図14で示したそれぞれ異なる非線型特性を示す。非線
型テーブル133と134のふたつの出力は増幅器16
4と165を介して加算器149に入力されて加算合成
されて信号伝達部30に入力される。
を示したが、三つあるいはそれ以上のリードを並列配置
してさらに複雑で多様な音作りを可能にすることもでき
る。また、実施例の回路構成は、デジタル回路のハード
ウエアでもプログラム可能なマイクロコンピュータやデ
ジタル信号処理装置(DSP)によりソフトウエアでも
実現できるし、アナログ回路でも構成できる。
で用いることのできるリードの機械音響特性をシミュレ
ートするデジタルフィルタの構成を説明する。このフィ
ルタは特開昭61−18212号公報に記載のものが利
用できる。
PFの3出力が可能なフィルタの例を図15に示す。図
15において、190はEMBS信号に応じてフィルタ
のQとカットオフ周波数fを制御する信号を発生するフ
ィルタ係数発生部である。
端子より入力し加算器191に入力し、加算器191の
出力は乗算器(増幅器)192に入力し、乗算器ではQ
制御信号が乗算されて加算器193に入力される。
り、195はインバータ194の出力とカットオフ周波
数制御信号とを乗算する乗算器であり、196は加算
器、197と200は1サンプル遅れの遅延回路であ
り、198は乗算器、199は加算器である。
られ、BPFの出力は、加算器196の出力から得ら
れ、LPFの出力は加算器199の出力から得られる。
その具体的な動作原理については特開昭61─1821
2号公報に開示されており、また当業者には自明と考え
られるので説明は省略する。
施例をリード管楽器の電子管楽器に応用する例を説明す
る。その回路の全体構成としては図1に示した構成とな
る。たとえばクラリネットを電子楽器化すると図16に
示したような外観図が一例として考えられる。
わえるマウスピースであり、310はマイクロコンピュ
ータを含む電気回路部であり、320は音程を指で押し
て指定するキースイッチである。
構造が示されている。301は演奏者の口で噛まれる
と、噛まれた口の構えに応じて動くカンチレバーであ
り、カンチレバーの位置に応じた電気信号を発生する。
また、302は息圧を検出して電気信号を発生する圧力
センサである。
のブロック図が示されている。図16のカンチレバー3
01、圧力センサ302およびキースイッチ320から
の出力信号は、まずマイクロコンピュータ330に入力
され、マイクロコンピュータ330において口の構えと
締め具合を表すEMBS信号と、息圧を示すPRES信
号と、音程を示すPIT信号を発生する。KON信号は
発音指示信号である。
て説明する。図18は管楽器の共鳴管路の側面図であ
り、断面積が連続的に変化している。図で左側端がマウ
スピース部であり、右側端が音が放射される開放端であ
る。
トする場合には、実際には連続的に変化する管断面積を
図19で示すように有限の適当な数の一定断面積の円筒
の組み合わせで近似表現する。図19においては8個の
異なる径の円筒で近似している。KS1〜KS7は管径の変
化する境界部を示す。
音響特性を電気的な等価回路で表現すると図20のよう
になる。図20においてSR1a〜SR8aは、開放端に向
かう進行波Sの遅延回路であり、SR1b〜SR8bは開放
端で反射して楽音制御信号発生部20に戻る反射波Rの
遅延回路である。
番号のついているもの同士は同一の円筒管路における進
行波と反射波の遅延回路であり、遅延時間は同一であ
る。したがって、進行波用遅延回路と反射波用遅延回路
を一つの遅延回路にまとめてもかまわない。
向に向かって進行する。ローパスフィルタ400は開放
端における音波の空中への放射抵抗をシミュレートする
もので、電気回路における終端抵抗に対応する。開放端
は開口面積に応じたカットオフ周波数を有するのでロー
パスフィタで表現できる。開口部では反射があるので、
インバータ401で信号の位相反転を行い、反射波成分
を形成する。
れる1- KS1, 1+ KS2, 1+ KS3, 1+ KS4, 1- K
S5, 1+ KS6, 1- KS7は各円筒管路での進行波の損失
を表す増幅器である。また、1+ KS1, 1- KS2, 1-
KS3, 1- KS4, 1+ KS5,1- KS6, 1+ KS7は同じ
く反射波の損失を表す増幅器である。
射が生じる。進行波と反射波の信号経路管をつなぐKS
1, - KS1, KS2,-KS2, KS3,-KS3, KS4,-KS4, KS
5, -KS5, KS6,-KS6, KS7, - KS7は各管径の境界部
での進行波の反射と反射波の反射とを表している。それ
らは図示のように+記号でしめした加算器で加え合わさ
れる。
合わせで共鳴管のシミュレートをしているが、本発明は
これに限らず、管路の断面形状や音作りの程度に応じて
任意の数の管路の組み合わせで近似してもよい。
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
装置によれば、リードの機械音響特性をシミュレートし
た信号伝達特性を有するフィルタ手段を複数設けたこと
により、複数の異なる機械音響特性のフィルタ手段の出
力が合成され、シングルリードの場合に比べ、音色を様
々に変えることができ、個々のフィルタ手段の特性を変
えたり、フィルタ手段同士、あるいはフィルタ手段と他
の要素との接続方法を適宜選択することにより、音作り
の範囲が大幅に拡大するうえに、現実のアコースティッ
ク楽器にはない新規音色の楽器のシュミレーションが可
能となる。
図である。
形成装置の構成図である。
ある。
る。
る。
性図である。
施例である。
ードのマウスピースの断面構造図である。
るダブルリードのマウスピースの断面構造図である。
別の実施例である。
さらに別の実施例である。
ルリード・ダブルスリットのマウスピースの断面構造図
である。
線型特性である。
線型特性である。
すブロック図である。
ロック図である。
断面図である。
号伝達部の実施例である。
12 ローパスフィルタ、 14、16 非線型テー
ブル、 20 楽音制御信号発生部、 21マウスピー
ス、 22 リード、 23 スリット、 30 信号
伝達部、 110結合手段、 121、122、12
3、124、125、126 フィルタ、 150 遅
延回路、 131、132、133、134 非線型テ
ーブル、 210、211、212、300 マウスピ
ース、 221、222、223、224、225、2
26 リード、 230、231、232、233 ス
リット
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号を受け、該入力信号に信号処
理を施して管楽器のリード音波形信号を形成する管楽器
のリード音波形信号形成装置であって、 非線型特性をシミュレートする少なくとも1つの非線型
変換手段と、 前記少なくとも1つの非線型変換手段の前段に並列に配
置され、リードの機械音響特性をシミュレートした信号
伝達特性を有する複数のフィルタ手段とを有する管楽器
のリード音波形信号形成装置。 - 【請求項2】さらに、前記複数のフィルタ手段の出力を
前記非線型変換手段を介して混合する混合手段を有する
請求項1記載の管楽器のリード音波形信号形成装置。
Priority Applications (1)
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JP25049191A JP3304366B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 管楽器のリード音波形信号形成装置 |
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JPH0561474A JPH0561474A (ja) | 1993-03-12 |
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