JPH03244349A - 抗原虫性疾患効果を有する家畜用飼料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗原虫性疾患効果□を有する家畜用飼料に関す
る。

；従来の技術及びその課題〕 近年、畜産業は飼養密度の増大や飼養規模の拡大；こよ
り集約化され、工場的生産が可能になり、長期に安定的
に生産物を供給することができるようになってきた。と
ころが、集約化が進むにつれて環境管理が不十分となり
、これに伴う病気の発生が大きな問題となっている。

その中で原虫によって引き起こされる疾患としては、例
えばコクシジウム症、ロイコナトゾーン症、トリパノゾ
ーマ症、リーシュマニア症等種々知られており、これら
の予防剤及び治療剤としてサルファ剤、キノリン誘導体
、核酸誘導体、キナゾリン誘導体、グアニジン誘導体、
葉酸拮抗剤、ポリエーテル系の抗生物質等が使用されて
いるが、これらは高価であり、且つ安全域が非常に狭い
ため、飼料等に混合して大量に用いるには問題が多い。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは上記のような問題を改善すべく鋭意研究を
行なった結果、家畜用飼料に炭素数６〜１０の中鎖脂肪
酸のモノグリセライド及び／又はジグリセライドを添加
することにより抗原虫性疾患、特にコクシジウム症の予
防及び治療に対し優れた効果を有することを見出し本発
明を完成するに至った。

すなわち本発明は、カプリル酸、カプリン酸等の炭素数
６〜１０の中鎖脂肪酸のモノグリセライド及び／又はジ
グリセライドを０．５〜２０重量％含有してなることを
特徴とする抗原虫性疾患効果を有する家畜用飼料を提供
するものである。

本発明の家畜用飼料を給餌する対象となる動物としては
、肉用鶏、産卵鶏、種鶏等の家禽類、肉牛、乳牛、豚、
羊、山羊及びこれらの子畜頻等の家畜類など抗原虫性疾
患、特にコクシジウム症に感染しやすい家畜が挙げられ
る。

本発明に使用される炭素数６〜１０の中鎖脂肪酸のモノ
グリセライド及び／又はジグリセライド（以下ＭＣＭＤ
という）は、モノグリセライド及びジグリセライドの単
品又は混合物であり、その脂肪酸組成は炭素数６〜１０
の脂肪酸の単独又は混合物であり、その他の脂肪酸は微
量である。

本発明の家畜用飼料において、ＭＣＭＤは飼料中に０．
５〜２０重量％、好ましくは１〜１０重量％配合される
。

従来、家畜用飼料はとうもろこし、小麦、大麦、ライ麦
、マイロ等の穀類、米ぬか、ふすま、麦ぬか等のぬか類
、大豆油粕、コーングルテンミール、！！蜜等の製造粕
類、魚粉、脱脂粉乳、ホエー、イエローグリース、タロ
ー等の動物性飼料類、ビタミン類、無機質等の栄養素材
が配合されているが、本発明においては上記のごときＭ
ＣＭＤを油脂類の代替として、又は新たな成分として添
加することにより本発明の目的を達成することができる
。

本発明の家畜用飼料において、ＭＣＭＤ以外の配合成分
とその配合量は大略下記の通りである。

代表的配合例 （牛）ｆＡ厚飼料 とうもろこし マ　　イ　　ロ 大　　　　麦 大豆油粕 ふすま アルファルファミール 糖みつ ミネラル ビタミン ＭＣＭＤ １０〜５０重量％ ５〜３０重量％ ０〜２０重量％ ０〜４０重量％ ０〜２０重量％ ０〜２０重量％ ０〜１０重量％ ０〜５重量％ ０〜３重量％ ０．５〜１０重量％ （豚） とうもろこし マ　　イ　　ロ 大　　　　麦 ふすま 大豆油粕 魚　　　　粉 脱脂米ぬか アルファルファミール 糖みつ ミネラル ビタミン １ｃＭＤ （鶏） とうもろこし マ　　イ　　ロ 大豆油粕 魚　　　　粉 コーングルテンミール アルファルファミール ２０〜８０重量％ ０〜４０重量％ ０〜３０重量％ ０〜２０重量％ ０〜ｌＯ重量％ ０〜１０重量％ ０〜１５重量％ ０〜１０重量％ ０〜１０重量％ ０〜３重量％ ０〜３重量％ ０．５〜２０重量％ ２０〜８０重量％ ０〜４０重量％ ０〜４０重量％ ０〜１０重量％ ０〜１０重量％ ０〜ＩＯ重量％ 肉骨粉　　　０〜１０重量％ ミネラル　　　　　　　　０〜３重量％ビタミン　　　
　　　　　０〜３重量％ＭＣＭＤ　　　　　　　　　　
　０．５〜２０重量％〔実　施　例〕 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。

実施例１ 表１に示すブロイラーの配合飼料を調製し、各区５羽ず
つ、８日令まで各飼料を自由摂取にて予備飼育し、８日
目にアイメリア・テ不うＣＥｉｍｅｒｉａ　ｔｅｎｅｌ
ｌａ）株をｌＸＩＯ３個経口感染させ、８日間オーシス
ト排泄量を測定し、８日後に剖検し、盲腸粘膜病変を観
察した。

その結果、表２に示すようにオーシスト排泄量は著しく
低下し盲腸の病変が殆ど認められず、鶏コクシジウム症
発生を著しく抑制することがわかった。

表 １ 村　アミノ酸、ビタミン、くネラル、抗菌抗生物質 ＋２・・・盲腸壁は幾分肥厚するが、盲腸内容物は正常
である。

＋３・・・盲腸壁は著しく肥厚し、盲腸内に多量の出血
と血液塊があり、内容物は少なくなる。盲腸壁は著しく
膨張し、多量の出血を伴い、大きなチーズ様塊が出来て
いる。

内容物はなくなるか、塊の中に取り込まれている。

＋４・・・斃死鶏の病変。

卑３増体率；対照区の増俸率を１００とした。

本４対照区；市販ブロイラー前期用飼料、非感染区。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　炭素数６〜１０の中鎖脂肪酸のモノグリセライド及
   び／又はジグリセライドを０．５〜２０重量％含有して
   なることを特徴とする抗原虫性疾患効果を有する家畜用
   飼料。