JPH03227812A - パレット搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパレット搬送装置、より詳しくは、合成樹脂フ
ィルムあるいはシートを利用した袋体製造装置において
、この袋体の素材を搬送するのに好適なパレット搬送装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、物品移送に使用されるパレット搬送装置として
は種々の方式が提案されているが、その一つに同一速度
で駆動される２本のエンドレスチェーンを並行に設け、
これらのエンドレスチェーンの上にパレットを取付ける
方式のものが知られている。

しかしながら、前記したパレット搬送装置においては１
つのパレットが２本のエンドレスチェーンの間に取付け
られたものであるため、例えば合成樹脂フィルムあるい
は合成樹脂シートを利用した袋体製造装置の搬送ライン
には適用し難い点がある。

即ち、袋体製造装置の搬送ラインにおいてはパレット上
に載置された袋体を所定の場所へ搬送する過程において
印刷、シールやトリミングを行なう必要があり、そのた
め袋体を両端部を支持し、しかも緊張状態で搬送しなけ
ればならない。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかることから、両エンドレスチェーンに支持されるパ
レットを分割し、これらのパレットの間に袋体の両端を
支持することが考えられる。

しかしながら、離間して同一速度で移動する２つのパレ
ットで袋体の両端を支持して搬送する場合、これらのパ
レットとの間隔が一定であるため、一定の寸法、即ち一
定の長さ、あるいは幅を有する袋体しか搬送することが
できず、これとは異なる長さ、あるいは幅を有する袋体
を搬送する場合には別のバレントを使用する必要があっ
た。

〔課題を解決するための手段］ 本発明は前記したような従来の問題点を解決するために
なされたものであって、並行に配列され、同一速度で駆
動される二本のエンドレスチェーンのそれぞれに対向し
てパレットが取付けられており、少なくとも一方のパレ
ット上に、対となる他のバレントとの間の間隔を変更す
るように移動する可動パレットが取付けられており、該
可動バレントは前記エンドレスチェーンに並行に設けた
複数のガイド部材の何れか一方に、切換装置を介して案
内されるように構成されているパレット搬送装置である
。

更に具体的な構造としては、次の通りである。

（ａ）第１のエンドレスチェーン（３）に第１のパレッ
ト（５）を、第２のエンドレスチェーン（４）に第２の
パレット（６）を対向して取付け、該第１のパレット（
５）と第２のパレット（６）を一対として移動させるよ
うにし、 （ｂ）　　前記第１のパレット（５）又は第２のパレッ
ト（６）の何れか一方をエンドレスチェーンに取付けた
基台（１５）と該基台（１５）にエンドレスチェーンの
移動方向に対し直角の方向に摺動可能な如く取付けられ
た摺動台（１６）と、 （Ｃ）　　該摺動台（１６）下面に取付けられた移動ロ
ーラ（１７，２５）　とより構成した可動パレットとな
し、（ｄ）　　該可動パレットの移送方向に切換装置（
１２）を有する複数個のガイドレールを配置し、（ｅ）
　　前記移動ローラを該ガイドレールに沿って移動させ
るように構成した搬送装置である。

〔作　用〕

パレットは二つの分割され、それぞれが並行し、同一速
度で駆動されるエンドレスチェーンに取付けられており
、更に一方のパレット上に設けた可動パレットが切換装
置によって他方のパレットに対する距離を変更できるの
で、長さないしは幅の異なる被加工物、特に袋体を搬送
することができる。

従って、複数種類の袋体の製造ラインに適用することが
でき、少量多品種生産に対応することができる。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図はパレッ）Ｉ！送装置の平面図、第２図はその側
面図である。

この図においてバレン＋−Ｓ送装置１は、架台２上に第
１のエンドレスチェーン３と第２のエンドレスチェーン
４を並行に張設し、この第１のエンドレスチェーン３に
第１のパレット５が、又第２のエンドレスチェーン４に
第２のパレット６がそれぞれ対向し、所定間隔で複数個
取付けられて構成されている。

第１のパレット５と第２のパレ、７ト６が移動する経路
の上方であって、後述の移載機、印刷装置、インク硬化
装置、サイドシール装置、ボトムシール装置、及びトリ
ミング装置等の各種の加工を行う装置の部分には押さえ
部材５ａと６８とが設けられており、各種の加工のため
に停止したパレット５．６によって支持されている被加
工物である袋体の素材を押圧して前記各種の正確な加工
・処理ができるように構成している。

そして、この第１のエンドレスチェーン３と第２のエン
ドレスチェーン４とは駆動装置７により矢印Ａ方向へ同
一の速度で移動するようになっている。

第２図の８は、図示しない成形装置から被加工物、即ち
成形工程で得られた袋体の素材をパレット上に載置する
ための移載機であり、この移載機８により第１のパレッ
ト５及び第２のバレッド６上に載置された袋体は矢印六
方向の移動にしたがって印刷装置９により必要事項が印
刷される。そして次に配設されているサイドシール装置
１０ａとボトムシール装置１０ｂにより袋体の周囲がシ
ールされ、更にトリミング装置１１によりヒートシール
された袋体の素材の周囲の不要なヒレ状の部分を切断し
て完成した袋体が製造される。

第１図及び第３図に示す如く、第２のエンドレスチェー
ン４に沿って切換装置１２を有するガイドレール１．３
．１４が設けられている。そして、このガイドレール１
３．１４に沿って第２のバレント６の下部に設けられた
移動ローラ１７が移動するように構成されている。

詳述すれば、第３図及び第４図に示すように第２のパレ
ット６は第２のエンドレスチェーン４に取付けられた基
台１５上に摺動台１６を第２のエンドレスチェーン４の
移動方向と直角方向に摺動可能な如く取付けた可動パレ
ットとして構成されている。そしてこの摺動台１６の下
面には移動ローラ１７が、又その上面に袋体１８に設け
られた穴に挿入される支持ピン１９と位置決めコーン２
０とが設けられている。

そして摺動台１６に取付けた移動ローラ１７はガイドレ
ール１４あるいは１３内に選択的に挿入され、第１のパ
レット５と第２のパレット６との間の間隔は一定に保持
されて袋体１８は移送されるようになっている。

ガイドレール１３．１４の途中に設けられている切換装
置１２は、第５図に示されるようにビン２１を支点とし
て水平方向に回動可能な如く支持された切換ブロック２
２を油圧等により作動されるシリンダ２３により回動さ
せるようにして構成されている。

一方、第１のエンドレスチェーン３に取付けられた第１
のパレット５は、第６図及び第７図に示されるように、
その上部に袋体１８の他端を支持する支持ピン２４が設
けられている。なお、２５はガイドの間を案内される振
れ止め防止用の移動ローラである。

〔広い幅の袋体の製造〕

かかる構成のパレット搬送装置１において、今、幅広の
袋体１８を搬送しようとする場合には袋体１８の一端を
第６図に示す第１のパレット５の支持ピン２４に、又そ
の他端を第３図に示す第２のパレット６の支持ピン１９
にそれぞれ挿入して支持する。この時、第２のパレット
６の移動ローラ１７は外側のガイドレール１４内に位置
している。

このようにして駆動装置７に−より第１のエンドレスチ
ェーン３と第２のエンドレスチェーン４を駆動すること
によってこれらに支持されている第１のパレット５と第
２のパレット６とを同一の速度でＡ方向へ移送すること
ができる。

〔狭い幅の袋体の製造〕

一方、幅の狭い袋体１８を移送しようとする場合には、
ガイドレール１３．１４の間に設けられている切換装置
１２の切換ブロック２２を第５図に示す如く回動させる
と、外側のガイドレール１４に沿って移動してきた移動
ローラ１７は、ここで内側のガイドレール１３内に矢印
Ｂの如く移動することになる。

即ち、ガイドレール１４−＋切換ブロック２２＝＋ガイ
ドレール１３を移動ローラ１７が案内されるために基台
１５上に支持されている摺動台１６を内方（第１のパレ
ット５に接近する方）へ摺動させることとなるため、第
１のパレット５の支持ピン２４と第２のパレット６の支
持ピン１９の間隔は狭められることとなる。

このようにして幅の狭い袋体１８を支持移送することが
できる。勿論ガイドレール１３．１４は更に多数設け、
それに対応する切換装置１２の構造とすることにより、
より多種類の袋体１８を製造することができることは明
らかである。

〔発明の効果〕

本発明によるパレット搬送装置は、並行に配列され、同
一速度で駆動される二本のエンドレスチェーンのそれぞ
れに対向してパレットが取付けられており、少なくとも
一方のパレット上に、対となる他のパレットとの間の間
隔を変更するように移動する可動バレントが取付けられ
ており、該可動パレットは前記エンドレスチェーンに並
行に設けた複数のガイド部材の何れか一方に、切換装置
を介して案内されるように構成されており、次の効果を
奏することができる。

即ち、第１と第２エンドレスチエーンに夫々独立したパ
レットを設け、少なくとも一方のパレットの支持点を他
方のパレットに対して移動できるので、このパレットに
より被搬送物を支持して移送する場合、その支持点を変
更することができるため、多品種の搬送物を移送するこ
とができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明によるパレット搬送装置の実施例を示すもの
であって、第１図は平面図、第２図は側面図、第３図は
第２のパレットの正面図、第４図はその平面図、第５図
は切換装置の平面図、第６図は第１パレツトの正面図、
第７図はその平面図である。 ｌ・・・バレッＨＧ送装置　２・・・架台３・・・第１
のエンドレスチェーン ４・・・第２のエンドレスチェーン ５・・・第１のパレット　６・・・第２のパレット７・
・・駆動装置　　　　８・・・移載機９・・・印刷装置
　　　　１０ａ、　１０ｂ・・・シール装置１１・・・
トリミング装置　１３．１４・・・ガイドレール１５・
・・基台　　　　　　１６・・・摺動台１７、２５・・
・移動ローラ　１８・・・袋体１９、２４・・・支持ピ
ン　　２０・・・位置決めコーン２１・・・ピン　　　
　　　２２・・・切換ブロック２３・・・シリンダ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　並行に配列され、同一速度で駆動される二本のエンド
   レスチェーンのそれぞれに対向してパレットが取付けら
   れており、少なくとも一方のパレット上に、対となる他
   のパレットとの間の間隔を変更するように移動する可動
   パレットが取付けられており、該可動パレットは前記エ
   ンドレスチェーンに並行に設けた複数のガイド部材の何
   れか一方に、切換装置を介して案内されるように構成さ
   れているパレット搬送装置。