JPH0325485B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0325485B2
JPH0325485B2 JP62226248A JP22624887A JPH0325485B2 JP H0325485 B2 JPH0325485 B2 JP H0325485B2 JP 62226248 A JP62226248 A JP 62226248A JP 22624887 A JP22624887 A JP 22624887A JP H0325485 B2 JPH0325485 B2 JP H0325485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
upper tank
test piece
quenching
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP62226248A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63125613A (ja
Inventor
Shubegureeru Patorisu
Deburi Jannjatsuku
Kuruman Berunaaru
Moroo Furansowa
Oribie Jatsuku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Servimetal SA
Original Assignee
Servimetal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Servimetal SA filed Critical Servimetal SA
Publication of JPS63125613A publication Critical patent/JPS63125613A/ja
Publication of JPH0325485B2 publication Critical patent/JPH0325485B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/55Hardenability tests, e.g. end-quench tests
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/62Quenching devices
    • C21D1/63Quenching devices for bath quenching

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は鉄及び非鉄合金の焼き入れの際に用い
られる焼き入れ液の研究及び焼き入れ条件の研究
に用いられる試験片に対する焼き入れ試験装置に
関する。 多くの金属合金は、これらが高温から、所定の
冷却速度で所定の条件下で冷却させる液の中へ焼
き入れする段階を含む熱処理により得られる特に
均一な構造とされたときに最も高い機械的性質を
有することは知られている。 しかしながら、もしこれらの条件が満足されな
いときは、これらは変形し、有害な内部応力が発
生し、かつ焼き入れ成分内に収縮割れさえ発生す
る。従つて焼き入れ条件を知り、これらを極めて
正確な方法で製造することが重要である。 焼き入れ操作は一般に液媒体内で行なわれ、液
媒体は所望の冷却速度に応じて、水形、油形また
は溶融(溶融塩)形であり得る。 一旦高温に上げられた部品が蒸発性液体内に焼
き入れされると、冷却作用は低下する温度に対応
して3つの個別段階で行なわれる。即ち、 −第1段階は「温発泡(calefaction)」に相当す
る。部品は蒸気の筒で包囲され、蒸気の筒は部
品を焼き入れ液から遮断し、かつ冷却速度を遅
らせる。 −第2段階は核沸騰に相当し、いわゆる部品上の
多数の点に蒸気泡が付着する外観を呈する。お
よび −最終の第3段階は焼き入れ液と部品との間の直
接接触による伝導および対流による冷却に相当
する。 焼き入れ媒体の品質は試験により評価可能で、
熱の良伝導体でありおよび/または温度センサが
配置されている当該温度範囲内ではいかなる同素
変態も示さない金属(例えば銀)の標準試験片
を、制御された加熱炉内で高温に加熱し、試験片
を加熱炉から取出した直後にそれを焼き入れ媒体
に浸漬し、時間経過に伴なう温度変化を記録する
ことからなる。 このようにして、各焼き入れ媒体に対し同一初
期温度を用いて、一連の温度対時間曲線及び冷却
速度対時間曲線(誘導曲線)をプロツトすること
が可能で、これにより前記媒体の品質および欠点
を目的をもつて評価可能である(このような曲線
を「急冷曲線」という)。 現在最も広く使用されている焼き入れ剤は鉱物
油または植物油であるが、これらは、例えばポリ
ビニルアルコール、ポリオキシアルキレングリコ
ール、ポリアクリルアルコールおよびポリビニル
ピロリドン(フランス特許第2507209号、第
2537997号、第2537998号および第2538002号
(SERVIMETAL))のような水溶性ポリマーを
ベースにした水溶液にとつて替わられる傾向にあ
る。 従つて焼き入れの専門家の観点からすれば、で
きるだけ工業的用途に近い条件で、金属合金また
は他の新材料と既知の焼き入れ剤との関係、なら
びに新焼き入れ剤の前記材料との関係を正確かつ
再現性のある形で試験することを可能にする1個
の装置を手元に有すれば、極めて有用である。 従つて、本発明の目的は、鉄、金属合金又は他
の新材料からなる試験片に対して、これらの材料
と焼き入れ液の関係及び、焼き入れ条件を調べる
ため正確且つ再現性のある焼き入れ試験を行うた
めの焼き入れ試験装置を提供することである。 上述した本発明の目的は、試験片を加熱する加
熱炉と、内部に焼き入れ液を含むように構成され
た円筒状の上部槽と、上部槽に設けられ、一端が
焼き入れ液の加圧手段に第1の接続導管を介して
接続され他端が上部槽の軸方向に配向する半径方
向ノズルの複数と、上部槽の上方部分に設けら
れ、焼き入れ液を加圧手段へ戻す戻り導管と、上
部槽の下方に設けられ、内部に焼き入れ液を含む
ように構成された下部槽と、上部槽と下部槽の間
に設けられ、焼き入れ液の循環および分散を組織
化しかつその速度を制御するための組織化手段
と、下部槽に設けられ、第2の接続導管を介して
前記加圧手段と接続される焼き入れ液の取入口
と、下部槽に設けられ、前記焼き入れ液の温度を
監視し且つ制御する制御手段と、試験片の上部槽
への導入及び上部槽からの引上げを行うための導
入引上げ手段とを備える試験片に対する焼き入れ
試験装置によつて達成される。 上記構成によれば、組織化手段を介して接続さ
れる上部槽と下部槽内に焼き入れ液が導入された
後、制御手段により所定の条件で制御される焼き
入れ液中に、試験片が導入引上げ手段を介して導
入される。この際、試験片は上部槽内に位置する
よう導入される。焼き入れ液は下部槽から組織化
手段を通過して上部槽に至るように循環される
か、半径方向ノズルによつて、直接試験片に噴射
される。 上記の構成においては、半径方向ノズルは、少
なくとも1つの円形列を形成することが好まし
い。 また、加熱炉は、加熱炉内の前記試験片の温度
上昇と、試験片の選定された温度での熱的プラト
ーとを提供するプログラム可能な第1のプログラ
ム手段を含んでいることが好ましい。 同様に、導入引上げ手段は、上部槽内の焼き入
れ液中への試験片の下向き運動と、試験片の上部
槽内における位置決めと、焼き入れ作業の終端に
おける試験片の上向き運動とを提供するプログラ
ム可能な第2のプログラム手段を含んでいること
が好ましい。 また、導入引上げ手段は、試験片が下端に固定
されたロツドと、該ロツドを上下動させるための
ジヤキとを有することが好ましい。 組織化手段は、穴あき格子を含むか、又は直径
が前記試験片の直径に少なくとも等しい軸方向オ
リフイスを有するダイヤフラムが上部に設けられ
たはちの巣格子を含むことが望ましい。この場合
オリフイスの直径は試験片の直径の1から5倍が
好ましい。 また組織化手段は、収歛円錐を含んでもよく、
上部開口の直径が少なくとも試験片の直径に等し
い収歛円錐を含んでもよい。この場合、上部開口
の直径が試験片の直径の1から5倍であることが
好ましい。 更に、組織化手段は、試験片に対する該組織化
手段の位置を調整するための調整手段を含むこと
が好ましい。 上部槽は、該上部槽の上部に設けられていると
共に、前記戻り導管に接続される周縁溢流リング
を含むことが望ましく、また第1の接続導管及び
第2の接続導管のそれぞれの内部にスクリユー型
ロータメータを含むことが好ましい。 同様に、上部槽は、組織化手段と試験片の間に
配置される他のロータメータを含むことが好まし
い。 以下、本発明の好適な一実施例を図面に基づき
詳述する。 本実施例による装置は基本的に4つの部分、即
ち加熱炉(線AA′の上部)、装入部(線AA′と
BB′との間)、焼き入れ槽(および熱交換器)(線
BB′とCC′との間)および焼き入れ液の撹拌シス
テムならびに安全槽(第1図の下部、線CC′の下
側)からなる。 電気抵抗手段を有する加熱炉1は、周囲温度か
ら1200℃までの温度範囲の達成を可能にする。本
実施例において、加熱炉の出力電力は1400ワツト
であり一方その内径は70mmであり長さは200mmで
あるので、現在一般に使用されている試験片、例
えばφ8、L24およびφ16、L48の銀試験片、φ35、
L105mmの試験片「U」、または本実施例で開発さ
れたような、鋼38C2からなり頂角20゜のくさび形
状に加工された、直径30mm、長さ100〜105mm製を
有する「くさび」試験片と呼ばれるような特殊試
験片など、種々の試験片の使用を可能とする。 温度は熱電対2で測定され、表示されかつ制御
される。弁4を設けた導管3は、窒素または窒素
−水素混合物のような不活性ガスの加熱炉への注
入を可能にする。 加熱操作およびそれに続く焼き入れ操作の間、
試験されるべき試験片5は上部板7を貫通するロ
ツド6により支持されるが、上部板7はわずかな
隙間を有するオリフイスを残して加熱炉を密閉
し、ロツドの上下運動は油圧ジヤツキ8により制
御される。 第2のジヤツキ9は焼き入れ操作中、ロツド6
を支持するヘツド10に鉛直方向振動を与える
が、この機能についてはさらに詳細に後述する。 ロツド6、ジヤツキ8,9は、導入引き上げ手
段を構成する。 加熱炉の下部にも密閉滑動板11が設けられ、
滑動板11はジヤツキ12で制御される。安全ロ
ツク13により、滑動板の運動を試験片5の下方
向運動に依存させることが可能である。 装入部は焼き入れ槽を覆う鐘状部13で形成さ
れ、これにより焼き入れ液の窒素による保護が可
能になる。このような保護は液が油であつて高温
(250℃以下)に加熱されるときは不可欠である。
鐘状部13は連結管14を介して加熱炉に結合さ
れるが、連結管14は、着脱式かまたは鉛直ヒン
ジ軸のまわりの回転運動により開放される2つの
半円筒で形成される。管14の開放運動は鐘状部
を遮断するためのフラツプ15の運動と同期し、
これにより焼き入れ液上に窒素雰囲気を形成しな
がら試験片の導入または引上げを可能とする。窒
素は弁17で制御される導管16を介して鐘状部
内に導入される。 焼き入れ槽20は2つの部分、即ち上部槽21
と下部槽22とからなる。上部槽21はシリンダ
で形成され、シリンダの上部には溢流リング23
が設けられ、溢流リングの外側周縁部分24は鐘
状部13に密封接続される。上部槽21はさら
に、試験片5が焼き入れを受けるときに試験片5
が占める高さ位置に配置されている目標口25
と、焼き入れ液の温度および流速の少なくとも一
方を検知するためのセンサの設置を可能とするシ
ール継手からなる複数個の「タツプ開口」26
(このうち3個が図示されている)とを含む。最
後に上部槽は、試験片の周囲に分散配置された半
径方向ノズルからなる液体の直接注入装置40を
含む。これについては後述する。 下部槽22は、液の分散と流速とを制御するた
めの格子27のような特殊装置により上部槽21
から分離されるが、この装置の機能については後
に詳述する。 下部槽はさらに、28で示すヘアピン形の電気
加熱要素(浸漬ヒータ)と、29で示す位置調節
が可能な液の温度および流速の少なくとも一方を
検知するためのセンサとを含む。 電気加熱要素28とセンサ29は後述するプレ
ート型熱交換器31と協働して制御手段を構成す
る。 焼き入れ液の撹拌および混合装置は、全体撹拌
と液下注入とを可能にする。この装置は次のもの
からなる。 −1時間あたり、全液量(槽+導管手段)の例え
ば50〜200倍の高流量を出力する加圧手段とし
ての循環ポンプ30。 −プレート型熱交換器31。 焼き入れ液の温度範囲(周囲温度から250℃
まで)を考慮すると、加熱(抵抗手段28)と
冷却(熱交換器31)とにより組合せ制御を行
なうことが必要になる。PID(比例/積分/微
分)型のこの制御効果は、液温に関して±1℃
の精度を提供する。 −多くの焼き入れ油は特に200または250℃に加温
されると引火するという事実を考慮して、安全
手段として提供される急速払出し槽32。 急速払出しは、手動により(この制御モード
は「パンチアウト」制御といわれる)または鐘
状部内の温度上昇を検出して(センサ33)自
動的に行なわれる。急速払出し操作のとき、管
16と弁17とを介して窒素、またはフツ化炭
素のような消化ガス鐘部13内への注入が同時
に行なわれる。 −液を加圧して下記のような注入を可能にする導
管と弁との組合せであつて、 弁35を開にし弁36と37とを閉にして導
管34を介して下部槽22へのみ注入するが、
流速はロータメータ38により測定され、かつ
液は導管39を介してポンプ30に戻され(こ
の管路は「全体撹拌」管路という)、または弁
35と36とを閉にし弁37を開にして、導管
41を介してインジエクタ40へのみ注入する
が、流速はロータメータ42により測定され、
かつ液はリング部分23へ溢流することにより
戻されて、導管39を介して抜出され(この管
路は液下注入管路という)、または弁35と3
7とを開にして(弁36は閉のまま)、両方の
管路へ同時に注入される、ような注入を可能に
する導管と弁との組合わせからなる。 焼き入れ液を試験片に対して循環し撹拌する手
段は本発明の基本点の1つである。 このような循環および撹拌の効果は、効果を最
大化するだけでなく、使用液の種類および試験片
の性状に無関係に制御され、測定可能でかつ再現
可能であることが重要である。 従つて循環操作は第2図、第3A図、第3B
図、第4A図、第4B図及び第4C図に示すよう
な2つの手段を含む。 1 下部槽22から試験片5の周りを通過する液
の循環。第1図に示すような、試験片に対する
相対位置(高さ方向)に無関係に組織化手段と
しての格子27を配置するこの単純な方式は、
液循環流を試験片の周りに確実に収歛させるこ
とはできない。この方式が適切な例は小数の例
にのみ限定される。 第2図では、単純格子は同様に組織化手段と
しての辺長10mmの正方形断面の空洞所有のはち
の巣形状の分離器50に置換され、その上方に
は直径を試験片の直径に対応させた開口52が
設けられるが、開口の直径は、最も広く使用さ
れる試験片に対しては30〜60mmの大きさであ
る。実際に液体流通過直径は少なくとも試験片
の直径に等しくなければならず、試験片直径の
1から5倍の範囲が好ましい。 はちの巣通路は、試験片に到達する液が実施
的に発散される前に平行流の形成を促進し、こ
れにより試験片の周りに高速循環擬似層流を形
成して高能率冷却作用を提供する。 第3A図では、分離器50の下側は収歛円錐
53を支持するが、収歛円錐53は流れ断面の
減少により液の循環速度を増加させる。 第3A図の一部の拡大図である第3B図は、
ロータメータ55のプロペラ54の位置と試験
片5との関係を示す。ロータメータ55は試験
の途中において任意に位置セツトまたは抜出し
が可能である。 最後に第4A図では、はちの巣分離器は取外
されて組立体は収歛円錐56のみを用いている
が、収歛円錐56は液が全く到達しなかつたり
あるいはわずかしか循環しないデツドゾーン5
7を試験片5の周りから大部分除去できて有利
である。 充填部材58は、試験片に対する円錐56の
高さの調節を可能にする(分解後)。 2 液を試験片の周りに循環させるための第2の
手段は、液下インゼクタ(注入装置)40で形
成される。図示の特定構造においては、インゼ
クタは2つの重ね列(アレイ)60,61から
なり、各列にはそれぞれ相互に120゜間隔に配置
された3個の半径方向ノズルが設けられ、重ね
列は注入液の流速または流れ形状を変えるよう
に交換も可能である。 同様にインゼクタ40全体は、分離可能な継
手63により分離ならびに交換が可能である
(第1図参照)。 最後に、例えば温発泡効果を遅速させたりまた
は不安定化させるために、発振ジヤツキ9の作用
により支持ロツド6従つて試験片5に所定の周波
数ならびに振幅の振動を与えることにより焼き入
れ効果を修正可能である。 前記の試験片の機械的振動は、ピエゾ電気効果
または磁気ひずみ効果を利用する通常の型の超音
波発振器で行なつてもよく、振動の効果は放出さ
れて試験片に集積される。 装置には一般に測定手段が付属される。種々の
温度(加熱炉および液)の測定および制御は既述
の通りである。 特に重要な測定は、試験片内の温度勾配を求め
るために2点(中心と表面)で行なわれる試験片
の温度測定であり、これは試験片内の任意に選択
した位置に開口されたオリフイス内に配置され支
持ロツド6を介して記録手段70に接続される小
型の熱電対により行なわれるが、記録手段70は
試験過程において温度−時間曲線とその微分値
(冷却速度−時間)とを直接プロツトする。 焼き入れ液の循環速度は、管路上の種々の点お
よび上部槽ならびに下部槽内で、スクリユー型ロ
ータメータで測定される。測定は、検出器の前面
内の2枚羽根スクリユーまたはプロペラ54の回
転により誘導される電流の変化を基準にしてい
る。行なわれる測定は、0.1〜7m/sの範囲内で
相当正確である。ロータメータ38,42は固定
式である。第1図の29に相当するロータメー
タ、即ちタツプ開口26を介して手段27と試験
片5との間またはノズル62のレベルに配置され
る55のようなその他ロータメータは、着脱式お
よび/または可動式である。 前記ならびに第1図に示す試験装置において、
第4A図に示す構造により液が下部槽から試験片
に循環されるような構造とした。焼き入れ槽は50
リツトルの全容積を有し、そのほかに外部管路の
全容積は20リツトルである。循環ポンプは10m3/
hの最大流速を有する。ロツド6の先端の試験片
5をシリンダ14(装入部)の位置で設定する操
作は手動による。その他の操作はすべて自動であ
る。試験片の移動および位置決めはジヤツキ8に
より行なわれ、ジヤツキ8はその速度および位置
が制御され、かつ2つのタイマで操作されるが、
一方のタイマは加熱時間(温度の上昇とその温度
レベル保持)を与え、他方のタイマは下記サイク
ルに応じた液中浸漬時間を与える。 −A:装入部(開始点) −B:加熱炉内への移動と温度上昇 −C:焼き入れ槽内への移動(制御され調節され
た速度で) −D:取出部への引戻しおよび新しいサイクルの
開始。 試験片周りの液の循環および撹拌の効果を評価
するために、液の循環速度は、試験片の付近(第
3B図)およびさらに特には収歛部材56の上方
部分59と試験片5の底部との間に配置されたロ
ータメータ55により測定されたが、ここで試験
片はタイプSFB(銀、平底φ16mm、L48mm)であ
り、ロータメータがタツプ開口26の位置にセツ
トされ、試験片は注入ノズルの位置に配置され
た。 これらの測定は下記の異なるケースで実施され
た。 −「TRATHER」油(MILLOIL社の製品)、5
0,80および150℃にて、 −「TO10」油(MOTUL社の製品)、50および
80℃にて、 −純水20℃にて、 ポリビニルピロリドン(PVP)を1.25重量%
添加した水、20℃にて。 得られた結果は次の通りである。
【表】 これらの高い速度は通常の工業的条件下で得ら
れるものより実質的に大である。 さらに、試験片5が取外されたとき速度は3か
ら17%だけ上昇し、従つてそれは80℃においてロ
ータメータ55の位置において1m/sをはるか
に超えることに注目すべきである。 接続導管内では、測定された速度は3.3から
3.5m/sのオーダーである(ロータメータ42,
38)。 本発明による装置は従つて、油または溶液タイ
プの焼き入れ液の試験片に対する挙動と、金属合
金のような材料の焼き入れ性とを研究し、これに
より与えられた焼き入れ液と与えられた熱処理条
件とに対する急冷曲線を正確かつ再現可能な形で
確立することを可能にする。与えられた既知材料
または新材料に対する液の焼き入れおよび撹拌条
件を事前に研究し、決定しかつ最適化することも
また可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にてなる装置の一実施例の全体
の略縦断面図、第2図、第3A図、第3B図、第
4A図、第4B図および第4C図は液の分散を制
御する装置詳細部の縦断面図である。 1…加熱炉、3,16…導管、4,17…弁
(不活性ガス)、5…試験片、6…ロツド、8,9
…ジヤツキ、13…鐘状部、14…装入部、20
…焼き入れ槽、21…上部槽、22…下部槽、2
3…溢流リング、24…外側部分、27…穴あき
格子、28…電気加熱要素、29…サーモスタツ
ト、30…加圧液源、31…熱交換器、32,3
6…急速払出し手段、33…検出器、38,4
2,55…ロータメータ、39…戻り導管、40
…インゼクタ、50…はちの巣格子、51…ダイ
ヤフラム、53,56…収歛円錐、58…充填手
段、59…円錐の上部開口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 試験片を加熱する加熱炉と、内部に焼き入れ
    液を含むように構成された円筒状の上部槽と、前
    記上部槽に設けられ、一端が焼き入れ液の加圧手
    段に第1の接続導管を介して接続され他端が前記
    上部槽の軸方向に配向する半径方向ノズルの複数
    と、前記上部槽の上方部分に設けられ、前記焼き
    入れ液を前記加圧手段へ戻す戻り導管と、前記上
    部槽の下方に設けられ、内部に前記焼き入れ液を
    含むように構成された下部槽と、前記上部槽と前
    記下部槽の間に設けられ、前記焼き入れ液の循環
    および分散を組織化し且つその速度を制御するた
    めの組織化手段と、前記下部槽に設けられ、第2
    の接続導管を介して前記加圧手段と接続される前
    記焼き入れ液の取入口と、前記下部槽に設けら
    れ、前記焼き入れ液の温度を監視し且つ制御する
    制御手段と、前記試験片の前記上部槽への導入及
    び前記上部槽からの引上げを行うための導入引上
    げ手段とを備える試験片に対する焼き入れ試験装
    置。 2 前記半径方向ノズルの複数が、少なくとも1
    つの円形列を形成する特許請求の範囲第1項に記
    載の試験装置。 3 前記加熱炉は、前記加熱炉内の前記試験片の
    温度上昇と、前記試験片の選定された温度での熱
    的プラトーとを提供するプログラム可能な第1の
    プログラム手段を含んでいる特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の試験装置。 4 前記導入引上げ手段は、前記上部槽内の前記
    焼き入れ液中への前記試験片の下向き運動と、前
    記試験片の前記上部槽内における位置決めと、焼
    き入れ作業の終端における前記試験片の上向き運
    動とを提供するプログラム可能な第2のプログラ
    ム手段を含んでいる特許請求の範囲第1項から第
    3項のいずれか一項に記載の試験装置。 5 前記導入引上げ手段は、前記試験片が下端に
    固定されたロツドと、該ロツドを上下動させるた
    めのジヤツキとを含む特許請求の範囲第1項から
    第4項のいずれか一項に記載の試験装置。 6 前記組織化手段は、穴あき格子を含んでいる
    特許請求の範囲第1項から第5項のいずれか一項
    に記載の試験装置。 7 前記組織化手段は、直径が前記試験片の直径
    に少なくとも等しい軸方向オリフイスを有するダ
    イヤフラムが上部に設けられたはちの巣格子を含
    んでいる特許請求の範囲第1項から第5項のいず
    れか一項に記載の試験装置。 8 前記オリフイスの直径が前記試験片の直径の
    1から5倍である特許請求の範囲第7項に記載の
    試験装置。 9 前記組織化手段は、収歛円錐を含む特許請求
    の範囲第6項から第8項のいずれか一項に記載の
    試験装置。 10 前記組織化手段は、上部開口の直径が少な
    くとも試験片の直径に等しい収歛円錐を含む特許
    請求の範囲第1項から第5項に記載の試験装置。 11 前記上部開口の前記直径が前記試験片の前
    記直径の1から5倍である特許請求の範囲第10
    項に記載の試験装置。 12 前記組織化手段は、試験片に対する該組織
    化手段の位置を調整するための調整手段を含む特
    許請求の範囲第1項から第11項のいずれか一項
    に記載の試験装置。 13 前記上部槽は、該上部槽の上部に設けられ
    ていると共に、前記戻り導管に接続される周縁溢
    流リングを含む特許請求の範囲第1項から第12
    項のいずれか一項に記載の試験装置。 14 前記第1の接続導管及び前記第2の接続導
    管のそれぞれの内部にスクリユー型ロータメータ
    を含む特許請求の範囲第1項から第13項のいず
    れか一項に記載の試験装置。 15 前記上部槽は、前記組織化手段と前記試験
    片の間に配置される他のロータメータを含む特許
    請求の範囲第1項から第14項のいずれか一項に
    記載の試験装置。
JP62226248A 1986-09-11 1987-09-09 試験片に対する焼き入れ試験装置 Granted JPS63125613A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8612895 1986-09-11
FR8612895A FR2603901B1 (fr) 1986-09-11 1986-09-11 Dispositif d'etude de fluides de trempe et de trempabilite de materiaux

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63125613A JPS63125613A (ja) 1988-05-28
JPH0325485B2 true JPH0325485B2 (ja) 1991-04-08

Family

ID=9338962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62226248A Granted JPS63125613A (ja) 1986-09-11 1987-09-09 試験片に対する焼き入れ試験装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4840353A (ja)
EP (1) EP0260207A1 (ja)
JP (1) JPS63125613A (ja)
FR (1) FR2603901B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2780508B1 (fr) * 1998-06-24 2000-08-18 Durferrit Sarl Procede et dispositif pour le controle du pouvoir refroidissant d'un fluide
JP5574142B2 (ja) * 2009-01-26 2014-08-20 高周波熱錬株式会社 冷却液管理装置及び方法並びに測温素子

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2246675A (en) * 1940-08-09 1941-06-24 Sheffield Steel Corp Quenching apparatus
DE745860C (de) * 1942-04-15 1944-05-05 Habil Heinrich Arend Dr Ing Vorrichtung zur Bestimmung der Vielhaertungs- und Vielerwaermungszahl von Staehlen
GB702378A (en) * 1951-09-20 1954-01-13 Riv Officine Di Villar Perosa Apparatus for determining the cooling power of quenching baths
US2920988A (en) * 1956-07-02 1960-01-12 Bendix Aviat Corp Process for ultrasonic quenching of steel articles
US3517676A (en) * 1967-10-25 1970-06-30 Caterpillar Tractor Co Quench apparatus for providing pulsating and sweeping flow of quench fluid
US3589696A (en) * 1968-03-04 1971-06-29 Hayes Inc C I High vacuum electric furnace with liquid quench apparatus
DE3037639C2 (de) * 1980-10-04 1986-03-20 Joachim Dr.-Ing. 7250 Leonberg Wünning Vorrichtung und Verfahren zum Abschrecken von Werkstücken aus Stahl in einem Flüssigkeits-, insbesondere Ölbad
US4720310A (en) * 1981-11-26 1988-01-19 Union Siderurgique Du Nord Et De L'est De La France (Usinor) Process for effecting the controlled cooling of metal sheets

Also Published As

Publication number Publication date
FR2603901B1 (fr) 1988-11-18
FR2603901A1 (fr) 1988-03-18
EP0260207A1 (fr) 1988-03-16
US4840353A (en) 1989-06-20
JPS63125613A (ja) 1988-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107389445A (zh) 一种应力松弛试验评价材料再热裂纹敏感性的方法
CN105758758B (zh) 一种热疲劳试验机
CN107153025A (zh) 材料的高通量制备方法、其应用与材料的高通量制备的装置
JPH0325485B2 (ja)
Miksch et al. Loading conditions in horizontal feedwater pipes of LWRs influenced by thermal shock and thermal stratification effects
CN104458474B (zh) 一种压铸模热疲劳测试装置
CN201222028Y (zh) 用于静态高温环烷酸腐蚀的实验装置
US4612799A (en) Method and apparatus for measuring viscosity
Tensi et al. Measuring of the quenching effect of liquid hardening agents on the basis of synthetics
JPH10170421A (ja) 熱衝撃試験方法およびその装置
CN106769594A (zh) 一种热疲劳实验方法
CN113865984B (zh) 适用于放射性管状样品的真空/惰性气体保护试验装置
EP1167548B1 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Bestimmen der Abkühlwirkung einer strömenden Gasatmosphäre auf Werkstücke
Fang Influence of nozzle type and configuration and surface roughness on heat transfer during metal quenching with water
Hu et al. Mathematical simulation and experimental verification of melting resulting from the coupled effect of natural convection and exothermic heat of mixing
CN101008639A (zh) 石油产品倾点的精确测试方法及装置
US4508460A (en) Process and apparatus for continuous measurement of the pour point of oil
Theofanous The physicochemical origins of the seveso accident—I: Initial heatup
CN208526556U (zh) 金刚石压机
CN109443577A (zh) 一种金属变温过程测温装置及其使用方法
CN111504801A (zh) 一种高温液相腐蚀环境中进行应力腐蚀实验的装置及方法
CN220271079U (zh) 一种自动定量浇水的抗热震性实验装置
CN110819775A (zh) 一种可测连续温度场的端淬试验机及其测量方法
Mukhopadhyay et al. Prediction of temperature in secondary steelmaking: mathematical modelling of fluid flow and heat transfer in gas purged ladle
DE513383C (de) Geraet zur Bestimmung des linearen Waermeausdehnungskoeffizienten