JPH03281025A - 医療用縫合針の曲げ加工装置 - Google Patents
医療用縫合針の曲げ加工装置Info
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- JPH03281025A JPH03281025A JP2075722A JP7572290A JPH03281025A JP H03281025 A JPH03281025 A JP H03281025A JP 2075722 A JP2075722 A JP 2075722A JP 7572290 A JP7572290 A JP 7572290A JP H03281025 A JPH03281025 A JP H03281025A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06066—Needles, e.g. needle tip configurations
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は所定の形状に研削した医療用縫合針の素材に対
して曲げ加工を行うための曲げ加工装置に関するもので
ある。
して曲げ加工を行うための曲げ加工装置に関するもので
ある。
〈従来の技術〉
現在、医療用縫合針として、断面形状が円形で先端に鋭
利な針先を形成した所謂九針、或いは断面形状が多角形
で稜線に切刃を形成した刃付縫合針等が一般に用いられ
ている。前記九針或いは刃付縫合針には、直線状に形成
された縫合針、或いは所定の曲げ形状を付与された縫合
針等がある。
利な針先を形成した所謂九針、或いは断面形状が多角形
で稜線に切刃を形成した刃付縫合針等が一般に用いられ
ている。前記九針或いは刃付縫合針には、直線状に形成
された縫合針、或いは所定の曲げ形状を付与された縫合
針等がある。
そしてこれ等の縫合針を縫合部位、縫合組織等に応して
選択して用いている。
選択して用いている。
ここで、縫合針の製造工程について簡単に説明する。
先ず目的の縫合針の太さと略等しい径を有するステンレ
ス材料を所定の長さで切断して、縫合針の素材を形成す
る。
ス材料を所定の長さで切断して、縫合針の素材を形成す
る。
前記素材の一端を元端とし、元端或いは元端面に縫合糸
を取り付けるための通孔或いは盲穴を形成する。次に元
端をチャックにより把持し、他端側から所定の範囲にわ
たって研削加工を施すことで、素材に九針或いは刃付縫
合針に応じた針部を形成する。
を取り付けるための通孔或いは盲穴を形成する。次に元
端をチャックにより把持し、他端側から所定の範囲にわ
たって研削加工を施すことで、素材に九針或いは刃付縫
合針に応じた針部を形成する。
次いで素材に曲げ加工を施して目的の縫合針の形状に成
形し、この素材を熱処理することで時効処理を行い、更
に化学研磨処理或いは電解研摩処理等の表面処理を施す 上記各工程を経ることで目的の縫合針を製造す本件出願
人は前記曲げ加工を合理的に実施し得る開発し、既に特
許権を得ている(特許第125902号)。
形し、この素材を熱処理することで時効処理を行い、更
に化学研磨処理或いは電解研摩処理等の表面処理を施す 上記各工程を経ることで目的の縫合針を製造す本件出願
人は前記曲げ加工を合理的に実施し得る開発し、既に特
許権を得ている(特許第125902号)。
この技術は、曲げコマ(円柱状ロール)とこの曲げコマ
に圧接するベルトを有し、この曲げコマとベルトとの間
に素材を挿入して曲げコマとベルトに往復運動を与える
ことで、素材に曲げ加工を施すものである。またベルト
を介して曲げコマと対向して配設された補助板を有し、
この補助板を曲げコマの方向に付勢することで素材に曲
げ加工とプレス加工とを同時に実施し得るものである。
に圧接するベルトを有し、この曲げコマとベルトとの間
に素材を挿入して曲げコマとベルトに往復運動を与える
ことで、素材に曲げ加工を施すものである。またベルト
を介して曲げコマと対向して配設された補助板を有し、
この補助板を曲げコマの方向に付勢することで素材に曲
げ加工とプレス加工とを同時に実施し得るものである。
〈発明が解決しようとした課題〉
上記技術に於いて用いられる曲げコマの表面は耐久性を
向上させるために高い硬度を有しており、またベルトも
強靭な材料によって構成されている。
向上させるために高い硬度を有しており、またベルトも
強靭な材料によって構成されている。
然し、多数回の曲げ加工によって曲げコマの表面に傷、
凹凸等の発生することがある。また曲げ加工を実施する
際に、素材の表面は曲げコマ、ベルトの表面と直接接触
するため、素材に形成した切刃に潰れや擾くれ等のt負
傷が発生したり、或いは素材の表面に曲げコマに生じた
傷、凹凸の転写による損傷等が発生ずる広がある。
凹凸等の発生することがある。また曲げ加工を実施する
際に、素材の表面は曲げコマ、ベルトの表面と直接接触
するため、素材に形成した切刃に潰れや擾くれ等のt負
傷が発生したり、或いは素材の表面に曲げコマに生じた
傷、凹凸の転写による損傷等が発生ずる広がある。
また上記技術にあっては、補助板を曲げコマの方向に付
勢することで素材に対する曲げ加工とプレス加工とを実
施し得るよう構成している。このため、縫合針に対する
曲げ角度が大きい場合に元端部に形成した盲穴が潰れる
虞がある。
勢することで素材に対する曲げ加工とプレス加工とを実
施し得るよう構成している。このため、縫合針に対する
曲げ角度が大きい場合に元端部に形成した盲穴が潰れる
虞がある。
本発明の目的は、上記特許第125902号の技術を更
に発展させると共に、上記問題を解決するための曲げ加
工装置を提供することにある。
に発展させると共に、上記問題を解決するための曲げ加
工装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉
上記課題を解決するための本発明に係る医療用縫合針の
曲げ加工装置は、曲げコマと、この曲げコマと圧接する
ベルトとを有し、縫合針の素口を曲げコマとベルトとの
間に挿入すると共に該曲げコマとベルトとに所定の運動
をさせることで前記素材を所定の形状に曲げるよう構成
した曲げ加工装置に於いて、前記曲げコマの表面に弾性
体層を形成したことを特徴としたものである。
曲げ加工装置は、曲げコマと、この曲げコマと圧接する
ベルトとを有し、縫合針の素口を曲げコマとベルトとの
間に挿入すると共に該曲げコマとベルトとに所定の運動
をさせることで前記素材を所定の形状に曲げるよう構成
した曲げ加工装置に於いて、前記曲げコマの表面に弾性
体層を形成したことを特徴としたものである。
また他の曲げ加工装置は、曲げコマと、この曲げコマと
圧接するベルトとを有し、縫合針の素材を曲げコマとベ
ルトとの間に挿入すると共に該曲げコマとベルトとに所
定の運動をさせることで前記素材を所定の形状に曲げる
よう構成した曲げ加工装置に於いて、前記ベルトを弾性
を有する弾性ベルトによって構成したものである。
圧接するベルトとを有し、縫合針の素材を曲げコマとベ
ルトとの間に挿入すると共に該曲げコマとベルトとに所
定の運動をさせることで前記素材を所定の形状に曲げる
よう構成した曲げ加工装置に於いて、前記ベルトを弾性
を有する弾性ベルトによって構成したものである。
また他の曲げ加工装置は、曲げコマと、この曲げコマと
圧接するベルトとを有し、縫合針の素材を曲げコマとベ
ルトとの間に挿入すると共に該曲げコマとベルトとに所
定の運動をさせることで縫合針の素材を所定の形状に曲
げるよう構成した曲げ加工装置に於いて、縫合針の素材
と接触する曲げコマ、ベルトとの間に長尺状の弾性部材
を介在させたことを特徴としたものである。
圧接するベルトとを有し、縫合針の素材を曲げコマとベ
ルトとの間に挿入すると共に該曲げコマとベルトとに所
定の運動をさせることで縫合針の素材を所定の形状に曲
げるよう構成した曲げ加工装置に於いて、縫合針の素材
と接触する曲げコマ、ベルトとの間に長尺状の弾性部材
を介在させたことを特徴としたものである。
前記各面げ加工装置に於いて、曲げコマと対向して押さ
えローラを設けると共に、前記曲げコマと押さえローラ
の間にベルトを配設することが好ましい。
えローラを設けると共に、前記曲げコマと押さえローラ
の間にベルトを配設することが好ましい。
く作用〉
上記第1の医療用縫合針の曲げ加工装置(以下「曲げ装
置」という)によれば、素材に形成された切刃或いは素
材の表面にtS傷を与えること無く曲げ加工を実施する
ことが出来る。
置」という)によれば、素材に形成された切刃或いは素
材の表面にtS傷を与えること無く曲げ加工を実施する
ことが出来る。
即ち、曲げコマの表面に弾性体層を形成することによっ
て、該曲げコマとベルトとの間に素材を挿入した場合、
素材は弾性体層を介して曲げコマと接触する。従って、
素材に形成した切刃或いは素材の表面が直接硬度の高い
曲げコマの表面と接触することが無く、このため、曲げ
コマによって切刃に損傷を与えることがない、また弾性
体層に傷や凹凸が発生している場合であっても、この傷
や凹凸が素材に転写されることがない。
て、該曲げコマとベルトとの間に素材を挿入した場合、
素材は弾性体層を介して曲げコマと接触する。従って、
素材に形成した切刃或いは素材の表面が直接硬度の高い
曲げコマの表面と接触することが無く、このため、曲げ
コマによって切刃に損傷を与えることがない、また弾性
体層に傷や凹凸が発生している場合であっても、この傷
や凹凸が素材に転写されることがない。
また上記第2の曲げ装置によれば、前記第1の曲げ装置
と同様に素材に形成された切刃或いは素材の表面にtm
傷を与えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
と同様に素材に形成された切刃或いは素材の表面にtm
傷を与えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
即ち、ベルトを弾性体で構成することによって、曲げコ
マとベルトとの間に素材を挿入した場合ベルトは素材の
形状に沿って変形する。このため、ベルトに作用する押
圧力によって切刃にtl傷を与える戊がない。
マとベルトとの間に素材を挿入した場合ベルトは素材の
形状に沿って変形する。このため、ベルトに作用する押
圧力によって切刃にtl傷を与える戊がない。
また上記第3の曲げ装置によれば、前記第1の曲げ装置
と同様に、素材に形成された切刃或いは素材の表面に損
傷を与えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
と同様に、素材に形成された切刃或いは素材の表面に損
傷を与えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
即ち、素材に形成と接触する曲げコマ及びベルトとの間
に長尺状の弾性部材を介在させることで、切刃或いは素
材の表面が直接硬度の高い曲げコマの表面或いはベルト
と接触することが無く、曲げコマ或いはベルトによって
切刃に損傷を与えることがない。また曲げコマに傷や凹
凸が発生している場合であっても、この傷や凹凸が素材
に転写されることがない。
に長尺状の弾性部材を介在させることで、切刃或いは素
材の表面が直接硬度の高い曲げコマの表面或いはベルト
と接触することが無く、曲げコマ或いはベルトによって
切刃に損傷を与えることがない。また曲げコマに傷や凹
凸が発生している場合であっても、この傷や凹凸が素材
に転写されることがない。
また上記第4の曲げ装置によれば、曲げコマと押さえロ
ーラとの接触がコマ及びローラの軸方向の線接触となる
ため、素材に形成した盲穴の形状をt員なうことがない
。
ーラとの接触がコマ及びローラの軸方向の線接触となる
ため、素材に形成した盲穴の形状をt員なうことがない
。
〈実施例〉
以下、上記手段を適用した実施例を図により説明する。
先ず、第1図により医療用縫合針(以下r縫合針1とい
う)lについて説明する。
う)lについて説明する。
図に示す縫合針lは所謂三角針として構成されている。
縫合針1の一端は元端面1aとして構成されており、こ
の元端面1aに図示しない縫合糸を取り付けるための盲
穴1bが形成されている。
の元端面1aに図示しない縫合糸を取り付けるための盲
穴1bが形成されている。
また縫合針lの他端は針先1cとして構成されており、
この針先1cに連続して所定長さの切刃ldが形成され
ている。切刃1dの長さは縫合針1の性格によって夫々
異なる寸法を有している。前記切刃1dと連続した稜線
1eは切刃としての機能を有すること無く、縫合t11
の三角形状を維持するための稜線として形成されている
。
この針先1cに連続して所定長さの切刃ldが形成され
ている。切刃1dの長さは縫合針1の性格によって夫々
異なる寸法を有している。前記切刃1dと連続した稜線
1eは切刃としての機能を有すること無く、縫合t11
の三角形状を維持するための稜線として形成されている
。
前記盲穴1bはドリリング、放電加工、電子ビーム加工
、レーザー加工等の加工法によって形成され、また針先
1c、切刃1d、稜線1e等はプレス加工及び/又は研
削加工によって形成される。
、レーザー加工等の加工法によって形成され、また針先
1c、切刃1d、稜線1e等はプレス加工及び/又は研
削加工によって形成される。
また図に示す縫合針1は所定の曲げ形状を持って構成さ
れている。この形状(曲げ角度1曲げ半径等)は縫合す
べき部位に応して夫々異なる値を存している。
れている。この形状(曲げ角度1曲げ半径等)は縫合す
べき部位に応して夫々異なる値を存している。
縫合針lは、太さ0 、07 wm 〜1 、4 ms
、長さ5wa〜65+n+の寸法範囲で規格化され一
般に用いられている。然し、最近は手術の多様化、v&
細化が進行し、より細く且つより短い縫合針が要求され
ている。
、長さ5wa〜65+n+の寸法範囲で規格化され一
般に用いられている。然し、最近は手術の多様化、v&
細化が進行し、より細く且つより短い縫合針が要求され
ている。
縫合針1はオーステナイト系ステンレス、マルテンサイ
ト系ステンレス、析出硬化型ステンレス等の材料を用い
て形成される。
ト系ステンレス、析出硬化型ステンレス等の材料を用い
て形成される。
本実施例では、オーステナイト系ステンレスの線材を冷
間線引き加工によって所望の径に減少させると共に、組
織をファイバー状に伸長させた材料を用いている。そし
て前記線材を縫合針1の製品長さと略等しい長さで切断
することで直線状の素材Aを形成し、この素材Aの一端
を元端面1aとして盲穴1bを形成する。次いで、素材
Aをプレス加工によって三角形状に形成した復元端面1
a側を把持して他端側から研削加工を施し、或いは断面
円形の素材Aに直接研削加工を施すことで、針先1c、
切刃1d、稜線1eを形成する。
間線引き加工によって所望の径に減少させると共に、組
織をファイバー状に伸長させた材料を用いている。そし
て前記線材を縫合針1の製品長さと略等しい長さで切断
することで直線状の素材Aを形成し、この素材Aの一端
を元端面1aとして盲穴1bを形成する。次いで、素材
Aをプレス加工によって三角形状に形成した復元端面1
a側を把持して他端側から研削加工を施し、或いは断面
円形の素材Aに直接研削加工を施すことで、針先1c、
切刃1d、稜線1eを形成する。
上記の如くして各構成部分を形成した素材Aに対し、後
述する方法で曲げ加工を施して所定の曲げ形状を付与す
る。そしてこの素材Aに対し熱処理1表面処理を施すこ
とで縫合針1を得ることが可能である。
述する方法で曲げ加工を施して所定の曲げ形状を付与す
る。そしてこの素材Aに対し熱処理1表面処理を施すこ
とで縫合針1を得ることが可能である。
(第1実施例)
第2図は第1実施例に係る曲げ装置の説明図、第3図は
曲げ加工を実施する際の説明図、第4図は第3図のIV
−IV断面説明図である。
曲げ加工を実施する際の説明図、第4図は第3図のIV
−IV断面説明図である。
本実施例に係る曲げ装置は曲げコマの表面に弾性体層を
形成したものである。
形成したものである。
図に於いて、曲げコマ2と対向して押さえローラ3が設
けられており、曲げコマ2と押さえローラ3の間にベル
ト4が配設されている。そして曲げコマ2とベルト4の
間に素材Aを挿入すると共に、曲げコマ2.押さえロー
ラ3.ベルト4を同期させて矢印a、b方向に往復回動
させることで、素材Aに対し所定の曲げ加工を施すもの
である。
けられており、曲げコマ2と押さえローラ3の間にベル
ト4が配設されている。そして曲げコマ2とベルト4の
間に素材Aを挿入すると共に、曲げコマ2.押さえロー
ラ3.ベルト4を同期させて矢印a、b方向に往復回動
させることで、素材Aに対し所定の曲げ加工を施すもの
である。
曲げコマ2は、炭素工具w41高速度鋼等の材料を用い
て円筒状に形成した芯体2aと、この芯体2aの表面に
全周にわたって形成した弾性体層2bとによって構成さ
れている0曲げコマ2の外径は、素材Aに対する曲率半
径、及び曲げ加工後の素材Aのスプリングバンク置等を
想定した値に設定されている。
て円筒状に形成した芯体2aと、この芯体2aの表面に
全周にわたって形成した弾性体層2bとによって構成さ
れている0曲げコマ2の外径は、素材Aに対する曲率半
径、及び曲げ加工後の素材Aのスプリングバンク置等を
想定した値に設定されている。
前記芯体2aは熱処理によって表面硬度を高められるこ
とが好ましい、また弾性体層2bは、適度な硬度とステ
ンレス鋼に対する適度な摩擦係数を有することが好まし
い。
とが好ましい、また弾性体層2bは、適度な硬度とステ
ンレス鋼に対する適度な摩擦係数を有することが好まし
い。
弾性体層2bとしては、例えば合成樹脂、ゴム等によっ
て形成することが可能である。そしてこれ等の合成樹脂
を芯体2aの表面に所定の厚さでコーティング、接着等
の手段によって形成することで曲げコマ2を構成するこ
とが可能である。
て形成することが可能である。そしてこれ等の合成樹脂
を芯体2aの表面に所定の厚さでコーティング、接着等
の手段によって形成することで曲げコマ2を構成するこ
とが可能である。
本実施例では、高速度鋼を用いて芯体2aを形成し、こ
の芯体2aの表面に弾性体層2bとして厚さ1−のウレ
タンコーティングを施すことで、曲げコマ2を構成して
いる。また弾性体層2bはウレタン硬度的90で形成さ
れている。
の芯体2aの表面に弾性体層2bとして厚さ1−のウレ
タンコーティングを施すことで、曲げコマ2を構成して
いる。また弾性体層2bはウレタン硬度的90で形成さ
れている。
曲げコマ2はモーター5によって駆動され、矢印a、b
方向に所定角度の往復回動を行うよう構成されている。
方向に所定角度の往復回動を行うよう構成されている。
このためモーター5としてはパルスモータ−等を用いる
ことが好ましい。
ことが好ましい。
押さえローラ3は熱処理を施すことで表面を硬化させた
円筒状のローラによって構成されている。
円筒状のローラによって構成されている。
この押さえローラ2の径は曲げコマ2の径よりも大きな
寸法で形成されている。即ち、押さえローラ3の曲率は
、曲げコマ2の曲率よりも小さい。
寸法で形成されている。即ち、押さえローラ3の曲率は
、曲げコマ2の曲率よりも小さい。
従って、素材Aに対し曲げ加工を実施する際に押さえロ
ーラ3をガイドとして用いることが可能である。
ーラ3をガイドとして用いることが可能である。
前記押さえローラ3は、曲げコマ2と同期して矢印a、
b方向に、該コマ2と同一方向、同一速度、同一移動量
で駆動される。このため、押さえローラ3の駆動手段と
して図示しないモーターを設けることが可能であり、且
つモーター5によって曲げコマ2と同時に駆動し得るよ
う構成しても良い。
b方向に、該コマ2と同一方向、同一速度、同一移動量
で駆動される。このため、押さえローラ3の駆動手段と
して図示しないモーターを設けることが可能であり、且
つモーター5によって曲げコマ2と同時に駆動し得るよ
う構成しても良い。
ベルト4は、曲げコマ2と圧接して該コマ2とベルト4
との間に挿入される素材Aに対し曲げ加工を施すもので
ある。このため、従来はベルト4として厚さO,01m
−1,0閣のスチールベルト、黄銅ベルト等が用いられ
ている。然し、本実施例では厚さ約1.6−の可撓性及
び弾力性を有するポリウレタンベルトを用いている。
との間に挿入される素材Aに対し曲げ加工を施すもので
ある。このため、従来はベルト4として厚さO,01m
−1,0閣のスチールベルト、黄銅ベルト等が用いられ
ている。然し、本実施例では厚さ約1.6−の可撓性及
び弾力性を有するポリウレタンベルトを用いている。
前記ベルト4は矢印a方向の延長上に設けたロール4a
と矢印す方向の延長上に設けたロール4bとに巻回され
ている。前記各ロール4a、4bには駆動手段6a、6
bが接続されており、曲げコマ2の駆動と同期して、該
コマ2が矢印a方向に回動するときには駆動手段6aに
よってベルト4を矢印a方向に曲げコマ2の速度と同一
速度で駆動し、また曲げコマ2が矢印す方向に回動する
ときには駆動手段6bによってベルト4を矢印す方向に
曲げコマ2と同一速度で駆動すると共に、曲げコマ2が
回動を停止した後更に約1−〜2■移動させるように構
成している。
と矢印す方向の延長上に設けたロール4bとに巻回され
ている。前記各ロール4a、4bには駆動手段6a、6
bが接続されており、曲げコマ2の駆動と同期して、該
コマ2が矢印a方向に回動するときには駆動手段6aに
よってベルト4を矢印a方向に曲げコマ2の速度と同一
速度で駆動し、また曲げコマ2が矢印す方向に回動する
ときには駆動手段6bによってベルト4を矢印す方向に
曲げコマ2と同一速度で駆動すると共に、曲げコマ2が
回動を停止した後更に約1−〜2■移動させるように構
成している。
従って、未使用状態のベルト4をa−ル4aに巻付け、
使用済状態のベルト4をロール4bに巻付けることで、
素材Aに対する曲げ加工を実施する際に、素材Aの針先
ICには常に未使用状態のベルト4が接触するように構
成している。
使用済状態のベルト4をロール4bに巻付けることで、
素材Aに対する曲げ加工を実施する際に、素材Aの針先
ICには常に未使用状態のベルト4が接触するように構
成している。
前記駆動手段6aとしては、ロール4aを常に矢印a方
向に付勢し得る例えばコイルバネ、ゼンマイバネ等を用
いることが可能であり、且つモーターを用いることも可
能である。また駆動手段6bとしてはブレーキ付モータ
ーを用いることが好ましい。
向に付勢し得る例えばコイルバネ、ゼンマイバネ等を用
いることが可能であり、且つモーターを用いることも可
能である。また駆動手段6bとしてはブレーキ付モータ
ーを用いることが好ましい。
上記の如く構成した本実施例に係る曲げ装置を用いて素
材Aに対する曲げ加工を実施する場合について説明する
。
材Aに対する曲げ加工を実施する場合について説明する
。
第2図に示すように、素材Aの針先lc側を曲げコマ2
とベルト4との間に供給し、曲げコマ2゜押さえローラ
3.ベルト4を夫々矢印a方向に駆動すると、第3図に
示すように素材Aは曲げコマ2とベルト4とによって矢
印a方向に移送される。
とベルト4との間に供給し、曲げコマ2゜押さえローラ
3.ベルト4を夫々矢印a方向に駆動すると、第3図に
示すように素材Aは曲げコマ2とベルト4とによって矢
印a方向に移送される。
そしてこの移送過程に於いて、素材Aにはベルト4によ
って曲げ力が付与され、曲げコマ2の表面に沿った形状
に曲げ加工を施される。
って曲げ力が付与され、曲げコマ2の表面に沿った形状
に曲げ加工を施される。
前記曲げ加工の過程に於いて、曲げコマ2に形成した弾
性体層2bは第4図に示すように、素材Aに付与される
曲げ力に応じて弾性変形を生じる。
性体層2bは第4図に示すように、素材Aに付与される
曲げ力に応じて弾性変形を生じる。
またベルト4も同様に素材Aに付与される曲げ力に応じ
て弾性変形を生じる。
て弾性変形を生じる。
このため、素材Aに形成した切刃1dは弾性体層2b、
ベルト4によって保護されて曲げコマ2の芯体2a、押
さえローラ3と直接接触することが無い。従って、切刃
1dに涜れや捲くれ等の損傷が生じることがない、また
弾性体層2bは素材Aの硬度よりも低い硬度を有するこ
とから、弾性体層2bに凹凸や傷等が生じている場合で
あっても、この凹凸等が素材Aの表面に転写されること
かない。
ベルト4によって保護されて曲げコマ2の芯体2a、押
さえローラ3と直接接触することが無い。従って、切刃
1dに涜れや捲くれ等の損傷が生じることがない、また
弾性体層2bは素材Aの硬度よりも低い硬度を有するこ
とから、弾性体層2bに凹凸や傷等が生じている場合で
あっても、この凹凸等が素材Aの表面に転写されること
かない。
また素材Aの曲げ加工が進行し、素材Aが元端面1aの
近傍まで曲げコマ2とベルト4とによって挟持された場
合、従来技術に於ける補助板の代わりに曲げコマ2と対
向して円筒状の押さえローラ3を配設することによって
、元端面1aの近傍に対し曲げ力を作用させることがな
いにのため、元端面1aに形成した盲穴1bに潰れが発
生する臘が無く、従って、素材Aを元端面1aの近傍ま
で曲げ加工を施すことが可能である。
近傍まで曲げコマ2とベルト4とによって挟持された場
合、従来技術に於ける補助板の代わりに曲げコマ2と対
向して円筒状の押さえローラ3を配設することによって
、元端面1aの近傍に対し曲げ力を作用させることがな
いにのため、元端面1aに形成した盲穴1bに潰れが発
生する臘が無く、従って、素材Aを元端面1aの近傍ま
で曲げ加工を施すことが可能である。
〔第2実施例〕
第5図は第2実施例に係る曲げ装置の説明図、第6図は
素材に対し曲げ加工を施す際の説明図、第7図は第6図
の■−■断面説明図である。尚、図に於いて、前述の第
1実施例と同一部分及び同一の機能を有する部分には同
一の符号を付して説明を省略する。
素材に対し曲げ加工を施す際の説明図、第7図は第6図
の■−■断面説明図である。尚、図に於いて、前述の第
1実施例と同一部分及び同一の機能を有する部分には同
一の符号を付して説明を省略する。
図に於いて、長尺状の弾性部材7.8は夫々曲げコマ9
とベルト10との間に配設されている。
とベルト10との間に配設されている。
弾性部材7は一端が矢印a方向の延長上に設けられたロ
ール7aに巻付けられており、他端が矢印す方向の延長
上に設けられたロール7bに巻付けられている。また弾
性部材8も同様に矢印a方向の延長上に設けられたロー
ル8aと矢印す方向の延長上に設けられたロール8bと
に巻付けられている。ロール7a、8aには未使用状態
の弾性部材7,8が夫々巻付けられ、ロール7b、8b
には使用済状態の弾性部材7.8が巻き取られる。
ール7aに巻付けられており、他端が矢印す方向の延長
上に設けられたロール7bに巻付けられている。また弾
性部材8も同様に矢印a方向の延長上に設けられたロー
ル8aと矢印す方向の延長上に設けられたロール8bと
に巻付けられている。ロール7a、8aには未使用状態
の弾性部材7,8が夫々巻付けられ、ロール7b、8b
には使用済状態の弾性部材7.8が巻き取られる。
弾性部材7.8としては、セロハン、紙、ゴム合成樹脂
フィルム等の適度な弾性を有する長尺状の材料を用いる
ことが可能である。また弾性部材7.8の厚さは、材料
によって異なるが、約0.5 an〜1.0 wa程度
であることが好ましい、そして前記の如き材料をロール
状に巻付けたものを弾性部材7.8として用いている。
フィルム等の適度な弾性を有する長尺状の材料を用いる
ことが可能である。また弾性部材7.8の厚さは、材料
によって異なるが、約0.5 an〜1.0 wa程度
であることが好ましい、そして前記の如き材料をロール
状に巻付けたものを弾性部材7.8として用いている。
弾性部材7は曲げコマ9の表面に沿って配設されており
、該コマ9に対する巻付は角度は素材Aの曲げ角度より
も大きい値ををしている。また弾性部材8は略ヘルHO
に沿って配設されている。
、該コマ9に対する巻付は角度は素材Aの曲げ角度より
も大きい値ををしている。また弾性部材8は略ヘルHO
に沿って配設されている。
弾性部材7.8を巻き取るためのロール7b8bには夫
々駆動手段7c、8cが接続されている。そして曲げコ
マ9.ベルト10.押さえローラ3が矢印a方向に回動
する際に、弾性部材7.8は夫々曲げコマ9.ベルトI
Oと接触して矢印a方向に移動し、また曲げコマ9.ベ
ルト10.押さえローラ3が矢印す方向に回動する際に
は、弾性部材7,8は曲げコマ9.ベルト10と共に矢
印す方向に移動する。そして曲げコマ9.ベルト10.
押さえローラ3の矢印す方向への回動が停止した後、駆
動手段7c、8cを駆動して弾性部材7.8を矢印す方
向に移送し、使用済の弾性部材7.8をロール7b、8
bに巻き取るよう構成している。
々駆動手段7c、8cが接続されている。そして曲げコ
マ9.ベルト10.押さえローラ3が矢印a方向に回動
する際に、弾性部材7.8は夫々曲げコマ9.ベルトI
Oと接触して矢印a方向に移動し、また曲げコマ9.ベ
ルト10.押さえローラ3が矢印す方向に回動する際に
は、弾性部材7,8は曲げコマ9.ベルト10と共に矢
印す方向に移動する。そして曲げコマ9.ベルト10.
押さえローラ3の矢印す方向への回動が停止した後、駆
動手段7c、8cを駆動して弾性部材7.8を矢印す方
向に移送し、使用済の弾性部材7.8をロール7b、8
bに巻き取るよう構成している。
曲げコマ9は炭素工具鋼、高速度工具鋼等の材料を用い
ることが可能である0本実施例では高速度鋼を用い、表
面硬度をロックウェルCスケール65以上に設定してい
る。また曲げコマ9の外径は素材Aの曲率半径に応じた
曲率半径で形成されている。即ち、曲げ加工後の素材へ
のスプリングバンクを考慮した半径を持って形成されて
いる。
ることが可能である0本実施例では高速度鋼を用い、表
面硬度をロックウェルCスケール65以上に設定してい
る。また曲げコマ9の外径は素材Aの曲率半径に応じた
曲率半径で形成されている。即ち、曲げ加工後の素材へ
のスプリングバンクを考慮した半径を持って形成されて
いる。
本実施例に於いて、ベルトlOは適度な強度と可撓性を
持った材料、例えばアモルファス合金ベルト、スチール
ベルト、黄銅ベルト等を用いることが可能である0本実
施例では厚さ0.1閣の黄銅ベルトを用いている。
持った材料、例えばアモルファス合金ベルト、スチール
ベルト、黄銅ベルト等を用いることが可能である0本実
施例では厚さ0.1閣の黄銅ベルトを用いている。
前記ヘル)10は前述の第1実施例に於けると同様に未
使用状態のベルト10が矢印a方向の延長上に設けたロ
ーラ10aに巻付けられており、使用済状態のヘル)1
0が矢印す方向の延長上に設けたローラ10bに巻付け
られている。
使用状態のベルト10が矢印a方向の延長上に設けたロ
ーラ10aに巻付けられており、使用済状態のヘル)1
0が矢印す方向の延長上に設けたローラ10bに巻付け
られている。
上記の如く構成した曲げ装置に於いて、曲げコマ9側に
配設した弾性部材7とベルト10側に配設した弾性部材
8との間に切刃1dを形成した素材Aを挿入し、曲げコ
マ9.押さえローラ3を矢印a方向に駆動すると共にベ
ルトIOを矢印a方向に移送すると、第6図に示すよう
に素材Aは弾性部材7.8を介して曲げコマ9とベル目
0との間に巻き込まれ、ベルト10によって曲げコマ9
に押圧され、該コマ9の表面に沿って曲げられる。
配設した弾性部材7とベルト10側に配設した弾性部材
8との間に切刃1dを形成した素材Aを挿入し、曲げコ
マ9.押さえローラ3を矢印a方向に駆動すると共にベ
ルトIOを矢印a方向に移送すると、第6図に示すよう
に素材Aは弾性部材7.8を介して曲げコマ9とベル目
0との間に巻き込まれ、ベルト10によって曲げコマ9
に押圧され、該コマ9の表面に沿って曲げられる。
前記曲げ加工に於いて、第7図に示すように素材Aに形
成した切刃1dは弾性部材7を介して曲げコマ9と接触
し、同時に弾性部材8を介してベルト10と接触する。
成した切刃1dは弾性部材7を介して曲げコマ9と接触
し、同時に弾性部材8を介してベルト10と接触する。
即ち、ベルト10により素材Aに付与される曲げ力は弾
性部材7.8を介して作用する。このため、素材Aと接
触する弾性部材7に潰れが生じ、従って、素材Aの切刃
1dに力が集中して作用することが無く、切刃1dに潰
れや椿くれ等の損傷が発生ずることがない。また曲げ加
工に際し、常に未使用状態の弾性部材7.8が供給され
ることから、曲げコマ9の表面に凹凸や傷等が生じてい
ても、これ等の凹凸等が素材へに転写されることがない
。
性部材7.8を介して作用する。このため、素材Aと接
触する弾性部材7に潰れが生じ、従って、素材Aの切刃
1dに力が集中して作用することが無く、切刃1dに潰
れや椿くれ等の損傷が発生ずることがない。また曲げ加
工に際し、常に未使用状態の弾性部材7.8が供給され
ることから、曲げコマ9の表面に凹凸や傷等が生じてい
ても、これ等の凹凸等が素材へに転写されることがない
。
また曲げコマ9と対向して円筒状に形成した押さえロー
ラ3を配設することによって、前述の第1実施例と同様
に素材Aに形成した盲穴1bに漬れを発生させること無
く、素材Aを元端部1aの近傍まで曲げ加工を施すこと
が可能となる。
ラ3を配設することによって、前述の第1実施例と同様
に素材Aに形成した盲穴1bに漬れを発生させること無
く、素材Aを元端部1aの近傍まで曲げ加工を施すこと
が可能となる。
前述の各実施例に於いて、曲げ加工に際し素材Aが硬度
の高い曲げコマ2の芯体2a、或いは曲げコマ9と直接
接触すること無く、弾性体層2b或いは弾性部材7.8
と接触するため、素材Aのスプリングバンク針が大きい
、このため特に、素材Aの針先1c近傍は略直針状とな
る。
の高い曲げコマ2の芯体2a、或いは曲げコマ9と直接
接触すること無く、弾性体層2b或いは弾性部材7.8
と接触するため、素材Aのスプリングバンク針が大きい
、このため特に、素材Aの針先1c近傍は略直針状とな
る。
然し、医療用縫合針にあっては、施術者の操作上及び縫
合針に作用する曲げ応力の関係上、針先1cの近傍は直
針状であることが好ましい、このため、従来は縫合針に
於ける針先を直針状に形成するために種々の試みがなさ
れていたが、本発明に係る曲げ装置によれば、このよう
な針先を直針状に形成した縫合針を容易に得ることが可
能である。
合針に作用する曲げ応力の関係上、針先1cの近傍は直
針状であることが好ましい、このため、従来は縫合針に
於ける針先を直針状に形成するために種々の試みがなさ
れていたが、本発明に係る曲げ装置によれば、このよう
な針先を直針状に形成した縫合針を容易に得ることが可
能である。
〈発明の効果〉
以上詳細に説明したように、本発明に係る第1の曲げ装
置によれば、曲げコマの表面に弾性体層を形成すること
で、素材に形成された切刃に潰れや椿くれ等の損傷を与
えること無く、また素材の表面に凹凸や傷等の損傷を与
えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
置によれば、曲げコマの表面に弾性体層を形成すること
で、素材に形成された切刃に潰れや椿くれ等の損傷を与
えること無く、また素材の表面に凹凸や傷等の損傷を与
えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
また第2の曲げ装置によれば、曲げコマの表面に弾性体
層を形成すると共に弾性を有するベルトを用いることで
、素材に形成された切刃或いは素材の表面に#H傷を与
えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
層を形成すると共に弾性を有するベルトを用いることで
、素材に形成された切刃或いは素材の表面に#H傷を与
えること無く曲げ加工を実施することが出来る。
また第3の曲げ装置によれば、曲げコマ ベルトとの間
に長尺状の弾性部材を配設することで、素材に形成され
た切刃に攬傷を与えること無く、また素材の表面に凹凸
や傷等の損傷を与えること無く曲げ加工を実施すること
が出来る。
に長尺状の弾性部材を配設することで、素材に形成され
た切刃に攬傷を与えること無く、また素材の表面に凹凸
や傷等の損傷を与えること無く曲げ加工を実施すること
が出来る。
また上記第1〜第3の曲げ装置によれば、縫合針の針先
を直針状に形成することが出来る。このため、操作性が
良く、然も曲げ強度の高い縫合針を容品に得ることが出
来る。
を直針状に形成することが出来る。このため、操作性が
良く、然も曲げ強度の高い縫合針を容品に得ることが出
来る。
また第4の曲げ装置によれば、曲げコマと押さえローラ
との接触がコマ及びローラの軸方向の線接触となるため
、素材に形成した盲穴の形状を損なうことがない等の特
徴を有するものである。
との接触がコマ及びローラの軸方向の線接触となるため
、素材に形成した盲穴の形状を損なうことがない等の特
徴を有するものである。
第1図は刃付縫合針の説明図、第2図は第1実施例に係
る曲げ装置の説明図、第3図は曲げ加工を実施する際の
説明図、第4図は第3図のIV−rV断面説明図、第5
図は第2実施例に係る曲げ装置の説明図、第6図は素材
に対し曲げ加工を施す際の説明図、第7図は第6図の■
−■断面説明図である。 Aは縫合針の素材、■は縫合針、1aは元端面、1bは
盲穴、1cは針先、1dは切刃、1eは稜線、2.9は
曲げコマ、2aは芯体、2bは弾性体層、3は押さえロ
ーラ、4.10はベルト、4a4 b 10a、 l
obはロール、5はモーター、6a6bは駆動手段、 7゜ 8は弾性部材、 7a。 7b。 8a。 8bはロール、 7c。 8cは駆動手段であ る。
る曲げ装置の説明図、第3図は曲げ加工を実施する際の
説明図、第4図は第3図のIV−rV断面説明図、第5
図は第2実施例に係る曲げ装置の説明図、第6図は素材
に対し曲げ加工を施す際の説明図、第7図は第6図の■
−■断面説明図である。 Aは縫合針の素材、■は縫合針、1aは元端面、1bは
盲穴、1cは針先、1dは切刃、1eは稜線、2.9は
曲げコマ、2aは芯体、2bは弾性体層、3は押さえロ
ーラ、4.10はベルト、4a4 b 10a、 l
obはロール、5はモーター、6a6bは駆動手段、 7゜ 8は弾性部材、 7a。 7b。 8a。 8bはロール、 7c。 8cは駆動手段であ る。
Claims (4)
- (1)曲げコマと、前記曲げコマと圧接するベルトとを
有し、縫合針の素材を曲げコマとベルトとの間に挿入す
ると共に該曲げコマとベルトとに所定の運動をさせるこ
とで前記素材を所定の形状に曲げるよう構成した曲げ加
工装置に於いて、前記曲げコマの表面に弾性体層を形成
したことを特徴とした医療用縫合針の曲げ加工装置。 - (2)曲げコマと、前記曲げコマと圧接するベルトとを
有し、縫合針の素材を曲げコマとベルトとの間に挿入す
ると共に該曲げコマとベルトとに所定の運動をさせるこ
とで前記素材を所定の形状に曲げるよう構成した曲げ加
工装置に於いて、前記ベルトを弾性を有する弾性ベルト
によって構成したことを特徴とした医療用縫合針の曲げ
加工装置。 - (3)曲げコマと、前記曲げコマと圧接するベルトとを
有し、縫合針の素材を曲げコマとベルトとの間に挿入す
ると共に該曲げコマとベルトとに所定の運動をさせるこ
とで縫合針の素材を所定の形状に曲げるよう構成した曲
げ加工装置に於いて、縫合針の素材と接触する曲げコマ
、ベルトとの間に長尺状の弾性部材を介在させたことを
特徴とした医療用縫合針の曲げ加工装置。 - (4)曲げコマと対向して押さえローラを設けると共に
、前記曲げコマと押さえローラの間にベルトを配設した
ことを特徴とした請求項(1)乃至(3)何れかに記載
の医療用縫合針の曲げ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2075722A JPH03281025A (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 医療用縫合針の曲げ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2075722A JPH03281025A (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 医療用縫合針の曲げ加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03281025A true JPH03281025A (ja) | 1991-12-11 |
JPH054167B2 JPH054167B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=13584445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2075722A Granted JPH03281025A (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 医療用縫合針の曲げ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03281025A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0591996A2 (en) * | 1992-10-09 | 1994-04-13 | United States Surgical Corporation | Needle curving apparatus |
EP0605004A1 (en) * | 1992-12-29 | 1994-07-06 | United States Surgical Corporation | Needle curver with automatic feed |
US5351518A (en) * | 1993-10-08 | 1994-10-04 | United States Surgical Corporation | Four slider apparatus for forming curved rectangular bodied needles and method |
US5676008A (en) * | 1996-01-23 | 1997-10-14 | United States Surgical Corporation | Apparatus and method of forming needle blanks from wire stock |
WO2008026630A1 (en) * | 2006-08-29 | 2008-03-06 | Mani, Inc. | Method of bending working for medical suture needle and medical suture needle |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP2075722A patent/JPH03281025A/ja active Granted
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0591996A3 (en) * | 1992-10-09 | 1994-06-01 | United States Surgical Corp | Needle curving apparatus |
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WO2008026630A1 (en) * | 2006-08-29 | 2008-03-06 | Mani, Inc. | Method of bending working for medical suture needle and medical suture needle |
JP5181293B2 (ja) * | 2006-08-29 | 2013-04-10 | マニー株式会社 | 医療用縫合針の曲げ加工方法及び医療用縫合針 |
US9138224B2 (en) | 2006-08-29 | 2015-09-22 | Mani, Inc. | Bending method of medical suture needle and medical suture needle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH054167B2 (ja) | 1993-01-19 |
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