JPH03237020A - 水酸化ニッケル - Google Patents

水酸化ニッケル

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JPH03237020A
JPH03237020A JP2071766A JP7176690A JPH03237020A JP H03237020 A JPH03237020 A JP H03237020A JP 2071766 A JP2071766 A JP 2071766A JP 7176690 A JP7176690 A JP 7176690A JP H03237020 A JPH03237020 A JP H03237020A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ニッケル水酸化物(Ni(OH)2)および
その製逍に関する。
背景技術と問題点および本発明の目的 水酸化第一ニッケル〔Nl (OH)2〕、以後「水酸
化ニッケル」または「二価水酸化ニッケル」と呼ぶは、
実際的な目的にはすべて、ニッケル塩、例えば硫酸ニッ
ケルを含む水溶液から、アルカリ水酸化物、例えばNa
OHを加える、または混合することにより、沈殿により
+7.’J製している。このようにして調製する場合、
水酸化ニッケルはほとんど常に、相当量のアルカリ性水
酸化物の陽イオンおよびニッケル塩の陰イオンにより汚
染される。
沈殿の副生成物、例えば硫酸すl・リウムが水に非常に
よく溶けるとしても、ゼラチン状の水酸化ニッケル沈殿
物の洗浄は非常に田無である。その上、ゼラチン状の沈
殿物は、はとんど常に、乾燥により、直接、見掛は密度
が非常に低い水酸化ニッケルになる。本発明の目的の一
つは、乾燥後の直接生成物として高い見掛は密度を6す
る水酸化ニッケル生成物を提供すること、である。本発
明の第二の目的は、これまで市販されている水酸化ニッ
ケルに比べて、より結晶性が高くしかも比較的純粋な水
酸化ニッケルを提供すること、である。本発明の第一お
よび第二の目的は、水酸化ニッケルの製造のための新規
な方法を提供するという本発明の第三の目的により達成
される。
発明の詳細な説明 本発明は、次のような化学反応により、水酸化ニッケル
を調製することを意図するものである。
N l  + H20+ 0.502−N l(OH)
 2上記の化学反応は、約50℃ないし約150゜〜約
300℃1好ましくは約1800〜約2300Cの温度
で、少なくとも一例においては最高的200℃で、ニッ
ケルカルボニル CN 1 (OH)4)の分解により生成する、表面積
が少なくとも約0.1rrr/zの、微細なニッケル金
属粉を使用して行なう。この反応は、過剰量の水の存在
下において、一般にはオートクレーブまたは類似の耐圧
反応器中で、約10〜約30気圧(絶対圧)の蒸気分圧
、およびかなりの分圧の、例えば約4気圧以上、好まし
くは約5〜約25気江の酸素/))仕ドて行なう。上記
の式か示す化学量論的な関係を満たすために、連続また
は間欠的に酸素を供給する。反応に関与する気相、固相
および液相を十分に接触させるために、反応混合物を攪
拌する手段を備えるのが有利である。
ニッケル金属粉の粒径が十分に微小で、その表面積が約
1.5rrf’/gを超える場合、上記の反応は、ゆっ
くりではあるが、触媒無しに進行する。
しかし、ニッケルを水に溶解させる、または水溶液中に
二価のニッケルイオンをりえる触媒は、非常に微細なニ
ッケル粉を使用する反応の速度を大幅に高め、粗いニッ
ケル粉を使用する場合にはその様な触媒が不可欠である
。適当な触媒は、H+(酸)、N12+にッケル塩)ま
たはCO2+(コバルト塩)またはCO2などの化合物
であって、ニッケル粉の存在ドにおいて水溶液中でこれ
らのイオンを発生することかできるものである。例えば
、その様な化合物の一つとして、K2S2O8が考えら
れる。この化合物は、反応 Ni十K  S  O−+Ni2”+SO+、 0 2 2 8          4 .2+ に2SO4により、Nl  を発生させるためである。
好ましい触媒は、HCI SN I Cl 2、H2S
 O4、酢酸、酢酸ニッケル、HNO3、Ni (NO
3)2、ギ酸、ギ酸ニッケル、プロピオン酸、プロピオ
ン酸ニッケル、および酢酸アンモニウム、硝酸アンモニ
ウム、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、または塩
化アンモニウムなどのアンモニウム塩を含むかまたは含
まない、水山少なくとも0.4m/1のアンモニアのグ
ループの中から選ぶことができる。アンモニアおよびア
ンモニウム塩に加えて、各種のアミンおよびイミンも、
この反応過程の中で触媒として作用できる。
アンモニアもしはくアンモニウム塩を触媒として使用す
る場合にあっては、50℃程度の低い温度で酸化を行な
うことかできる。
触媒がK などのアルカリ金属イオンおよび−2 SO、NO、等の陰イオンを含んでいて3 も、本発明に係わる方法による生成物は、その結晶性の
ため、および触媒として使用されるその様な物質の濃度
か、先行技術による沈殿法に見られるその様な物質の濃
度よりも著しく低いので、般に、その様なイオン種を木
質的に含まないと考えられる。その他の触媒物質として
は、電気化学系列でニッケルよりも卑の金属の水溶性の
塩、例えばCu C12、Ag2SO4、等がある。こ
れらの物質を使用すると、ニッケルか溶液中の銅または
銀に置き換わり、金属の銅または銀または他の金属かド
ーピング物質または汚染物質として生成物の水酸化ニッ
ケル中に現われる。これらの物質を使用する際に避ける
べきことは、粒状ニッケルの表面かマスクされる様なや
り方で銅、銀、等を置き換えることである。少量の可溶
な銅、銀、等の塩を増量しなから、あるいはニラゲル酸
化反応過程全体にわたって連続的に加える必要かあろう
。原料のニッケル粉の表面積が約0. 1n′1″/g
を超えていれば、約2〜30%のニッケル金属を含むニ
ッケル粉−水スラリ−1リットル当たり約0.005〜
0.4モル等量(可溶化したニッケルに対して)で、本
発明によるニッケル、酸素および水の反応に対して効果
的な触媒作用を及ばすのに十分であることが分かった。
通常、酸素の71在下で安定な触媒は、反応系の中に、
処理水1リットル当たり、少なくとも約0.005モル
等量、最高約0. 1モル等量までの触媒の量で存在す
る。
当業者であれば、上記の触媒は、好ましいまたは有利な
触媒として通常の工業的に人手できる安価な材料の中か
ら選んでいることを理解するであろう。これらの44料
は、その操作性、人手可能性、および低価格のために好
ましいものであるが、使用可能な唯一の触媒というわけ
ではない。例えば、有機酸触媒の分野で、親水基を含ま
ず、炭素鎖の中に約4個の炭素原子を含む、置換低分子
量脂肪族−塩基酸でも作用させ得る。その様な酸(およ
びそれらのニッケルまたはコバルト塩)としては、モノ
、ジまたはトリクロル酢酸、クロルプロピオン酸、等が
ある。脂肪族−塩肚酸の水溶性を高めるためにその酸中
に大量の親水性置換基がある場合、炭素鎖の長さは大き
なものであってもよい。
この種の適当な触媒には、乳酸、グリコール酸、および
アルドン酸かある。ある種のジカルボン酸も、触媒また
は触媒前駆物質として使用できる。
リンゴ酸および酒石酸は、直接作用する効果的な触媒で
ある。シュウ酸は、触媒前駆物質であるジカルボン酸の
例である。通常の化学的経験からは、シュウ酸ニッケル
の水溶性が極めて低いために、シュウ酸は適当な触媒で
はないと考えられる。しかし、本発明に係る方法の反応
条件下では、シュウ酸は分解してギ酸の様な活発な触媒
性の酸になる。そのため、シュウ酸および他の多くの有
機物質、例えばマロン酸、アルデヒドその他が、水溶液
中で酸素の存在下において、約180℃を超える温度に
加熱することによって、必要な触媒効果を発揮させるこ
とかできる。
本発明の主目的は純粋なニッケル水酸化物を調製するこ
とであるか、不純物の量を調整したニッケル水酸化物が
望ましい場合もある。例えば、電池用途で、例えばニッ
ケル−カドミウムまたはニッケル−コバトル充電式重心
としては、ニッケル水酸化物の中に、コバルト、カドミ
ウムまたはバリウムを含むか、またはニッケル水酸化物
結晶構造の中にドーピング量のリチウムを含むのが有利
である場合がある。コバルトは、ニッケルの約−〜5%
の晟で、反応混合物中にドーピング剤前駆物質、例えば
水溶性塩(例えば酢酸コバルト)として含有させ、触媒
として作用させるか、またはそれ自体の微細金属粉とし
て、またはニッケルコバルト合金粉として、より多くの
量で導入することが可能である。また、水溶性の塩、例
えば酢酸リチウムまたは塩化リチウムとして少量のリチ
ウムを、本発明の方法を丈長する際に使用する水ニッケ
ル金属スラリーの水相に含有させることもできる。溶解
性の塩としてバリウムを反応スラリーの水に加えること
かできるが、バリウムか存在するときは、硫酸イオンま
たは他のバリウム沈殿剤を避ける様に注意する。電気化
学的な目的で、ニッケル水酸化物に不純物を故意に加え
る場合、高圧ポンプなどの手段を備えた反応装置を準備
し、不純物、例えばコバルト、カドミウム、等を水に溶
角qした化合物の塩として、反応過程全体にわたって、
またはできれば、反応終了近くのある短時間内に、例え
ば反応時間の最後の四分の−の時間内に加えるのか有利
である。同様に、不純物またはドーピング剤添加量を、
反応過程全体にわたって増加または減少させることがで
きる。充電式ニッケル−カドミウム電池に使用する場合
、約3%まで、またはそれ以上の量のカドミウムをニッ
ケル水酸化物中に含むのが非常に効果的である。
ニッケル力ルホニルの分角イにより形成したニッケル粉
の水性スラリー酸化は、約6〜24時間で、温度200
℃、総圧力33絶対気圧、スラリー水に対する元素ニッ
ケルの重量比0.015〜0、 3の条件下で、超微細
(1,5耐/g)粉の触媒を使用せずに、粗い粉体の各
種の触媒を使用して、達成できることが分かった。
上記の方法の生成物であるニッケル水酸化物〔Nl (
○H)2〕は、幾つかの意味で独特である。特に、この
物質は、添付図面の第1図に示す様に、著しい結晶性と
非凝集性六方晶構造を示す。
この構造は、第2図に示す沈殿法により調製した水酸化
ニッケルの凝集構造と比較するとその差かよく分かる。
本発明に係わる水酸化ニッケル生成物は、その非凝集性
構造により、通常、少なくとも約0.9g/n+]の比
較的高い見掛は密度を持つが、第2図に示す生成物の見
扛)け密度は約0. 5g / mlである。先行技術
による生成物の見掛は密度は、機械的な方法、例えば粉
砕により増加させることかできる。本発明に係わる水酸
化ニッケルは、反応中の結晶化速度を変えることにより
、その見掛は密度を変えることかできる。遅い反応およ
び結晶化により、極めて薄い(例えば約50ナノメート
ル)六方晶板状結晶ができ、これは非常に低い見掛は密
度をl″iえるが、一方、速い反応および結晶化では、
上記の通常の生成物になる。先行技術による生成物と本
発明に係わる生成物との違いを、禎3図および第4図に
示す。これらの図は、本発明に係わる代表的な生成物(
第3図)および先行技術の生成物(第4図)のX線回折
ピークの広がりを示す。本発明に係わる生成物のパター
ンは、先行技術の生成物に比べて、一般に、より明確で
、鋭いピークを示す。特に、62゜(1,75八)にお
けるピークは、本発明に係わる生成物パターンでは明確
な針状であるのに対し、先行技術の生成物のパターンで
は、対応するピークが背景ノイズとあまり区別かつかな
い。
本発明に係わる水酸化ニッケルを作る反応混合物に、コ
バルト、カドミウム、バリウム、リチウムまたは他の不
純物またはドーピング剤を加えると、その結火牛した水
酸化ニッケルは、その様な物質をその結晶構造全体にわ
たって本質的に均質に含むか、またはドーピング剤また
は不純物か水酸化ニラゲル結晶横這の中心、表面または
中間層に蓄積することがある。電気化学的な目的には、
水酸化ニッケルの表面層にコバルトかあると、ニッケル
−カドミウムおよびニッケル−鉄の充電式電池(蓄電池
)に使用する陽の活性物質のキトノ<シティおよび寿命
をj告別させるのに特に有利である。水酸化ニッケルの
結晶構造全体にコバルトが存在していても同し電気化学
的効果かあるか、水酸化ニッケル結晶の表面層にコバル
ト不純物が濃縮していれば、十分効果があるので、本発
明は、特に結晶表面にコバルトを多く含む、その様な水
酸化ニッケルを提供することを意図するものである。表
面の含有量が高い構造は、反応の最終段階、例えば8〜
24時間の反応期間の最後の1または2時間の間に、コ
バルト塩、例えば酢酸コバルトまたは塩化コバルトをス
ラリー反応混合物に加えることによって製造することが
できる。ニッケル鉄電気化);!、組電池よびニッケル
−カドミウム小型電池用の水酸化ニッケルは、水酸化リ
ウチムを含む水酸化カリウム電解質と組み合わせて使用
する。水酸化ニッケル陽電極の寿命に対するリチウムの
影響に関する理論は、電気化学電池を最初に形成する時
、および充電−放電使用にお1′jる電気化学的サイク
ル中に、水酸化ニッケル結晶格子の中にリチウムを挿入
する必要があるとしている。
本発明の意図は、特に、水酸化ニッケルの結晶格子の中
に、結晶構造全体にわたって均質に、または結晶構造の
内、外または中間層に濃縮、つまり高含有量で、リチウ
ムを含む様な、本発明に係る上記の方法により製造する
水酸化ニッケルを提供することである。さらに、本発明
は、水酸化ニッケル結晶構造全体にわたって微粒に分散
した、酸化物、水酸化物または金属として存在するカド
ミウムでドーピングした水酸化ニッケルを提供すること
を意図している。より広くは、本発明は、ドーピングし
てあってもしてなくても、元素ニッケルを含んでいても
いなくても、充電式電気化学電池、例えばニッケル−鉄
またはニッケル−カドミウム電池の機械的要素および竜
角q質と具に、本発明に係わる水酸化ニッケルを使用す
ることを目的としている。ここで、「機械的要素」とは
、電池の金具、小型の構造、リード線等の電池技術で一
般的な物すべてを含む。電解質は、通常、リチウムを添
加した、または添加していない、K OHの水溶液であ
る。
また、元素ニッケルを含む水酸化ニッケルを提供するこ
とも本発明の目的の中に入る。電気化学的1」的には、
電子導体として、水酸化ニッケル材料の全体にわたって
実質的に均質に分散した元素状ニッケルが有利であるこ
とがある。そのため、本発明に係る水酸化ニッケルでは
、元素状のニッケルを、材料のニッケル含有量の約30
%まで含むことができる。この元素状ニッケルは、超微
細粒子として存在し、それ自体、充電式電池に使用する
場合、アルカリ性電解質中で電気化学放電の際に酸化反
応を受けると共に、電気的導体としても作用する。超微
粒ニッケルは、水酸化ニッケル中で、ニッケル金属の約
70%〜95%が水酸化物の形に転換したところで、酸
化反応を停止することにより得られる。生成する水酸化
ニッケルは、少なくとも約70%の非元素状ニッケルを
含む。
本発明に係わる水酸化ニッケルを製造する際、触媒とし
て塩酸塩、硫酸塩または酢酸塩をニッケル塩または酸の
形で使用するのが有利である。特に触媒として硫酸塩ま
たは塩酸塩を使用する場合、酸化されるニッケルの量は
一定と仮定して、反応水系における硫酸塩または塩酸塩
触媒の濃度増加に伴って、生成する水酸化物の硫酸塩ま
たは塩酸塩の汚染か増加することが予想される。一定濃
度の塩酸塩触媒を含む処理水の、任意の体積中にあるス
ラリー化したニッケルの量が増加するにつれて、生成す
る水酸化ニッケル中の塩素のパーセントは減少する。そ
の上、処理水の量およびその水中の塩酸塩触媒およびス
ラリー化したニッケルの濃度を固定すると、180℃〜
230℃の範囲で温度が上昇するにつれて、□1.成す
る水酸化ニッケル中の塩素汚染か減少する傾向か僅かに
ある。様々な量の塩酸塩触媒が関与する速度論的試験の
結果から、生成物の塩素規格である最高0.5%を維持
する場合、塩酸塩触媒は、処理水中に約0.08EqC
1/L未満の量で存71:する必要があり、処理条件は
、約35砲対気圧の蒸気と酸素の総圧力を用い、200
℃で、反応口6間を約10〜12時間にする必要がある
。同様に、生成物中の硫酸塩不純物を最高1%に保つに
は、触媒濃度は0.05Eq/L未満にし、200℃、
総圧力35絶対気圧で、反応時間は約20時間にすべき
である。生成する水酸化物を水または水性アルカリ溶液
で洗浄しても、生成物の水酸化ニッケル中の陰イオン汚
染を減少させるのにはあまり効果が無い様である。触媒
として0.0526Eq/Lの酢酸塩を酢酸ニッケルと
して使用した場合、生成物の水酸化ニッケルは、約0.
 1%の元素ニッケルおよび0.34%の炭素を含むこ
とが分かった。
200℃の温度、35絶対気圧の合計圧力で、200g
のニッケル粉体を1.、300 mlの酢酸ニッケル水
溶液に分散させた酢酸ニッケル試験の計算では、ニッケ
ルの約99.85%が水酸化物に転換した。酢酸ニッケ
ルまたは酢酸コバルトまたは酢酸の様な、炭素を生しさ
せる触媒(carbonire−r、ous cata
lyst)を使用する場合、約200 ℃を超える反応
温度は避けることが重要である。酢酸塩触媒を使用する
場合、200℃以下の反応速度に比べて、210℃以上
では反応速度か低下する。
本発明の利点を、以下に示す実施例でさらに説明する。
実施例1 インコスペシャルティパウダープロダクッ、バク80ウ
エストプラザ2、サドルプルツク、NJか販売する、粒
径2.2〜2.8ミクロン、表面積約0.6rrr/g
、見掛は密度0. 5〜0.65g/ccのタイプ25
5フイラメント状ニツケル粉100gを、0.207E
q/Lの塩化ニッケルを含む水1300mlにスラリー
化した。このスラリーを攪拌装置(−1きのオートクレ
ーブの14−1に入れ、合計圧力35絶対気圧で、18
0〜182℃の温度で、7 (lp 1411酸素と反
応させた。
この灰色の生成物である水酸化ニッケルは、総ニッケル
m62%、元素ニッケル0.13%、酸素31%、およ
び塩化物1.33904−含み、元素ニッケルから二価
の水酸化物ニッケルへの転換率は99.79%であった
実施例2 0、 1035Eq/ Lの塩化ニッケルを含む以外は
、実施例1のスラリーと同等のスラリーを、同じ装置中
で、1iiJ U総圧力で、/Ali度200℃で、6
時間反応させた。灰色の生成物である水酸化物は、元素
ニッケル0.6196、塩素0.81%を含み、ニッケ
ル金属から水酸化ニッケルへの転換率は99%であった
実施例3 触媒として0.1033Eq/L  HCIを含む以外
は実施例2と大体同じスラリーを同じオートクレーブに
入れ、220℃、総圧力41絶対気圧で5.5時間酸素
と反応させた。緑かかった灰色の水酸化ニッケル生成物
は、総ニッケル62゜9%、元素ニッケル0.061%
、および塩素0.53%を含んでいた。この生成物は、
元素ニッケルから水酸化ニッケルへの転換率99.9%
を示した。
実施例4 実施例1.2および3て使用したのと同じニッケル粉1
00gを、硫酸0.0126Eq/Lを含む水1300
mlにスラリー化した。このスラリを、攪拌装置付きの
オートクレーブ中で、200℃、総圧力35絶対気圧で
、18時間、酸素と反応させた。生成物の水酸化ニッケ
ルは、総ニッケル68.2%、元素ニッケル14.6%
、およびS04を0.29%含んでいた。この生成物の
元素ニッケルから水酸化ニッケルへの転換率は78.5
9%であった。硫酸触媒および反応時間だけを変えた類
似の試験の結果を第1表に示す。
第  1 表 比 較A   O,+970   [i    50.
8     84.79実施例5  0.0492  
19    1.13]      97.49比較B
  0.004[i   22   51     3
8.11第1表のデータから、触媒として大量の硫酸を
使用しても、十分な水酸化ニッケルを迫るには6時間で
は短過ぎること、触媒がすくな過ぎると、255粉体を
酸素と反応させる場合、十分な時間(22時間)を反応
に費やしても、生じる水酸化ニッケルは不十分であるこ
とか分かる。実施例5は、適切な量の触媒を使用し、適
切な反応時間(19時間)をかけることによって、良好
な生成物か得られることを示している。特に、実施例5
の生成物は、0.29%のSO4を含んでいた。
3 4 実施例6 255等級のニッケル粉体200gを、酢酸ニッケル0
.0526Eq/Lを含む水1300ml中にスラリー
化した。このスラリーを攪拌装置を備えたオートクレー
ブ中で、200℃、総圧力35気圧で19時間酸素と反
応させた。その粘果生じた生成物は銀灰色の水酸化ニッ
ケルで、見掛は密度が0.894g/mlであり、総ニ
ッケル63.9%、元素ニッケル0.097%、および
炭素0.34%を含み、ニッケル金属から水酸化ニッケ
ルへの転換率は99.85%であった。
実施例7 触媒として酢酸を使用し、反応時間が23時間である以
外は、実施例6と同等の方法により、実施例6の生成物
と化学組成が非常によく似た生成物が得られたが、0.
38%の元素ニッケルを含んでいた。この実施例の生成
物の見掛は密度は0.432g/m+で、実施例6の生
成物の見掛は密度より著しく低かった。
実施例8 単位重爪あたりの表面積で表わした冗なった粒子径を持
つニッケル粉の相対的な反応性を示すために、タイプ2
55 (0,6ポ/g)および実験用の超微粉(2rr
f/g)の、2種類のニッケル粉を、水性スラリー中で
触媒無しに、酸素と反応させた。反応条件は、 温   度:200’C±2℃ 総圧カニ33.6絶対気圧 水の体積:]、3L 粉体重量、20g 6.511.j間後、超微細ニッケル粉を使用した場合
の生成物の質量は27.9gであったのに対し、255
等級ニッケル粉を使用した場合の生成物の質量は、21
.34gであった。同じ条件下で、ただし触媒として0
.013Eq/Lの硫酸を使用した場合、超微細ニッケ
ル粉20gから、7時間で、約33.5gの水酸化ニッ
ケルか造られた。
この実施例は直接、触媒が無くても、実験用の超微細ニ
ッケル粉は、より粗いタイプ255よりも、本発明の目
的に対してより反応性が高いことを示しており、また、
間接的に、実施例4および5との比較で、触媒として硫
酸のrf:扛下で、超微細ニッケル粉はタイプ255粉
よりも速く反応することを示している。20gのニッケ
ルが水酸化ニッケルに100%転換すると、理論的に生
成物の質量は31.58gになり、重量が57.9%j
曽加告別ことになる。
実施例9 ニッケル粉体の表面積の重要性は、触媒として0.00
28EQ/Lのペルオキシニ硫酸カリウム(K2S20
8)および20gの各ニッケル粉を使用して、実施例8
に記載する反応条件下で行なった限界試験により示され
る。この限界試験の結果を第2表に示す。
部 2表 HDNP” 123* 553 0.05 0.22 0.45 0.60 5.25 5.5 6.25 7.25 55 32.9 50.0 *インコスペシャルティパウダープロタクツ、パーク8
0ウエストプラザ2、サドルプルツク、NJから人手可
能な製品。
第2表のデータから、ここに記載する反応条件下におい
て、表面積か比較的低い粉体は、水および酸素と反応し
なかったか、または非宮にゆっくりとしか反応しなかっ
たことか分かる。丈用目的には、本発明に係わる方法を
、BE、T、から求めた表面積が約0.2r+1′/g
を越える、好ましくは0.3rr?/gを越えるニッル
粉を使用して行なうことを推奨する。しかし、本発明の
目的は、触媒が存在しても、しなくても、水および酸素
と反応させるために、必要なら活性化できる、どの様な
種類の人手可能なニッケル粉でも使用して、本発明に係
わる方法を実行することにある。
水溶液中で、ニッケル粉を水酸化ニッケルおよび/また
は塩基性ニッケル塩に転換する際の、アンモニアまたは
アンモニアとアンモニウム塩との混合物の使用例を以下
に示す。
試験は、2Lオートクレーブ中で、表面積が約0.6n
f/gのニッケル粉200gおよび組成が異なるアンモ
ニア含有溶液1,3Lを使用し、各種の温度および圧力
で行なった。
ニッケル粉を、0.4〜15モル/LのN H3を含む
水酸化アンモニウム溶液中で、100〜200℃、28
〜35絶対気圧(At、A)の総圧力(11,,3〜2
5At、A酸素分圧)で反応させた。
実施例10 試験は、原料溶液のアンモニア濃度を変えて行なった。
その結果を第3表に示す。
第  3 表 0.4   29  200  18  4[i、5 
   ↓、571、     29   200  1
8   65.7   1.612     29  
200  16.7 87.5   1.844   
  29  200  2+    99.4   1
.46G      30  11110  21.7
 99.5   1.838     32  170
  19.3 99.8   1.89第3表のデータ
は、溶液中のアンモニア濃度の増加と共に、反応速度が
増加することを示している。
実施例1] 試験は、原料溶液中のアンモニア濃度疫を一定にし、一
定の総圧力で、ただし温度を変えて行なった。その結果
を第4表に示す。
第  4 表 8    32  125  2B   88.4  
 1.088    32  150  22.3 9
9.9   1.738    32  1.70  
19.3 99.8   1..898    32 
  1.80  20  100    1.7[1反
応速度は、温度と共にかなり急激に増加することが明ら
かである(一定結圧力で、温度が125から180℃に
上昇するにつれて、酸素分圧は24 At、Aから9.
5At、Aに減少したが、この間に反応速度は上昇した
)。
実施例10および11から次の様な観察がなされている
反応速度は、溶液中のアンモニア濃度および反応温度と
」(に、急激に増加し、 一温度および酸素分圧が高い時にのみ、水酸化アンモニ
ウム溶液ψで、高いニッケル転換率が得られ、 一99%のニッケル転換は、例えば6〜8モルNH3原
料病7夜を使用し、170℃、32At、A総圧力で、
20〜24時間のバッチ反応で達成でき、 生成した水酸化ニッケルの密度は、限界内で、アンモニ
ア濃度および反応温度と共に増加し、生成した水酸化ニ
ッケルは、結晶性および純度が非、i:i、に高く (
一般に総NH3が、005%)、例えば電池中のニッケ
ル電極用の活性利料として適している。
水酸化アンモニウム溶酸におけるN】粉がら水酸化ニッ
ケルへの転換は、市況および7t′4j酸素分j王での
み、大川的な速度で実行することかできる。
低温度、低酸素分圧では、Niの転換率は、実用になら
ない位低い。例えば、55℃、2At、A酸素分圧では
、4時間のバッチ反応で、10モルNH3溶液に約0.
 1%のNiか冶解したたけであった。
我々は、実施例12および13に示す様に、アンモニア
原料溶酸にアンモニウム塩を加えることによって、ニッ
ケルの転換率を著しく高くてきることを発見した。
実施例12 各種のアンモニア/アンモニウム塩溶液を使用し、異な
った反応条件下で試験を行なった。その結果を第5表に
示す。
第  5  表 8    な  し   5.4    90  19
    9.54  0.5Ac*3.1   90 
21.7 72.5   1.344   0.5NO
32,79021,594,81,3140,5CO3
3,59022,685,50,52381、Ocl 
   5.7   90  5.8 99.7   0
.B35*Ac−酢酸塩 第5表のデータは、アンモニア含有原料溶酸に陰イオン
を加えることによって、反応速度が劇的に増加すること
を示している。強酸の陰イオンは、弱酸の陰イオンより
も反応速度に対する影響が強い様である。
反応速度の向上が、二つの試験により立証される。第一
の試験では、Ni粉を8モルアンモニア溶液中で、18
0’C,32At、A総正力、9.1At、A酸素分化
で反応させ、第二の試験では、8モル総NH2モル総C
O2溶液で、90℃、3ゝ 3、 9At、a酸素分圧で反応させた。第二の試験に
おける反応速度は、第一の試験における反応速度よりも
−の位たけ速い。
実施例13 各種のアンモニア/炭酸アンモニウム溶酸を使用し、昇
なった反応条件下で試験を行なった。その結果を第6表
に示す。
第  6 表 生成物の密度は、原料溶酸の組成(例えば0.25  
 3.5   90  22.6 85.5  2.5
0.5   3.5fi    90  23−1 9
9.9  3.810.75   4.66    ’
to   19.B  97.8  4,190.75
   3.5B    90 4.5 99.3 5.
901     5.4   60 5.9 98.7
 4.891、     3.[i3   70  3
.7  98.1  5.891、     3.9 
  90  2.1  99.7   G、OGl、5
   3.77   90  1.68 99.4 1
0.92     3.77   90  1.[i7
 97.1 15.32     1”    90 
5.4 99,8 23.11、     IIJ  
  150 3.0 99.9 4.940.523 0.523 0.59Q O,1398 0,647 0,4g5 0、G34 0.761 1.19 1.35 1.088 *酸素は、低い率で加えた。
次の様な観察かなされた。
アンモニア溶液に、例えば炭酸塩、塩酸塩、硝酸塩、ま
たは酢酸塩などの陰イオンを加えることにより、ニッケ
ル粉の水による酸化速度、およびニッケルの水酸化ニッ
ケル/塩基性ニッケル塩への転換速度か大きく向上し、 NH−CO2/a度)および作業条件(d度、反応速度
、酸素率を調整することにより)による影響を受け、約
0.3から約L4g/cI11まで食前ることがてき、 原料溶液中のNH3/CO2の比を食えることによ−て
、CO2−含有量が異なる塩基性炭酸ニッケルが得られ
る。
炭酸塩、酢酸塩、硝酸塩、または塩酸塩以外のアンモニ
ウム塩も、非常に良く似た効果を!jえることに注意ず
べきである。
本発明に係わる生成物は、乾燥後、一般に灰色で、磁昇
に対する反応性(未反応のニッケルにより示される)か
僅か、ないし全く無い、流動性の粉体になる。本発明に
係わる水酸化ニッケルの色は、元のニッケル粉中の不純
物により強く影響されるか、あるいは反応中に不注意に
より色か付くこともあるし、または故意に導入すること
もできる。本発明に係わる開発は、特に電池用の水酸化
ニッケルを製造するための、ニッケルカルボニルに由来
する、粉の形態で都合よく入手できる、純粋なニッケル
粉を使用して行なったが、本発明の目的は、ここに開示
する様に、水および酸素と反応する、この技術で人手可
能などの様な純度のニッケル粉でも使用することである
本発明によれば、水酸化ニッケル/塩基性炭酸ニッケル
から成る生成物は、CO2、より好ましくはH2CO3
およびそのイオン化生成物を触媒として使用することに
より、製造できる。本発明に係わる方法の、この特徴を
示す特別な例を実施例14に示す。
実施例14 2リットルのオートクレーブ中で、表面積が約0.6n
f/gのニッケル粉200 g、および水1.3リット
ルを使用し、様々な温度で、総圧内約28.4絶対気圧
で試験を行なった。その結果を第7表に示す。
第  7 表 125   0.5  27.4 55.5  17.
5 20.1125   1、[l   23.9  
54.5  13.0 3[1,21252,029,
0Go、0 23.8 23.0125   2.0 
 25.9  55.0  12.5 2f3.+15
Q    1.Q   21.8  52.5   Q
、4920.1175   1.0  24.0  7
3.5  38.6 12.568.5   0.51
8 7G、1   0.712 Bo、3   0.6[12 77,30,130+ 99.1   0.378 47.5   0.350 第7表は、CO2が、Ni粉を水酸化ニッケル/塩基性
炭酸ニッケルに転換するための適当な触媒であることを
示している。酸素/二酸化炭素原料混合物の比、および
作業温度を亥えることによって、炭酸塩含有量が異なる
生成物か得られる。
CO2触奴触媒づく方法は、波体または気体の公害物質
を全く生じないので、環境の数点から十分好ましい方法
である。
規則に従って本発明の特定の実施形態を説明したが、当
業者であれば、請求項の範囲に含まれる本発明の形態に
おいて、変形か口J能であり、ル発明の特定の特徴を、
他の特徴を同様に使用することなく、を利に使用できる
ことが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる水酸化ニッケルの電子顕微鏡
’l; Q 、 Q’i 2図は、先行技術により製造
した水酸化ニッケルの、比較用に第1図と同じ倍率で撮
影した電子顕微鏡写真、第3図は、本発明に係わる水酸
化ニッケルが示すX線回折ピークのグラフ、第4図は、
先行技術により製造した水酸化ニッケルか示す、同様の
X線回折ピークのグラフを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、約50℃を超える反応温度において、少なくとも等
    モル量の液体状の水の存在下で、粒状の金属ニッケルと
    酸素とを反応させることからなる水酸化ニッケルの製造
    方法であって、前記反応を、前記粒状ニッケルの表面積
    が約1.5m^2/g未満である場合には、触媒の存在
    下で行ない、前記反応を210℃未満の温度で行なう場
    合には、炭素を生じさせる触媒の存在下で行ない、前記
    反応をアンモニアもしくはアンモニウム塩以外の触媒を
    用いて行なう場合には該反応を約150℃を超える温度
    で行なうことを特徴とする方法。2、前記粒状ニッケル
    の表面積が少なくとも約0.1m^2/gであることを
    特徴とする、請求項1記載の方法。 3、前記反応温度が約180℃〜約230℃の範囲内に
    あることを特徴とする、請求項1記載の方法。 4、前記反応を、少なくとも、反応物質中に存在する前
    記金属ニッケルの少なくとも約50%を水酸化ニッケル
    に転換するのに必要な時間だけ行なうことを特徴とする
    、請求項1記載の方法。 5、水溶液中にニッケルを保つことができ、酸素の存在
    下で安定している触媒が、前記反応の少なくともある期
    間中存在することを特徴とする、請求項1記載の方法。 6、前記触媒が前記反応の全期間中存在することを特徴
    とする、請求項5記載の方法。 7、前記触媒を、硫酸、塩酸、硝酸、ギ酸、酢酸、二酸
    化炭素、および硫酸、塩酸、硝酸、ギ酸、および酢酸の
    ニッケルおよびコバルト塩、ペルオキシニ硫酸塩、電気
    化学系列中でニッケルより卑である金属の水溶性塩、水
    酸化アンモニウム、および水酸化アンモニウムとアンモ
    ニウム塩からなる群から選択することを特徴とする、請
    求項6記載の方法。 8、前記触媒が、処理水1リットル当たり少なくとも約
    0.005モル等量の量で存在することを特徴とする、
    請求項5記載の方法。 9、前記ニッケル粉が前記液体状水中で、重量で約2〜
    30%の量で存在することを特徴とする、請求項1記載
    の方法。 10、前記反応を、少なくとも、前記金属ニッケルの少
    なくとも約90%を水酸化ニッケルに転換するのに必要
    な時間だけ行なうことを特徴とする、請求項4記載の方
    法。 11、前記時間が約6〜24時間の間であることを特徴
    とする、請求項10記載の方法。12、硫酸イオンが触
    媒の陰イオンとして存在し、反応を約180℃〜230
    ℃で、約18〜24時間行なうことを特徴とする、請求
    項11記載の方法。 13、前記反応の少なくともある期間中、前記液体状水
    中の溶質として、水酸化ニッケルのドーピング剤前駆物
    質が存在することを特徴とする、請求項1記載の方法。 14、前記ドーピング剤前駆物質を、コバルト、カドミ
    ウム、リチウム、およびバリウムイオンからなる群から
    選択することを特徴とする、請求項13記載の方法。 15、前記反応を、ニッケル金属の約70%〜95%が
    水酸化物の形に転換したところで停止させることを特徴
    とする、請求項1記載の方法。 16、水酸化ニッケル、およびニッケルの総重量に対し
    て30%までの、全体にわたって分散した微細な元素状
    ニッケルを含み、主寸法が約2ミクロンまでで、特に1
    .75Å単位の波長におけるX線吸収スペクトルの鋭い
    ピークを特徴とする、実質的に非凝集性の、六方晶水酸
    化ニッケルを含む物質の組成物。 17、実質的に100%の非元素状ニッケルを含むこと
    を特徴とする、請求項16記載の物質の組成物。 18、ドーピング剤を含むことを特徴とする、請求項1
    6記載の物質の組成物。 19、前記ドーピング剤をコバルト、カドミウム、リチ
    ウムおよびバリウムからなる群から選択することを特徴
    とする、請求項18記載の物質の組成物。 20、そこに含まれる元素状ニッケルが超微粒形である
    ことを特徴とする、請求項16記載の物質の組成物。 21、充電式電気化学電池中において機械的要素および
    電解質と組み合わせることを特徴とする、請求項16記
    載の物質の組成物。 22、前記機械的要素および電解質がニッケル−カドミ
    ウム充電式電気化学電池の構成物であることを特徴とす
    る、請求項21記載の物質の組成物。 23、前記機械的要素および電解質がニッケル−鉄充電
    式電気化学電池の構成物であることを特徴とする、請求
    項21記載の物質の組成物。
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