JPH03255449A - 刷版修正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はノンプル落ち１文字欠は等の不良刷版を印刷機
上で修正する方法に関する。

〔従来の技術〕

従来より、刷版を印刷機に取付け、試刷りを行って文字
校正９色合わせ等を行っている。この時、ノンプル（通
し頁）落ち１文字欠は等の不良が判明することがある。

その場合、原版を修正して焼き直しを行い。

新たに刷版を作り版替えを行い対応している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、かかる方法によれば、新たな刷版が出来上がる
までに長い時間（例えば１．５〜２時間）が必要であり
、その間、印刷機は停止して待機せざるを得す。

稼動率が低下するという問題があった。また、新たに刷
版を作成するため、製作費がかかり且つ材料費のロスに
なるという問題もあった。

本発明はかかる問題点を解決すべくなされたもので刷版
をとり外すことなしに不良刷版の修正部分のみを簡便な
方法で修正することの可能な刷版修正方法を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため２本発明の方法は、ｉ！ＩＩ
版の修正部分に塗布型感光剤を塗布し、乾燥させた後。

修正用原版を手で密着させ、紫外線スポット照射装置に
よって高強度の紫外線をスポット照射して露光し。

次いで、現像液を露光部分に塗布して現像し、その後熱
風を局部的に吹付けてスポットバーニング処理するとい
う構成としている。

以下１本発明を更に詳細に説明する。

本発明は、ノンプル落ち１文字欠は等の不良部分を有す
る刷版に対して、その不良部分のみを修正するものであ
る。この修正は刷版を印刷機の版胴に取付けた状態で行
うことが可能であり、また、印刷機より取り外した状態
で行ってもよい。

まず、刷版の修正部分を水で洗浄し、乾燥させた後。

その修正部分に塗布型感光剤を綿棒等で薄く塗布する。

現状はポジ刷版方式が多い為使用する塗布型感光剤は紫
外線分解型のものであり、ジアゾ系のもの１例えば。

サン・ワイボン（光陽化学工業特製）を好適に使用でき
る。ネガ刷版時の紫外線硬化型感光剤を使用してもよい
、塗布型感光剤を薄く塗布した後、乾燥させる。

乾燥は自然乾燥でもよいが、ハンドドライヤーの熱風を
吹付けることが敏速に乾燥できるので、好ましい。

次に、修正部分のみの修正用原版を作成し、これを手で
刷版の修正部分に密着させ周囲の絵柄部分を遮光紙等で
マスクした後、紫外線スポット照射装置を用いて高強度
の紫外線をスポット照射して露光する。高強度の紫外線
スポット照射を利用すると、極めて短時間で露光を完了
させることができ２修正用原版を手で刷版に密着させた
状態にも係わらず、原版に文字等を正確に焼付けること
ができる。もし、散光の紫外線照射を行うと、露光に時
間がかかると同時に修正用原版のマスク部分の下にも紫
外線がまわり込み、良好な露光ができないが１本発明で
は紫外線のスポット照射の利用によりこの問題を回避し
ている。紫外線スポット照射の強度及び照射時間の１例
としては、７００ｍＷ／ｄ、１５秒である。また、使用
する紫外線スポット照射装置としては、ＨＯＹＡ−３Ｃ
ＨＯＴＴ■製のＨＬＳｌｏｏＵを好適に使用できる。

露光後、脱脂綿に現像液を湿したもので、修正部分を膨
潤させ、現像する。現像液としては、アルカリ系のもの
を使用でき１例えば、ＤＰ４　（富士写真フィルム特製
）を好適に使用できる。

現像後、その部分を小径のノズルから吹き出す高温の熱
風によってスポットバーニング処理する。熱風温度とし
ては、３４０〜３５０℃程度、吹付時間としては、９０
〜１００秒程度が好ましい。また、バーニング処理に使
用する熱風発生装置としては、プラスチック溶接加工機
（鳥羽洋行特製）を好適に使用できる。このバーニング
処理により、現像により形成された樹脂部が基板に強固
に焼付き、修正部分の耐刷力が向上し、支障なく使用が
可能となる。

以上により、刷版修正が終了する。この動作に必要な時
間は通常、６分程度であり、極めて短時間での修正が可
能である。

〔作用〕

上記した本発明方法では、修正部分に塗布した感光剤に
対する画像の焼付に紫外線スポット照射装置を利用して
いる。この紫外線スポット照射装置は任意の場所に運搬
可能であり、かつ３局部的に高強度の紫外線をスポット
照射できる。このため、印刷機の版胴に取付けた刷版に
対しても部分的に露光することができ。

また、修正用原版を手で刷版に密着させた状態で露光さ
せたにも係わらず原版の文字等を正確に焼付けることが
できる。更に、現像後、修正部分に小径のノズルから吹
き出す高温の熱風を吹付けることにより１版胴上でも刷
版を局部的に高温に加熱でき、スポットバーニング処理
が可能である。このスポットバーニング処理により、修
正部分に必要な耐剛力が与えられ、刷版を支障なく使用
することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明方法では、刷版の不良部分のみを短
時間で修正することができ、しかも、印刷機上において
もその修正を行うことができるので、印刷機の停止時間
を著しく短縮することができ、且つ、再版率の低減を図
ることができるという効果を有する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 刷版の修正を要する部分に塗布型感光剤を塗布し、乾燥
   させた後、修正用原版を手で密着させ、紫外線スポット
   照射装置によって高強度の紫外線をスポット照射して露
   光し、次いで、現像液を露光部分に塗布して現像し、そ
   の後熱風を局部的に吹付けてスポットバーニング処理す
   ることを特徴とする刷版修正方法。