JPH03229111A - 超音波距離計測装置 - Google Patents

超音波距離計測装置

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JPH03229111A
JPH03229111A JP2024401A JP2440190A JPH03229111A JP H03229111 A JPH03229111 A JP H03229111A JP 2024401 A JP2024401 A JP 2024401A JP 2440190 A JP2440190 A JP 2440190A JP H03229111 A JPH03229111 A JP H03229111A
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JP
Japan
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signal
saturation
circuit
level
output
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JP2024401A
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Koji Doi
浩嗣 土井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は超音波距離計測装置、さらに超音波の伝播を利
用する距離計測技術を取り入れた各種応用装置一般に関
するものである。
[従来の技術] 超音波距離計測の応用装置として考案されたものの一つ
に超音波座標入力装置がある。以後、この装置を例にと
って本発明についての説明を行なう。
第9図は一般に考案されている超音波座標入力装置の概
観概略図である。1は座標指示具(以後ペンと呼ぶ)で
あり、内部に圧電素子が組み込まれていて先端より所望
の超音波信号を発信する発信器である。2a、2b、2
cはセンサであり、ペンから発せられた超音波信号を伝
播体3を介して受信する受信器である。3は伝播体で超
音波の伝播媒体となるガラス、アルミ化等が用いられる
。4は防振材でセンサ2a〜2cにペン1からの直接波
以外の反射波が混入しないようにする目的で設定されて
いる。以上のような構成をとる超音波座標入力装置にお
いて、2個以上の複数の各センサと指示点の距離より指
示点の座標が計算される。
センサと指示点の距離算出方法はさまざまなものが考案
されているが、基本的にはペンから発せられた超音波信
号のセンサまでの到達時間によって算出する。群速度と
位相速度が異なる横超音波を用いる場合、受信波形に対
しエンベロープをとり群到達時間を求めて大まかな距離
計算を行ない、さらに精度を求められる場合には適当な
位置の位相を検知し、位相到達時間を求めてより細かい
精度を出している。
次に、群到達時間と位相到達時間の2つの時間情報から
ペン・センサ間距離γを算出する手順を説明する。まず
、第10図で示すような電圧をペン内の圧電素子に印加
した場合、センサの受信信号波形は第11図で示すよう
になる。これに対し、そのピーク位置を群到達時間t、
とじて検出する場合には、第12図のようにセンサ出力
信号に対して初段増幅器5.全波整流管6゜ローパス・
フィルタ7、微分回路8の各回路を通し、微分信号のセ
ロクロスをコンパレータ9によって検出し、その時刻を
群到達時間t8として認識する。
これにより、γ=v、・t、でrを算出することかでき
るが、エンベロープをもとに時間を検出するという方法
によるため、信号出力の大きさやフィルタ特性の影響で
どうしてもある程度のゆらぎ△tが発生する。従って一
般には、特定の位相上ロクロスポイント検出して時間を
決定する方がよりゆらぎの少ない値を得ることができる
そこで、群到達時間t8決定直後の位相ゼロクロスポイ
ントというように検出ポイントを規定すると、v8≠V
、であり距離γと共に群の中の位相がずれるため、位相
到達時間t9として第13図に示すような階段状のもの
が観測される。この段は位相の検出ポイントの移動を示
すもので、各段のつなぎ目は信号の周期Tだけ平行移動
したものとなる。■8と■、が等しく常に一定の位相検
出ポイントを観測できる場合には、このような階段はで
きず直線aのような位相到達時間t、が得られる。
従って、階段状に得られるt、を元の直線aに変換すれ
ばよい。
つまり、 tan ”5  (Vg/Vp)tg−tar (to
y:オフセット値)であるが、群到達時間t、はゆらぎ
が大きいのでtp+ =  (vg/vp) tg−t
or−tp  (nは整数)という性質を利用して、 tpa=tp”T X Int (t、 +/T+o、
 5)”t9+TX Int [((vg/vp) t
g−tar−tp)/T+0.5]とする手続きをとれ
ばよい。
このtplを用い、ペン・センサ間距離γは次式%式% r =Vp’tpa  rot  (rot:オフセッ
ト値)= At、+B X Int(Ct、+Dt、+
E+0.5)+FA : v。
B : v、・T:λ C: (v、/v、)/T=f・(v、/v、)D  
ニー1/T=−f E  ニーt、r/T F  ニーr、。
ここで、1..1.の測定開始時期であるが、これはペ
ンと伝播体との密着具合によって各センサで検出される
波形のレベルが変わることを利用して規定している。す
なわち、ペンが伝播体に押しつけられ相互の密着度が増
して検出波形レベルがある基準値より大きくなった時に
、入力状態と判断して1..1.の測定を開始する。
第14図にその回路例を示す。第14図は最近用いられ
ている検出回路ブロック図である。又、第15図(a)
、(b)には第14図の回路の各部における信号を示す
第14図において、10は受信波形の位相状態を検出す
るための受信波ゼロクロス・コンパレータ、11はロー
パス・フィルタ7から出力されるエンベロープ出力があ
る基準レベル以上の大きさになっている間に’high
”出力を維持する基準レベル・コンパレータ、12は微
分回路8の出力がある基準レベル以上の大きさになって
いる間に”high”出力を維持する基準レベルコンパ
レータである。ローパス・フィルタ7から出力されたエ
ンベロープ波形■は第1微分回路8と基準レベル・コン
パレータ11に取り込まれる。第1微分回路8に取り込
まれたエンベロープ波形は微分波形となって出力され、
基準レベルコンパレータ12と第2微分回路8′とに入
力される。そして第2微分回路8′の出力がゼロクロス
コンパレータ9に入力される。ゼロクロス・コンパレー
タ9は入力された微分波形の立ち下がりのゼロクロスを
検出し“high”レベルを出力、さらに立上がりのゼ
ロクロスを検出して“βOW”レベルを出力する。これ
によって得られる出力が信号■である。
一方、基準レベル・コンパレータ12は、入力された1
次微分波形が基準よりも高いレベルにある間゛high
”レベルの出力を行う。これによって得られた出力信号
が@である。t、はペン駆動信号の発信から信号@と■
との出力の論理積から得られる出力信号■の立上がりま
での時間をカウントして測定される。すなわち、第1微
分回路8から出力された1次微分波形が基準レベル・コ
ンパレータ12に設定された基準レベルよりも大きくな
らなければtヨは出力されないようになっている。また
信号@と■の論理積をとることによって、■に表れるノ
イズによるコンパレータ出力を排除し、常に正しいt8
測定できるようにしている。
このようにすることによりt、の規定ポイントはローパ
ス・フィルタ7の出力の最初の変曲点となり、微分回路
1段の場合に比へて反射の影響を受けにくいより前の位
置で規定されるようになっている。すなわち、ペン1か
ら発せられる超音波信号は、直接センサ2に入るものと
、伝播体3上の防振材4て反射してセンサ2に入るもの
とがあり、両者の交絡差によって、反射波が直接波に重
なってくる場合がある。この重なり具合は、両者の交絡
差が短くなるにつれて反射波が直接波の前のほうに重な
るようになるため、反射波の影響をなるべく受けないよ
うt□1 t、、を測定するにはt3及びt9の規定ポ
イントを信号波形のなるべく前のほうでとるのが望まし
い。また、このようにすることにより、伝播体3上の無
効領域(tg 、tpの規定ポイントに反射波が重なり
、正しい11I、1pの測定ができなくなる領域)に対
する有効領域の面積比を大きくとることができる。
以上の原理はt、にも用いられている。但し、t、測定
の場合は、受信波形をゼロクロス・コンパレータ10に
入力することによって得られた出力信号[相]と、基準
レベル・コンパレータ11の出力信号■との論理積から
得られる出力信号■の最初の立下がりを検出してt、を
規定している。
この理由として、t8測定の場合は、基準レベル・コン
パレータの出力が“high”レベルにならない場合を
除けば、1g用ゼロクロス・コンパレータの出力信号■
の立上がりは、必ず出力信号@が’high”状態を維
持している間に起こるのに対し、t、の場合は、t9用
ゼロクロス・コンパレータの出力信号[相]が“hig
h”になつたのちに出力信号@が立上がる場合も起り得
るため、出力信号■の立上がりでは正常なt、を規定で
きない場合があるからである。そこで、t。
測定の場合は、出力信号0の立下がりを検出してt9を
規定するようにしている。
以上のようにして、ペンがある程度以上の押圧て伝播体
に押しつけられない限り座標入力がされないようになっ
ている。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記水したような超音波の伝播を利用し
た距離計測装置においては、センサで受は取られる超音
波信号の信号レベルがペン・センサ間距離やペンの性能
などにより異なるため、信号処理回路内で信号波形また
は信号波形に基ついた処理信号波形(例えば、微分波形
など)が飽和レベルに達してしまい、測定される超音波
到達時間に異常値を生じて正しい距離測定ができない場
合があった。
また、いかなる条件下においても各信号波形が飽和しな
いようにするためには、構成部品の取り代えや環境の変
化が起こるたびに、センサ信号を増幅する増幅器のゲイ
ン又はペンの駆動信号レベルを各信号波形を観察しなが
ら調整操作をしなければならず面倒であった。
本発明は、前記従来の欠点を除去し、簡単な構成で波形
の飽和による誤動作をなくすことのできる超音波距離計
測装置を提供する。
[課題を解決するための手段] この課題を解決するために、本発明の超音波距離計測装
置は、超音波の伝播を利用して距離を計測する超音波距
離計測装置であって、信号処理回路内の少なくとも1つ
の信号が飽和レベル付近に達していることを検出する信
号飽和検出手段と、該信号飽和検出手段からの検出信号
を受けて、前記信号の飽和状態を外部に報知する報知手
段とを備える。
ここで、前記報知手段は、前記飽和信号に対応して識別
可能に飽和を報知する。
更に、信号レベルを上下する信号レベル調整手段を備え
る。
更に、距離計測のための計測モードと信号レベ替手段を
備える。
[作用] かかる構成において、各信号波形が飽和したことを検出
する信号飽和検出手段と該信号飽和検出手段からの検出
信号を受けて前記信号の飽和状態を外部に報知する報知
手段とを設けたことにより、処理回路内の信号波形の異
常をオシロスコープ等の測定器を用いずに知り得るよう
にしたものである。また、処理回路に入力する波形レベ
ルを調整する信号レベル調整手段を設けることにより、
処理回路内の信号波形を実際に見ることなく、適切な波
形レベルに調整できるようにしたものである。さらには
、信号レベル調整のための調整モードと距離計測のため
のモードとを切替えるモード切替手段を設けることによ
り、市場におけるペン(超音波発生器)の交換等に伴う
信号レベルの調整を容易にし、かつ距離測定モードへの
復帰を簡単に行えるようにしたものである。
[実施例] 以下添付図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は本実施例の超音波距離測定装置の構成を示すブ
ロック図である。図中、100けペン1を駆動するペン
駆動回路、101は第10図に示したようなペン1の駆
動波形を生成する駆動波形生成回路、200はセンサ2
よりの受信信号からt、及びt9を検出するt、・t、
検出回路、201はt、及び1p信号に基づいて超音波
の伝播時間を測定するためのカウンタ回路である。20
2はt、・tい検出回路の所定部で信号の飽和を検出し
、検出情報なCPU300に出力する飽和状態検知回路
である。又、300は駆動波形生成回路101の波形生
成の制御及びカウンタ回路201の出力からの距離の計
算を行うと共に飽和状態検知回路202からの飽和情報
を基に所定の処理を行うCPU、301はCPU300
の制御プログラムを格納するROM、302は補助記憶
用のRAMであり、400は計算された距離に基づいて
、信号の飽和状態を報知すると共に例えば座標等を出力
する出力部である。
第2A図に本実施例のt、・t、検出回路と飽和状態検
知回路の構成を示す。図中、2は伝播体3を伝わる超音
波振動を電気信号に変換するセンサ、5はセンサからの
出力信号を増幅する増幅器、6は増幅器5の出力信号の
絶対値出力を形成する全波整流回路で、ローパス・フィ
ルタ7でよりきれいなエンベロープ出力を得る為のもの
である。8はローパス・フィルタ7で得たエンベロープ
出力を微分する第1微分回路、8′はその出力をさらに
微分する第2微分回路、9は第2微分回路8′より得た
2回微分信号のゼロクロス・ポイントを検出するための
コンパレータである。ここで得たゼロクロス・ポイント
は、ローパス・フィルタ7からのエンベロープ出力の最
初の変曲点てあり、この時点超音波振動の群到達時間t
、を規定している。10は増幅器5で増幅した信号波形
のゼロクロス・ポイントを検出するゼロクロス・コンパ
レータで、ここで得られるゼロクロス・ポイントの1つ
で位相到達時間1.を規定している。11は第1微分回
路8の出力がある基率しヘル以上にあることを検出する
基準レベルコンパレータで、その出力はANDゲート1
4てt8用ゼロクロス・コンパレータ9の出力と論理積
がとられる。この処理により出力が有効であるか否かを
判断すると共に、ノイズによるセロクロス・ポイントの
発生を無効とし、常に正しいし、を規定できるようにす
るものである。
また、12はローパスフィルタ7の出力がある基準レベ
ル以上にあることを検出する基準レベルコンパレータで
あり、その出力はANDゲート13でt、用ゼロクロス
・コンパレータ10の出力と論理積がとられる。この処
理により常に正しい1pを規定できるようにしている。
15a、15b、15cは、それぞれ増幅器5、第1微
分回路8.第2微分回路8′の出力信号が飽和レベルに
達したことを検知するためのコンパレータで、それぞれ
のコンパレート・レベルは上記各回路の飽和レベル(も
しくは、飽和レベルよりもやや低い値)に設定されてい
る。これによって、増幅器5の出力が飽和したとき(も
しくは飽和に近づいたとき)に端子S。
に、第1微分回路8の出力が飽和したときに端子Sl、
に、第2微分回路8′の出力が飽和したときに端子Sc
に飽和検出信号が出力れさることになる。
第2B図に端子S、、Sb、Scからの出力に基づいて
飽和を報知する回路の一例を示す。
16a、16b、16cはそれぞれ一定幅パルス出力回
路で、端子S、、Sb、Scの信号発生を検知して一定
幅のパルスを出力するものである。CPU300は一定
幅パルス出力回路16a〜16cからのパルス信号の発
生を読み取って、ブザー400bを鳴動したりLCD4
00aに表示を行ったりして、各信号の飽和状態を知ら
しめるよう動作する。一定幅パルス出力回路16a〜1
6cは、端子S−,5sScからの発生信号をCPU3
00で読み取れるようにするためのものである。ブザー
400bの鳴動形式やLCD400bの表示形式は飽和
が検出された回路に応じて変えてもよく、このようにす
ることによって処理回路上の飽和地点を外部に正確に知
らしめることもできる。
第3図にペン駆動レベルの調整を可能としたペン(超音
波振動発生器)駆動回路を示すにれは、飽和した信号が
飽和しないレベルになるように調整するためのもので、
図に示すようにペン1から発生する超音波振動そのもの
のレベルを下げる方法と、増幅器5のゲインを下げる方
法との二通りの方法が考えられる。ただし、座標入力装
置のように多数センサを用い、そのセンサーつ一つに増
幅器を配置するような場合は、増幅器1つ1つのゲイン
を調節するよりも、ペン1の駆動レベルを調節したほう
が簡単であるので、この場合について説明する。
第3図において、500aは可変出力ボルテージ・レギ
ュレータで、外付けの抵抗R1とR2との比で出力電圧
を操作できるIC(例えば、National AN6
530など)であり、駆動レベル生成回路500を構成
している。ここでは、R2を可変にして出力■。を操作
する場合を示している。ペン駆動回路100では、CP
U300からの駆動信号に基づいて駆動波形生成回路よ
り出力される駆動波形を可変出力ボルテージ・レギュレ
ータ500からの供給電圧の大きさに変換してペン1を
駆動する。以上の構成によって、ペン1の駆動レベルは
可変抵抗R2によって調整可能であり、これを調節して
信号の飽和状態を知らしめるブザー音やLCD上の警告
表示等が消える程度にペン駆動レベルを設定すれば、オ
シロスコープ等で見ることなく回路内の各点における信
号を適当な状態に調整することができる。
以上の説明では、増幅器5.ローパスフィルタ7、第1
微分回路8の出力信号の飽和を検知する場合について示
したが、これに限るものではなく他の回路をチエツクし
てもよい、また、微分回路8及び微分回路8′の出力レ
ベルに充分余裕を持った設計をすれば、増幅器5の出力
のみの飽和を検知するようにするだけで同様の効果が得
られる。
次に、以上の信号レベルの調整モードと距離の計測モー
ドとをスイッチにより切替え可能とした場合について説
明する。
第4図はCPU300のボートにスイッチ手段600を
接続した場合を示している。図の例では、スイッチオン
で“I20W  レベルが、スイッチオフで“high
”レベルが入力されるようになっている。従って、CP
U300は、このボートの状態に応じて制御内容を変え
るように動作すればよいことになる。
第5図にCPU300の制御手順を示すフローチャート
を示す。まず、ステップ5501でモード切替えスイッ
チの状態を確認し、距離計測のモードの場合はステップ
5502でペンを駆動する。ペン駆動の後ある一定期間
以上超音波の到達が確認できなかったならば、ステップ
5503から5502に戻ってペンの駆動を繰り返し、
到達が計測されたならばステップ5504で到達時間に
基づいて距離演算を行う。距離演算が終了すると、ステ
ップ5505でその演算結果をLCD等の表示部に表示
したり、他の装置に送信したりして一連の距離計測動作
は終了する。
ステップS501で信号レベル調整モードと判断された
場合は、ステップ5506でペンを駆動し、ステップ5
507でその駆動時に信号の飽和があったかどうかを判
断する。信号の飽和があった場合は、ステップ5508
及び5509でブザー音やLCD上の表示により警告を
行う。
ここで、例えばペン駆動レベルの調整により信号飽和が
なくなった場合は、ステップ5510でブザー音を停止
し、ステップ5511で表示内容を警告の内容から信号
状態の正常を告げる内容に変更される。
以上の制御を行うことにより、例えば市場でペン交換に
より信号レベルの調整が必要となっても、複雑で大がか
りな装置を必要とすることなく、簡単にかつ確実に信号
レベル調整を行うことができる。
[他の実施例] 前述の実施例では信号飽和検出手段としてコンパレータ
及び一定幅パルス発生器を利用したが、本実施例ではA
/D変換器を利用した場合について説明する。第6図に
この場合の回路構成を示す。21a、21b、21cは
それぞれローパス・フィルタ7、第1微分回路8.第2
微分回路8′の出力信号をA/D変換する高速のA/D
変換器で、CPU300によって制御されている。
CPU300の制御手順を示すフローチャートを第7図
に示す。図中、ステップS601でA/D変換値を記憶
するメモリ上の2つの領域A、Bを′0゛とじ、かつ時
間管理を行うタイマをリセットする。ステップ5602
で超音波を発生ずるためにペンを駆動し、その後ステッ
プ5603でタイマをスタートする。このタイマはA/
D変換のサンプリングを行う期間を管理するもので、次
回のペン駆動を行うまでの間でかつ最長距離における超
音波到達時間より長いある一定時間をカウントするよう
設定されている。
タイマスタートののち、ステップ5604でA/D変換
をスタートする。このスタートはCPU300からA/
D変換器21a〜21cにSTC信号を送ることにより
制御されている。
ステップ5605はA/D変換の終了を検出するステッ
プで、A/D変換器21a〜21cがA/D変換を終了
すると同時に出力するEOC信号によってCPU300
が判断する。A/D変換が終了すると、ステップ560
6でCPU300はA/D変換器21a〜21cにOE
信号を出力し、A/D変換器21a〜21cはこの信号
を受けてA/D変換結果を出力し、この結果はCPU3
00のデータ用ボートに入力され、CPU300はこれ
らのボートの状態からA/D変換結果を読み取ってメモ
リ上の領域Aに格納する。ステップ5607では、領域
A、Bのデータの大きさを比較し、大きいほうを領域B
に格納しておく。ステップ8608でサンプリング期間
が終了したか否かを判断し、サンプリング期間が終了す
るまでステップ5604〜5608のサンプリングと最
大値記憶とを繰り返す。これにより、領域Bにはサンプ
リング期間内の最大値データが記憶されることになる。
次に、ステップ5609では、以上で得られた最大値が
飽和レベルに達しているか否かを判断する。比較する飽
和レベルの設定は、回路設計の時点で飽和レベルを測定
して行い、CPU300上もしくは並設された外部RO
M301内に書き込んでおく。この判断により信号の飽
和が検出されたならば、ステップ5610及び5611
でブザーを鳴らしたりLCD等に表示したりして、信号
飽和の発生を外部に知らしめる。
一方、信号レベルの調整等により、信号飽和が検出され
なくなった場合は、ステップ5612及び5613でブ
ザーをOFFとしたりLCD等に表示したりして、信号
の正常状態を外部に知らしめる。
以上の構成及び制御により得られる信号波形の一例を第
8図(a)、(b)に示す。第8図(a)は信号レベル
調整前で第8図(b)は調整後である。第8図(a)は
、センサで受信した信号を増幅器5で増幅した結果その
出力が飽和したものであり、このときのローパス・フィ
ルタ7の出力を高速のサンプリング周波数でA/D変換
すると、その最大値はROM301内に設定された飽和
検出レベル(図中、Sat、検出レベル)よりも高い値
となる。これによって、信号飽和状態が検出されブザー
や表示により外部に報知される。また、飽和検出がなさ
れないように信号レベルを調整すると、第8図(b)に
示すようにA/D変換信号は飽和検出レベルよりも低く
なり、増幅器5の出力信号の飽和を回避することができ
る。
以上説明したように、超音波の伝播を利用した距離計測
装置において、信号の飽和状態を検出する信号飽和検出
手段と、前記信号飽和検出手段からの検出信号を受けて
信号飽和状態の発生を報知する報知手段とを設けること
により、オシロスコープ等を用いて回路上の(数ケ所の
)信号をモニタすることなく信号の以上状態を知らしめ
ることができる。
また、上記構成の距離計算装置において、信号レベルを
調整可能とするレベル調整手段を設け、前記報知手段か
らの報知がなくなる様に信号レベルを調整することによ
り、オシロスコープ等のモニタ装置を用いずに信号レベ
ルを最適状態に調整することができる。
さらに、以上の制御を行うレベル調整モードと距離計測
の制御を行う計測モードとを切替え可能とするモード切
替手段を設けることにより、ペン(超音波振動発生器)
交換等に伴う市場における信号レベル調整と、調整後の
距離計測モードへの復帰が簡単に行え、市場でのメンテ
ナンス操作を簡単にすることができる。
[発明の効果] 本発明により、簡単な構成で波形の飽和による誤動作を
なくすことのできる超音波距離計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の超音波距離計測装置の構成を示すブ
ロック図、 第2A図、第2B図は本実施例のt、・t。 検出回路及び飽和状態検知回路のブロック図、第3図は
ペン駆動のレベル調整機能を行う構成を示す図、 第4図はモード切替え回路を示す図、 第5図は本実施例の制御手順を示すフローチャート、 第6図は他の実施例のt、・t、検出回路及び飽和状態
検知回路のブロック図、 第7図は第6図の制御手順を示すフローチャート、 第8図(a)、(b)は第6図の回路の信号波形を示す
図、 第9図は座標入力装置の概略図、 第10図はペン駆動信号を示す図、 第11図はセンサ受信信号を示す図、 第12図は超音波信号の到達時間を規定する検出系の概
略図、 第13図は距離算出方法の説明図、 第14図は従来のtg+jG1検出回路のブロック図、 第15図(a)、(b)は従来の1..1゜検出回路の
動作を説明する図。 図中、1・・・座標指示具(ペン)、2・・・センサ、
5・・・増幅器、6・・・全波整流回路、7・・・ロー
パス・フィルタ、8・・・第1微分回路、8′・・・第
2微分回路、9・・・t、用ゼロクロス・コンパレータ
、10・・・t、用ゼロクロス・コンパレータ、11゜
12・・・基準レベルコンパレータ、13.14・・・
ANDゲート、15a〜15c川信号飽和検出用コンパ
レータ、16a〜16c・・・一定幅パルス出力回路、
21a〜21c・・・A/D変換器、100・・・ペン
駆動回路、101・・・駆動波形生成回路、200・・
・t5・t、検出回路、201・・・カウンタ回路、2
02・・・飽和状態検出回路、300・・・CPU、3
01・・・ROM、302・・・RAM、400・・・
出力部、400b・・・ブザー400a・・・LCD、
500・・・駆動レベル生成回路、500a・・・可変
出力ホルテージ・レギュレータである。 υJ の () 第4 図 第9図 第11図 第15図(0)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)超音波の伝播を利用して距離を計測する超音波距
    離計測装置であって、 信号処理回路内の少なくとも1つの信号が飽和レベル付
    近に達していることを検出する信号飽和検出手段と、 該信号飽和検出手段からの検出信号を受けて、前記信号
    の飽和状態を外部に報知する報知手段とを備えることを
    特徴とする超音波距離計測装置。
  2. (2)前記報知手段は、前記飽和信号に対応して識別可
    能に飽和を報知することを特徴とする請求項第1項記載
    の超音波距離計測装置。
  3. (3)信号レベルを上下する信号レベル調整手段を更に
    備えることを特徴とする請求項第1項記載の超音波距離
    計測装置。
  4. (4)距離計測のための計測モードと信号レベル調整の
    ための調整モードとを切替えるモード切替手段を更に備
    えることを特徴とする請求項第1項記載の超音波距離計
    測装置。
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