JPH03230467A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH03230467A
JPH03230467A JP2023900A JP2390090A JPH03230467A JP H03230467 A JPH03230467 A JP H03230467A JP 2023900 A JP2023900 A JP 2023900A JP 2390090 A JP2390090 A JP 2390090A JP H03230467 A JPH03230467 A JP H03230467A
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JP
Japan
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substrate
ion
electrons
magnetic filter
disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP2023900A
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English (en)
Inventor
Shigeru Shiratake
茂 白竹
Shintaro Matsuda
信太郎 松田
Hirohisa Yamamoto
裕久 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH03230467A publication Critical patent/JPH03230467A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体製造プロセスに用いられる製造装置
に関し、特に半導体基板に不純物層を形成する際に用い
られるイオン注入装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体基板に不純物層を形成する方法として、イオン注
入法があり、第3図を用いてこの装置の中でも大電流イ
オン注入機と呼ばれ、注入方法がメカニカルスキャン方
式であるイオン注入装置の一例を示す、このイオン注入
装置1は、大きく3つの部分、すなわち、イオン源2.
ビームライン部3.エンドステーション部4に分けられ
る。
上記イオン源部2は、アーク放電によって高密度プラズ
マを生成するイオン源5と、所望のイオンを静電的に引
き出し、加速する引き出し電極系6とで構成されている
。また、ビームライン部3は、上記イオン源部2より出
射されたイオンビーム7から必要なドーパントイオンの
みを選択する磁場偏向型の質量分析器8と、イオンビー
ム7の形状を整える整形スリット9や、分析マグネット
の焦点に位置し、必要とするドーパントイオンを選択す
るための分析スリット10とから構成されている。そし
てエンドステーション部4は、ビーム電流を計測するフ
ァラデーゲージ11.ファラデーゲージ11を通過する
イオンビーム7を補集するビームキャッチャ−12,半
導体基板13を載置しイオンビーム7に対し、均一に注
入されるようスキャンするディスク14. さらに電荷
中和器の心臓部となる電子銃15とから構成されている
以下このように構成されたイオン注入装置lにおけるイ
オン注入動作について説明する。
まず、イオン源5に必要なドーパントガスあるいは固体
蒸気を用い、高密度プラズマを生成する。
ついで、引き出し電極系6でイオンを引き出すと同時に
、これに所望の加速エネルギーを与える。
加速されたイオンビーム7は、質量分析器8で必要なド
ーパントイオンに選択され、整形スリット9や分析スリ
ット10でイオンビームの形状を整えられ、ターゲット
へ導かれる。一方、基板13はディスク14に載置され
た状態で搬送されてきて、所定位置に載置される。この
とき、通常、基板13は複数枚載置されている。
次に、初期位置にあったディスク14が図示Aのように
所定回転数で回転し、並進運動Bが行われる。このよう
な方式をメカニカルスキャン方式と呼び、これにより複
数の基Vi13の全面にイオン注入が行われる。なお、
上記並進運動Bは、注入均一性を良くするため複数回行
われる。
ところで、このイオン注入が行われる際、基板13上に
は、通常、すでにパターンが形成されている。このパタ
ーニングされたものの一例を第4図に示す。同図は、基
板13が例えばP導電型であり、この基板13の主面上
に厚いフィールド絶縁膜20が形成され、これら絶縁膜
20に挟まれた活性領域の一部にゲート絶縁膜となる薄
い絶縁膜21が形成され、この薄い酸化膜21上にゲー
ト電極22が形成されている。さらにこの状態でゲート
電極22の両側の基板13上にソース・ドレインとなる
不純物領域を上記イオン注入装置1を用いて形成しよう
とするものである。この場合ソース・ドレインをN導電
型に形成すべく、イオンビーム7は、例えばリン、ヒ素
等のイオンビームとなっている。
このように絶縁膜上にイオン注入を行う場合、特に1m
A以上のビーム電流でイオン注入する際には、ゲート絶
縁膜21の絶縁破壊が発生する可能性が大となる。この
絶縁破壊を防止するために、従来は第5図に示すような
電荷中和器が用いられている。
この電荷中和器の作用は電子銃15から放出される一次
電子を300V程度の電界で加速し対面するファラデー
ゲージ11に照射し、二次電子23を発生させる。この
二次電子23の一部が基板13に供給され、ゲート電極
22上に蓄積された正電荷を中和する。このようにして
、ゲート絶縁膜21の絶縁破壊を防止することができる
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のイオン注入装置は、以上のように構成されており
、電子銃15から放出した一次電子の照射によりファラ
デーゲージ11表面から発生する二次電子23を用い、
ゲート電極22上に蓄積された正電荷の中和を行ってい
るが、電子銃15から放出された一次電子の一部がファ
ラデーゲージ11の経時変化等による反射不良のために
、高いエネルギー状態のまま基板13に到達することが
ある。このため、300eVのエネルギーをもつ高速電
子が基板13を負にチャージアップさせ、負電荷による
絶縁破壊を起こし、また絶縁破壊に至らずとも、ゲート
絶縁膜22を劣化させるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ゲート絶縁膜の絶縁破壊や劣化を確実に防止
できるイオン注入装置を提供することを目的としている
[問題を解決するための手段] この発明に係るイオン注入装置は、電荷中和器とディス
クとの間に、ファラデーゲージ内部のイオンビームの進
行方向に対し、垂直となるような磁場を形成する磁気フ
ィルタを設け、電子銃から供給される高エネルギー成分
の電子を磁気フィルタ効果により取り除き、ターゲット
基板上に低エネルギーな電子成分のみを照射するように
したものである。
〔作用〕
本発明においては、電荷中和器とディスクとの間に磁気
フィルタを設け、ファラデーゲージを磁気フィルタを有
するタンデム型のものとしたから、磁気フィルタで分割
されたファラデーゲージの上流側では電子銃から放出さ
れる一次電子及び、その−次電子がファラデーゲージに
衝突して発生する二次電子とが存在する状態となり、一
方、ファラデーゲージの下流側では、数eV程度の低エ
ネルギー成分の電子のみが存在する状態となり、その結
果、適切なエネルギーを有する電子のみが基板に供給さ
れるようになり、ターゲット基板上の正電荷を効率よく
中和でき、基板上の電荷蓄積を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図について説明する。
なお、従来の説明と重複する部分は、適宜その説明を省
略する。第1図は、この発明の一実施例によるイオン注
入装置30を示す構成概略図である。図において、第3
図と同一符号は同一または相当部分を示し、31は電子
銃15と基板13との間のファラデーゲージ11の外周
に設けられた磁気フィルタとしての永久磁石である。
上述のように構成されたイオン注入装置30を用いて次
のようにしてイオン注入が行われる。まず、イオン源5
より例えば80kVの加速電圧で、不純物層形成に必要
なドーパントイオン、例えば、ボロン ヒ素、リン等の
イオンを含んだイオンビーム7を引き出し、質量分析器
8と整形スリット9、分析スリット10によって必要な
ドーパントイオンのみを選択する。一方、基板13はデ
ィスク14に搬送されてきて、所定の位置に載置される
。このとき、通常、基板13は複数枚載置される。次に
、初期位置にあったディスク14が図示へのように所定
の回転数で回転し、並進運動Bが行われ、複数枚の基板
13の全面にイオン注入が行われる。
この基vi13にイオンビーム7が照射される過程にお
いて、電子銃15から電子ビームを発生させ、ファラデ
ーゲージ11に衝突させ、二次電子を発生させる。この
とき、電子銃15から放出された1次電子の一部は2次
電子とならないまま反射して基板13に向かうが、磁気
フィルタ31の作り出す磁界の作用により、低エネルギ
ーの電子の成分32だけが選択的に下流側の基板13へ
供給される。このため、基板13上の正電荷を効果的に
中和することができ、この結果、基板13上の絶縁膜の
破壊を防止することができる。
なお、上記実施例では、ファラデーゲージ11の外周部
に磁気フィルタ31を配置したものを示したが、磁気フ
ィルタ31の配置はこれに限られるものではなく、電荷
中和器とディスクとの間でファラデーゲージ11を磁気
的に2分割するようなものであればよい。
また、上記実施例では、磁気フィルタ31の磁界により
遮られるのは電子銃15から2次電子にならずそのまま
基板13に向かう電子のみを取り上げて説明したが、2
次電子の中にも高いエネルギーを有するものもあり、ま
た1次電子の中にも低いエネルギーのものも混在してお
り、実際には、この高いエネルギーを有するものを除去
して低エネルギー電子のみを基板13に供給することと
なる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るイオン注入装置によれば
、電荷中和器とディスクとの間に、ファラデーゲージを
磁気的に2分割する磁気フィルタを設け、イオン注入の
際、電荷中和器により発生する一次電子、および二次電
子のうち、低エネルギー成分の電子のみを選択し、基板
側に供給するようにしたので、イオン注入によるゲート
絶縁膜の絶縁破壊を確実に防止でき、信頼性の高い半導
体装置を形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるイオン注入装置を示
す概略構成図、第2図は第1図の電荷中相持の動作を説
明するためのイオン注入装置の一部拡大図、第3図は従
来技術のイオン注入装置を示す概略構成図、第4図は半
導体基板へのイオン注入を説明するための図、第5図は
従来技術のイオン注入装置における電荷中和時の動作を
説明するためのイオン注入装置の一部拡大図である。 図において、7・・・イオンビーム、11・・・ファラ
デーゲージ、13・・・半導体基板、15・・・電子銃
、21・・・ゲート絶縁膜、23・・・二次電子、31
・・・永久磁石、32・・・低エネルギーの電子。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)目的のイオンを含んだプラズマガスを発生させる
    イオン源と、 該イオン源から出射されたイオンビームから、所望のド
    ーパントイオンを選択する質量分析器を含むイオンビー
    ム光学系と、 被処理基板を保持するディスクと、 被処理基板の電荷を中和する電荷中和器と、真空排気系
    とを備えたイオン注入装置において、上記ディスクと上
    記電荷中和器との間に、ビーム通路であるファラデーゲ
    ージを2分割するような磁場配位で磁気フィルタを設け
    、 該磁気フィルタにより上記被処理基板に、低エネルギー
    の電子のみを供給するようにしたことを特徴とするイオ
    ン注入装置。
JP2023900A 1990-02-01 1990-02-01 イオン注入装置 Pending JPH03230467A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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