JPH0325118A - 地中連続壁の構築方法 - Google Patents

地中連続壁の構築方法

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JPH0325118A
JPH0325118A JP1159963A JP15996389A JPH0325118A JP H0325118 A JPH0325118 A JP H0325118A JP 1159963 A JP1159963 A JP 1159963A JP 15996389 A JP15996389 A JP 15996389A JP H0325118 A JPH0325118 A JP H0325118A
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concrete
underground continuous
continuous wall
constructed
constructing
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JP1159963A
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Sadamu Ono
定 小野
Katsuhiko Kimura
克彦 木村
Kazuhiko Kato
和彦 加藤
Katsumi Kondo
克巳 近藤
Masamitsu Eto
正満 江渡
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分り’F  ] この発明(よ、地盤中に構築される地中運続壁の構築方
法に係わり、特にひびわれ発生の少ない地中連続壁の構
築方法に関する。
[従来の技術] 地中連続壁は土留め壁、止氷壁や人工島等の構造物の基
礎あるい.はLNGやLPG等の地下タンク等の地下構
造物などを構成するもので、その構築方法として広く一
般に実施されているものとしては以下に述べるものがあ
る。
構築すべき地中連続壁を複数個のエレメントに分割した
後、まずこれらエレメントを掘削機により一つおきに掘
削すると共に(これらを以下、先行エレメントと称する
。)、掘削された深溝内にコンクリートを打設し、次い
で残されたエレメント(これらを以下、後行エレメント
と弥ずる。)をI1l削機により掘削し、コンクリート
を打設することで先行エレメントおよび後行エレメント
の各コンクリート壁を連結し、よって一体化した地中連
続壁を地盤中に構築する工法が用いられろ。
[発明が解決しようとする課題] ところで、一般にコンクリートは硬化の際の発熱により
応力を発生するので、先行エレメントの構築後に後行エ
レメントのコンクリート打設を行うと、先行エレメント
の拘束により構築された地中連続壁に応力によるひびわ
れが発生するという不都合があった。
このような問題に対処するために、打設するコンクリー
トの配合面を考慮することにより、従来からこの温度ひ
びわれを低減する工法が用いられてきたが、地下タンク
等の高度の正水効果を必要とする地中連続壁にあっては
、特にこの温度ひびわれの発生を大幅に低減する必要が
あり、コンクリートの配合面のみの対策によっては十分
な効果が得られないという問題があった。
この発明(上上記課題を解決するためになされたもので
あって、後行エレメントを構築ケる際に允生する応力を
低減させることにより、地中連続聖のひびわれ発生率を
大幅に低減するような地中連続壁の構築方法を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明の地中連続壁の構築方法は、後行エレメントを
、プレクーリングを施したコンクリートによって打設す
ることをその解決手段とした。
[作用 ] 後行エレメントを、プレクーリングを施したコンクリー
トによって打設するので、これが硬化する隙に允熱して
し、予め構築された先行エレメントとの温度差が小さく
なるので、各エレメント間の応力発生を極力小さくする
ことができ、その結果として温度ひびわれの発生を低減
4−ることかできる。
以下、この発明を詳しく説明する。
第1図はこの発明の地中連続壁の構築方法によー)て+
13築された地中連続壁の−例を示したしのてある。こ
の地中連続壁1はその長さ方向に沿って東数個のエレメ
ントに分割されたしのであって、これらユ6レメントを
一つおきに先行エレメント2・・とじて予め構築し、つ
いでこれら先行エレメント2・・・を接続するように、
後行エレメント3・・・を構築してなるものである。そ
して後行エレメント3・・を、プレクーリングを施した
コンクリートによって打設してなるものである。
この後行エレメント3・・・を構築するコンクリートの
プレクーリング方法としては、コンクリートの練りまぜ
水に冷水および水を用いるほかに、冷却した骨材を用い
る方法等を利用することができるが、たとえばコンクリ
ート材料の砂等を肢体窒素により冷却する方法を用いれ
ば、大幅なプレクーリングをすることができ好適である
。また冬期て、予め構築された先1tエレメ/ト2・・
のコンクリート温度が低く、人幅ムプレクーリングかで
き八いよウな場合においては、温床線専を先行エレメン
ト2・・・の近傍に114i没し、これにより先行エレ
メント2・・・のコンクリート温度を−L昇させておき
、既に構築された先行エレメント2・・・と後行エレメ
ント3・・を構築4゛るコンクリートとの相対志度差を
大きくずることに上り、大幅紅プレクーリングを施した
と同じ効果を得ることができる。
上記のように、既に構築された先行エレメント2・・の
コンクリート瓜度と後行エレメント3・・・を構築する
コンクリートの打設患度との相対l1!度差を大きくす
ることにより構築された地中連続壁Iのひびわれ発生を
低減できるの(よ、以下の理山による。
第2図は先行エレメント2・・・を構築するコンクリー
トの瓜度および後行エレメント3・・・を構築するコン
クリートの温度の経時変化をそれぞれ示したしのである
。図中、破線は既に構築された先行エレメント2・・・
のコンクリート温度を、実線{よプレクーリングを施さ
なかった場合の後行エレメント3・・・のコンクリート
温度を、また一点墳線(よプレクーリングを施した場合
の後行エレメン1・3のコンクリート温度をそれぞれ示
したしのである。
先行エレメント2・・・と後行エレメント3・・・との
間に発生ずる応力σは、下記(1)式によー)で概算す
ることができる。
u=ULcΔT t一ΔT ,)a P, cl3  
・= ( 1 )ただしRは外部拘束度、αはコンクリ
ートの熱膨張串、Ecはコンクリートのヤング係数、1
3 iよ応力緩和率である。またΔ’t’.iよ、後行
エレメント3・・を構築するコンクリートの打設lI!
fにおける先行エレメント2・・・のl話度と安定l1
伍度′r0との差を示・1′らのであり、ΔT vは後
行エレメント3・・・を構築4−るコンクリートが硬化
の際に達した最高温度T maxと、安定温度T oと
の差を示したしのである。
(1)式中、R、α、Eciよいずれら定数となるので
、発生応力σを小さくずろに(上、Δ′r,を小さくす
ればよく、第2図中、−点梢線で示したように後行エレ
メント3・・・を構築するコンクリートをプレクーリン
グすることによりΔ′I′,を小さくすることができる
。また、冬期に才jいて後行エレメント3・・・を構築
するコンクリートの2埴度が低い場合には、先行エレメ
ンl− 2のコンクリートを予め加熱することによりΔ
′I゛1を大きくずることによって、一時的にΔ′1′
,一Δ’I? +を小さくして、発生応力σを低減する
ことができる。
そして発生応力σを低減さU−ることにより、地中連続
聖に発生ずるひびわれを減少さ0ることができる。
[実施例コ 地下タンクとして利用するために従来の構築方法に上っ
て構築された地中連続壁の実績を構築例1とし、この発
明の構築方法によって構築された地中連続壁の実績を構
築例2および構築例3として、これらを互いに比較する
ことにより、この発明の構築方法によるひびわれの低減
率を検討した。
(構築例!) 先行エレメントを構築した後に、外気温(22.3℃)
に保ったコンクリートを打設して後行エレメントを構築
し、地中連続壁とした。
(構築例2) 先行エレメントを構築した後に、プレクーリング量Δ’
rp=+o℃で、12.3℃に保たれたコンクリートを
打設して後行エレメントを構築し、地中連続壁とした。
(構築例3) 先行エレメントを構築した後に、プレクーリング潰Δ’
I”p=15℃で、7.3℃に保たれたコンクリートを
打設して後行エレメントを構築し、地中連続壁とした。
本発明によるひびわれ低減の効果を次の手順で確認した
。上記構築例lないし構築例3にて後行エレメントとし
て打設された各コンクリートの温度の経時変化を第3図
に示した。第3図中、実線は構築例1のものであり、破
線は構築例2のもの、一点鎖線(よ構築例3のものをそ
れぞれ示す。第3図より、各コンクリートの打設温度’
t’ pと、プレクーリング重Δ′rpと、硬化の際に
達した最高温度T maxは下記第!表の通りとなった
第■表 の構築例3では33%となっており、15℃のプレクー
リング量によって、そのひびわれ発生確率は約半分に低
減していることが判明した。
また構築例lないし3のひびわれ指散を求め、第2表に
示した。
第2表 また後行エレメントを横築するコンクリートの温度の経
時変化に基き、温度ひびわれ旧数ETを算出し、そのひ
びわれ発生確率Pを求め、第4図にその結果を示した。
その結果、プレクーリングを施さないコンクリ−1・を
用いた構築例lの場合には、ひびわれ発生確率Pは60
%であり、Δ′rp=IO℃の構築例2では43%、Δ
’I’p=15℃第1表および第2表の結果は、いずれ
も上記観察結集を裏付けるものとなり、この発明の構築
方法を用いれば、温度ひびわれの発生確率を大幅に低減
できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の地中連続壁の構築方法
は、後行エレメントを.プレクーリングを施したコンク
リートによって打設するものであるので、予め構築され
た先行エレメントとの間に発生する応力を低減するこど
かでき、その結果として構築された地中連続壁のひびわ
れの発生確率を大幅に低減することができる。
よって、この構築方法を用いれば地中連続壁の止水性お
よび耐久杜を向上させることができ、たとえばLNGや
L I) G等の地中タンクの施工に好適に利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の地中連続壁の構築方法によって構築
された地中運続壁の一例を示した概略平面図、第2図は
後行エレメントを横築するコンクリートの温度の経時変
化を示したグラフ、第3図はプレクーリングを施した場
合と施さなかった場合でのコンクリ−1・の温度の経時
変化を比較したグラフ、第4図は温度ひびわれ発生確率
とひびわれ指数との関係を示したグラフである。 l・・・地中連続壁、 2・・・先行エレメント、3・
・・後行エレメント。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 構築すべき地中連続壁をその長さ方向に沿って複数個の
    エレメントに分割し、これらエレメントを一つおきに先
    行エレメントとして構築し、次いでこれら先行エレメン
    トをつなぐように後行エレメントを構築して、地盤中に
    地中連続壁を構築する地中連続壁の構築方法において、 上記後行エレメントを、プレクーリングを施したコンク
    リートによって打設することを特徴とする地中連続壁の
    構築方法
JP1159963A 1989-06-22 1989-06-22 地中連続壁の構築方法 Expired - Lifetime JP2733558B2 (ja)

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JPH0325118A true JPH0325118A (ja) 1991-02-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000007407A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Shimizu Corp 管状エレメント内充填用コンクリート

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JP2000007407A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Shimizu Corp 管状エレメント内充填用コンクリート

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