JPH03251585A - フルオラン化合物の製造方法 - Google Patents

フルオラン化合物の製造方法

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JPH03251585A
JPH03251585A JP2045692A JP4569290A JPH03251585A JP H03251585 A JPH03251585 A JP H03251585A JP 2045692 A JP2045692 A JP 2045692A JP 4569290 A JP4569290 A JP 4569290A JP H03251585 A JPH03251585 A JP H03251585A
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JP
Japan
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compound
formula
condensation reaction
aqueous solution
alkaline aqueous
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Pending
Application number
JP2045692A
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English (en)
Inventor
Akio Kaneko
金子 秋男
Tetsuo Igaki
井垣 哲夫
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱記録材料、感圧複写紙等の発色性記録材
料用の染料として有用な2−アニリノ3−メチル−6−
ジアルキルアミノフルオラン類の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
フルオラン化合物の製造方法としては、2(2−ヒドロ
キシベンゾイル)安息香酸類とフェノールアルキルエー
テル類とを濃硫酸中で縮合反応させ、得られた縮合反応
液を氷水中に加えて縮合物であるフタリド化合物を析出
させ、この縮合物を水酸化ナトリウム水溶液とトルエン
等の抽出溶剤との混合液に加え、加熱処理して閉環反応
させる方法が知られている。本発明方法の目的化合物で
ある2−アニリノ−3−メチル−6−ジアルキルアミノ
フルオラン類についても同様の方法が公知である(特開
昭60−202155号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
既知のフルオラン化合物の製法は、工程が煩雑であった
り、工業的装置上の問題があったりしてその改良が望ま
れている。
縮合反応液を直接アルカリ水溶液中に加えて中和すれば
、反応工程を簡略化でき工業的方法として好ましいもの
となるが、2−アニリノ−3−メチル−6−ジアルキル
アミノフルオラン類の場合は、この方法では製品の着色
が強いという問題があった。
本発明者らは、2−アニリノ−3−メチル−6ジアルキ
ルアミノフルオラン類の製造方法の改良について種々検
討した結果、縮合反応液の中和に用いるアルカリの種類
によって着色の度合いに差があることを見出し、本発明
を完成するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、下記の式(I)で表される化合物と式(II
)で表される化合物とを濃硫酸中で縮合反応させて得ら
れた縮合反応液を、炭酸ナトリウムを含有するアルカリ
水溶液に分散して中和し、次いで縮合物を閉環反応させ
ることからなる式(■)で表されるフルオラン化合物の
製造方法である。
(1)  ◎−COOH (11) 式(I)で表される化合物と式(II)で表される化合
物との縮合反応は常法により行うことかできる。例えば
、90〜100%の濃硫酸中で、0〜30℃で3〜50
時間反応させることにより、縮合物が生成する。
次いで、得られた縮合反応液を炭酸ナトリウムを含有す
るアルカリ水溶液中に、冷却下に注加して硫酸を中和し
、縮合物の分散液を得る。このアルカリの量は、硫酸に
対して当量以上であればよく、また、アルカリ中の炭酸
ナトリウムの量は、硫酸に対して0.1当量以上好まし
くは0.2当量以上である。0.1当量より少ないと製
品の着色防止効果が十分でない。また、製品の着色防止
のためには上限は特になく、全量炭酸ナトリウムでもよ
いが、炭酸ナトリウムが多くなるに従い炭酸ガスの発生
が多くなるので、工業的には、通常、0.5当量以下で
実施する。残りのアルカリとしては、水酸化アルカリ、
通常、水酸化ナトリウムが使用される。
この中和処理は、75℃以下、好ましくは0〜70°C
で行う。
以後の反応方法、処理方法は常法に従って実施すればよ
い。例えば、縮合物の分散液又は濾過もしくは溶剤抽出
により分離された縮合物を、水酸化ナトリウム等のアル
カリ水溶液とトルエン等の有機溶剤との混合液と混合し
、加熱して閉環反応させる。反応後、有機溶媒層を分離
し、濃縮して目的物を析出させる等の方法により、目的
化合物を単離することができる。
以下、実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものでない。
実施例1゜ 2−(4−ジブチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル
)安息香酸20gと4−メトキシ−2−メチルジフェニ
ルアミン12gとを95%硫酸95.7gに加え、10
〜15°Cで20時間反応させた。反応後、冷却したア
ルカリ水溶液(水403.8gに炭酸ナトリウム20g
と水酸化ナトリウム66.2gとを溶解)に、1時間で
、反応液を注加した。その間、アルカリ水溶液の温度は
70℃以下に保持した。その後、トルエン12〇−を加
え80℃まで加熱昇温したのち、静置して分液した。分
液されたトルエン溶液を水酸化ナトリウム5.8g、水
150g及びトルエン60dと混合し、2時間加熱還流
した。次に、分液したトルエン層を温水757nlで2
回水洗後、濃縮し析出した結晶を濾過し、2−アニリノ
−3−メチル6−シプチルアミノフルオラン25.2g
を得た(収率87.5%、融点182.4〜184.6
℃)。
得られた化合物の着色は極めて薄いものであった。
実施例2 実施例1において、縮合反応液を注加するアルカリ水溶
液の組成が、水403g、炭酸ナトリウム29g、水酸
化ナトリウム59gである以外は実施例1と同様にして
目的化合物25.3gを得た。
得られた化合物は極めて着色の少ないものであった。
実施例3゜ 2− [4−(N−イソペンチル−N−エチルアミノ)
−2−ヒドロキシベンゾイル〕安息香酸20gと4−メ
トキシ−2−メチルジフェニルアミン12.2gとを実
施例1と同様に処理して、2アニリノ−3−メチル−6
−(N−イソプロピル−N−エチルアミノ)フルオラン
25.1gを得た(収率87%、融点164.5〜16
6.2℃)。得られた化合物は極めて着色の少ないもの
であった。
比較例1 実施例1において、炭酸ナトリウムに替えて、同当量の
水酸化ナトリウムを使用し、他は同様にして目的化合物
25.2gを得た。
得られた化合物は強い黄色着色を示した。
〔発明の効果〕
本発明の方法は、縮合反応液の分散工程がアルカリ性で
の処理であるので、反応器の材質上の問題が少なく、縮
合物を一旦濾別する工程か不要であり、しかも、着色の
極めて少ない製品が得られ、工業的に極めて有用な方法
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式( I )で表される化合物と式(II)で
    表される化合物とを濃硫酸中で縮合反応させて得られた
    縮合反応液を、炭酸ナトリウムを含有するアルカリ水溶
    液に分散して中和し、次いで縮合物を閉環反応させるこ
    とを特徴とする式(III)で表されるフルオラン化合物
    の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1、R^2及びRは低級アルキル基を示す
    。)
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