JPH0324807B2 - - Google Patents

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JPH0324807B2
JPH0324807B2 JP12100682A JP12100682A JPH0324807B2 JP H0324807 B2 JPH0324807 B2 JP H0324807B2 JP 12100682 A JP12100682 A JP 12100682A JP 12100682 A JP12100682 A JP 12100682A JP H0324807 B2 JPH0324807 B2 JP H0324807B2
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JP
Japan
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loop
antenna
dipole
conductor
shaped
Prior art date
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Expired
Application number
JP12100682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5912601A (ja
Inventor
Kazutaka Hidaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP12100682A priority Critical patent/JPS5912601A/ja
Publication of JPS5912601A publication Critical patent/JPS5912601A/ja
Publication of JPH0324807B2 publication Critical patent/JPH0324807B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/24Combinations of antenna units polarised in different directions for transmitting or receiving circularly and elliptically polarised waves or waves linearly polarised in any direction

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、円偏波アンテナに関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来の円偏波のアンテナとしては、交さダイポ
ールに90゜の位相差をもたせた等振幅の電流を給
電することによつて円偏波を放射するものが知ら
れている。このようなアンテナは、360゜の全方向
に均等な円偏波を放射することは出来ず、また2
つの交ささせたダイポールに90゜の位相差を付け
て給電するのに、多相器等を含む特別な給電回路
が必要である。そして従来、1つのアンテナで特
別な給電回路を伴なわずに360゜の全方向に対して
円偏波を放射するアンテナは、実現されていない
のが実情であつた。
しかし、近年、移動体通信、衛星通信等におい
てVHF帯、UHF帯等で円偏波を利用する場合が
増大し、360゜の全方向性の指向性を要求されるこ
とが多くなつている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、特別な給電回路を必要とせ
ず、ただ1組の給電点から給電を行なうだけで
360゜にわたつて円偏波を放射する全方向性の円偏
波アンテナを提供することである。
〔発明の概要〕
本発明に係る円偏波アンテナは、最大長0.1波
長以下のループ状をなすアンテナ導体の両端側を
ループ面に対し直角に互いに逆方向にダイポール
状に延ばし、このダイポール状部の両先端に導体
板を相対向させて固定し、これらの導体板間の静
電容量とアンテナ導体のインダクタンスとで使用
周波数に共振する共振回路を形成するとともに、
アンテナ導体のループ状部及びダイポール状部か
らの両放射電界が等しくなるようにループ状部の
囲む面積及びダイポール状部の全長を設定し、ア
ンテナ導体上のループ状部の2点を給電点とした
ものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アンテナ導体のループ状部に
ある給電点より給電を行なうと、ループ状部及び
ダイポール状部からの放射電界が等振幅かつ90゜
の位相差を持つことにより、360゜の全方向に円偏
波が放射される。すなわち、90゜移相器等を含ん
だ特別な給電回路を用いることなく安価な構成に
より、全方向性の指向性を有する円偏波アンテナ
を得ることができる。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の一実施例に係る円偏波アンテ
ナの構成を示すもので、aは斜視図、bは平面
図、cは側面図である。図において、1はアンテ
ナ導体であり、ループ状部2とダイポール状部3
とからなつている。ループ状部2の最大直径は
0.1波長以下としてある。このようにする理由は、
アンテナ導体1を流れる電流をどの位置でも一定
にするためである。なお、このように最大直径を
0.1波長以下としたループアンテナは小形ループ
アンテナとして知られている。
一方、ダイポール状部3a,3bはループ状部
2の両端側をループ面(ループ状部2によつて囲
まれる平面)に対し直角かつ互いに逆方向に延ば
したものである。そして、このダイポール状部3
a,3bの両先端に円形の導体板4a,4bが互
いに対向するように固定されている。導体板4
a,4b間は静電容量Cを持ち、これとアンテナ
導体1全体のインダクタンスLとで共振回路が形
成されている。
この円偏波アンテナの給電点はアンテナ導体1
上のループ状部2の任意の2点5a,5bに設定
され、この例ではここに給電用電送路の一部をな
す導体片(以下整合片という)6a,6bが接続
されており、これらの整合片6a,6bの各先端を
このアンテナの給電端としている。
このように構成された円偏波アンテナの作用を
説明する。第1図bにおいて、アンテナ導体1の
ループ状部2で囲まれる面積、つまりループ面積
をAとし、ダイポール状部3a,3bの先端間の
全長をlとしたとき、このアンテナにおいてはこ
れらAとlとの関係をある後述の拘束された値に
することが必要である。しかしながら、Aとlを
そのある値に拘束しても、導体板4a,4bbの
直径Dとアンテナ導体1の導体径及びループ周囲
長は、Aおよびlとは独立に相当の変化範囲で調
整できるので、容量値CとインダクタンスLは変
えられる。そのためAとlの値を拘束しても、所
望の使用周波数0にアンテナを共振させることが
可能である。
この場合、使用周波数0に同調をとつただけで
は円偏波アンテナとはならず、Aとlの関係並び
に共振の関係が同時に満足されなければならな
い。
このアンテナは、前述のように波長に対して小
さいアンテナであるから、アンテナ導体1を流れ
る電流はどこでも等しく、その電流はCとLとで
共振している。このアンテナが円偏波放射を行な
う動作を分かり易く解析するには、アンテナをル
ープ状部2とダイポール状部3とに分解してそれ
ぞれの放射特性を解析し、実アンテナにおいては
それぞれの放射特性が同時に存在すると考えれば
よい。
そこで、先ず周波数0に共振した励振電流I〓が
流れている面積Aのループ状部2が、第2図aの
ようにxy面上に置かれているとすると、距離r
だけ離れた遠方の点P(r,θ,φ)での電界は
φ方向成分だけとなり、次式で与えられる。
E〓=(2π0)μkIA/4π・e−jkr/rsinθ……(
1) ここに、k=2π/λ0、μは透磁率である。
この式(1)より、ループ状部2からの電界の放射
指向性はθ方向に対しては8の字形の指向性、φ
方向に対しては全方向性となる。
一方、全長lのダイポール状部3a,3bは第
2図bのようにZ軸に沿つて置かれることにな
り、第2図aと同じ励振電流Iが流れている。そ
のため、第2図bにおける遠方の点P(r,θ,
φ)での電界はθ方向成分だけとなり、次式で与
えられる。
ここに、εは誘電率である。
式(2)より、ダイポール状部3a,3bからの電
界の放射指向性もθ方向に対しては8の字形状の
指向性、φ方向に対しては全方向性となる。
したがつて、ループ状部2からの放射電界とダ
イポール状部3a,3bからの放射電界は、共に
その振幅の立体指向性は同じ形であり、また、位
相指向性はダイポール状部3a,3bによる位相
指向性の方がループ状部2によるそれより90゜進
んでいる。この場合、放射される電波は右旋偏波
となる。
ダイポール状部3a3bによる位相指向性を他
方に対し90゜遅らせるには、第2図の11aの部
分を第2図bの12bに接続し、第2図aの11
bの部分を第2図bの12aに接続すればよい。
このようにすれば第2図bの励振電流I〓の向きが
180゜異なり、ダイポール状部3a,3bによる位
相指向性の方がループ状部2より90゜遅れるので、
放射される電波は左旋偏波となる。これに対し、
第2図aとbの11aと12a,11bと11b
とがそれぞれ接続されるた場合が右旋偏波とな
る。
このように、ループ状部2からの放射電界に対
するダイポール状部3a,3bからの放射電界の
位相は90゜進ませることも遅らせることも第2図
aの11,11bと第2図bの12a,12bと
の接続関係を変えることによつて実現可能である
ことが分かる。しかし、上述の右旋および左旋の
電波が円偏波となる条件はこれらの放射電界の振
幅が等しくなければならない。
そこで、長さlと面積Aを調整することによつ
て、式(1),(2)で与えられる同形の立体指向性の振
幅を一致させることを考える。
すなわち、式(1),(2)から両振幅を等しくするに
なる条件を満たせばよい。
光速νは の関係で他の変数と結ばれているので、式(4)より の関係にある。そこで式(5)を式(3)に代入して整理
すると l=kA ……(6) の関係が得られる。この関係を満足させることに
よつて、両振幅は等しくなるので全方向性の円偏
波アンテナとなる。
以上の説明から分かるように、本発明によれば
1組の給電点から単純に給電するだけで、すなわ
ち特別な給電回路や90゜移相器をなんら用いるこ
となく、単純な構成によつて、全方向に円偏波を
放射するアンテナを実現することができ、移動体
通信や衛生通信において極めて有効である。
なお、本発明においてアンテナ導体のループ状
部の形状は円形である必要はなく任意の形状でよ
い。また、アンテナ導体としては部分部分によつ
て異なる導体径のものを用いることも出来、更に
アンテナ導体の断面は円形でなくても、例えば板
状のものであつてもよい。静電容量を形成する導
体板の形状も円形に限定されず、方形状等でもよ
い。さらに、ダイポール状部の導体形状は単純な
線状でなく、例えばヘリカル状に形成することも
可能である。その他、本発明は要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので、aは
斜視図、bは平面図、cは側面図、第2図a,b
は同実施例におけるループ状部およびダイポール
状部の動作をそれぞれ説明するための分解図であ
る。 1…アンテナ導体、2…ループ状部、3a,3
b…ダイポール状部、4a,4b…導体板、5
a,5b…給電点、6a,6b…整合片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 最大長0.1波長以下のループ状をなすアンテ
    ナ導体の両端側をループ面に対し直角に互いに逆
    方向にダイポール状に延ばし、このダイポール状
    部の両先端に導体板を相対向させて固定し、これ
    らの導体板間の静電容量と前記アンテナ導体のイ
    ンダクタンスとで使用周波数に共振する共振回路
    を形成するとともに、前記アンテナ導体のループ
    状部及びダイポール状部からの両放射電界の振幅
    が等しくなるようにループ状部の囲む面積及びダ
    イポール状部の全長を設定し、前記アンテナ導体
    上のループ状部の2点を給電点としたことを特徴
    とする円偏波アンテナ。
JP12100682A 1982-07-12 1982-07-12 円偏波アンテナ Granted JPS5912601A (ja)

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JP12100682A JPS5912601A (ja) 1982-07-12 1982-07-12 円偏波アンテナ

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JP12100682A JPS5912601A (ja) 1982-07-12 1982-07-12 円偏波アンテナ

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JPS5912601A JPS5912601A (ja) 1984-01-23
JPH0324807B2 true JPH0324807B2 (ja) 1991-04-04

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JP12100682A Granted JPS5912601A (ja) 1982-07-12 1982-07-12 円偏波アンテナ

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JP2015070587A (ja) 2013-10-01 2015-04-13 セイコーエプソン株式会社 アンテナ及び電子装置
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