JPH032369Y2 - - Google Patents

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JPH032369Y2
JPH032369Y2 JP1982156954U JP15695482U JPH032369Y2 JP H032369 Y2 JPH032369 Y2 JP H032369Y2 JP 1982156954 U JP1982156954 U JP 1982156954U JP 15695482 U JP15695482 U JP 15695482U JP H032369 Y2 JPH032369 Y2 JP H032369Y2
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pressure
sleeve
cavity
plunger
molten metal
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、上型と下型とで形成されたキヤビ
テイを減圧し、溶湯を吸引充填し、その後、キヤ
ビテイを加圧して溶湯を加圧凝固させる鋳造の技
術分野に属する。
而して、この考案は、鋳造内に形成させるキヤ
ビテイに対してスリーブを連通状に接続させ、該
スリーブ内に駆動装置を介して進退自在にプラン
ジヤが設けられると共に該スリーブに給湯通路が
分岐して接続されて溶湯容器に接続され、キヤビ
テイが減圧導管を介して減圧装置に接続されてい
る加圧鋳造装置に関する考案であり、特に、スリ
ーブ内に形成されたプランジヤの駆動装置側の背
部圧力室が減圧導管を介して減圧装置に連通さ
れ、プランジヤによつて上下、前後に区分けられ
た各圧力室が均圧の負圧状態にされるようにした
加圧鋳造装置に係る考案である。
〈従来技術〉 周知の如く、従来より、第1図に示す様に、上
型1と下型2とからなる鋳型3に形成されたキヤ
ビテイ4にスリーブ5を下側から接続させ、該ス
リーブ5に分岐させて給湯通路6を接続させると
共に該スリーブ5の内部に油圧シリンダ7に連結
されたプランジヤ8が進退昇降自在に挿入された
加圧鋳造装置9がある。
又、該加圧鋳造装置9は、上型1と下型2とに
外装するフード10によつて囲繞密閉されてお
り、該フード10内はリークバルブ11が介装さ
れた減圧導管12を介して真空ポンプ13に連通
されているようにされている。
而して、上記リークバルブ11を閉じた後、真
空ポンプ13を駆動させると、減圧導管12を介
してフード10内のキヤビテイ4が減圧されるこ
とにより、スリーブ5内も減圧され、給湯通路6
を介して接続されたルツボ炉14内の溶湯15が
該給湯通路6からキヤビテイ4に吸引充填され、
その後、油圧シリンダ7によりプランジヤ8を前
進上昇させてキヤビテイ4を加圧して鋳込み鋳造
が行われていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 さりながら、上述従来態様の加圧鋳造装置9に
おいては、真空ポンプ13によつてルツボ炉14
内の溶湯15をキヤビテイ4に吸入充填させる際
に、スリーブ5内のプランジヤ8の背部圧力室1
6がキヤビテイ4と連通されて減圧されている上
部圧力室17に対して実質的に高圧となり、その
結果、該背部圧力室16の空気がプランジヤ8と
スリーブ5内面との微小間隙から上部圧力室17
に流入し、したがつて、給湯通路6から吸引され
る溶湯15の内部に気泡が混入する可能性があ
り、製品品質が低下する虞がある欠点があつた。
これに対処するに、例えば、特公昭43−28806
号公報発明等にみられるようなプランジヤを有す
るスリーブ側に負圧通路と接続させた態様等もあ
るが、該種装置ではプランジヤが上昇した場合、
減圧管が開放され、プランジヤの背部が大気圧と
なりプランジヤの前後の圧力バランスが取れない
不具合がある。
したがつて、キヤビテイの溶湯中に気泡のまき
込みが生ずるおそれがあり、潤滑油についても同
様の不都合さがあつた。
又、特開昭55−8382号公報発明に見られるよう
にスリーブの背部圧力室に反応性ガスを導入する
タイプのものも開発されているが、キヤビテイ側
の圧力に比し反応性ガスの圧力が高くガス巻込み
が避けられない不具合があつた。
この考案の目的は上述従来技術に基づく加圧鋳
造装置の問題点を解決すべき技術的課題とし、製
品内部に気泡が混入するのを防止し、健全な製品
品質を著しく向上させるようにして機械製造産業
における鋳物技術利用分野に益する優れた加圧鋳
造装置を提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は、前述課題を解決す
るために、鋳型内に形成されるキヤビテイにスリ
ーブが連通され、該スリーブに、駆動装置に連係
されたプランジヤが進退自在に内装されると共
に、先端が溶湯に臨まされている給湯通路が分岐
して接続され、更に、上記キヤビテイが減圧導管
を介して減圧装置に連通されている加圧鋳造装置
であつて、上記スリーブ内の、プランジヤの駆動
装置側に形成された背部圧力室が、減圧導管を介
して上記減圧装置に接続され注湯時にキヤビテイ
との負圧バランスが形成されるようにされている
加圧鋳造装置。
〈作用〉 而して、鋳型内に形成されたキヤビテイにリー
クバルブが介装された減圧導管を介して減圧装置
により負圧をかけると、該キヤビテイに連通して
接続されたスリーブ内のプランジヤの前部圧力室
が負圧になると共に該スリーブに分岐接続された
給湯通路が負圧となり、該給湯通路先端側の溶湯
容器内の溶湯が該給湯通路を経て、スリーブ内か
らキヤビテイに吸引され、前記プランジヤを駆動
装置によつて前進させると、キヤビテイ内の溶湯
が加圧され所定の鋳造がなされ、而して、上記ス
リーブ内のプランジヤの背部圧力室は、上記減圧
導管を介して上記減圧装置に連通されていること
により、プランジヤを介して2分割された前部圧
力室と背部圧力室との圧力が均圧化され、ガス巻
込みによる気泡の発生が抑止されるようにした技
術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の実施例を第2,3図の図面に
基づいて説明すれば以下の通りである。
尚、第1図と同一態様部分は同一符号を用いて
説明するものとする。
第2図に示す実施例に於いて、9′はこの考案
の要旨を成す加圧鋳造装置であり、金属製の鋳型
3を外包するフード10と減圧装置としての真空
ポンプ13との間を接続する減圧導管12には、
他の減圧導管としての分岐導管18の一端が接続
され、その他端は鋳型3内のキヤビテイ4に下側
から垂直に連通するスリーブ5′内のプランジヤ
8のキヤビテイ4とは反対側の背部圧力室16の
ポートに接続されている。
而して、該プランジヤ8は駆動装置としての油
圧シリンダ7にロツド19を介して連結され、該
ロツド19に付設されたドグ20に対応する位置
には、タイマー付制御装置21に電気的に接続さ
れたリミツトスイツチ22が設けられている。
そして、制御装置21には、真空ポンプ13と
リークバルブ11との各々が電気的に接続され、
更に、油圧シリンダ7とこれを作動させるポンプ
ユニツト23との間に介装された電磁切換弁24
が電気的に接続されている。
尚、スリーブ5′と油圧シリンダ7間のロツド
19との間には、適宜のメカニカル式のシール軸
受25が介装されている。
上述構成において、図示しない型締め装置によ
り、上型1と下型2とを型合わせし、制御装置2
1の図示しない操作盤を介してリークバルブ11
を閉じた後、真空ポンプ13を駆動させると、フ
ード10の内部が減圧導管12を介して減圧され
ることにより、キヤビテイ4とそれに連通するス
リーブ5′内のプランジヤ8の上部圧力室17が
鋳型3の見切り面等の間隙を介して減圧され、し
たがつて、給湯通路6へルツボ炉14の溶湯が大
気圧により流入し、上部圧力室17を経てキヤビ
テイ4内に吸入充填される。
この時、減圧導管12に接続された分岐導管1
8によつて、プランジヤ8の背部圧力室16は、
上部圧力室17と連通されて同一圧力の負圧状態
にされるため、該背部圧力室16からプランジヤ
8とスリーブ5′との間隙を介して上部圧力室1
7に空気が流入することはなく、溶湯15の内部
への気泡の混入は確実に防止される。
又、背部圧力室16は、シール軸受25によつ
て密閉されており、大気が該背部圧力室16に流
入することもない。
而して、キヤビテイ4が溶湯15で満たされる
と、制御装置21により電磁切換弁24が第2図
に示す中立位置からa側に切り換り、その後、ポ
ンプユニツト23が該電磁切換弁24を介して油
圧シリンダ7を作動させ、そのロツド19の先端
のプランジヤ8が上昇(前進)し、その間、余剰
の溶湯15はルツボ炉14に戻される。
そして、ロツド19のドグ21がリミツトスイ
ツチ22に当接すると、制御装置21を介してプ
ランジヤ8がキヤビテイ4を所定時間加圧し、溶
湯15の凝固が促進され、該溶湯15が凝固した
後、制御装置21によつて真空ポンプ13が停止
され、リークバルブ11が開かれ、図示しない型
開き装置によつて上型1と下型2を開き図示しな
い製品を取り出す。
そして、電磁切換弁24がb側に切換わり、油
圧シリンダ7を介してプランジヤ8が下降(後
退)し、電磁切換弁24が初期中立位置に切換わ
つた後、ポンプユニツト23が停止されて、1鋳
造工程が完了し、溶湯15をルツボ炉14に補給
しながら上述工程が反復され、鋳造製品が連続的
に製造される。
又、第3図に示す実施例は鋳型3′内のキヤビ
テイ4にその内部が連通するスリーブ5″が水平
に取り付けられた態様であり、他の部分的構成、
及び、作用は、上述実施例と同様である。
尚、この考案の実施態様は上述各実施例に限る
ものでないことは勿論であり、例えば、砂型等の
通気性を有する型に対しても使用出来、又、スリ
ーブの背部圧力室にその一端が接続された導管の
他端は、真空ポンプに直接接続してもよい等種々
の態様が採用可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、鋳型内のキヤビテイ
に対して溶湯を吸引して静かに充填し、該キヤビ
テイを加圧するものであるため、該キヤビテイを
加圧するだけの在来態様の鋳造装置に比べ、加圧
力の調整が極めて容易であり、又、密閉型の溶湯
容器も必要ないという優れた効果が奏されると共
に、角部や薄肉部への湯まわりも良好である効果
が奏される。
更に、スリーブ内のプランジヤの駆動装置側に
形成された背部圧力室が、減圧導管を介して減圧
装置に接続されていることにより、キヤビテイを
加圧するプランジヤを有するスリーブの背部圧力
室の圧力がキヤビテイと連通されて負圧状態に均
一圧力化され、したがつて、キヤビテイが減圧さ
れた際に、プランジヤとスリーブ内面との間隙か
ら溶湯内に空気等が流入することがなく、製品内
に気泡が混入されず、健全な製品品質を著しく高
めることが出来る効果が奏される。
加えて、プランジヤとスリーブ内面との間隙が
通常値で良く、その摺動部の潤滑がスムーズであ
ることから製造組付がし安いという利点もある。
そして、歩留りが非常に良く、実質的に製品コ
ストが低減されるという経済的利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来技術に基づく加圧鋳造装置の全
体概略断面図、第2図は、この考案の1実施例の
全体概略部分断面図、第3図は、他の実施例の全
体概略部分断面図である。 5,5″……スリーブ、8,8′……プランジ
ヤ、16,16′……背部圧力室、12,12′…
…減圧導管、13……減圧装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳型内に形成されるキヤビテイにスリーブが連
    通され、該スリーブに、駆動装置に連係されたプ
    ランジヤが進退自在に内装されると共に、先端が
    溶湯に臨まされている給湯通路が分岐して接続さ
    れ、更に、上記キヤビテイが減圧導管を介して減
    圧装置に連通されている加圧鋳造装置において、
    上記スリーブ内の、プランジヤの駆動装置側に形
    成された背部圧力室が、減圧導管を介して上記減
    圧装置に接続され、注湯時のキヤビテイとの負圧
    バランスが形成されるようにされていることを特
    徴とする加圧鋳造装置。
JP15695482U 1982-10-19 1982-10-19 加圧鋳造装置 Granted JPS5962853U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15695482U JPS5962853U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 加圧鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP15695482U JPS5962853U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 加圧鋳造装置

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Publication Number Publication Date
JPS5962853U JPS5962853U (ja) 1984-04-25
JPH032369Y2 true JPH032369Y2 (ja) 1991-01-23

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