JPH0324457Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0324457Y2 JPH0324457Y2 JP1984197115U JP19711584U JPH0324457Y2 JP H0324457 Y2 JPH0324457 Y2 JP H0324457Y2 JP 1984197115 U JP1984197115 U JP 1984197115U JP 19711584 U JP19711584 U JP 19711584U JP H0324457 Y2 JPH0324457 Y2 JP H0324457Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- steering
- sensor
- power assist
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 claims description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は自動車用パワステアリング装置の安全
装置に関するものである。
装置に関するものである。
従来の技術
自動車において、転舵時のハンドル操作の軽減
をはかるために、転舵操作時の操舵トルクを検出
するトルクセンサを設け、該トルクセンサにより
検出した操舵トルクを電気量に変換して、該電気
量の変化に応じて電動モータの出力を可変的に制
御し、該電動モータにて操舵トルクに応じた操舵
方向へのパワアシストを行うと共に、車速を検出
する車速センサを設け、該車速センサの信号によ
り電動モータの出力を車速に応じて小さくし高速
走行時のハンドルの切り過ぎを防ぐようにした電
動式パワステアリング装置は既に開発されている
（例えば特公昭49−1808号公報参照）。
をはかるために、転舵操作時の操舵トルクを検出
するトルクセンサを設け、該トルクセンサにより
検出した操舵トルクを電気量に変換して、該電気
量の変化に応じて電動モータの出力を可変的に制
御し、該電動モータにて操舵トルクに応じた操舵
方向へのパワアシストを行うと共に、車速を検出
する車速センサを設け、該車速センサの信号によ
り電動モータの出力を車速に応じて小さくし高速
走行時のハンドルの切り過ぎを防ぐようにした電
動式パワステアリング装置は既に開発されている
（例えば特公昭49−1808号公報参照）。
考案が解決しようとする問題点
上記のような電動式パワステアリング装置は、
高速走行時はパワアシストが小となりハンドルに
加える操舵力が重くなりハンドルの切り過ぎを防
ぐことができるが、車速センサの故障等により電
動モータの出力を小さくする車速センサからの信
号が入力されないと、高速走行時にも低速走行時
と同じ操舵方向へのパワアシストが行われること
になりハンドルに加える操舵力が軽くなりすぎハ
ンドルの切り過ぎを招くという問題を有する。
高速走行時はパワアシストが小となりハンドルに
加える操舵力が重くなりハンドルの切り過ぎを防
ぐことができるが、車速センサの故障等により電
動モータの出力を小さくする車速センサからの信
号が入力されないと、高速走行時にも低速走行時
と同じ操舵方向へのパワアシストが行われること
になりハンドルに加える操舵力が軽くなりすぎハ
ンドルの切り過ぎを招くという問題を有する。
本考案は上記のような電動式パワステアリング
装置及び油圧式パワステアリング装置に共通する
問題を解消することを目的とするものである。
装置及び油圧式パワステアリング装置に共通する
問題を解消することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
本考案は、転舵操作時の操舵トルクに応じて電
動モータまたは油圧ポンプにより転舵方向のパワ
アシストを行うと共に、車速センサからの車速信
号が大となるに従つて転舵方向のパワアシストを
小さくするようにした車速対応式パワステアリン
グ装置において、走行中であることを検出して走
行信号を発する走行センサを設け、上記車速セン
サからの車速信号が発せられず走行センサからの
走行信号が発せられているときは車速センサが故
障と判断して故障警報を発すると共に最高速時の
パワアシストを与えるか又はパワアシストを与え
ないよう制御する安全回路を設けたことを特徴と
するものである。
動モータまたは油圧ポンプにより転舵方向のパワ
アシストを行うと共に、車速センサからの車速信
号が大となるに従つて転舵方向のパワアシストを
小さくするようにした車速対応式パワステアリン
グ装置において、走行中であることを検出して走
行信号を発する走行センサを設け、上記車速セン
サからの車速信号が発せられず走行センサからの
走行信号が発せられているときは車速センサが故
障と判断して故障警報を発すると共に最高速時の
パワアシストを与えるか又はパワアシストを与え
ないよう制御する安全回路を設けたことを特徴と
するものである。
作 用
本考案は上記の構成を採ることにより、高速走
行中に車速センサの故障等により車速信号が発せ
られなくても走行センサから走行信号が発せられ
ているときは故障と判断して故障警報を発すると
共に最高速時のパワアシストを与えるか又はパワ
アシストを与えないようにしたものである。
行中に車速センサの故障等により車速信号が発せ
られなくても走行センサから走行信号が発せられ
ているときは故障と判断して故障警報を発すると
共に最高速時のパワアシストを与えるか又はパワ
アシストを与えないようにしたものである。
実施例
以下本考案の実施例を付図を参照して説明す
る。
る。
第１図は本考案の実施例を示すブロツク図であ
り、１は転舵操作時の操舵トルクを検出するトル
クセンサで、該トルクセンサ１は例えばラツクピ
ニオン式ステアリング装置の場合はハンドルから
ピニオンに至る操舵トルク伝達系統に設けられ
る。
り、１は転舵操作時の操舵トルクを検出するトル
クセンサで、該トルクセンサ１は例えばラツクピ
ニオン式ステアリング装置の場合はハンドルから
ピニオンに至る操舵トルク伝達系統に設けられ
る。
２は、上記トルクセンサ１の操舵トルク信号に
応じて電動モータの出力指示値を決定するモータ
出力指示回路であり、該モータ出力指示回路２は
例えば第２図において実線示Ｌにて示すようなモ
ータ出力指示関数に基づきトルクセンサ１の操舵
トルク信号Ｓに応じたモータ出力指示値Ａを決定
するものである。
応じて電動モータの出力指示値を決定するモータ
出力指示回路であり、該モータ出力指示回路２は
例えば第２図において実線示Ｌにて示すようなモ
ータ出力指示関数に基づきトルクセンサ１の操舵
トルク信号Ｓに応じたモータ出力指示値Ａを決定
するものである。
３は上記モータ出力指示回路２のモータ出力指
示値Ａに基づき電動モータ４を駆動する電動モー
タ駆動部である。
示値Ａに基づき電動モータ４を駆動する電動モー
タ駆動部である。
５は車速を検出する車速センサで、該車速セン
サ５の信号を上記モータ出力指示回路２に入力さ
せ、トルクセンサ１の操舵トルク信号Ｓに基づき
決定されるモータ出力指示値Ａを車速が大となる
程第２図において点線示Ｍ、鎖線示Ｈにて示され
るように次第に小となるように制御する。
サ５の信号を上記モータ出力指示回路２に入力さ
せ、トルクセンサ１の操舵トルク信号Ｓに基づき
決定されるモータ出力指示値Ａを車速が大となる
程第２図において点線示Ｍ、鎖線示Ｈにて示され
るように次第に小となるように制御する。
即ち、車速センサ５から車速信号が発せられな
い停止時において据切り転舵するときは、第２図
の実線示Ｌで示されるようなモータ出力指示回路
２にて設定されている指示関数により決定された
モータ出力指示値Ａ通りに電動モータ４が出力を
発し、該電動モータ４の出力値即ちパワアシスト
（操舵補助力）が大でハンドル操舵力は軽くなる。
い停止時において据切り転舵するときは、第２図
の実線示Ｌで示されるようなモータ出力指示回路
２にて設定されている指示関数により決定された
モータ出力指示値Ａ通りに電動モータ４が出力を
発し、該電動モータ４の出力値即ちパワアシスト
（操舵補助力）が大でハンドル操舵力は軽くなる。
走行中において車速センサ５の車速信号が大と
なるに従つて第２図における点線Ｍ又は鎖線Ｈに
て表わされるような指示関数にて電動モータ４の
出力値が制御されることになり、前号Ｌの場合よ
り電動モータ４によるパワアシスト（操舵補助
力）は次第に小となり、ドライバのハンドル操作
力は次第に重くなる。
なるに従つて第２図における点線Ｍ又は鎖線Ｈに
て表わされるような指示関数にて電動モータ４の
出力値が制御されることになり、前号Ｌの場合よ
り電動モータ４によるパワアシスト（操舵補助
力）は次第に小となり、ドライバのハンドル操作
力は次第に重くなる。
６は走行を検出し走行時に走行信号を発する走
行センサ、７は安全回路であり、該安全回路７は
第３図のフローチヤートに示すように上記車速セ
ンサ５から車速信号が発せられず、走行センサ６
から走行信号が発せられているときは車速センサ
５が故障であると判断して警報装置８を作動させ
ると共に、第２図における鎖線Ｈで表わされるよ
うな指示関数にて電動モータ４の出力値を制御し
パワアシスト（操舵補助力）を小とするか又は電
動モータ４の出力値をゼロとしパワアシスト（操
舵補助力）を与えないように構成されている。
行センサ、７は安全回路であり、該安全回路７は
第３図のフローチヤートに示すように上記車速セ
ンサ５から車速信号が発せられず、走行センサ６
から走行信号が発せられているときは車速センサ
５が故障であると判断して警報装置８を作動させ
ると共に、第２図における鎖線Ｈで表わされるよ
うな指示関数にて電動モータ４の出力値を制御し
パワアシスト（操舵補助力）を小とするか又は電
動モータ４の出力値をゼロとしパワアシスト（操
舵補助力）を与えないように構成されている。
又、安全回路７は車速センサ５から車速信号が
発せられているときは走行中と判断して車速に応
じたパワアシスト（操舵力補助）を行い、車速セ
ンサ５からの車速信号及び走行センサ６からの走
行信号のいずれも発せられないときは停止中と判
断して第２図における実線Ｌで表わされるような
指示関数にて電動モータ４の出力値を制御し据切
り時のパワアシスト（操舵力補助）を行うように
なつている。
発せられているときは走行中と判断して車速に応
じたパワアシスト（操舵力補助）を行い、車速セ
ンサ５からの車速信号及び走行センサ６からの走
行信号のいずれも発せられないときは停止中と判
断して第２図における実線Ｌで表わされるような
指示関数にて電動モータ４の出力値を制御し据切
り時のパワアシスト（操舵力補助）を行うように
なつている。
尚、車速センサ５からの車速信号が発せられて
いる走行中において走行センサ６が故障して走行
信号を発しないときは安全回路７は作動しない
が、この場合において車速に応じた少な目の操舵
力補助が与えられているので問題はない。
いる走行中において走行センサ６が故障して走行
信号を発しないときは安全回路７は作動しない
が、この場合において車速に応じた少な目の操舵
力補助が与えられているので問題はない。
走行センサ６としてはプロペラシヤフト等に独
自の回転センサを設けてもよく、又はアンチロツ
クブレーキ装置のホイール回転センサの回転検知
信号を用いてもよい。
自の回転センサを設けてもよく、又はアンチロツ
クブレーキ装置のホイール回転センサの回転検知
信号を用いてもよい。
又本考案は電動式パワステアリング装置に適用
されるだけでなく油圧式パワステアリング装置に
適用可能であることは言うまでもない。
されるだけでなく油圧式パワステアリング装置に
適用可能であることは言うまでもない。
考案の効果
以上のように本考案よれば、転舵操作時の操舵
トルクに応じて転舵方向のパワアシストを行うと
共に、車速センサからの車速信号が大となるに従
つて転舵方向のパワアシストを小さくする車速対
応式パワステアリング装置において、走行中であ
ることを検出して走行信号を発する走行センサを
設け、上記車速センサからの車速信号が発せられ
ず走行センサからの走行信号が発せられていると
きは車速センサが故障であると判断して故障警報
を発すると共に最高速時のパワアシストを与える
か又はパワアシストを与えないよう制御する安全
回路を設けたことにより、高速走行中に車速セン
サが故障しても最高速時のパワアシストが与えら
れるか又はパワアシストなしとなるよう制御され
るので急激に操舵力が軽くならずハンドルの切り
過ぎを防止でき実用上多大の効果をもたらし得る
ものである。
トルクに応じて転舵方向のパワアシストを行うと
共に、車速センサからの車速信号が大となるに従
つて転舵方向のパワアシストを小さくする車速対
応式パワステアリング装置において、走行中であ
ることを検出して走行信号を発する走行センサを
設け、上記車速センサからの車速信号が発せられ
ず走行センサからの走行信号が発せられていると
きは車速センサが故障であると判断して故障警報
を発すると共に最高速時のパワアシストを与える
か又はパワアシストを与えないよう制御する安全
回路を設けたことにより、高速走行中に車速セン
サが故障しても最高速時のパワアシストが与えら
れるか又はパワアシストなしとなるよう制御され
るので急激に操舵力が軽くならずハンドルの切り
過ぎを防止でき実用上多大の効果をもたらし得る
ものである。
第１図は本考案の実施例を示すブロツク図、第
２図は第１図装置により制御されるべきモータ出
力指示特性の一例を示す図で、第３図は第１図装
置の動作態様を示すフローチヤートである。 １……トルクセンサ、２……モータ出力指示回
路、３……電動モータ駆動部、４……電動モー
タ、５……車速センサ、６……走行センサ、７…
…安全回路、８……警報装置。
２図は第１図装置により制御されるべきモータ出
力指示特性の一例を示す図で、第３図は第１図装
置の動作態様を示すフローチヤートである。 １……トルクセンサ、２……モータ出力指示回
路、３……電動モータ駆動部、４……電動モー
タ、５……車速センサ、６……走行センサ、７…
…安全回路、８……警報装置。
Claims (1)
- 転舵操作時の操舵トルクに応じて転舵方向のパ
ワアシストを行うと共に、車速センサから車速信
号が大となるに従つて転舵方向のパワアシストを
小さくするようにした車速対応式パワステアリン
グ装置において、走行中であることを検出して走
行信号を発する走行センサを設け、上記両センサ
から発せられる信号を比較し車速センサからの車
速信号が発せられず走行センサからの走行信号が
発せられているときは車速センサが故障と判断し
て故障警報を発すると共に最高速時のパワアシス
トを与えるか又はパワアシストを与えないよう制
御する安全回路を設けたことを特徴とする車速対
応式パワステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984197115U JPH0324457Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984197115U JPH0324457Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61110479U JPS61110479U (ja) | 1986-07-12 |
| JPH0324457Y2 true JPH0324457Y2 (ja) | 1991-05-28 |
Family
ID=30755160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984197115U Expired JPH0324457Y2 (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0324457Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS524057A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-12 | Hitachi Ltd | Air core reactor for electric locomotive |
| JPS5411047A (en) * | 1977-06-27 | 1979-01-26 | Kobe Steel Ltd | Low hydrogen type coated arc welding electrode |
| JPS57178972A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-04 | Nissan Motor Co Ltd | Vehicle speed responsing type power steering |
-
1984
- 1984-12-26 JP JP1984197115U patent/JPH0324457Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS524057A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-12 | Hitachi Ltd | Air core reactor for electric locomotive |
| JPS5411047A (en) * | 1977-06-27 | 1979-01-26 | Kobe Steel Ltd | Low hydrogen type coated arc welding electrode |
| JPS57178972A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-04 | Nissan Motor Co Ltd | Vehicle speed responsing type power steering |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61110479U (ja) | 1986-07-12 |
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