JPH03248887A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JPH03248887A
JPH03248887A JP2048393A JP4839390A JPH03248887A JP H03248887 A JPH03248887 A JP H03248887A JP 2048393 A JP2048393 A JP 2048393A JP 4839390 A JP4839390 A JP 4839390A JP H03248887 A JPH03248887 A JP H03248887A
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幸一 坂井
Teiji Ueda
上田 定司
Keizo Takahashi
敬蔵 高橋
Hiroshi Shibano
博史 柴野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリンタ、ファクシミリ等の熱転写記録装置
に用いられる熱転写記録媒体に関し、更に詳しくは、被
転写紙の表面の影響を受けることなく高画質な転写記録
を行なえるようにした熱転写記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
熱転写記録方式は、シート状の基材上に少なくとも一層
の熱溶融性インクを塗布してなる熱転写記録媒体を用い
、この熱転写記録媒体をその熱溶融性インク層が被転写
紙に接するように重ね合わせ、熱転写記録媒体の基材側
より加熱ヘッドによりインク層を加熱溶融して被転写紙
上に転写像を得る記録方式である。この方法によれば、
使用する装置が低騒音で操作性、保守性に優れ、かつ普
通紙を被転写紙として使用可能であるため、近年広く用
いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来の熱溶融性インクは、
そのバインダー材がワックスを主成分としたものであっ
て、該ワックスが軟化することにより熱溶融したインク
を被転写紙の表面に転写させるため、被転写紙の表面の
影響を受けやすいという問題があった。すなわち、上記
ワックスは熱による粘度低下が大きく、且つ溶融粘度が
非常に低いため、被転写紙の表面に凹凸があると、溶融
時にインクの凹部への接触面積が小さく、例えば被転写
紙表面のベック平滑度が30〜40秒以下になると、イ
ンクの乗りが均一でなくなり、画質劣化の要因となって
いた。
そこで、インクの厚みを増して一点に多くのインクが転
写するようにすれば、インクが被転写紙の表面を確実に
覆うので、インクの転写不良による記録濃度の低下やか
すれの問題はなくなる。しかし、その反面、にじみが大
きくなって1ドツトのサイズが大きくなり、解像度が悪
くなって画質劣化の原因となるものであった。
また、熱溶融性インクのバインダー材として樹脂を使用
するものとしては、特開昭54−87234号、同54
−163044号、同56−98269号、同6213
0887号等が知られているが、性能面で十分とはいい
難い。
従って本発明の目的は、被転写紙の表面の影響を受ける
ことが少なく、高画質の転写ができるようにした熱転写
記録媒体を提供することにある。また、本発明の他の目
的は解像度の良好な熱転写記録媒体を提供することある
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは鋭意研究の結果、熱溶融性インクのバイン
ダー材を従来のワックス類を主成分としたものからビス
フェノール骨格を有し、かつ分子末端に水酸基を有する
ポリエーテル樹脂に変更することによって前記の目的が
達成し得ることを確認し、更には、離型層を基材と前記
ポリエーテル樹脂をバインダー材とした熱溶融性インク
層の間に設けることにより、より高感度に高画質な転写
画像が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は、基材上に熱溶融性インクを塗布して
なる熱転写記録媒体において、熱溶融性インクが、ビス
フェノール骨格を有し、かつ分子末端に水酸基を有する
ポリエーテル樹脂と着色剤を主成分として含有すること
を特徴とする熱転写記録媒体を提供するものである。
従来、熱溶融性インクのバインダー材として用いられて
いたワックス類は、パラフィンワックス、カルナバワッ
クス、モンタンワックス、蜜ロウ、木ロウ、キャンデリ
ラワックスや低分子量ポリエチレン、α−オレフィンオ
リゴマー及びこれらの変性物であり、必要に応じて更に
スピンドル油等の鉱物油やアマニ油、桐油等の植物油、
ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート等の可塑剤
、オレイン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸やその金属
塩、アミドその他の誘導体を染顔料等と共に混合分散し
、薄層のプラスチックフィルムやコンデンサー紙上に塗
布することによって、熱転写記録媒体とされていた。
この様な従来のバインダー材たるワックス類は、結晶性
であるため約50°Cから約150″C程度の温度領域
に比較的明瞭な融点を有し、融点以上に加熱すると急激
に固相から液相へと変化する。そして融点より30°C
程度高い温度で粘度が約10−2乃至10 poise
の低粘度液体となる。
これに対して樹脂類の場合は、本質的に融点を有しない
ものが多く、ガラス転移点(Tg)を境にして徐々に固
相から液相へと変化する。この間の粘度変化は、Tgよ
り約50°C高い温度でもせいぜい103〜105po
ise程度までしか通常低下しない。熱転写記録の場合
、その転写、定着感度は基本的にはバインダー材の溶融
粘度や溶融粘弾性によって支配されるため、樹脂類を熱
溶融性インクのバインダー材に用いることは、感度的に
明らかに不利である。しかしながら本発明者らは特定の
ポリエーテル樹脂系バインダー材を用いると、感度を犠
牲にすることなく解像度が高く、更には被転写紙の表面
の影響を受けることなく高画質な転写記録が行なえるこ
とを見出した。以下に本発明の熱転写記録媒体の詳細を
説明する。
本発明の熱転写記録媒体の基材としては、コンデンサ紙
、グラシン紙等の紙類、ポリエステル、ポリイミド、ポ
リカーボネート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のプラスチック類の薄膜シート、フィルム類が
用いられる。基材の厚みとしては約2〜201I11の
範囲が好ましい。また、熱ヘツド等を用いて記録を行な
う場合には基材の熱ヘツドと接する側に耐熱性、走行性
等を改善するため、シリコーン系、フッ素系の化合物、
樹脂層や架橋ポリマー層、金属層等を設けてもよい。
本発明の熱転写記録媒体の必須成分であるビスフェノー
ル骨格を有し、かつ分子末端に水酸基を有するポリエー
テル樹脂は、一般にゲルパーミェーションクロマトグラ
フィー(GPC)法で測定したポリスチレン換算の数平
均分子量が約20000以下、示差熱天秤(DSC)法
で測定したガラス転移点(Tg)が約40’C以上であ
り、より好ましくは数平均分子量が約10000以下、
Tgが約55°Cから90°Cの範囲にあるものを使用
する。Tgが55°C未満、特に40°C未満の場合は
熱溶融性インクのブロッキングが起こりやすく、保存時
や使用時の安定性に欠けることもある。また、Tgが9
0“Cを越える場合は熱安定性は良好であるが、感度が
低下するため用途が限定されるおそれがある。
Tgが前記範囲内であってもポリエーテル樹脂の分子量
が高い場合には感度が低下することが実験的に認められ
た。これは分子鎖のからみあい等に基づく分子間の凝集
力に起因するものと推測され、数平均分子量が約200
00以下、特に1oooo以下の場合に良好な転写、定
着性が得られた。更には被転写紙の表面性の影響を受け
ないことも見出した。重量平均分子量の設定は、熱転写
記録媒体の用途によって変わりうる。従来のワックス系
インクと同様に2値的転写画像を得たいときには重量平
均分子量も約20000以下、より好ましくは約100
00以下とし、分子量分布を狭くすることによって、樹
脂の軟化特性をより鋭敏にすることが望ましい。一方、
濃度諧調性や多値転写画像を得たり、また多数回繰り返
し使用を行いたい場合にはゆるやかな軟化特性を示す樹
脂を印加エネルギーに応じて溶融転写することが望まし
く、そのためには重量平均分子量を必ずしも小さくする
必要はなく、約20000以上に設定してもよい。もち
ろんこの場合でも2値転写画像も良好に得ることができ
る。
更にまた、分子量分布の形状は必ずしも単一分子量ピー
クを有する形状である必要はなく、複数の分子量ピーク
を有する分布形状であってもよいし、架橋、分岐ポリマ
ー成分を併用してもよい。但し重量平均分子量を100
00以上、特に40000以上に設定した場合は、感度
的には不利である。
本発明に用いる、ビスフェノール骨格を有し、かつ分子
末端に水酸基を有するポリエーテル樹脂としては、下記
の式 ) (式中、R1,R2は水素原子、アルキル基又はフェニ
ル基である。R3,R’、 R5,R6は水素原子、ア
ルキル基又はハロゲン基である。)2) で示されるビスフェノール化合物及びそのプロピレンオ
キザイド付加物、エチレンオキサイド付加物等のジオー
ル類と分子内にエポキシ基を二個有する脂肪族エポキシ
化合物、脂環族エポキシ化合物、芳香族エポキシ化合物
との付加重合で得られるポリエーテル樹脂で、分子末端
にエポキシ基が残留しないように反応させたポリエーテ
ル樹脂や、ビスフェノール系エポキシ樹脂と分子内に水
酸基を二個、水酸基とアミノ基、或いは水酸基とカルボ
ニル基を有する化合物との付加重合で得られるポリエー
テル樹脂で、分子末端にエポキシ基が残留しないように
反応させたポリエーテル樹脂等が用いられる。この場合
、更に、分子内にエポキシ基を三個以上有するエポキシ
化合物を用いて、分岐もしくは架橋ポリエーテルとして
もよい。もちろん本発明に係わるポリエーテル樹脂はこ
れらの製造法に限定されるものではない。
本発明のバインダー材は、前記一種以上のポリエーテル
樹脂のみから構成しても、十分にその狙いを達成できる
が、更に必要に応じて、他のポリマーや添加剤を添加混
合してもよい。
例エバ、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレ
ン、2−メチルスチレン、クロルスチレン、ビニル安息
香酸、ビニルベンゼンスルホン酸ソーダ、アミノスチレ
ン等のスチレン及びその誘導体、置換体の単独重合体や
共重合体、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル及びメタクリル酸、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、2−エチルへキシルアクリレート等のアクリル
酸エステル及びアクリル酸、ブタジェン、イソプレン等
のジエン類、アクリロニトリル、ビニルエーテル類、マ
レイン酸及びマレイン酸エステル類、無水マレイン酸、
ケイ皮酸、塩化ビニル等のビニル系単量体の単独あるい
は他の単量体との共重合体を用いることができる。勿論
、前記ビニル系樹脂の場合もジビニルベンゼン等の多官
能単量体を用いて架橋ポリマーとして使用してもよい。
更にまた、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリウレタン樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹
脂、フェノール樹脂、テルペン樹脂、石油樹脂、水添石
油樹脂、アルキド樹脂、ケトン樹脂、セルロース誘導体
等を用いてもよい。これらのポリマーもしくはオリゴマ
ーを共重合体の形で使用する場合、その共重合体はラン
ダム共重合体の他、要求用途に合わせて、交互共重合体
、グラフト共重合体、ブロック共重合体、相互貫入型共
重合体等の共重合様式を適宜選択して用いることができ
る。また、二種以上のポリマー、オリゴマーを混合して
用いる場合には、溶融混合、溶液混合、エマルジョン混
合等の機械的混合の他、ポリマー、オリゴマ1 −成分重合時に共存重合、多段重合法等で混合してもよ
い。
更に必要に応じて、従来の熱溶融性インクで用いられた
ようなワックス類、オイル類、液体可塑剤類を添加混合
してもよい。但し、全バインダー材成分中、前記ポリエ
ーテル樹脂成分が体積濃度で一般的には30%以上、好
ましくは70%以上占めることが、画質上好ましい。
着色剤としてはカーボンブラック、オイルブラック、黒
鉛等の黒色系染顔料; C,1,PigmentYel
low l 、同3.同74.同97.同98等のア七
ト酢酸アリールアミド系モノアゾ黄顔料(ファストイエ
ロー)  ; C,1,Pigment Yellot
n12. 同13゜同14等のア七ト酢酸アリールアミ
ド系ビスアゾ黄顔料; C,1,5olvent Ye
11ow19.同77、同79、C,1,Disper
se Yellow 164等の黄染料iC,I。
Pigment Red 4B+ 同49:1.同53
:1.同57:1.同81、同122.同5等の赤もし
くは紅顔料ic、I。
5olvent Red 52+同58.同8等の赤系
染料ic。
1、Pigment Blue15:3等の銅フタロシ
アニン及び3 2 その誘導体、変性体等の青光染顔料などが使用でき、ま
た有色もしくは無色の昇華性染料等、従来印刷インク、
その他の着色用途で周知の染顔料が使用できる。
これら染顔料は単独でも二種以上を混合して用いてもよ
い。勿論、体質顔料や白色顔料と混合し、色調を調整し
てもよい。更にまた、バインダー材成分に対する分散性
を改善するために着色剤表面を界面活性剤、シランカッ
プリング剤等のカップリング剤、高分子材料で処理した
り、高分子系染料や高分子グラフト顔料を用いてもよい
本発明の熱転写記録媒体は、前記ポリエーテル樹脂と着
色剤、更に必要に応じて前述の各種添加剤を混合した熱
溶融性インクを基材上に設置することで形成される。更
に、基材と熱溶融性インク層との間に離型層を設けると
、より高感度な熱転写記録媒体が得られる。
離型層には、シリコーンレジン類、高級脂肪酸類、高級
脂肪酸金属塩類、脂肪酸誘導体類、4 高級アルコール類、あるいはワックス類等が使用される
。特に好ましくはワックス類が用いられ、例えばパラフ
ィンワックス、モンタンワックス、カルナバワックス、
蜜ロウ、木ロウ、キャンデリラワックスや低分子量ポリ
エチレン、α−オレフィンオリゴマー及びこれらの変性
物等の熱溶融性インクのバインダー材として従来から用
いられていた公知のワックス類が挙げられる。前記のワ
ックス類は単独でも二種以上を混合して用いてもよい。
また、ワックス類以外に、塗膜強度を向上させるために
、エチレンアクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリエチレン、石油樹脂等の樹脂類を添加し
てもよい。
本発明の熱溶融性インクの製造は、バインダー材を溶解
もしくは安定に分散し得る溶媒もしくは分散媒中で溶液
もしくは分散エマルジョンとし、ボールミル、サンドミ
ル、アトライターバスケットミル、三本ロール等の混合
分散機により調製することができる。また、溶媒等を特
ら に用いることなく、加熱型三本ロール、加熱型ニーダ−
1加熱型サンドミル、加熱型アトライター等で溶融混合
してもよい。更にまた、着色剤、添加剤等の存在下で、
主バインダー材であるポリエーテル樹脂を合成により調
製し、熱溶融性インクとしてもよい。
このようにして調製された熱溶融性インクは基材上にグ
ラビアコーター、ワイヤーバー等を用いて溶液もしくは
熔融コート法で塗布、印刷される。
また、熱溶融性インクをスプレードライ法、粉砕法等で
粉砕化し、その後、静電コート法等によって基材上に粉
体コートしてもよい。この場合、粉体コート後更に必要
に応じて、加熱、加圧、溶媒処理等を行い、熱溶融性イ
ンクを基材上に定着して用いてもよい。
〔実施例〕
以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
なお、以下の例中、部は特に指定のない限り重量部を表
す。
実施例1 〈ポリエーテル樹脂Aの合成〉 ビスフェノール系エポキシ樹脂「エピクロン」(大日本
インキ化学製)370gとビスフェノールA350gを
1!のセパラブルフラスコに入れ、130°Cにて均一
に溶融混合、触媒を添加し、分子内に水酸基を有するポ
リエーテル樹脂Aを得た。
〈熱溶融性インクの調製〉 下記組成を有する熱溶融性インク成分をボールミル中常
温で24時間混練を行い、熱溶融性インクを8周製した
・ポリエーテル樹脂A        12部エチレン
−酢酸ビニル共重合体  4部カーボンブラック   
     4部トルエン            40
部メチルエチルケトン       40部上記で得ら
れた熱溶融性インク液を、厚さ4−のポリイミドフィル
ム上にワイヤーバーにより塗布し、60゛Cで乾燥させ
、厚さ2.5陣の熱溶融性インク層を設けた。
実施例2 下記組成を有する熱溶融性インクをボールミル中常温で
24時間混練を行い、熱溶融性インクを調製した。
・エチレン−酢酸ビニル共重合体  2部・カーボンブ
ラック        4部・トルエン       
     40部・メチルエチルケトン       
40部上記で得られた熱溶融性インク液を、厚さ4μの
ポリイミドフィルム上にワイヤーバーにより塗布し、6
0°Cで乾燥させ、厚さ2.5 umの熱溶融性インク
層を設けた。
実施例3 下記組成を有する熱溶融性インクをボールミル中常温で
24時間混線を行い、熱溶融性インクを調製した。
・ポリエーテル樹脂C12部 ・エチレン−酢酸ビニル共重合体  2部・カーボンブ
ラック        6部・トルエン       
     40部・メチルエチルケトン       
40部上記で得られた熱溶融性インク液を、厚さ4μの
ポリエステルフィルム上にワイヤーバーにより塗布し、
60″Cで乾燥させ、厚さ2.5−の熱溶融性インク層
を設けた。
実施例4 下記組成を有する熱溶融性インクをボールミル中常温で
24時間混練を行い、熱溶融性インクを8周製した。
・ポリエーテル樹脂D 12部 ・エチレン−酢酸ビニル共重合体  3部・カーボンブ
ラック        5部・トルエン       
     40部・メチルエチルケトン       
40部上記で得られた熱溶融性インク液を、厚さ4声の
ポリエステルフィルム上にワイヤーバーにより塗布し、
60″Cで乾燥させ、厚さ2.5 trmの熱溶融性イ
ンク層を設けた。
実施例5 厚さ6屡のポリエステルフィルム上に下記の各層を形成
し、熱転写記録媒体であるインクシートを形成した。
■離型層 マイクロクリスタリンワックス(融点=75°C)を1
00°C恒温槽中でワイヤーバーにより厚さ1.5−に
塗布して、離型層を設けた。
J ■熱溶融性インク層 実施例1の熱溶融性インク液を、上記離型層上に熱溶融
性インク層が厚さ3−となるようにワイヤーバーにて塗
布して、熱転写インクシートとした。
実施例6 厚さ477+11のポリエステルフィルム上に下記の各
層を形成し、熱転写記録媒体であるインクシートを形成
した。
■離型層 カルナバワックス(融点=85°C)を100°C恒温
槽中でワイヤーバーにより厚さ1.5部1mに塗布して
、離型層を設けた。
■熱溶融性インク層 実施例2の熱溶融性インク液を、上記離型層上に熱溶融
性インク層が厚さ3I!mとなるようにワイヤーバーに
て塗布して、熱転写インクシートとした。
実施例7 厚さ411mのポリエステルフィルム上に下記の0 各層を形成し、熱転写記録媒体であるインクシートを形
成した。
■離型層 酸化パラフィンワックス(融点−85°C)を100℃
恒温槽中でワイヤーバーにより厚さ1.5−に塗布して
、離型層を設けた。
■熱溶融性インク層 実施例3の熱溶融性インク液を、上記離型層上に熱溶融
性インク層が厚さ3I!mとなるようにワイヤーバーに
て塗布して、熱転写インクシートとした。
実施例8 厚さ4Itmのポリエステルフィルム上に下記の各層を
形成し、熱転写記録媒体であるインクシートを形成した
■離型層 パラフィンワックス(融点−70°C)を100 ’C
恒温槽中でワイヤーバーにより厚さ1.51Mに塗布し
て、離型層を設けた。
■熱溶融性インク層 実施例4の熱溶融性インク液を、上記離型層上に熱溶融
性インク層が厚さ3innとなるようにワイヤーバーに
て塗布して、熱転写インクシートとした。
比較例1 下記組成を有する熱溶融性インクを100°Cで溶融混
合した後、三本ロールで混練を行い、熱溶融性インクを
調製した。
・パラフィンワックス(融点−72°C)  50部・
カルナバワックス         20部・エチレン
−酢酸ビニル共重合体   10部・カーボンブラック
         20部上記で得られた熱溶融性イン
クを、110°Cに加熱したホットプレート上にのせた
厚さ4部1mのポリエステルフィルム上に熱溶融性イン
ク層の厚さが31℃mとなるようにワイヤーバーにて塗
布して、熱転写インクシートとした。
比較例2 下記組成を有する熱溶融性インクをボールミル中常温で
24時間混線を行い、熱溶融性インクを三周製した。
・ビスフェノール型エポキシ樹脂  12部・エチレン
−酢酸ビニル共重合体  4部・カーボンブラック  
       4部・トルエン           
 40部・メチルエチルケトン       40部上
記で得られた熱溶融性インク液を、厚さ4−のポリイミ
ドフィルム上にワイヤーバーにより塗布し、60°Cで
乾燥させ、厚さ2.5 tmの熱溶融性インク層を設け
た。
比較例3 下記組成を有する熱溶融性インクをボールミル中常温で
24時間混練を行い、熱溶融性インクを調製した。
・エチレン−酢酸ビニル共重合体  2部3 ・カーボンブラック         6部・トルエン
            40部・メチルエチルケトン
       40部上記で得られた熱溶融性インク液
を、厚さ4如のポリエステルフィルム上にワイヤーバー
により塗布し、60℃で乾燥させ、厚さ2.5 trm
の熱溶融性インク層を設けた。
比較例4 厚さ6頗のポリエステルフィルム上に下記の各層を形成
し、熱転写記録媒体であるインクシートを形成した。
■離型層 マイクロクリスタリンワックス(融点−75°C)を1
00°C恒温槽中でワイヤーバーにより厚さ1.5−に
塗布して、離型層を設けた。
■熱溶融性インク層 ・パラフィンワックス(融点−72°C) 10部・カ
ルナバワックス         2部・エチレン−酢
酸ビニル共重合体   3部・カーボンブラック   
       5部4 ・トルエン            40部・メチルエ
チルケトン       40部上記組成物をボールミ
ルにて24時間、40’Cで混練して得られた熱溶融性
インク液を、上記離型層上に熱溶融性インク層の厚さが
3pmとなるようにワイヤーバーにて塗布して、熱転写
インクシートとした。
比較例5 厚さ4−のポリエステルフィルム上に下記の各層を形成
し、熱転写記録媒体であるインクシートを形成した。
■離型層 カルナバワックス(融点−82°C)を100°C恒温
槽中でワイヤーバーにより厚さ1.51℃mに塗布して
、離型層を設けた。
■熱溶融性インク層 比較例2の熱溶融性インク液を、上記離型層上に熱溶融
性インク層が厚さ311mとなるようにワイヤーバーに
て塗布して、熱転写インクシートとした。
比較例6 厚さ4−のポリエステルフィルム上に下記の各層を形成
し、熱転写記録媒体であるインクシートを形成した。
■離型層 酸化パラフィンワックス(融点=85°C)を100°
C恒温槽中でワイヤーバーにより厚さ1.5slに塗布
して、離型層を設けた。
■熱溶融性インク層 比較例3の熱溶融性インク液を、上記離型層上に熱溶融
性インク層が厚さ3−となるようにワイヤーバーにて塗
布して、熱転写インクシートとした。
上記実施例1〜8及び比較例1〜6で得られたインクシ
ートを用いて日本電気■製シリアルプリンターPC−P
R150Vにより印字し、印字濃度、記録感度、転写画
像の解像度を試験した。
その結果を表−1に示す。
上記表−1に示した記録特性の評価方法は下記の通りで
ある。
印字濃度:連続した印字をマクヘス反射濃度計で測定し
た。
被転写紙の表面性は、熱転写用紙か へツク平滑度200秒、ポンド紙が15秒である。
記録感度;サーマルヘッド発熱素子サイズ(1/ 12
mm = 831!m)に相当する転写ドツトを熱転写
用紙に印字濃度1,2で記 録するために要するサーマルヘッド 印加エネルギー(E)により評価し た。
評価基準 ○; E <0.08mJ/dat △; 0.08mJ/dot≦E≦0.11mJ/do
tX ; 0.11mJ/dot< E、あるいは印字
濃度1.2に達しない 解像度:漢字の判読性(特に画数の多いもの)で評価し
た。
評価基準 ○;良好に判読できる △;普通 ×;判読困難 インクシートの安定性: 温度45°C1湿度85%の条件下に24時間保存した
後、印字評価を行なって、 環境テスト前と比較した。
表−1に示した各熱溶融性インクの評価結果について、
以下に補足説明する。
ワックスをバインダー材とした比較例1は、熱転写専用
紙では比較的良好な印字結果を示すが、被転写紙の表面
に凹凸があるポンド紙では印字濃度が低く、また画数の
多い漢字では文字のつぶれを生じて、判読が困難な場合
がある。
これに対して、実施例1では非常に良好な印字結果を示
し、ポンド紙でも高い印字濃度を示した。
エポキシ樹脂をバインダー材とした比較例2は、本発明
の熱転写記録媒体に近い性能を有す9 るが、バインダー樹脂中に反応活性なエポキシ基を有す
るため、インクシートの保存安定性に欠ける。
比較例4〜6には、基材と熱溶融性インク層の間にワッ
クス類を主成分とした離型層を設けた場合の効果を示し
た。これらは比較例1〜3に比べて印字品質は向上する
が、実施例には劣る。
実施例5〜8も基材と熱溶融性インク層の間にワックス
類を主成分とした離型層を設けた場合の効果を示した。
これらは実施例1〜4に比べ印字品質は更に向上した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば被転写紙の表面の
凹凸の影響を受けることが少なく、高画質な転写画像を
与えることができる熱転写記録媒体が得られる。更には
本発明の熱転写記録媒体の基材と熱溶融性インク層の間
に、特にワックス類を主成分とした離型層を設けること
により更に高感度な転写画像を与えることがで0 きる熱転写記録媒体が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材上に熱溶融性インクを塗布してなる熱転写記録
    媒体において、熱溶融性インクが、ビスフェノール骨格
    を有し、かつ分子末端に水酸基を有するポリエーテル樹
    脂と着色剤を主成分として含有することを特徴とする熱
    転写記録媒体。 2 基材と熱溶融性インク層との間に離型層を有する請
    求項1記載の熱転写記録媒体。
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