JPH03236577A - オ−プンショ−ケ−スの温度制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、二層エアカーテン式オーブンシ５−ケースの
温度制御方式に関する。

［従来の技術］ まず、頭記した二層エアカーテン式オープンシゴーケー
スの構成を第３図により説明する０図において、ｌは前
面を開口したケース本体、２，３はケース本体１の外箱
、内箱、４は内箱内に設置した上下多段の商品陳列棚、
であり、外箱２と内箱３との間には内箱３の周囲を取り
巻く内外二重のエア循環ダクトとしてのインナダクト５
．アウタダクト６が仕切られており、かつインナダクト
５には冷凍機の冷却器７およびインナファン８が、アウ
タダクト６にはアウタファン９が設置されている。

かかる構成で、保冷運転時に冷却器７．インナファン８
．アウタファン９を運転することにより、インナダクト
５．アウタダクト６を通じてケース本体１の前面開口部
には内外二層の冷気エアカーテン１０．保護エアカーテ
ン１１が吹出し形成され、これにより外気熱の侵入を遮
へいして庫内の陳列棚４に並べた商品を保冷する。

一方、かかるオーブンジターケースでは、庫内温度を所
定の使用温度に維持するために、庫内温度調節器を備え
ている。この庫内温度調節器は前記構成におけるインナ
ダクト５内を通風する冷気温度を検知して作動するサー
モスタットを組み込んだものであり、インナダクト内の
冷気温度がサーモスタットの設定温度よりも高い間はサ
ーモスタットがオン信号を出力して冷ｔ１！機を運転状
態に保持し、冷気温度がサーモスタットの設定温度より
も低下するとサーモスタットがオフ信号を出力して冷凍
機を停止するように運転制御する。なお、サーモスタン
ドとしては電気接点を開閉する機械式のもの、あるいは
電子温度リレー式のものがあり、設定温度をマニアルで
可変調節する設定ダイアルを備えている。

ところで、オーブンジターケースは一般にスーパーマー
ケットなどの店舗内に据付けて使用されるものであり、
夏期と冬期１店舗の営業中と閉店後９店内の空調有無な
どの条件でショーケースの周囲条件が変動し、この周囲
条件の変動に伴ってオープンショーケースの熱負荷が様
々に変化する。

このために前記温度調節器でサーモスタットの設定温度
を一定温度に固定したのでは、周囲条件の変動に十分対
応できず、庫内温度が変動して商品の品温が上昇したり
、冷えすぎなどの商品の品温管理面で好ましくない状態
となる。

そこで、温度調節器に対して、前記した庫内温度制御用
サーモスタットの他にショーケースの庫外側上部に周囲
温度を検知する温度検出手段を備え、周囲温度条件の変
動に合わせてサーモスタットの設定温度を補正するよう
にしたオーブンジターケースの温度制御方式が既に実施
されており、例えば特公昭６２−５２２３１公報に開示
されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記のようにショーケースの庫外側に感温部
備えた温度検出手段で周囲温度を検知し、この周囲温度
を基に庫内温度制御用サーモスタンドの設定温度を補正
する方式では次記のような問題点がある。

例えに、ショーケースの近くに空調機が据付けあれでい
てここから吹き出す冷風が前記の周囲温度検出手段の感
温部に直接吹付けるなどすると、実際の周囲温度条件（
オープンショーケース前面側の周囲温度）とは異なる温
度を検出することになり、この結果として庫内温度制御
用サーモスタンドが誤った設定温度に変わり、庫内温度
を一定に維持できなくなる。このように従来の構成では
感温部をショーケースの庫外側に配置したので、ショー
ケースの店内据付場所などにより局部的ないし過渡的に
加わる外乱の影響を受は易い。

本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、頭記
した二層エアカーテン式オーブンショーケースを対象に
前記した従来方式の欠点を解消して庫内温度の安定維持
が図れるようにした温度制御方式を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するために、本発明の温度制御方式は、
庫内温度調節器が、インナダクトの冷気温度を感知して
作動する設定温度が高低二通りに切換え可能な庫内温度
制御用サーモスタットと、アウタダクト内の空気温度を
検知して庫内温度制御用サーモスタットの設定温度を高
低いずれかに切換える補助サーモスタットとを備え、ア
ウタダクト内の空気温度についてあらかじめ定めた設定
温度を基皐に、アウタダクト内の空気温度が設定温度よ
り高い運転状態では庫内温度制御用サーモスタットの低
温設定温度を、逆にアウタダクト内の空気温度が設定温
度よりも低くなった運転状態では庫内温度制御用サーモ
スタットの高温設定温度を選択して冷凍機を運転制御す
るようにしたものである。

また、前記の温度制御方式で制御の安定化をより一層高
めるために、庫内温度制御用サーモスタンドの設定温度
を高低に切換えるに当たり、アウタダクト内の空気温度
が設定温度以上で一定時間を経過した後に庫内温度制御
用サーモスタットを低温設定温度に切換え、またアウタ
ダクト内の空気温度が設定温度以下で一定時間を経過し
た後に庫内温度制御用サーモスタットを高温設定温度に
切換えるようにするのがよい。

〔作用〕

ショーケースのアウタダクト内を通風する空気はアウタ
ファンで常時強＠循環送風しているので、空気温度が比
較的安定しており、外乱がｄ４Ｂ的に加わっても温度が
直ちに変化することがない、また、一方ではインナダク
トの空気流がケース本体の前面開口部に吹出して庫外側
の周囲空気と直接接する保護エアカーテンを恩威してい
るので、外部から庫内へ侵入する熱はアウタダクトを通
風する空気流の温度に大きく依存することになる。

したがって、アウタダクト内を通風する空気の温度を検
出し、この温度を基に庫内温度制御用サーモスタットの
設定温度を補正することにより、局部的な外乱の影響を
殆ど受けることなしに周囲温度条件を的確に把握して庫
内温度を一定に維持するように温度制御が行える。

また、庫内温度制御用サーモスタットの設定温度を高低
に切換えるに当たって、アウタダクト内の空気温度が設
定温度以下で一定時間を経過した後に庫内塩度制御用サ
ーモスタットを高温設定温度に切換え、アウタダクト内
の空気温度が設定温度以上で一定時間を経過した後に庫
内温度！１Ｊ御用サーモスタンドを低温設定温度に切換
えるようにすることにより、外乱により一時的にアウタ
ダクトの空気温度が変動しても、その影響が庫内温度制
御の動作に直接及ぶことがない。

〔実施例〕

第１図、第２図はそれぞれ本発明の異なる実施例を示す
温度制御回路図、第４図は本発明の温度制御動作に対応
したショーケースの温度特性図である。

まず、第１図において、１２は庫内温度調節器、１３は
冷凍機の冷媒回路に接続した電磁弁であり、それぞれ第
３図に示すように温度調節器１２はケース本体１の前面
上部に設置され、電磁弁１３は冷却器７の人口側配管に
介装されている。ここで、庫内温度調節器１２にはイン
ナダクト５の空気温度を感知して作動する庫内温度制御
用サーモスタンドとしてのインナサーモスタット１４、
およびアウタダクト６の空気温度を感知して作動する補
助サーモスタットとしてのアウタサーモスタット１５と
、および補助リレー１６．１７が組み込まれ、図示のよ
うに相互接続して制御回路を構成している。

また、前記したインチサーモスタット１４は設定温度を
それぞれ低温、高温に設定した低温接点ＳＬと高温接点
Ｓ２を有するステップ式サーモスタットである。なお、
低温接点３１の設定温度は従来の庫内温度調節器のサー
モスタットに対応するものでダイアル操作により調節で
き、高温接点Ｓ２の設定温度はダイアル操作に連動して
低温接点Ｓ１よりも若干高めに設定される。また、アウ
タサーモスタフ）１５は標準周囲条件での運転に合わせ
て設定温度を定めた接点Ｓ３を有する。そして、各サー
モスタットは検出温度がそれぞれ設定温度以上で接点を
閉しる。また、補助リレー　（ＸＩ）　１６はアウタサ
ーモスタット１５の接点Ｓ３のオン、オフに合わせてイ
ンナサーモスタンド１４の各接点５１．５２に接続した
リレー接点Ｘ１（ａ、ｂ接点）を切換え、補助リレー　
（Ｘ２Ｈ７はインナサーモスタット１４の接点ＳＬ。

Ｓ２のオン、オフに合わせて電磁弁１３に接続したリレ
ー接点（ａ接点）を切換える。

なお、第３図に示すようにインナサーモスクット１４の
感温筒１４ａ、アウタサーモスタット１５の感温１１５
ａはそれぞれ温度調節器１２より引出してインナダクト
５．アウタダクト６のダクトの通路内に配置されている
。

かかる制御回路により、店舗が開店している日中の時間
帯のようショーケースへの侵入熱も多い運転状態では、
アウタダクト６の空気温度がアウタサーモスタンド１５
の設定温度以上となるので、サーモ接点Ｓ３がオンとな
り、補助リレー１６の動作によりインナサーモスタット
１４は低温接点Ｓｌによる制御状態となる。これに対し
て、閉店後（ショーケースの庫内照明灯を消灯し、前面
開口部にナイトカバーをかけて外部からの熱侵入を防止
している）の夜間などのようにショーケースへの侵入熱
が少ない運転状態では、アウタダクト６の空気温度が設
定温度以下となってアウタサーモスタン）１５の接点Ｓ
３がオフとなり、インナサーモスタノ）１４は高温接点
Ｓ２による制？Ｉ状態となる。

上記のようにアウタダクトの空気温度、つまり周囲温度
条件の変動に応じてインナサーモスタットの設定温度を
切換えて冷凛機を運転制御することにより、商品の冷え
すぎなどを防止して庫内温度を所定温度に一定維持でき
る。なお、前記の制御動作に対応したショーケースの温
度特性は第４図のようになり、周囲温度条件の変動に対
して庫内温度は常に一定温度に保れる。

また、第２図は第１図の応用実施例を示すものであり、
第１図における補助リレー１６に替えてタイマ１８を接
続し、インナサーモスタット１４の低温接点Ｓｌ、高温
接点Ｓ２をそれぞれ限時動作接点１限時復帰接点として
のタイマ接点Ｔで切換えるようにしている。

かかる回路により、アウタダクトの空気温度がアウタサ
ーモスタット１５の設定温度以上の状態をある時間継続
した後でないとインナサーモスタット１４は低温接点Ｓ
１の制御状態に切換わらならない。

またアウタダクトの空気温度が設定温度以下になった場
合でも、この状態がある時間継続した後でないとインナ
サーモスタンド１４は高温接点Ｓ２の制御状態に切換わ
らない、このようにタイマ１８でインナサーモスタノ）
１４の設定温度の切換動作に限時を与えることにより、
外乱よってアウタダクト内の空気温度が一時的に変動し
てもタイマ１８で設定した限時時間内に再び定常状態に
戻れば、その影響がインナサーモスタン目４の設定温度
の切換え動作に影響を及ぼすことがなく、これにより誤
動作の発生を確実に回避して温度制御動作の安定化が図
れる。

なお、図示例では庫内温度Ａ１１節器１２の各サーモス
タットを有接点式としたが、これに代えて電子温度リレ
ーを採用して実施することも可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の温度制御方式によれば次
記の効果を奏する。

（１）ショーケースの周囲温度条件の変動に対応するア
ウタダクト内の空気温度を検出して庫内温度制御用サー
モスタットの設定温度を補正することにより、周囲温度
条件が変動した場合でも庫内温度を常に一定温度に維持
して商品の適正な温度管理が図れ、併せて消費電力を節
減できる。

（２）アウタダクト内の空気温度を検出して周囲温度条
件に対応させるようにしたので、従来のように庫外の温
度を直接検出する方式と比べて外乱の影響を受ける割合
が少なく、誤動作なしに安定した温度制御が遂行できる
。

（３）アウタダクト内の空気温度が設定温度以上で一定
時間を経過した後に庫内温度制御用サーモスタットを低
温設定温度に切換え、アウタダクト内の空気温度が設定
温度以下で一定時間を経過した後に庫内温度制御用サー
モスタットを高温設定温度に切換えるようにしたので、
−時的に加わる外乱要因を確実にカットして制御動作の
安定性をより一層高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ本発明の異なる実施例の温度
制御回路図、第３図は庫内温度調節器を搭載した二層エ
アカーテン式オープンショーケースの構成断面図、第４
図は本発明の制御動作に対応したショーケースの温度特
性図である０図において、 ｌ：ケース本体、５：インナダクト、６：アウタダクト
、７：冷却器、８：インナファン、９；アウタファン、
１０．１１：エアカーテン、１２：庫内温度７Ｊ４ｖｉ
器、１３：を磁弁、１４：庫内温度制御用サーモスタッ
ト、１５：補助サーモスタット、１６．１７：補助リレ
ー、１８；タイマ、Ｓｌ：低温接点、Ｓｌ高温接点。 ；゛）゛

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ケース本体が冷却器とインナファンを備えたインナ
   ダクト、およびアウタファンを備えたアウタダクトを有
   し、保冷運転時には前記インナダクト、アウタダクトを
   通じてケース本体の開口部に内外二層のエアカーテンを
   吹出し形成するオープンショーケースの温度制御方式で
   あり、インナダクト内の冷気温度を検知してショーケー
   スの冷凍機を運転制御する庫内温度調節器を備えたもの
   において、前記の庫内温度調節器が、インナダクトの冷
   気温度を感知して作動する設定温度が高低二通りに切換
   え可能な庫内温度制御用サーモスタットと、アウタダク
   ト内の空気温度を検知して庫内温度制御用サーモスタッ
   トの設定温度を高低いずれかに切換える補助サーモスタ
   ットとを備え、アウタダクト内の空気温度についてあら
   かじめ定めた設定温度を基準に、アウタダクト内の空気
   温度が設定温度より高い運転状態では庫内温度制御用サ
   ーモスタットの低温設定温度を選択し、逆にアウタダク
   ト内の空気温度が設定温度よりも低くなった運転状態で
   は庫内温度制御用サーモスタットの高温設定温度を選択
   して冷凍機を運転制御することを特徴とするオープンシ
   ョーケースの温度制御方式。 ２）請求項１に記載の温度制御方式において、アウタダ
   クト内の空気温度が設定温度以上で一定時間を経過した
   後に庫内温度制御用サーモスタットを低温設定温度に切
   換え、アウタダクト内の空気温度が設定温度以下で一定
   時間を経過した後に庫内温度制御用サーモスタットを高
   温設定温度に切換えるようにしたことを特徴とするオー
   プンショーケースの温度制御方式。