JPH03251883A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH03251883A
JPH03251883A JP31931790A JP31931790A JPH03251883A JP H03251883 A JPH03251883 A JP H03251883A JP 31931790 A JP31931790 A JP 31931790A JP 31931790 A JP31931790 A JP 31931790A JP H03251883 A JPH03251883 A JP H03251883A
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徳橋 正樹
Wataru Yasuda
亘 安田
Seiji Oka
誠二 岡
Takeshi Deki
出来 剛
Junichi Terai
純一 寺井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、潜像担持体表面に沿って配設された複数の現
像スリーブと、各現像スリーブの内部に固定配置された
磁石とを有し、各現像スリーブを同方向に回転駆動し、
二成分系現像剤を各現像スリーブと潜像担持体との間の
現像領域を順次通過させ、該現像剤中のトナーによって
、潜像担持体に形成された静電潜像を可視像化する現像
装置に関する。
〔従来の技術〕
電子複写機、プリンタ或いはファクシミリ等の画像形成
装置において、トナーとキャリアを有する粉体状の二成
分系現像剤を用いた上記形式の現像装置を採用すること
は従来より公知である。
1本だけの現像スリーブを用いる現像装置も周知である
が、この装置の場合には、現像領域へ所定量の現像剤を
搬送し、所定濃度の可視像が得られるように、現像スリ
ーブの線速を潜像担持体の線速よりも例えば3倍ないし
はそれ以上の大きな値に設定する必要がある。ところが
このように線速比を設定すると、潜像担持体に形成され
た可視像の後端又は前端にベタクロス白抜けと称せられ
ている画像の欠けた部分ができてしまう。
これに対し、冒頭に記載した現像装置のように、複数の
現像スリーブを用いると、潜像担持体に対する各現像ス
リーブの線速を下げても、複数の現像領域において順次
現像動作が行われるので、所定濃度の可視像を得ること
が可能となり、これに伴ってベタクロス白抜は現象の発
生を抑えることが可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、複数の現像スリーブを用いると、現像剤の一
部が、互いに隣接する現像スリーブの間のギャップを通
り抜け、所定の搬送経路を搬送されなくなる異常搬送を
起こす恐れがあり、かがる異常搬送は一般につれ回わり
と称せられている。
例えば、複数の現像スリーブが上下位置関係をもって配
置され、下側の現像スリーブに供給された現像剤が上側
の現像スリーブに受は渡され、引き続きこの現像剤が上
側の現像スリーブと潜像担持体との間の現像領域を通り
、次いで下側の現像スリーブと潜像担持体との間の現像
領域を通るように構成された現像装置において、下側現
像スリーブに供給された現像剤の一部が、上側現像スリ
ーブに移行せず、両現像スリーブ間のギャップを通って
直接下側現像スリーブと潜像担持体の間の現像領域へ搬
送されてしまうことがある。このようなつれ回わり現象
が発生と、上下の現像スリーブの現像剤担持量に差がで
き、これが可視像の画質に微妙な影響を与え、狙った濃
度の可視像が得られなくなったり、潜像担持体に対する
負荷の変動が生じ、該担持体の速度にむらが発生して可
視像に縞状の画像濃度むらができるなどの不具合が発生
する。
そこで、上側現像スリーブの近傍に、磁石を内設した現
像剤供給スリーブを設け、これによって現像剤を直に上
側現像スリーブに供給する構成が提案されている。とこ
ろがこの構成によると現像剤供給スリーブを追加する必
要があるため、現像装置が大型化し、しかもそのコスト
が上昇する欠点を免れない。
また互いに隣接する2本の現像スリーブの一方の現像ス
リーブと潜像担持体との間の現像領域を通った現像剤が
、他方の現像スリーブと潜像担持体との間の現像領域へ
搬送されるべきとき、その現像剤の一部が両現像スリー
ブの間のギャップを通過するつれ回ねり現象が発生する
こともあり、この場合には、トナー飛散などの不具合も
発生する。
本発明の目的は、コストの上昇を伴うことなく、簡単な
構成によってつれ回わり現象の発生を防止しつつ、安定
状態で現像剤を搬送し、高品質な可視像を形成できる現
像装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、潜像担持体表面に沿
って上下位置関係をもって配置された上側現像スリーブ
及び下側現像スリーブと、各現像スリーブの内部に、そ
の円周方向に沿って固定配置された磁石とを有し、前記
上側現像スリーブと下側現像スリーブを同方向に回転駆
動し、下側現像スリーブに供給された二成分系現像剤を
、前記各磁石の磁力と各現像スリーブの回転とによって
、下側現像スリーブから上側現像スリーブに移行させ、
上側現像スリーブと潜像担持体との間の現像領域を通過
させた後、再び下側現像スリーブに移行させて下側現像
スリーブと潜像担持体との間の現像領域を通過させ、各
現像領域を通過する現像剤中のトナーによって、潜像担
持体に形成された静電潜像を可視像化する現像装置にお
いて、上側現像スリーブと下側現像スリーブとの最接近
領域近傍の上側現像スリーブの内部に、該スリーブの円
周方向に沿って配設された2個の磁石の、該現像スリー
ブの内周面を向いた方の磁極が互いに異極に設定され、
前記最接近領域近傍の下側現像スリーブの内部に設けら
れた1個の磁石の、該スリーブの内周面を向いた方の磁
極が、上側現像スリーブ内の前記2個の磁石のうちの潜
像担持体に近い方の磁石の、上側現像スリーブ内周面を
向いた方の磁極に対して異極となるように設定され、前
記3個の磁石が形成する磁界がループ状をなしているこ
とを特徴とする現像装置を提案する。
また本発明は、潜像担持体表面の移動方向に沿って配設
された複数の現像スリーブと、各現像スリーブの内部に
固定配置された磁石とを有し、各現像スリーブを同方向
に回転駆動し、二成分系現像剤を、磁力によって現像ス
リーブに吸着保持しながら各現像スリーブと潜像担持体
との間の現像領域を順法通過させ、各現像領域を通過す
る現像剤中のトナーによって、潜像担持体に形成された
静電潜像を可視像化する現像装置において、互いに隣接
する2本の現像スリーブに内設された磁石の、ほぼ各現
像領域を向いた両現像極が互いに異極であり、かつ当該
2本の現像スリーブと潜像担持体との間の現像剤の搬送
経路に沿う前記両現像極の間の領域に磁極が存在しない
ことを特徴とする現像装置を提案する。
その際、互いに隣接する前記2本の現像スリーブと潜像
担持体との間の現像剤搬送経路における上流側に位置す
る現像スリーブ内の現像極の現像スリーブ周方向におけ
る中心が、この上流側現像スリーブと潜像担持体との最
接近位置よりも、現像剤搬送経路上の下流側に位置し、
現像剤搬送経路における下流側に位置する現像スリーブ
内の現像極の現像スリーブ周方向における中心が、この
下流側現像スリーブと潜像担持体との最接近位置よりも
、現像剤搬送経路上の上流側に位置していることが特に
望ましい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。
第1図は本発明に係る現像装置の一例を示しており、先
ずその全体構成から明らかにする。
現像袋W1は潜像担持体の一例であるドラム状の感光体
2に近接配置され、該感光体2は、第1図に矢印Aで示
したように図における時計方向に回転駆動される。現像
装置1の現像容器3内には磁性キャリアと磁性又は非磁
性のトナーを有する粉体状の二成分系現像剤4が収容さ
れている。この現像剤中のトナー濃度が低下すると、ト
ナー補給ローラ207が回転してトナー容器5内のトナ
ー6が現像容器3内の現像剤4中に補給され、撹拌ロー
ラ7.107によって撹拌される。
現像容器3には、感光体1と平行に、かつその表面に近
接して配置された上側現像スリーブ8及び下側現像スリ
ーブ8aの2本の現像スリーブと、現像剤汲み上げ回転
体の一例であるパドルホイール9が配置されている。
各現像スリーブ8,8aは非磁性体、例えばアルミニウ
ムやステンレス鋼などの金属製の円筒体より成り、感光
体表面の移動方向に沿って上下位置関係をもって配設さ
れていて、上側現像スリーブ8が上位に、下側現像スリ
ーブ8aがその下位に配備されている。両現像スリーブ
8,8aは、図示していない駆動装置によって共に図に
おける反時計方向に回転駆動される。すなわち両スリー
ブ8,8aは同じ方向に回転駆動されるのである。
各現像スリーブ8,8aの内部には、それぞれ符号10
,10aによって全体を示したように、複数の磁石が各
スリーブ8,8aの円周方向に沿って固定配置されてい
る。
パドルホイール9は、図における反時計方向に回転駆動
され、これにより現像容器3内の現像剤4が撹拌されつ
つ汲み上げられ、下側現像スリーブ8aの表面に供給さ
れる。
感光体2が矢印A方向に回転駆動されるとき、その表面
に静電潜像が形成され、本例では、静電潜像は現像装置
1との隣接部において、上方から下方へ移動する。
前述のようにパドルホイール9によって下側現像スリー
ブ8aに供給された現像剤は、各現像スリーブ8a、8
の回転と、これらに内設された磁石10a、10の磁力
とによって、現像スリーブに担持されつつ、破線矢印の
方向に搬送される。
すなわち、先ず下側現像スリーブ8aに供給担持された
現像剤は破線矢印B1で示すように下側現像スリーブ8
aから上側現像スリーブ8に移行し、該スリーブ8aに
担持されつつ破線矢印B2で示すようにドクターブレー
ド14を通過し、このとき余分な現像剤が掻き取られる
。ドクターブレード14を通過した適正量の現像剤は、
矢印B3で示すように上側現像スリーブ8と感光体2ヒ
′7′コ2の上側の現像領域D1を通り、次いで再び下
側現像スリーブ8aに移行し、下側現像スリーブ8aと
感光体2との間の下側現像領域D2を通り、引き続き下
側現像スリーブ8aから離れ、現像容器3の底部へ流れ
てパドルホイール9によって撹拌される。
ドクターブレード14で掻き取られた現像剤はセパレー
タ13によって案内されながら下方に落下する。
現像剤4が上述のように搬送され、かつ撹拌されること
により、そのトナーとキャリアが互いに逆極性に摩擦帯
電され、かかる現像剤が上記の如く各現像領域D1.D
2を通るとき、現像剤中のトナーが感光体2に形成され
た静電潜像に静電的に移行し、該潜像が可視像化される
上述したところは従来の現像装置と変りはない。
この形式の現像装置によれば、現像スリーブ8゜8aの
線速V、と感光体2の線速V、の比V @ / V p
を例えば1.5程度に下げても可視像の画像濃度低下を
防止でき、これによってベタクロス白抜は現象の発生を
防止することが可能となる。
ところが先にも説明したように、複数本の現像スリーブ
8,8aを用いた従来の現像装置においては、下側現像
スリーブ8aに供給された現像剤が第1図に鎖線矢印で
示したように、両現像スリーブ8,8aの間のギャップ
を通って直に下側の現像領域D2へ搬送されてしまう「
つれ回わり現象」が発生する恐れがあった。このような
つれ回わり現象が発生すると、先に説明したように、′
可視像の濃度低下、感光体に対する負荷変動、縞状の画
像濃度むらが発生するほか、つれ回ねりした下側現像ス
リーブ上の現像剤が、下側の現像領域D2を通ったあと
、そのまま下側現像スリーブ8aに吸着したまま上下の
現像スリーブ8,8aの間を通って循環することもあり
、これによってトナー濃度の薄くなった現像剤が現像領
域D2を通過し、可視像の画像濃度を低下させることも
ある。
さらに、下側現像スリーブ8a上の現像剤量が増大し、
これが現像容器3の先端部103に当って蹴られ、これ
が現像装置の下方へ落下して、その周辺を現像剤で汚す
恐れもある。
そこで本例では、各現像スリーブ8,8aに内設された
磁石10.10aの磁極を次のように配置することによ
って、上述の欠点を除去した。
第2図は第1図に示した現像スリーブ8,8aとその内
部の磁石10,10aの配置状態を示した説明図である
。ここでは、上側現像スリーブ8に内設された磁石10
の個々の磁石に対しP□からP、の符号を付し、また、
下側現像スリーブ8aに内設された磁石10の個々のも
のに対してはQ□からQlまでの符号をそれぞれ付しで
ある。以下に各磁石の磁極の極性について説明するが、
ここで説明する各磁極は、全て各現像スリーブ8゜8a
の円周面を向いた方の磁極(外側の磁極)を意味するも
のとする。
ここで上側現像スリーブ8と下側現像スリーブ8aとの
最接近領域近傍の各スリーブ8,8aに内設された磁石
に注目するとして、上側現像スリーブ8にはこのスリー
ブ8の円周方向に沿って配設された2個の磁石p1.p
2があり、下側現像スリーブ8aには1個の磁石Q1が
存在する。゛その際、上側現像スリーブ8内の2個の磁
石P工、P2の磁極は互いに異極に設定され、図の例で
は前者がS極、後者がN極となっている。また下側現像
スリーブ8a内の磁石Q工の磁極は、上側現像スリーブ
8内の2個の磁石Pi、P2のうちの感光体2に近い方
の磁石P□の磁極に対して異極(図の例ではN極)とな
っている。従って磁石Q1の磁極と磁石P2の磁極は互
いに同極である。
上述のように3個の磁石P□+PztQ□の磁極がそれ
ぞれ設定されているため、これらにより形成される磁界
は、第2図に斜線を施した帯状の矢印で示したように、
ループ状をなした流れとなる。
すなわち、磁石P2と磁石Q1とによる磁界Xと、磁石
P1と磁石Q1とによる磁界Yが、上下の現像スリーブ
間に形成されることになり、一方の磁界Xは、下側現像
スリーブ8a上の現像剤を上側現像スリーブ8に汲み上
げる働きをなし、他方の磁界Yは上側現像スリーブ8上
の現像剤を下側現像スリーブ8aに汲み下げる働きをな
す、他の磁石Pa、P4.PS、Q2− Qa−Qlの
各磁極の極性は第2図に例示するように設定されている
このような構成により、下側現像スリーブ8aに供給さ
れた現像剤は、磁界Xによって確実に、すなわちつれ回
ねりすることなく、上側現像スリーブ8に移行し、かつ
上側の現像領域D□を通過した現像剤は、磁界Yによっ
て確実に下側現像スリーブ8aに移行でき、先に説明し
たように、現像剤を循環させて現像動作を行うことがで
きる。
このようにして、現像剤のつれ回ねり現象の発生を阻止
できるのである。従って現像剤を上側現像スリーブ8に
直に供給する現像剤供給スリーブを設ける必要はなく、
現像装置のコストの低減、並びに構造の小型化を達成で
きる。
上述の作用をより詳しく説明すると、第2図がら判るよ
うに、磁石P2とQlの磁極が互いに同極(図の例では
N極)となっているので、これらの磁石P2.Q1によ
って形成される磁界Xは、感光体2の側から離れた向き
に大きく張り出し、遠回りをした磁界となっている。こ
のため、より効果的に現像剤が下側現像スリーブ8aか
ら上側現像スリーブ8へ汲み上げられる。仮に、磁石P
2とQlの磁極を異極に設定したとすると、これらの磁
石により形成される磁界によって現像剤は一時二二で保
持され、後から搬送されてくる現像剤によって上方へ押
し上げられ、磁石P2へ引き寄せられる位置にきて初め
て上側現像スリーブ8に汲み上げられるので、汲み上げ
性が低下するだけでなく、両現像スリーブ8,8a間の
狭いギャレプに現像剤が保持され、つれ回わり現象が発
生し易くなる。
また現像剤が上側現像スリーブ8がら下側現像スリーブ
8aに移行するとき、その量が不均一となり、成る時点
では多量の現像剤が移行し、成る時点では少量の現像剤
が移行するような事態が発生すると、可視像に濃度むら
が生じる恐れがある。
すなわち、上側の現像領域D0を通過する現像剤は、ド
クターブレード14によって量を規制されているので、
その量は比較的均一となるが、下側現像スリーブ8aに
はこのような現像剤の量規制手段がないため、上側現像
スリーブ8から下側現像スリーブ8aに移行する現像剤
量が不均一となると、これを補正することができず、こ
れがそのまま可視像の濃度むらとして現われてしまうの
である。
ところが、第1図及び第2図に示した現像装置では、磁
石P1とQlの磁極が互いに異極となっていて、これら
の間に両現像スリーブ8,8aの間を遮蔽する如きカー
テン状の磁界Yが形成されているので、上側現像スリー
ブ8の現像剤は順次均一に下側現像スリーブ8aに送り
出される。このようにして、下側現像スリーブ8aに移
行した現像剤量を均一にでき、上述の不具合が発生する
ことを阻止できる。
ところで、磁石P□、p、、Q、の各磁極の極性を前述
のように設定すると、上側現像スリーブ8内の2個の磁
石PilPi1の磁極は互いに異極となり、これらの間
に磁界が形成され、これによって、上側現像スリーブ8
から下側現像スリーブ8aに移行しようとする現像剤が
両現像スリーブ8,8aの間のギャップに引き込まれ、
上側現像スリーブ8におけるつれ回わり現象が発生する
ことも考えられる。かかるつれ回わり現象が発生すると
、下側現像スリーブ8a上の現像剤の量が減少するため
、下側現像領域D2での現像剤によるバッキング状態が
低下し、これによって現像剤中のトナーが現像装置外へ
飛散しやすくなるだけでなく、つれ回わりした現像剤が
再び上側現像スリーブ8に付着したまま上側の現像領域
D□に至ること゛があるため、−度使用された現像剤が
再び上側現像領域D1を通過し、可視像の画像濃度を異
常に低下させる恐れもある。
このようなつれ回わり現象を解消するには、磁石P工と
P2の少なくとも一方の磁力を弱め、両者間に形成され
る磁界の強さを低下させればよい。
ところが磁石P2の磁力を弱めると、磁界Xの強さが低
下するため、現像剤の汲み上げ性能が低下する。
そこで第1図及び第2図に示した例では、上側現像スリ
ーブ8の回転方向における上流側に位置した磁石P工の
磁力の強さを、下流側の磁石P2の磁力の強さよりも小
さく設定し、両磁石P工、P2の間に形成される磁界を
弱め、ないしはこの磁界が実質的に存在しない状態とし
、上側現像スリーブ8における前述の現像剤のつれ回わ
りを防止し。
かつ磁石P2とQ工の間に形成される磁界Xの強さを高
め、現像剤の汲み上げ性能の低下を阻止している。
なお、下側現像スリーブ8a内の磁石Q工に対して、該
スリーブ8aの回転方向上流側の約90°の位置に磁石
Q2が配置されているが、この磁石Q2はパドルホイー
ル9によって下側現像スリーブ8aに供給された現像剤
を1両現像スリーブ間の現像剤汲み上げ領域まで順次送
り出し、現像剤を安定状態で搬送する働きをなすもので
ある。
この磁石Q2がないと、下側現像スリーブ8aとパドル
ホイール9の間に現像剤が溜り、パドルホイール9のト
ルクアップを招く、またこの磁石Q2の磁極は、その下
流側の磁石Q1の磁極と同極となっているが、もしもこ
れらが異極であると、前述の磁界のループがくずれ、現
像剤が磁石Q2のところから、磁石Q、のどころに搬送
されてつれ回わり現象が発生し、現像剤が上側現像スリ
ーブ8に汲み上げられなくなる恐れを生じる。
以上のような構成によって、現像剤はパドルホイール9
から下側現像スリーブ8aへ、さらに上側現像スリーブ
8へ1次いで下側現像スリーブ8aへと安定した状態で
還流することができる。
以上説明した実施例は請求項1に対応するものであるが
、この構成は、3本以上の現像スリーブを用いた場合に
も適用でき、その場合には、互いに隣接して位置する上
下の2本の現像スリーブとその内部の磁石に対して、請
求項1に記載した如く構成すればよい。
第3図は請求項2及び3に対応する現像装置1を示して
いる。この実施例においても、感光体2の表面の移動方
向Aに沿って複数の現像スリーブ8.8aが配設され、
各現像スリーブ8,8aの内部に磁石10,10aがそ
れぞれ固定配置され。
現像動作時に両現像スリーブ8,8aが同方向の反時計
方向に回転駆動され、二成分系現像剤が磁石10,10
aによって現像スリーブ8a、8に保持されながら矢印
Bl、B2.B3で示す如く搬送され、各現像スリーブ
8,8aと感光体2との間の現像領域D□t D2を順
次通過し、各現像領域を通る現像剤中のトナーによって
、感光体2に形成された静電潜像が可視像化される。各
現像スリーブ8,8aの内部に設けられた各磁石10゜
10aが、フェライト磁石やゴム磁石、或いはナイロン
粉末とフェライト粉末を混練して成形したプラスチック
磁石などから成ることも先の実施例と同様である。但し
、第3図においては1円柱状の磁石10,10aが用い
られているが、第1図及び第2図の磁石と同様に各ブロ
ックに分割された磁石を用いてもよい。
先の実施例と異なるところは、互いに隣接する現像スリ
ーブ8,8aに内設された磁石10,10aの、ほぼ各
現像領域D1.D、を向いた。所謂現像極E□、F1が
互いに異極となっていて、この例では上側の現像極E1
がN極、下側の現像極F工がS極となっている点である
。しかも、これら2本の現像スリーブ8,8aと感光体
2との間の現像剤の搬送経路B3に沿う両現像極E、、
F□の間の領域には磁極が存在しない。
パドルホイール9の回転によって下側の現像スリーブ8
aに汲み′上げられた現像剤は、その内部の磁石10a
の磁極F、の磁力でスリーブ8上に吸着され、該スリー
ブ8の反時計方向の回転により搬送されながら上側の現
像スリーブ8へと、°その内部の磁石10の磁極E2に
よる磁力によって受は渡され(矢印B1)、上側現像ス
リーブ8に担持されつつ、該スリーブ8とその内部の磁
極E、の磁力で搬送され(矢印B2)、現像極E1のと
ころの上側現像領域D1で現像動作を行う。次いでこの
現像剤は下側の現像スリーブ8aの現像極F1のところ
へ受は渡され(矢印B3)、この現像領域D2で2度目
の現像を行い、磁極F2の作用下にさらに搬送され、現
像容器3の底板上に落下する。現像極E1.F1以外の
各磁極の極性は第3図にS、Nを付して示す通りである
上述のように、第3図に示す実施例においては、上側の
第1の現像領域D1から第2の現像領域D2に直接受は
渡される。すなわち、現像剤の搬送経路B3に沿う両現
像極E□、F1の間に他の磁極が存在しないので、現像
剤は互いに異極の両現像極E4.F1の作用と、現像ス
リーブ8,8aの回転とによってのみ搬送され、現像剤
は両現像スリーブ8,8aの間のギヤツブ内部と引き込
まれるような磁力を受けることがない。このため、上側
の現像領域D1を通った現像剤が、そのまま上側の現像
スリーブ8に吸着されたまま、両スリーブ8゜8aの間
のギャップ内へ搬送されるつれ回わり現象は発生しない
また、パドルホイール9によって下側の現像スリーブ8
aに供給された現像剤が上側の現像スリーブ8へ受は渡
されるときも、互いに異極の磁極F、、E、の作用と、
各スリーブ8,8aの回転の作用のみで、直接、上側の
現像スリーブ8へ移送されるので、この現像剤が下側の
現像スリーブ8aに付着したまま両現像スリーブ8,8
aの間のギャップに送り込まれて感光体2の側へ抜けて
しまうつれ回わり現象も阻止できる。
上述のように、極く簡単な構成によって現像剤のつれ回
わり現象を防止できる。第1図及び第2図の構成では、
各磁石の位置、その磁力の強さなどの設定に高い精度が
要求されることもあるが、第3図に示した実施例では極
く簡単な構成で、しかも低コストで現像剤のつれ回わり
を防止できるのである。
また第3図に示した実施例では、互いに隣接する2本の
現像スリーブ8,8aと、感光体2との間の現像剤搬送
経路B3におけるその上流側の現像スリーブ8内の現像
極E工、より正確には、現像スリーブ8の周方向におけ
る現像極E□の中心が、この上流側現像スリーブ8と感
光体2との最接近位置G1よりも、現像剤搬送経路B3
上の下流側に位置している。第3図の例では、この現像
極E工が、最接近位1iG工よりも、θで示す角度だけ
下流側に位置をずらしている。また同じ現像剤搬送経路
B3における下流側に位置する現像スリ−ブ8a内の現
像極F1、より正確には現像スリーブ8aの周方向にお
ける現像極F1の中心が、この下流側の現像スリーブ8
aと感光体2との最接近位IG、よりも、現像剤搬送経
路B3上の上側に位置している。第3図の例では、この
現像極F1も、最接近位置G2よりθで示す角度だけ上
流側に位置をずらしている。
上記構成によると、各現像極E1.F1が各最接近位I
G1.G2の間の領域の外側に位置している場合に比べ
て、両現像極E□ F 1が互いに近づき、これらの間
に形成される磁界、従って現像剤のブリッジ状のチェー
ンが、感光体2から図における右方へ離れた位置に形成
される。このため、この現像剤のチェーンが感光体2の
表面から離れ、或いはその接触圧が弱まり、現像剤が感
光体2から受ける抵抗が下がる。その結果、現像剤はス
ムースに搬送され、可視像に横縞状の濃度むらができる
不具合を防止できる。もしも、各現像極E1゜Flが各
最接近位1!G1.G2の間の領域の外側に位置してい
たとすると、両者間には、感光体2の側に大きく入り込
んだ磁界が形成されるのC1これに沿って形成されよう
とする現像剤のチェーンが感光体2の表面に強く当り、
その抵抗が増大することになる。このように現像剤に作
用する抵抗が大きくなると、この現像剤がこの部分に一
旦留まり、次いでこれが急激に流れる脈動状態の搬送が
行われるようになり、これによって可視像に横縞状の濃
度むらができる恐れを免れない。本例ではこのような不
具合も阻止できるのである。
第3図に示した実施例の他の構成は第1図と変りはない
なお、第3図においても第2図と同様に、互いに隣接す
る2本の現像スリーブ8,8aが上下に配置されている
ように示したが、第3図に関連した各構成は、第4図に
示すように、複数の現像スリーブ8,8aが例えば水平
方向に配置されているとき、また現像剤が矢印B31又
はB32で示すように専ら各現像スリーブ8,8aと感
光体2との間を通るように構成されているときにも適用
できるものである。勿論、現像スリーブが3本以上設け
られているときも同様である。
上述した各実施例において、感光体表面の移動方向は、
図示した方向と逆方向であってもよい。
〔発明の効果〕
請求項1に記載の構成によれば、上側現像スリーブに現
像剤を直に供給する特別な手段を設けなくとも、下側現
像スリーブに供給された現像剤をつれ回わりを防止しつ
つ、下側現像スリーブから上側現像スリーブへ移行させ
、再び上側現像スリーブから下側現像スリーブへと安定
して搬送でき、現像剤をスムースに還流させて高品質な
可視像を形成することができる。
請求項2に記載の構成によれば、極く簡単な構成によっ
てつれ回わりを防止することができる。
請求項3に記載の構成によれば、可視像に横縞状の濃度
むらが発生することを阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現像装置の全体構成を示す断面図、第2図は上
側現像スリーブと下側現像スリーブとそれらに内設され
た磁石との位置関係を説明する図、第3図は他の実施例
を示す断面図、第4図は現像スリーブの他の配置例を示
す断面図である。 1・・・現像装置 4・・・二成分系現像剤 8.8a・・・現像スリーブ 10、1oal pit P21 Q□”磁石D□、D
2・・・現像領域 El、F□・・・現像極 G1.G2・・最接近位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)潜像担持体表面に沿って上下位置関係をもって配
    置された上側現像スリーブ及び下側現像スリーブと、各
    現像スリーブの内部に、その円周方向に沿って固定配置
    された磁石とを有し、前記上側現像スリーブと下側現像
    スリーブを同方向に回転駆動し、下側現像スリーブに供
    給された二成分系現像剤を、前記各磁石の磁力と各現像
    スリーブの回転とによって、下側現像スリーブから上側
    現像スリーブに移行させ、上側現像スリーブと潜像担持
    体との間の現像領域を通過させた後、再び下側現像スリ
    ーブに移行させて下側現像スリーブと潜像担持体との間
    の現像領域を通過させ、各現像領域を通過する現像剤中
    のトナーによって、潜像担持体に形成された静電潜像を
    可視像化する現像装置において、 上側現像スリーブと下側現像スリーブとの最接近領域近
    傍の上側現像スリーブの内部に、該スリーブの円周方向
    に沿って配設された2個の磁石の、該現像スリーブの内
    周面を向いた方の磁極が互いに異極に設定され、前記最
    接近領域近傍の下側現像スリーブの内部に設けられた1
    個の磁石の、該スリーブの内周面を向いた方の磁極が、
    上側現像スリーブ内の前記2個の磁石のうちの潜像担持
    体に近い方の磁石の、上側現像スリーブ内周面を向いた
    方の磁極に対して異極となるように設定され、前記3個
    の磁石が形成する磁界がループ状をなしていることを特
    徴とする現像装置。
  2. (2)潜像担持体表面の移動方向に沿って配設された複
    数の現像スリーブと、各現像スリーブの内部に固定配置
    された磁石とを有し、各現像スリーブを同方向に回転駆
    動し、二成分系現像剤を、磁力によって現像スリーブに
    吸着保持しながら各現像スリーブと潜像担持体との間の
    現像領域を順次通過させ、各現像領域を通過する現像剤
    中のトナーによって、潜像担持体に形成された静電潜像
    を可視像化する現像装置において、 互いに隣接する2本の現像スリーブに内設された磁石の
    、ほぼ各現像領域を向いた両現像極が互いに異極であり
    、かつ当該2本の現像スリーブと潜像担持体との間の現
    像剤の搬送経路に沿う前記両現像極の間の領域に磁極が
    存在しないことを特徴とする現像装置。
  3. (3)互いに隣接する前記2本の現像スリーブと潜像担
    持体との間の現像剤搬送経路における上流側に位置する
    現像スリーブ内の現像極の現像スリーブ周方向における
    中心が、この上流側現像スリーブと潜像担持体との最接
    近位置よりも、現像剤搬送経路上の下流側に位置し、現
    像剤搬送経路における下流側に位置する現像スリーブ内
    の現像極の現像スリーブ周方向における中心が、この下
    流側現像スリーブと潜像担持体との最接近位置よりも、
    現像剤搬送経路上の上流側に位置している請求項2記載
    の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017167376A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

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