JPH0323307Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0323307Y2
JPH0323307Y2 JP1985058726U JP5872685U JPH0323307Y2 JP H0323307 Y2 JPH0323307 Y2 JP H0323307Y2 JP 1985058726 U JP1985058726 U JP 1985058726U JP 5872685 U JP5872685 U JP 5872685U JP H0323307 Y2 JPH0323307 Y2 JP H0323307Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
slurry
discharge chamber
chamber
grinding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985058726U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61175252U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985058726U priority Critical patent/JPH0323307Y2/ja
Publication of JPS61175252U publication Critical patent/JPS61175252U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0323307Y2 publication Critical patent/JPH0323307Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は湿式粉砕装置に係り、特に粉砕物のス
ラリの排出量を調整し得るよう改良された湿式粉
砕装置に関するものである。
[従来の技術] 粉砕装置として、固形物質を水等の液体と共に
装置内に導入し、装置内において粉砕してスラリ
状となして取り出す湿式粉砕装置が石炭等の粉砕
装置として広く用いられている。
この湿式粉砕装置の概略的な構成を第2図を参
照して説明する。
第2図は湿式粉砕装置の胴体長手方向の縦断面
図であり、この湿式粉砕装置は両端を枢支された
胴体(チユーブ)1を主体として構成されてい
る。この胴体1は、その一端側に原料の投入口2
を有し、他端側に粉砕物のスラリを排出する排出
口3を有している。また、この排出口3設置側に
は、目板4が胴体軸方向と直交する方向に設置さ
れており、これにより胴体排出側端部に排出室5
が粉砕室6から隔成されている。図中4aは目板
4の中央部分に設けられた溢流口である。この目
板4は、通常、多数の孔が穿設された多孔板が用
いられる。
粉砕室6内には、スチール製等のボールが装入
されており、投入口2から液体と共に投入された
原料固形物は、胴体の回転によつて粉砕されてス
ラリ状となり、目板4の孔を通つて排出室5に入
り、排出口3から粉砕装置外に排出される。
従来、この排出室5内には第6図及び第7図に
示すように、固定式の翼61が放射方向に設置さ
れ、排出室5内に送られたスラリを掻き上げ、排
出口3に導いている。なお、第6図において、6
2はトラニオン、63はトロンメルである。
[考案が解決しようとする問題点] 排出室5内に固定式の翼61をスラリ排出用部
材として設けたものにあつては、スラリの排出量
を調整することはできず、粉砕室6内の液面レベ
ルの調整も困難であつた。
一般に、湿式粉砕装置においては、粉砕室6内
の液面レベルと粉砕効率とは密接な関係がある。
即ち、粉砕室6内の液面レベルが高過ぎる場合に
は、スラリが目板の溢流口をオーバーフローして
排出室5に入つてしまうので、十分な粉砕が行わ
れていない粒度の粗いものも排出され、逆に粉砕
室内の液面レベルが低過ぎる場合には、単位時間
当りの粉砕量が落ち、粉砕効率が低下する。更
に、ボールとライナとが直接に接触するいわゆる
空打ち現象が生じ、ライナの損耗も早くなる。
このようなことから、従来では原料の性状、得
ようとする製品の粒度、濃度、スラリ粘度、粉砕
装置の能力等を一定のものとして目板の設計を行
い、スラリ排出量を決定していた。そのため、性
状の異なる原料を粉砕する場合、或いは異なる粒
度の製品を得ようとする場合等に使用するには不
向きであつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の湿式粉砕装置は、胴体の一端側に、排
出口と、目板によつて隔成された排出室とを有す
るものにおいて、この排出室からのスラリの排出
量を調節するための部材を設けるようにしたもの
である。
本考案では、このスラリ排出量調節用の部材と
して、前記排出室内に長さ可変の樋状部材を胴体
の放射方向を含む方向に、かつ該樋状部材の放射
方向の先端位置変更可能に設置すると共に、該樋
状部材の前記排出口側の端部にスラリ流出口を設
けた。
[作用] 本考案の湿式粉砕装置においては、樋状部材の
長さを変えて放射方向先端側の位置を変更するこ
とにより、排出室からのスラリの排出量を任意に
調節できるので、粉砕室内の液面レベルをコント
ロールし、最適条件で粉砕を行うことが可能とさ
れる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第2図は本考案の実施例に係る湿式粉砕装置の
全体構成を示す図である。前述のように、胴体1
は原料の投入口2と粉砕したスラリの排出口3と
を有しており、目板4によつて排出室5と粉砕室
6とが隔別されている。
胴体1は、筒状ケーシング1aと、該筒状ケー
シング1aの内面に装着されたライナ1bとを有
し、ケーシング1aの両端に側板(端板)1cと
仕切板(端板)1dがそれぞれ固設されている。
側板1cには前記投入口2が開設されており、仕
切板(端板)1dの板央部分には排出口3が開設
されている。この仕切板1dの外側を覆うように
側板1eが固着されており、この側板1eは駆動
軸7と胴体1とを連結する作用をなしている。
また、側板1eの周方向適宜箇所には開口8が
開設されており、またこの開口8開設箇所を取り
巻くようにカバー9が胴体1を周回して設置さ
れ、カバー9の底部にはスラリ取出管10が接続
されている。図中11は胴体1を枢支する主軸受
であり、12,13は投入口2に連設されたシユ
ート及び投入用ホツパである。
また14はモータであつて減速機15を介して
駆動軸7を駆動する。なお、粉砕室6は、多孔板
16によつて2つに区切られている。(以下投入
口2側の粉砕室を符号6′で示す。) 次に第2図の要部拡大図である第1図及び第1
図の−線断面図を示す第3図、並びに第4図
を参照して排出室3付近の構成を詳細に説明す
る。
第1図において、筒状ケーシング1aの端部に
はフランジ1fを介して目板4と仕切板1dが固
着されている、前述のように、目板4の中央には
溢流口4aが開設され、目板4と仕切板1dの間
の空間部分が排出室5である。
しかして、この排出室5には長さ可変の樋状部
材17が放射方向に複数個(本実施例においては
4個)配設されている。この樋状部材17は、胴
体軸心側の固定樋18と、該固定樋の放射方向先
端側に設けられた可動樋19とを有している。
固定樋18と可動樋19は、第4図のように、
断面半円状である。そして、可動樋19の背の部
分には先広がりの凸条19aが可動樋19の長手
方向に延在されており、固定樋18の底面中央部
分には該凸条19aが嵌り合う大きさ及び形状の
溝18aが設けられており、凸条19aと溝18
aとの嵌合により可動樋19が固定樋18に対し
スライド可能に接続されている。
なお、固定樋18の胴体軸心側及び可動樋19
の先端側はそれぞれ仕切壁18b,19bによつ
て仕切られている。また、固定樋18の胴体軸心
側の排出口3側は、第5図に拡大して示すよう
に、スラリ流出口18cが切り欠かれて形成され
ている。固定樋18は、支持板20によつて目板
4及び仕切板1cの双方に固定支持されている。
第3図に示すように、可動樋19の先端側両端
には、先端方向に向つて次第に高くなる縦壁19
cが設けられている。そして、可動樋19の先端
に設けられた仕切壁19bはこの縦壁19cの高
さと同じ高さを有している。
可動樋19の放射方向先端には、この放射方向
に延在するロツド21が設けられており、このロ
ツド21は仕切板1dの側周面を貫通して外部に
突出している。この仕切板1dの側周面部にはロ
ツド21を挿通する筒状ガイド部材22が固設さ
れており、筒状ガイド部材22に螺合されたボル
ト23を締め込むことによつてロツド21の位置
決めを行えるよう構成されている。
なお、他の3個について図示はしていないが、
本実施例では樋状部材17は0゜、90゜、180゜及び
270゜の方向に4個設置されている。
第3図に示すように、仕切板1dの周面部から
立ち上がるように、掻き上げ用の翼状突起板24
が傾斜して設けられており、一方仕切板1dの中
心に設けられた排出口3には、第1図に示すよう
に排出されるスラリをガイドする短い筒状の案内
部材25が設けられている。
次に上記実施例装置の作動について説明する。
投入用ホツパ13、シユート12を経て投入口
2から粉砕室6′内に投入された石炭等の原料と
液体例えば水とは、この第1粉砕室6′において
粉砕され、ある程度粒度が小さくなつたものが多
孔板16を通つて粉砕室6に入り、更に細かく粉
砕される。
粉砕されてスラリ状となつたものは、目板4を
通過して排出室5内に入り、樋状部材17によつ
て掻き上げられ排出口3を通り側板1eの開口8
を通り抜けてカバー9内に入り、スラリ取出管1
0から製品として取り出される。
しかして、排出室5内においては、可動樋19
の突出長さを変更することにより、排出室5から
排出口3に掻き出されるスラリの量を調整するこ
とができる。即ち、可動樋19を固定樋18から
長く突き出すようにすれば、多量のスラリを排出
口3に掻き出すことができ、逆に可動樋19を固
定樋18側に引込めると、排出室5からの掻き出
し量は減少する。
このようにして、排出室5からのスラリ排出量
を任意に調整することができるので、粉砕室6,
6′内の液面レベルを所望のものとすることがで
きる。従つて、両粉砕室6,6′内において、最
適な粉砕条件で粉砕を行うことができる。
なお、仕切板1dに設けられた翼状突起板24
は、排出室5の底に溜まる粒子を掻き上げ樋状部
材17内に導く作用をする。
また、仕切板1dの外側に設けられた案内部材
25は、排出口3から排出されたスラリが、仕切
板1dを離れて流れ落ちるよう案内する。
上記実施例においては、樋状部材17が4個設
けられているが、本考案においては、その他の設
置個数としてもよいことは明らかである。
また、本考案においては、樋状部材17以外に
も要するに排出室5から排出されるスラリ量を可
変とする部材を設ければよく、例えば排出口3の
直径を可変とする部材を設けることも可能であ
る。
[効果] 以上の通り、本考案の湿式粉砕装置によれば、
排出室からのスラリ排出量を任意に調節し、これ
によつて粉砕室内の液面レベルを所望のものと
し、最適な条件で粉砕を行える。そのため、粉砕
効率が向上する。原料や製品の物性の変化に対応
できる、ボールとライナの空打ちを防止できる等
の効果がある。更に粉砕装置の仕様を変更しその
粉砕能力を変えた場合においても、最適な粉砕効
率となるよう調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る湿式粉砕装置の
要部拡大断面図、第2図は実施例に係る湿式粉砕
装置の全体構成を示す断面図、第3図は第1図
−線に沿う断面図、第4図は第3図−線に
沿う断面図、第5図は第1図矢印矢視図であ
る。また、第6図は従来例を示す断面図、第7図
は第6図の−線に沿う断面図である。 1……胴体、2……投入口、3……排出口、4
……目板、5……排出室、6……粉砕室、9……
カバー、10……スラリ取出管、11……主軸
受、12……シユート、13……投入用ホツパ、
17……樋状部材、18……固定樋、19……可
動樋、21……ロツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸心回りに回転可能であり、その一端側の端
    板には原料の投入口が設けられ、他端側の端板
    の板央部分には粉砕物のスラリの排出口が設け
    られた胴体を有しており、かつ該胴体内の前記
    他端側には、軸心方向とほぼ直交する方向に設
    けられた目板によつてスラリの排出室が設けら
    れている湿式粉砕装置において、 該排出室内からのスラリ排出量調節用の部材
    を設けた湿式粉砕装置であつて、 前記スラリ排出量調節用の部材として、前記
    排出室内に、長さ可変の樋状部材を、胴体の放
    射方向を含む方向に、かつ該樋状部材の放射方
    向の先端位置変更可能に設置すると共に、この
    樋状部材の前記排出口側の端部にスラリ流出口
    を設けたことを特徴とする湿式粉砕装置。 (2) 長さ可変の樋状部材は、胴体中心側の固定樋
    と、該固定樋の放射方向先端側にスライド可能
    に接続された可動樋とを有して成る実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の湿式粉砕装置。
JP1985058726U 1985-04-19 1985-04-19 Expired JPH0323307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985058726U JPH0323307Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985058726U JPH0323307Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61175252U JPS61175252U (ja) 1986-10-31
JPH0323307Y2 true JPH0323307Y2 (ja) 1991-05-21

Family

ID=30584501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985058726U Expired JPH0323307Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0323307Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189342U (ja) * 1984-05-28 1985-12-14 三菱重工業株式会社 湿式ミル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61175252U (ja) 1986-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4390131A (en) Method of and apparatus for comminuting material
EP2125230B1 (de) Verfahren zum kontinuierlichen trocken-mahl-betrieb einer turm-reib-mühle und turm-reib-mühle
US4754934A (en) Vertical grinding mill
US3942727A (en) Grinding plant
US3231203A (en) Grinding mill and process
US3375776A (en) Disintegrating material in a liquid carrier and separating the same
JPH0568305B2 (ja)
US2560972A (en) Horizontal axis ball mill with peripheral screening and lifting bays
US3212722A (en) Vibratory grinding mill of the drum type
JPH0323307Y2 (ja)
US4651636A (en) Adjustable cone for hydra extractor
US4089476A (en) Tube mill
US2602595A (en) Fluid impact pulverizer
US2552596A (en) Combined hammer mill crushing and oversize particle separating apparatus
US1903166A (en) Mill for pulverizing and the like
US2620987A (en) Air swept partitioned tube mill
JP3521192B2 (ja) 連続式造粒機及び連続式造粒方法
SU1011249A1 (ru) Мельница ударного действи
JPH0535025B2 (ja)
CA1146517A (en) Centrifugal mill
US3010661A (en) Wet material reduction mill
US1834095A (en) Separator
RU33123U1 (ru) Коническая мельница
US3140056A (en) Mill for the production of a directly floatable fluid pulp starting from coarse minerals
SU641988A1 (ru) Роторна мельница