JPH03230836A - 刃付縫合針の曲げ加工方法 - Google Patents

刃付縫合針の曲げ加工方法

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JPH03230836A
JPH03230836A JP2020456A JP2045690A JPH03230836A JP H03230836 A JPH03230836 A JP H03230836A JP 2020456 A JP2020456 A JP 2020456A JP 2045690 A JP2045690 A JP 2045690A JP H03230836 A JPH03230836 A JP H03230836A
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needle
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貫司 松谷
Tadashi Otsuka
忠 大塚
Yoshimasa Tochimura
美正 栃村
Toshiichi Oguchi
小口 敏一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は予め切刃を形成した縫合針の素材に対する曲げ
加工方法と、この曲げ加工方法を施した縫合針の素材に
対する後処理方法と、後処理装置とに関するものである
〈従来の技術〉 現在、手術用縫合針として、断面形状が円形で先端に鋭
利な針先を形成した所謂九針、或いは断面形状が多角形
で稜線に切刃を形成した刃付縫合針等が一般に用いられ
ている。前記九針或いは刃付縫合針には、直線状に形成
された縫合針、或いは所定の曲げ形状を付与された縫合
針等がある。
そしてこれ等の縫合針を縫合部位、縫合組織等に応じて
選択して用いている。
ここで、切刃を有し且つ所定の曲げ形状を付与された刃
付縫合針の製造工程について簡単に説明する。
先ず目的の縫合針の太さと略等しい径を有するステンレ
ス材料を所定の長さで切断して、縫合針の素材を形成す
る。
前記素材の一端を元端とし、元端或いは元端面に縫合糸
を取り付けるための通孔或いは盲穴を形成する。素材の
元端に通孔を形成する場合には、元端をプレス加工法に
よって塑性変形させると共に変形部に通孔を形成する。
また素材の元端面に盲穴を形成する場合には、元端面に
放電加工法。
電子ビーム加工法、レーザー加工法、ドリリング等の加
工を施すことで所定の深さと径を有する盲穴を形成する
3 次に元端をチャックにより把持し、他端側から所定の範
囲にわたって研削加工を施すことで素材を多角形状に形
成すると共に、稜線に切刃を形成する。
次いで、前記素材に対し塑性加工法により所定の曲げ形
状を付与する。即ち、所定の形状を有する分割型の間に
素材を挿入してプレスする加工法、或いは曲げコマとこ
の曲げコマに圧接するベルトの間に素材を挿入して曲げ
コマとヘルドに往復移動を与える加工法(特公昭60−
18256号公報)等の加工法を用いて素材に曲げ加工
を施す。
前記の如くして所定の形状に曲げられた素材を熱処理す
ることで時効処理を行い、更に化学研磨処理或いは電解
研磨処理等の表面処理を施す。
上記各工程を経ることで目的の縫合針を製造する。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記曲げ工程に於いて、耐久性を上昇させるためにプレ
ス型或いは曲げコマの表面は高い硬度を有している。然
し、多数回の曲げ加工によって型。
曲げコマの表面に傷、凹凸等の発生することがある。前
記プレス型或いは曲げコマ及びベルトを用いて曲げ加工
を実施する際に、素材の表面はこれ等の型或いは曲げコ
マ、ベルトの表面と直接接触する。このため、素材に形
成した切刃が型或いは曲げコマの表面と接触して潰れや
捲くれ等の損傷、或いは型2曲げコマに生じた傷、凹凸
の転写による損傷等が発生する虞がある。
切刃に潰れや捲くれ等の損傷、或いは型1曲げコマに生
じた傷や凹凸の転写による損傷等が発生した場合、これ
等の損傷を補修することは極めて困難であり、縫合針に
要求される良好な刺通性を維持することが困難となる。
本発明の目的は、上記問題を解決する曲げ加工方法と、
この加工方法を実施した素材の後処理方法と、後処理装
置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための本発明に係る曲げ加工方法は
、切刃を形成した縫合針の素材に対し塑性加工法によっ
て所定の曲げ形状を付与するに際し、予め前記縫合針の
素材に形成した切刃に弾性部材を貼着することを特徴と
するものである。
また他の曲げ加工方法は、予め切刃を形成すると共に該
切刃に弾性部材を貼着した縫合針の素材を曲げコマとこ
の曲げコマと圧接するベルトの間に挿入し、次いで前記
曲げコマとベルトとに所定の往復移動をさせることで前
記縫合針の素材に曲げ加工を施すことを特徴とするもの
である。
また後処理方法は、切刃に弾性部材を貼着し所定の曲げ
加工を施した縫合針の素材を溶剤に浸漬して縫合針の素
材と弾性部材とを分離することを特徴とするものである
また後処理装置は、縫合針の素材に形成した切刃に弾性
部材を貼着する貼着剤を溶解するための溶剤と、前記溶
剤を収容するための液体容器と、前記液体容器内に収納
され前記弾性部材の大きさよりも小さく且つ縫合針の素
材の太さよりも大きい寸法を有する複数の通孔を形成し
た弾性部材容器と、前記液体容器内であって前記弾性部
材容器よりも下方に収納され前記縫合針の素材の太さよ
りも小さい寸法を有する複数の通孔を形成した素材容器
とを有して構成されるものである。
く作用〉 上記第1の曲げ加工方法によれば、切刃に損傷を与える
こと無く曲げ加工を実施することが出来る。即ち、予め
縫合針の素材に形成した切刃に弾性部材を貼着し、この
素材に対しヅ性加工法によって曲げ加工を行う場合、曲
げ型と素材とは弾性部材を介して接触する。従って、切
刃が直接硬度の高い曲げ型の表面と接触することが無く
、曲げ型によって切刃に損傷を与えることがない。また
曲げ型に傷や凹凸が発生している場合であっても、この
傷や凹凸が素材に転写されることがない。
また第2の曲げ加工方法によれば、前記曲げ加工方法と
同様に切刃に損傷を与えること無く曲げ加工を実施する
ことが出来る。即ち、予め縫合針の素材に形成した切刃
に弾性部材を貼着し、この素材を曲げコマとこの曲げコ
マと圧接するベルトの間に挿入すると共に、曲げコマと
ベルトとに所定の往復移動をさせることで縫合針の素材
に曲げ加工を行う場合、素材に形成した切刃と曲げコマ
或いはベルトとは弾性部材を介して接触する。従って、
切刃が直接硬度の高い曲げコマの表面或いはベルトと接
触することが無く、曲げ型或いはベルトによって切刃に
損傷を与えることがない。また曲げ型に傷や凹凸が発生
している場合であっても、この傷や凹凸が素材に転写さ
れることがない。
また上記後処理方法によれば、所定の曲げ形状に形成さ
れ且つ切刃に弾性部材を貼着した状態の素材を溶剤に浸
漬することによって、貼着剤を溶解すると共に縫合針の
素材と弾性部材とを比重差に応じて分離することが出来
る。
また上記後処理装置によれば、液体容器に貼着剤を溶解
するための溶剤を収容すると共に、該容器に弾性部材の
大きさよりも小さく且つ縫合針の素材の太さよりも大き
い寸法を有する複数の通孔を形成した弾性部材容器と、
この弾性部材容器よりも下方に縫合針の素材の太さより
も小さい寸法を有する複数の通孔を形成した素材容器と
を収納して構成したので、素材と弾性部材とを分離する
− と共に夫々の容器に収容することが出来る。
即ち、弾性部材を貼着した素材を液体容器に収容した溶
剤に供給すると、貼着剤が溶剤によって溶解されること
で素材が弾性部材から分離する。
分離した素材は溶剤中を沈降し、上方に設けた弾性部材
容器の通孔を通って素材容器に収容される。
また分離された弾性部材は素材の沈降速度よりも小さい
速度で溶剤中を沈降し、弾性部材容器に収容される。
〈実施例〉 以下、上記手段を適用した実施例を図により説明する。
第1図は刃付縫合針の説明図、第2図(A)〜(C)は
素材の切刃に弾性部材を貼着した状態の説明図、第3図
はプレスによる曲げ加工法の模式説明図、第4図及び第
5図は曲げコマとベルトを用いた曲げ加工法の模式説明
図、第6図は後処理装置の説明図である。
先ず第1図により刃付縫合針(以下r縫合針1という)
1について説明する。
図に示す縫合針1は所謂三角針として構成されている。
縫合針1の一端は元端面1aとして構成されており、こ
の元端面1aに図示しない縫合糸を取り付けるための盲
穴1bが形成されている。
また縫合針1の他端は針先ICとして構成されており、
この針先1cに連続して所定長さの切刃1dが形成され
ている。切刃1dの長さは縫合針1の性格によって夫々
異なる寸法を有している。前記切刃1dと連続した稜線
1eは切刃としての機能を有すること無く、縫合針1の
三角形状を維持するための稜線として形成されている。
前記盲穴1bはドリリング、放電加工、電子ビーム加工
、レーザー加工等の加工法によって形成され、また針先
1c、切刃1d、稜線1e等はプレス加工及び/又は研
削加工によって形成される。
また図に示す縫合針lは所定の曲げ形状を持って構成さ
れている。この形状(曲げ角度2曲げ半径等)は縫合す
べき部位に応じて夫々異なる値を有している。
縫合針1は、太さ0.07mm 〜1.4 mm、長さ
5fflIn〜65mmの寸法範囲で規格化され一般に
用いられている。然し、最近は手術の多様化、微細化が
進行し、より細く且つより短い縫合針が要求されている
縫合針1はオーストナイト系ステンレス、マルテンサイ
ト系ステンレス、析出硬化型ステンレス等の材料を用い
て形成される。
本実施例では、オーストナイト系ステンレスの線材を冷
間線引き加工によって所望の径に減少させると共に、組
織をファイバー状に伸長させた材料を用いている。そし
て前記線材を縫合針1の製品長さと略等しい長さで切断
することで直線状の素材aを形成し、この素材aの一端
を元端面1aとして盲穴1bを形成する。次いで、素材
aをプレス加工によって三角形状に形成した復元端面1
a側を把持して他端側から研削加工を施し、或いは断面
円形の素材aに直接研削加工を施すことで、針先1c、
切刃1d、稜線1eを形成する。
上記の如くして各構成部分を形成した素材aに対し、後
述する方法で曲げ加工を施して所定の曲げ形状を付与す
る。そしてこの素材aに対し熱処11− 環2表面処理を施すことで縫合針1を得ることが可能で
ある。
次に素材aに対する曲げ加工方法について説明する。
本発明に係る曲げ加工方法は、曲げ加工を実施するに際
し、予め素材aに形成した切刃1dに弾性部材2を貼着
し、その後所定の加工法を適用して素材aを所定の曲げ
形状に形成するものである。
即ち、第2図(A)〜(C)に示すように、素材aに形
成した切刃1dに夫々弾性部材2が貼着されている。
本実施例では、縫合針lとして三角形状の針を用いてい
るため、切刃1dは各稜線1eに対応して形成されてい
る。然し、断面が台形状に形成されたヘラ状針(図示せ
ず)では、台形の長辺を構成する二つの稜線に切刃が形
成されている。従って、この場合には二つの稜線に形成
された切刃のみに弾性部材を貼着すれば良い。
切刃1dに弾性部材2を貼着する際には、必ずしも切刃
1dの全体を覆う必要は無く、弾性部材12 2を切刃1dの型3a、3b或いは曲げコマ4又はベル
ト5と接触する面に貼着すれば良い。即ち、素材aに形
成した三つの切刃1dの中部つの切刃1dが上型3b或
いは曲げコマ4と接触し、他の切刃1dが下型3a或い
はベルト5と接触する場合には、夫々の切刃1dに対し
第2図(C)に示すように弾性部材2を貼着すれば良い
。然し、各切刃1d毎に弾性部材2を貼着しても良いこ
とは当然である。
弾性部材2としては、セロハン、紙、ゴム、合成樹脂フ
ィルム等の適度な弾性と適度な厚さを有する材料を用い
ることが可能である。弾性部材2として前記材料を用い
た場合には、これ等の材料を素材aに形成した切刃1d
の寸法に応じて切断し、貼着剤としての接着剤を用いて
切刃1dに貼着することが必要である。
また弾性部材2としてセロハンテープ、ビニールテープ
、ガムテープ、粘着紙テープ等の粘着性を有するテープ
を用いることも可能である。この場合には、前記材料が
粘着性を有していることから、これ等のテープを切刃1
dの寸法に応じて切断して、直ちに切刃1dに貼着する
ことが可能である。本実施例では市販されているセロハ
ンテープを用いている。
前記弾性部材2を切刃1dの長さに応じて切断する際に
、弾性部材2の寸法は少なくとも切刃1dを完全に覆い
得る大きさであることが必要であるが、これ以上の寸法
であっても良い。即ち、弾性部材2の長さを切刃1dの
長さよりも長く切断し、該弾性部材2の一端を素材aの
針先1cから突出させ、他端を素材aの稜線1eに至ら
せても良い。また弾性部材2の幅寸法は素材aに形成し
た切刃1dの間隔よりも大きい寸法であることが好まし
い。
上記の如くして切刃1dに弾性部材2を貼着した素材a
に所定の曲げ形状を付与する曲げ加工は、公知の塑性加
工法を用いることが可能である。
第3図はプレス加工法を模式的に説明した図である。
図に於いて、曲げ型3は図示しないプレス機のフレーム
に固着した下型3aと、プレス機のラムに固着した上型
3bとによって構成されている。
これ等の型3a、3bは夫々縫合針1の曲げ形状に応じ
た表面形状を持って形成されている。即ち、型3a、3
bの表面形状はプレス加工後の素材aのスプリングバッ
クを考慮して、所望の曲げ半径よりも僅かに小さい半径
を持って形成されている。
また下型3aには、素材aが嵌入し得る溝3a、が形成
されている。
型3a、3bは炭素工具鋼、高速度工具鋼、ダイス鋼等
の鋼によって形成されており、且つ耐久性を向上させる
ために表面を焼入れ硬化させている。
上記構成のプレス機によって素材aに曲げ加工を施すに
は、型3a、3bを離隔させ、これ等の型3a、3bの
間に切刃1dに弾性部材2を貼着した素材aを供給し、
上型3bを矢印a方向に移動させて素材aを型3a、3
bによって押圧することで、該素材aを所定の曲げ角度
と曲げ半径を持った形状に形成することが可能である。
5 前記曲げ加工に於いて、素材aに形成した切刃1dは弾
性部材2を介して型3a、3bと接触する。即ち、型3
a、3bにより素材aに付与される曲げ力は弾性部材2
を介して作用する。このため、弾性部材2がクツション
となり、曲げ力は素材aに均等に作用する。従って、素
材aの切刃1dに力が集中して作用することが無く、切
刃1dに漬れや捲くれ等の損傷が発生することがない。
第5図は曲げコマ4及びベルト5を用いた曲げ加工法を
模式的に説明した図である。
図に於いて、曲げコマ4は縫合針1の曲げ半径に応じた
寸法を持った円筒状に形成されている。
即ち、曲げ加工後の素材aのスプリングバックを考慮し
た半径を持って形成されている。前記曲げコマ4は炭素
工具鋼、高速度工具鋼等の材料を用いることが可能であ
る。本実施例では高速度鋼を用い、表面硬度をロックウ
ェルCスケール65以上に設定している。
曲げコマ4は図示しない駆動手段に接続されており、こ
の駆動手段によって矢印す、c方向に所=16 定角度の往復回動運動を付与される。
ベルト5は適度な強度と可撓性を持った材料、例えばア
モルファス合金ベルト、スチールベルト。
黄銅ヘルド、合成樹脂ベルト等を用いることが可能であ
る。本実施例では厚さ0.1mmの黄銅ベルトを用いて
いる。
前記ベルト5はローラ6a、6bによって曲げコマ4に
対する巻付角度を規制されると共に、曲げコマ4に圧接
している。また未使用状態のヘルド5はロール7に巻付
けられており、使用済のベルト5はロール8によって巻
き取られている。
プレス台9はベルト5の曲げコマ4に対する圧接力を所
望の値に設定して、曲げコマ4とベルト5との間に挿入
された素材に対し曲げ加工を施すと同時にプレス加工を
施すものである。従って、素材aに対し単に曲げ加工の
みを施す場合には、このプレス台9は使用しない。
前記プレス台9は、曲げコマ4の矢印す、  c方向へ
の往復回動と同期して矢印d、e方向に直線往復運動し
得るように構成されている。
上記の如く構成した曲げ装置の曲げコマ4とヘルド5の
間に、切刃1dに弾性部材2を貼着した素材aを挿入し
、曲げコマ4を矢印す方向に駆動すると共にベルト5を
矢印す方向に移送すると、素材aは曲げコマ4とベルト
5との間に巻き込まれ、ベルト5によって曲げコマ4に
押圧され、該コマ4の表面に沿って曲げられる。
前記曲げ加工に於いて、第5図に示すように素材aに形
成した切刃1dは弾性部材2を介して曲げコマ4或いは
ベルト5と接触する。即ち、ベルト5により素材aに付
与される曲げ力は弾性部材2を介して作用する。このた
め、弾性部材2がクツションとなり、素材aの切刃1d
に力が集中して作用することが無く、切刃1dに潰れや
捲くれ等の損傷が発生することがない。
このように、本発明に係る曲げ加工方法によれば、切刃
1dに潰れや捲くれ或いは曲げ型31曲げコマ4に生じ
た傷や凹凸の転写による損傷が発生する虞がない。
上記の如くして曲げ加工を終了した素材aには切刃1d
に弾性部材2が貼着されている。従って、素材aに対し
所定の熱処理1表面処理を施すためには、この弾性部材
2を素材aから分離することが必要となる。
本発明に係る後処理方法は素材aと弾性部材2とを効果
的に分離する方法を提案するものである。
即ち、素材aに弾性部材2を貼着するための貼着剤、或
いは弾性部材2としてセロハンテープ等の粘着性を有す
る材料を使用した場合に於ける粘着剤を溶解して素材a
と弾性部材2とを分離するに際し、これ等の分離と同時
に素材aと弾性部材2との仕分けを行うことが可能な後
処理方法を提案するものである。
素材aと弾性部材2とを分離させると同時にこれ等を仕
分けするには、貼着剤或いは粘着剤を溶解するための溶
剤の液比重を弾性部材2の比重よりも小さく、好ましく
は溶剤の液比重を弾性部材2の比重よりも僅かに小さく
設定することで可能である。
本実施例では、素材aの材料としてステンレス 9− 鋼を用いることから比重は8であり、また溶剤として液
比重1.565のフレオンを用い、弾性部材2として比
重2〜3のセロハンテープを用いている。
前記溶剤をタンクに収容し、弾性部材2を貼着した素材
aを溶剤の液中に浸漬すると、素材a及び弾性部材2に
浮力が作用するため、浸漬された素材a及び弾性部材2
は直ちにタンクの底に沈むこと無く、液の表面或いは液
中に漂っている。この状態で僅かな時間が経過すると、
貼着剤或いは粘着剤が溶剤によって溶解され素材aが弾
性部材2から分離してタンクの底に沈む。そして更に時
間が経過すると、弾性部材2に溶剤が浸透するため弾性
部材2が沈む。
上記の如くして分離された素材aの切刃1dには、貼着
剤或いは粘着剤が残留することが無く、直ちに熱処理9
表面処理を実施することが可能である。
次に上記後処理方法を実施するための後処理装置につい
て説明する。
第6図は後処理装置の説明図である。
0 図に於いて、溶剤10は液体容器となるタンク11に収
容されている。このタンク11には弾性部材容器となる
龍12と、素材容器となる龍13が上下2段に配置され
ている。
籠12は上段に配置され、この籠12の底面から弾性部
材2の通過を阻止すると共に素材aを通過させることで
、弾性部材2のみを収容するものである。このため、籠
12の底面には弾性部材2の寸法よりも小さく、且つ素
材aの太さよりも充分に大きな寸法を有する複数の通孔
が形成されている。
籠12は、機械加工によって複数の通孔を形成した板状
の部材を底面に取り付けて構成することが可能であり、
また所定のメツシュを有する網を底面に取り付けて構成
することも可能である。
1113は下段に配置され、素材aを収容するものであ
る。このため、籠13の底面には素材aの太さよりも小
さい寸法を有する複数の通孔が形成されている。寵13
は龍12と同様に、機械加工によって複数の通孔を形成
した板状の部材を底面に取り付けて構成することが可能
であり、また所定のメツシュを有する網を底面に取り付
けて構成することも可能である。
上記の如く構成した後処理装置に於いて、溶剤10を収
容したタンク11に籠12.13を収納して弾性部材2
を貼着した素材aを浸漬すると、貼着剤或いは粘着剤が
溶剤によって溶解され、素材aと弾性部材2とが分離さ
れる。分離された素材aは溶剤10中を沈降し、籠12
の底面に形成した通孔を通過して龍13に収容される。
まだ分離された弾性部材2は溶剤10中を沈降しI[1
2に収容される。
このように、本発明に係る後処理装置にあっては、素材
aとこの素材aに貼着した弾性部材2とを分離すると共
に、夫々113.12に分離して収容することが可能と
なる。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明に係る曲げ加工方法
によれば、所定の曲げ加工を施す際に素材に形成した切
刃が型或いは曲げコマ、ベルトと直接接触することが無
(、このため、素材に形成した切刃に潰れや捲くれ、或
いは傷や凹凸の転写等の損傷を与えること無く曲げ加工
を実施することが出来る。
また後処理方法によれば、所定の曲げ形状に形成され且
つ切刃に弾性部材を貼着した状態の素材を、弾性部材の
比重よりも小さい液比型を有する溶剤に浸漬することに
よって、貼着剤を溶解すると共に縫合針の素材と弾性部
材とを比重差に応じて分離することが出来る。
また後処理装置によれば、溶剤によって貼着剤を溶解し
て素材と弾性部材とを分離すると共に、素材及び弾性部
材を夫々の容器に収容することが出来る等の特徴を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は刃付縫合針の説明図、第2図(A)〜(C)は
素材の切刃に弾性部材を貼着した状態の説明図、第3図
はプレスによる曲げ加工法の模式説明図、第4図及び第
5図は曲げコマとベルトを用いた曲げ加工法の模式説明
図、第6図は後処理装置の説明図である。 aは縫合針の素材、1は縫合針、1aは元端面、1bは
盲穴、1cは針先、1dは切刃、1eは稜線、2は弾性
部材、3は型、4は曲げコマ、5はベルト、10は溶剤
、11はタンク、12.13は龍である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)切刃を形成した縫合針の素材に対し塑性加工法に
    よって所定の曲げ形状を付与するに際し、予め前記縫合
    針の素材に形成した切刃に弾性部材を貼着することを特
    徴とした刃付縫合針の曲げ加工方法。
  2. (2)予め切刃を形成すると共に該切刃に弾性部材を貼
    着した縫合針の素材を曲げコマとこの曲げコマと圧接す
    るベルトの間に挿入し、次いで前記曲げコマとベルトと
    に所定の往復移動をさせることで前記縫合針の素材に曲
    げ加工を施すことを特徴とした刃付縫合針の曲げ加工方
    法。
  3. (3)切刃に弾性部材を貼着し所定の曲げ加工を施した
    縫合針の素材を溶剤に浸漬して縫合針の素材と弾性部材
    とを分離することを特徴とした後処理方法。
  4. (4)縫合針の素材に形成した切刃に弾性部材を貼着す
    る貼着剤を溶解するための溶剤と、前記溶剤を収容する
    ための液体容器と、前記液体容器内に収納され前記弾性
    部材の大きさよりも小さく且つ縫合針の素材の太さより
    も大きい寸法を有する複数の通孔を形成した弾性部材容
    器と、前記液体容器内であって前記弾性部材容器よりも
    下方に収納され前記縫合針の素材の太さよりも小さい寸
    法を有する複数の通孔を形成した素材容器と、を有する
    ことを特徴とした後処理装置。
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