JPH03243276A - アルミ合金の溶接方法 - Google Patents

アルミ合金の溶接方法

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JPH03243276A
JPH03243276A JP3825890A JP3825890A JPH03243276A JP H03243276 A JPH03243276 A JP H03243276A JP 3825890 A JP3825890 A JP 3825890A JP 3825890 A JP3825890 A JP 3825890A JP H03243276 A JPH03243276 A JP H03243276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
series
filler
aluminum alloy
pure
Prior art date
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Pending
Application number
JP3825890A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiki Tanaka
清貴 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH03243276A publication Critical patent/JPH03243276A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は純A2合金(A 1000系)とAN −Mg
系合金(A5000系)との異材溶接施工に関するもの
である。
(従来の技術) アルミおよびアルミ合金は溶接技術の進歩と相まって車
両、船舶、建築、橋梁、化学機械および低温液化ガス貯
蔵設備など軽量、耐食性、電気・熱の伝導性、優れた低
温特性などを活かした構造物、容器などにその用途が拡
大されている。最近では宇宙開発におけるロケット・タ
ンクなどへの利用も始まり、効能率、高性能溶接法が駆
使され。
アルミおよびアルミ合金の溶接技術は飛躍的な進歩を遂
げている。通常溶接構造材としてはi −Mg系合金材
(A 5000系)が使用されることが多いが。
前述したような各種構造物に要求される機能に応じて、
他の各種アルミ合金材(AIQOO系、 A3000系
、 A6000系等)が部分的に、あるいは場合によっ
ては全面的に使用されることもあり、当然のことながら
構造(強度)部材としてのA 5000系アルミ合金材
と機能材としての他の各種アルミ合金材との接合技術が
構造物を製造する上での重要なポイントとなる。特に熱
伝導性が極めて良好なA100O系アルミ合金材と強度
部材として用いられるA 5000系アルミ合金材との
異材溶接においては、第1表に示すように両部材の熱伝
導率の差が太き第工表  アルミ合金の熱伝導率 いため、特に熱伝導の良好なA 1000系アルミ合金
材側では熱が逃げ易く、A1000系に比べて熱伝導が
悪いA 5000系アルミ合金材側に熱がたまりやすい
ため、両部材をTIGあるいはプラズマを熱源として突
合せ溶接を実施する場合、第4図に示すようにTIGア
ーク■の狙い位置を従来通りに開先の中央ωにするとア
ルミ母材の溶融に寄与する熱量がA 5000系母材(
2)側で大となり、A 1000系母材(1)側で小と
なるため、結果としてA 1000系母材(1)側のル
ート部■が充分に溶融しないことに起因する融合不良や
、A 1000系母材(1)側で溶接金属(8)が凝固
する際の冷却速度が早いため、溶接時に発生したガス成
分がA 1000系母材(1)側の溶接金属■中に集中
してトラップされることに起因するブローホール等の溶
接欠陥が発生しやすくなる。比較的板厚が厚く多層盛溶
接の場合については、溶接前にA 1000系母材側を
予熱したり、溶接入熱を大きくすることで両部材の熱伝
導の差に起因する母材溶融に寄与する熱のアンバランス
を緩和し、これら溶接欠陥をある程度減少させることは
可能であるが、比較的板厚が薄く1バス溶接(裏波溶接
)の場合では予熱管理が困難になることや、板厚が薄い
ため溶接入熱を過度に大きくすると裏波が過大になった
り、場合によってはルート部の溶は落ちを生じることも
ある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、熱伝導率
が大きく異なる純アルミ合金(、A 1000系)とA
l2−Mg系合金(A 5ooo系)とのTIGあるい
はプラズマを熱源とした1パス溶接が可能な板厚の突合
せ異材溶接において、安定した裏波溶接が可能で溶接部
の耐ブローホール、耐融合不良性能の良好な施工法を提
供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明ではA100O系ア
ルミ合金とA 5000系アルミ合金とのlパス溶接が
可能な板厚のTIGあるいはプラズマを熱源とした突合
せ異材溶接を行うアルミ合金の溶接方法において、開先
中央より熱伝導率の大きいAl000系母材側へ板厚程
度入った位置をアークの狙い位置としてノンフィラー(
溶加材熱)でルート部を完全に溶融し、両部材の裏波幅
が均等で安定した裏波を形成した後、次パスにてフィラ
ー溶接(溶加材有)を実施する。
(作用) このように熱伝導率の大きいA 1000系母材側へ板
厚程度入った位置をアークの狙い位置とすることで所定
ののど厚を確保し熱伝導率の小さいA3000系母材と
の熱バランスを保ちながらルート部を完全に溶融してブ
ローホール、融合不良等の溶接欠陥を防止しかつA 1
000系側、A 5000系側共に均等な裏波幅・高さ
を形成することができる。さらにノンフィラー(溶加材
熱)溶接とすることで溶接全線にわたり均一で安定した
裏波制御が可能となる。
(実施例) 以下図面に示した実施例について本発明の詳細な説明す
る。第1図は本発明の一実施例を示す純アルミ合金(A
 1000系)とAl−Mg系合金(A 5000系)
とのTIG熱源を用いた比較的薄板でlパス溶接が可能
な板厚(板厚51以下)の突合せ溶接方法の概要を示し
たものであり、第1図(a)はV開先の場合、第1図(
b)はI開先の場合を示すものである。すなわちこの図
においてTIGアークの狙い位置を開先の中央ωより熱
伝導率の大きいA 1000系母材(1)側へある距離
立入った位置とし、この位置をまずTIGアーク■にて
溶加材を用いないノンフィラー溶接を実施する。第2図
は任意の溶接条件にてアークの狙い位置党を種々変えて
A100O系母材(1)とA 5000系母材■との突
合せ溶接(ノンフィラー)を実施した際のA 1000
系母材(1)側の任意断面の裏波幅り、の変化を示した
ものである。アークの狙い位置党を板厚を程度とするこ
とでA 5000系母材■側の裏波幅V、とほぼ同一の
裏波幅が得られる。また第3図に示すようにノンフィラ
ー溶接とすることで溶接線全線にわたって均一な裏波高
さHが確保でき安定した裏波溶接が可能となる。このよ
うにルート部(3)を充分に溶融して安定した裏波を形
成した後、次パスにてノンフィラー溶接を実施して所定
ののど厚を確保し溶接を完了する。参考のため溶接部の
放射線透過試験を実施したが、融合不良、ブローホール
等の有害な欠陥は認められなかった。このように一実施
例として示した上記方法すなわち熱伝導率の大きいA1
000系母材ω側へ板厚程度入った位置をアークの狙い
位置とすることで熱伝導率の小さいA 5000系母材
■との熱バランスを保ちながらルート部■を完全に溶融
し、ブローホール融合不良等の溶接欠陥を防止すると共
にA 1000系側、A 5000系側共に裏波幅・高
さを均一に保ち、安定した溶接施工を実施することがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように熱伝導率が大きく異なる純
アルミ合金(A 1000系)とAl −Mg系合金(
A 5000系)とのTIGあるいはプラズマを熱源と
した比較的薄板で1パス溶接が可能な板厚の突合せ異材
溶接において、溶接アークの狙い位置を開先の中央より
熱伝導率の大きいA 1000系材側へ板厚程度入った
位置とし、この位置をまずノンフィラー、(溶加材熱)
溶接することでルート部を充分に溶融して両開材の裏波
幅が均等で安定した裏波を形成した後、次パスにてフィ
ラー溶接を実施して所定ののど厚を確保することでブロ
ーホール、融合不良等の溶接欠陥を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は本発明の一実施例を示す溶
接部付近の断面図、第2図は本発明の一実施例によるア
ークの狙い位置と裏波幅との関係を示す特性図、第3図
は本発明の一実施例による溶接線方向の裏波高さの変化
を示す特性図、第4図は従来方式の溶接方法の溶接部付
近の断面図である。 1・・・純A2合金(A100O系) 2・・・Al −Mg合金(A 5000系)3・・・
ルート部 4・・・TIGトーチ 5・・・タングステン電極 6・・・TIGアーク 7・・・開先中央 (α)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱伝導率の異なる純アルミ合金材(A1000系)とA
    l−Mg系合金材(A5000系)との1パス溶接が可
    能な板厚のTIGあるいはプラズマを熱源とした突合せ
    異材溶接を行うアルミ合金の溶接方法において、溶接ア
    ークの狙い位置を開先の中央より熱伝導率の大きい純ア
    ルミ合金材側に板厚程度入った位置とし、この位置を初
    層ノンフィラー(溶加材無)溶接することでルート部を
    充分に溶融して両母材の裏波幅が均等で安定した裏波を
    形成した後、次パスにてフィラー(溶加材有)溶接を実
    施することを特徴とするアルミ合金の溶接方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008246558A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Kobe Steel Ltd めっき鋼板とアルミニウム合金板との異材同士の突合せ接合継手及びその接合方法
JP2008296270A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Kyushu Institute Of Technology 突き合わせtig溶接方法
JP2009178727A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Toshiba Corp 金属製容器製造方法および溶接装置
CN104439644A (zh) * 2014-11-27 2015-03-25 芜湖中集瑞江汽车有限公司 一种12mm以上铝合金厚板的惰性气体保护焊焊接工艺
CN110919136A (zh) * 2019-12-13 2020-03-27 芜湖普威技研有限公司 厚板材和薄板材的焊接工艺

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