JPH03255092A - 2―0―(5―コレステン―3―β―イル)―3―デオキシ―D―グリセロ―D―ガラクト―2―ノヌロピラノソン酸又はその薬学的に可溶性の塩からなる神経障害疾患治療剤 - Google Patents

2―0―(5―コレステン―3―β―イル)―3―デオキシ―D―グリセロ―D―ガラクト―2―ノヌロピラノソン酸又はその薬学的に可溶性の塩からなる神経障害疾患治療剤

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JPH03255092A
JPH03255092A JP976190A JP976190A JPH03255092A JP H03255092 A JPH03255092 A JP H03255092A JP 976190 A JP976190 A JP 976190A JP 976190 A JP976190 A JP 976190A JP H03255092 A JPH03255092 A JP H03255092A
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acid
neuropathy
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JP976190A
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Sadanori Ogasawara
小笠原 定則
Katsuhide Kariya
仮屋 勝秀
Makoto Tanaka
誠 田中
Mitsunobu Nakamura
中村 光延
Haruo Ogura
小倉 治夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKEDA MOHANDOU KK
Mect Corp
Original Assignee
IKEDA MOHANDOU KK
Mect Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は、2−○−(5−コーステン−3=βイル)−
3−デオキシ−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノヌ
ロビラノソン酸金属塩を含有する神経障害疾患治療剤に
関する。
r従来技術及びその解決すべき課題〕 N−アセチルーD−ノイラミン酸は脱糖タンパク質及び
糖脂質中に広く分布しでいる。また、その2−0−グリ
コジルや2−N−置換誘導体、コレステロールグリコシ
ド等の台底例が報告されている(Chem、 Phar
m、 Bull、 35  (10)  40434.
04.8  (1987))。特に、シアロシルコレス
テロール誘導体については神経障害疾患の治療剤として
出願されている〔特開昭62−265229号公幸旧 
しかしながら、シアロシルコレステロール誘導体は、神
経突起の伸展作用の点ではずくれているものの、今だ毒
性の点で十分とは言えなかった。
従って、本発明は、シアロシルコレステロール誘導体と
同等の薬学的効果を有するとともに、毒性の点でもシア
ロシルコレステロールよりも更に改良された神経障害疾
患治療剤を提供することを目的とする。
即ら、本発明は以下の一般式(1)又は(II )で表
わされる化合物又はその薬学的に可溶性の塩を含有する
神経障害疾患治療剤乙こ関する。
なお、薬学的に可溶性の塩としてはNa、 K、 Mg
、Ca又はアンモニウムの塩が挙げられる。
以下、本発明について詳述する。
本発明で使用される化合物(1)又は(IT)は、例え
ば以下のスキームIに記載されるように、Dマンノース
から製造される。
935− 即ち、D−マンノースをオギザロ酢酸と水溶液中塩基性
条件下(炭酸ナトリウム及び水酸化ナトリウム、pH1
1>でアルドール縮合させ、更に脱炭酸をさせることに
より3−デオキシ−D−グリセロ−〇−ガラクトー2−
ノヌロビラノソン酸(化合物(1))を得る。
この化合物(1〉を、Ac2O−Pyで処理し、得られ
た生成物をCs2CO3と反応させ、次いでBnBrと
反応させることにより化合物(3)を得る。
化合物(3)はTiBrmで臭素化することにより、化
合物(4)が得られる。
化合物(4)は、Ag03O2CFxの存在下、コレス
テロールと反応させることにより、化合物(5)(α体
)及び(6)(β体)を得ることができ、化合物(5)
、(6)を脱保護処理(例えば1.N  NaOH処理
)することによりそれぞれ化合物(1)(α体)及び(
■)(β体)が得られる。なお、薬学的に可溶性の塩は
、上記化合物(1)又は(TI)を塩基で中和すること
により得られる。
また、直接に化合物(5)又は(6)を種々の塩基で処
理することによっても本発明の化合物(I)又は(II
)の可溶性塩が得られる。
本発明化合物の投与方法は経口、非経口とも可能である
が、点眼剤、吸入剤、内服剤、筋肉注射、皮下注射、静
脈注射が好ましい。投与量は疾患の程度と患者の体重に
依存するが、0.001〜10■が好ましい。
本発明の化合物を経口投与剤とするために、般に例えば
賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、皮膜形成剤、等が使
用される。
賦形剤としては、例えば、グルコース、デンプン、乳糖
、マンニト−ル、ソルビト−ル、白糖、カオリン、デキ
ストリン、シクロデキストリン、酸化チタン、無水リン
酸カルシウム、軟質無水ケイ酸、タルク、天然含水ケイ
酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム、メタケイ酸アル
ξン酸マグネシウム、結晶セルロース、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウム等の1種又は2種以上を組合せ
て添加することができる。
1 2 結合剤としては、例えば、デンプン、デキストリン、ト
ラガントガム、セラチン、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルスターチ、結晶セルロース、ペクチン
、ポリペクチン酸、ポリペクチン酸ナトリウム、ポリア
クリル酸、ポリアクリル酸すl・リウム、ポリアクリル
酸共重合体、ポリメタアクリル酸、ポリメタアクリル酸
ナトリウム、ポリヒドロキシエチルメタアクリレート、
カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム
等の1種又は2種以上を組合せて添加することができる
崩壊剤としては、例えばデンプン、結晶セルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルスターチ、ヒドロキシ
プロピルスターチ、カンテン末、マンナン等の1種又は
2種以上を組合せて添加することができる。
滑沢剤としては、例えば、タルク、ステアリン酸、ステ
アリン酸マグネシウム及びカルシウム、硬化油、ゴマ油
、パラフィン等の1種又は2種以上を組合せて添加する
ことができる。
また、皮膜形成物質としては、セルロースの誘導体とし
てエチルセルロース(EC)、カルボキシメチルエチル
セルロース(CMIEC) 、酢酸セルロース(CA)
 、酢酸フタル酸セルロース(CA、P)、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース(HPMC) 、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、
メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルセルロ
ース(HPC)、またポリビニル誘導体としてポリビニ
ルアセクールジエチルアミノアセテート、メタアクリル
酸アクリル酸エチルコポリマー、メタアクリル酸メタア
クリル酸メチルコポリマー、メタアクリル酸エチル・メ
タアクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチルコポリ
マー、メタアクリル酸ジメチルアミノエチル・メタアク
リル酸メチル3 4 コポリマー等が挙げられる。
また、上記皮膜形成物質をコーティングするに際し、通
常使用されるコーティング助剤、例えば可塑剤の++b
、コーティング操作時の薬剤相互の付着防止のための各
種添加剤を添加することによって皮膜形成剤の性質を改
良したり、コーティング操作により容易ならしめること
ができる。
また、吸入剤又は注射剤の投与形態で使用する場合には
、以下のような添加剤が一般に使用される。
塩化カルシウム     塩化カリウム塩化すトリウム
     塩酸 クエン酸        クエン酸すl・リウムコハク
酸        酢酸 酢酸カリウム      酢酸ナトリウム酒石酸   
      水酸化カリウム水酸化すI・リウム   
 注躬用水 生理食塩液       炭酸ナトリウム炭酸水素す)
・リウム   乳酸 乳酸ナトリウム     マレイン酸 硫酸          リン酸 リン酸カリウム     リン酸ナトリウムリン酸水素
カリウム   リン酸水素カルシウムリン酸二水素カリ
ウム  リン酸水素ナトリウムリン酸二水素すトリウム
 亜硫酸すトリウム亜硫酸水素すトリウム  ピロ亜硫
酸カリウムピロ亜硫酸すトリウム  l−アルギニン精
製卵黄レシチン    精製ゼラチンセラチン    
    乳糖 人血清アルブミン ポリエチレングリコール400 ポリエチレングリコール1500 ポリエチレングリコール4000 ポリエチレングリコール6000 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 エデト酸すトリウム、など。
〔実施例〕
以下、本発明について合成例及び実施例により、更に詳
細に説明する。
5 6 合成例1.[)−マンノース−化合物(1)〕〕D−マ
ンノース27.03 g  (150mmo+) と無
水炭酸ナトリウム6、36 g (60mmoj)を水
32m1lに溶解し、これにオキザロ酢酸6.61.g
(50+nn+ol)を少量ずつ加えた。次いで10M
水酸化ナトリウム溶液を用いて反応液をpH1lに調整
し、室温で2時間攪拌した。反応後、Dowex −5
0(■]゛型)を加えて反応液をpH1〜2にし、室温
にて攪拌を続けた。30分後、攪拌を止めDowex〜
50を濾過して除き、濾液をアンモニア水を用いて中和
し、これをDowex −1(ギ酸型)を用いたイオン
交換クロマトグラフィーにかけ、0.3Mギ酸水?8液
で?容出した。溶出液は減圧下溶媒を留去した後、アン
モニア水を用いて中和、溶解し、再び減圧下溶媒を留去
して無色油状物を得た。
収量5.6g  収率39% 合成例2〔化合物(1)−化合物(2)〕ピリジン54
.mffと無水酢酸54mj2の混合液中に化合物(1
) 3.9 g (13,7mmol>とN、 N−ジ
メチルアミノピリジン67■を加え室温で攪拌した。2
4時間後、攪拌を止め、クロロホルム390m1lを加
え5℃まで冷却し、IN塩酸140mnで2回洗浄した
。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒
を留去した。次に残渣をN、N−ジメチルホルムアミド
5mj+と水5m+2の混合液に熔解し、これに炭酸セ
シウム1.53 g(4,7mmol)を加え攪拌し、
発泡が止ったら減圧下溶媒を留去した。残渣はN、N−
ジメチルホルムアミド20m1に溶解し、これに臭化ベ
ンジル1、9 g (1,1,mmol)を加え室温に
て攪拌した。2時間後、反応液に水100mj2を加え
、酢酸エチル30m6で3回抽出し、有機層を合わせて
炭酸水素ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄した。有機層
は無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を
留去した後、シリカゲルを吸着剤としたカラムクロマト
グラフィーにかけ目的物を無色油状物として得た。
収量4.05 g   収率47% 〔α) D −17,4° (C=1.  CH(1!
z)。
質量分析(EI)  mΔ550 (If ” −59
)。
7 8 元素分析(CzaHs40+s): C: 55.08
. H; 5.6L測定値:  c; 55.29. 
H; 5.78゜IRvKBr  cm−’  296
0.1745゜HNMR(300MHz、CDCj2a
)1.99,2.0112.022.02,2.09,
2.1.1.(18tl、5x6)、2.08  (I
N  dd。
J=13.5及び11.4 Hz、 3−Hax)、 
2.62 (IH,ddJ=1.3.5及び5.2 H
z、 3−tleq)、 4.15 (1,tL dd
J=12.5及び5.9 Hz、 9−H)、 4.1
.9 (LH,dd。
J=10.2及び2.2 Hz、、 6−H)、 4.
40 (II、 ddJ=12.5及び2.6 Hz、
 9’ −fl)、 4.96 (II、 tJ−10
,2及び9.811z、 5−1t)、 5.16 (
IIL m、 8H)、5.15,5.23  (2H
,dx2.J=12.0  Hz、CHzPh)。
5.26 (1)1. m、 4 )1)、 5.39
 (IH,dd、 J=6.1及び2.2 Hz、 7
−H)、 7.35 (51i、 m、芳香族H)。
合成例3 〔化合物(2)−化合物(3)〕化合物(2
) 2.0 g (3,3mmol)を無水ジクロロメ
タン103mAに2容解し、これにモレキュラーシーブ
ス4Aを2.Og加え室温で攪拌した。
時間後、これを5°Cに冷却し臭化チタン4.85 g
(13mmol)を加え室温で16時間攪拌した。反応
後、無水酢酸すl・リウム8.9gとアセトニトリル臭
化チタンを分解し、更にトルエン268mffを加えて
氷水中で冷却しながら攪拌した。30分間攪拌後、不溶
物を濾過して除き、濾液より減圧下溶媒を留去して目的
物を無色油状物として得た。
収量2. 0 7 g   収率100%〔α〕ゎ−5
9.0° ( C = 0.6, CIIC / 3)
 。
質量分析(El)  m/z 631. 633 (M
“)。
IR  vKBr cm−’ 3480, 2970,
 1750。
II−NMR (300 Mllz,  CD(、2a
) 2.02,2.052、06, 2.08, 2.
09.(3tlx5. sx5, COClh)、 2
.23(IHdd, J=14.2及び]、1.2 H
z, 3  Hax)、 2.99 (LH。
dd, J=14.2及び5.0 Hz, 3−Heq
)、 4.12 (IH。
dd, J=1.2.8及び4.9 Hz, 9−H)
、 4.36 (II+, ddJ=12.8及び2.
4 Hz, 9 ’ −H)、 4.44. (18,
 dd。
J=10.4及び2.1. Hz, 6−■)、 4.
99 (LH, t, J−10、O 11z, 5−
8)、 5.23 (IH, m, 8−H)、 5.
265、38 (21+, clx2,J=12.0 
Hz. CHzPh)+5.50 (LH。
m, 4−H)、 5.51 (LH, dd, J=
8.4及び2.1 Hz。
9 0 7−tl)、 7.40 (5H, m,芳香族H>。
合成例4 〔化合物(4)→化合物(5)、(6)〕ジ
クロロメタン30n+jl!にコレステロール770m
g( 2 mmol)を溶解し、その中ヘモレキュラー
シーブス4. A 7 7 0■を加え、室温にて一時
間攪拌した。次に、この中へ化合物(4) 1.5g 
(2.4mmol) とトリフルオロメタンスルホン酸
銀0,51gを加え遮光子室温で1日攪拌した。反応後
、不溶物を濾過して除き、濾液より減圧下溶媒を留去し
、残渣をシリカゲルを吸着剤とするクロマトグラフィー
にかけ目的物を無色油状物として得た。
β体(6) : (α] n”−35.6°(Cm1,
 CHCj! :l)。
質量分析(El)  vaΔ937  (M”)。
元素分析 (CszH,eO+4) : C; 67、
78,  H; 8.37実測値:C; 67、67、
 tl 8.17。
IR  vKBr cm−’ 1940. 1745.
  ’II−NMRのデータは表1に示す。
副生’li490*       副生物43%α体(
5):  (α) D−37.4” (cm1, CH
Il13)。
質量分析(El)  mΔ859(M” 80)、  
元素分析(CsaH,aO□): c; 67、78,
  It; 8.37,  実測値:C・ 67、82
,H;  8.28。
IR  I/KBr Cm−’ 2940. 1745
.  ’H−NMRのデータば表2に示す。
2 1 合成例5〔化合物(5)、(6)−化合物(T)、(n
))メタノール1.0mβに化合物(5)、(6)50
■を溶解し、これにIN水酸化ナトリウム水溶液1.0
+n2を加え、室温で3時間攪拌した。反応後、水を1
.0mjl!加え、Dowex−50(H”型)を用い
て中和し、濾過してDowex−50を除き、濾液を凍
結乾燥して目的物を白色粉末として得た。
■00■寸ト■−NOωΦ寸■100 トののl:l:10の−(’J ? >Φ■00−の=
号−尋4号しバ4 i + ; +号号−パよα体(1
): (α〕l1−36.7°(cm0.42. Me
OH)。
質量分析(FD)  m/z 859  (M” )。
元素分析(CsJlyOqNa): c; 65.53
.  H: 9.16実測値:  C; 65.42.
 H; 9.21゜IRvKBr cm−’  340
0,2940,1720゜’H−NMR(300MB2
.  CD30D)  0.70 2.45  (45
tl、  m。
コレステロール)  2.62 (IH,dd、 J=
12.7.4.2Hz、  3−Heq) 3.45 3.90  (7)1.  m、  4 5
 6 7 8 9 9’ −〇)β体(II) : C
α) D−36,7°(cm0.42. MeOH)。
質量分析(FD)  m/z 659(M”)。
3 4 元素分析(Cs611a+0Ja): c; 65.5
3.  H; 9.16実測値:  C,65,05,
H; 9.3B。
IRvKBr  cm−’  3400,2940. 
1720゜HNMR(300MB2.CD30D)  
0.70 2.30  (45H。
m、コレステロール)  2.37 (io、 c+d
、 J=12.94.8 Hz、  3−Heq) 3.40−3.95  (7H,m、  4 5−6 
7 8−9−9’ −tD実施例1 腸溶性顆粒剤 化合物(1)2.0g、コーンスターチ60.0g。
乳糖95.0 gを混合機を用いて良く混合した後、ヒ
ドロキシプロピルセルロース3.0gをエタノールにて
溶解して加え、良く練合した。得られた混合物を常法に
従って粒状に底形し、乾燥した後、篩別して、適当な顆
粒を製造した。次に、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレ−1−(HPMCP)60.0gを水190
ml!及びエタノール750mj!からなる溶媒に溶解
したコーテイング液を調製し、先に製した顆粒を約16
0gミニフローコーター中に入れ、その内でコーテイン
グ液をスプレーしながら顆粒をコーティングし、約20
0gのフィルムコート腸溶性顆粒を得た。
実施例2 注射剤 1アンプル中に本発明化合物(1)2.5■、リン酸二
水素ナトリウム2水塩0.25■、リン酸水素二ナトリ
ウム12水塩3■及び、注射用蒸留水を含有させ、全量
が1 mftである注射剤を調製した。
実施例3 用時溶解注射剤 1バイアル中に本発明化合物(1)0.5■及び生理食
塩水1mβを含有させ、凍結乾燥せしめた注射剤、注射
用蒸留水1 m12を用い、溶解して使用した。
実施例4 点眼剤 ■バイアル中に本発明化合物(■)1■、ホウM 52
.5■、ホウ砂14.5■、塩化ベンザルコニウム適量
及び、点眼用溶解液を含有させ、全量が5m7!である
点眼剤を調製した。
実施例5 吸入剤 本発明化合物(I)をメノー乳鉢に入れよくすりつぶし
、粒径が1〜20μの微粉末とした。こ5 6 れに乳糖を入れ、粉砕混合し、さらにこの微粉末に少量
ずつ乳糖を加えてよくすり混ぜ、20〜40倍散とした
。この20〜4.0mgを常法によりカプセル又は分包
し、製剤とした。
カプセルは粉末エアゾル用、分包剤は、液体エアゾル用
とした。
次に本発明化合物(1)の神経突起生長促進作用を確認
した試験について述べる。
試験例I 神経芽腫癌細胞Neuro 2aに幻する効
果神経芽腫癌細胞Neuro 2aを牛胎児血清(以下
FC3と略す)を含む培養液(DulbeccoのMo
clified Eagles Medium (DM
EM) 90%FC3IO%より戒りペニシリンGを1
00単位/mll及びスI・レブトマイシン硫酸塩11
00IJ/mllを含有する〕に浮遊させ、37°Cで
空気中に5%の炭酸ガスを含む炭酸ガス培養器中で培養
した。容器として601mのポリスチレン皿を用い、各
容器あたり1〜2X1.O’個を播種し、48時間培養
したものを試験に用いた。細胞培養液よりFC3含有培
養液を除去した後、Fe2を含有しない培養液(DME
Ml 00% 抗生物質は前記培養液と同濃度含有〉に
、被験物質として化合物(I)(α体)(表−1)の所
定量を各々加え、同様にして培養を継続した。薬剤を加
えて24時間後に各培養容器中の神経突起の長さの伸長
を測定した。実験は各濃度3皿で行った。
表−1から、本発明の化合物がシアロシルコレステロー
ルと同等の効果を有することが分る。
7 8 (急性毒性試験) シアロシルコレステロールの場合、急性毒性試験はdd
y系雄性マウス5週令に静脈内注射をして行った結果、
L Dso= 93 mg/kg (α−シアロシルコ
レステロール) 、L DSQ= 291mg (β−
ンアロシルコレステロール)であった。この値はシアロ
シルコレステロール10μg/宮垣 聡0−5M)に対
応し、この値以上では、細胞が浮き上がって、毒性を生
じた。これに対しで、本発明の化合物では、この濃度に
おいても細胞の浮き上がりヲ示すス、シアロシルコレス
テロールに比べて細胞毒性が低く、すぐれていることが
分る。
9 0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )又は(II)で表わされる化合
    物又はその薬学的に可溶性の塩を含有する神経障害疾患
    治療剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ 剤、静脈注射剤、筋肉注射剤、皮下注射剤の形態にある
    、請求項(1)記載の神経障害疾患治療剤。
JP976190A 1990-01-19 1990-01-19 2―0―(5―コレステン―3―β―イル)―3―デオキシ―D―グリセロ―D―ガラクト―2―ノヌロピラノソン酸又はその薬学的に可溶性の塩からなる神経障害疾患治療剤 Pending JPH03255092A (ja)

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