JPH032339A - 繊維強化マグネシウム合金 - Google Patents

繊維強化マグネシウム合金

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JPH032339A
JPH032339A JP1136619A JP13661989A JPH032339A JP H032339 A JPH032339 A JP H032339A JP 1136619 A JP1136619 A JP 1136619A JP 13661989 A JP13661989 A JP 13661989A JP H032339 A JPH032339 A JP H032339A
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alumina short
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Harumichi Hino
治道 樋野
Mikiya Komatsu
幹也 小松
Yoshikazu Hirasawa
平沢 良和
Shiyuujirou Oki
沖 脩二郎
Yoshitaka Ueda
上田 由高
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Nissan Motor Co Ltd
Ube Corp
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Nissan Motor Co Ltd
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    • C22CALLOYS
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    • C22C49/02Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments characterised by the matrix material
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) 本発明は1機械的性質に優れていると共に比較的高温で
の使用に耐えることが可能でありしかも軽量であること
が望まれる自動車部品、41!械構造物部品、航空宇宙
機器部品等の部材の素材として好適に利用される繊維強
化マグネシウム合金に係わり、さらに詳しくは高強度を
有していると共に高温安定性に優れ、熱膨張率が低く比
較的廉価であるアルミナ短繊維を強化繊維とし、マグネ
シウム合金をマトリックスとしたアルミナ短繊維強化マ
グネシウム合金に関するものである。 (従来の技術) 近年、複合材料の研究が盛んに進められるようになって
きており、mra強化樹脂(FRP)、繊維強化セラミ
ックス(FRC)、!a!I強化金属(FRM)などの
強化繊維を用いた複合材料が開発されそして実用に供さ
れるようになってきている。 そして、繊維強化金属においては、マトリックスとして
いわゆる軽金属に属するアルミニウム合金やマグネシウ
ム合金などを使用することも行われており、マトリック
スとなる後者のマグネシウム合金としては、例えば、J
ISに制定されるMDCIA (ASTM−AZ91A
相当品)、MC7(ASTM−ZK61A相当品、MC
8(ASTM−EZ33A相当品)などや、ASTMに
制定されるAM60A、AS41A、QE22Aなどの
使用が考えられる。 しかし、これらのマグネシウム合金は、アルミナ短繊維
成形体との組み合わせとして例えば溶湯鍛造法などによ
り複合材料の形に作製した場合において、ここで作製さ
れた複合材料の耐熱性が低く比較的高温例えば200℃
以上の温度での使用には適さないものが多いという課題
を有していた。 (発明の目的) 本発明はこのような課題にかんがみてなされたもので、
アルミナ短繊維と既存のマグネシウム合金とを複合化さ
せてなるアルミナ短繊維強化マグネシウム合金において
、従来より繊維強化複合材料に使用されている種々の強
化繊維の中でも高強度を有し高温安定性に優れていると
共に熱膨張率が低くかつ比較的廉価であるアルミナ短り
a雌はそのまま使用することとし、マトリックスとなる
マグネシウム合金の合金成分について種々の実験研究を
重ねることにより、アルミナ短ta錐を強化繊維とし、
マグネシウム合金をマトリックスとする複合材料におい
て、比較的高温例えば200°C以上の温度での使用で
あっても機械的および熱的に十分耐えることが可能であ
ると共に低熱膨張であるアルミナ短繊維強化マグネシウ
ム合金を提供することを目的としているものである。 (:5?!明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係わる繊維強化マグネシウム合金は、2〜15
重量%のNdまたはそれに相当するNd系金属を含有し
、さらに必要に応じて、3重量%以下のMn、1.5重
量%以下のY、5重量%以下のSm、5.Iz%以下の
Pr、5重量%以下のGd、5重量%以下のSc、8重
量%以下のCeまたはそれに相当するCe系金属のうち
から選ばれる1種または2種以上を含有し、残部が実質
的にMgよりなるマグネシウム合金70〜95体積%と
、アルミナ短fam5〜30体積%とからなる構成とし
たことを特徴としており、このような複合材料の構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としている。 この場合、マグネシウム合金中に含まれるNd、Y、S
m、Ce、Pr、GdおよびScはそれぞれ原子番号6
0,39,62,58゜59.64および21の元素周
期表Wb族の元素であり、Y、Sc以外は希土類元素で
ある。また、Nd系金属とはNdを主体とする(例えば
、Ndを70重量%以上含有する)ディディミウム(D
i)であり、例えばバストネサイト原鉱石から逆抽出精
製されるものであって、751表に例示Ce系金属とは
Ceを主体とする(例えば、Ceを50重量%以上含有
する)ミツシュメタル(MM)であり、例えばモナズ原
鉱石から濃縮精製されるものであって、第1表に例示す
るような合金成分からなるものである。 第1表;ディディミウムおよびミツシュメタルの合金成
分例(重量%) 含有元素 ディディミウム ミツシュメタル (Di) (MM) Nd 72.3 18.2 Pr 7.9 6.4 a 8.8 22.6 Ce 0.8 50.6 Pr 0.75 0.03 i 0.56 0.16 Ce 7.05 0.59 その他不純物 1.84 1.42 本発明に係るアルミナ短繊維強化マグネシウム合金は、
必須元素として2〜15重量%のNdまたはそれに相当
するNd系金属を含有し、残部が実質的にMgよりなる
マグネシウム合金をマトリックスとしているものであり
、このNdを必須元素として含有するマグネシウム合金
は機械的性質および耐熱性にかなり優れたものであるの
で、このような合金にさらに高強度を有し高温安定性に
優れた熱膨張率が低いアルミナ短繊維を複合化すること
によって1機械的性質および耐熱性がより一層向上した
複合材料となる。この場合、Nd含有量が2重量%未満
であると上記したような効果が十分に得られず、15重
量%を超えると脆くなり、複合材料は比較的低い強度で
破断するおそれがでてくるようになるので、複合材料に
おけるマトリックスとしてのマグネシウム合金中に含有
されるNd含有量は2〜15重量%、より好ましくは4
〜7重量%の範囲とするのがよいことがわかった。 この場合、Ndの一部または全部の代わりとしてNd系
金属であるディディミウムを含有させてもよいが、この
場合のディディミウムの含有量についてはマグネシウム
合金中のNd含有量が2〜15重量%となるように定め
る。 また、このマグネシウム合金中には、必要に応じて、3
重量%以下のMn、1.5重量%以下のY、5重量%以
下のSm、5重量%以下のPr。 5重量%以下のGd、5重量%以下のSc、8重量%以
下のCeまたはそれに相当するCe系金属のうちから選
ばれる1種または2種以上を含有させることによって、
マグネシウム合金の機械的性質や耐熱性をより一層向上
させたものとすることができるようになる。 そして、このような元素を含有し残部が実質的にMgよ
りなるマグネシウム合金において、残部が実質的にMg
よりなるとは若干の不純物を含んでいる場合をも含むこ
とを意味するものであり、Zn、Si 、Fe、Cu、
Ni等の不純物が例えば0.5重量%以下の範囲で含有
されている場合をも含むことを意味するものである。 本発明に係わるアルミナ短繊維強化マグネシウム合金は
、このようなマグネシウム合金中にアルミナ短繊維を複
合化させるが、このアルミナ短繊維は数ある強化jam
のなかでも、高強度を有し高温安定性に優れていると共
に熱膨張率が低くかつ比較的廉価なものであって、複合
材料の強化繊維として適したものである。 この強化繊維として用いられるアルミナ短繊維には通常
の場合5i02が含まれるが、この5i02は5i02
+2Mg→Si+2Mg0の反応によりSiとなる。そ
して、このStは上述したNdを含有するマグネシウム
合金の強度を低下させるので、アルミナ類matに含ま
れる5i02は少ない方が望ましいといえる・。 そして、マグネシウム合金に対するアルミナ短m維の含
有量(繊維体積率:Vf)が5体積%未満であるとアル
ミナ短繊維による強化作用が有効に得られないため十分
な強度および低い熱膨張率を確保することができず、3
0体体積超過であるとマグネシウム合金溶湯をアルミナ
短mra間隙に侵透させる際の抵抗が大きくなって健全
な鋳造品(例えば溶湯鍛造品)とすることが困難となる
ので、アルミナ短m維の体積率は5〜30体積%とする
のがよく、この範囲の繊維体積率とすることによって複
合材料の強度は繊維体積率の増加とともにほぼ比例的に
増加する。 (発明の作用) 本発明に係る繊維強化マグネシウム合金は、上述した構
成を有するものであるから、機械的性質および耐熱性に
優れたマトリックスのマグネシウム合金が、高強度を有
し高温安定性に優れていると共に熱膨張率が低くかつ比
較的低廉であるアルミナ類mfaによって強化されたも
のとなっているので、それぞれの特長が相乗的に活用さ
れた複合材料となっており、機械的性質に優れていると
共に低熱膨張であり比較的高温での使用にも十分に耐え
うる軽量な複合材料になっているという作用がもたらさ
れる。 (実施例) 施例1〜5  較例1〜5 複合材料のマトリックスとして用いるマグネシウム合金
に、第2表に示すような合金成分をもつ、ASTM−A
Z92 、AZS 1010 (宇部興産(株)製)、
AS21.EZ33AおよびQE22Aをそれぞれ比較
例1〜5において用いると共に、Mg−5重量%Nd、
Mg−5重量%Nd−1重量%M n 、 M g −
5重量%Nd−1重量%Y、Mg−5重量%Nd−4重
量%MMおよびMg−4重量%Nd−2重量%Smをそ
れぞれ実施例1〜5において用いた。 =・方、7)Ltミナ短繊M(ICI社製; S i 
02含有量5重量%以下)を水中に混入したのち吸弓す
る吸引法によって円板状のアルミナ短繊維成形体(直径
約100mm、厚さ20mm、繊維体積率約10体積%
)を用意した。このアルミナ短繊維成形体の繊維方向は
、円板の円形面にほぼ平行な状ILでアトランダムにな
っているものであった。 そして、第2図に示す概略構造の金型キャビティ1を有
する型締力250 T o n竪型ダイカストマシンを
用いた。第2図に示すダイカストマシンは、プラテン2
に固定した固定金型3と可動金型4とによって金型キャ
ビティ1が形成されるもので、固定金型3にはスリーブ
5を固定し、このスリーブ5の上端にn中子6を設けて
いると共にスリーブ5の内部にセラミックペーパー(商
品名;ファインフレックス)7を配設し、スリーブ5内
でプランジャ9を昇降可能に備えた構造をなすものであ
る。 そこで、可動金型4を上方に移動させて型開きし、置中
子6の上に前記円板状のアルミナ短FJ¥i維成形体8
を配設したのち可動金型4を固定金型3に型締めした状
態とし、スリーブ5内に供給した第1表に示す成分組成
のマグネシウム合金溶湯10をプランジャ9により金型
キャビティ1内に押し込むことによって、金型キャビテ
ィ1内でマグネシウム合金溶湯10を鋳造し、アルミナ
短繊維成形体8の内部にもマグネシウム合金溶湯10を
浸透させたのち凝固させることによって、第1図に示す
ようなアルミナ短繊維強化マグネシウム合金よりなる鋳
造体11を得た。なお、このときの鋳造条件を第3表に
示す。 第3表:#1造条件 次に、第1図に示したアルミナ短繊維強化マグネシウム
合金よりなる鋳造体11において、アルミナ短繊維成形
体8の存在する部分より、当該成形体の円形面と平行に
試験片を切り出し。 JIS規格(JIS  G  0567およびJISZ
  2272)に準じて200℃での引張試験および2
50℃でのクリープ破断試験を行った。 これらの結果を第4表に示す。 第4表に示した結果より明らかなように、実施例1〜5
では比較例1〜5に比べていずれも200°Cでの引張
強度および0.2%耐力においてより優れた値を示して
おり、また200℃での伸びにおいても良好なる値を示
していることが認められた。また、250℃におけるク
リープ破断強度においても著しく優れた値を示すことが
認められた。そして、実施例1〜5の複合材料間におけ
る強度差はかなり小さなものとなっていた。 実施例6〜12.比較例6〜8.参考例1〜実施例1〜
5において用意した繊維体積率が10体積%である円板
状のアルミナ短繊維成形体8を第2図に示した金型キャ
ビティ1内に配設し、金型キャビティ1内に第5表に示
す合金成分のマグネシウム合金の溶湯10を鋳造するこ
とによって、第1図に示した形状をもつ比較例6.実施
例6〜12および比較例7.8のアルミナ短繊維強化マ
グネシウム合金よりなる鋳造体11を得た。 次いで、実施例1〜5と同様にして各繊維強化マグネシ
ウム合金よりなる鋳造体(l造後熱処理せず)11から
試験片を切り出して200°Cでの引張試験および25
0°Cでのクリープ破断試験を行った。これらの結果を
第6表に示す。 また、参考のために、第5表に示した合金成分のマグネ
シウム合金の溶湯を用いた鋳造体を作製し、この鋳造体
には繊維強化しないもめとしてそれぞれ200℃での引
張試験および250 ’Cでのクリープ破断試験を行っ
た。これらの結果を第7表に示す。 また、200℃での引張試験結果のうち引張強さおよび
伸びをまとめて第3図に示す。 第3図に示した結果より明らかなように、Nd含有にが
2〜15重量%の範囲で良好な結果が得られており、3
〜t i ff<量%でより優れた結果が得られており
、4〜7重量%でとくに優れた結果が得られていること
が認められた。なお、第3図に示した結果において、繊
維強化を行った場合と行わなかった場合とにおいては曲
線に若干のずれを有しているが、これはNd含有量があ
る程度多くなるとマグネシウム合金の溶湯の流動性が向
上するためと思われる。 実施例13〜15 実施例6〜12の結果よりNd含有量の適切なる範囲が
明らかとなったので、こんどはta雄体積率(Vf)の
より望ましい範囲を求めるために、実施例1のMg−5
重量%Ndマグネシウム合金をマトリックスとして、こ
れに複合化されるアルミナ短繊維成形体の体積率が5%
、10%(実施例1と同じ)、20%、30%および4
0%となるほかは実施例1の場合と同様にしてアルミナ
短Ia維強化マグネシウム合金よりなる鋳造体11を製
造した。この場合のアルミナ短繊維成形体の製造は、実
施例1の場合と同様に、水中にアルミナ短繊維を浮かべ
た状態にして吸引成形したのち、必要に応じてプレスに
より圧縮し、アルミナバインダーにより結合して1種々
の繊維体積率となるようにした。 次いで、各鋳造体(熱処理を施さないF材)11より試
験片を切り出して200℃での引張試験および250℃
でのクリープ破断試験を行った、これらの結果を第8表
に示すと共に引張試験の結果を第4図に示す。 第8表および第4図に示した結果より明らかなように、
アルミナ短繊維の体積率が30体積%を超えても引張強
さは増加せず、むしろアルミナ短繊維中にマトリックス
であるマグネシウム合金を1−分に浸透させることが困
難となって観全な鋳物ができにくくなることから、引張
強度の向上は期待できなくなってくるので、30体体積
以下とすることが望ましいことが認められた。また、5
体積%未満ではアルミナ短繊維で強化しない場合と引張
強さが変わらないものとなり、繊維強化の効果が得られ
ないことが認められた。したがって、このような結果と
クリープ破断試験結果とを考え合わせると、アルミナ短
繊維マグネシウム合金中における繊維体積率は5〜30
体積%の範囲とするのが適切であることが認められた。
【発明の効果】
本発明に係るアルミナ短m維強化マグネシウム合金は、
2〜15重量%のNdまたはそれに相当するNd系金属
を含有し、さらに必要に応じて、3重量%以下のMn、
1.5重量%以下のY、5重量%以下のSm、5重量%
以下のPr、5重量%以下のGd、5重量%以下のSc
、8重量%以下のCeまたはそれに相当するCe系金属
のうちから選ばれる1種または2種以上を含有し、残部
が実質的にMgよりなるマグネシウム合金70〜95体
積%と、アルミナ短m維5〜30体積%とからなる構成
としたものであるから、Ndを必須元素として含有する
機械的性質および耐熱性にかなり優れたマグネシウム合
金が、高強度を有し高温安定性に優れ熱膨張率が低いア
ルミナ短繊維により強化されたものとなっているので、
両者の特長が相乗的に活用された複合材料となっており
、機械的強度に優れていると共に軽量であり、比較的高
温例えば200℃以上の温度での使用においても機械的
および熱的に十分に耐えうると共に低熱膨張の複合材料
であり、アルミナ短m維は廉価なものであるの〒素材コ
ストの低減にも寄与するという著しく優れた効果がもた
らされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例において作製したアルミナ短繊
維強化マグネシウム合金よりなる鋳造体の有半破断説明
図、第2図は第1図のアルミナ短繊維強化マグネシウム
合金よりなる鋳造体を鋳造するのに用いた竪型ダイカス
トマシンの金型キャビティ部分の断面説明図、第3図は
マグネシウム合金中のNd含有量による引張強さおよび
伸びへの影響を調べた結果を例示する説明図、第4図は
マグネシウム合金マトリックス中の繊維体積率による引
張強さ、0.2%耐力および伸びへの影響を調べた結果
を例示する説明図である。 8・・・アルミナ類!iJm Cr&形体)、10・・
・マグネシウム合金(溶湯)、11・・・アルミナ短繊
維強化マグネシウム合金よりなる鋳造体。 第1図 第2図 特許出願人  日産自動車株式会社 特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2〜15重量%のNdまたはそれに相当するNd
    系金属を含有し、残部が実質的にMgよりなるマグネシ
    ウム合金70〜95体積%と、アルミナ短繊維5〜30
    体積%とからなることを特徴とするアルミナ短繊維強化
    マグネシウム合金。
  2. (2)2〜15重量%のNdまたはそれに相当するNd
    系金属を含有し、さらに、3重量%以下のMn,1.5
    重量%以下のY,5重量%以下のSm,5重量%以下の
    Pr,5重量%以下のGd,5重量%以下のSc,8重
    量%以下のCeまたはそれに相当するCe系金属のうち
    から選ばれる1種または2種以上を含有し、残部が実質
    的にMgよりなるマグネシウム合金70〜95体積%と
    、アルミナ短繊維5〜30体積%とからなることを特徴
    とするアルミナ短繊維強化マグネシウム合金。
JP1136619A 1989-05-30 1989-05-30 繊維強化マグネシウム合金 Pending JPH032339A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1136619A JPH032339A (ja) 1989-05-30 1989-05-30 繊維強化マグネシウム合金
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DE69016832T DE69016832T2 (de) 1989-05-30 1990-05-29 Faserverstärkte Magnesiumlegierung.
US07/530,574 US5077138A (en) 1989-05-30 1990-05-30 Fiber reinforced magnesium alloy

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