JPH0325460Y2 - - Google Patents

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JPH0325460Y2
JPH0325460Y2 JP1986153704U JP15370486U JPH0325460Y2 JP H0325460 Y2 JPH0325460 Y2 JP H0325460Y2 JP 1986153704 U JP1986153704 U JP 1986153704U JP 15370486 U JP15370486 U JP 15370486U JP H0325460 Y2 JPH0325460 Y2 JP H0325460Y2
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JP
Japan
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valve body
seat ring
reinforcing
core metal
reinforcing core
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JP1986153704U
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JPS6359272U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、補強部材と一体に成形されたゴム状
弾性材よりなるシートリングを、弁本体の内面に
取付けるようにしたバタフライ弁における、特
に、シートリングの補強部材の構造に関し、高
圧、高温流体の流れる管路や高真空状態になる真
空管路等に使用して好適のものである。
(従来の技術) 従来、バタフライ弁の弁座にゴム等の弾性体か
らなる環状のシートリングを装着し、該弾性体
に、剛性を増すために、第2図に示すように補強
芯金を埋設し、該補強芯金をリング状に成形した
ものがあつた。なお、図中、1は弁本体、2はゴ
ム製シートリング、3は補強芯金である。
また、補強部材をリング状に成形すると共にそ
の両端部に縁を設けた補強輪とし、該補強輪の円
筒状部の外部を空〓としたものも、特公昭59−
7069号公報に示すように従来公知である。
このものは、上記空〓の存在により、弁体が閉
止状態にあるとき弁体の喰い込み撓み量に対する
反撥力が緩やかな変化(勾配)を示すため、同じ
反撥力を得るのに従来のものより広い範囲で撓み
量を設定でき、従つて、製造に当つて広い範囲で
撓み量を調整すればよいので少々雑な作り方でも
漏れ止め効果は十分発揮できるとされていた。
(考案が解決しようとする問題点) 第2図に示した従来のものは、シートリング2
に埋設された補強芯金3が帯状の金属をリング状
(円筒状)に成形されているため、該補強芯金3
とシートリング材との接触面積が少なく、また高
温流体の場合、該補強芯金とゴム製シートリング
材との接着強度が大きく減少するという問題点が
あつた。またこのものでは、補強芯金3の製作は
容易であるが、射出成形で補強芯金をゴム材に内
包する際、補強芯金の位置ずれや歪が発生し易
く、所期の性能が発揮できない。そのため、補強
芯金を厚肉にするとか或いは射出成形時に金型内
の支持箇所を多くした場合、製造コストが却つて
高くなるという問題点があつた。
一方、補強部材の外部に空〓を形成した上記従
来公知のものでも、高温流体の流れる管路に使用
する場合、補強部材とシートリングを構成するゴ
ム材との接着強度が大きく減少するという問題点
があつた。他方、遮断弁において、高温流体を流
す場合も弁座の変形及び硬度低下を防止するため
に、弁座に環状冷却室を形成し、該冷却室に冷却
流体を導く通路を弁本体に設けたものも従来公知
である(実開昭59−132970公報参照)が、このも
のは構造が複雑であるという問題点があつた。
本考案は、上記した問題点を解決することを技
術的課題としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来技術の問題点を解決す
るために、補強部材と一体に成形されたゴム状弾
性材からなるシートリングを有し、該補強部材
を、シートリング外側に埋設され折れ曲げ部を形
成した補強芯金によつて構成し、該補強芯金と弁
本体内面との間に空間を形成したバタフライ弁に
おいて、上記補強芯金の折り曲げ部を、プレス成
形により断面が底部の幅をやや広くしたほぼU字
形の溝を複数並設して構成し、該補強芯金の両端
部の内側に弁本体内面と密接してシールリングを
装着して該空間と外部とをシールし、該空間に冷
却流体を導く通路を弁本体に設けたことを特徴と
している。
(作 用) 本考案は、上記のように補強芯金は薄板をプレ
ス成形にて断面が底部の幅をやや広くしたほぼU
字形の溝を複数並設して、より剛性を持たせた形
状をなしており、且つシートリングのゴム材と一
体にて加硫成形されているので、より強度が増加
され、また、折り曲げ部の形成により、ゴムとの
加硫接着面積が大きくなつているので、弁本体に
加えられる内外の高差圧或いは高真空にも十分耐
えることができる。
また高温流体が流れる場合、外部より弁本体と
シートリング内の補強芯金間に形成された空間に
冷却流体を流すことにより、シートリングのゴム
材が冷却されるので、従来のもののようにシート
リングの耐久性並びに補強芯金とゴムとの接着強
度の低下をもたらすことがない。この際、冷却流
体は、補強芯金の両端部の内側に弁本体の内面と
密接して装着されたシールリングにより、外部へ
の流出が阻止されている。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すバタフライ
弁のシートリングの要部を断面で示す斜視図であ
り、図中、第2図に記載された符号と同一の符号
は同一ないし同類部分を示すものとする。
図において、1は弁本体、2はゴム製のシート
リングであり、該シートリング2の外側(外周部
に近い区域)に、薄板を剛性を持たせるためにプ
レス成形により、断面が底部の幅をやや広くした
ほぼU字形をなした溝を複数(図では2個)並設
して折り曲げ部13aを形成した補強芯金13が
一体に加硫成形され、該補強芯金13の溝状折り
曲げ部13aの外側面と弁本体1の内面との間に
空間11が形成されており、該補強芯金13の両
端部の内側には、弁本体1の内面と密接してシー
ルリング12が装着されており、空間11と外部
とがシールされている。
更に、弁本体1には、補強芯金13と弁本体1
の内面間に形成された空間11に冷却効果のある
流体例えば清水を導く通路14が設けられてい
る。なお、該通路14は、弁本体1の側壁部より
空間11へ貫通するようにして穿設されており、
空間11内の冷却流体を流れるようにして冷却効
果を増すために、冷却流体の導入孔と導出孔とを
直径方向の対称位置に設けるようにするとよい。
この実施例によれば、薄板で構成された補強芯
金13は、プレス加工により底部の幅をやや広く
したほぼU字形の外方に解放された溝状の折り曲
げ部13aを形成しているため、該補強芯金13
に剛性が一層加えられるばかりでなく、加硫接着
面積が一層大きくなるので、弁本体に加えられる
内外の高差圧或いは高真空にも十分耐えることが
できる。
また、高温流体が流れる場合には、冷却流体通
路14より、補強芯金と本体間に形成された空間
内に冷却流体を流すことにより、シートリングの
ゴム材が冷却されるので、従来のようにシートリ
ングの耐久性並びに補強芯金とゴムとの接着強度
の低下をもたらすことがない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、シート
リングの外側に埋設された補強芯金の折り曲げ部
を、プレス成形により断面が底部の幅をやや広く
したほぼU字形の溝を複数並設した剛性を有する
形状にし、シートリングのゴム材と一体にて加硫
成形されるように構成したことにより、補強芯金
の剛性が一層増してシートリングの強度が大きく
なるばかりでなく、加硫接着面積が一層大きくな
るので、弁本体に加えられる内外の高差圧或いは
高真空にも十分耐えることができる。
また、弁本体とシートリングに埋設された薄板
との間に形成された空間に冷却流体を流すように
したことにより、高温流体を流す場合でも、従来
のもののようにシートリングの耐久性並びに補強
芯金とシートリング材との接着強度の低下をもた
らすことがなく、更に、補強芯金の両端部の内側
に弁本体内面と密接してシーリングを装着したこ
とにより、上記冷却流体の外部への漏出を阻止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すバタフライ弁
のシートリングの要部を断面で示す斜視図、第2
図は従来例を示す第1図と同様の斜視図である。 1……弁本体、2……シートリング、11……
空間、12……シールリング、13……補強芯
金、14……冷却流体通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 補強部材と一体に成形されたゴム状弾性材から
    なるシートリングを有し、該補強部材を、シート
    リング外側に埋設され折れ曲げ部を形成した補強
    芯金によつて構成し、該補強芯金と弁本体内面と
    の間に空間を形成したバタフライ弁において、上
    記補強芯金の折り曲げ部を、プレス成形により断
    面が底部の幅をやや広くしたほぼU字形の溝を複
    数並設して構成し、該補強芯金の両端部の内側に
    弁本体内面と密接してシートリングを装着して該
    空間と外部とをシールし、該空間に冷却流体を導
    く通路を弁本体に設けたことを特徴とするバタフ
    ライ弁のシートリング。
JP1986153704U 1986-10-08 1986-10-08 Expired JPH0325460Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986153704U JPH0325460Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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JP1986153704U JPH0325460Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6359272U JPS6359272U (ja) 1988-04-20
JPH0325460Y2 true JPH0325460Y2 (ja) 1991-06-03

Family

ID=31072821

Family Applications (1)

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JP1986153704U Expired JPH0325460Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0828749A (ja) * 1994-07-22 1996-02-02 Kubota Corp 流体機器のライニング構造

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JPS597069A (ja) * 1982-07-05 1984-01-14 Tokyo Electric Co Ltd レシ−ブプリンタの紙送り制御装置

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Publication number Publication date
JPS6359272U (ja) 1988-04-20

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