JPH03251128A - 水耕栽培装置 - Google Patents
水耕栽培装置Info
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- JPH03251128A JPH03251128A JP2048410A JP4841090A JPH03251128A JP H03251128 A JPH03251128 A JP H03251128A JP 2048410 A JP2048410 A JP 2048410A JP 4841090 A JP4841090 A JP 4841090A JP H03251128 A JPH03251128 A JP H03251128A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G31/00—Soilless cultivation, e.g. hydroponics
- A01G31/02—Special apparatus therefor
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、簡単な作業で組み立てられ、耐久性に優れた
水耕栽培装置に関する。
水耕栽培装置に関する。
最近、土壌を使用することなく、野菜、果物等の植物を
水耕栽培することか盛んになってきている。この水耕栽
培は、環境の制御が比較的容易であり、しかも狭い空間
を有効に活用することができるため、工場生産的な手法
によって植物を生産することが可能となる。 この水耕栽培に使用される装置としては、たとえば第3
図に示すように、鉄骨と果菜ベッドとを組み立てたもの
が知られている。鉄骨製の支柱1a、lb、lc・・・
を所定の間隔で立設させ、これら支柱1a、lb、lc
・・・に梁材2a。 2bを差し渡す。また、梁材2a、2bの間を横材3a
、3b、3c・・・て連結し、梁材2a。 2bより上方をベッド載置箇所としている。また、支柱
1a、lb、lc・・・の上部は、互いに補強筋4a、
4bで連結されており、これによって所定の枠組みが形
成される。 梁材2a、2bは、その−側の高い位置で支柱1cに取
り付けられ、他側の低い位置で支柱1aに取り付けられ
る。そして、梁材2a、2b及び横材3a、3b、3c
φ・・の上部に果菜ベッド5を載置するとき、果菜ベッ
ド5は支柱IC側から支柱1a側に向けて下降する傾斜
状態に維持される。 果菜ベッド5は、内部に多数の山部及び谷部が形成され
た底面5aをもち、上面開放型の箱体5bとなっている
。そして、果菜ベッド5の高位側に給水栓6aを配置し
、低位側に排水管6bを配置する。 この水耕栽培装置を使用して植物を育てるとき、鉢植え
した植物を果菜ベッド5内に配置する。そして、給水栓
6aから栄養分等を含んだ水を供給する。供給された水
は、底面5aの凹凸に沿って流下し、他側にある排水管
6bから流出する。
水耕栽培することか盛んになってきている。この水耕栽
培は、環境の制御が比較的容易であり、しかも狭い空間
を有効に活用することができるため、工場生産的な手法
によって植物を生産することが可能となる。 この水耕栽培に使用される装置としては、たとえば第3
図に示すように、鉄骨と果菜ベッドとを組み立てたもの
が知られている。鉄骨製の支柱1a、lb、lc・・・
を所定の間隔で立設させ、これら支柱1a、lb、lc
・・・に梁材2a。 2bを差し渡す。また、梁材2a、2bの間を横材3a
、3b、3c・・・て連結し、梁材2a。 2bより上方をベッド載置箇所としている。また、支柱
1a、lb、lc・・・の上部は、互いに補強筋4a、
4bで連結されており、これによって所定の枠組みが形
成される。 梁材2a、2bは、その−側の高い位置で支柱1cに取
り付けられ、他側の低い位置で支柱1aに取り付けられ
る。そして、梁材2a、2b及び横材3a、3b、3c
φ・・の上部に果菜ベッド5を載置するとき、果菜ベッ
ド5は支柱IC側から支柱1a側に向けて下降する傾斜
状態に維持される。 果菜ベッド5は、内部に多数の山部及び谷部が形成され
た底面5aをもち、上面開放型の箱体5bとなっている
。そして、果菜ベッド5の高位側に給水栓6aを配置し
、低位側に排水管6bを配置する。 この水耕栽培装置を使用して植物を育てるとき、鉢植え
した植物を果菜ベッド5内に配置する。そして、給水栓
6aから栄養分等を含んだ水を供給する。供給された水
は、底面5aの凹凸に沿って流下し、他側にある排水管
6bから流出する。
ところが、第3図に示したような鉄骨を組み立てる形式
の水耕栽培装置にあっては、支柱1a。 1b、1c・・・に梁材2a、2bや補強筋4a。 4b等を取り付けたり、梁材2a、2bに横材3a、3
b、3c・・・を取り付けたりするとき、金具類やボル
ト・ナツト等の多数の部品が必要となる。また、固定箇
所が多数あるので、工数も多くなる。その結果、組立て
作業が極めて面倒なものとなる。 更に、支柱1a、lb、lcに対する梁材2a。 2bの取付は箇所が複数に渡るため、所定の傾斜角度を
もって果菜ヘッド5を載置することが困難となる。果菜
ベッド5の傾斜角度が正確に保たれていないと、給水栓
6aから供給された水が円滑に低位側に流下せず、底面
5aの一部に停留する事態も生じる。停留した水は腐敗
しやすく、細菌発生の原因となり、植物の生育に悪影響
を与える。 そこで、本発明は、このような問題を解消すべく案出さ
れたものであり、果菜ベッドの架台に改良を加えること
により、簡単な組立て作業で果菜ベッドを所定の傾斜角
度で維持することが可能な水耕栽培装置を提供すること
を目的とする。
の水耕栽培装置にあっては、支柱1a。 1b、1c・・・に梁材2a、2bや補強筋4a。 4b等を取り付けたり、梁材2a、2bに横材3a、3
b、3c・・・を取り付けたりするとき、金具類やボル
ト・ナツト等の多数の部品が必要となる。また、固定箇
所が多数あるので、工数も多くなる。その結果、組立て
作業が極めて面倒なものとなる。 更に、支柱1a、lb、lcに対する梁材2a。 2bの取付は箇所が複数に渡るため、所定の傾斜角度を
もって果菜ヘッド5を載置することが困難となる。果菜
ベッド5の傾斜角度が正確に保たれていないと、給水栓
6aから供給された水が円滑に低位側に流下せず、底面
5aの一部に停留する事態も生じる。停留した水は腐敗
しやすく、細菌発生の原因となり、植物の生育に悪影響
を与える。 そこで、本発明は、このような問題を解消すべく案出さ
れたものであり、果菜ベッドの架台に改良を加えること
により、簡単な組立て作業で果菜ベッドを所定の傾斜角
度で維持することが可能な水耕栽培装置を提供すること
を目的とする。
本発明の水耕栽培装置は、この目的を達成するため、発
泡プラスチックス製の端部箱部材及び中間箱部材を突き
合わせて接続した果菜ベッドと、前記端部箱部材及び前
記中間箱部材の下面と機械的に嵌まり合う上面をもち、
前記端部箱部材及び前記中間箱部材の突合せ接続部の下
方に配置される発泡プラスチックス製の上部ベースと、
該上部ベースの下面と機械的に嵌まり合う上面をもつ発
泡プラスチックス製の下部ベースとを備えており、前記
果菜ベッドの傾斜角度に応じて前記下部ベースを複数枚
積み重ねたことを特徴とする。
泡プラスチックス製の端部箱部材及び中間箱部材を突き
合わせて接続した果菜ベッドと、前記端部箱部材及び前
記中間箱部材の下面と機械的に嵌まり合う上面をもち、
前記端部箱部材及び前記中間箱部材の突合せ接続部の下
方に配置される発泡プラスチックス製の上部ベースと、
該上部ベースの下面と機械的に嵌まり合う上面をもつ発
泡プラスチックス製の下部ベースとを備えており、前記
果菜ベッドの傾斜角度に応じて前記下部ベースを複数枚
積み重ねたことを特徴とする。
この水耕栽培装置においては、下部ベースの積み重ね枚
数を果菜ベッドの長手方向に沿って変えることにより、
必要とする果菜ベッドの傾斜角度を設定することができ
る。そして、この下部ベースの上に上部ベース、次いて
果菜ベッドを単に嵌め合わせることによって、水耕栽培
装置を組み立てることができる。このとき、果菜ベッド
が幅方向に配置された上部ベースで支持されるので、果
菜ベッドは、幅方向に傾くことなく、長手方向高位側か
ら低位側に向けて一様に傾斜する。
数を果菜ベッドの長手方向に沿って変えることにより、
必要とする果菜ベッドの傾斜角度を設定することができ
る。そして、この下部ベースの上に上部ベース、次いて
果菜ベッドを単に嵌め合わせることによって、水耕栽培
装置を組み立てることができる。このとき、果菜ベッド
が幅方向に配置された上部ベースで支持されるので、果
菜ベッドは、幅方向に傾くことなく、長手方向高位側か
ら低位側に向けて一様に傾斜する。
以下、図面を参照しながら、実施例によって本発明を具
体的に説明する。 本実施例の水耕栽培装置においては、第1図に示すよう
に果菜ベッド10を支持する架台として、上部ベース2
0及び下部ベース30を備えている。 これらの部材は、運搬等の取扱い性や耐食性等を考慮し
て、軽量の発泡プラスチックスで作られている。また、
本実施例では、果菜ベッド10を2列平行に配置してい
るが、この列数は装置のサイズに応じて種々変更するこ
とができる。 果菜ベッド10は、高位側に配置される端部箱部材11
.低位側に配置される端部箱部材12及びそれら端部箱
部材11.12の中間に配置される任意数の中間箱部材
13を繋ぎ合わせた分離可能な構造となっている。そし
て、高位側端部箱部材11には給水栓14を臨ませてお
り、低位側端部箱部材12には排水管15につながる排
水孔16が形成されている。 中間箱部材13には、第2図で示すように長手方向に沿
って山部17及び谷部18が延びた底面が形成されてい
る。これら山部17及び谷部18は、各中間箱部材13
に共通して同一のピッチで形成されており、従来の果菜
ベッドに比較して山部17の数を少なくしている。その
ため、山部17の傾斜面が、比較的緩やかなものとなっ
ている。 具体的には、山部17の傾斜面の傾斜角度を20〜25
度とすることが好ましい。このように緩やかな傾斜面を
もった山部17とすることにより、果菜ベッド10に鉢
で育成した若苗を植え付けた場合に流水面に根の先端が
容易に届くため、根付きが良く、植物の順調な生育が図
られる。 なお、山部17の傾斜面を緩やかにすることによって谷
部18に溜る水の量が少なくなる。しかし、果菜ベッド
10がプラスチックス製であることから、水のしみ込み
や漏れがなく、少量の水でも植物の成長に必要な補水か
充分に行われる。かえって、少量の水を循環させること
により、腐敗水に起因した悪影響を植物に与えることが
なくなる。 果菜ベッド10を構成する端部箱部材11,12及び中
間箱部材13の底面には、条tS19が長手方向に刻設
されている。この条溝19は、端部箱部材11.12及
び中間箱部材13の全長にわたって形成しても、或いは
それらの突合せ端部のみに形成してもよい。 端部箱部材11.12及び中間箱部材13を相互に接続
する箇所の下方には、複数の上部ベース20が配置され
ている。これら上部ベース20は、同一形状に形成され
たものである。上部ベース20の上面には、条溝19に
嵌まり合う凸条21が形成されている。また、上面中央
部には、管体43を配置するための四部22か形成され
ている。 上部ベース20には、複数の支持脚23が設けられてお
り、支持脚23の間がアーチ状空間部24となっている
。このアーチ状空間部24によって、上部ベース20か
軽量化される。支持脚23相互の間隔は、載置される果
菜ベッド10の重量を充分受は止めることができるよう
に、果菜ベッド10の幅に対応じて定められている。 また、上部ベース20の下面には、条溝25か刻設され
ている。 上部ベース20が載置される下部ベース30は、第1図
に示すように給水栓14かある高位側では多数の枚数を
重ね合わせ、排水管15がある武侠側に向かって重合せ
枚数を暫時少なくしている。 下部ベース30の上面は、果菜ベッド10の長手方向に
関して若干の傾きをもった傾斜面とすることができる。 或いは、その傾斜角度が極めて小さなものであるから、
下面と平行に上面を形成したものであってもよい。 下部ベース30の上面には、上部ベース20の条溝25
に嵌まり合う凸条31が形成されており、この凸条31
の反対側を条溝32としている。これら凸条31及び条
溝32は、射出成形等によって下部ベース30を製造す
るとき、一体内に成形することができる。また、下部ベ
ース30の中央部及び両端部には、上下に貫通した取付
は孔33及び34がそれぞれ形成されている。これら取
付は孔33.34には、第2図に示すように先端にネジ
山が切られた頭付きの取付はロッド35が挿通され、下
部ベース30が所定の位置に固定される。また、設置す
る場所が比較的平坦であり、且つ風等の外力の影響がな
い場合には、前記取付ロンド35を使用する必要がなく
、下部ベース30を載置するだけでよい。 なお、下部ベース30には、複数の開口部37が穿設さ
れている。これら開口部37は、下部ベース30の軽量
化に役立つものである。 次いて、本実施例の水耕栽培装置の組立て方法を説明す
る。 先ず、設定しようとする果菜ベット10の傾斜角度に応
じて、必要な枚数の下部ベース30を積み重ね、端部箱
部材11.12及び中間箱部材13の各突合せ部に当た
る位置に配置する。そして、取付は孔33.34に挿通
した取付はロッド35を所定の箇所に取り付けることに
よって、下部ベス30を固定する。このとき、複数枚の
下部ベースが積み重ねられている箇所では、各下部ベー
ス30の凸条31が重ねられた下部ベース30の条溝3
2に嵌まり込み、全体として一体的なものになっている
。 そして、1枚或いは複数枚が積み重ねられた下部ベース
30の凸条31に上部ベース20の条溝25を嵌め合わ
せる。これによって、複数の上部ベース20の上面を結
んだ平面は、地盤に対して所定の傾斜角度をもった傾斜
面となる。 このように個々の高さが調節された上部ベース20の凸
条21を、端部箱部材11.12及び中間箱部材]3の
下面に形成している条溝19に嵌め合わせ、端部箱部材
11.12及び中間箱部材13相互を上部ベース20の
上面で突合せ接続し、長尺の果菜ベッド10とする。 また、管体43を上部ヘース20の凹部22に装着し、
複数の果菜ベッド10の間に配置する。 管体43は、植物に音楽を聞かせるために開発したスピ
ーカシステムであり、長いパイプ状となっている。この
ようにスピーカシステムを長いパイプ状にしたことによ
り、音圧が増大され、且つ低域を強調した周波数特性を
得ることができる。これによって、植物の生育を促進さ
せることが可能となる。 各中間箱部材13は、両端が上部ベース20で支持され
ている。そして、上部ベース20は、下部ベース30と
の嵌め合いによって、所定の位置に確保される。そのた
め、条溝19.25に凸条21.31をそれぞれ嵌め合
わせるだけの簡単な接続方式であっても、充分な強度を
もった構造となる。そして、この接続によって、隣接す
る中間箱部材13の山部17及び谷部18が連続し、果
菜ベッド10の長手方向に延びた通水路が形成される。 また、端部箱部材11.12及び中間箱部材13の突合
せ箇所にのみ、上部ベース20及び下部ベース30が配
置されるため、地面の凹凸を吸収して、果菜ベッド10
の傾斜角度を自在に設定することか可能となる。 なお、以上の実施例においては、果菜ベッド10の下面
に設けた条溝19を、上部ベース20の上面に設けた凸
条21に嵌め合わせる方式を採用した。しかし、本発明
は、これに限ったものではなく、果菜ベッド10側に凸
条を設け、この凸条に嵌まり合う条溝を上部ベース20
側に設けてもよいことは勿論である。この係合関係は、
上部ベス20と下部ベース30に付いても同様である。
体的に説明する。 本実施例の水耕栽培装置においては、第1図に示すよう
に果菜ベッド10を支持する架台として、上部ベース2
0及び下部ベース30を備えている。 これらの部材は、運搬等の取扱い性や耐食性等を考慮し
て、軽量の発泡プラスチックスで作られている。また、
本実施例では、果菜ベッド10を2列平行に配置してい
るが、この列数は装置のサイズに応じて種々変更するこ
とができる。 果菜ベッド10は、高位側に配置される端部箱部材11
.低位側に配置される端部箱部材12及びそれら端部箱
部材11.12の中間に配置される任意数の中間箱部材
13を繋ぎ合わせた分離可能な構造となっている。そし
て、高位側端部箱部材11には給水栓14を臨ませてお
り、低位側端部箱部材12には排水管15につながる排
水孔16が形成されている。 中間箱部材13には、第2図で示すように長手方向に沿
って山部17及び谷部18が延びた底面が形成されてい
る。これら山部17及び谷部18は、各中間箱部材13
に共通して同一のピッチで形成されており、従来の果菜
ベッドに比較して山部17の数を少なくしている。その
ため、山部17の傾斜面が、比較的緩やかなものとなっ
ている。 具体的には、山部17の傾斜面の傾斜角度を20〜25
度とすることが好ましい。このように緩やかな傾斜面を
もった山部17とすることにより、果菜ベッド10に鉢
で育成した若苗を植え付けた場合に流水面に根の先端が
容易に届くため、根付きが良く、植物の順調な生育が図
られる。 なお、山部17の傾斜面を緩やかにすることによって谷
部18に溜る水の量が少なくなる。しかし、果菜ベッド
10がプラスチックス製であることから、水のしみ込み
や漏れがなく、少量の水でも植物の成長に必要な補水か
充分に行われる。かえって、少量の水を循環させること
により、腐敗水に起因した悪影響を植物に与えることが
なくなる。 果菜ベッド10を構成する端部箱部材11,12及び中
間箱部材13の底面には、条tS19が長手方向に刻設
されている。この条溝19は、端部箱部材11.12及
び中間箱部材13の全長にわたって形成しても、或いは
それらの突合せ端部のみに形成してもよい。 端部箱部材11.12及び中間箱部材13を相互に接続
する箇所の下方には、複数の上部ベース20が配置され
ている。これら上部ベース20は、同一形状に形成され
たものである。上部ベース20の上面には、条溝19に
嵌まり合う凸条21が形成されている。また、上面中央
部には、管体43を配置するための四部22か形成され
ている。 上部ベース20には、複数の支持脚23が設けられてお
り、支持脚23の間がアーチ状空間部24となっている
。このアーチ状空間部24によって、上部ベース20か
軽量化される。支持脚23相互の間隔は、載置される果
菜ベッド10の重量を充分受は止めることができるよう
に、果菜ベッド10の幅に対応じて定められている。 また、上部ベース20の下面には、条溝25か刻設され
ている。 上部ベース20が載置される下部ベース30は、第1図
に示すように給水栓14かある高位側では多数の枚数を
重ね合わせ、排水管15がある武侠側に向かって重合せ
枚数を暫時少なくしている。 下部ベース30の上面は、果菜ベッド10の長手方向に
関して若干の傾きをもった傾斜面とすることができる。 或いは、その傾斜角度が極めて小さなものであるから、
下面と平行に上面を形成したものであってもよい。 下部ベース30の上面には、上部ベース20の条溝25
に嵌まり合う凸条31が形成されており、この凸条31
の反対側を条溝32としている。これら凸条31及び条
溝32は、射出成形等によって下部ベース30を製造す
るとき、一体内に成形することができる。また、下部ベ
ース30の中央部及び両端部には、上下に貫通した取付
は孔33及び34がそれぞれ形成されている。これら取
付は孔33.34には、第2図に示すように先端にネジ
山が切られた頭付きの取付はロッド35が挿通され、下
部ベース30が所定の位置に固定される。また、設置す
る場所が比較的平坦であり、且つ風等の外力の影響がな
い場合には、前記取付ロンド35を使用する必要がなく
、下部ベース30を載置するだけでよい。 なお、下部ベース30には、複数の開口部37が穿設さ
れている。これら開口部37は、下部ベース30の軽量
化に役立つものである。 次いて、本実施例の水耕栽培装置の組立て方法を説明す
る。 先ず、設定しようとする果菜ベット10の傾斜角度に応
じて、必要な枚数の下部ベース30を積み重ね、端部箱
部材11.12及び中間箱部材13の各突合せ部に当た
る位置に配置する。そして、取付は孔33.34に挿通
した取付はロッド35を所定の箇所に取り付けることに
よって、下部ベス30を固定する。このとき、複数枚の
下部ベースが積み重ねられている箇所では、各下部ベー
ス30の凸条31が重ねられた下部ベース30の条溝3
2に嵌まり込み、全体として一体的なものになっている
。 そして、1枚或いは複数枚が積み重ねられた下部ベース
30の凸条31に上部ベース20の条溝25を嵌め合わ
せる。これによって、複数の上部ベース20の上面を結
んだ平面は、地盤に対して所定の傾斜角度をもった傾斜
面となる。 このように個々の高さが調節された上部ベース20の凸
条21を、端部箱部材11.12及び中間箱部材]3の
下面に形成している条溝19に嵌め合わせ、端部箱部材
11.12及び中間箱部材13相互を上部ベース20の
上面で突合せ接続し、長尺の果菜ベッド10とする。 また、管体43を上部ヘース20の凹部22に装着し、
複数の果菜ベッド10の間に配置する。 管体43は、植物に音楽を聞かせるために開発したスピ
ーカシステムであり、長いパイプ状となっている。この
ようにスピーカシステムを長いパイプ状にしたことによ
り、音圧が増大され、且つ低域を強調した周波数特性を
得ることができる。これによって、植物の生育を促進さ
せることが可能となる。 各中間箱部材13は、両端が上部ベース20で支持され
ている。そして、上部ベース20は、下部ベース30と
の嵌め合いによって、所定の位置に確保される。そのた
め、条溝19.25に凸条21.31をそれぞれ嵌め合
わせるだけの簡単な接続方式であっても、充分な強度を
もった構造となる。そして、この接続によって、隣接す
る中間箱部材13の山部17及び谷部18が連続し、果
菜ベッド10の長手方向に延びた通水路が形成される。 また、端部箱部材11.12及び中間箱部材13の突合
せ箇所にのみ、上部ベース20及び下部ベース30が配
置されるため、地面の凹凸を吸収して、果菜ベッド10
の傾斜角度を自在に設定することか可能となる。 なお、以上の実施例においては、果菜ベッド10の下面
に設けた条溝19を、上部ベース20の上面に設けた凸
条21に嵌め合わせる方式を採用した。しかし、本発明
は、これに限ったものではなく、果菜ベッド10側に凸
条を設け、この凸条に嵌まり合う条溝を上部ベース20
側に設けてもよいことは勿論である。この係合関係は、
上部ベス20と下部ベース30に付いても同様である。
以上に説明したように、下部ベースの積み重ね枚数を変
えることによって、必要とする果菜ベッドの傾斜角度を
得ることができる。そして、この下部ベースの上に上部
ベースを介して果菜ベッドを嵌め合わせることによって
、簡単に水耕栽培装置を組み立てることか可能となる。 また、果菜ベッド、上部ベース及び下部ベース共に、軽
量の発泡プラスチックス製であるため、組立て作業に疲
労をおぼえることがなくなる。しかも、鉄筋を使用した
従来の装置で問題となっていた錆が発生することがなく
、耐久性に優れた水耕栽培装置が得られる。 このようにして組み立てられた水耕栽培装置の果菜ベッ
ドは、幅方向に傾くことなく、高位側端部箱部材から低
位側端部箱部材に向けて一様に傾斜している。そのため
、補給された水は、滞留して腐敗水となることなく、個
々の中間箱部材に設けた谷部を通って低位側に流下し、
植物の生育に必要な環境を得ることができる。
えることによって、必要とする果菜ベッドの傾斜角度を
得ることができる。そして、この下部ベースの上に上部
ベースを介して果菜ベッドを嵌め合わせることによって
、簡単に水耕栽培装置を組み立てることか可能となる。 また、果菜ベッド、上部ベース及び下部ベース共に、軽
量の発泡プラスチックス製であるため、組立て作業に疲
労をおぼえることがなくなる。しかも、鉄筋を使用した
従来の装置で問題となっていた錆が発生することがなく
、耐久性に優れた水耕栽培装置が得られる。 このようにして組み立てられた水耕栽培装置の果菜ベッ
ドは、幅方向に傾くことなく、高位側端部箱部材から低
位側端部箱部材に向けて一様に傾斜している。そのため
、補給された水は、滞留して腐敗水となることなく、個
々の中間箱部材に設けた谷部を通って低位側に流下し、
植物の生育に必要な環境を得ることができる。
第1図は本発明実施例の水耕栽培装置全体を示す斜視図
、第2図はその接続部を示した断面図、第3図は従来の
水耕栽培装置を示した斜視図である。 10・・・果菜ベッド 11・・・高位側端部箱部材
、第2図はその接続部を示した断面図、第3図は従来の
水耕栽培装置を示した斜視図である。 10・・・果菜ベッド 11・・・高位側端部箱部材
Claims (1)
- 発泡プラスチックス製の端部箱部材及び中間箱部材を
突き合わせて接続した果菜ベッドと、前記端部箱部材及
び前記中間箱部材の下面と機械的に嵌まり合う上面をも
ち、前記端部箱部材及び前記中間箱部材の突合せ接続部
の下方に配置される発泡プラスチックス製の上部ベース
と、該上部ベースの下面と機械的に嵌まり合う上面をも
つ発泡プラスチックス製の下部ベースとを備えており、
前記果菜ベッドの傾斜角度に応じて前記下部ベースを複
数枚積み重ねたことを特徴とする水耕栽培装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048410A JPH03251128A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 水耕栽培装置 |
KR1019910003298A KR910021205A (ko) | 1990-02-28 | 1991-02-28 | 수경재배장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048410A JPH03251128A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 水耕栽培装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03251128A true JPH03251128A (ja) | 1991-11-08 |
Family
ID=12802536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2048410A Pending JPH03251128A (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 水耕栽培装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03251128A (ja) |
KR (1) | KR910021205A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010073901A1 (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-01 | 有限会社葉っぱや | 葉菜の水耕栽培方法及び水耕栽培ユニット |
WO2013128593A1 (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-06 | 株式会社浅間製作所 | 水耕栽培装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01265834A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-23 | Tohoku Pioneer Kk | 水耕栽培装置 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP2048410A patent/JPH03251128A/ja active Pending
-
1991
- 1991-02-28 KR KR1019910003298A patent/KR910021205A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01265834A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-23 | Tohoku Pioneer Kk | 水耕栽培装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010073901A1 (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-01 | 有限会社葉っぱや | 葉菜の水耕栽培方法及び水耕栽培ユニット |
WO2013128593A1 (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-06 | 株式会社浅間製作所 | 水耕栽培装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR910021205A (ko) | 1991-12-20 |
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